JPS58153533A - 合金微粉末製造装置 - Google Patents

合金微粉末製造装置

Info

Publication number
JPS58153533A
JPS58153533A JP3702882A JP3702882A JPS58153533A JP S58153533 A JPS58153533 A JP S58153533A JP 3702882 A JP3702882 A JP 3702882A JP 3702882 A JP3702882 A JP 3702882A JP S58153533 A JPS58153533 A JP S58153533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
nozzle
metal
powder
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3702882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6330963B2 (ja
Inventor
Hirohisa Miura
三浦 宏久
Hiroshi Sato
博 佐藤
Toshio Natsume
夏目 敏夫
Shusuke Katagiri
片桐 秀典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3702882A priority Critical patent/JPS58153533A/ja
Priority to DE8383101961T priority patent/DE3371295D1/de
Priority to EP83101961A priority patent/EP0087798B1/en
Priority to US06/471,003 priority patent/US4484943A/en
Publication of JPS58153533A publication Critical patent/JPS58153533A/ja
Publication of JPS6330963B2 publication Critical patent/JPS6330963B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合金の微粉末の製造方法に係り、更に詳細に
は合金を構成すべき気体状態の少なくとも一つの金属と
他の元素とを末広ノズルによって急冷させることにより
合金の微粉末を製造する方法に係る。
本川゛細書に於て、〔合金」とは2以上の元素よりなり
その少なくとも一方は金属である物質、即も固溶体、金
属元素と他の元素との混合物、金属開化合物、金属−非
金属化合物、又はこれらの81−合物などを広く指称す
るものとする。
合金は一般に、鉄合金を構成すべき金属の溶融元素のガ
ス体とから製造される。かかる合金の製造方法に於ては
、製造された合金中に不純物が混入することが避けられ
ないこと、合金を数μ−以下の微粉末として得ることが
できないこと、及び溶一体からの急冷では105℃/ 
See程度の冷却速度が限度であり、このため優れた非
晶質(アモルファス)の特性を有する合金を得ることが
できないなどの欠点がある。
また各種金属材料の単結晶又は薄膜の製造方法として所
謂気相或艮法や真空蒸着法が実用化されているが、これ
らの方法は何れも基板上へのゆるやかな隔着澗象を利用
しているため、得られる金属材料は基板直上の非昌賀閣
とその上層の結晶層とよりなる混合物であること、及び
生成速度が遅いため大量生産には不向きであるなどの欠
点があり、均一な特性を有する合金の微粉末を能率良く
@造する方法としては不適当で、ある。
これら従来の方法に於ける上□述の如き種々の欠点に鑑
み、特にセラミックスなどの原料として賞月されている
窒化ケイ素の微粉末の製造方法の一つとして、金属ケイ
素粉末を形成し、該金属ケイ素粉末を窒素又はアンモニ
ア気流中で加熱し、窒素ガス圧を制御しつつ1500℃
以下の温度に於てケイ素と窒素とを化合させる方法が実
用化されている。しかしこの方法に於ては、得られる窒
化ケイ素はα型とβ型の窒化ケイ素が混在したものであ
り、また微細な窒化ケイ素粉末を得ることが困難であり
、微細な窒化ケイ素粉末を得るには原料である金属ケイ
素を長時間に厘って粉砕しなければならないという欠点
がある。また、窒化ケイ素微粉末の他の一つの製造方法
として、ハロゲン化ケイ素とアンモニア、又は含窒素シ
ラン化合物とアンモニアとの^1ll(1000〜15
00℃)に於ける気相反応により窒化ケイ素の粉末を製
造する方法が開発されている。しかしこの方法に於ては
、気相反応により生じる塩素や塩酸などが生成された窒
化ケイ素、、中に混入する仁とが避けられないこと、及
び得られる窒化ケイ素粉末は3μ−以下の種々の粒径の
粉末が混在したものであり、粒径1μ−以下の整粒微粉
を得るためには、粉砕及び分級の後処理を必要とすると
いう欠点がある。
本願発明者等は、上述の如き従来の合金粉末の製造方法
に於ける畝上の如き欠点に鑑み、種々の実験的研究を行
なった@栗、合金を構成すべき金属と麹の元素の気体状
混合物を末広ノズルによって急冷しその急冷過程に於て
それらを反応させることにより、従来の製造方法に於け
る上述の如き種々の欠点を解消し得ることを見出し、本
願出願人と同一の出願人の出願に係る特願昭57−号に
於て、粒径が非常に小さく且実質的に均一である高純度
の合金微粉末を能率良く低廉に製造することのできる方
法として、少なくとも一つの合金を構成すべき少なくと
も一つの金属と他の元素の気体状混合物を末広ノズルを
経て断熱膨張させることにより急冷させつつ前記金属と
前記他の元素とを反応させることにより前記合金の微粉
末を製造する方法、及び少なくとも一つの合金を構成す
べき少なくとも一つの気体状金属を第一の末広ノズルを
経て断熱膨張させることにより急冷させ、これに更に前
記合金を構成すべき他の元素を気体状態にて混合し、そ
の混合ガスを第二の末広ノズルを経て断熱膨張させるこ
とによって急冷させつつ前記金属と前記他の元素とを反
応させることにより前記合金の微粉末を製造する方法を
提案した。尚上述の特許出願に於ては、本願に於ける「
合金」に対応する用語として「金属化合一」なる用語が
使用されている。
上述の特許出願に係る合金微粉末の製造方法によれば、
気体状混合物を構成する金属蒸気は、末広ノズルを通過
する際の自己断熱膨張によって、その気体状態に於ける
大きさのまま固体の微粉末に急冷され、これと同時に合
金を構成すべき他の元素と反応するので、粒径が極めて
小さく且粒径が実質的1均一である合金微粉末を従来の
方法に比して高純度にて能率良く連続的に製造すること
ができる。
しかし、上述の特許出願に係る方法は合金を構成すべき
金属と他の元素の気体状混合物を末広ノズルによって急
冷させ、その急冷過程に於てそれらを反応させることを
特徴とするものであり、末広ノズルによる冷却速度は1
 ’O”C/sea @度ト極めて迅速であるため、自
己断熱膨張による冷却が維持され得る程度の過膨張〜適
正膨張条件下に於ては、気体状混合物の一部は充分に合
金釘し得ないまま連続的に冷却されるので、上述の特許
出願に係る方法に於ても、所望の合金微粉末を高純度に
て彎ることは国難である。例えば上述の方法により製造
された窒化ケイ素微粉末の窒素含有―は、理論値の39
.94%に対し、37.8〜38.9%であり、対理論
値%では94.6〜97゜4%である。
本願発明者等は、上述の特許出願に係る方法によれば非
常に微報な合金粉末を能率良く連続的に製造することが
できるという利点を活かしつつ、所望の合金微粉末を高
純度にて製造、するための手段について種々の実験的研
究を行なった結果、通常の末広ノズルではなく、少なく
;とも二つの膨張部を有する末広ノズル、即ち通常の末
広ノズルが複数個直列に連結された如き末広ノズルを使
用することにより、生成される合金粉末の粒成長を抑る
ことができ、これにより所望の合金微粉末を高純度にて
製造し轡ることを見出した。
本発明は、本願発明者等が行なった種々の実験的研究の
結果得られた知見に基き、上述の特許出願に係る方法に
よる場合よりも一■高純度にて、粒径が非常に小さく且
寅質的に均一である所望の合金微粉末を能率良く低廉に
製造することのできる方法を提供することを目的として
いる。
かかる目的は、本発明によれば、少なくとも一つの合金
を構成すべき少なくとも一つの金属の蒸気を末広ノズル
を経て断熱膨張させることにより急冷させつつこれと前
記合金を構成すべき他の気体状元素とを合金化させるこ
とにより前記合金の微粉末を一部する方法に於て、前記
末広ノズルは少なくとも二つの膨張部を有することを特
徴とする方法、及び少なくとミ一つの合金を構成すべき
少なくとも一つの金属の熱気を第一の末広ノズルを経て
断熱膨張させることにより急冷させ、これに更に前記合
金を構成すべき他の元素を気体状lにて混合し、その混
合ガスを第二の末広ノズルをw!L工断無断熱膨張るこ
とによって急冷させつつ前記金属と前記他の元素とを合
金化させることにより前記合金の微粉末を製造する方法
に於て、前記第−及び第二の末広ノズ元のうちの少なく
とも前記第二の末広ノズルは少なくとも二つの膨張部を
有することを特徴とする方法によって達成される。
かかる本発明による合金微粉末の製゛造方法によれば、
合金を構成すべき金属の蒸気及び他の元素のガスは、第
一の膨張部に於て生じた衝撃波により生起された周期性
の強い圧力変化を伴いつつ第二の膨張部に於て急冷され
るので、粒径が極めて小さく且粒径が実質的に均一であ
るのみならず、従来の方法や上述の特許出願に係る方法
に比して高純度の合金微粉末を能率良く連続的に製造す
ることができる。特に本発明の方法により金属−非金属
化合物の微粉末を製造する場合には、100%に近いl
ll11度にて金属−非金属化合物の微粉末を製造する
ことができる。また本発明による合金微粉末の一部方法
によれば、末広ノズル通過前後に於けるam及び圧力、
各膨張部に於ける膨張部  。
件、各膨張部間の間隔などを適宜に設定することにより
、合金微粉末を非晶質、α型結晶など所望の形態にて得
ることができる。
尚、本発明による一部方法に於ける合金を構成すべき金
属及び他の元素は、互いに合金化する任意の金属及び元
素の組合せであってよいが、特に金属としてはケイ素、
アルミニウム、チタンなど、若しくはそれらの組合せが
好ましく、また他の元素としては窒素、炭素、酸素、更
には他の金属元素(この場合得られる合金は金属開化合
物となる)であってよい。またこの場合、合金を構成す
べき他の元素は、その元素自体よりなる気体のみならず
当咳元粂を含みその元素を分離し得る物質より生成した
ものであってよい。例えば他の元素が窒素である場合に
は、窒素ガスのみならず、アンモニアの如き物質が使用
されてよい。
また末広ノズルの作動条件としては、不足膨張条件、適
正膨張条件、過膨張条件の三種類があるが、上述の特許
出願に係る方法の場合と同様、本発明による合金微粉末
の製造方法に於ても末広ノズルは適正膨張条件若しくは
過膨張条件にて作動されることが好ましい。また本発明
による合金微粉末の製造方法に於ても、金属蒸気の安定
領域に於て金属蒸気と他の元素の気体とを混合しその混
合ガスを末広ノズルによって合金の安定領域まで粒成長
させずに急冷させることが好ましい。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
まず、本発明による合金微粉末の製造方法に於て使用さ
れてよい第1図乃至第4図に示され・た末広ノズルを第
5図に示された通常の末広ノズルと対比して説明する。
尚これら第1図乃至第5図に於て、相互に実質的に同一
の部分には同一の符号が付されている。
第5図に示されている如く、通常の末広ノズル1は入口
部2とのど部3と膨張部4とよりなっている。これに対
し第1all乃至第4図に示された末広ノズル1は入口
部2、最小断面部3、膨張部4に加えて、少なくとも他
の一つの膨張部4’  (及び41)を有している。
特に第1図に示された末広ノズル1は、第5図に示され
た通常の末広ノズルと同様のノズルセクション6及び7
が二個直列に連結された如き構成を有しており、二つの
のど部3及び3′と二つの膨張部4及び4′を有してい
る。第2図に示された末広ノズル1は、通常の末広ノズ
ルと同様のノズルセクション6.7.8が三個直列に連
結された如き構成を有しており、三つののど部3.3′
、3″、三つの膨張部4.4’ 、4’とを有している
。また第3図に示された末広ノズル1は、一つののど−
3と二つの膨張部4及び4′とを有しており、膨張部4
及び4′は一定断面部5にて接続されている。更に第4
図に示された末広ノズル1は、一つののど部3と、三つ
の膨張部4.4′14″とを有しており、膨張部4と膨
張部4′及び膨張部4′と膨張部41とはそれぞれ一定
断面部5及び5′にて接続されている。尚、製造される
  ゛べき合金微粉末の特性などに応じて、3つ以上の
膨張部を有する末広ノズルが使用されてよい。
これらの末広ノズルの入口部2に金属蒸気と他の元素の
気体との混合ガスを導入し、末広ノズルの先端側より真
空吸引すると、第1図及び第2図に示された末広ノズル
の場合には、澱み点圧力(入口部圧力)と背圧との圧力
比が適宜に調整されれば、混合ガスは第二ののど部3′
の直前に於て生じたW撃波により、第;のノズルセクシ
ョン7内に於て周期性の強い圧力変化を伴う乱れた流終
を生起し、しかる後膨張部4′ (及び4”)により急
冷される。また第3図及び第4図に示された末広ノズル
に於ては、よどみ点圧力(入口部圧力)と−圧との圧力
比が適宜に調整されれば、混合ガスは一定断面部5の直
前で生じた衝撃波により一定断面部5内に於τ周期性の
弱い圧力変化を伴う乱れた流れを生起し、しかる後膨張
部4′に於て急冷される。また衝撃波を生じない場合に
は、混合ガスは膨張部4に於ける冷却途上の状態が一定
断一部5に於て一時的(維持され、しかる後膨張部4′
、に於て急冷される。尚第2図及び第4図に示された末
広ノズルの如く、複数の膨張部を有す−る末広ノズルに
於ては、上述のプロセスがその膨張部の数に応じて繰返
される。
第6図に示されている如く、各種金属の発生蒸気圧は金
属毎に大きく興なる。また例えば各種金属蒸気と酸素、
窒素、炭素との反応のし易さや、各種金属蒸気が無気と
して又は酸化物、窒化物、炭化物として安定である圧力
及び温度条件はそれぞれ互いに異なる。更に例えば真空
技術窮座第9巻「真空冶金」(日刊工業新聞社)の第5
9頁〜第61頁に記載されている如く、同一のm度条件
下に於ても各種化合物の生成自由エネルギは互いに興な
っており、従って同一のm度条件下に於ても各種の化合
物の分解や化合などの挙動はそれぞれ互いに異なる。
従って、^濃の混合ガスを上述の如き少なくとも二つの
膨張部を有する末広ノズルによって急冷させつつそれら
を合金化させる場合には、その金属と他の元素との合金
化のし易さや、それらが混合ガスとして又は合金とじて
安定である濃度及び圧力条件などに応じて、末広ノズル
前後に於ける圧力及び温度条件のみならず、各膨張部に
於ける膨張条件などを適宜に選定すれば、上述の如き少
なくとも二つの膨張部を有する末広ノズルが持つ上述の
如き機能を発揮させて、混合ガスを構成する金属を他の
元素と充分に合金化させることができ、これにより高純
度の合金微粉末を得ることができる。
次に本発明による合金微粉末の製造方法の幾つかの実施
例を第6図に示された合金微粉末−造装置を用いて実施
される場合について説明する。
第7図に於て、10は炉殻を示しており、該炉殻内には
ポート11及び12を有しwA度T1に維持されるよう
構成された第一の室13と、ポート14を有し濃度T2
に維持されるよう構成された第二の室15とが配置され
ている。第一の室13と第二の室15とは第一の末広ノ
ズル16により連通接続されており、第二の室4・1.
5の内部は第二□l(:9 の末広ノズル17により炉殻10内の粉未回収ゾーン1
8と連通接続されている。これら第−及び第二の末広ノ
ズルは、−造されるべき合金微粉末図に示されている如
iなくとも二つの膨張部を有する末広ノズルである。
第二の末広ノズル17の下方には咳第二の末広ノズルよ
り噴出した噴流を減速させる衝突板19が設けられてい
る。また炉殻10の下端にはlI20が連通接続されて
おり、該導管2oを経て図には示されていない真空ポン
プによって第一の室13内、第二の室15内、及び粉未
回収ゾーン18の圧力がそれぞれPs s Pg 、P
aに減圧されるようになっている。
この合金微粉末−造装置を用いて行なわれる合金微粉末
の製造方法に於ける主要な基本操作としては、下記の三
つの方法がある。
(イ)ポート11を経て第一の室13内へ導入され又は
第一の室13内に於て蒸発により生成されえA7j2 
(金属無気)′滅、ポート1281−C第一の室13内
へ導入されたBガスとを第一の室13内に於て混合し、
その混合ガスを第一の末広ノズル16によって急冷させ
つつそれらを合金化させ、更に第二の末広ノズル17に
よって冷却させる(この場合第二の室15及び第二の末
広ノズル17は省略されても良い)。
(0)第一の室13内のAガス・(金属蕉気)のみを第
一の末広ノズル16によって急冷させ、これとポート1
4を経て第二の室15内へ導入されたCガスとを第二の
室内に於て混合し、その混合ガスを第二の末広ノズル1
7によって急冷させつつそれらを合金化させる。
(ハ)第一の室13内に於てAガスと8ガスとを混合し
、その混合ガスを第一の末広ノズル16によって急冷さ
せつつそれらを合金化させ、これとポート14を経て第
二の室15内へ導入され又は第二の室15内に於て生成
されたCガスとを第二の室内に於て混合し、その混合ガ
スを第二の末広ノズル17によって急冷させつつ更にそ
れらを合金化させる。
本発明による合金微粉末の製造方法に於ては、製造すべ
き合金微粉末の特性に応じ、上述の基本操作の何れかを
採用する。
(1)金属の混合物又は金属間化合物の微粉末の製造 基本的には上述の操作(ロ)を使用する。即ちそれぞれ
の金属の蒸気圧Pr及びPtを勘案して第一の室及び第
二の室内の濃度T+及びTIを設定し、それらを合金化
させる。
(2)金属−非金属化合物の微粉末の鞍部金属−非金属
化合物の生成11度輌域に応じて上述の操作(イ)又は
(0)の何れかを使用する。
即ち製造されるべき金属−非金属化合物の生成濃度領域
が第一の室内の温度T+と第二の室内の温度T2との間
にある場合には上述・の操作(イ)を使用し、金属−非
金属化合物の生成濃度領域が王!又はTJ以下であ全場
合には上述の操作(ロ)を使用し、第一の室13内のA
ガスを第一の末広ノズル16によって一旦急冷させた後
、これとポート14を経て第二の室15内へ導入された
Cガス(非金属元素のガス)とを混合し、その混合ガス
を第二の末広ノズル17によって急冷させつつ化合させ
る。
(3)金属と金属−非金属化合物との混合物の微粉末の
製造 上述の操作(ハ)を使用する。即ち第一の室13内のA
ガス(金属蒸気)と8ガス(非金属ガス)とよりなる混
合ガスを第一の末広ノズル16によって急冷させつつ化
合させ、これとポート14を軽で第二の室15内へ導入
されたCガス(金属蒸気)とを混合し、その混合ガスを
第二の末広ノズル17によって急冷させつつ合金化させ
る。
(4)金属開化合物と金属−非金属化合物との混合物の
微粉末の製造 同じく上述の操作(ハ)を使用する。即ち第一の室13
内のAガスと8ガス(両者共金属蒸気)よりなる混合ガ
スを第一の末広ノズル16によって急冷させつつ化合さ
せ、これとポート14を経て第二の室−15内へ導入さ
れたCガス(非金属元素のガス)とを混合し、その現金
ガスを第二の末広ノズル17によって急冷させつつ合金
化させる。
上記何れかの方法によれば、所望の合金微粉末を高純直
にて且非晶賀又は帖感質の何れかの形態にで製造するこ
とができる。また各種ガスの組合せによっては、上述り
金属間化合物の固溶体などをも製造することができる。
尚第8図に示されている如く、第一の末広ノズル16と
第二の末広ノズル17”とを互いに近接して配置し、そ
れらの間に環状のガス導入ポート21を設ければ、第二
の室15を省略することができ、またノズルの作動条件
を適宜に選定すれば温II! T tを所要の濃度とす
ることができるので、合金微粉末製造装置は簡便なもの
となる。同様に末広ノズル16として、その通路の途中
にCガスを導入するためのポートが開口している末広ノ
ズルを使用すれば、第7図に示された合金微粉末製造装
置に於ける第二の室15及び第二の末広ノズル17を省
略することができる。
次に本発明による合金微粉末の製造方法に従って実施さ
れた具体的・一部側について説明する。
第9図はこの具体的実施例に於て使用された合金粉末製
造装置を示す概略構成図である。図に於て31は実質的
に密閉の容器をなす炉殻を示しており、該炉1i131
内にはるつは32が配置されている。るつぼ32はガス
導入ボート33を有するガス予熱室34と、咳ガス予熱
室と連通する反応室35とを有している。るつGf32
の周りにはガス予熱室34及び反応室35内を所定の濃
度TIに維持するヒータ36が配置されており、このヒ
ータ36により反応室35内゛に装入された金属が溶融
されて金属溶湯37とさ4れ、更には金属蒸気として蒸
発化されるようになっている。
るつぼ32の底!38には反応室35と炉殻31内の回
収ゾーン39とを連通接続する導管40が設けられてお
り、咳導管の下端には末広ノズル41が設けられている
。この末広ノズル41は第1図に示された末広ノズル1
と同様に構成されており、二つの膨張部41及び41′
を有している。
回収ゾーン39には末広ノズル41より噴出した噴流4
2を減速する衝突板43が配置されており、また回収ゾ
ーン39は導1144により粉末捕集室45に連通接続
されている。
粉末捕集室45は一管46にjり開閉弁47を介して真
空ポンプ48に接続されており、この真空ポンプにより
粉末捕集室45内が減圧され、更には回収ゾーン39及
び反応室35内がそれでれP!及びPlの所定圧力に減
圧されるようになっている。また粉末捕集室45の下方
部は、鉄粉末補集室内に於て捕集された合金粉末49を
貯容する粉末リザーバ50が設けられており、二つの開
閉弁51及び52を適宜に操作することにより、粉末捕
集室45内の減圧状態を損ねることなく、合金粉末49
を外部に取出し得るようになっている。
かくして構成された合金粉末製造装置を用いて、以下の
要領にて窒化ケイ素粉末を製造した。まず金属ケイ乗を
反応室35内に装入し、ガス導入ボート33より窒素ガ
スをガス予熱室34を経て、反応室35内へ導入し、ヒ
ータ36により炉殻31内に収容されたるつぼ32を急
速加熱し、反応室35内の濃a T tを2300℃と
することにより金属ケイ素を溶−させてケイ素溶湯37
を形成し、更に窒素ガス導入量を制御して反応室35内
の圧カP+を20 T orrになるよう調整した。
次いで反応室35内の混合ガス、即ちケイ素溶湯37よ
り蒸発することにより生成したケイ素蒸気と窒素ガスと
よりなる混合ガスを、圧力P!=5〜5 T orrに
維持された回収ゾーン39内へ末広ノズル41を経て噴
出させた。この場合ケイ素蒸気とw1素ガスとよりなる
混合ガスは、末広ノズル41による自己断熱膨張により
濃度Tg=8’00℃以下にまで急冷され、その急冷途
中に於て窒化ケイ素の微粉末となり、余剰の11県ガス
と共に回収ゾーン39へ移行した。
次いでかくして生成した微粉状の窒化ケイ素を衝突板4
3によって減速させ、真空ポンプ48により窒素ガスと
共に粉末捕集室45内へ導き、粉末捕集室内に於て捕集
し粉末リザーバ50内に回収した。また粉末捕集室45
内より真空ポンプ48により窒素ガスを吸引することに
より、窒素ガスを図には示されていない窒素ガス回収室
内に回収した。
尚、合金粉末製造装置内に導入°された金属ケイ素及び
窒素ガスの純度及び導入量はそれぞれ992%、 10
0g 、 9・9.99%、 164/鵬in  であ
り、反応時間は13分であった。
かくして−造された窒化ケイ素粉末の特性を下記の表1
に示す。この表1より、特に窒素含有量は前述の特許出
願に係る方法により親還された窒化ケイ素の窒素含有量
37.8〜38.9%よりも^く、理論値の39.94
%に近い値であることが解る。
j− 窒素含有量:    39.2% 平均粒径:     0.72μ■ 結晶形[:  はとんどがアモルファス粒子形状:  
  均質な丸形が主 以上に於ては本発明を窒化ケイ素の微粉末の製111 造に関する具体的実施例について詳細に説明したが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発
明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はそれぞれ本発明による合金微粉末の
一部方法に於て使用されてよい一定断面部を有する末広
ノズルを示す解重的縦断面図、第5図は通常の末広ノズ
ルを示す第1図乃至第4!IIと同様の解重的断mg、
第6図は各種金属の平衡蒸気圧を示すグラフ、第7図は
本発明による合金微粉末の親造方法を実施するに好適な
合金微粉末製造装置を示す解重、第8図は二つの末広ノ
ズルの位置関係を示す解重、第9図は具体的実施例に於
て使用された合金微粉末―造装鐙を示す概略構成図であ
る。 1・・・末広ノズル、2・・・入口部、3・・・のど部
、4・・・膨張部、5・・・一定断面部、6,7.8・
・・ノズルセクシミン、10・・・炉殻、11.12・
・・ポート。 13・・・第一の室、14・・・ボート、15・・・第
二の室。 16・・・第一の末広ノズル、17・・・第二の末広ノ
ズル、18・・・粉末回収ゾーン、19・・・衝突板、
20・・・導管、21・・・ガス導入ポート、31・・
・炉殻、32・・・るつぼ、33・・・ガス導入ボート
、34・・・ガス予熱室、35・・・反応室、36・・
・ヒータ、37・・・溶湯、38・・・底壁、39・・
・回収ゾーン、40・・・導管。 41・・・末広ノズル、41’ 、41’・・・膨張部
、42・・・噴流、43・・・衝突板、44・・・導管
、45・・・粉末補集室、46・・・専管、47・・・
開閉弁、48・・・真空ポンプ、49・・・合金粉末、
50・・・粉末リザーバ。 51.52・・・開閉弁 特 許 出 願 人 トヨタ自動串工業株式会社代  
   理     人  弁理士   明  ′Ei 
  昌  毅図面の浄書て内容に変更なし) 第1図    東金1図 第3図   第4図 第5図 第9図 N2 (方 式) 1、事件の表示 昭和57年特許験第37028号2、
発明の名称 合金徴勅末の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  愛知県會田市トヨタ町1番地名 称  (3
2G > トヨタ自動車工業株式会社代表者森田俊夫 4、代理人

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一つの合金を構成すべき少なくとも一
    つの金属の蒸気を末広ノズルを経て断熱膨張させること
    により急冷させつつこれと前記合金を構成すべき他の気
    体状元素とを合金化させることにより前記合金の微粉末
    を製造する方法に於て、前記末広ノズルは少なくとも二
    つの膨張部を有することを特徴とする方法。
  2. (2)少なくとも一つの合金を構成すべき少なくとも一
    つの金属の蒸気を第一の末広ノズルを経て断熱膨張させ
    ることにより急冷させ、これに更に前記合金を構成すべ
    き他の元素を気体状態にて混合し、その混合ガスを第二
    の末広ノズルを経て断熱□膨張させることによって急冷
    させつつ前記金属と前記他の元素とを合金化□させるこ
    とにより前記合金の微粉末を製造する方法に於て、前記
    第−及の末広ノズルは少なくとも二つの膨張部を有する
    ことを特徴とする方法。
  3. (3)特許請求の範囲第2項の方法に於て、前記第−及
    び第二の末広ノズルは互いに近接して配置されそれらの
    圀に前記他の元素を気体状態にて導入するためのポート
    が郭定されていることを特徴とする方法。
JP3702882A 1982-03-01 1982-03-09 合金微粉末製造装置 Granted JPS58153533A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3702882A JPS58153533A (ja) 1982-03-09 1982-03-09 合金微粉末製造装置
DE8383101961T DE3371295D1 (en) 1982-03-01 1983-02-28 A method and apparatus for making a fine powder compound of a metal and another element
EP83101961A EP0087798B1 (en) 1982-03-01 1983-02-28 A method and apparatus for making a fine powder compound of a metal and another element
US06/471,003 US4484943A (en) 1982-03-01 1983-03-01 Method and apparatus for making a fine powder compound of a metal and another element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3702882A JPS58153533A (ja) 1982-03-09 1982-03-09 合金微粉末製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58153533A true JPS58153533A (ja) 1983-09-12
JPS6330963B2 JPS6330963B2 (ja) 1988-06-21

Family

ID=12486181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3702882A Granted JPS58153533A (ja) 1982-03-01 1982-03-09 合金微粉末製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58153533A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208005A (ja) * 1983-05-10 1984-11-26 Toyota Motor Corp 合金微粉末の製造方法
JPS61170503A (ja) * 1985-01-24 1986-08-01 Nagaoka Gijutsu Kagaku Univ アルミニウムまたはアルミニウム基合金の微粉末の製造方法
WO2013084650A1 (ja) * 2011-12-06 2013-06-13 昭栄化学工業株式会社 金属粉末製造用プラズマ装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59208005A (ja) * 1983-05-10 1984-11-26 Toyota Motor Corp 合金微粉末の製造方法
JPS6317885B2 (ja) * 1983-05-10 1988-04-15 Toyota Motor Co Ltd
JPS61170503A (ja) * 1985-01-24 1986-08-01 Nagaoka Gijutsu Kagaku Univ アルミニウムまたはアルミニウム基合金の微粉末の製造方法
JPH0549721B2 (ja) * 1985-01-24 1993-07-27 Nagaoka Gijutsu Kagaku Daigaku
WO2013084650A1 (ja) * 2011-12-06 2013-06-13 昭栄化学工業株式会社 金属粉末製造用プラズマ装置
CN104066537A (zh) * 2011-12-06 2014-09-24 昭荣化学工业株式会社 金属粉末制造用等离子体装置
JPWO2013084650A1 (ja) * 2011-12-06 2015-04-27 昭栄化学工業株式会社 金属粉末製造用プラズマ装置
US9375789B2 (en) 2011-12-06 2016-06-28 Shoei Chemical Inc. Plasma device for production of metal powder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6330963B2 (ja) 1988-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0087798B1 (en) A method and apparatus for making a fine powder compound of a metal and another element
US4632849A (en) Method for making a fine powder of a metal compound having ceramic coatings thereon
US4526610A (en) Metal cored ceramic surfaced fine powder material and apparatus and method for making it
JPH0433490B2 (ja)
US5085690A (en) Preparation of iron whiskers
US4594101A (en) Fine composite powder material and method and apparatus for making the same
JPH01275708A (ja) ニッケルと窒化チタン超微粒子の接合した複合超微粒子の製造法
JPS58153533A (ja) 合金微粉末製造装置
JPH0127773B2 (ja)
JPS58153532A (ja) 合金微粉末の製造方法
CN113427016B (zh) 一种制备细微钛铝金属间化合物粉末的装置及其生产方法
JPH06321511A (ja) 窒化アルミニウム超微粒子及びその製造方法と超微粒子焼結体
US5549951A (en) Composite ultrafine particles of nitrides, method for production and sintered article thereof
JPH01115810A (ja) 高純度立方晶炭化タングステン超微粉末の製造法
JPH0458404B2 (ja)
JPS5891018A (ja) 窒化物微粉末の製造方法
JPS5957904A (ja) 金属窒化物超微粒子の製造法
RU2672422C1 (ru) Способ получения нанокристаллического порошка титан-молибденового карбида
JPS60251928A (ja) 金属化合物超微粒子の製造方法
JPS62283805A (ja) 窒化アルミニウム超微粉の製造法
JPS5950601B2 (ja) アモルフアス状SiOの超微粉とその製造方法ならびに製造装置
JPS60150828A (ja) 金属化合物の微粉末の製造方法
SU1011507A1 (ru) Способ получени нитрида железа состава @
JPS61153208A (ja) 高融点金属を媒体とした金属超微粉の製造法
JPS5869705A (ja) 超硬高純度窒化珪素の製造装置とその製造方法