JPS5823081Y2 - 燃焼安全装置 - Google Patents

燃焼安全装置

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Publication number
JPS5823081Y2
JPS5823081Y2 JP1976161748U JP16174876U JPS5823081Y2 JP S5823081 Y2 JPS5823081 Y2 JP S5823081Y2 JP 1976161748 U JP1976161748 U JP 1976161748U JP 16174876 U JP16174876 U JP 16174876U JP S5823081 Y2 JPS5823081 Y2 JP S5823081Y2
Authority
JP
Japan
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flame
thermocouple
cold junction
safety device
burner
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Application number
JP1976161748U
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JPS5377446U (ja
Inventor
謙一 高垣
昇 石橋
栄一 田中
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱電対を用いた燃焼安全装置に関し、従来用い
られていた吹消え安全装置としての熱電対を利用して酸
欠状態でも安全装置として確実に働くようにしたもので
ある。
従来、酸欠安全装置としては熱電対を用いた二、三の方
法が提案されているが、そのいずれもが天然ガスやLP
ガスなどへの適応がねらいで、軽質のいわゆる都市ガス
には適用できないでいる。
すなわち燃焼性の悪い天然ガス等では火炎の吹消えが生
じやすく19〜17%02で吹消えて安全装置として働
くが、燃焼性の良い都市ガスでは10%前後でも燃焼を
継続するため安全装置として働かず多量のCOを発生す
る欠点があった。
又上記燃焼性の悪いガスでも正常時の燃焼性との兼合い
で任意の消火02%を取りがたい問題があった。
本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その一実施例を図面とともに説明する。
図において、1はいわゆる種火用パイロットバーナで、
パイロット火炎2を形成する。
3は熱電対で、熱接点4を前記パイロットバーナ火炎2
の中に挿入し、下部の冷接点5との間の温度差を取出し
てガス回路を開閉する電磁弁9を励磁する熱電対安全装
置を構成する。
6は主バーナで、主炎7を作る。
8はアルミニウム等の熱伝導度の良い耐熱性の材料で、
一端を主炎7中に挿入し、他端を前記冷接点5に接触せ
しめている。
上記構成において、パイロット火炎2を形成して熱電対
3の熱接点4を加熱すると電磁弁9が励磁され、ガス回
路を開放する。
そして主バーナ6からガスが噴出してこれが前記パイロ
ット火炎によって点火され、その主炎7は良熱伝導体8
を加熱し、その熱を伝導によって熱電対3の冷接点5に
送り、冷熱両接点4,5の温度差を少なくする。
この状態で酸欠状態になるとパイロット火炎2がリフト
し始め、熱電対3の熱接点4がこのリフト現象によって
冷却され、その熱起電力を失なって電磁弁9を閉じる安
全動作を行なう。
ここで良熱伝導体8がないときは、酸欠状態になると第
3図に示すように熱起電力がACにそって低下し、電磁
弁9が励磁を失う起電力をE、安全動作に入る酸素濃度
をDとすると、同図aで示す安全動作に入る酸素濃度で
はガスは切れず、COの発生をもたらす。
ところが本考案では良熱伝導体8を介して冷接点5を加
熱することにより、パイロット火炎2のみの点火初期で
は起電力値がA点にあって従来通りの点火特性(弁の開
時性)を有しながら、主炎7が形成された時には冷接点
5が加熱されることによってB点に降下、即ち主炎7の
使用時(パイロット火炎のみでの酸欠はまず考えられな
い)には熱起電力がBCの如く下り、初期起電力値が低
くなって酸欠状態になるとbで示す如くEで示す起電力
よりも十分小さくなり、確実に作動する。
なお酸欠時には、パイロット火炎2は主炎7よりも飛び
やすくなっている。
従って、パイロット火炎2により熱せられている熱電対
3の熱接点4の温度は酸欠になると下ってくるが、主炎
7により熱せられている冷接点5の温度は減少しないの
で上述の如く酸欠状態になると熱電対の起電力が十分小
さくなり安全動作する。
第2図は他の実施例を示し、熱電対3の冷接点5に対向
させて補助炎口10を設け、この補助炎口10の火炎1
1によって冷接点を加熱するようにしたもので、この実
施例によれば前記実施例のもののように良熱伝導体8を
必要とせず、構成を簡素化できる利点がある。
なお図中12は火移り用火炎である。
以上実施例の説明で明らかなように本考案によれば、主
バーナによる火炎の熱を冷接点に与えることにより、酸
欠時には主バーナによる火炎の熱量を減少させずに冷接
点に伝え、パイロットバーナによる火炎の熱を受ける熱
接点のみ温度降下を起こさせるため、点火特性を悪化さ
せることなく熱電対を用いた酸欠安全動作を確実に行な
わせることができる。
また本考案によれば熱電対の加熱量を調節することによ
って安全動作に入る酸素濃度を変えることもできるなど
、その実用的価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における燃焼安全装置の説明
図、第2図は同性の実施例を示す説明図、第3図は動作
を説明する特性図である。 1・・・・・・パイロットバーナ、2・・・・・・パイ
ロット火炎、3・・・・・・熱電対、4・・・・・・熱
接点、5・・・・・・冷接点、6・・・・・・主バーナ
、7・・・・・・主炎、8・・・・・・良熱伝導体、9
・・・・・・電磁弁、10・・・・・・補助炎口、11
・・・・・・補助火炎。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)パイロットバーナと、パイロットバーナの火炎に
    よって点火される主バーナと、前記パイロットバーナの
    火炎によって加熱される熱電対と、この熱電対からの熱
    起電力によってガス供給を制御する電磁弁とを備え、か
    つ前記主バーナはその火炎によって熱電対の冷接点を加
    熱するようにしてなる燃焼安全装置。
  2. (2)上記熱電灯の冷接点に良熱伝導体を接触させ、そ
    の良熱伝導体の他端を主バーナの火炎に臨ませてこの火
    炎からの伝導熱で熱電対の冷接点を加熱するようにした
    ことを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の燃焼安全装置。
  3. (3)上記主バーナの一部に熱電対の冷接点に向けて開
    口する予備炎口を設け、この予備炎口の火炎によって熱
    電対の冷接点を加熱するようにしたことを特徴とする前
    記実用新案登録請求の範囲第1項記載の燃焼安全装置。
JP1976161748U 1976-12-01 1976-12-01 燃焼安全装置 Expired JPS5823081Y2 (ja)

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JP1976161748U JPS5823081Y2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 燃焼安全装置

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JP1976161748U JPS5823081Y2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 燃焼安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS5377446U JPS5377446U (ja) 1978-06-28
JPS5823081Y2 true JPS5823081Y2 (ja) 1983-05-17

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ID=28769538

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JP1976161748U Expired JPS5823081Y2 (ja) 1976-12-01 1976-12-01 燃焼安全装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52166838U (ja) * 1976-06-11 1977-12-17

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JPS5377446U (ja) 1978-06-28

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