JPS58163812A - 伸びボルト - Google Patents

伸びボルト

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Publication number
JPS58163812A
JPS58163812A JP4297382A JP4297382A JPS58163812A JP S58163812 A JPS58163812 A JP S58163812A JP 4297382 A JP4297382 A JP 4297382A JP 4297382 A JP4297382 A JP 4297382A JP S58163812 A JPS58163812 A JP S58163812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
heat treatment
cylindrical part
laser
tightening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4297382A
Other languages
English (en)
Inventor
菊池 正晃
青木 英一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS58163812A publication Critical patent/JPS58163812A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)  技術分野の説明 本発明は、迅速に表面硬化熱処理し、熱処理ひずみが極
めて少なく、強度の高い伸びボルトに関する。
(b)  従来技術の説明 ねじ締結構造物においては、何らかの原因でゆるみが生
じ、大きな事故となることもしばしばである。ゆるみの
原因としては種々あげられるが、その中の1つであるね
じ部品同志の接触面あるいはねじ部品と被締付物との接
触面のなじみあるいは塑性変形によって生じるゆるみを
最小にするための方策として、ボルトをできるだけ長く
あるいは細くしてねじ部品あるいは締結部全体のはね定
数を小さくする方法があり、その代表例を第1図に示す
。第1図(1)は、普通のボルト1とナツト2を用い、
被締付物3の他にスペーサ4を挿入して締付けた場合で
あり、第1図(b)は、円柱部5aを細くした伸びボル
ト5により締付けた場合である。
また、第1図(C)は、めねじ部6ができるだけ、ボル
ト1の頭部l1よ抄離れた位置になるように細工して締
付けた場合である。このような方策を施すことにより、
ボルトあるいは被締付物のばね定数が小さくなり、同じ
締付力で締付けた場合でもボルトあるいは被締付物のひ
ずみ量が大きくなるので、ゆるみに結びつく接触面のな
じみや塑性変形の影響がわずかとなる。
伸びボルトを用いて締付けた場合、接触面のなじみある
いは塑性変形のゆるみへの影響が小さいことを第2図で
説明する。第2図(1)は、普通のボルトで締付けたと
きの締付力Pとボルトの伸び’Ifおよび被締付物の縮
みδtの関係および接触面にへたプが生じた後の締付力
y、ボルトの伸びJl、′および被締付物の縮みJ、/
の関係を示す特性図である。初期締付力Pで締付けた後
、Pあるいは外力によってへた抄6が生じると、締付力
はP′となり、Pとピの差がゆるみとなる。第2図(b
)は、伸びボルトによる締付は特性図である。伸びボル
トは円柱部のばね定数が普通のボルトに比べて小さいの
で、同じ締付力Pで締付けても伸びがJ、、とな抄δ、
1に比べて大きくなる。したがって、普通のボルトで締
付けたときとへ九りCが同じでも締付力はPlとしかな
らずその変化はわずかである。ここに伸びボルトの大き
な特徴がある。
伸びボルトの円柱部をより細くすればその効果は大とな
る。し、かし何等かの方法で円柱部を強化しないかぎり
細くできる量はわずかなものである。
局部的に強度を高める方法としては一般には浸炭焼入れ
が主に行なわれている。
しかしながら、浸炭焼入れは、低炭素鋼材料表面への炭
素拡散速度が極めて遅いため、焼入れを終るまでに長時
間を資す上、工程も多く経済性が極めて悪い。また材料
表面への炭素拡散現象を利用しているため、ねじ部のよ
うな複雑な形状の部分では浸炭の程度にばらつきが出や
すく信頼性に欠ける。さらに浸炭焼入れは、焼入温度か
ら水などの冷却剤に浸漬し急速に冷却するだめ、熱処理
歪が極めて大きく焼割れも発生しやすい。
(c)発明の目的 本発明は、迅速に表面硬化熱処理しても歪の発生が極め
て小さく、かつ焼割れの発生しない伸びボルトを提供す
ることを目的とする、 (゛)発tqo11f成ゝ1び作用         
   1次に、本発明の一実施例を第3図により説明す
  )る。本発明はボルトの円柱部を細くして、その部
分にレーザ光を照射して焼入れする。第3図において、
7はレーザ発振器、8mはレーザ発振器70発生し九レ
ーザ光、9はこのレーザ光8at集束するレンズ、8b
はレンズ9により集束され九レーザ光、10はボルト5
の円柱部5aにレーず光8bが照射されるように回転さ
せると同時に軸方向へ移動させる移動装置、11は移動
装置10とレーザ発振器7を制御し、最適状態に焼入れ
されるようKするための制御装置である。レーザ発振器
7はボルトの円柱部5mに表面硬化熱処理を行なうに必
要なエネルギを供給する装置であり、本実施例において
は炭酸ガスレーザを使用する。
レーザ発振a7の発生したレーザ光8mは、し/ズ9で
表面硬化熱処理が可能なエネルギ密度まで集束され、移
動装置lOによってボルト5の円柱部5暑に連続的に表
面硬化熱処理を行なうものである。制御装置11は熱処
理条件を適正に行なうためにレーザ光の密度9発生時間
、ポル)5の移動速度等を制御するものである。
本実施例に用いるレーザ光は、エネルギ密度が104〜
10’W/dと極めて高く集束できる。
したがってレーザ光の照射を受けた領域は急速に加熱さ
れ、また照射を止めた後は、熱は加熱部に比べてはるか
に大きい体積を占める母材側に速やかに拡散するので、
加熱部は急速く冷却される。
この結果、ボルトのレーザ光の照射を受は九部分は急熱
、急冷されて、局部的に焼入れされた表面硬化層が得ら
れる。
前記実施例では、移動装置10にボルト5を取付けて表
面硬化熱処理を施した場合について示したが、ボルト製
造時においても、第3図と同様の構成により一連の工程
あるいは加工と同時に表面硬化熱処理を施すことはもち
ろん可能である。
第4図は、ボルトの円柱部にレーザ光を照射して表面硬
化熱処理を施したボルトの強度特性図を示す。第4図(
a)は、円柱部所面の硬さ分布を示す特性図であり1曲
線12(本実施例)は曲線13(従来品)に比べて硬さ
が高くなっているーたとえば0.2 % C炭素鋼では
母材硬さ約HV15Qのものがレーザ光を照射すること
により同材の最高焼入硬さHV500とすることが可能
である。′i44図(b)は引張試験における応力−ひ
すみ曲線を示す特性図であるが、曲線14(本実施例)
は曲線15(従来品)K比べて強くなってお抄、よ抄高
荷重に耐えられることになる。
また、ボルトの円柱部の他にねじの谷底部5aKもレー
ザ光を照射して表面硬化熱処理を施すとボルト全体の強
度が増すことになり、より高荷重く耐えられるものとな
抄、締付は信頼性が高くなる。
このようにレーザ光を照射して表面硬化熱処理を施し、
強度特性の増大し九伸びボルトを使用すれば伸び量を大
きくとれるし、また締付力も大きくすることができる。
締付力が大きければ、第2図で示し九Pと〆との比がそ
れだけ小さくなるのでゆるみにくくすることができる。
また、引張強度も高くなるので締返し応力に対する疲労
要分が長くなることはもちろんである。
第5図に円柱部にレーザ光が螺旋状に照射されるように
制御して熱処理したボルトの焼入れ状況を示す。このよ
うにすれば焼入れが一定の幅で螺旋状に行なわれるため
、レーザ光のスタートと終点部分とが重なることがなく
均一な焼入れ状態とすることができる。
(e)  発明の効果 このように本発明によれば、低強度材製の伸びボルトを
強度の高いものとすることができ、それがために締付力
を大きくすることができるので、ゆるみが少なく、かつ
応力繰返しに対する疲労寿命も長くなり、また熱処理に
よる歪が小さいので再仕上、歪矯正等の必要がなく、シ
かも熱処理において加熱炉、冷却剤を用いないので作業
環境を悪化させない等の効果を得ることができ、伸びボ
ルトによる締結の信頼性を高めることができる。
陶、本実施例では、レーザ光照射による方法を示したが
、同様の高エネルギ密度熱源である電子ビーム等を用い
ても本発明の効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(C)はボルト、ナツトによる締結体の
断面図、第2図(aL(b)は、締付力とボルトの伸び
および被締付物の縮みの関係を示す特性図、第3図は本
発明の一実施例を示す構成図、第4図(畠)。 (b)は円柱部の硬さ特性図と応力−ひすみ特性図、第
6図は本発明の熱処理状況説明図である。 5・・・伸ヒボルト、7・・・レーザ発振器、8・・・
レーザ光、  9・・・レンズ、10・・・移動装置、
11・・・制御装置、5m・・・ねじ谷底。 (7317)代理人 弁理士 則 近 窓体 (ほか1
名)第1図 第2図 (O)(b) 第3図 第4図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)頭部2円柱部およびねじ部よりなるボルトにおい
    て、円柱部の一部または全部を細くシ、その円柱部に高
    エネルギ密度熱源を有する光線を照射して熱処理したこ
    とを特徴とする伸びボルトっ(2)  円柱部と他のね
    じ部にも萬エネルギ密度熱源を有する光線を照射して熱
    処理したことを特徴とする請求 (3)  円柱部に螺旋状に為エネルギ密度熱源を照射
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の伸び
    ボルト。
JP4297382A 1982-03-19 1982-03-19 伸びボルト Pending JPS58163812A (ja)

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JP4297382A JPS58163812A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 伸びボルト

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JP4297382A JPS58163812A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 伸びボルト

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JPS58163812A true JPS58163812A (ja) 1983-09-28

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ID=12650976

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JP4297382A Pending JPS58163812A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 伸びボルト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537418A (ja) * 2002-08-29 2005-12-08 アルカテル 真空ポンプを固定させるための装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537418A (ja) * 2002-08-29 2005-12-08 アルカテル 真空ポンプを固定させるための装置
JP2011179507A (ja) * 2002-08-29 2011-09-15 Alcatel-Lucent 真空ポンプを固定させるための装置

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