JPS5816086B2 - 逆火防止装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスストーブ等の逆火防止装置に関するもので
ある。

一般のガスストーブ等は、バーナヘッドの掛部に尚る様
にバーナ本体等に固定したサーモカップル等がガスの供
給路を開閉するための電磁弁に接続されている。

またガス管はガス元栓から該電磁弁を通りノズルを介し
てバーナ本体に連結されている。

この様に構成されているので、前記バーナ本体の炎が正
常炎でも逆火炎でも常に前記サーモカップル等を加熱し
、その出力作用により前記電磁弁は開かれたままなので
、例えば、逆火炎の時には前記バーナ本体は異常高温に
なり該バーナ本体周辺のコックやノズル等が加熱されて
器具の寿命を長（保つことができない。

また不完全燃焼がつづくので非常に危険であった。

本発明はバーナ本体の異常加熱による器具の破損防止と
、不完全燃焼による危険を防止し、しかも構造の簡単な
逆火防止装置を得るものである。

以下本発明の実施例を図面について説明する。

第１図は逆火防止装置の概略構成図、第２図は正常燃焼
時の同Ａ−λ断面図、第３図は逆火時の同Ａ−λ断面図
を示す。

第１．２，３図において、バーナ本体の側壁にネジ２で
バイメタル３の一端を固定し、該バイメタル３の他端に
はリベット４でアングル５を固定している。

該アングル５の端部に押え板６でサーモカップル７の感
知部がバーナヘッド８から出る掛部に当る様に該サーモ
カップル７を固定している。

該サーモカップル７の端子は手動でも開閉できる電磁弁
９に接続されている。

ガス管はガス元栓から該電磁弁９を通りノズル１０を介
して前記バーナ本体１に連結されている。

（図では点火装置を省略しである。）本発明は上記の様
に構成したので、例えば、正常燃焼時にはバーナ本体１
は異常高温にならないので第２図に示すようにバイメタ
ル３はサーモカップル７の感知部が掛部から出ない程度
の小さな変形しかしないので該サーモカップル７は常に
加熱され、その結果できた起電力の作用により電磁弁９
は開放の状態に保持され正常燃焼状態はつづ（。

しかし何らかの原因で逆火が起きた時は前記バーナ本体
１が異常高温になり第３図に示すように前記バイメタル
３が太き（変形して前記サーモカップル７を前記バーナ
ヘッド８の掛部から遠さける。

その結果該サーモカップル７の温度が下がって前記電磁
弁９の弁を開放してお（だけの起電力がな（なり、今ま
で開いていた該電磁弁９の弁が閉じてガスの供給が止り
逆火は消火する。

以上の様に本発明は簡単な構造でバーナ本体の異常加熱
による器具の破損防止と不完全燃焼による危険を防止す
る逆火防止装置を得ることができる有益な発明である。

尚、サーモカップルのかわりにフレームロンド等を使用
してもよい。

【図面の簡単な説明】

図に示すものは本発明の一実施例で、第１図は逆火防止
装置の概略構成図、第２図は正常燃焼時の同Ａ−λ断面
図、第３図は逆火時の同Ａ−λ断面図を示す。 １・・・・・・バーナ本体、２・・・・・・ネジ、３・
・・・・・バイメタル、４・・°・・・リベット、５・
・・・・・アングル、６・・・・・・押え板、７・・・
・・・サーモカップル、８・・・・・・バーナヘッド、
９・・・・・・電磁弁、１０・・・・・・ノズル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ サーモカップルをバーナヘッドの掛部に近接して設
   けるとともにこのサーモカップルの出力により電磁弁を
   開いてバーナ本体にガスを供給するものであって、一端
   をバーナ本体に固定し、他端。 を上記サーモカップルを支持するアングルに固定してな
   るバイメタルを設けることにより、上部バーナ本体の異
   常加熱時に上記サーモ力、とプルを上記掛部かも遠ざけ
   て上記電磁弁を閉じ、□上記バーナ本体へのガスの供給
   を停止したことを特徴とする逆火防止装置。