JPS58168537A - 合成樹脂金型ランナの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は射出成形またはトランスファ成形用の合成樹脂
金型ランチの構造に関する。

〔従来技術の説明〕

従来、この種のランチは、金型のスプルーから流し込ま
れた溶融した合成樹脂材料（以下、「溶融材料」という
。）をゲートに導（流路であって、この溶融材料をゲー
トに続（キャビティのすみずみまで充填するために、溶
融材料の熱損失および流動損失が小さくなるように、そ
の形状および大きさが決められている。特に、多数の成
形品を同時に得るときには、第１図に示すようにランナ
１は樹枝状に細長く延設され、各先端に設けられたゲー
ト２を介してキャビティ３に接続されている。

このランナ１内で固化した合成樹脂材料（以下、「同化
材料」という。）は、成形が終了した後、粉砕機で細か
く切断され再使用される。このため従来のランナの構造
はその形状が樹枝状に大きくなると、ランチ内の同化材
料も大きくなシ、その回収に多大の工数と容積の広い回
収箱を必要とした。また再使用のための固化材料の粉砕
機が大型化し、粉砕時には多量の粉と大きな騒音を発生
し環境を悪化させる欠点があった。

本発明者らは、前記ゲートとして成形品との分断を容易
にするためにトンネルゲートが広（用いられている点、
およびランナ内の溶融材料の流動損失がスプルーで与え
られる噴入圧力を高めれば問題とならない点に着目し、
本発明を完成するに至った。

〔発明の目的〕

本発明は、前記欠点全解消するもので、ランナ内の固化
材料の回収工数が小さく、回収設備および粉砕機を小型
化し得る合成樹脂金型ランナの構造を提供する５ことを
目的とする。

〔発明の要旨〕

本発明は、射出成形またはトランスファ成形に用いられ
る金型のキャビティに溶融材料を流し込むスプルーから
ゲートまでのランナの構造において、上記ランナの途中
部分に１個または２個以上のモグラ加工が施されたこと
を特徴とする。

なお上記モグラ加工は、ランナ内の同化材料をこのラン
ナから離型させる突出しピンの近傍に設けられることが
好ましい。

本明細書で「モグラ加工」とは、ゲートにおけるトンネ
ルゲートとは別に、金型の分割面に設けられたランナの
途中の一部分を固定側または移動側の型板の中にもぐら
せた加工をいい、このモグラ加工部分で固化した材料は
、金型が開いてランチ内の同化材料全体がランチから離
型する際に隣接する固化材料から自動的に切断される１
、〔実施例による説明〕 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は本発明実施例の射出成形用金型のランナ構造を
示す要部縦断面図である。第２図において、２点鎖線は
本実施例のランナによす形成される同化材料の形状であ
る。この金型の固定側取付板１０には固定側型板１１が
取付けられる。この固定側取付板１０および型板１１の
中心には、スプルーブツシュ１２が貫設される。上記固
定側型板１１内にはランナ１の上型１ａおよび破線で示
すキャビティ３が設けられている。

１５は可動側取付板であって、スペーサブロック１６お
よび受は板１７を介して可動側型板１８が取付けられる
。この可動側型板１８．にはコア１９およびランナ１の
下型１ｂが設げられている。また２１は突出し板上、２
２は突出し板上である。この突出し板上２１および突出
し板上２２の間に６本の突出しピン２３が立設される。

これらの突出ｔ７ビン２３は前記受は板１７および可動
側型板１８を貫通して、ランナ１の下型１ｂＫ、達する
ピン穴２４に遊挿される。なお第２図には成形品をコア
１９から離型させるための突出し機構は、説明を平易に
するために示されていない。

本発明の特徴ある構成は、ランナ１の中央の４本の突出
しピン２３が突当る箇所の近傍にモグラ加工が２箇所施
されるところにある。

第５図はこのモグラ加工部分を拡大したランナ１の外観
斜視図、第４図はその中央縦断面図である。モグラ加工
部ＩＣは、第４図に示すように可動側型板１８の中をも
ぐって形成されする。このモグラ加工部ＩＣは、金型の
分割面ＰＬが開いたときに、この加工部ＩＣで同化材料
が容易に切断するように、先細シに形成される。また切
断した同化材料が容易にランナ１の下型１ｂから抜ける
ように、溶融材料の下流に向って下向きに形成され、そ
の抜き勾配θは２５″〜４５°の範囲が好ましい。さら
にモグラ加工部ＩＣの先細シした先端１ｄはナイフェツ
ジに形成され、この先端１ｄは湯だまシ１ｅに接続され
、下流に流れる溶融材料の流動損失を緩和するようにな
っている。またこのモグラ加工部ＩＣを溶融した樹脂流
が流れると、このモグラ加工部ＩＣで樹脂流が速（なり
摩擦熱で熱損失が減少する。

このような構成で、可動側型板１８が固定側型板１１に
圧接して、スプルーブツシュ１２かも溶融材料が圧入さ
れると、この溶融材料はランナ１のモグラ加工部ＩＣお
よび各ゲート２を通ってキャビティ３に充填され成形さ
れる。次いで溶融材料が冷却され固化材料になった後に
、可動側取板１８を固定側型板１１から離して金型を開
（と、固化材料は可動側型板１８上に残存する。

次に突出し板上２１および突出し板上２２を図外の駆動
装置により、矢印の方向に移動させると、６本の突出し
ピン２３がランナーの下型１ｂに接着している固化材料
に突当る。このとき中央の４本の突出しピン２３がこの
同化材料に突出ると、モグラ加工部ＩＣ内の固化材料は
第４図に示す下型１ｂのＢの部分で邪魔されて、その先
端１ｄで切断される。これによりランナー内の同化材料
は、自動的に短い長さの同化材料になって下型１ｂから
離型する。

なお上記例では、１本の細長い直線状のランナの長手方
向の２箇所にモグラ加工を施す例を示しだが、１本の直
線状に限らず放射状に多数本延設されたランチの放射中
心その他の位置にモグラ加■を施すこともできる。また
モグラ加工部の数は２箇所に限らず、ランナの大きさお
よび形状によす増減することができる。

また上記例では、２枚構成金型の例を示したが５枚構成
金型にも適用すること）ができる。

また上記例では、射出成形用の金型について説明したが
、トランスファ成形の金型にも適用する化、自動化し得
る ことができる。

さらに上記例では、固定側型板および可動側型板を上下
に配置した例を示したが、それぞれ左右に配置して、成
形品および切断されたランチ内の固化材料を下方に自然
落下させることもできる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によればランチの任意の位置
に、適当な数だけモグラ加工を施すことにより、長大な
ランナであっても成形終了時にランナ内の固化材料がこ
のモグラ加工部で自動的に切断され、 （イ）僅かな工数で小さな回収箱によシ回収することが
でき、 （ロ）粉砕機を小型化して粉の発生量を少量にし騒音を
軽減して環境を改善することができ、（ハ）特に、固定
側型板および可動側型板をそれぞれ左右に配設し、両型
板の下方に粉砕機に至るベルトコンベアを設けることに
よシ、切断したランチ内の同化材料を連続的に小型の粉
砕機に入れることができ、回収作業が無人

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は従来例ランナの平面図。 第１図（ｂ）はそのＡ　Ａ’断面図。 第２図は本発明実施例の射出成形用金型のランナの構造
を示す要部縦断面図。 第５図はそのランナの要部外観斜視図。 第４図はそのランナの要部中央縦断面図。 １・・・ランナ、１ａ・−・上型、１ｂ・・・下型、１
ｃ・・・モグラ加工部、１ｄ・−・先端、１ｅ・・・湯
だまシ、２・・・ゲート、３・・・キャビティ、１ｏ・
・・固定側取付板、１１・・・固定側型板、１２°・・
スプルーブツシュ、１５・・・可動側取付板、１６・・
・スペーサブロック、１７・・・受は板、１８・・・可
動側型板、１９・・・コア、２１・・・突出し板上、２
２・・・突出し板上、２３・・・突出しピン、２４・・
・ピン穴。 特許出願人　日本機械販売株式会社−５代理人　弁理士
　、井　出　直　孝゛□”・。 ゛＜−］ 腎 ７−＼冒　　１　　　／　＼ 特開昭５８−ＩＧ８５３７（４） ／］

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）射出成形またはトランスファ成形に用いられる金
   型のキャビティに溶融した合成樹脂材料を流し込むスプ
   ルーからゲートまでのランチの構造において、上記ラン
   ナの途中部分に１個または２個以上のモグラ加工が施さ
   れたことを特徴とする合成樹脂金型ランチの構造。
2. （２）モグラ加工は、ランナで固化した合成樹脂材料を
   このランナから離型させる突出しピンの近傍に設けられ
   たことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の合
   成樹脂金型ランナの構造。