JP3143418B2 - 熱電対を備えたガスコンロ用バーナ - Google Patents

熱電対を備えたガスコンロ用バーナ

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JP3143418B2 JP09263817A JP26381797A JP3143418B2 JP 3143418 B2 JP3143418 B2 JP 3143418B2 JP 09263817 A JP09263817 A JP 09263817A JP 26381797 A JP26381797 A JP 26381797A JP 3143418 B2 JP3143418 B2 JP 3143418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電対を備えたガ
スコンロ用バーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からバーナの炎の燃焼中に熱電対の
熱起電力でバーナへのガスの供給部に設けた電磁弁より
なる安全弁を開状態に保ち、炎が消えて熱起電力が低下
すると安全弁を閉じて、生ガスの流出を防ぐようにした
ガス器具用の安全装置が知られている。
【0003】ところが、従来にあっては、炎が消えた場
合にのみ上記のように熱起電力が低下すると安全弁を閉
じて、生ガスの流出を防ぐようにしただけのものでしか
なく、逆火時において、バーナの炎による熱起電力発生
部の加熱温度が約600℃から約400℃に低下すると
言えども、依然としてバーナの炎によって熱電対の熱起
電力発生部が加熱され、発生する熱起電力によりバーナ
へのガスの供給部に設けた安全弁を開状態に保つように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
な従来例にあっては、逆火時に、逆火によるバーナ周辺
の異常加熱が発生するという問題があり、また、バーナ
をアルミニュームなどの低融点の金属により形成しよう
としても、逆火によるバーナの異常高温により、変形や
溶融現象が生じ、このため、アルミニュームなどでバー
ナを形成する際の支障となっていた。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、簡単な構成で逆火時に安全弁を閉
じて、バーナ周辺の異常加熱を防止し、また、ガスバー
ナをアルミニューム製としても逆火による加熱で変形し
たり、溶融したりすることがない熱電対を備えたガスコ
ンロ用バーナを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の熱電対を備えたガスコンロ用バーナは、バー
ナ本体2に熱電対3を取付け、該熱電対3に、主として
バーナ1の炎により加熱されて熱起電力を発生する第1
の熱起電力発生部4と、主としてバーナ本体2からの熱
で熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部5とを直列
に接続し、第1の熱起電力発生部4において発生する熱
起電力の極性と、第2の熱起電力発生部5において発生
する熱起電力の極性とを逆極性とし、第1の熱起電力発
生部4をバーナ本体2から離間して配設し、第2の熱起
電力発生部5をバーナ本体2の熱電対取付け孔23に密
させて成ることを特徴とするものである。このような
構成とすることで、正常燃焼時には熱電対3の主として
バーナ1の炎により加熱される第1の熱起電力発生部4
の温度T1 が、主としてバーナ本体2からの熱で熱起電
力を発生する第2の熱起電力発生部5の温度T2 よりも
十分温度が高く、これにより、バーナ1へのガスの供給
部に設けた電磁弁よりなる安全弁を開状態に保つのに十
分な起電力を発生しているが、逆火した場合、主として
バーナ1の炎により加熱される第1の熱起電力発生部4
の温度T1 が下がり、主としてバーナ本体2からの熱で
熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部5の温度T2
が上昇し、これにより温度T1 と温度T2 との温度差が
小さくなり、この結果、安全弁を吸着させるのに必要な
起電力を下回り、安全弁を閉じてバーナ1へのガスの供
給が遮断されることになる。
【0007】また、第1、第2の熱起電力発生部5と直
列に、加熱されることで第2の熱起電力発生部5におい
て発生する熱起電力の極性と同じ極性の熱起電力が発生
する第3の熱起電力発生部6を接続して熱電対3が構成
してあることが好ましい。このような構成とすること
で、第2の熱起電力発生部5において発生する熱起電力
に第3の熱起電力発生部6によって発生する熱起電力が
プラスされて、逆火時により確実に安全弁を吸着させる
のに必要な起電力を下回り、安全弁を閉じてバーナ1へ
のガスの供給が遮断されることになる。
【0008】また、少なくともバーナ本体2がアルミニ
ューム製であることが好ましい。このような構成とする
ことで、熱伝導が大きいため、逆火時に主としてバーナ
本体2からの熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力発
生部5の温度T2 が顕著に上昇し、これにより、温度T
1 と温度T2 との温度差がいっそう小さくなり、この結
果、安全弁を吸着させるのに必要な起電力を下回り、安
全弁を閉じてバーナ1へのガスの供給が遮断されること
になる。また、アルミニューム製であるため、酸化被膜
が出来て長期間使用しても色が変化せず、バーナ本体2
を露出するような構造のものとしても、長期間の使用に
より外観が悪くならないようにできる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を以下添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。バーナ1は、図2、図5、図
6、図7に示すようにバーナ1の主体を構成するバーナ
本体2と、バーナ本体2の上部に着脱自在にはめ込まれ
るバーナキャップ7とで構成してある。バーナ本体2は
混合管部8と混合管部8の上部にバーナベース9を固着
して構成してある。バーナ本体1の上面部の中央部には
キャップ受け部10が設けてあり、キャップ受け部10
にバーナキャップ7の下部が着脱自在にはめ込まれるよ
うになっている。バーナ本体1の中央孔部11の周壁1
2の上端部と、中央孔部11の周壁12を隙間を介して
囲む外周壁13の上端開口縁に設けた傾斜壁面14とが
それぞれキャップ受け部10となっており、リング状を
したバーナキャップ7の下面部の内周部に設けた脚部1
5を上記周壁12の上端部に着脱自在にはめ込み、バー
ナキャップ7の下面部の外周部が傾斜壁面14に着脱自
在にはめ込むものである。バーナキャップ7の下面部の
外周部には図4に示すように、周方向に多数のスリット
30が形成してあって、該スリット30が主炎孔16a
となっている。ここで、スリット30の内側半分は外側
半分よりも幅広となっており、この幅広となったスリッ
ト30の内側半分の幅方向の中央部に下向き突起部31
が垂設してあって、この下向き突起部31はバーナキャ
ップ7の下面部の外周部の他の部分よりも下方に突出し
ている。したがって、バーナキャップ7の下面部の下方
に向けて突出した下向き突起部31の下面をバーナ本体
1の傾斜壁面14に載置した状態で、傾斜壁面14とバ
ーナキャップ7の下面部の外周部の下向き突起部31以
外の部分との間に小隙間32が形成され、この小隙間3
2が保炎孔16bとなっており、この保炎孔16bによ
り隣接する主炎孔16aの下端部同士を連続させてい
る。したがって、本実施形態においては、前述の上記主
炎孔16aと保炎孔16bとで炎孔16が構成してあ
る。
【0010】バーナベース9の外周部は外方に向けて鍔
片17が延出してあり、鍔片17の外周端部の受け片1
7にガラスのような天板18の孔19の周縁部を載置
し、リンク状をしたリングプレート20で天板18の孔
19の周縁部の上面を押えてねじ具21によりリングプ
レート20をバーナベース9に固着することで天板18
を取付けるようになっている。また、バーナ本体2には
図6に示すように点火装置22が取付けてある。ここ
で、少なくともバーナベース9、混合管8はアルミニュ
ームにより形成してあり、また、バーナキャップ7はア
ルミニューム又は真鍮等により形成してある。
【0011】アルミニューム製のバーナ本体2のバーナ
ベース9部分には熱電対取付け孔23が上下に貫通して
形成してあり、この熱電対取付け孔23に図1、図5の
ように熱電対3が貫通して取付けてある。バーナキャッ
プ7の外側面の熱電対3の上端部に対向する部分には直
接主炎口16aを構成するスリット30の外側端部が対
向しないようにしてあり、バーナキャップ7の外側面の
熱電対3に対向する部位の両側に位置する主炎口16a
からの炎により熱電対3を加熱するようになっている。
【0012】熱電対3は図1に示すように、第1の導体
24、第2の導体25、第3の導体26、第4の導体2
7で構成してあり、第1の導体24、第4の導体27に
はそれぞれリード線28が接続してある。ここで、添付
図面に示す実施形態においては、第1の導体24がクロ
メル、第2の導体25がコンスタンタン、第3の導体2
6がインコネル、第4の導体27が真鍮である場合の例
が示してある。また、構造的には、第1の導体24、第
1の導体24とリード線28との接続部及び第1の導体
24と第2の導体25との接続部をグラスウールチュー
ブ29により被覆し、該グラスウールチューブ29を第
4の導体27である真鍮の筒状のケース内にはめ込み、
第2の導体25と第3の導体26とを第4の導体27で
ある真鍮の筒状のケースの上端及びグラスウールチュー
ブ29の上端よりも上方に突出させてある。
【0013】上記のような構成の熱電対3は図1に示す
ように、第2の導体25と第3の導体26との接続部分
がバーナベース9の上面よりも上方に突出しており、主
として炎孔16から出る炎により加熱されて熱起電力を
発生するようになっている。したがって、第2の導体2
5と第3の導体26との接続部分が主としてバーナ1の
炎により加熱されて起電力を発生させるための第1の熱
起電力発生部4を構成している。
【0014】また、上記のような構成の熱電対3は図1
に示すように、第3の導体26と第4の導体27との接
続部分がアルミニューム製のバーナ本体2の熱電対取付
け孔23の内周面に大方密着しており、主としてバーナ
本体2からの熱により熱起電力を発生するようになって
いる。したがって、第3の導体26と第4の導体27と
の接続部分が主としてバーナ本体2からの熱で熱起電力
を発生する第2の熱起電力発生部5を構成している。
【0015】また、第1の導体24と第2の導体25と
の接続部分は第3の熱起電力発生部6となっており、こ
の第3の熱起電力発生部6は熱電対取付け孔23内に位
置している。上記第1の熱起電力発生部4と第2の熱起
電力発生部5と第3の熱起電力発生部6とは電気的に直
列に接続してあり、また、第1の熱起電力発生部4にお
いて発生する熱起電力の極性と、第2、第3の熱起電力
発生部5、6においてそれぞれ発生する熱起電力の極性
とは逆極性となっている。つまり、第1の熱起電力発生
部4においては、第2の導体25がコンスタンタンで第
3の導体26がインコネルであるため、コンスタンテン
側が負素子、インコネル側が正素子となる。また、第2
の熱起電力発生部5においては、第3の導体26がイン
コネルで、第4の導体27が真鍮であるため、インコネ
ル側が正素子、真鍮側が負素子となる。また、第3の起
電力発生部6においては、第1の導体24がクロメル、
第2の導体25がコンスタンタンであるため、クロメル
側が正素子、コンスタンタンが負素子となる。
【0016】しかして、操作つまみや操作釦等の操作部
を操作してガス供給部からガスを供給すると同時に点火
装置22により炎孔16から噴出するガスに点火され
る。このようにして炎孔16から噴出するガスがガス炎
となって燃焼すると、該ガス炎により熱電対3の先端の
第1の熱起電力発生部4が加熱されて熱起電力を発生
し、この熱起電力によりガス供給部に設けた電磁弁より
なる安全弁を開状態に保っのである。ここで、通常燃焼
状態においては、主としてバーナ本体2からの熱伝導等
により第2の熱起電力発生部5、第3の熱起電力発生部
6も加熱されて第1の熱起電力発生5により発生する熱
起電力とは逆極性の熱起電力が発生するが、正常燃焼時
に主としてバーナ1の炎により加熱される第1の熱起電
力発生部4の温度T1 は、主としてバーナ本体2からの
熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部5の温度
2 や第3の熱起電力発生部6の温度T3 よりも十分温
度が高く(例えば温度T1 は約600℃、温度T2 や温
度T3 は100℃〜200℃)、これにより、バーナ1
へのガスの供給部に設けた電磁弁よりなる安全弁を開状
態に保つのに十分な起電力(5〜10mV)を発生して
いる。
【0017】一方、逆火した場合、主としてバーナ1の
炎により加熱される第1の熱起電力発生部4の温度T1
が下がり(例えば温度T1 は400℃)、主としてバー
ナ本体2からの熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力
発生部5の温度T2 、第3の熱起電力発生部6の温度T
3 がそれぞれ上昇し(温度T2 や温度T3 は約200℃
を越える)これにより温度T1 と温度T2 及び温度T3
との温度差が小さくなり、この結果、安全弁を吸着させ
るのに必要な起電力を下回り、安全弁を閉じてバーナ1
へのガスの供給が遮断されるものである。
【0018】上記実施形態においては、熱電対3に第1
の熱起電力発生部4、第2の熱起電力発生部5に加えて
更に第3の熱起電力発生部6を設けた例を示したが、熱
電対に第1の熱起電力発生部4、第2の熱起電力発生部
5のみを設けたものであってもよい。この場合には、正
常燃焼時には熱電対3の主としてバーナ1の炎により加
熱される第1の熱起電力発生部4の温度T1 が、主とし
てバーナ本体2からの熱で熱起電力を発生する第2の熱
起電力発生部5の温度T2 よりも十分温度が高く、これ
により、バーナ1へのガスの供給部に設けた電磁弁より
なる安全弁を開状態に保つのに十分な起電力を発生させ
るものであり、また、逆火した場合、主としてバーナ1
の炎により加熱される第1の熱起電力発生部4の温度T
1 が下がり、主としてバーナ本体2からの熱で熱起電力
を発生する第2の熱起電力発生部5の温度T2 が上昇
し、これにより温度T1 と温度T2 との温度差が小さく
なり、この結果、安全弁を吸着させるのに必要な起電力
を下回り、安全弁を閉じてバーナ1へのガスの供給を遮
断するものである。
【0019】上記いずれの実施形態においても、少なく
ともバーナ本体2がアルミニューム製であるため、熱伝
導が大きく、逆火時に主としてバーナ本体2からの熱で
熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部5の温度T2
(又は第2の熱起電力発生部5の温度T2 、第3の熱起
電力発生部6の温度T3 )が顕著に上昇するものであ
る。したがって、温度T1 と、温度T2 (又は温度
2 、温度T3 )との温度差がいっそう小さくなり、こ
の結果、安全弁を吸着させるのに必要な起電力を下回
り、安全弁を閉じてバーナ1へのガスの供給を確実に遮
断することができるものである。
【0020】なお、バーナ本体2やバーナキャップ7等
をアルミニュームにより形成した場合、酸化被膜が出来
て長期間使用しても色が変化せず、バーナ本体2を露出
するような構造のものとしても、長期間の使用により外
観が悪くならならず、また、アルミニューム製であると
製作が容易であるという特徴を有しているが、アルミニ
ュームは融点が約660℃程度であるため、仮に、バー
ナ本体2やバーナキャップ7等をアルミニュームにより
形成したものにおいて、逆火時に上記のように温度T2
が約300℃を越えた時点でガスの供給を停止するよう
にしないと、逆火によりバーナ本体2やバーナキャップ
7等が加熱されて温度が更に上昇し、変形や溶融する恐
れがあるが、上記した本発明の実施形態のように、逆火
時に温度T2 が約200℃を越えた時点でガスの供給を
止めることで、アルミニューム製のバーナ本体2やバー
ナキャップ7等であっても、逆火時に変形や溶融するの
を確実に防ぐことができるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、バーナ本体に熱電対を取付け、該熱
電対に、主としてバーナの炎により加熱されて熱起電力
を発生する第1の熱起電力発生部と、主としてバーナ本
体からの熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部
とを直列に接続し、第1の熱起電力発生部において発生
する熱起電力の極性と、第2の熱起電力発生部において
発生する熱起電力の極性とを逆極性とし、第1の熱起電
力発生部をバーナ本体から離間して配設し、第2の熱起
電力発生部をバーナ本体の熱電対取付け孔に密着させて
あるので、逆火時にバーナ本体が一定温度に加熱される
と、確実に安全弁を吸着させるのに必要な起電力を下回
るようにすることができ、これにより、安全弁を閉じて
バーナへのガスの供給を確実に遮断することができるも
のであり、特に、バーナ本体がアルミニューム製の場合
には逆火時に一定温度以上にバーナ本体が加熱されない
ので、逆火による異常加熱で変形したり、溶融したりす
るのが防止できるものであり、また、逆火時にバーナ周
辺の異常加熱を防止することができるものである。
【0022】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、第1、第2の熱
起電力発生部と直列に、加熱されることで第2の熱起電
力発生部において発生する熱起電力の極性と同じ極性の
熱起電力が発生する第3の熱起電力発生部を接続して熱
電対が構成してあるので、第2の熱起電力発生部におい
て発生する熱起電力に第3の熱起電力発生部によって発
生する熱起電力がプラスされ、逆火時により確実に安全
弁を吸着させるのに必要な起電力を下回り、安全弁を閉
じてバーナへのガスの供給を確実に遮断することができ
るものである。
【0023】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、少
なくともバーナ本体がアルミニューム製であるので、ア
ルミニュームは熱伝導が大きく、逆火時に主としてバー
ナ本体からの熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力発
生部の温度が顕著に上昇し、これにより、安全弁を吸着
させるのに必要な起電力を素早く各確実に下回るような
構成とすることができ、安全弁を閉じてバーナへのガス
の供給を遮断することができるものである。また、アル
ミニューム製であるため、酸化被膜が出来て長期間使用
しても色が変化せず、バーナ本体を露出するような構造
のものとしても、長期間の使用により外観が悪くならな
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部拡大断面図である。
【図2】同上のガスバーナの平面図である。
【図3】同上に用いるバーナキャップの平面図である。
【図4】同上に用いるバーナキャップの下面図である。
【図5】図2のXーX線の断面図である。
【図6】図2のYーY線の断面図である。
【図7】同上のバーナ本体部分のみを断面とした説明図
である。
【符号の説明】
1 バーナ 2 バーナ本体 3 熱電対 4 第1の熱起電力発生部 5 第2の熱起電力発生部 6 第3の熱起電力発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−93553(JP,U) 実開 平3−121347(JP,U) 実開 平2−147625(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/10 330

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ本体に熱電対を取付け、該熱電対
    に、主としてバーナの炎により加熱されて熱起電力を発
    生する第1の熱起電力発生部と、主としてバーナ本体か
    らの熱で熱起電力を発生する第2の熱起電力発生部とを
    直列に接続し、第1の熱起電力発生部において発生する
    熱起電力の極性と、第2の熱起電力発生部において発生
    する熱起電力の極性とを逆極性とし、第1の熱起電力発
    生部をバーナ本体から離間して配設し、第2の熱起電力
    発生部をバーナ本体の熱電対取付け孔に密着させて成る
    ことを特徴とする熱電対を備えたガスコンロ用バーナ。
  2. 【請求項2】 第1、第2の熱起電力発生部と直列に、
    加熱されることで第2の熱起電力発生部において発生す
    る熱起電力の極性と同じ極性の熱起電力が発生する第3
    の熱起電力発生部を接続して熱電対が構成してあること
    を特徴とする請求項1記載の熱電対を備えたガスコンロ
    用バーナ。
  3. 【請求項3】 少なくともバーナ本体がアルミニューム
    製であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    熱電対を備えたガスコンロ用バーナ。
JP09263817A 1997-09-29 1997-09-29 熱電対を備えたガスコンロ用バーナ Expired - Lifetime JP3143418B2 (ja)

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