JPS58168608A - 塩化ビニルの懸濁重合法 - Google Patents

塩化ビニルの懸濁重合法

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Publication number
JPS58168608A
JPS58168608A JP5101482A JP5101482A JPS58168608A JP S58168608 A JPS58168608 A JP S58168608A JP 5101482 A JP5101482 A JP 5101482A JP 5101482 A JP5101482 A JP 5101482A JP S58168608 A JPS58168608 A JP S58168608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
polymerization
suspension polymerization
peroxide
polymerization initiator
Prior art date
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Pending
Application number
JP5101482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyuki Goto
後藤 邦之
Naoyoshi Shinkai
新海 通可
Yoshitaka Mori
毛利 好孝
Hideyuki Itagaki
板垣 秀行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Pending legal-status Critical Current

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  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱安定性良好な塩化ビニル重合体または共重合
体(以下塩化ビニル重合体類と称する)を得る重合方法
に関する。
一般にハロゲン含有樹脂たとえば塩化ビニル樹脂は加熱
成型加工を行なう際に主として脱ハロゲン化水素に起因
する熱分解を起し易く、また使用に際して日光への曝露
などによって同様の分解を起す傾向があり、その結果、
淡黄、黄色、褐色、黒色と望ましくない変化をするとと
もに、物理的特性や耐久性が損なわれる。
本発明者等は重合方法について鋭意検討を行なった結果
、重合開始剤としてt−ブチルパー第1キシネオデカノ
エートとノナノイルパーオキサイドを組み合わせて使用
すれば、熱安定剤等を添加することなしに、それ自身熱
安定性の良好な塩化ビニル重合体類が得られることを発
見し、本発明に到達した。
すなわち、本発明により、塩化ビニル単量体の重合、ま
たは塩化ビニル単量体と共重合可能な他のビニル型単蓋
体と塩化ビニル単量体との共重合を懸濁重合法により行
なうに際し、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシネ
オデカノエートとノナノイルパーオキサイドを組み合わ
せて使用することを特徴とする熱安定性の良好な塩化ビ
ニルの懸濁重合法。
が提供される。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においては1重合開始剤としてt−プチルバーオ
キシネオデカノエートとノナノイルパーオキサイドを組
み合わせて使用するが、なぜこの両者を併用すれば熱安
定性良好な塩化ビニル重合体類が得られるのかの明確な
理由は明らかではない。おそらく特に製造された塩化ビ
ニル重合体が不飽和結合の数が少なくなる、あるいはシ
ンジオタフティックの部分が少なくなるなど、脱塩酸さ
れにくい構造となるのではないかと推察される。
本発明において重合開始剤として、併用使用するt−ブ
チルパーオキシネオデカノエートとノナノイルパーオキ
サイドの割合は重合反応速度を均一化するためにどのよ
うな値をとることもさしつかえないが1/10〜10/
1の範囲で使用するのが望ましい。またさらに他の重合
開始剤を組み合わせて使っても良い。組み合わせて使用
される他の重合開始剤としては、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、ジオクチルパーオキシジカーボ坏
−ト、ジラウリルパーオキシジカーボネート、ジセチル
パーオキシジカーポネート、゛ジターシャリーブチルパ
ーオキシジカーボ不一ト等のジアルキルパーオキシジカ
ーボネート;ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカ
ーボネート、ジ(2−メトキシプロピル)パーオキシジ
カーボネート、ジベンジルパーオキシジカーボネート、
ジシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、ジターシ
ャリ−ブチルシクロヘキシルバーオキシジカーボネート
等; 2.2/−アゾビス−2,4−ジメチルノくレロ
ニトリル、2.2’−アゾビス−4−メトキシ〒2.4
−ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物;ターシャリ
−ブチルパーオキシネオデカネート、ジターシャリープ
チルオギザレート、イソブチ5リルパーオキサイド等が
あげられる。
しかしこの組み合せの中に、t−ブチルパーオキシネオ
デカノエートとノナノイルパーオキサイドの両者が含ま
れることが必須の要件であることはもちろんである。組
み合わせる重合開始剤の数に制限はないが実質的には2
ないし4種類の重合開始剤の組み合わせが好ましい。
組み合わせて用いられる重合開始剤の中でのt−ブチル
パーオキシネオデカノエートとノナノイルパーオキサイ
ドの割合は多いほど、得られる塩化ビニル重合体類の熱
安定性は改善される。組み合わせて用いられ重合開始剤
の中でのt−ブチルパーオキシネオデカノエートとノナ
ノイルパーオキサイドの割合は全触媒量の10〜100
重量%が好ましく、20〜100重量%が更に好ましい
本発明において塩化ビニルの重合に使用される重合開始
剤の使用量は重合温度および重合機の除熱能力(・附帯
設備の除熱能力を含む)によって決定されなければなら
ないが、およその値として塩化ビニル100重゛殴部あ
たり、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、ノナノ
イルパーオキサイド及び組み合わせられる重合開始剤の
合計針は0.01〜0.6重量部である。
本発明の方法は一般に当業界で行なわれている水性懸濁
重合法により行なわれる。即ち塩化ビニルと水との割合
は一般に塩化ビニル100重量部に対し水80〜300
重量部であり、また重合温度は通常35℃〜70℃であ
る1、塩化ビニルのほかに塩化ビニルと共重合可能な他
の単量体たとえばエチレン、プロピレン、1−7”テン
、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オ
クテン、1−ノネン、l−デセン、1−ウンデセン、1
−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン等の炭
素数が2〜30のαオレフィン;アクリル酸もしくはそ
のエステル類、メタクリル酸もしくはそのエステル類、
フマール酸もしくはそのエステル類、マレイン酸もしく
はそのエステル類、酢酸ビニル、フロピオン酸ビニル、
アルキルビニルエーテル等及びこれらの混合物を共存さ
せることができる。
本発明においては公知の分散剤が使用される。
使用可能な分散剤としてはポリビニルアルコール。
セルローズ誘導体、無水マレイン酸・スチレン共jF合
体、無水マレイン酸・メチルビニルエーテル共重合体、
ゼラチン等があげられる。
以下実施例、比較例により本発明を具体的に説明するが
、これらはいずれも本発明の範囲を限定するものではな
い。なお、実施例、比較例中の部11ば重1部である。
実施例1゜ 内容積7m’の重合機に、水2,250 kg、鹸化度
80モル%で平均重合度20000部分鹸化ポリビニル
アルコール1.8kg% t−ブチルパーオキシネオデ
カノエート0.4 kg、ノナノイルパーオキサイドし
5kg を装入し、内部の空気を真空ポンプで排除した
後、塩化ビニル2250 kgを装入した。
重合温度を57℃に設定し、反応を進行させしめ、内部
の圧力が5 kg/an”Gに達するまで、反応を続け
た。反応終了後、大部分の未反応単量体を回収した後、
重合体のスラリーを排出し、脱水後乾燥し、塩化ビニル
重合体を製品として取得した。
上記重合体100部、ジオクチル7タレート30部、ジ
プチル錫メルカプタイド0.3部、酸化チタン0.3部
を配合し、160℃のロール上で5分混疎し、厚さ0.
6mmのシート状のテストピース(30X40mm)を
得た。これを180℃のギヤオーブンに所定時間静置し
着色度の経時変化を調べた。
結果を第1表に示した。
比較例1゜ 実施例1のt−プチルパーオキシネオデカノエ’ト0−
4 kgs ノナノイルパーオキサイド0.5kgのか
わシに2,2′−アゾビス・イソブチロニトリル0・9
kgを使用した以外は実施例1と同様の方法を行ない、
塩化ビニル重合体を製品として得た。
この製品を実施例1と同様の方法でギヤオーブンによる
着色度の経時変化を調べた。結果を第1表に示した、 実施例2 内容積7m’の重合機に水2500 kg 、  鹸化
度80モル%で平均重合度2000の部分鹸化ポリビニ
ルアルコール1.8kf1 t−ブチルパーオキシ不オ
デカノエー)0.2kg、ノナノイルパーオキサイド0
.4kgを装入し、内部の空気を真空ポンプで排除した
後、酢酸ビニル140kg、塩化ビニル2000 kg
を装入した。重合温度を60℃に設       !定
し、反応を進行させしめ、内部の圧力が7.5kg[達
するまで、反応を続けた。反応終了後。
大部分の未反応単量体を回収した後、重合体のスラリー
を排出し、脱水乾燥後、塩化ビニル重合体を製品として
取得した。
上記製品を実施例1と同様の方法でギヤオーブンによる
着色度の経時変化を調べた。結果を第1表に示した。
比較例2゜ 実施例2のt−ブチルパーオキシネオデカノエート0.
3kg、ノナノイルパーオキサイド0.5kgのかわり
にラウロイルパーオキサイド0.4kg1アゾビスイン
ブチロニトリル0.6kgを使用した以外は実施例2と
同様の方法を行ない塩化ビニル重合体を製品として得た
この製品を実施例1と同様の方法で、ギヤオーブンによ
る着色度の経時変化を調べた。結果を第1表に示した。
1111表 (熱安定性試験) ■ (注)$)着色fO表示は次の6段階とした。
0.0   着色なし 1.0   中辛着色 2.0   淡黄色 3・O黄色 4.0  褐色 5.0  晶化 畳許出願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル単量体の重合、または塩化ビニル単量
    体と共重合可能な他のビニル型単量体と塩化ビニル単量
    体との共重合を懸濁重合法により行なうに際し、重合開
    始剤としてt−ブチルパーオキシネオデカノエートとノ
    ナノイルパーオキサイドを組み合せて使用することを特
    徴とする熱安定性の良好な塩化ビニルの懸濁重合法。
JP5101482A 1982-03-31 1982-03-31 塩化ビニルの懸濁重合法 Pending JPS58168608A (ja)

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JP5101482A JPS58168608A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 塩化ビニルの懸濁重合法

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JP5101482A JPS58168608A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 塩化ビニルの懸濁重合法

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JPS58168608A true JPS58168608A (ja) 1983-10-05

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JP5101482A Pending JPS58168608A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 塩化ビニルの懸濁重合法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3687867A (en) * 1970-04-08 1972-08-29 Argus Chem Novel co-initiator systems

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3687867A (en) * 1970-04-08 1972-08-29 Argus Chem Novel co-initiator systems

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