JPH0124202B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0124202B2
JPH0124202B2 JP59085054A JP8505484A JPH0124202B2 JP H0124202 B2 JPH0124202 B2 JP H0124202B2 JP 59085054 A JP59085054 A JP 59085054A JP 8505484 A JP8505484 A JP 8505484A JP H0124202 B2 JPH0124202 B2 JP H0124202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
optical path
laser
cured
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59085054A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS609828A (ja
Inventor
Efu Benedeikuto Gyarii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Garrett Corp
Original Assignee
Garrett Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Garrett Corp filed Critical Garrett Corp
Publication of JPS609828A publication Critical patent/JPS609828A/ja
Publication of JPH0124202B2 publication Critical patent/JPH0124202B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/06Surface hardening
    • C21D1/09Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/0604Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by a combination of beams
    • B23K26/0619Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by a combination of beams with spots located on opposed surfaces of the workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/067Dividing the beam into multiple beams, e.g. multifocusing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/32Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for gear wheels, worm wheels, or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレーザ硬化方法および装置に関する。
一般に航空機用の平歯車等の高品質の鋼製品に
あつては消耗を最小限にし耐久性を持たせるため
他の歯車との接触面を硬化する必要がある。一
方、歯車の内部は衝撃を受けて破損しないよう非
硬化状態に置く必要がある。高品質の歯車の製造
には歯車の歯部の外形並びに歯高を損わず且適切
な硬度を与えるように浸炭、硬化若しくは誘導硬
化のいずれかの構成がとられる。
浸炭は炉中に低炭素鋼の部品を入れ炭素物質と
接しせしめて加熱することにより表層に炭素を浸
入させるものであり、炭素は低炭素鋼の表面から
内部に拡散し部品の表層が高炭素鋼に変換され
る。表層が高炭素鋼に変化した部品を次に炉より
取り出して冷却し、変換点以上の高温で迅速に熱
処理して焼き入れをすることにより高炭素鋼表層
をマルチンサイトを含む硬質の層とすると共に、
中心部は低炭素に維持して充分な耐衝性を持たせ
る。この場合加熱された部品に対しては周知の如
く気体や液体による急速冷却が必要であつた。
また浸炭においては、硬化対象部分以外を硬化
しないように部分的にマスキングする必要があり
且このマスキングを化学的に除去する要があつ
た。更に焼き入れ工程において部品に歪みが生
じ、これを矯正するため最終的に研磨処理が必要
となり、特に極めて高品質で製造公差の許容度が
厳しい航空機用歯車では高精度に研磨処理する必
要があつた。更にこの種の高品質の歯車の製造時
には焼き入れ作業時の歪みを最小限にするために
焼き入れダイスが用いられる。即ち歯車が、これ
を完全に固定し得る焼き入れダイスに入れられて
変換点以上の温度で加熱される。これにより焼き
入れ作業が行なわれた後歯車は焼き入れダイスか
ら取り出されることになる。
従つて、浸炭による硬化方法はエネルギー消費
量が大で作業が煩雑である上、極めてコスト高に
なつていた。また浸炭には作業に長時間を要する
上、炉、各種の部品に適合させ得る多様の焼き入
れダイス、マスキング装置並びに研磨装置の如き
別途の製造設備が必要であり、多様な欠点を伴つ
ていた。
浸炭に代わる硬化構成として誘導硬化が挙げら
れ、この誘導硬化においては部品が交流電流の通
電するコイル内に置かれる。電磁誘導により部品
内において急速に熱が発生し硬化が生じ、この硬
化層の厚さはコイル内の電流の周波数により調節
され得る。且部品は焼き入れされるが誘導硬化に
おいて既に部品に歪みが生じ最終的に研磨処理が
必要となり、従つて誘導硬化にあつても作業に長
時間を要する上、コスト高になつていた。
一方工業用のレーザの独特の特性を利用して鋼
材等の部品の表面の急速硬化を図ることができ
る。レーザ光線が当てられる表面には前処理とし
て吸収性の被覆が施されレーザ光線により硬化さ
れる部品内部の熱エネルギーの伝達が促進せしめ
られる。部品表面の急速加熱にレーザを用いる場
合、表層のみが加熱されるから従来の硬化構成の
如く気体若しくは液体による冷却が不要となる。
部品においてはレーザにより加熱される表層と部
品の大部分の他部との間に極めて高い温度差が生
じるから実際上焼き入れを行なつたと同様にな
る。これにより部品は単一の作業工程により加熱
硬化され、浸炭や誘導硬化の如く気体若しくは液
体を利用して焼き入れする要がないから、極めて
簡便である。
従来歯車等の部品表面の熱処理に工業用レーザ
を用いる構成が、例えば米国特許第4250372号並
びに4250374号に開示されている。米国特許第
4250374号には単一のレーザ光線を用いた歯車の
硬化構成が開示されており、一方米国特許第
4250372号には歯車の歯部を加熱するために2以
上のレーザ光線を用いる構成が開示されている。
しかしながら、上記の2件の米国特許には共通
して実用性に乏しい点がある。即ちこれらの硬化
構成にあつては歯車の一の歯部歯面とこれと隣接
する歯面並びに両歯面間の底部を含む歯部のV字
状の谷部全体を硬化し、次いで次段のV字状の谷
部を硬化するが歯車の一つの歯部の歯面を硬化し
た後反対側の歯面を硬化する際、この反対側の歯
面の硬化時に生じた熱により前段の歯面の一部の
強度が低下する危惧があつた。従つて低品質の歯
車以外には適用できなかつた。
従つて上記2米国特許によつて浸炭に代わる構
成を提供できるものの低品質の歯車以外に適用で
きないから非実用的であつた。即ち航空機用の高
品質が要求される歯車は上記2米国特許に開示さ
れた構成によつては製造不可能であつた。
また米国特許第4250372号に開示された2つの
レーザ光線を与える構成では極めて僅かな寸法誤
差があつても2光線相互間の強度に差異を生じ、
この2レーザ光線による加熱熱に差ができ不都合
であつた。且2つの別個のレーザ源を用いる場
合、装置が煩雑となる上コスト高となつていた。
従つてレーザを歯車等の部品の表面硬化に適用す
る場合はこれらの欠点を除去する新たな硬化構成
が望まれていた。
しかして本発明においては単一のレーザ光線を
正確に2つの同一の光線に分割し、歯車の一の歯
部の両歯面に2つの光線を同時に照射する同期光
線発生装置が適用される。歯車の一の歯部の両歯
面を単一工程で硬化することにより歯車の歯部に
焼き戻しが生ずる危惧を除去できる。また歯車の
歯部を2つ置きに硬化させ、次いで硬化された歯
部間の歯部を順次硬化することにより歯車の一部
に熱が蓄積され、焼き戻しが生ずることも除去さ
れる。
更に2つに分割された光線を用いることによ
り、光線を正確に歯車の歯部に向けることがで
き、且2つの光線により歯車の歯部表面が均一に
硬化されるように歯部を照射できる。
本発明のレーザ硬化構成で硬化されず、所望に
応じて浸炭処理で硬化する必要のある部分は歯車
の歯部間の歯部の谷底部と歯先だけである。この
場合硬化されない谷底部は極めて狭い領域であり
且歯車において負荷の加わらない部分であると共
に歯先は実際上作用しない部分であるから硬化し
なくとも問題はない。
本発明の同期光線発生装置には全面積の実質的
に半分を占める孔を有した回転ホイールが採用さ
れる。この場合、レーザ光線は回転ホイールの表
面に向つて照射されたとき半分の光線がホイール
を通過するように設けられる。またレーザ源に向
いた回転ホイール表面は高反射機能が持たせられ
孔を通過しない実質的に半分の光線が回転ホイー
ルにより反射される。即ちレーザ源からのレーザ
光線をある角度をもつて置かれた回転ホイールに
照射することにより回転ホイールの孔を通過する
光線と、ホイールにより反射される光線との2つ
の同一の分割光線が得られることになる。
次いで2つの光線は焦点レンズと照射位置を定
める鏡体を経て、歯車の歯部の表面を照射する。
この場合一方の光線が歯車の一の歯部の一歯面
を、また他方の光線が同一の歯部の他面を照射す
る。両光線は歯車の歯部の全てに当り得るように
軸方向に対し直角方向から歯車に対し照射され
る。
上述のような構成をとることにより、硬化され
る表面のみが加熱されるので、浸炭処理構成の如
く多大のコストがかからず、硬化表面のみ加熱さ
れるため加熱時に歪みを来たさず歪矯正のための
研磨が不要である。
更にレーザ硬化構成によれば作業時間を短かく
でき且単一の作業で硬化を実現できるため時間と
労力を大巾に低減し得る。またレーザ光線による
硬化構成は浸炭、あるいは誘導硬化構成に比し廉
価にできる。実際上本発明により高品質の歯車の
製造費用を40%低減し得た。
且本発明のレーザ光線による歯車等の硬化構成
によれば、上記米国特許第4250372号並びに第
4250374号に開示された構成において生じていた
焼き戻し現象を完全に除去し得る。
本発明においては2つのレーザ光線を全く均一
になし得るから本発明による光線分割構成は極め
て高度のものといえる。また本発明によれば従来
の伝導式光線分割装置の如く光線の入射角の変化
によつて動作状態が大きく左右されない。即ち角
錐状反射体を用いて光線を分割するというような
周知の構成では入射角の変化により2つの光線の
特性が変化することになり、両光線の強さが均一
ではなくなる。実際上両光線のエネルギー差は全
エネルギーの数パーセントに達することもある。
加えて本発明によれば大規模な装置を必要とせ
ず、高コストを招くことなく各種の部品の表面硬
化に適用でき、特にサイズの異なつた歯車に迅速
に対応でき、且、全機構をコンピユータにより管
理できる。総じて本発明によれば従来技術に比し
低コストで、省エネルギー化を図ると共に作業工
数を大巾に低減し得、且製品の均一化を充分に図
る等々の顕著な効果を期待できる。
以下、本発明を添付の図面に沿つて説明する。
先ず本発明の理解を図るために歯車等での機械
部品における表面硬化の実現にレーザを使用した
従来例について述べる。第1図を参照するに単一
のレーザ光線を用いて一の歯部面毎に硬化するよ
うに歯車10の複数の歯のうち一の歯部12を硬
化せしめる状態が示されている。歯車の歯部12
の右歯面14はレーザ照射によつて既に硬化さ
れ、図示の状態においては歯部12の左歯面16
がレーザ光線20の照射により硬化されている。
この場合歯車10の歯部の巾が不充分であると、
歯部12の左歯面16を硬化する際レーザ光線2
0により発生する熱によつて前記歯部12の既に
硬化された右歯面14の一部22が焼き戻しされ
ることになる。従つてこの焼き戻された部分22
は所定の硬度を持たなくなり、過度の負荷が加わ
らなくとも通常の作業状態で摩耗し易くなる。即
ち第1図に示す如く個別に歯部の面毎に硬化を図
る構成においては充分な硬化作用を得れなかつ
た。
第2図を参照するに、米国特許第4250374号に
開示された歯車の歯部の硬化構成が示されてい
る。この構成においては歯車30のV字状の谷部
全体が1回で硬化されるものであり、これと同様
の構成が米国特許第4250372号にも開示されてい
る。第2図に示されている硬化工程の前段におい
ては第1の歯部34と第2の歯部36間の第1の
V字状の谷部32がレーザ光線の照射によつて硬
化されている。
図示の状態ではレーザ光線40により第2の歯
部36と第3の歯部44間の第2のV字状の谷部
42が照射されている。即ち第2の歯部36と第
3の歯部44間の第2のV字状の谷部42がレー
ザ光線40による発生熱で硬化せしめられるが、
一方第2のV字状の谷部42の焼き入れ後冷却す
る際、硬化時に発生した熱により先に硬化された
V字状の谷部32の一部46が焼き戻しされる。
この焼き戻しを受けた部分46は充分な耐力が損
われる。従つて第2図に示されるような上記2件
の米国特許に開示された構成によつても高品質
の、歯車を提供できない危惧があつた。
しかして第3図を参照し本発明の原理を説明す
るに、本構成においては歯車50を第1のレーザ
光線52と第2のレーザ光線54で硬化せしめ
る。第3図に示される硬化工程の前段においては
第1の歯部60はその右歯面62と左歯面64の
両方が対をなす第1のレーザ光線52と第2のレ
ーザ光線54の照射により既に硬化されている。
図示の状態では、第1のレーザ光線52と第2
のレーザ光線54により第2の歯部74の右歯面
70と左歯面72が照射されている。この場合第
2の歯部74の両歯面70,72は第1、第2の
レーザ光線52,54により同時に加熱されるた
め、両歯面70,72はいずれも焼き戻しを来た
さず適切に硬化され得る。ここで焼き入れ時に外
部から空気あるいは水液を導入することは、非常
に精巧な歯車の硬化時以外では不要である。
このとき第1の歯部60と第2の歯部74間の
谷底部80が焼き戻しされる危惧がある。即ち第
2の歯部74の右歯面70に第1のレーザ光線5
2を照射する際第1の歯部60の左歯面64の硬
化部分の僅かの部分が焼き戻しされる可能性があ
る。しかしながら谷底部80に焼き戻しが生じて
も谷底部は機械的な接触面を構成せず、負荷は
左,右歯面に加わるから大きな問題とはならな
い。
上述から明らかなように歯車の歯部を硬化する
最良の構成は両歯面に2レーザ光線をもつて同時
に照射すること、即ち機能上重要な硬化部分の焼
き戻しを避けるため各歯面を同一作業工程におい
て硬化せしめることにある。歯車に一対の光線を
照射する構成の第1の方法は2つのレーザ装置を
使用することが挙げられる。
しかしながらこの構成では2つのレーザ装置を
有するから製造コストが過大となり且装置が大型
化する欠点があつた。また歯車の歯部の均一な外
形、歯の深さを損なわず且硬度の一定した歯面を
与えるには一対のレーザ光線52と54の物理的
特性をでき得る限り同一に近い状態にする必要が
ある。この場合単一のレーザ光線を1対の光線に
完全に分割することにより実質的に同一の物理的
特性を有する2つの光線を得ることは理解されよ
う。
単一のレーザ光線を2分割するものとして高精
度のピラミツド型の分割器が既に提案されてい
る。このような機械的な分割器においては分割器
によりレーザ光線の中心点を定める必要がある。
レーザ光線が高精度に2分割されず、両者間に若
干の誤差があつても分割された2つの光線相互に
は硬化作用を与える際大きな差異となる。従つて
実際上この種の既提案の分割器は工場生産が不可
能であり、実験室段階にとどまらざるを得なかつ
た。
本発明によれば、これらの欠点を解決し且第3
図の如き1対のレーザ光線52,54により歯車
等を硬化可能な構成が提供され得る。
本発明の好適な実施例を示す第4図を参照して
これを詳述するに、本発明のレーザ硬化装置には
同期光線発生機100が包有されており、同期光
線発生機100はレーザ源106から放射される
高出力のレーザ光線104を分割し、焦点の合つ
た一対のレーザ光線110,112として出力す
る部材群が組み込まれたハウジング102を具備
している。前記レーザ光線110,112は歯車
116の歯部114表面を硬化すべく歯部114
の歯面に照射される。
この場合レーザ源106から放射されたレーザ
光線104は第6図に詳示するような回転ホイー
ル120に向けられる。回転ホイール120自体
はその中心124を貫通する軸124に装着され
ている。また第6図に示す如く回転ホイール12
0には扇状部132によつて区画された3つの扇
状の孔130が具備され、且夫々の扇状部132
と孔130とは中心124を挾んで対称に位置す
る、即ち中心124に対し回転対称をなすように
設けられている。回転ホイール120の扇状部1
32は鏡面の如き高反射性を持つように設けら
れ、特に高反射性の金若しくは銀メツキされるか
あるいは回転ホイール120全体を銅、タングス
テン又はモリブデンで形成することが好ましい。
実際上は反射性物質であつても極く少量(即ち1
〜2%)レーザ光線104を吸収してしまうの
で、扇状の孔130は扇状部132より面積が僅
かに小さくされている。これにより回転ホイール
120がレーザ光線104の放射路において回転
される時、2つの等しいレーザ光線、即ち回転ホ
イール120の孔130を通過する第1の光線1
70と回転ホイール120の扇状部132により
反射された第2の光線172が発生され得る。
回転ホイール120を固設した軸122は、第
5図に示す如き回転支持体140に回転可能に装
着される。即ち回転支持体140は底部142と
アーム部144,146とが包有され、且アーム
部144,146には各々軸受150,152が
装着されている。従つて回転ホイール120は軸
122を介して回転支持体140に付設された軸
受150,152間に回転自在に装荷されること
になる。また回転支持体140の底部142には
複数の取付穴154が具備されており、取付穴1
54にボルト156を挿通させて回転支持体14
0をハウジング102に固定され得る。
またこの場合回転ホイール120は、軸122
の一端に装荷されたプーリ164に懸架される駆
動ベルト162を介してモータ(図示せず)によ
り回転される。モータは回転ホイール120を毎
分1000回転以上の極めて高速で回転させ得る。
上述の構成によりレーザ源106から放射され
たレーザ光線104は、2つの同一の光線として
回転ホイール120を通過する第1の光線170
と回転ホイール120の反射面により反射される
第2の光線172に円滑に分割されることにな
る。次いで第1の光線170と第2の光線172
は各々焦点レンズ174,176を通過するよう
に設けられている。この焦点レンズ174,17
6には光束が円筒状に集中されるように機能する
球面状若しくは光束が線状に集中されるように機
能する円筒状のものかあるいは光束が線状に集中
されると共にこの集中される位置を変化し得るよ
う機能する球面状のものと円筒状のものの組合体
のいずれも採用できるが、前述の組合体の焦点レ
ンズ174,176を用いることが好ましい。
第1、第2の光線170,172は夫々焦点レ
ンズ174,176を通過した後平坦な鏡体に向
つて照射されこの鏡体はコンピユータにより調節
される水平器台上に装着される。即ち第1の光線
170はモータ184により位置決めされる水平
器台182に装着された鏡体180において反射
される。一方第2の光線172は、モータ194
により位置決めされる水平器台192上に装着さ
れた鏡体190で反射される。また各モータ18
4,194は形状の異なる歯車に適用し得るよう
に光線の位置を迅速に修正可能にコンピユータに
より調節され得る。
更に第1、第2の光線170,172は孔19
6を通つてハウジング102外に送出され、各々
光線110,112として歯部114に照射され
る。この場合光線110,112は歯部114の
歯面1インチ(2.54cm)平方に対し1000〜100000
ワツトの出力をもつて照射されるように、焦点を
合わせて照射位置が特定される。
また光線110,112は歯車116にその軸
方向に対し直角に照射され、一の歯部114全体
が照射されることになる。レーザの光線110,
112を歯車116に対しその軸線に直角に照射
するにはレーザ源106側を変位させることな
く、歯車116を軸回転させればよい。光線は歯
部114の角隅部を溶融しないように歯車116
の端部から約1/8インチ(約0.3cm)手前において
焦点が合うように設定される。これにより歯車1
16の歯部全体が熱伝導により充分硬化され得
る。且歯車116は適切な位置決めしてからレー
ザ源106を付勢すると同時に回転される。周知
のコンピユータシステムに簡単にプログラムでき
る歯車の構成に応じて全作業工程をコンピユータ
により調節しつつ実行できる。
また焼き戻しを避けるためには第1回の回転時
に歯車116の歯部114を2つおきに硬化し、
次に第2回の回転時に第1図の回転時に硬化せし
めた歯部の隣りの歯部のみを硬化し更に第3回の
回転時に残りの歯部を硬化することが好ましい。
各歯部を順次硬化せしめないことにより歯車の小
さな領域に過熱を生じることが避けられ得、歯部
の歯面の焼き戻しの危惧を払拭できる。またこの
構成により歯車の歯部は自然冷却で充分冷却され
得、極めて精巧な歯車に対してのみ気体や水液に
よる冷却作用が必要となる。
しかして本発明によれば浸炭、硬化作業におい
て消費エネルギーを増大させず、且設備に掛る費
用も最少限に抑え得る歯車の硬化構成を実現でき
る。
また本発明の硬化構成は例えばベアリングなど
他の部品の硬化にも適用可能である。且上述の同
期光線発生機100は好適な一実施例を示すもの
に過ぎず、例えばその光学系は同一の機能を有す
る他の構成に置換できる。例えば、鏡体を焦点機
能を持つ鏡体に替えれば焦点レンズは不要とな
る。また焦点レンズは鏡体と歯車との間の反射路
に設置することも可能である。
上述のように構成された本発明によれば、歯車
の歯部の硬化に適用して従来の欠点を実質的に不
利益を生ずることなく除去でき、浸炭、硬化に要
するエネルギーも最少限にし得、実際上高品質の
歯車を40%コストダウンして製造可能である。即
ち本発明によれば所定の形状を損うことなく充分
な強度と耐久性を持つ高品質の硬化面を供するこ
とができ、総じて量産性に富み、生産性が高く安
価にできる等々の顕著な効果を実現する。
本発明の実施態様を簡略に記載すれば次の通り
である。
1 レーザ光線を送出する工程と、レーザ光線を
周期的に機械的に遮断し、且レーザ光線を第1
の部分として周期的に通過させる工程と、レー
ザ光線の機械的に遮断された部分を反射してレ
ーザ光線の第1の部分と実質的に同一の強さの
第2の部分を得る工程と、レーザ光線の第1の
部分を焦点合せして硬化対象部の第1の面を照
射する工程とレーザ光線の第2の部分を焦点合
せして硬化対象部の第2の面を照射する工程
と、硬化対象部の第1、第2の面を横切る方向
にレーザ光線を当て第1、第2の面の表層を熱
する工程とを包有してなる、第1の面と第2の
面とが離間した硬化対象部第1、第2の面を同
時に硬化するレーザ硬化方法。
2 硬化対象部が歯車の歯部であり、第1の面が
歯部の作用面であり、第2の面が歯部の他の作
用面である上記第1項記載のレーザ硬化方法。
3 上記第1項記載の全工程を歯車の複数の歯部
を硬化するように繰り返してなる上記第2項記
載のレーザ硬化方法。
4 歯車の全歯部を3歯部1組にして第2の歯
部、第3の歯部を第1の歯部の硬化に続き順次
硬化し歯車の一部に熱が蓄積することを防ぎ
つゝ一は歯部を他の歯部の加熱時に硬化してな
る上記第3項記載のレーザ硬化方法。
5 上記第2項記載の方法により硬化された作用
面を有する歯車の歯部。
6 レーザ光線を送出する工程と、前記レーザ光
線を2つの実質的に同一の光線に分割する工程
と、前記の実質的に同一の2つのレーザ光線を
歯車の歯部の作用面に焼きもどしを起こすこと
なく照射して歯車の歯部を硬化する工程とを包
有してなる歯車の歯部のレーザ硬化方法。
7 第1レーザ光線を送出する工程と、第1のレ
ーザ光線の光路を選択的に且周期的に遮断して
第1のレーザ光線を実質的に同一強さの第2の
レーザ光線並びに第3のレーザ光線に分割する
工程と、第2のレーザ光線の焦点合せを行ない
歯車の歯部の一側を照射する工程と、第3のレ
ーザ光線の焦点合せを行ない歯車の歯部の他側
を照射する工程と、第2のレーザ光線と第3の
レーザ光線を歯車の歯部を横切るように当て歯
部の凹表面を一様に熱する工程とを包有してな
る歯車の歯部のレーザ硬化方法。
8 レーザ光線を送出する工程とレーザ光線の光
路に、レーザ光線の第1の部分が通過する孔を
有し且孔間の部分の高反射性面によりレーザ光
線の第2の部分を反射せしめると共に第1、第
2の部分を同一の強さになすように回転ホイー
ルを挿入する工程と、レーザ光線の第1の部分
の焦点合せを行ない歯車の歯部の一側を照射す
る工程と、レーザ光線の第2の部分の焦点合せ
を行ない歯車の歯部の他側を照射する工程とを
包有してなる歯車の歯部のレーザ硬化方法。
9 回転ホイールと、レーザ光線源からのレーザ
光線の第1部分並びに第2の部分を、焦点合せ
を行なつて歯車の各歯部の第1の側面並びに第
2の側面に照射する装置と、レーザ光線の第1
部分並びに第2の部分の焦点合せされ照射され
たレーザ光線を歯車の歯部を横切る方向に当て
る装置とを備え、前記回転ホイールは孔を有す
ると共にレーザ光線源からのレーザ光線の光路
に位置し、レーザ光線の第1の部分が孔を通過
せしめられ、レーザ光線の第2の部分が回転ホ
イールの孔と別表面部で反射され、レーザ光線
の第1、第2の部分が実質的に同一の強さにさ
れてなるレーザ硬化装置。
10 実質的に同一の強さのレーザ光線を送出する
工程と、2つの実質的に同一の強さのレーザ光
線を歯車の歯部の両作用面に同時に照射して歯
車の歯部の作用面に焼きもどしを起こすことな
く硬化する工程を包有する歯車の歯部のレーザ
硬化方法。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例の説明図、第3図は
本発明の原理説明図、第4図は本発明による装置
の一実施例の簡略平面図、第5図は同部分拡大斜
視図、第6図は同部分拡大平面図である。 10……歯車、12……歯部、14……右歯
面、16……左歯面、20……レーザ光線、22
……部分、30……歯車、32……V字状部、3
4……第1の歯部、36……第2の歯部、40…
…レーザ光線、42……第2のV字状の谷部、4
4……第3の歯部、46……部分、50……歯
車、52……第1のレーザ光線、54……第2の
レーザ光線、60……第1の歯部、62……右歯
面、64……左歯面、70……右歯面、72……
左歯面、74……歯部、80……谷底部、100
……同期光線発生機、102……ハウジング、1
04……レーザ光線、106……レーザ源、11
0,112……レーザ光線、114……歯部、1
16……歯車、120……回転ホイール、122
……軸、124……中心、130……孔、132
……扇状部、140……回転支持体、142……
底部、144,146……アーム部、150,1
52……軸受、154……取付穴、156……ボ
ルト、162……駆動ベルト、164……プー
リ、170……第1の光線、172……第2の光
線、174,176……焦点レンズ、180……
鏡体、182……水平器台、184……モータ、
190……鏡体、192……水平器台、194…
…モータ、196……孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レーザ光線を送出する工程と、レーザ光線を
    実質的に周期的に遮断するように機械的な遮蔽体
    を高速でレーザ光線の光路に挿入する工程と、レ
    ーザ光線を遮蔽体により遮断しないときレーザ光
    線を第1の光路に進行させる工程と、遮蔽体に具
    備された反射面により遮断したレーザ光線を第2
    の光路に進行させると共に第1の光路におけるレ
    ーザ光線と第2の光路におけるレーザ光線とを実
    質的に同一の強さを持たせて進行させる工程と、
    第1の光路のレーザ光線を硬化対象部の一側に向
    ける工程と、硬化対象部の一側に向ける第1の光
    路のレーザ光線に対し所定の強さと大きさを持た
    せるように焦点合せを行なう工程と、第2の光路
    のレーザ光線を硬化対象部の他側に向ける工程
    と、硬化対象部の他側に向ける第2の光路のレー
    ザ光線に対し所定の強さと大きさを持たせるよう
    に焦点合せを行なう工程と、第1、第2のレーザ
    光線を硬化対象部に対し横切る方向に当てゝなる
    工程とを包有してなる、硬化対象部の二側を同時
    に硬化するレーザ硬化方法。 2 遮蔽体をレーザ光線の光路に挿入する工程は
    レーザ光線の光路上に位置せしめた、少くとも1
    つの孔を有する回転ホイールを高速で回転させる
    工程を包有し、レーザ光線を回転ホイールの孔を
    経て通過させて第1の光路へ送ると共に、回転ホ
    イールに具備させた孔以外の部分でなる反射面を
    レーザ光線の光路に対しある角度をもつて配設
    し、前記レーザ光線を反射して第2の光路へ送つ
    てなる特許請求の範囲第1項記載のレーザ硬化方
    法。 3 銅、タングステン、モリブデンのいずれか一
    でなる回転ホイールを回転してなる特許請求の範
    囲第2項記載のレーザ硬化方法。 4 反射面に金,銀メツキのいずれか一を施した
    遮蔽体をレーザ光路に挿入してなる特許請求の範
    囲第1項記載のレーザ硬化方法。 5 第1の光路のレーザ光線を硬化対象部に向け
    る工程には第1の光路上に鏡体を置き、第1の光
    路を進行するレーザ光線を硬化対象部に向けて反
    射する工程と、硬化対象部品の大きさに合わせて
    コンピユータにより調節されるモータにより鏡体
    を位置決めする工程とを包有してなる特許請求の
    範囲第1項記載のレーザ硬化方法。 6 第2の光路のレーザ光線を硬化対象部に向け
    る工程には第2の光路上に鏡体を置き、第2の光
    路を進行するレーザ光線を硬化対象部に向けて反
    射する工程と、硬化対象部品の大きさに合わせて
    コンピユータにより調節されるモータにより鏡体
    を位置決めする工程を包有してなる特許請求の範
    囲第1項記載のレーザ硬化方法。 7 第1の光路のレーザ光線に対し焦点合せを行
    なう工程には第1の光路に円筒状レンズと球面状
    レンズの両方を置き、円筒状レンズと球面状レン
    ズとにより硬化対象部に照射されるレーザ光線の
    焦点合せを行ない且光束が線状で且長さが可変の
    レーザ光線になしてなる工程を包有する特許請求
    の範囲第1項記載のレーザ硬化方法。 8 第2の光路のレーザ光線に対し焦点合せを行
    なう工程には第2の光路に円筒状レンズと球面状
    レンズの両方を置き、円筒状レンズと球面状レン
    ズにより硬化対象部に照射されるレーザ光線の焦
    点合せを行ない且光束が線状で且長さが可変のレ
    ーザ光線になしてなる特許請求の範囲第1項記載
    のレーザ硬化方法。 9 焦点合せを行なう工程並びにレーザ光線を硬
    化対象部に向ける工程を鏡体によつて同時に行な
    つてなる特許請求の範囲第1項記載の方法。 10 レーザ光線を硬化対象部に向ける工程には
    硬化対象部の端縁部の溶融を避けるように端縁部
    から離れた個所にレーザ光線を照射する工程が包
    有されてなる特許請求の範囲第1項記載のレーザ
    硬化方法。 11 レーザ光線を送出する工程はレーザ光線を
    硬化対象部品上に照射するとき開始し、硬化完了
    時に終了してなる特許請求の範囲第1項記載のレ
    ーザ硬化方法。 12 硬化対象面を光吸収物質により被覆し、第
    1、第2のレーザ光線から硬化対象部へのエネル
    ギー伝達を促進する工程を包有してなる特許請求
    の範囲第1項記載のレーザ硬化方法。 13 レーザ光線源から送出されるレーザ光線を
    高反復速度で周期的に遮断し且レーザ光線の一部
    を第1の光路に通過可能な遮蔽装置と、遮蔽装置
    に付設されレーザ光線を遮断すると共に第2の光
    路に反射せしめ、第2の光路に進行するレーザ光
    線の他部を第1の光路に進行するレーザ光線の一
    部に対し実質的に同一強さにする反射装置と、第
    1の光路のレーザ光線を歯車の一の歯部の一側に
    照射する第1の照射装置と、第1の光路における
    レーザ光線の焦点合せを行なつて所定の強さにし
    第1の光路のレーザ光線を歯車の歯部の一側に対
    し横切る方向に当てると共に第1の光路のレーザ
    光線を所定の断面を持つようになす第1のレンズ
    装置と、第2の光路のレーザ光線を歯車の歯部の
    一の歯部の他側に照射する第2の照射装置と、第
    2の光路におけるレーザ光線の焦点合せを行なつ
    て所定の強さにし第2の光路のレーザ光線を歯車
    の歯部の他側に対し横切る方向に当てると共に第
    2の光路のレーザ光線を所定断面を持つようにな
    す第2のレンズ装置と、歯車の歯部と第1、第2
    光路とを所定の位置関係にする作動装置とを備え
    てなるレーザ硬化装置。 14 遮蔽装置は少くとも1つの孔を有する回転
    ホイールを備え、回転ホイールがレーザ光線の光
    路に挿入され、第1の回転角位置にある時にレー
    ザ光線が孔を通過し第1の光路に進行可能に設け
    られてなる特許請求の範囲第13項記載のレーザ
    硬化装置。 15 反射装置はレーザ光線源からのレーザ光線
    の光路に向いた鏡面を有し、鏡面は回転ホイール
    が第2の回転角位置にある時にレーザ光線を遮断
    し、第2の光路へと反射するように設けられてな
    る特許請求の範囲第14項記載のレーザ硬化装
    置。 16 鏡面は高反射性の金、銀のいずれか一でメ
    ツキされてなる特許請求の範囲第15項記載のレ
    ーザ硬化装置。 17 銅、タングステン、モリブデンの一で形成
    された回転ホイールを具備してなる特許請求の範
    囲第14項記載のレーザ硬化装置。 18 複数の孔を有し、少くとも毎分1000回転の
    速度で回転される回転ホイールを具備してなる特
    許請求の範囲第14項記載のレーザ硬化装置。 19 第1の照射装置は変位可能な鏡体を備え、
    第1の光路からのレーザ光線を寸法の異なる歯車
    に合わせて歯車の歯部に照射可能に設けられてな
    る特許請求の範囲第13項記載のレーザ硬化装
    置。 20 第2の照射装置は変位可能な鏡体を備え、
    第2の光路からのレーザ光線を寸法の異なる歯車
    に合わせて歯車の歯部に照射可能に設けられてな
    る特許請求の範囲第13項記載のレーザ硬化装
    置。 21 第1のレンズ装置は円筒状レンズと球面状
    レンズを組合せてなり、歯車の歯部に光束が線状
    で長さが可変のレーザ光線を照射可能に設けられ
    てなる特許請求の範囲第13項記載のレーザ硬化
    装置。 22 第2レンズ装置は円筒状レンズと球面状レ
    ンズを組合せてなり、歯車の歯部に光束線状で長
    さが可変のレーザ光線を照射可能に設けられてな
    る特許請求の範囲第21項記載のレーザ硬化装
    置。
JP59085054A 1983-06-29 1984-04-26 レ−ザ硬化方法及び装置 Granted JPS609828A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/509,530 US4533400A (en) 1983-06-29 1983-06-29 Method and apparatus for laser hardening of steel
US509530 1983-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS609828A JPS609828A (ja) 1985-01-18
JPH0124202B2 true JPH0124202B2 (ja) 1989-05-10

Family

ID=24027008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59085054A Granted JPS609828A (ja) 1983-06-29 1984-04-26 レ−ザ硬化方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4533400A (ja)
EP (1) EP0130749B1 (ja)
JP (1) JPS609828A (ja)
CA (1) CA1244325A (ja)
DE (1) DE3476224D1 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4689467A (en) * 1982-12-17 1987-08-25 Inoue-Japax Research Incorporated Laser machining apparatus
GB8626051D0 (en) * 1986-10-31 1986-12-03 Seguin H J J Laser surface hardening of rails
JPS6415314A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Sonoike Mfg Low strain quenching method by pulse laser
US4872429A (en) * 1987-12-14 1989-10-10 Ford Motor Company Method of making low friction finger follower rocker arms
US5073212A (en) * 1989-12-29 1991-12-17 Westinghouse Electric Corp. Method of surface hardening of turbine blades and the like with high energy thermal pulses, and resulting product
US5164957A (en) * 1991-08-20 1992-11-17 Westinghouse Electric Corp. Energy beam director apparatus
US5417132A (en) * 1993-01-19 1995-05-23 Alan R. Pfaff Rotary cutting dies
EP1095723B1 (de) * 1995-12-19 2012-12-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung zur gleichzeitigen Bearbeitung eines Bauteiles an mehreren Stellen mittels eines Lasers
US5865284A (en) * 1996-06-21 1999-02-02 Dana Corporation Formlock shoes with flats
EP0835714A1 (en) * 1996-10-09 1998-04-15 LVD Company NV Laser focusing unit for laser beam devices
CA2268649C (en) * 1996-10-15 2002-10-01 Zenith Sintered Products, Inc. Surface densification of machine components made by powder metallurgy
EP0860230B1 (fr) * 1997-02-19 2003-10-22 Lasag Ag Dispositif d'usinage laser, notamment pour l'usinage de bielles
US6139462A (en) * 1998-08-27 2000-10-31 American Axle & Manufacturing, Inc. Differential with laser hardened case
US6218642B1 (en) 1999-07-12 2001-04-17 J. F. Helmold & Bro., Inc. Laser hardened steel cutting rule
US20030132399A1 (en) * 2002-01-16 2003-07-17 Stefan Dietrich Method and apparatus for laser processing
JP2004035953A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Thk Co Ltd レーザー光を利用した焼入れ方法及び装置
DE10315957A1 (de) 2003-04-08 2004-10-28 Ejot Gmbh & Co. Kg Schraube mit einer partiell gehärteten Funktionsspitze und Verfahren zu ihrer Herstellung
US20040226637A1 (en) * 2003-05-13 2004-11-18 Lsp Technologies, Inc. Method, system and article employing laser shock processing of threads and keyways
US7687151B2 (en) 2005-04-12 2010-03-30 General Electric Company Overlay for repairing spline and seal teeth of a mated component
US7591057B2 (en) 2005-04-12 2009-09-22 General Electric Company Method of repairing spline and seal teeth of a mated component
US20060266436A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Fett Gregory A Carburizing method
US7416621B2 (en) * 2005-07-22 2008-08-26 Gkn Sinter Metals, Inc. Laser rounding and flattening of cylindrical parts
US20070116889A1 (en) * 2005-11-18 2007-05-24 Federal Mogul World Wide, Inc. Laser treatment of metal
US20070254111A1 (en) * 2006-04-26 2007-11-01 Lineton Warran B Method for forming a tribologically enhanced surface using laser treating
DE102006050799A1 (de) * 2006-10-27 2008-05-08 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und Vorrichtung zum Randschichthärten formkomplizierter Bauteile
JP4990205B2 (ja) * 2008-03-27 2012-08-01 日立建機株式会社 レーザ熱処理装置
DE102010009818A1 (de) 2010-03-02 2011-09-08 Gerhard Mangold Zange mit partiell gehärteten Schneidenbereich
DE102014109535A1 (de) * 2013-07-30 2015-02-05 Rothenberger Ag Presswerkzeug sowie Verfahren zur Herstellung eines Presswerkzeuges
EP3080313A1 (en) 2013-12-13 2016-10-19 Tata Steel Limited Multi-track laser surface hardening of low carbon cold rolled closely annealed (crca) grades of steels
EP3054026A1 (en) 2015-02-04 2016-08-10 VitKovice Cylinders a.s. Method of combined surface treatment of tool steels
DE102017004455A1 (de) 2017-05-09 2017-11-23 Daimler Ag Verfahren zum partiellen Härten eines metallischen Bauteils, insbesondere für ein Fahrzeug
DE102017115232A1 (de) * 2017-07-07 2019-01-10 Bessey Tool Gmbh & Co. Kg Schere und Verfahren zur Herstellung einer Schere
DE102017009895A1 (de) 2017-10-25 2018-05-09 Daimler Ag Verfahren zum partiellen Laserhärten eines Bauteils
CN108411070A (zh) * 2018-04-19 2018-08-17 杭州盛镭激光科技有限公司 基于齿轮成形法的激光表面淬火避免回火带的方法
US20210238701A1 (en) 2020-02-04 2021-08-05 Rolex Sa Method for heat treating a horological component

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2494440A (en) * 1946-05-31 1950-01-10 Rca Corp Spectrophotometer apparatus having a rotating slotted wheel to decrease light intensity
US3303739A (en) * 1963-07-17 1967-02-14 Optomechanisms Inc Means for transmitting plural images through a fiber optic cable
US3848104A (en) * 1973-04-09 1974-11-12 Avco Everett Res Lab Inc Apparatus for heat treating a surface
US3813146A (en) * 1973-05-04 1974-05-28 Philco Ford Corp Light beam alternator having a single rotating mirror
US4083629A (en) * 1976-11-29 1978-04-11 Gte Laboratories Incorporated Beam splitting system for a welding laser
GB1593268A (en) * 1977-10-03 1981-07-15 Boc Ltd Methods of and apparatus for effecting localised heating of a workpiece
JPS6045247B2 (ja) * 1978-07-07 1985-10-08 住友金属工業株式会社 高エネルギ−ビ−ムによる鋼製品表面の熱処理方法
JPS5511142A (en) * 1978-07-07 1980-01-25 Sumitomo Metal Ind Ltd Heat-treating method for surface of steel product with laser beam
US4404454A (en) * 1978-09-20 1983-09-13 Philip Morris Incorporated Light energy perforation apparatus and system
US4404452A (en) * 1979-06-08 1983-09-13 Philip Morris Incorporated Optical perforating apparatus and system

Also Published As

Publication number Publication date
DE3476224D1 (en) 1989-02-23
US4533400A (en) 1985-08-06
EP0130749A1 (en) 1985-01-09
CA1244325A (en) 1988-11-08
JPS609828A (ja) 1985-01-18
EP0130749B1 (en) 1989-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0124202B2 (ja)
EP0147190A1 (en) Method and apparatus for laser gear hardening
US4304978A (en) Heat treating using a laser
EP0140663A1 (en) Optical scanning system for laser treatment of electrical steel and the like
JP2002030343A (ja) レーザによる歯車の熱処理方法および装置
JPH0621295B2 (ja) シリンダ内周面のレ−ザ焼入れ方法
JPH064892B2 (ja) レーザ照射によるねじ軸表面硬化方法
JPH0790358A (ja) レーザ焼入れ装置
JPH0774372B2 (ja) レ−ザ焼入れ方法
JP2002129239A (ja) レーザ焼入れ方法及び装置
JPS649382B2 (ja)
JPH0639575A (ja) レーザ加工装置
JPH04143092A (ja) レーザ加工装置
JPH04280914A (ja) レーザ焼入れ方法
JPS5625928A (en) Heat treatment of worm gear
JPH07252521A (ja) レーザ焼入れ方法
JP2004351443A (ja) ロール表面の加工方法及び装置並びにエンボスロール
JP2861123B2 (ja) シャフトのレーザ焼き入れ方法
JP2001335336A (ja) 材料の処理方法、円盤形状材料の処理方法、ガラス材及びガラスディスク
JPS63105918A (ja) レ−ザ−光オシレ−ト方法
JPH03122212A (ja) レーザ焼入れ方法
JPS6338516A (ja) レ−ザ焼入れ方法
JPS6264490A (ja) レ−ザ加工装置
JPH05287362A (ja) 円周表面の熱処理方法
JPS60149727A (ja) フオ−ク軸のレ−ザ熱処理方法