JPS58162253A - 豆乳の製造法 - Google Patents

豆乳の製造法

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JPS58162253A
JPS58162253A JP57043940A JP4394082A JPS58162253A JP S58162253 A JPS58162253 A JP S58162253A JP 57043940 A JP57043940 A JP 57043940A JP 4394082 A JP4394082 A JP 4394082A JP S58162253 A JPS58162253 A JP S58162253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soybeans
dispersion
minutes
water
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP57043940A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nishimura
豊 西村
Keiko Baba
啓子 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は色、臭い、味に優れ、油分ロスの少ない豆乳の
製造法に関する。
−1− 豆乳は、丸大豆、脱脂大豆等の大豆原料を磨砕した後、
不溶分を分離し、必要により油脂糖類等を添加し、乳化
して得られる大豆蛋白を主成分とする飲料である。一般
に大豆蛋白は栄養的に優れた蛋白であり、比較的安価で
あるので有用な蛋白源として期待されているが、特有の
青臭い臭や、後味に収斂味・渋味(以下単に「異味、異
臭」という。)があり、商品価値を下げている。
異味・異臭を除去する方法は、豆乳に蒸気を吹き込む方
法、酵素処理、微生物処理などが知られており、又丸大
豆を乾式、湿式にて加熱処理する方法など種々の方法が
知られている。また、生大豆を水、次いで稀アルコール
液に浸漬して大豆な膨潤化し、これを熱湯中に入れて短
時間煮沸し、異味・異臭成分を除去する方法も知られて
いる。(特開昭51−57850号)しかしこの方法は
、豆の表面に存在する異味・異臭成分は除去できるが、
豆の中心部の異味・異臭物質は除去できないことなど種
々の欠点が 2− あった。本発明者らはこれらの欠点について種々検討し
た結果、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、脱皮した大豆を、粉砕した後、濃度30
96ないし8096の低級アルコール水溶液に30℃な
いし、該アルコール水溶液の沸点にて5分ないし120
分浸漬するか、濃度30%ないし80%の低級アルコー
ル水溶液中で粉砕しつつ30℃ないし該アルコール水溶
液の沸点にて5分ないし120分浸漬して懸濁液を得る
第1工程、該懸濁液より水及び溶剤を除去して得た残渣
を、70℃ないし100℃の熱水中に分散させて分散液
を得る第2工程、該分散液より、水不溶分を除去し豆乳
を得る第3工程を少なくとも施すことを特徴とする豆乳
の製造法である。
本発明方法は、まず脱皮大豆を乾式粉砕する。
粉砕の程度は、径5箭以下なら良く、好ましくは粒径2
m以下のものが8096以上である。
粉砕機は特に限定する必要はなく、奈良式粉砕機、ハン
マーミル、ピンミルなどを用いる事が 3− できる。
粉砕した大豆を濃度30%ないし80%の低級アルコー
ル水溶液に30℃ないし該アルコール水溶液の沸点にて
5分ないし120分浸漬する。ここでいう低級アルコー
ルとはエタノール、インプロパツール、メタノールなE
の炭素数3以下のアルコールをいう。アルコール濃度が
3096未満では、青臭みが完全に除去されない。
80%以上では、油分が抽出されてしまい、またもどり
臭が発生し好ましくない。
また、浸漬温度は30℃ないし該アルコール水溶液の沸
点、好ましくは40℃ないし60℃、浸漬時間は5分な
いし120分、好ましくは15分ないし60分がよい。
溶剤比は丸大豆に対し2倍量ないし10倍量であればよ
い。
また、濃度30%ないし809りの低級アルコール水溶
液中で粉砕しつつ30℃ないし、該アルコール水溶液の
沸点にて5分ないし120分浸漬してもよい。この場合
の粉砕機としては、湿式型粉砕機なら特に限定するとこ
ろではない−4− が、防爆型のものが望ましい。
粉砕の方法は特定する必要はなく、ディスバーズ・ミル
、ホモジナイザー、磨砕機等の装置を用いることができ
る。例えば、家庭用のミキサーで、粗砕したのち襦潰器
で磨砕して、42メツシユ(350μ)以下の区分が5
096以上になるようにすれば良い。
次に第2工程として、該懸濁液を濾過して得た残渣より
溶剤を除去した後、70℃ないし100℃の熱水中にて
分散させて分散液を得る。濾過する方法、装置、濾材な
どは特に限定する必要はないが、特に本発明の懸濁液を
濾過する方法としては、遠心分離型の脱水機にて1,0
00〜3.00Orpmで5分ないし20分分離するの
が好ましい。
得られた残渣より溶剤、主にアルコール類を除去する。
除去する方法は一般には風乾すれば充分であるが、加温
して溶剤の除去を促進してもよい。
−5− 具体的には、減圧下において常温ないし70℃、好まし
くは常温ないし40℃が適当である。
溶剤を除去した後、70℃ないし100℃の熱水中に分
散させて分散液を得る。70℃以下では青臭味が残り1
00℃以上では、それ以下の温度と効果は変わらず、装
置的に複雑になることから、いずれも好ましくない。
熱水の量は、分散液中の固型分含量が10%ないし20
%となる程度であればよく、後の水不溶分を除去する際
に蛋白質が水不溶分中に残留せず、後の豆乳中の蛋白質
濃度があまり希薄にならない範囲がよい。分散させる方
法としてはホモミキサー、コロイドミル、ディスバーズ
ミルなどを用いればよく、好ましくは一担分散させた後
、マントンゴーリンなどで加圧下(50kr/cfない
し700 kg/cJ )で強制分散させたり、パイプ
ライン中で直接水蒸気と接触せしめて急激に100℃以
上に10秒以上加熱せしめたりして溶解性を高めること
ができる。
 6− 更に第3工程として該分散液より水不溶分を除去し豆乳
を得る。水不溶分を除去する方法は常法の遠心分離また
は濾過を行えばよく、特に2、OOOrpmないし6.
00Orpmにて10分ないし30分遠心分離すれば効
率よく除去できる。
このようにして得られた豆乳は油分ロスが少なく、更に
異味、異臭がなく、くすみがなく、色の白いものであっ
た。さらにこの豆乳は品質的にすぐれている事から、そ
のまま飲料として供するだけでなく、醗酵豆乳、ヨーグ
ルト、チーズなどの乳製品、豆腐、油揚、など素材とし
ての応用も可能である。
実施例1゜ 脱皮大豆202をコーヒーミルで粉砕し、これを濃度が
20. 30. 50. 80. 90%のエタノール
溶液60CC中で、60℃、30分間処理した。処理後
エタノール抽出液を濾過により除去し、残渣は風乾後さ
らにコーヒーミルで粉砕した。
 7− これに7倍量の沸とう水を入れホモミキサーにて分散し
、さらに高圧ホモゲナイザーで500kf/cr/lに
加圧しつつ強制分散後、遠心分離にてオカラを除去し豆
乳を得た。各アルコール濃度での抽出される油分ロスと
豆乳の官能評価結果を表1.に示す。
表    1゜ 官能評価は、訓練された10名のパネラ−に介 3〇−浸漬後磨砕し、オカラを分離して得た豆乳の評点
を5として行った。
 8− 0   ]   2  3  4  5  6   ?
   8  9  10この結果からアルコール濃度3
0〜80%において油分ロスが少なく、かつ品質良好な
豆乳が得られることがわかる。
実施例2゜ 脱皮大豆2 kgをビンミルで粉砕後、50%エタノー
ル溶液10/中で温度を20. 30. 40゜506
0℃、沸点にて30分間処理した。これを遠心分離型脱
水機でエタノール溶液を除去し残渣は減圧下、40℃に
て脱溶剤した。これに10倍量の沸とう水を加え、ディ
スバーズミルで分散し、さらにバイブライン中で直接水
蒸気と接触せしめて急激に120℃ 30秒間加熱した
。そして該分散液を3.OOOrpmで15分間遠心分
離し、オカラを除去して豆乳を得た。
表2には、豆乳の官能評価結果を示す。
 9− 表    2 この結果から30℃以上の温度をかける事により品質良
好の豆乳が得られる事が判った。
 l O− 実施例3 処理時間と豆乳品質との関係を表3に示した。
処理条件はアルコール濃度5o96、温度60℃とし時
間を2分、5分、1o分、20分、30分、60分、1
20分とし、その後は実施例1と同様にして豆乳を得た
表    3 この結果、温度60℃において熱処理時間5分以上で艮
好な豆乳が得られた。
実施例4 アルコールとして、エタノール、メタノール、インプロ
パツールを用い、それぞれ濃度50%、温度60℃、時
間30分の条件で行った。
その後は実施例1の方法に従い豆乳を得、官能評(il
liを行った。
表4にその結果を示す。
表    4 この様に、エタノール、メタノール、インプロパツール
にて、いずれも品質良好な豆乳が得られた。
実施例5 脱皮大豆507を50%エタノール200Ce中でホモ
ジナイザーで粉砕して得られたスラリーを50℃、20
分間加熱処理した。その後実施例1と同様の方法で得た
豆乳は、油分ロスは1.296、品質評価が9.5であ
り、味・臭・色ともに優れたものであった。
この豆乳IQQccにハチミツ21を添加し、乳酸菌を
接種し24時間35℃にて発酵した。
こうして得られた発酵豆乳は、大豆臭、苦渋味のない良
質のものであった。
実施例6 アルコール濃度50%、60℃、30分のアルコール処
理条件にて、実施例1と同様の方法にて得られた豆乳1
01に塩化カルシウム202加えて凝固させた後、型箱
に流し込み、圧搾して豆腐を作った。得られた豆腐は大
豆臭がなく、またニゲ味、収斂味が感じられない良質の
ものであった。
特許出願人 味の素株式会社 −13− −12−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脱皮した大豆を、粉砕した後、濃度30%ないし80%
    の低級アルコール水溶液に30℃ないし該アルコール水
    溶液の沸点にて5分ないし120分浸漬するか、濃度3
    0%ないし80%の低級アルコール水溶液中で粉砕しつ
    つ30℃ないし該アルコール水溶液の沸点にて5分ない
    し120分浸漬して懸濁液を得る第1工程、該懸濁液よ
    り、水及び溶剤を除去して得た残渣を70℃ないし10
    0℃の熱水中に分散させて、分散液を得る第2工程、該
    分散液より水不溶分を除去し豆乳を得る第3工程を少な
    くとも施すことを特徴とする豆乳の製造法。
JP57043940A 1982-03-19 1982-03-19 豆乳の製造法 Pending JPS58162253A (ja)

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JP57043940A JPS58162253A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 豆乳の製造法

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JP57043940A JPS58162253A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 豆乳の製造法

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JPS58162253A true JPS58162253A (ja) 1983-09-26

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JP57043940A Pending JPS58162253A (ja) 1982-03-19 1982-03-19 豆乳の製造法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4656044A (en) * 1984-08-09 1987-04-07 Takara Shuzo Co., Ltd. Soybean milk-containing alcoholic beverages

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54135250A (en) * 1978-04-07 1979-10-20 Mitsubishi Rayon Eng Production of soybean flour not containing odorous component
JPS54160769A (en) * 1978-06-07 1979-12-19 Mitsubishi Rayon Eng Production of soybean flour without odor component

Patent Citations (2)

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