JPH01316423A - レーザによる溝部を有する軸摺動部の表面硬化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明は、溝部を有する軸摺動部に適用されるレーザに
よる表面硬化方法に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、溝部を有する軸摺動部に対しては、高周波による
焼入れが用いられているのが実情である。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来より行なわれている溝部を有する軸
摺動部に対する高周波焼入れでは、焼入れ対象材への入
熱量が多いため歪が大きく、後加工に多大な時間を要す
るとともに、焼入れ対象材の形状、大きさ等に応じて高
周波用のコイルを作らなければならず手間がかかるとい
う問題がある。さらに、得られろ硬度が安定しないとい
う問題もある。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、溝部を有する軸摺動部にレーザビームを照射
してオーステナイト化温度以上に急速加熱し、ビームが
移動した後の急速自己冷却によ吟表面付近をマルテンサ
イト組織に硬化させろことを特徴とする表面硬化方法に
ある。

く作　　　用〉 上記構成により、本発明は急速加熱、急速冷却であるた
め、高硬度が得られるとともに、入熱量が少ないので歪
量が少なく、後加工がわずかでよい。また、処理時間が
少なくてすむ。

く実　施　例〉 以上、図面に示した実施例にもとずき、本発明に係る表
面硬化方法について説明する。

第１図および第２図に示すように、溝部を有する軸摺動
部３に吸収剤を均一に塗布してからワーク１をボジシｐ
ナー（図示省略）にて回転させる。また、第３図に示す
ように、溝部を有する軸摺動部３の要硬化部２に矩形の
レーザビーム４　（第４図参照）を照射する要硬化部２
はレーザビーム４を照射されると急速に加熱されオース
テナイト化温度以上になるとともにレーザビーム４が照
射されなくなると、ワーク１が回転しているため、急速
自己冷却により、表層部のみ硬いマルテンサイト組織に
なり硬化する。

本発明は、レーザ焼入れではレーザビームを接して焼入
れをする場合にその境界部で焼戻し域が発生し耐摩耗性
に悪影響を及ぼすという短所がある点を是正するため、
溝部を有する軸摺動部２のレーザ焼入れにおいては溝部
５のみに焼戻し域を発生させ摺動面６にはほとんど焼戻
し域が発生させず、耐摩耗性に悪影響を及ぼすことがほ
とんどないようにしたものである。

〈発明の効果〉 以上、図面に示した実施例にもとずいて説明したように
、本発明によれば、急速加熱。

急速冷却であるため高硬度が得られるとともに硬度もほ
ぼ一定のものが得られる。また、入熱量が少ないために
歪が少なく、後加工がわずかでよく、処理時間も少ない
。

【図面の簡単な説明】

第１図はワークのｆａ観図、第２図は第１図のτ部詳細
図、第３図はレーザビーム照射状況図、第４図はレーザ
ビームの形状図である。 １・・ワーク ２・・・硬化部 ３・・・摺動部 ４・・・レーザビーム ５・・・溝部 ６・・・摺動面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溝部を有する軸摺動部にレーザビームを照射することに
   よりオーステナイト化温度以上に急速加熱し、ビーム移
   動後の急速自己冷却により表面付近をマルテンサイト組
   織に硬化させることを特徴とするレーザによる溝部を有
   する軸摺動部の表面硬化方法。