JPS581532B2 - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
金属化フィルムコンデンサInfo
- Publication number
- JPS581532B2 JPS581532B2 JP3143378A JP3143378A JPS581532B2 JP S581532 B2 JPS581532 B2 JP S581532B2 JP 3143378 A JP3143378 A JP 3143378A JP 3143378 A JP3143378 A JP 3143378A JP S581532 B2 JPS581532 B2 JP S581532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- metallized
- tan
- film capacitor
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は両面金属化四弗化エチレンーポリエチレン共重
合フイルムとポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて
巻回してなる金属化フイルムコンデンサに関するもので
ある。
合フイルムとポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて
巻回してなる金属化フイルムコンデンサに関するもので
ある。
一般にプラスチックフイルムはその耐熱性が悪くフイル
ムの金属化に際し真空蒸着過程で蒸着金属の有する熱で
蒸着歩留に限度がある。
ムの金属化に際し真空蒸着過程で蒸着金属の有する熱で
蒸着歩留に限度がある。
現在プラスチックフイルムの中でも比較的耐熱性の低い
融点160℃のポリプロピレンフイルムの金属化フイル
ムができているが歩留が低く工数も多くかかっている。
融点160℃のポリプロピレンフイルムの金属化フイル
ムができているが歩留が低く工数も多くかかっている。
また金属化フイルムコンデンサはリード線導出のために
コンデンサ素子両端面に溶射金属を吹き付けているがこ
のとき耐熱性の低いポリプロピレンフイルムは熱の影響
を受けやすい欠点があった。
コンデンサ素子両端面に溶射金属を吹き付けているがこ
のとき耐熱性の低いポリプロピレンフイルムは熱の影響
を受けやすい欠点があった。
プラスチックフイルムの中で融点が260℃と比較的耐
熱性の高いポリエステルフイルムは以前から金属化され
ておりコンデンサとして実用化されている。
熱性の高いポリエステルフイルムは以前から金属化され
ておりコンデンサとして実用化されている。
ポリエステルフイルムはポリプロピレンフイルムに比較
して耐熱性が高いだけ歩留も高く工数も少ないがポリエ
ステルフイルムコンデンサはtanδ特性が劣る。
して耐熱性が高いだけ歩留も高く工数も少ないがポリエ
ステルフイルムコンデンサはtanδ特性が劣る。
ポリプロピレンフイルムコンデンサはtanδ特性はす
ぐれているが耐熱性が劣る。
ぐれているが耐熱性が劣る。
このため最近特願昭48−56954号(特公昭52−
28221号公報)のように両面金属化ポリエステルフ
イルムとポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回
し両者のフイルムの長所を生かしたコンデンサも提案さ
れているが、ポリエステルフイルムのjanδ値が太き
いためコンデンサのtanδ特性が低下する欠点がある
。
28221号公報)のように両面金属化ポリエステルフ
イルムとポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回
し両者のフイルムの長所を生かしたコンデンサも提案さ
れているが、ポリエステルフイルムのjanδ値が太き
いためコンデンサのtanδ特性が低下する欠点がある
。
本発明は上記のような欠点を除去するために両面金属化
四弗化エチレンーポリエチレン共重合フイルムとポリプ
ロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回したことによっ
てtanδ特性の安定した金属化フイルムコンデンサを
提供せんとするものである。
四弗化エチレンーポリエチレン共重合フイルムとポリプ
ロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回したことによっ
てtanδ特性の安定した金属化フイルムコンデンサを
提供せんとするものである。
以下本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明す
る。
る。
まず第1図に示すようにあらかじめコロナ放電処理など
の表面処理を行った両面に亜鉛、錫、アルミニウムなど
の金属を蒸着した両面金属化四弗化エチレンーポリエチ
レン共重合フイルム1に非金属化ポリプロピレン2を重
ね合わせて巻回してなる金属化フィルムコンデンサであ
る。
の表面処理を行った両面に亜鉛、錫、アルミニウムなど
の金属を蒸着した両面金属化四弗化エチレンーポリエチ
レン共重合フイルム1に非金属化ポリプロピレン2を重
ね合わせて巻回してなる金属化フィルムコンデンサであ
る。
前記両面を金属化した四弗化エチレン〜ポリエチレン共
重合フイルム1は なる分子構造を屯つものでフィルム成形性がよいので四
弗化エチレン単独のフィルムより極薄の4μから200
μまでのフイルムが得られる。
重合フイルム1は なる分子構造を屯つものでフィルム成形性がよいので四
弗化エチレン単独のフィルムより極薄の4μから200
μまでのフイルムが得られる。
また電気絶縁性が良好で体積固有抵抗1017Ω一cm
と大きく絶縁破壊電圧も120K■/mmと高く ta
nδ特性も0.0005%(1000HZ)とすぐれて
おりしかも耐熱性が高く融点が265℃で耐薬品性に富
み不燃性で耐候性にすぐれ使用温度範囲も一150〜1
80℃と広く高周波領域でのtanδも小さいためコン
デンサ素子の両端面にリード線導出のために溶射金属を
吹き付けた場合両面金属化四弗化エチレンーポリエチレ
ン共重合フイルム1が溶射熱で収縮したり変形したりあ
るいは融着したりする劣傷をなくすことができ電極面と
リード線との接続も完全に行われるのでtanδ特性が
〉非常に安定する。
と大きく絶縁破壊電圧も120K■/mmと高く ta
nδ特性も0.0005%(1000HZ)とすぐれて
おりしかも耐熱性が高く融点が265℃で耐薬品性に富
み不燃性で耐候性にすぐれ使用温度範囲も一150〜1
80℃と広く高周波領域でのtanδも小さいためコン
デンサ素子の両端面にリード線導出のために溶射金属を
吹き付けた場合両面金属化四弗化エチレンーポリエチレ
ン共重合フイルム1が溶射熱で収縮したり変形したりあ
るいは融着したりする劣傷をなくすことができ電極面と
リード線との接続も完全に行われるのでtanδ特性が
〉非常に安定する。
つぎに本発明の実施例Aと従来の参考例Bとの比較の一
例を表1に示す。
例を表1に示す。
実施例Aは厚さ9ミクロンの両面金属化四弗化エチレン
ーポリエチレン共重合フイルムと厚さ66ミクロンのポ
リプロピレンフイルムからなる定格250V.DC−0
.47μFの金属化フイルムコンデンサで、参考例Bは
厚さ9ミクロンの両面金属化ポリエステルフイルムと厚
さ6ミクロンのポリプロピレンフイルムからなる定格同
の金属化フイルムコンデンサである。
ーポリエチレン共重合フイルムと厚さ66ミクロンのポ
リプロピレンフイルムからなる定格250V.DC−0
.47μFの金属化フイルムコンデンサで、参考例Bは
厚さ9ミクロンの両面金属化ポリエステルフイルムと厚
さ6ミクロンのポリプロピレンフイルムからなる定格同
の金属化フイルムコンデンサである。
上記実施例Aと参考例Bとの金属化フイルムコンデンサ
を温度85℃、湿度90%の恒温恒湿雰囲気中に定格電
圧の1.5倍( 3 7 5V.DC )の電圧を印加
した高温負荷寿命試験で途中500時間毎に取り出しt
anδを測定した結果を第2図に示す。
を温度85℃、湿度90%の恒温恒湿雰囲気中に定格電
圧の1.5倍( 3 7 5V.DC )の電圧を印加
した高温負荷寿命試験で途中500時間毎に取り出しt
anδを測定した結果を第2図に示す。
表1および第2図から実施例Aは参考例Bと比較しいず
れの特性においてもすぐれており、とくにtanδ特性
がいちぢるしく安定していることがわかる。
れの特性においてもすぐれており、とくにtanδ特性
がいちぢるしく安定していることがわかる。
以上詳述したように本発明によれば耐熱性が高く電気的
特性とくにtanδ特性のよい両面金属化四弗化エチレ
ンーポリエチレン共重合フイルムとtanδ特性がすぐ
れたポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回した
ことによってtanδ特性の安定した金属化フイルムコ
ンデンサを提供することができる。
特性とくにtanδ特性のよい両面金属化四弗化エチレ
ンーポリエチレン共重合フイルムとtanδ特性がすぐ
れたポリプロピレンフイルムとを重ね合わせて巻回した
ことによってtanδ特性の安定した金属化フイルムコ
ンデンサを提供することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る金属化フイルムコンデ
ンサの構成を示す巻回前の断面図、第2図は高温負荷寿
命試験におけるtanδ特性の経時変化を示す曲線図で
ある。 1・・・・・・両面金属化四弗化エチレンーポリエチレ
ン共重合フイルム、2・゜・・・・ポリプロピレンフイ
ルム。
ンサの構成を示す巻回前の断面図、第2図は高温負荷寿
命試験におけるtanδ特性の経時変化を示す曲線図で
ある。 1・・・・・・両面金属化四弗化エチレンーポリエチレ
ン共重合フイルム、2・゜・・・・ポリプロピレンフイ
ルム。
Claims (1)
- 1 両面金属化四弗化エチレンーポリエチレン共重合フ
イルムとポリプロピレンフイルムとを重ネ合わせ巻回し
たことを特徴とする金属化フイルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143378A JPS581532B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 金属化フィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143378A JPS581532B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 金属化フィルムコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54122859A JPS54122859A (en) | 1979-09-22 |
JPS581532B2 true JPS581532B2 (ja) | 1983-01-11 |
Family
ID=12331093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3143378A Expired JPS581532B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 金属化フィルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581532B2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-17 JP JP3143378A patent/JPS581532B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54122859A (en) | 1979-09-22 |
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