JPS6050426B2 - 大豆デザ−ト食品の製造法 - Google Patents

大豆デザ−ト食品の製造法

Info

Publication number
JPS6050426B2
JPS6050426B2 JP52049312A JP4931277A JPS6050426B2 JP S6050426 B2 JPS6050426 B2 JP S6050426B2 JP 52049312 A JP52049312 A JP 52049312A JP 4931277 A JP4931277 A JP 4931277A JP S6050426 B2 JPS6050426 B2 JP S6050426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soybean
milk
food
soybeans
dessert food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52049312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53136548A (en
Inventor
敏行 小杉
幸忠 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MISUZU TOFU KK
Original Assignee
MISUZU TOFU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MISUZU TOFU KK filed Critical MISUZU TOFU KK
Priority to JP52049312A priority Critical patent/JPS6050426B2/ja
Publication of JPS53136548A publication Critical patent/JPS53136548A/ja
Publication of JPS6050426B2 publication Critical patent/JPS6050426B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は丸大豆または脱脂大豆を原料とし、大豆の成分
分画工程を全く行うことなく、大豆デザート食品を得る
大豆デザート食品の製造方法に関するものである。
大豆は良質の蛋白質を多量に含む食品であり、動物性蛋
白の資源に乏しいわが国においては、古来より、重要な
蛋白源として利用されてきた。
さらに近年は、それが安価なこと、動物性食品の摂取に
よるコレステロール蓄積の虞れを防ぐこと、そのアミノ
酸組成は牛乳と比較して遜色がないことなどの理由によ
り、動物性蛋白質の不足を補うものとして、あるいはそ
れに代るものとして世界的に注目され、その有効な利用
方法が検討されてきた。しカルながら、現在のところ、
大豆は各種の肉製品、乳製品、穀類等の類似品とされ、
これらの代替素材としてのみ利用されているのが実情で
ある。ところで、大豆食品の製造時、特に豆腐製造時に
は豆乳と分離された不溶残渣(おから)が多量に副生さ
れるが、このおからはその略18%が固型分であり、該
固型分は、蛋白質略27%、脂肪略12%、炭水化物略
58%、繊維略20%、灰分略12%で構成されており
、蛋白質に富み栄養的にすぐれた食品であるにも拘らず
、風味に乏しく、特に粗大な繊維分が多いため食感が悪
く、単独では利用され難いという欠点を有している。
本発明はおからを分離することなく目的製品たる消費者
の嗜好性を充分に満足する大豆デザート食品を得る方法
を提供するものであり、おから分を分離する工程が全く
無いのでそれだけ製造工程が簡易であるばかりでなく、
原料の利用率が極めて高い等の効果を有するものである
また、本発明は、大豆懸濁乳が等電点あるいは等電点附
近、すなわちPH4.2〜5.5程度に調製され・たと
きに、大豆懸濁乳牛の蛋白質成分が凝集してゲル状とな
る性質を利用するもので、大豆懸濁乳からプリン状すな
わち半固形状のデザート食品を得るものである。
すなわち、本発明は、おから分を分離すること、なくし
て得られた大豆懸濁乳のpHを等電点あるいは等電点附
近に調製する工程を、前記大豆懸濁乳に、夏みかん、レ
モン等の果実、あるいはクエン酸、リンゴ酸等、食品添
加物としての適性を有する酸性物質の添加で行なうこと
により、消費者の嗜好性を満足する食味を有する半固形
状のデザート食品を得るものである。
次に、本発明の大豆デザート食品の製造法の構成につい
て説明する。
本発明は、精選後水洗いした丸大豆または脱脂大豆を水
中に浸漬して充分吸水させ、その後目的に応じた加水量
となるように加水しながら粉砕し、粗粉砕物を得る工程
、加熱蒸煮する工程、超微粉砕機にかけて成分中のおか
ら分をも微細化する工程とにより丸大豆懸濁乳または脱
脂大豆懸濁乳を得た後、得られた丸大豆懸濁乳または脱
脂大豆懸濁乳を必要に応じて調味すると共に、該懸濁乳
のPHを等電点あるいは等電点附近に調整することによ
り、スプーンで食せるような半固形状のデザート食品を
得るものである。
本発明法において、丸大豆懸濁乳あるいは脱脂大豆懸濁
乳を得る際に実施する前記「成分中のおから分をも微細
化する工程」は、例えは処理液に高速度を与え、それに
伴う摩擦、剪断、キャビテーション、衝撃等により被処
理液の均質化を行うタイプの特殊型ホモゲナイザーや、
あるいは高速度ホモゲナイザー等の超微粉砕機を使用し
て達成Jされるものであるが、前者の特殊型ホモゲナイ
ザーを使用する楊合には、おからが極めて良好に微細化
されるので特に好ましいが、後者の高速度ホモゲナイサ
ーを利用して粗粉砕物を微細化する場合でも、この超微
粉砕工程に続いて遠心分離機に3よる処理を行ない、僅
かに残存して食感に悪影響を与える原因となる粗大な繊
維分を除去する工程を設けることにより、前者の特殊型
ホモゲナイザーを利用した場合と同様に極めて良好な懸
濁乳が得られる。
しかしながら、このおから分をも微細3化する工程後の
粗大繊維の除去工程は必すしも必要なものではない。な
お、高速度ホモゲナイザーによる超微粉砕処理の場合は
、例えば18000RPMで1紛程のホモゲナイズ処理
後、遠心分離機で3000RPM110分程の遠心分離
を行うことによ4り、前述の粗大繊維分の除去を完壁に
達成し得る。前述の通り、特殊型ホモゲナイザーを使用
して得られる大豆懸濁乳と、高速度ホモゲナイザーを使
用して得られる大豆懸濁乳との間にはその品質において
何ら差異のないものとなるが、高速度ホモゲナイザーに
より特殊型ホモゲナイザーで得られる懸濁乳と同程度の
ものを得る場合には、粗大な繊維分を除去する前記遠心
分離工程を設ける必要があるため、あまり高濃度の懸濁
乳とすることはできない。
他方、特殊型ホモゲナイザーにより大豆懸濁乳を得る場
合には、加水量は3倍程度から任意の濃度の懸濁乳を得
ることができるため製品のテクスチャーも任意のものと
することができる。本発明方法は、前記のようにして得
られた大豆懸濁乳に、必要に応じて果汁、酸性溶液、シ
ヨ糖、香料その他製品の品質を改善するための添加・物
を添加すると共に、該懸濁乳のPHを等電点あるいは等
電点附近に調整し、本発明の目的製品たる大豆デザート
食品を得るものである。
なお、以上の工程において、粗粉砕した大豆に果汁等の
添加物を添加後、これを超微粉砕機にかけ成分中のおか
ら分をも微細化する工程を採つても、得られる目的製品
の食感は全く同等である。
更に、得られた大豆デザート食品にペクチンとカルシウ
ムの反応によるゲル化作用を加えることによつて、より
良好なる食感の製品を得ることもてきる。以下、本発明
の大豆デザート食品の製造法の具体的な構成を実施例に
基づいて説明する。
実施例1 丸大豆を精選し水洗い後、その500yを2秒間110
℃の蒸気にて表面処理し、リポキシゲナーゼを失活させ
た後、2ff間流水中にて浸漬する。
コロイドミルにて5分間破砕後、4fの水を加え5分間
蒸煮する。これを特殊型ホモゲナイザーにて1紛間均質
化し、高濃度大豆懸濁乳を得た。これにシヨ糖を重量に
て20%、夏みかん果肉を重量にて10%および果皮を
少量加え、高速度ホモゲナイザーにて18000RPM
15分間ホモゲナイズした。こうして得られた食品は、
夏みかんの酸によつて大豆蛋白は適度に凝固し、夏みか
んの風味を持つたいへん食感のよい食品となつた。
本実施例による食品は、酸度0.7\PH4.へゲル強
度10.3なり、市販のヨーグルト、プリン、ババロア
等の食品に比し遜色のない大豆食品であつた。
実施例2 実施例1と同様に精選、表面処理、水中浸漬、破砕、蒸
煮して得た大豆粗粉砕物に、実施例1と同量の夏みかん
果肉、果皮およびシヨ糖の混合物を高速度ホモゲナイザ
ーにて18000RPM15分間ホモゲナイズしたもの
を混和し、これを特殊型ホモケナイザーにて1紛間均質
化して得た食品は、実施例1の食品と全く同等のもので
あつた。
実施例3実施例1と同様に処理して得た高濃度大豆懸濁
乳に、夏みかん果肉のかわりに、10%クエン酸溶液3
5ccを加えることにより、実施例1と同等の食感の製
品を得ることができた。
なお本実施例品のPHは4.6である。実施例4実施例
1と同様にして得られた高濃度大豆懸濁乳を15℃に冷
却後、該懸濁乳に対して10%塩化カルシウム溶液を1
%、シヨ糖20%を加え、高速度ホモゲナイザーにて1
8000RPM15分間ホモゲナイズする。
続いて、懸濁乳に対して10%の夏みかん果肉、同果皮
少量および果実から抽出したペクチン0.1%を高速度
ホモゲナイザーにて18000RPM15分間ホモゲナ
イズしたものを加えよく混合する。
こうして得られた食品は、実施例1、2、3のものと舌
ざわりの異なる非常に優れた食品となつた。なお、本実
施例品のPHは5.0である。以上、実施例1〜実施例
4におけるリポキシゲナーゼ失活のための蒸気処理は、
大豆特有の青臭味が生ずるのを抑制するためであるが、
この工程は本発明方法において必ずしも必要な工程では
ない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 丸大豆または脱脂大豆を充分に水中に浸漬させて水
    を含ませた後、これを粗粉砕する工程と、加熱蒸煮する
    工程と、超微粉砕機にて成分中のおから分をも微細化す
    る工程とにより丸大豆懸濁乳または脱脂大豆懸濁乳とし
    た後、得られた丸大豆懸濁乳または脱脂大豆懸濁乳を必
    要に応じて調味すると共に、該懸濁乳のpHを等電点あ
    るいは等電点附近に調整することを特徴とする大豆デザ
    ート食品の製造法。
JP52049312A 1977-04-28 1977-04-28 大豆デザ−ト食品の製造法 Expired JPS6050426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52049312A JPS6050426B2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 大豆デザ−ト食品の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52049312A JPS6050426B2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 大豆デザ−ト食品の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53136548A JPS53136548A (en) 1978-11-29
JPS6050426B2 true JPS6050426B2 (ja) 1985-11-08

Family

ID=12827432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52049312A Expired JPS6050426B2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 大豆デザ−ト食品の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6050426B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58149651A (ja) * 1982-02-28 1983-09-06 Toshiyuki Oota 容器入りケ−キ
JPS60110258A (ja) * 1983-11-21 1985-06-15 Tomotoshi Maekawa 黒糖入り豆乳プリンの製造方法
JPS60150858U (ja) * 1984-03-19 1985-10-07 三洋電機株式会社 モニタ−装置
JPS61192256A (ja) * 1986-01-09 1986-08-26 World Food Kk 豆腐類または豆乳利用食品用全粒豆乳の製造方法
JP5770011B2 (ja) * 2011-04-28 2015-08-26 ハウス食品グループ本社株式会社 酸性ゲル状食品調製用キット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53136548A (en) 1978-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3901978A (en) Soybean beverage and process
CN1291664C (zh) 豆奶组合物和生产方法
Diarra et al. Peanut milk and peanut milk based products production: a review
US20040197463A1 (en) Soya fiber particulates and methods of preparation
JP2009514522A (ja) 高繊維大豆食品およびその製造方法
JP2004518440A (ja) 高度に可溶性の高分子量ダイズタンパク質
JPS5959151A (ja) 新規なゲル状食品の製造法
JP3256534B2 (ja) 酵素を使用した大豆の加工方法、および同方法により得られる加工大豆、および同加工大豆を含む食品
CA1204324A (en) Lactic acid fermentation products of sunflower seed milk
CN102524411A (zh) 一种大豆核桃乳及其制备方法
JPH028694B2 (ja)
JPS6050426B2 (ja) 大豆デザ−ト食品の製造法
US4117174A (en) Method for producing tofu-like food
JPS6150583B2 (ja)
KR20130010793A (ko) 모시두부 및 이의 제조방법
KR100822165B1 (ko) 전성분 두유 및 두부의 제조방법
Yadav et al. Optimisation of processing parameters for the preparation of vegetable curd from decorticated sesame seeds (Sesamum indicum)
JPS6132941B2 (ja)
EP0092443B1 (en) Sunflower seed milk
JPH08131112A (ja) 全粒豆腐及びその製造方法
JPS6127034B2 (ja)
US20060165868A1 (en) Method of manufacturing soybean-derived food material and processed food
RU2081618C1 (ru) Способ получения белкового продукта из сои
JPS59102355A (ja) 酸性ひまわり乳飲食品およびその製法
RU2366264C1 (ru) Способ приготовления молочно-белкового продукта