JPH0223967Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0223967Y2 JPH0223967Y2 JP3495084U JP3495084U JPH0223967Y2 JP H0223967 Y2 JPH0223967 Y2 JP H0223967Y2 JP 3495084 U JP3495084 U JP 3495084U JP 3495084 U JP3495084 U JP 3495084U JP H0223967 Y2 JPH0223967 Y2 JP H0223967Y2
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- JP
- Japan
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- thermocouple
- junction
- cold junction
- reverse bias
- hot junction
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は家庭用又は業務用の各種ガス燃焼器
具の異状燃焼を防止する安全装置に用いる逆バイ
アス用熱電対に関する。
具の異状燃焼を防止する安全装置に用いる逆バイ
アス用熱電対に関する。
従来の技術
瞬間ガス湯沸器等の各種ガス燃焼器具の安全装
置は、酸欠あるいはフイン詰り等が原因する不完
全燃焼を検知してガス通路に設けた電磁安全弁を
閉じ、ガスの供給を停止せしめて安全を確保する
ようになつているが、不完全燃焼を検知するのに
用いる逆バイアス用熱電対はその加熱が中止され
たときすみやかに降温してその発生起電力が低下
するのが望ましい。これは、低下速度が遅いと正
起電力側の主熱電対との合成起電力が負となり再
着火時に電磁安全弁の開成保持に時間がかかるか
らである。従来のこの種の逆バイアス用熱電対は
第５図に示したように熱電対TCの先端の温接点
HJを湯沸器の内胴の排気開口部４に臨むよう固
定碍子１の上方に配設し、冷接点CJは固定碍子
１の下方に配設して主バーナ６が燃焼時に湯沸器
の内胴の排気開口部４から溢れてくる排ガスで、
温接点HJだけを加熱する構造になつていた。こ
れに対し、冷接点CJは温接点HJ部からの熱伝導
だけによつて温度上昇し、定常時の温度は80℃程
度にまでしか上昇しない。この状態で主バーナ６
が消火されると温接点HJと冷接点CJの温度は第
６図に示される温度降下曲線に沿つて降温し５分
以上経過後に温接点HJと冷接点CJの温度が同じ
になり、その発生起電力は0mVになる。このよ
うに従来例では冷却時に５分以上経過しないと逆
バイアス用熱電対の発生起電力は0mVにならず
起電力低下は非常緩慢であつた。
置は、酸欠あるいはフイン詰り等が原因する不完
全燃焼を検知してガス通路に設けた電磁安全弁を
閉じ、ガスの供給を停止せしめて安全を確保する
ようになつているが、不完全燃焼を検知するのに
用いる逆バイアス用熱電対はその加熱が中止され
たときすみやかに降温してその発生起電力が低下
するのが望ましい。これは、低下速度が遅いと正
起電力側の主熱電対との合成起電力が負となり再
着火時に電磁安全弁の開成保持に時間がかかるか
らである。従来のこの種の逆バイアス用熱電対は
第５図に示したように熱電対TCの先端の温接点
HJを湯沸器の内胴の排気開口部４に臨むよう固
定碍子１の上方に配設し、冷接点CJは固定碍子
１の下方に配設して主バーナ６が燃焼時に湯沸器
の内胴の排気開口部４から溢れてくる排ガスで、
温接点HJだけを加熱する構造になつていた。こ
れに対し、冷接点CJは温接点HJ部からの熱伝導
だけによつて温度上昇し、定常時の温度は80℃程
度にまでしか上昇しない。この状態で主バーナ６
が消火されると温接点HJと冷接点CJの温度は第
６図に示される温度降下曲線に沿つて降温し５分
以上経過後に温接点HJと冷接点CJの温度が同じ
になり、その発生起電力は0mVになる。このよ
うに従来例では冷却時に５分以上経過しないと逆
バイアス用熱電対の発生起電力は0mVにならず
起電力低下は非常緩慢であつた。
考案の目的
この考案は温接点と冷接点がともに排ガスの雰
囲気中に暴露されて温接点と冷接点の温度レベル
をともに上昇させて消火時に逆バイアス用熱電対
の起電力低下をすみやかにして燃焼器具の再点火
を容易とすることを目的とした逆バイアス用熱電
対を提供するものである。
囲気中に暴露されて温接点と冷接点の温度レベル
をともに上昇させて消火時に逆バイアス用熱電対
の起電力低下をすみやかにして燃焼器具の再点火
を容易とすることを目的とした逆バイアス用熱電
対を提供するものである。
考案の構成
その構成は逆バイアス用熱電対TCを燃焼室の
周壁に穿設した排気開口部に臨ませて設置するの
であるが、その際熱電対TCにおける温接点HJと
冷接点CJを略水平方向に温接点HJは周壁に近
く、冷接点CJは遠くに位置させて両接点を若干
離間させて設けることを特徴とする逆バイアス用
熱電対である。
周壁に穿設した排気開口部に臨ませて設置するの
であるが、その際熱電対TCにおける温接点HJと
冷接点CJを略水平方向に温接点HJは周壁に近
く、冷接点CJは遠くに位置させて両接点を若干
離間させて設けることを特徴とする逆バイアス用
熱電対である。
実施例
以下この考案による逆バイアス用熱電対の一実
施例を図面に基づき説明すると、第１図及び第２
図において、TCは先端の温接点HJと基端側の冷
接点CJとを備えた熱電対で、冷接点CJ部をリー
ド線２に固着接続し、リード線を固定碍子１に貫
挿させて温接点HJと冷接点CJを固定碍子１の上
方に前後に接近させて配置している。
施例を図面に基づき説明すると、第１図及び第２
図において、TCは先端の温接点HJと基端側の冷
接点CJとを備えた熱電対で、冷接点CJ部をリー
ド線２に固着接続し、リード線を固定碍子１に貫
挿させて温接点HJと冷接点CJを固定碍子１の上
方に前後に接近させて配置している。
第３図及び第４図はこの考案による逆バイアス
用熱電対をガス湯沸器に適用した場合を示したも
ので、湯沸器の内胴３の一側壁に穿つた排気開口
部４の前方に熱電対TCを、その温接点HJを排気
開口部４に近づけ、冷接点CJは開口部４より遠
ざけ、両接点を若干離間して略水平方向に配設す
る。なお、図中５は内胴３に固着された熱電対
TCの取付板、６は主バーナ、７は熱交換器、８
は給水コイル、９はノズル、１０は器体外殻であ
る。この状態で主バーナ６に着火されると排気開
口部４から溢れた排ガスは熱電対TCの温接点HJ
と冷接点CJをともに加熱し、温接点HJは燃焼ガ
スに接触を保つていて300℃に上昇し、冷接点CJ
は温接点HJと熱伝導による熱的結合が大きいの
で150℃まで上昇する。ここで、主バーナ６が消
火されると燃焼ガスは消失するので温接点HJの
温度低下は急激で冷接点CJとすみやかに等しく
なり、第７図に示された温度降下曲線に沿つて降
温し、およそ２分後に両者の温度は等しくなり、
その発生起電力は0mVになり起電力低下は鋭敏
となる。
用熱電対をガス湯沸器に適用した場合を示したも
ので、湯沸器の内胴３の一側壁に穿つた排気開口
部４の前方に熱電対TCを、その温接点HJを排気
開口部４に近づけ、冷接点CJは開口部４より遠
ざけ、両接点を若干離間して略水平方向に配設す
る。なお、図中５は内胴３に固着された熱電対
TCの取付板、６は主バーナ、７は熱交換器、８
は給水コイル、９はノズル、１０は器体外殻であ
る。この状態で主バーナ６に着火されると排気開
口部４から溢れた排ガスは熱電対TCの温接点HJ
と冷接点CJをともに加熱し、温接点HJは燃焼ガ
スに接触を保つていて300℃に上昇し、冷接点CJ
は温接点HJと熱伝導による熱的結合が大きいの
で150℃まで上昇する。ここで、主バーナ６が消
火されると燃焼ガスは消失するので温接点HJの
温度低下は急激で冷接点CJとすみやかに等しく
なり、第７図に示された温度降下曲線に沿つて降
温し、およそ２分後に両者の温度は等しくなり、
その発生起電力は0mVになり起電力低下は鋭敏
となる。
考案の効果
この考案は以上説明したように、逆バイアス用
熱電対における温接点と冷接点を水平方向に若干
離間して配設し、両者を排気開口部から溢れてく
る排ガスの高温域に臨ませるという簡単な構造で
フイン詰り、酸欠等異状燃焼の検知性能は全く低
下することなく、主バーナ消火時の起電力降下を
すみやかにし、再着火時に逆バイアス起電力がほ
とんど作用しない状態で点火操作を行なえるた
め、電磁安全弁の開成保持をすみやかに行なえ実
用性の高いものである。
熱電対における温接点と冷接点を水平方向に若干
離間して配設し、両者を排気開口部から溢れてく
る排ガスの高温域に臨ませるという簡単な構造で
フイン詰り、酸欠等異状燃焼の検知性能は全く低
下することなく、主バーナ消火時の起電力降下を
すみやかにし、再着火時に逆バイアス起電力がほ
とんど作用しない状態で点火操作を行なえるた
め、電磁安全弁の開成保持をすみやかに行なえ実
用性の高いものである。
第１図はこの考案による逆バイアス用熱電対の
一実施例を示す斜視図、第２図は側面図、第３図
はその使用状態の正面図、第４図はフイン詰り等
の異状燃焼状態を示す側面図、第５図は従来例の
側面図、第６図は従来例における熱電対の温度特
性を示すカーブ、第７図はこの考案に係わる熱電
対の温度特性を示すカーブである。 TC……熱電対、HJ……温接点、CJ……冷接
点、１……固定碍子、２……リード線、４……排
気開口部。
一実施例を示す斜視図、第２図は側面図、第３図
はその使用状態の正面図、第４図はフイン詰り等
の異状燃焼状態を示す側面図、第５図は従来例の
側面図、第６図は従来例における熱電対の温度特
性を示すカーブ、第７図はこの考案に係わる熱電
対の温度特性を示すカーブである。 TC……熱電対、HJ……温接点、CJ……冷接
点、１……固定碍子、２……リード線、４……排
気開口部。
Claims (1)
- 燃焼室の側壁に穿つた排気開口部４に臨むべく
温接点HJと冷接点CJを略水平方向に、かつ温接
点HJは側壁に近づけ冷接点CJは側壁より遠ざけ
て配設して、温接点HJと冷接点CJの温度レベル
を共に上昇させるように設けたことを特徴とする
逆バイアス用熱電対。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3495084U JPS60148859U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 逆バイアス用熱電対 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3495084U JPS60148859U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 逆バイアス用熱電対 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60148859U JPS60148859U (ja) | 1985-10-03 |
| JPH0223967Y2 true JPH0223967Y2 (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=30538791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3495084U Granted JPS60148859U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 逆バイアス用熱電対 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60148859U (ja) |
-
1984
- 1984-03-12 JP JP3495084U patent/JPS60148859U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60148859U (ja) | 1985-10-03 |
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