JPS58165804A - ベルベツトフアスナの固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベルベットファスナの固定方法に関するもので
ある。

ベルベットファスナはループ状に形成された係着部を多
数有する雌型とこれに係着されるフックを多数有する雄
型の１組からなり、通常は雌型側が固定部側に固定され
るが雄型側が固定部側に固定される場合もある。

雌雄いずれの側を固定する場合においても、相手方に対
する固定方法は接着剤、あるいは高周波ウエルダまたは
超音波ウエルダなどによって行なわれることもある。

接着剤によって固定する場合には壕だよいが、高周波ウ
エルダなどによシ固定される場合にはウエルダ部分が溶
解してしまい、その部分が露出していると、外観上きわ
めて体裁が悪いため、はとんどの場合周縁部で行なわれ
、しかもその溶着部を合成樹脂製の枠体によって覆い、
この枠体をも一諸に溶着する構造が採用されている。

第１図〜第５図はモツプの柄にベルベットファスナを取
ｐ付はモツプ側に設けられたベルベットファスナを係着
し汚れたモツプの着脱を自由に行なえるように構成した
場合のベルベットファスナの固定構造を示している。

すなわち、符号ｌで示すモツプの柄の先端部に形成され
た長円形状のモツプ支持部２０下顛には支持枠３を介し
てベルベットファスナ４゜５が取ｐ付けられる。

すなわち、第３図の断面図に示すように支持部２は下方
に向って開いた枠体状に形成されており、その側壁２＆
、２＆の内側には突＃２ｂが１段低くなった状態で全周
にわたって形成されている。この突条２ｂを利用して底
板６が圧入固定される。すなわち、底板６の両端部には
段部を有する保合部６＆が形成され、この係合部６ａを
突条２ｂと側壁２＆との間に圧入して底板６が固定され
る。

そして、この底板６＆の下面側にベルベットファスナ４
あるいは５を重ね合わせて配置し、その周縁部を支持枠
３によって押さえ、この支持枠３を介してベルベットフ
ァスナ４，５の周縁部および支持部２の側壁２ａとの間
を溶着している。

ところが、このような方法を採用すると支持枠３が必要
であ夛、この支持枠３を必要とする分だけベルベットフ
ァスナ４，６の面積が小さくなる。ベルベットファスナ
４．５の面積が小さくなると比較的小型の係着機構の場
合には係着力が弱まシ、すぐはずれてしまうという不都
合が生じる。また、支持枠３という余分な部品も必要で
、このため支持枠３の成形工程、取シ付は工程も増加し
、どうしてもコスト高となる欠点がある。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたもので、ベルベットファスナの面積をほとんど狭め
ず確実にベルベットファスナを固定でき、しかも別部品
である支持枠なども必要とせずに安価で、しかも外観を
優美に固定できるベルベットファスナの固定方法を提供
することを目的としている。

本発明においては上記の目的を達成するためにベルベッ
トファスナが固定されるベースと、これと同一の形状に
打ち抜かれたベルベットファスナと管重ねてその周縁部
を熱溶着したのち　　　　、、金型中に位置させ、その
周縁部に樹脂を充填してベルベットファスナとベースと
を一体化する方法を採用した。

以下図面とともに本発明方法の詳細を説明する。

図において符号１１で示すものはベースで、所定の形状
に成形されておシ、その上面の周縁部には１段低くなっ
た段部１２が形成されている。

この段部１２の段差はベルベットファスナ■の肉厚の２
〜３倍程度である。ベース１１の裏面には第９図に示す
ように環状の溝によって囲まれた状態で円形の突出部１
４が形成されており、突出部１４には複数個の透１４ｍ
が形成されている。これら透孔１４１Ｌはたとえにモツ
プの柄などの他の部材にベース１１を固定するのに用い
られる。

一方、ベルベットファスナ口はベース１１ト全く同一の
形状と大きさをもってあらかじめ打ち抜かれている。こ
のようにして形成されたベース１１とベルベットファス
ナ１３を重ね第６図に示すようにその周縁部に熱溶着を
行ない所定幅の熱溶着部１３１＆を形成して一体化した
のち、第１０図に示すように下型１５と上型１６との間
にその周縁部をはさんで位置させる。この時、ベルベッ
トファスナ１８の周縁部のフックやループは熱溶着によ
）押圧されて寝ている。

このとき下型１５と上型１６との間で、かつ重ねられた
ベース１１とベルベットファスナ口の周縁部の熱溶着部
１３１Ｌとの間には樹脂が充填される金型空間１７が形
成されている。

このようにして下型玉と上型１６によ〕ベース１１およ
びベルベットファスナ１３０周縁部をはさむと同時に、
周縁部を金型空間１７中に臨ませる。

この状態でベース１１と同一の材質からなる樹脂あるい
は異った材質からなった樹脂１８を金型空間１７中に注
入し、一体成形を行なう。すると、樹脂１８は金型空間
１７中を満たし、その上面をベルベット７アスナ■の基
布の上面と面一の状態とし、金型空間１７の大きさに応
じた枠体状の支持部材１９となって固化する。この状態
を第８図および第１０図に示す。

この支持部材１９は一体成形され九ものであり、第８図
に示すようにベルベットファスナ口の全周を囲んで支持
部材１９が形成されたことになシ、ベース１１とベルベ
ットファスナ１３とは確実に同定され、はがれることが
ない。また、この支持部材１９の上面は第８図に示すよ
うにベルベットファスナ１３のフッ匁３ａよシも引込ん
だ位置にあυ、フック１３ａによる相手方のベルベット
ファスナとの係着のじゃまにはならない。

以上の説明から明らかなように本発明によれば同一の形
状に形成されたベルベットファスナとベースとを重ねそ
の周縁部を熱済着したのち、金型中に保持させ、周縁部
に溶融した樹脂を注入することによシ一体化させる構造
を採用していルタめ、ベースとベル外ットファスナとの
固定は完全であり別体に形成された支持枠などを用いて
いないため周縁部の支持部材で囲まれた部分の幅をきわ
めてわずかとすることができ、ベルベットファスナの面
積を減少させるこ′とがなく、係着力を弱めることは力
い。また外観はすっきりと仕上がり体裁がよく固定部分
に液体が進入することもない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来方法を説明するもので、第１図は
モツプの柄の側面図、第２図はモツプの柄の底面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図〜第１０図は本
発明方法を説明゛するもので、第４図はベースの斜視図
、第５図はベルベットファスナの斜視図、第６図はベー
スとベルベットファスナを重ねてその周縁部を熱溶着し
た状態の斜視図、第７図はベルベットファスナを固定し
た状態の斜視図、１ｌｃ８図は第７図０Ｂ−Ｂ線拡大断
面図、第９図はベルベットファスナを固定した状態の背
量から見た斜視図、第１０図は固定方法を説明する縦断
側面図である。 １１・・・ベース、１２・・・段部、１８・・・ベルベ
ットファスナ、１３＆・・・熱溶着部、１５・・・下型
、１６・・・上型、１７・・・金型空間、１８・・・樹
脂、１９・・・支持部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定の形状に形成されその周縁部に１段低くなった段部
   を全周にわたって形成された平板状のベースと、このベ
   ースと同一の形状に打ち抜かれたベルベットファスナと
   を重ねてその周縁部を熱溶着したのち上下の金型間には
   さみ、周縁部を金型空間中に臨ませ、樹脂を注入するこ
   とにより前記ベースの段部の上方からベースの下面にわ
   たって支持部材を一体成形することによ）ベルベットフ
   ァスナをベースに対シ一体的に固定することを特徴とす
   るベルベットファスナの固定方法。