JPH0543940A - リニアガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法 - Google Patents

リニアガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法

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JPH0543940A
JPH0543940A JP6881591A JP6881591A JPH0543940A JP H0543940 A JPH0543940 A JP H0543940A JP 6881591 A JP6881591 A JP 6881591A JP 6881591 A JP6881591 A JP 6881591A JP H0543940 A JPH0543940 A JP H0543940A
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JP
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guide rail
hardened
ball rolling
heat treatment
area
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JP6881591A
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Hideki Kokubu
秀樹 國分
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 案内レールの軌道面のみを均一に且つ深く焼
入れすることができ、熱歪による曲がりが小さい案内レ
ールが得られるリニアガイド用案内レールの軌道面の熱
処理方法を提供する。 【構成】 リニアガイド用案内レール1の軌道面1a,
1bのみを、高熱ビーム3により焼入れ、硬化させる熱
処理方法。案内レールの軌道面のみを高熱ビーム3、例
えばレーザビームにより焼入れ、硬化させるので、案内
レールの軌道面のみが均一に且つ深く焼入れされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアガイド用案内レー
ルの軌道面、特にボール転動溝の熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアガイド用案内レールの軌道
面の熱処理方法としては、例えば、浸炭、高周波焼入れ
等(例えば、1984年10月に発行された日本精工株
式会社の総合カタログCAT−1501、第28頁の記
述)がある。浸炭は、低炭素鋼の表面に炭素を浸入させ
て全表面を均一に硬化させる熱処理方法である。一方、
高周波焼入れは、図5に示すように、リニアガイド用案
内レール1の両側面に形成されたボール転動溝(転動面)
1a,1bに対向する位置に誘導コイル2を配置し、こ
のコイル2を高周波電源に接続して高周波電流を流すこ
とにより、ボール転動溝1a,1b付近の表面層に誘導
高周波電流が流れ、これによってボール転動溝1a,1
bを中心にその近傍を局部的に加熱し、この加熱後冷却
して焼入れを行う熱処理方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浸炭で
は、案内レール全体に熱が加わるため、熱歪による曲が
りが大きくなってしまい、全表面を硬化させるため、熱
処理後に案内レール取付用の穴明け加工を案内レールに
施すことが困難であり、且つ防炭剤を塗る必要があるた
めに生産性を著しく低下させている。
【0004】一方、高周波焼入れでは、案内レール1の
ボール転動溝1a,1bの焼入れをする場合、図5の破
線で示すように、ボール転動溝1a,1b周辺の広い領
域にわたって焼入れによる硬化層が形成されてしまい、
ボール転動溝1a,1bのみを均一に且つ深く焼入れす
ることができない。これによって、案内レール1の軸方
向に直角な断面の面積が1000mm2以下の比較的小さ
なものは、断面積に対する焼入れ領域の面積の割合が大
きくなり、熱歪による曲がりが大きくなってしまう。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
して為されたもので、案内レールの軌道面のみを均一に
且つ深く焼入れすることができ、熱歪による曲がりが小
さく且つ耐摩耗性にも優れた案内レールが得られるリニ
アガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るリニアガイド用案内レールの軌道面の
熱処理方法は、リニアガイド用案内レールの軌道面のみ
を、高熱ビームにより焼入れ、硬化させるものである。
【0007】前記軌道面はボール転動溝である。
【0008】また、焼入れ領域が前記案内レールの軸方
向に直角な断面の面積の8%以下になるように、前記高
熱ビームにより焼入れを行うことが好ましい。
【0009】さらに、前記高熱ビームは、レーザビーム
であることが好ましい。
【0010】
【作用】リニアガイド用案内レールの軌道面のみを高熱
ビーム、例えばレーザビームにより焼入れ、硬化させる
ので、案内レールの軌道面のみが均一に且つ深く焼入れ
される。
【0011】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の各実施例を説明
する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例に係るリニア
ガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法を実施するた
めの光学系を示す概略構成図で、同図中符号1は、リニ
アガイド用案内レールである。該案内レール1は、軸方
向に直角な断面がほぼ正方形であり、その両側面の上端
角部に1/4円弧状のボール転動溝(転動面)1a,1
aが、該両側面の中央よりやや上方の位置には半円弧状
のボール転動溝(転動面)1b,1bが夫々形成されて
いる。該各転動溝1a,1bは、案内レール1の長手方
向(図1の紙面に垂直な方向)に且つ互いに平行に延び
ている。
【0013】そして、前記1/4円弧状のボール転動溝
1a,1a及び半円弧状のボール転動溝1b,1bの熱
処理は、不図示のレーザ光源からのレーザビーム(高熱
ビーム)3を、プリズム4、反射鏡5等を介して2つの
1/4円弧状のボール転動溝1a,1a及び各半円弧状
のボール転動溝1b,1bを成す4つの1/4円弧状の
ボール転動溝、即ち計6つの1/4円弧状のボール転動
溝に導き、該各転動溝上にレーザビーム3を照射しなが
ら案内レール1を前記各ボール転動溝の延びる方向に移
動させることにより行なわれる。これによって、前記6
つの1/4円弧状のボール転動溝が、レーザビーム3に
より同時に走査されて焼入れされる。なお。レーザビー
ム3による焼入れ後、案内レール1全体からの放熱によ
り各転動溝1a,1bは自然に冷却されるので、この部
分を特に冷却する必要はない。
【0014】このようにして、1/4円弧状のボール転
動溝1a,1a及び半円弧状のボール転動溝1b,1bの
みが、レーザビーム3によって図1の破線で示すように
均一に且つ深く焼入れされる。また、このようなレーザ
ビームによる焼入れでは、案内レール1の軸方向に直角
な断面の面積に対する焼入れ面積(硬化層面積)の割合
が小さいので、熱歪による案内レール1の曲がりが小さ
い。
【0015】次に、上記第1実施例によるレーザ焼入れ
と上記従来の高周波焼入れとについて、焼入れ深さ、即
ち焼入れ面積を変えたときの案内レール1の曲がり量を
測定した測定結果を図3を参照して説明する。
【0016】この測定に用いた案内レール1は、図2
(a)及び2(b)に示すように、20mm×20mm×10
00mmの大きさのものを使用した。また、案内レール1
の曲がり量の測定位置は、図2(b)に示すように案内
レール1の軸方向の中央で測定した。
【0017】図3に示すように、案内レール1の軸方向
に直角な断面の面積に対する焼入れ面積(硬化層面積)
の割合と案内レール1の曲がり量との関係は、前記焼入
れ面積の割合が8%を超えると、案内レール1の曲がり
量が著しく増加するが、焼入れ面積の割合を8%以下に
おさえると、前記曲がり量が極めて小さくなる。
【0018】上記第1実施例に係る熱処理方法の場合に
は、前記焼入れ面積の割合を8%以下におさえることが
できるのに対して、上記高周波焼入れの場合には、前記
焼入れ面積の割合を8%以下におさえることはできなか
った。
【0019】上記測定結果から明らかなように、上記第
1実施例に係る熱処理方法によれば、案内レール1の軸
方向に直角な断面の面積に対する焼入れ面積(硬化層面
積)の割合を8%以下におさえることができ、これによ
って案内レール1の曲がり量を極めて小さくすることが
できる。即ち、熱歪による案内レール1の曲がりを極め
て小さくすることができる。
【0020】さらに、上記第1実施例に係る熱処理方法
と上記従来の高周波焼入れとによって夫々焼入れ硬化さ
れた案内レール1の耐久試験を行った。
【0021】この耐久試験は、2本の案内レール1上に
テーブルを乗せ、荷重をかけてテーブルを往復運動させ
たものである。
【0022】(試験条件) 負荷荷重 ;1000kgf 最大速度 ;47m/min ストローク;400mm 走行距離 ;2070km この試験において、上記第1実施例に係るレーザ焼入れ
により焼入れされた図4(a)に示す案内レール1の焼
入れ深さ(同図の斜線部で示された硬化層の深さ)は
0.6mmで、前記焼入れ面積(硬化層面積)の割合は4
%であった。一方、高周波焼入れにより焼入れされた図
4(b)に示す案内レール1の焼入れ深さ(同図の斜線
部で示された硬化層の深さ)は1.2〜3mmで、前記焼
入れ面積(硬化層面積)の割合は30%であった。
【0023】この耐久試験の結果を、下記表1に示す。
【0024】上記表1から明らかなように、上記各焼入
れ方法のいずれの場合にもはくりは認められず、表面硬
さは両者ほぼ同じであり、摩耗量はレーザ焼入れの方が
高周波焼入れよりも僅かに少ない。
【0025】このように、上記第1実施例に係る熱処理
方法によれば、0.6mm程度の硬化層深さが得られ、耐
久試験において高周波焼入れ方法と同等又はそれ以上の
結果が得られた。
【0026】なお、高熱ビームとしては、レーザビーム
の他に、プラズマアークを用いることも可能である。
【0027】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0028】図6は、本発明の第2実施例に係るリニア
ガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法を実施するた
めの光学系を示す概略構成図である。この光学系は、集
光レンズ61、ミラー62、スキャニングミラー63、
及び該ミラー63を振動させるスキャニングモータ64
から構成されている。この光学系は、不図示のレーザ光
源からのレーザビーム3を集光レンズ61により収束
し、このレーザビーム3をミラー62及びスキャニング
ミラー63を介して前記案内レール1と同様の案内レー
ル1′(図7(a)及び(b)を参照)のボール転動溝
1′a又は1′b上に照射するようになっている。該案
内レール1′は、XYテーブル(図示略)上に設置され
ており、図7(b)の矢印方向に任意の速度で移動可能
である。ボール転動溝1′a又は1′bは、案内レール
1′の長手方向(該レールの移動方向)に延びている。
【0029】また、前記光学系は、集光レンズ61の焦
点位置を前記各ボール転動溝1′a,1′bのある案内
レール1′の面から上方へずらすことにより、レーザビ
ーム3が所定のビーム径B(例えば、B=4.2φ〜1
2.7φ)で各ボール転動溝1′a,1′b上に照射さ
れるようになっている。前記所定のビーム径Bは、前記
各ボール転動溝1′a,1′bの溝幅及び該両溝間の間
隔に応じて、レーザビーム3により焼入れされた両ボー
ル転動溝1′a,1′bの各硬化層(有効硬化層)が重
なり合わないように調整されている。
【0030】さらに、レーザビーム3は、スキャニング
ミラー63によって、案内レール1′の前記移動方向、
すなわち各ボール転動溝1′a,1′bの延びる方向と
同方向に、所定の振動幅及び周波数で、走査される。こ
の振動幅及び周波数は、スキャニングモータ64により
調整可能である。
【0031】上記光学系を用いて実行される第2実施例
に係るリニアガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法
について説明する。
【0032】この熱処理方法により前記案内レール1′
のボール転動溝1′a及び1′bを焼入れする方法は下
記のステップ(1)〜(4)で行なわれる。
【0033】(1) まず、所定のビーム径Bのレーザビー
ム3を一方のボール転動溝1′a上に照射し、(2) この
照射時に、案内レール1′を、レーザビーム3がボール
転動溝1′a上を相対的に移動する方向(図7(b)の
矢印方向)に移動させ、(3) この移動時に、所定のビー
ム径のレーザビーム3を、案内レール1′の前記移動方
向、すなわちボール転動溝1′a,の延びる方向と同方
向に所定の振動幅及び周波数で走査する、
【0034】上記ステップ(1)〜(3)により、ボール転動
溝1′a全体がレーザビーム3により焼入れされ、該ボ
ール転動溝1′aに図8に示す硬化層80aが形成され
る。
【0035】(4) 前記ボール転動溝1′aの焼入れ後、
他方のボール転動溝1′bに対し、ボール転動溝1′a
の場合と同様のステップを行なう。これによって、ボー
ル転動溝1′b全体がレーザビーム3により焼入れさ
れ、該ボール転動溝1′bに図8に示す硬化層80bが
形成される。
【0036】第2実施例に係る上記熱処理方法によれ
ば、レーザビーム3を前記所定のビーム径で各ボール転
動溝1′a,1′b上に照射し、しかも所定のビーム径
のレーザビーム3を、案内レール1′の移動方向、すな
わちボール転動溝1′a,1′bの延びる方向と同方向
に走査させるので、該各ボール転動溝1′a,1′bの
みを上記第1実施例の場合よりもより均一に且つより深
く焼入れすることができ、熱歪による案内レール1′の
曲がりを小さくすることができ、しかも、レーザビーム
3により焼入れされた両ボール転動溝1′a,1′bの
各硬化層80a,80bが重なり合わない(図9を参
照)。各硬化層80a,80bが重なり合わないので、
両ボール転動溝1′a,1′b間に、一度焼入れされた
硬化層が再び焼入れされてできる軟化部又はクラックが
発生したりすることなく、隣接する2つのボール転動溝
1′a,1′bを深く焼入れすることができる。
【0037】このように、各ボール転動溝1′a,1′
bに深い硬化層が形成されているので、各ボール転動溝
部での最大剪断応力深さが深く且つ高負荷容量で耐圧痕
性に優れた案内レール1′が得られる。
【0038】下記の表1に、S53C材でできた試料9
0(図9を参照)の平面部90aに焼入れ実験を行なっ
た結果を示す。この平面部90aは研磨仕上げされ且つ
その表面にレーザ吸収剤(例えば、黒鉛)が塗られてい
る。
【0039】上記表2において、a/bは、図10に示
すように、集光レンズ61の焦点距離bに対する該レン
ズ61から前記平面部90aまでの距離aの割合であ
り、このa寸法の選択によりビーム径を変えることがで
きる。また、有効硬化層深さ及びその幅は、マイクロビ
ッカースにより測定される硬さ勾配に基づき、ビッカー
ス硬さがHv500以上の硬化層を有効硬化層91とし
たときの深さ及び幅である。周波数(Hz)は、前記ス
キャニングミラー64による走査の周波数である。そし
て、Power(KW)は、レーザ光源の出力である。
【0040】及びは、上記第2実施例に係る熱処理
方法のうち、前記ステップ(3)の走査を行なわなかった
場合の実験データである。の場合には、の場合より
もa/bを大きく選びビーム径を広げてレーザ光源の出
力を大きくしてある。これらのデータから、前記ステッ
プ(3)の走査を行なわない場合には、有効硬化層深さが
浅いことがわかる。また、深くするためにビーム径を広
げると有効硬化層の幅が広がってしまう(8.0mm)。
【0041】及びは、上記第2実施例に係る熱処理
方法のうち、前記ステップ(3)の走査の代わりに、レー
ザビーム3を前記各ボール転動溝1′a,1′bの幅方
向に走査した場合の実験データである。そして、の場
合には、の場合よりも走査幅(スキャニング幅)を大
きくしてある。これらのデータから、有効硬化層深さを
の場合よりも大きくするために走査幅を大きくする
と、の場合以上に有効硬化層の幅がかなり大きい値
(10.4(mm))になってしまうことがわかる。の
場合には、有効硬化層の幅がかなり大きくなってしまう
ので、前記各硬化層80a,80bが重なり合ってしま
い、前記両ボール転動溝1′a,1′b間に、一度焼入
れされた硬化層が再び焼入れされてできる軟化部又はク
ラックが発生したりするという不具合が発生する。
【0042】は、上記第2実施例に係る熱処理方法を
用いた場合の実験データである。このデータから、有効
硬化層深さが1.1(mm)と深く、しかも有効硬化層の
幅が4.4(mm)とかなり狭いことが分かる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るリニ
アガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法によれば、
リニアガイド用案内レールの軌道面のみを、高熱ビー
ム、例えばレーザビームにより焼入れ、硬化させること
により、案内レールの軌道面のみを均一に且つ深く焼入
れすることができる。従って、案内レールの軸方向に直
角な断面の面積に対する焼入れ面積(硬化層面積)の割
合を小さくすることができ、これによって熱歪による曲
がりが小さく且つ耐摩耗性にも優れた案内レールを得る
ことができる。
【0044】また、焼入れ領域が前記案内レールの軸方
向に直角な断面の面積の8%以下になるように、高熱ビ
ームにより焼入れを行うことにより、前記焼入れ面積
(硬化層面積)の割合を極めて小さくすることができ、
これによって熱歪による案内レールの曲がりを極めて小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリニアガイド用案内
レールの軌道面の熱処理方法を実施するための光学系示
す概略構成図である。
【図2】図2(a)は曲がり量の測定に用いた案内レー
ルの正面図、図2(b)は同レールの側面図である。
【図3】焼入れ面積の割合と曲がり量との関係を示した
グラフである。
【図4】図4(a)は本発明によるレーザ焼入れにより
焼入れされた案内レールの硬化層を示す説明図、図4
(b)は従来の高周波焼入れにより焼入れされた案内レ
ールの硬化層を示す説明図である。
【図5】従来の高周波焼入れの方法を示す概略構成図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例に係るリニアガイド用案内
レールの軌道面の熱処理方法を実施するための光学系を
示す概略構成図である。
【図7】図7(a)は案内レールを示す側面図、図7
(b)は同レールの平面図である。
【図8】案内レールの硬化層を示す説明図である。
【図9】熱処理された試料の有効硬化層を示す説明図ぐ
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】図2は、曲がり量の測定に用いた案内レールの
正面図を左側に、同レールの側面図を右側に示した図で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図4は、本発明によるレーザ焼入れにより焼入
れされた案内レールの硬化層を示す説明図を左側に、従
来の高周波焼入れにより焼入れされた案内レールの硬化
層を示す説明図を右側に示した図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】図10は集光レンズの焦点距離b及び同レン
ズから平面部までの距離aを示す説明図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11】図11はビッカース硬さと有効硬化層深さの
関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアガイド用案内レールの軌道面のみ
    を、高熱ビームにより焼入れ、硬化させることを特徴と
    するリニアガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法。
  2. 【請求項2】 前記軌道面はボール転動溝であることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 焼入れ領域が前記案内レールの軸方向に
    直角な断面の面積の8%以下になるように、前記高熱ビ
    ームにより焼入れを行うことを特徴とする請求項1又は
    2記載の熱処理方法。
  4. 【請求項4】 前記高熱ビームは、レーザビームである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の方
    法。
JP6881591A 1990-03-15 1991-03-08 リニアガイド用案内レールの軌道面の熱処理方法 Pending JPH0543940A (ja)

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Cited By (5)

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