JPS5815491Y2 - 電子銃式蒸発源 - Google Patents
電子銃式蒸発源Info
- Publication number
- JPS5815491Y2 JPS5815491Y2 JP2371379U JP2371379U JPS5815491Y2 JP S5815491 Y2 JPS5815491 Y2 JP S5815491Y2 JP 2371379 U JP2371379 U JP 2371379U JP 2371379 U JP2371379 U JP 2371379U JP S5815491 Y2 JPS5815491 Y2 JP S5815491Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron gun
- evaporation source
- type evaporation
- gun type
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、銅の連続蒸着、イオンブレーティングに用い
るための電子銃式蒸発源に関する。
るための電子銃式蒸発源に関する。
従来の電子銃式蒸発源で銅の連続蒸着を行う場合、電子
銃の供給電力をある値以上に上げるとるつぼ内の溶融銅
の表面が揺動して(波打ちを生じ)膜厚が急激に大きく
なってしまう。
銃の供給電力をある値以上に上げるとるつぼ内の溶融銅
の表面が揺動して(波打ちを生じ)膜厚が急激に大きく
なってしまう。
連続蒸着ではこのような膜厚の不均一は製品品質上好ま
しくない 本考案は、上記の点に鑑み、るつぼ内の溶融銅の揺動防
止を行って銅膜厚の均一化を図ることが可能な電子銃式
蒸発源を提供しようとするものである。
しくない 本考案は、上記の点に鑑み、るつぼ内の溶融銅の揺動防
止を行って銅膜厚の均一化を図ることが可能な電子銃式
蒸発源を提供しようとするものである。
以下、本考案に係る電子銃式蒸発源の実施例を図面に従
って説明する。
って説明する。
第1図において、蒸発源本体1上面には、水冷式黒鉛る
つぼ2が設置され、その蒸発源本体1の一方の側面には
、フィラメント3及び加速電極4等から成る電子銃5が
組込まれている。
つぼ2が設置され、その蒸発源本体1の一方の側面には
、フィラメント3及び加速電極4等から成る電子銃5が
組込まれている。
また、電子銃5より射出された電子ビーム6をほぼ27
0°偏向するための偏向磁界を印加するビーム偏向マグ
ネット7が蒸発源本体1に配設される。
0°偏向するための偏向磁界を印加するビーム偏向マグ
ネット7が蒸発源本体1に配設される。
前記るつぼ2内にはタンタル(Ta)片8が載置され、
溶融銅9が入っている。
溶融銅9が入っている。
以上の構成において、るつぼ2内の銅は電子ビーム6に
より溶融された状態にあり、銅の蒸気流が矢印Aの如く
放出され、所定の基板等に蒸着される。
より溶融された状態にあり、銅の蒸気流が矢印Aの如く
放出され、所定の基板等に蒸着される。
この場合、電子銃5の供給電力を増して行けば、蒸着速
度、すなわち膜厚もこれに比例して増加する。
度、すなわち膜厚もこれに比例して増加する。
従来は、電子銃5の供給電力をある値以上にすると、る
つぼ2内の溶融銅9の対流現象が激しくなって、溶融銅
9の表面が揺動し、第2図実線Xのように、膜厚が急増
してしまうが、上記実施例ではタンタル片8をるつは2
内に載置しているので、第2図鎖線Yのように、電子銃
5の供給電力をある値以上に増加して行っても膜厚はほ
ぼ直線的に増加するだけであり、膜厚の不均一は生じな
い。
つぼ2内の溶融銅9の対流現象が激しくなって、溶融銅
9の表面が揺動し、第2図実線Xのように、膜厚が急増
してしまうが、上記実施例ではタンタル片8をるつは2
内に載置しているので、第2図鎖線Yのように、電子銃
5の供給電力をある値以上に増加して行っても膜厚はほ
ぼ直線的に増加するだけであり、膜厚の不均一は生じな
い。
この理由としては、タンタル片8が溶融銅9の対流を妨
げるからであると考えられる。
げるからであると考えられる。
ここで、タンタル片8を用いたのは、タンタルが銅及び
るつぼの黒鉛のいずれとも反応せず、銅よりも融点が高
いからであり、その他のモリブデン(MO)等では銅と
反応したりして不適当である。
るつぼの黒鉛のいずれとも反応せず、銅よりも融点が高
いからであり、その他のモリブデン(MO)等では銅と
反応したりして不適当である。
なお、タンタル片8の形状は、円錐、角錐、円柱、角柱
等のように溶融銅の対流現象を妨げることができる形状
であればよい。
等のように溶融銅の対流現象を妨げることができる形状
であればよい。
斜上のように、本考案によれば、るつぼ内にタンタル片
を配置してるつぼ内の溶融銅の揺動を防止し、銅膜厚の
均一化を図ることが可能な電子銃式蒸発源を得る。
を配置してるつぼ内の溶融銅の揺動を防止し、銅膜厚の
均一化を図ることが可能な電子銃式蒸発源を得る。
第1図は本考案に係る電子銃式蒸発源の実施例を示す断
面図、第2図は実施例の効果を従来と比較して示すグラ
フである。 1・・・・・・蒸発源本体、2・・・・・・水冷式黒鉛
るつぼ、3・・・・・・フィラメント、4・・・・・・
加速電極、5・・・・・・電子銃、6・・・・・・電子
ビーム、7・・・・・・ビーム偏向マグネット、8・・
・・・・タンタル片、9・・・・・・溶融鋼。
面図、第2図は実施例の効果を従来と比較して示すグラ
フである。 1・・・・・・蒸発源本体、2・・・・・・水冷式黒鉛
るつぼ、3・・・・・・フィラメント、4・・・・・・
加速電極、5・・・・・・電子銃、6・・・・・・電子
ビーム、7・・・・・・ビーム偏向マグネット、8・・
・・・・タンタル片、9・・・・・・溶融鋼。
Claims (1)
- 電子銃よりの電子ビームでるつぼ内の銅を溶融蒸発させ
る電子銃式蒸発源において、前記るつぼ内に対流防止用
のタンタル片を配置したことを特徴とする電子銃式蒸発
源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2371379U JPS5815491Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 電子銃式蒸発源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2371379U JPS5815491Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 電子銃式蒸発源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55124465U JPS55124465U (ja) | 1980-09-03 |
JPS5815491Y2 true JPS5815491Y2 (ja) | 1983-03-29 |
Family
ID=28860832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2371379U Expired JPS5815491Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 電子銃式蒸発源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815491Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-27 JP JP2371379U patent/JPS5815491Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55124465U (ja) | 1980-09-03 |
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