JP3506918B2 - ガス制御装置 - Google Patents
ガス制御装置Info
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- JP3506918B2 JP3506918B2 JP22638498A JP22638498A JP3506918B2 JP 3506918 B2 JP3506918 B2 JP 3506918B2 JP 22638498 A JP22638498 A JP 22638498A JP 22638498 A JP22638498 A JP 22638498A JP 3506918 B2 JP3506918 B2 JP 3506918B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermostat
- cap
- heated
- control device
- temperature
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭等で用いられ
るガスコンロ等のガス制御装置に関するものである。
るガスコンロ等のガス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるガス制御装置は、例えば図
4に示すようなガスコンロの構成が一般に知られてい
る。
4に示すようなガスコンロの構成が一般に知られてい
る。
【0003】図5は、このガスコンロの要部を拡大し摸
式的に示したものである。
式的に示したものである。
【0004】1はガスコンロ本体で、ガスを燃焼させる
バーナ2を有し、このバーナ2には燃焼熱で加熱される
と熱起電圧を発生させる熱電対3をのぞませ、熱電対3
の一端は、バーナ2へのガス供給回路4中に設けた安全
弁5の一端と電気的に接続され、熱電対3及び安全弁5
のそれぞれの他端は、ガスコンロ本体1に電気的に短絡
回路6、6aで接続され、熱電対3と安全弁5を接続さ
れた電気的回路7は、短絡回路6、6a間では電気的に
絶縁されている。
バーナ2を有し、このバーナ2には燃焼熱で加熱される
と熱起電圧を発生させる熱電対3をのぞませ、熱電対3
の一端は、バーナ2へのガス供給回路4中に設けた安全
弁5の一端と電気的に接続され、熱電対3及び安全弁5
のそれぞれの他端は、ガスコンロ本体1に電気的に短絡
回路6、6aで接続され、熱電対3と安全弁5を接続さ
れた電気的回路7は、短絡回路6、6a間では電気的に
絶縁されている。
【0005】8はガスコンロ本体1に設けた電源9で動
作する制御部で、制御部8へはガスコンロ本体1に搭載
された被加熱物10の加熱状態を検出する温度センサー
11、熱電対3及び安全弁5が電気的に接続されてい
る。
作する制御部で、制御部8へはガスコンロ本体1に搭載
された被加熱物10の加熱状態を検出する温度センサー
11、熱電対3及び安全弁5が電気的に接続されてい
る。
【0006】温度センサー11は被加熱物10の温度上
昇に伴って電気的な抵抗値が減少する抵抗体が内蔵され
ている。
昇に伴って電気的な抵抗値が減少する抵抗体が内蔵され
ている。
【0007】(例えば、特開平9ー26132号公報参
照)
照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ガスコンロ本体1のバーナ2が燃焼を開
始すると燃焼熱を熱電対3が感知して、熱起電圧を生
じ、燃焼開始する点火時に安全弁5を強制的に開き保持
させていると、この熱起電圧にて安全弁5の電磁石部分
に電磁石が形成され、以後、安全弁5は燃焼が継続され
る間は熱起電圧にて開状態を維持して、被加熱物10を
加熱し続ける。
うな構成では、ガスコンロ本体1のバーナ2が燃焼を開
始すると燃焼熱を熱電対3が感知して、熱起電圧を生
じ、燃焼開始する点火時に安全弁5を強制的に開き保持
させていると、この熱起電圧にて安全弁5の電磁石部分
に電磁石が形成され、以後、安全弁5は燃焼が継続され
る間は熱起電圧にて開状態を維持して、被加熱物10を
加熱し続ける。
【0009】温度センサー11は被加熱物10に接触さ
れ、被加熱物10の温度により抵抗体の抵抗値変化を検
出して制御部8へ伝送し、制御部8内に設けた電気回路
中のマイコン等で抵抗値変化を読み取り、その後、マイ
コン等で異常抵抗値として記憶させられた抵抗値、即ち
しきい値以下になると、変化を読みとり、被加熱物10
が異常温度上昇していると判断し、ガス供給回路4中に
設けられた安全弁5を強制的に遮断してバーナ2の燃焼
を停止させることによって、被加熱物10の異常加熱を
防止して、被加熱物10内の調理物の焦げつき、油の発
火等を防止する安全なガスコンロが提供されていた。
れ、被加熱物10の温度により抵抗体の抵抗値変化を検
出して制御部8へ伝送し、制御部8内に設けた電気回路
中のマイコン等で抵抗値変化を読み取り、その後、マイ
コン等で異常抵抗値として記憶させられた抵抗値、即ち
しきい値以下になると、変化を読みとり、被加熱物10
が異常温度上昇していると判断し、ガス供給回路4中に
設けられた安全弁5を強制的に遮断してバーナ2の燃焼
を停止させることによって、被加熱物10の異常加熱を
防止して、被加熱物10内の調理物の焦げつき、油の発
火等を防止する安全なガスコンロが提供されていた。
【0010】しかし、以上のようなガスコンロを構成す
るには、被加熱物10の温度情報を判断したり、その結
果に基づいて燃焼を制御したりする制御部8及び制御部
8を動作させるための電源9及びそれらを電気的に接続
するリード線等が必要になり、従来の被加熱物10内の
調理物の焦げつき、油の発火等を未然に防止する機能を
有していないガスコンロに比較して高価なガスコンロと
なるという問題点があった。
るには、被加熱物10の温度情報を判断したり、その結
果に基づいて燃焼を制御したりする制御部8及び制御部
8を動作させるための電源9及びそれらを電気的に接続
するリード線等が必要になり、従来の被加熱物10内の
調理物の焦げつき、油の発火等を未然に防止する機能を
有していないガスコンロに比較して高価なガスコンロと
なるという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決したものであり、加熱によって熱起電力を発生する
熱電対と被加熱物の加熱状態を検出する温度センサーと
を直列に接続し、前記温度センサーに前記熱電対の熱起
電力にて保持されるガス供給回路中に設けた安全弁の他
端を各々アースしてなるガス制御装置において、前記温
度センサーを所定温度で遮断する複数のサーモスタット
で構成し、これら複数のサーモスタットを直列に接続
し、前記サーモスタットの感熱部を上部に、他のサーモ
スタットの感熱部を横方向向きとし、前記サーモスタッ
トの直径が前記サーモスタットの1.8〜2.2倍の円
筒状で側面の一部を平面とし、下方を開放、上方を内側
に前記サーモスタットと同径で所定の高さのフランジ部
を設け、前記サーモスタットより熱伝導のよい材質から
なるキャップに前記サーモスタットを内設するものとし
た。
解決したものであり、加熱によって熱起電力を発生する
熱電対と被加熱物の加熱状態を検出する温度センサーと
を直列に接続し、前記温度センサーに前記熱電対の熱起
電力にて保持されるガス供給回路中に設けた安全弁の他
端を各々アースしてなるガス制御装置において、前記温
度センサーを所定温度で遮断する複数のサーモスタット
で構成し、これら複数のサーモスタットを直列に接続
し、前記サーモスタットの感熱部を上部に、他のサーモ
スタットの感熱部を横方向向きとし、前記サーモスタッ
トの直径が前記サーモスタットの1.8〜2.2倍の円
筒状で側面の一部を平面とし、下方を開放、上方を内側
に前記サーモスタットと同径で所定の高さのフランジ部
を設け、前記サーモスタットより熱伝導のよい材質から
なるキャップに前記サーモスタットを内設するものとし
た。
【0012】また、上方向きの前記サーモスタットはキ
ャップ上方に設けたフランジ部にキャップ上端より突出
して設け、横方向向き前記サーモスタットは、キャップ
側面に設けた平面部に糊状の液体の熱伝導体を介して密
着して収納するものとした。
ャップ上方に設けたフランジ部にキャップ上端より突出
して設け、横方向向き前記サーモスタットは、キャップ
側面に設けた平面部に糊状の液体の熱伝導体を介して密
着して収納するものとした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、熱電対がバーナの燃焼
熱によって加熱され熱起電力を発生する。
熱によって加熱され熱起電力を発生する。
【0014】熱起電力発生と同時に電流はサーモスタッ
トを通じて安全弁へと流れる。
トを通じて安全弁へと流れる。
【0015】この時、熱電対の他端及び安全弁の他端は
剛体に短絡されており、安全弁は内部にコイルが内蔵さ
れているため剛体との間に電圧が発生すると同時に電流
が流れる。
剛体に短絡されており、安全弁は内部にコイルが内蔵さ
れているため剛体との間に電圧が発生すると同時に電流
が流れる。
【0016】従って、安全弁のコイル部分に電磁石が形
成されて、バーナへの点火動作等にて安全弁を強制的に
開状態に位置させた状態で前記電磁石の磁力によって吸
着され、強制的に開の状態を解除しても安全弁は熱起電
圧の発生している間は開状態となって、ガスはバーナへ
供給され燃焼を継続する。この時、上方向きのサーモス
タットは被加熱物に接触して、被加熱物から熱を受けて
温度上昇する。
成されて、バーナへの点火動作等にて安全弁を強制的に
開状態に位置させた状態で前記電磁石の磁力によって吸
着され、強制的に開の状態を解除しても安全弁は熱起電
圧の発生している間は開状態となって、ガスはバーナへ
供給され燃焼を継続する。この時、上方向きのサーモス
タットは被加熱物に接触して、被加熱物から熱を受けて
温度上昇する。
【0017】次に、被加熱物中の調理物等が何らかの原
因で温度上昇すると、例えばサーモスタットのOFF温
度を250℃とすれば、被加熱物を介して温度上昇した
サーモスタットが250℃程度になるとOFFする。
因で温度上昇すると、例えばサーモスタットのOFF温
度を250℃とすれば、被加熱物を介して温度上昇した
サーモスタットが250℃程度になるとOFFする。
【0018】すると、安全弁にかかる熱起電力はなくな
り、安全弁は熱起電力の発生のない時は閉状態を維持す
る構成が作り出されているから開状態を維持することが
できなくなって閉状態となる。
り、安全弁は熱起電力の発生のない時は閉状態を維持す
る構成が作り出されているから開状態を維持することが
できなくなって閉状態となる。
【0019】よって、バーナの燃焼はガスが供給されな
くなって停止し、それ以上の被加熱物の温度上昇はなく
なり発火を防止する。
くなって停止し、それ以上の被加熱物の温度上昇はなく
なり発火を防止する。
【0020】また、上向きサーモスタットが何らかの原
因でONのままの状態となった場合においても、被加熱
物中の調理物等が何らかの原因で温度上昇すると、被加
熱物中の調理物等の温度上昇が継続し、発火に至るが、
横向きサーモスタットを設置し、前記横向きサーモスタ
ットを熱伝導率のよい円筒状のキャップ上部のフランジ
部へ上方向きサーモスタットを配置し、且つキャップ側
面を平らにし、前記部分に糊状の液体の熱電導体を介し
て密着設置することで前記部分の温度上昇が可能とな
り、横向きサーモスタットをOFFさせることが可能と
なり発火の防止ができる。
因でONのままの状態となった場合においても、被加熱
物中の調理物等が何らかの原因で温度上昇すると、被加
熱物中の調理物等の温度上昇が継続し、発火に至るが、
横向きサーモスタットを設置し、前記横向きサーモスタ
ットを熱伝導率のよい円筒状のキャップ上部のフランジ
部へ上方向きサーモスタットを配置し、且つキャップ側
面を平らにし、前記部分に糊状の液体の熱電導体を介し
て密着設置することで前記部分の温度上昇が可能とな
り、横向きサーモスタットをOFFさせることが可能と
なり発火の防止ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す添付図面図1
〜図3に基づいて説明する。
〜図3に基づいて説明する。
【0022】図において、12は感熱部12aを上向き
に設置したサーモスタット(以下上サーモ)、13は感
熱部13aを横向きに設置したサーモスタット(以下横
サーモ)であり、前記上サーモ12と直列に接続されて
いる。
に設置したサーモスタット(以下上サーモ)、13は感
熱部13aを横向きに設置したサーモスタット(以下横
サーモ)であり、前記上サーモ12と直列に接続されて
いる。
【0023】14は上サーモ12、横サーモ13より熱
伝導率のよい材質で作られ、直径が上サーモ12の直径
の1.8〜2.2倍の円筒状をなしたキャップであり、
側面に平面部14bを有し下方は開放、上方は前記上サ
ーモ12の直径と同一径のフランジ部14aを内側に向
けて設けてある。
伝導率のよい材質で作られ、直径が上サーモ12の直径
の1.8〜2.2倍の円筒状をなしたキャップであり、
側面に平面部14bを有し下方は開放、上方は前記上サ
ーモ12の直径と同一径のフランジ部14aを内側に向
けて設けてある。
【0024】また、キャップ14のフランジ部14aに
は上サーモ12が嵌合し設置され、上方に0.2〜0.
5mm突出している。
は上サーモ12が嵌合し設置され、上方に0.2〜0.
5mm突出している。
【0025】側面の平面部14bには横サーモ13が糊
状の液体からなる熱伝導体15を介して密着して設置さ
れている。
状の液体からなる熱伝導体15を介して密着して設置さ
れている。
【0026】キャップ14はホルダー16に固定され、
シャフト18及び固定板23を介してガスコンロ本体1
を構成する剛体24へ固定され、ホルダー16内に内蔵
されたスプリング17にて上サーモ12に載置される被
加熱物10の位置により上下動する構成となっている。
シャフト18及び固定板23を介してガスコンロ本体1
を構成する剛体24へ固定され、ホルダー16内に内蔵
されたスプリング17にて上サーモ12に載置される被
加熱物10の位置により上下動する構成となっている。
【0027】上サーモ12からはリード線A19、横サ
ーモ13からはリード線B20がシャフト18内等を経
由して導き出されている。
ーモ13からはリード線B20がシャフト18内等を経
由して導き出されている。
【0028】リード線A19は、熱電対3、リード線C
21を経由して安全弁5が取付けてある剛体24に接続
してあり、前記剛体24は短絡回路22にてガスコンロ
本体1へ接続してある。
21を経由して安全弁5が取付けてある剛体24に接続
してあり、前記剛体24は短絡回路22にてガスコンロ
本体1へ接続してある。
【0029】リード線B20は安全弁5に内蔵のコイル
に接続してある。
に接続してある。
【0030】次に、前記構成における本発明の一実施例
の動作を説明する。
の動作を説明する。
【0031】熱電対3がバーナ2の燃焼炎にて加熱され
ると熱電対3はリード線C21とリード線A19間に熱
起電力を発生し、この熱起電力により、横サーモ13、
上サーモ12を介して安全弁5にリード線B20を通し
て電流が流れる。
ると熱電対3はリード線C21とリード線A19間に熱
起電力を発生し、この熱起電力により、横サーモ13、
上サーモ12を介して安全弁5にリード線B20を通し
て電流が流れる。
【0032】この時、安全弁5の内部に設けられたスプ
リング力等にさからつて強制的に動作されると電流によ
って発生した電磁石によって強制力を外しても開状態を
維持継続してバーナ2の燃焼は継続し、被加熱物10を
加熱し続ける。
リング力等にさからつて強制的に動作されると電流によ
って発生した電磁石によって強制力を外しても開状態を
維持継続してバーナ2の燃焼は継続し、被加熱物10を
加熱し続ける。
【0033】上サーモ12は被加熱物10に接触して被
加熱物10の温度を感知し続ける。
加熱物10の温度を感知し続ける。
【0034】この時、被加熱物10中の調理物等が何ら
かの原因で温度上昇すると、例えば上サーモ12のOF
F温度を250℃とすれば、被加熱物10を介して温度
上昇した上サーモ12が250℃程度になると、OFF
する。
かの原因で温度上昇すると、例えば上サーモ12のOF
F温度を250℃とすれば、被加熱物10を介して温度
上昇した上サーモ12が250℃程度になると、OFF
する。
【0035】すると、安全弁5にかかる熱起電力はなく
なり、安全弁5は熱起電力の発生のない時は閉状態を維
持する構成が作り出されているから開状態を維持するこ
とができなくなって、閉状態となる。
なり、安全弁5は熱起電力の発生のない時は閉状態を維
持する構成が作り出されているから開状態を維持するこ
とができなくなって、閉状態となる。
【0036】よって、バーナ2の燃焼はガスが供給され
なくなって停止し、それ以上の被加熱物10の温度上昇
はなくなり発火を防止する。
なくなって停止し、それ以上の被加熱物10の温度上昇
はなくなり発火を防止する。
【0037】次に、上サーモ12が何らかの原因でON
のままの状態となった場合において、バーナ2の加熱に
より被加熱物10が温度上昇する。
のままの状態となった場合において、バーナ2の加熱に
より被加熱物10が温度上昇する。
【0038】前記温度上昇が継続し、発火に至るが、キ
ャップ14上部のフランジ部14aに嵌合設置され、且
つ0.2〜0.5mm突出した上サーモ12部には被加
熱物10から熱が伝わり、また、上サーモ12周囲のキ
ャップ14上部にも輻射で熱が伝えられており、且つ前
記部分の面積は大きく且つ熱伝導率が良い。
ャップ14上部のフランジ部14aに嵌合設置され、且
つ0.2〜0.5mm突出した上サーモ12部には被加
熱物10から熱が伝わり、また、上サーモ12周囲のキ
ャップ14上部にも輻射で熱が伝えられており、且つ前
記部分の面積は大きく且つ熱伝導率が良い。
【0039】そのため前記部分の熱はキャップ14の側
面に設けた平面部14bにも迅速に伝わる。上サーモ1
2側面部はキャップ14上部に設けたフランジ部14a
と嵌合しており、上サーモ12自体も温度上昇し、下部
の横サーモ13の前記上サーモ12との接続部も高温と
なり、前記部分からも横サーモ13ヘ熱が伝わる。
面に設けた平面部14bにも迅速に伝わる。上サーモ1
2側面部はキャップ14上部に設けたフランジ部14a
と嵌合しており、上サーモ12自体も温度上昇し、下部
の横サーモ13の前記上サーモ12との接続部も高温と
なり、前記部分からも横サーモ13ヘ熱が伝わる。
【0040】ここで横サーモ13はキャップ14の平面
部14bに密着して設置されており、且つ糊状の液体か
らなる熱伝導体15を覆ってあることから横サーモ13
は、外面及び内部の双方より熱を受け、横サーモ13の
温度上昇は上サーモ12の温度上昇に比べさほどの遅れ
はなく、上サーモ12が何らかの原因でONのままの状
態となった場合においても被加熱物10内の調理物の発
火を防止できる。
部14bに密着して設置されており、且つ糊状の液体か
らなる熱伝導体15を覆ってあることから横サーモ13
は、外面及び内部の双方より熱を受け、横サーモ13の
温度上昇は上サーモ12の温度上昇に比べさほどの遅れ
はなく、上サーモ12が何らかの原因でONのままの状
態となった場合においても被加熱物10内の調理物の発
火を防止できる。
【0041】なお、キャップ14の直径は小さいと横サ
ーモ13への熱の伝わりが少なく、大きいとキャップ1
4の傾きにより、上サーモ12が被加熱物10に接触し
ない恐れがある等から、上サーモ12の直径の1.8〜
2.2倍が良い。
ーモ13への熱の伝わりが少なく、大きいとキャップ1
4の傾きにより、上サーモ12が被加熱物10に接触し
ない恐れがある等から、上サーモ12の直径の1.8〜
2.2倍が良い。
【0042】また、上サーモ12のキャップ14よりの
突出代は、出過ぎると横サーモ13への熱の伝わりが少
なく、低く過ぎると塵埃が上サーモ12に堆積し、機能
しなくなる。よって、0.2〜0.5mmが良い。
突出代は、出過ぎると横サーモ13への熱の伝わりが少
なく、低く過ぎると塵埃が上サーモ12に堆積し、機能
しなくなる。よって、0.2〜0.5mmが良い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、加熱に
よって熱起電力を発生する熱電対と被加熱物の加熱状態
を検出する温度センサーとを直列に接続し、前記温度セ
ンサーに前記熱電対の熱起電力にて保持されるガス供給
回路中に設けた安全弁の他端を各々アースしてなるガス
制御装置において、前記温度センサーを所定温度で遮断
する複数のサーモスタットで構成し、これら複数のサー
モスタットを直列に接続し、前記サーモスタットの感熱
部を上部に、他のサーモスタットの感熱部を横方向向き
とし、前記サーモスタットの直径が前記サーモスタット
の1.8〜2.2倍の円筒状で側面の一部を平面とし、
下方を開放、上方を内側に前記サーモスタットと同径で
所定の高さのフランジ部を設けた前記サーモスタットよ
り熱伝導のよい材質からなるキャップに前記サーモスタ
ットを内設するか、あるいは上方向きの前記サーモスタ
ットはキャップ上方に設けたフランジ部にキャップ上端
より突出して設け、横方向向き前記サーモスタットは、
キャップ側面に設けた平面部に糊状の液体からなる熱伝
導体を介して密着して収納する構成にすることにより、
安価な方法で調理物の発火防止を二重安全にできる等有
益なガス制御装置を提供できた。
よって熱起電力を発生する熱電対と被加熱物の加熱状態
を検出する温度センサーとを直列に接続し、前記温度セ
ンサーに前記熱電対の熱起電力にて保持されるガス供給
回路中に設けた安全弁の他端を各々アースしてなるガス
制御装置において、前記温度センサーを所定温度で遮断
する複数のサーモスタットで構成し、これら複数のサー
モスタットを直列に接続し、前記サーモスタットの感熱
部を上部に、他のサーモスタットの感熱部を横方向向き
とし、前記サーモスタットの直径が前記サーモスタット
の1.8〜2.2倍の円筒状で側面の一部を平面とし、
下方を開放、上方を内側に前記サーモスタットと同径で
所定の高さのフランジ部を設けた前記サーモスタットよ
り熱伝導のよい材質からなるキャップに前記サーモスタ
ットを内設するか、あるいは上方向きの前記サーモスタ
ットはキャップ上方に設けたフランジ部にキャップ上端
より突出して設け、横方向向き前記サーモスタットは、
キャップ側面に設けた平面部に糊状の液体からなる熱伝
導体を介して密着して収納する構成にすることにより、
安価な方法で調理物の発火防止を二重安全にできる等有
益なガス制御装置を提供できた。
【図1】本発明の一実施例を示すガス制御装置の電気的
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示すガス制御装置に使用す
る温度センサーの断面図である。
る温度センサーの断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すガス制御装置に使用す
る温度センサーの要部図である。
る温度センサーの要部図である。
【図4】従来例の一実施例を示すガス制御装置の概略図
である。
である。
【図5】従来例の一実施例を示すガス制御装置の要部拡
大摸式図である。
大摸式図である。
3 熱電対
4 ガス供給回路
5 安全弁
11 温度センサー
12 上サーモ
12a 感熱部
13 横サーモ
13a 感熱部
14 キャップ
15 熱伝導体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平11−201460(JP,A)
実開 昭60−128150(JP,U)
実公 昭52−32990(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F23N 5/02 350
F23N 1/00 104
F23N 5/00
F23N 5/10 310
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱によって熱起電力を発生する熱電対
(3)と被加熱物の加熱状態を検出する温度センサー
(11)とを直列に接続し、前記温度センサー(11)
に前記熱電対(3)の熱起電力にて保持されるガス供給
回路(4)中に設けた安全弁(5)の他端を各々アース
してなるガス制御装置において、前記温度センサー(1
1)を所定温度で遮断する複数のサーモスタット(1
2)・(13)で構成し、これら複数のサーモスタット
(12)・(13)を直列に接続し、前記サーモスタッ
ト(12)の感熱部(12a)を上部に、他のサーモス
タット(13)の感熱部(13a)を横方向向きとし、
前記サーモスタット(12)の直径が前記サーモスタッ
ト(12)の1.8〜2.2倍の円筒状で側面の一部を
平面とし、下方を開放、上方を内側に前記サーモスタッ
ト(12)と同径で所定の高さのフランジ部(14a)
を設け、前記サーモスタット(12)より熱伝導のよい
材質からなるキャップ(14)に前記サーモスタット
(12)を内設することを特徴とするガス制御装置。 - 【請求項2】 上方向きの前記サーモスタット(12)
はキャップ(14)上方に設けたフランジ部(14a)
にキャップ(14)上端より突出して設け、横方向向き
前記サーモスタット(13)は、キャップ(14)側面
に設けた平面部(14b)に糊状の液体からなる熱伝導
体(15)を介して密着して収納することを特徴とする
請求項1記載のガス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22638498A JP3506918B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22638498A JP3506918B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガス制御装置 |
Publications (2)
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JP2000055357A JP2000055357A (ja) | 2000-02-22 |
JP3506918B2 true JP3506918B2 (ja) | 2004-03-15 |
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ID=16844286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22638498A Expired - Fee Related JP3506918B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | ガス制御装置 |
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JP (1) | JP3506918B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5568163B2 (ja) * | 2013-05-27 | 2014-08-06 | 株式会社ハーマン | 加熱調理器 |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP22638498A patent/JP3506918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000055357A (ja) | 2000-02-22 |
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