JP3418464B2 - 排気閉塞検知装置 - Google Patents

排気閉塞検知装置

Info

Publication number
JP3418464B2
JP3418464B2 JP26465794A JP26465794A JP3418464B2 JP 3418464 B2 JP3418464 B2 JP 3418464B2 JP 26465794 A JP26465794 A JP 26465794A JP 26465794 A JP26465794 A JP 26465794A JP 3418464 B2 JP3418464 B2 JP 3418464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
exhaust gas
thermocouple
hot junction
electromotive force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26465794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08105624A (ja
Inventor
正博 太田
貴裕 昆野
Original Assignee
パロマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロマ工業株式会社 filed Critical パロマ工業株式会社
Priority to JP26465794A priority Critical patent/JP3418464B2/ja
Publication of JPH08105624A publication Critical patent/JPH08105624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3418464B2 publication Critical patent/JP3418464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は排気閉塞検知装置に関
し、詳しくは熱電対の起電力レベルに基づいて排気閉塞
を検出する排気閉塞検知装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、燃焼室の側壁に排ガスの一部
を流出させる通孔を設け、この通孔に熱電対の温接点を
臨ませ、排ガス流路が燃焼生成物等によって閉塞された
場合に、通孔から流出する排ガスにより熱電対に起電力
を発生し、この起電力レベルに基づいて閉塞傾向を検出
し、不完全燃焼を生じる前に燃焼を停止する排気閉塞検
知装置が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た排気閉塞検知装置では、熱電対と通孔との関係位置に
ついて、精度を上げて製造しなければならない問題があ
った。なぜなら、燃焼室側壁の通孔から流出する排ガス
の流出量は通孔全体にわたって一様でなく、開口部の上
方ほど多く、排ガスの温度も開口部の上方ほど高温とな
るので、通孔に対する熱電対の温接点の位置関係が適正
位置から外れた場合には、熱電対の発生起電力特性が変
わりやすいためである。また、通孔の排ガス流出分布が
不均一であることに加え、通孔における熱電対の臨み量
が変ると排ガスによる熱電対の加熱面積が変わるためで
ある。例えば、実公平4−24281号公報に示される
排気閉塞検知装置は、図4に示すように、温接点2を支
持する温接点支持部5、6の通孔3側縁よりの突出し量
を調節し、この温接点支持部5、6の受熱長さを変える
ことによって発生起電力を適正値に調整できることを利
点としている。しかし、この利点の反面、位置関係が少
しずれただけで発生起電力が変わってしまうことにな
る。更に、熱交換器等の修理の際に、熱電対1を燃焼室
16から取り外した後に再組み立てを行い、適正関係位
置から外れると、起電力特性が変ってしまう懸念もあっ
た。 【0004】従って、排気閉塞検知装置の作製に細心の
注意を払い、例えば、熱電対1の温接点2の位置が通孔
3の適正位置に組み込まれるように、各部品の加工精度
を上げて、組み合せ寸法のばらつきを小さくし、微妙な
良好範囲内で作製しなければならず、その結果、高価な
ものとなってしまう問題があった。 【0005】一方、燃焼器が冷え切った状態での点火
(コールドスタートと呼ぶ)時には、排気閉塞検知装置
の誤判定によって、ガス流路を閉じる消火動作を行って
しまい立消えしやすい問題があった。この理由は、コー
ルドスタートの点火初期には、燃焼排ガスのドラフト力
が未だ小さく、しかも熱交換器29を通過する排ガスの
流路抵抗が大きいので、燃焼室16側壁に設けた通孔3
から排ガスが流出しやすくなっているためである。従っ
て、熱電対1はこの過渡的に流出する排ガスを敏感に感
知し、排気閉塞と誤判定して消火してしまうという問題
を生じていた。 【0006】また、図4(ロ)に示すように、排気閉塞
の程度につれて通孔3からの高温の排ガスが局部的な高
温の排ガスとなって燃焼室16の前面に設けた外装(フ
ロントカバー40)の裏面に当たり、外装の塗装面が高
温によって変色してしまう問題もあった。 【0007】本発明の排気閉塞検知装置は上記課題を解
決し、関係寸法に多少のばらつきがあったとしても安定
した起電力が得られるようにすると共に、コールドスタ
ート時に誤判定して消火することがない排気閉塞検知装
置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の排気閉塞検知装置は、燃料ガスと空気との混合気を
燃焼するバーナと、上記バーナへのガス流路を開閉する
開閉弁と、上記バーナによる燃焼熱で流水を加熱する熱
交換器と、上記熱交換器と上記バーナ間に形成される燃
焼室とを備えた燃焼器に用いられ、上記燃焼室の側壁
フロントカバーに向い合う部位に通孔を形成し、上記熱
交換器の排気閉塞時に上記通孔から流出する排ガスによ
る加熱によって起電力を発生する熱電対を、その温接点
を上記通孔に臨ませて設け、上記熱電対の起電力レベル
に基づいて上記開閉弁を閉弁して燃焼を停止する排気閉
塞検知装置において、上記熱電対の温接点に、上記通孔
の開口面積に対して上記通孔方向への投影面積が1〜1
/3の大きさをもつ熱容量体を設けたことを要旨とす
る。 【0009】 【0010】 【作用】上記構成を有する本発明の排気閉塞検知装置
、通孔の開口面積に対して、通孔方向への投影面積が
1〜1/3の大きさをもつ熱容量体を熱電対の温接点に
設ける。つまり、点火初期に、熱容量体による熱量吸収
によって起電力の上昇を遅らせることができる。従っ
て、点火初期に通孔からの過渡的な排ガスの流出があっ
ても敏感に起電力を発生せず、異常と誤判定されて燃焼
停止する立消えが起こらない。また、熱容量体は、通孔
の開口面積の1〜1/3の大きさで設けられることによ
って、通孔全体の排ガス温度を平均化して、熱電対の温
接点に伝達する。従って、熱電対の温接点と通孔との関
係寸法位置がたとえ少々ずれたとしても、熱容量体によ
る吸収熱量は変化せず、熱電対による発生起電力がばら
つかない。即ち、製造上における量産性を高めることが
できる。更に、熱容量体によって通孔からの排ガス流出
方向が分散されるため、高温排ガスがフロントカバーの
裏面を局部的に接触しなくなり、フロントカバーの変色
を防止する。 【0011】 【0012】 【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の排気閉塞検知装置を備え
た湯沸器の好適な実施例について説明する。湯沸器は、
図1に示すように、燃料ガスと一次空気との混合気を燃
焼するバーナ28、燃焼熱を流水へ受け渡す熱交換器2
9、熱交換器29とバーナ28間に挟まれ燃焼空間を形
成する燃焼室16を備える。 【0013】バーナ28には燃焼炎による加熱によって
起電力を発生し燃焼状態を検知する一次熱電対30が設
けられ、排気閉塞を検知する二次熱電対1が燃焼室16
の側壁に設けた通孔3に臨んで設けられ、検出起電力の
監視を行うコントローラ23へ電気的に接続される。コ
ントローラ23は、一次熱電対30および二次熱電対1
よる合成起電力が所定値以下か否かを判定し、異常と判
定すれば、コントローラ23と電気的に接続されるガス
流路の開閉弁24、25へ閉弁指令を出して燃焼を停止
する。 【0014】一次熱電対30は、室内が燃焼排ガスによ
って酸欠雰囲気となると、一次熱電対30を加熱してい
る燃焼炎がリフティング(飛火)を起こし始め、発生起
電力を低下する。他方、排気閉塞検知装置である二次熱
電対1は、燃焼生成物によって熱交換器29の排気流路
が閉塞してくると、燃焼室16の側壁に設けた通孔3か
ら排ガスがあふれ始め、このあふれ出た排ガスを感知し
て起電力を発生する。また、二次熱電対1は、一次熱電
対30に対して逆起電力を発生するように逆極性に接続
され、熱交換器29の排気流路が閉塞する程度につれて
発生起電力を上昇し、一次熱電対30と二次熱電対1と
の合成起電力を低下する。従って、燃焼コントローラ2
3は、合成起電力値から、酸欠状態の検知、不着火、燃
焼炎の消失有無の判定だけでなく、熱交換器29の閉塞
状態の検知を行ない、異常と判定すれば直ちに開閉弁2
4、25を閉弁して、不完全燃焼を防止する。 【0015】図2(ニ)に示すように、二次熱電対1を
形成する温接点支持部5、6はそれぞれ、クロメル、コ
ンスタンタンの異種金属で形成され、溶接された接続部
が温接点2を形成する。他端は、それぞれ被覆された銅
線である接続線9、10が溶接され、この接続部が冷接
点7、8を形成する。温接点支持部5は温接点支持部6
より、上方位置に、かつ長く設けられ、この冷接点7は
冷接点8より温接点2から離れた位置に設けられる。冷
接点7、8部はグラスチューブ11によって被覆され、
電気的に絶縁されている。その外周を、固定金具12に
よって温接点支持部5、6が平行に位置するようにカシ
メて一体化している(図2(イ))。燃焼室16の側壁
には二次熱電対1を取り付ける取付板15が設けられ、
燃焼室16に通じて、通孔3より大きな取付孔17が設
けられる。二次熱電対1は温接点2から冷接点7、8を
水平方向に遠ざけるように横向きに設けられ、二次熱電
対1と取付板15との間には、ガス種によって通孔3の
開口面積を選択して使用する通孔変更板19の一端が挟
み込まれて、取付ビス14にて固定される。通孔変更板
19の他端は取付孔17を塞いで取付孔17の縁部裏側
に引っ掛けられ、この取付孔17の中心にあたる位置に
取付孔17より小さな通孔3が設けられる。ガス種に応
じて選択される通孔3の大きさは、排気閉塞を検知して
良好な燃焼限界内で適正に燃焼停止するように、例え
ば、LPガスでは縦9mm×横5mm、都市ガスの4C
ガスでは縦5mm×横4mmの大きさに設けられる。ま
た、二次熱電対1には、温接点2を包み込むように、通
孔3の開口面積に対して通孔3方向への投影面積が1〜
1/3の大きさをもつ円柱状の熱容量体4を設ける。熱
容量体4の大きさは、通孔3より大き過ぎると、放熱が
増して加熱され難くなって二次熱電対1の起電力が発生
し難くなると共に、室温の高低によって起電力が影響さ
れやすくなる。また、通孔3の開口面積に対して通孔3
方向への投影面積が1/3未満の場合では後述する効果
が得られない。従って、好ましくは直径4mm×長さ5
mm大きさの熱容量体4を設ける。また、熱容量体4
は、熱容量の大きい黄銅材を用いて温接点2を包み込
み、カシメによってずれないように温接点2に固定され
る。 【0016】次に、温接点2に熱容量体4を設けた理由
について、以下に詳述する。第1の理由は、点火初期の
誤判定によってガス流路を閉じる立消えを防止するため
である。湯沸器が冷え切った状態での点火(コールドス
タートと呼ぶ)の際には、排気閉塞状態でなくても、燃
焼排ガスのドラフト力が小さく、しかも熱交換器29を
通過する排ガスの流路抵抗が大きい。従って、コールド
スタート時には、燃焼室16全体が昇温するまで過渡的
に通孔3から排ガスが流出する。しかし、熱容量体4
は、この過渡的に流出する排ガス熱量を吸収し、温接点
2に生じる起電力の上昇を遅らせる。つまり、二次熱電
対1の温接点2がこの過渡的な排ガスを敏感に感知しな
いので、コールドスタート時に排気閉塞を生じていない
場合には、異常と誤判定されることは無く、燃焼は停止
しない。即ち、立消えが起こらない。他方、排気閉塞を
生じている場合には、通孔3から排ガスの流出が続いて
起電力が上昇し、異常と判定されて燃焼を停止する。 【0017】また、第2の理由は、発生起電力のばらつ
きを小さくするためである。熱容量体4は、通孔3の面
積の1〜1/3の大きさに設けてあり、通孔3との関係
寸法位置が少々ずれたとしても、通孔3から流出する全
体の排気ガスにさらされる。つまり、ほぼ通孔3全体の
排ガス熱量を吸収し、平均化して温接点2へ熱を伝達す
る。従って、関係寸法位置が少々ずれても起電力がばら
つくことはない。更に、二次熱電対1の温接点支持部
5、6について、通孔3の開口方向への投影が通孔3の
上下縁にかかるように設けてあるので、二次熱電対1が
多少ずれたとしても、実際に通孔3に向かい合う部分の
突出し量はほとんど変らない。特に、図3に示すよう
に、温接点支持部5、6を各々通孔3の上下より突出す
ように設ければ完全に影響が無くなる。また、通孔3に
対する側縁よりの突出し量が変わって排ガスによる加熱
面積がたとえ変わったとしても、この温接点2支持部の
突出し量の増減は、熱容量体4の熱容量に比べてはるか
に小さい。従って、温接点支持部の突出し量による起電
力への影響は無視できる。即ち、関係寸法のばらつきが
多少あっても、検知性能は安定し、製造上における量産
性を高めることができる。 【0018】更に、第3の理由は、フロントカバー40
の変色を防止するためである。排気閉塞を起こすと、通
孔3より排ガスが流出してフロントカバー40の裏面の
一部分に集中し、この排ガス温度によってフロントカバ
ー40の塗装面が変色する場合がある。しかし、熱容量
体4を設けることによって、燃焼初期の場合には熱容量
体4に排ガス中の熱が吸収され、また、燃焼中の場合に
は熱容量体4によって排ガス流出方向が分散される。従
って、熱容量体4は、高温の排ガスをフロントカバー4
0の裏面へ局部的に接触させず、フロントカバー40の
変色を防止する(図2(ロ))。 【0019】次に、排気閉塞検知装置のセンサとしての
感度向上について、以下に詳述する。二次熱電対1は、
その温接点2と冷接点7、8とを異なった温度に保つ
と、温度差に応じて熱起電力を発生する。つまり、排気
閉塞時には、温接点2と冷接点7、8との温度差が大き
いほど大きな逆起電力を発生させることができることに
なる。そこで、温度差を大きくするために次のことを行
う。まず第1は、上方の温接点支持部5を下方の温接点
支持部6より長くし、温接点2と冷接点7間に距離を設
ける。排ガスは、排気閉塞になり始めると、通孔3の上
方ほど多くあふれ出し、しかも温度が高い。従って、上
方の温接点支持部5および冷接点7は下方の温接点支持
部6および冷接点8より高い温度となり易い。そこで、
上方に位置する温接点支持部5を下方に位置する温接点
支持部6より長くすることによって(図2(ニ))、温
接点2と冷接点7間に、より大きな温度差が得られる。 【0020】尚、この長さの違いを設けることによっ
て、別な利点も得られる。従来においては、図4(ニ)
に示すように、材料が異なる各々の温接点支持部5、6
における溶接時の判別を行うために、温接点2をずらし
て設けていた。例えば、溶接前においては同一材料を誤
って溶接することを防止する目的で、また溶接後におい
ては、どちらがどの材料で起電力のプラス・マイナス方
向なのかを特定する目的で、温接点2はずれた位置に設
けられ、この形状の違いによって各々の温接点支持部
5、6が判別されていた。このために、温接点2が温接
点支持部5の曲げ部31に近づき、角隅部の溶接作業と
なって溶接が難しく、また、溶接による溶解代を含むの
で溶接前後で長さが異なることから、僅かばかりの長さ
の違いでは温接点支持部5と温接点支持部6との判別が
不明瞭であった。しかも、温接点部2を包むように熱容
量体4を設けるとするなら、溶接後の判別は不可能にな
ってしまうことになる。しかし、本実施例では、図2
(ニ)に示すように、温接点支持部5、6の各々につい
ての溶接前後における判別は、温接点支持部5を長く
し、冷接点7の位置をずらすことによって、冷接点7の
位置の違いから容易にできることとなる。また、温接点
2は各々の曲げ部31、31から遠ざかった中心位置に
設けるので、溶接作業が容易となる。 【0021】また、温度差を大きくするために、冷接点
7、8を燃焼室16から離して設ける。つまり、排気閉
塞になり始めると燃焼室16が高温となり始め、この際
に、冷接点7の温度が高くならないように、冷接点7は
燃焼室16から適切な離隔距離を確保する。例えば、本
実施例を図2(ハ)に示し、従来例を図4(ハ)に対比
させて示すように、冷接点〜温接点間の温接点支持部
5、6を燃焼室16方向に曲げることによって、冷接点
7、8と燃焼室16との離隔距離を温接点2と通孔面と
の離隔距離より大きくする(H0寸法)。つまり、冷接
点7、8と燃焼室16との離隔距離を大きくすることに
よって、排気閉塞時には大きな温度差が得られて大きな
起電力が発生する。即ち、排気閉塞検知装置としての二
次熱電対1のセンサ感度を良くすることができる。 【0022】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施
例では、一次熱電対30と二次熱電対1とを直列に設け
て合成された起電力を監視する構成したが、各々の熱電
対の起電力を別々に監視しても良い。また、熱電対と直
列に接続されるマグネット式安全弁を熱電対の起電力の
低下によって閉弁してガス流路を閉じる排気閉塞検出装
置であっても良い。 【0023】また、熱容量体4は、実施例による円柱形
状に限定されず、球形状でも良く、あるいは通孔の形状
を縮小した長方形の形状でも良い。また、板材・線材を
温接点に巻き付けた形状であっても良い。二次熱電対1
を形成する金属は実施例によるクロメルとコンスタンタ
ンとの組合わせに限定されず、クロメルとアルメルとの
組合わせ、鉄とコンスタンタンとの組合わせでも、ある
いは銅とコンスタンタン等、他の組合わせでも良い。ま
た、熱容量体の材質についても熱容量をもつ材料であれ
ば銅、鉛、鉄、アルミ、亜鉛、またはそれらの合金であ
っても良い。また、二次熱電対1は、実施例(図2
(ハ))のように、温接点2と冷接点7、8間に曲げ寸
法H0を設けることに限定されず、二次熱電対1全体を
斜めに取り付けることによって、冷接点7、8と燃焼室
16との離隔距離を確保しても良い。また、本実施例で
は、バーナの燃焼炎に臨み起電力を発生する一次熱電対
30と共に、熱交換器29下部の燃焼室16に二次熱電
対1を設けた湯沸器について説明したが、二次熱電対1
だけを設けて一次熱電対30を設けない他の燃焼器に適
用しても良い。 【0024】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の排気閉塞
検知装置によれば、コールドスタート時に誤判定による
消火が防止されるので使用勝手が向上し、熱電対の関係
寸法のばらつきに対して発生起電力差が小さいので製造
上における歩留りを良くし量産性を高める、しかも、排
気閉塞検知のセンサ感度を良くして高い安全性を確保で
きるという優れた効果を奏する。更に、通孔からの高温
排ガスがフロントカバーの裏面を局部的に接触しなくな
るため、フロントカバーの変色を防止できるという優れ
た効果も奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】湯沸器の概略構成図である。 【図2】本発明の実施例に係る排気閉塞検出装置の概略
図である。 【図3】本発明の他の実施例を示す排気閉塞検出装置の
概略図である。 【図4】従来の実施例に係る排気閉塞検出装置の概略図
である。 【符号の説明】 1 二次熱電対 2 温接点 3 通孔 4 熱容量体 7 冷接点 8 冷接点 16 燃焼室 19 通孔変更板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/10 310 F23N 5/24 104

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃料ガスと空気との混合気を燃焼するバ
    ーナと、 上記バーナへのガス流路を開閉する開閉弁と、 上記バーナによる燃焼熱で流水を加熱する熱交換器と、 上記熱交換器と上記バーナ間に形成される燃焼室とを備
    えた燃焼器に用いられ、 上記燃焼室の側壁のフロントカバーに向い合う部位に
    孔を形成し、 上記熱交換器の排気閉塞時に上記通孔から流出する排ガ
    スによる加熱によって起電力を発生する熱電対を、その
    温接点を上記通孔に臨ませて設け、 上記熱電対の起電力レベルに基づいて上記開閉弁を閉弁
    して燃焼を停止する排気閉塞検知装置において、 上記熱電対の温接点に、上記通孔の開口面積に対して上
    記通孔方向への投影面積が1〜1/3の大きさをもつ
    容量体を設けたことを特徴とする排気閉塞検知装置。
JP26465794A 1994-10-03 1994-10-03 排気閉塞検知装置 Expired - Fee Related JP3418464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26465794A JP3418464B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 排気閉塞検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26465794A JP3418464B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 排気閉塞検知装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001191193A Division JP3606516B2 (ja) 2001-06-25 2001-06-25 排気閉塞検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08105624A JPH08105624A (ja) 1996-04-23
JP3418464B2 true JP3418464B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=17406403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26465794A Expired - Fee Related JP3418464B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 排気閉塞検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3418464B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6883391B2 (ja) * 2016-07-29 2021-06-09 株式会社ハーマン 給湯器の異常検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08105624A (ja) 1996-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU648163B2 (en) Thermoelectric sensor
CN208058931U (zh) 温度传感器及燃气灶
JP3418464B2 (ja) 排気閉塞検知装置
JP2002081646A (ja) 排気閉塞検知装置
JP2006275466A (ja) 複合センサ、及び燃焼装置
JP2002162028A (ja) 燃焼制御方法及び燃焼装置
JPH0424281Y2 (ja)
JP4067254B2 (ja) 燃焼装置
JP3538945B2 (ja) フィン詰まり検出装置を備えた給湯器
JPS625015A (ja) 燃焼装置
JP4100843B2 (ja) 燃焼装置
JPS5939647B2 (ja) 燃焼安全装置
JPS6020024A (ja) 燃焼安全装置
JPS5939646B2 (ja) 燃焼安全装置
JP4262876B2 (ja) 不完全燃焼防止装置
JPS599017B2 (ja) 熱電式口火安全器用パイロットバ−ナ
JP3172584B2 (ja) ガスコンロのガス制御回路
JPH0722600Y2 (ja) 給湯器の安全装置
JP3143418B2 (ja) 熱電対を備えたガスコンロ用バーナ
JPH0120525Y2 (ja)
JPH0749237Y2 (ja) 燃焼ガス通路の閉塞検知装置
KR100205732B1 (ko) 회전재생식 공기 예열기의 고온점 검출장치
JPH08170826A (ja) ガス湯沸器
JPH0330773B2 (ja)
JP2515049Y2 (ja) 燃焼機器の過熱防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees