JPS58151945A - 移動する冷却体基板の冷却方法及び装置 - Google Patents

移動する冷却体基板の冷却方法及び装置

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JPS58151945A
JPS58151945A JP21259282A JP21259282A JPS58151945A JP S58151945 A JPS58151945 A JP S58151945A JP 21259282 A JP21259282 A JP 21259282A JP 21259282 A JP21259282 A JP 21259282A JP S58151945 A JPS58151945 A JP S58151945A
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coolant
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pressure
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/068Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces
    • B22D11/0685Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces by cooling the casting belts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続鋳造プロセスで使用される移動冷却面の冷
却に関する。特に、本発明は、基板の第一の面が、急冷
させる溶融した固化する材料を受け、冷却剤が、基板の
第二の面に吹きつけられ、第一の面と接触するのを防止
されるような冷却に関する。
鋳造の分野においては、米国特許第4,142,571
号で示されるような、溶融金属が、炉からノズルを通し
て移動する冷却体表面上に噴出される連続鋳造法が知ら
れている。
アモルファス合金のストリップ、シート、帯板、或いは
丸棒、角棒のような金属フィラメントを鋳造するのに使
用される鋳造装置は、移動する冷却本体或いは基板とし
て、移動冷却ベルトか環状冷却ロールを備えている。
従来、移動冷却基板が、溶融材料を受ける面と反対側の
面で冷却されるものは知られている。例えば米国特許第
2,383,310号では、溶解した金属が、主冷却リ
ング5の外面に載置され、このリングを冷却するため、
リングの内面に多数のノズル68−1を通して加圧水が
吹きかけられる。
米国特許第2,383,310号では、金属と冷却水と
の接触を避ける必要性が認識されているが、唯−講じた
方策は、ロールよりも幅広の平らなリングを設けること
の他に、冷却リングが移動するロールに面取り部を設け
、それによって溶融金属と接触せずに水を流し去らして
しまうことであった。
しかしながらこのような方策は、冷却水が、リングの外
面に達するのを積極的に防止する有効な手段を与えない
。従って、米国特許第2,383,610号のものでは
、リング外面の方へ冷却水かにじみ出ることに起因する
冷却水と金属間の接触の有害な影響を経験した。
米国特許第3.976.117号は、その第14図にお
いて、鋳造装置で使用される移動ベルトの下面に向けら
れた冷却剤のスプレィを示している。ベルトの上面は、
溶融金属を固化すやための冷却面となっている。しかし
ながら、鋳造される金属より線に逆の影響を及ぼす上面
に、冷却水が全く浸出しないようにする手段は何も施さ
れていない。ベルトから流体を除去することについての
唯一の開示は、洗浄液の除去に関してであり、そこでは
、固化する金属を受けるベルトの同じ表面から洗浄液を
除去するために、ゴムそうじ器が使用されている。
従って、従来のものでは、冷却剤の中に見出される水分
或いは他の汚染物が、移動基板の冷却面の方へ移行して
、接触しないようにする適当な方策を提供することはで
きない。このような欠陥は、汚染された、低品質の鋳造
リボン、すなわちフィラメントへ導くこととなる。
従って、本発明の目的は、従来の欠点を解消し、連続鋳
造において、移動冷却面を冷却するのに使用される冷却
剤によるフィラメントの汚染をなくすことにより、品質
の良いフィラメントを製造する方法及び装置を提供する
ことである。
更に本発明の目的は、移動基板の一方の面に対して吹き
つけられた冷却剤が、その面から、固化される材料と接
触して悪い影響な与える反対側の面へ移行するのを減ら
すことである。
更に本発明の他の目的は、移動冷却基板の両面間に圧力
差を生じさせ、それによって、面の一方に対して吹きつ
けられた冷却液体が、その面から他方の面へ移行するの
を防ぐことである。
更に本発明の他の目的は、冷却基板の冷却剤が吹きつけ
られる下面と接触し、そこから残留冷却剤を除去するた
めのかき落とし刃を設け、それと共に、基板を横切る圧
力差の使用によって、基板の他方の面に除去された液体
が行くのを防止することである。
本発明の他の目的は、基板を冷却する装置内の下面に吹
きつけられた冷却剤を保持するために、連続鋳造プロセ
スにおいて、移動冷却基板の下面に加えられる真空を使
用することである。吹きつけノズルの近傍の真空と、冷
却剤かき落とし刃の使用により、吹きつけられた冷却剤
かかき落とし刃により除去された冷却剤が、基板の他方
の面へ行くのを防ぐことができる。
これら、及び他の目的によれば、本発明は、溶融した固
化する材料の連続鋳造装置の移動冷却部材のための冷却
手段を提供する。この冷却部材は、例えば、移動ベルト
のような一対の対向した面を有する基板である。この冷
却手段は、冷却部材を形成する基板の両面間に圧力差を
生じさせる加圧手段を備えている。吹きつけ手段は、低
圧に露出された基板の一方の面に冷却剤を吹きつげるよ
うに設けられ、それによって、その面から他方の面へ冷
却剤が流れるのを防止する。
更に本発明は、基板の一方の面に対して冷却剤を吹きつ
ける複数のノズルを備えた、連続鋳造装置の移動冷却部
材の冷却手段を提供する。吹きつけられた面から残留冷
却剤を除去するために、かき落とし手段が設けられ、更
に、ノズル、かき落とし手段用に密閉された囲いが設け
られる。この囲いの排気をするために、排気手段が設け
られ、それによって、基板の吹きつけられた面から他方
の面へ冷却剤が流れるのを防止するために、冷却剤に作
用する圧力勾配を生じさせる。
この囲いは、ポリテトラフルオロエチレンで形成した細
長いシールによって、基板の吹きつけられた面に対して
密閉され、かき落とし手段は、基板の吹きつけ面と接触
し、その移動方向と反対向きのステンレススチール製の
複数のシートで構成するのが望ましい。使用される冷却
剤は、大気圧に対する露点より高い温度の水が望ましく
、基板の両面間の圧力勾配は約1.5〜4cWLHyで
ある。
本発明の前述した目的及び他の目的、特徴、利点は添付
図面と共に、本発明を実施するための最良の実施態様に
ついての以下の説明を参照することにより、より明らか
になるであろう。
本発明は、溶融した、固化するパッドル素材を容器のノ
ズルから、動く冷却部材上に排出するどのようなフィラ
メント鋳造にも利用できる。本発明は、特に、アモルフ
ァス金属合金の鋳造装置に適しているが、パラドルは、
速く動く担体上で急冷される必要がある。
例えば、アモルファス金属の合金の鋳造には、約105
〜106℃/ g t Cの冷却速度が必要であること
が知られている。従って、短時間におけるパッドルの固
化が確保され、一度移動速度が知られると簡単に計算で
きる移動冷却部材の移動間隔で得られる。
第1図を参照すると、こうしたアモルファス合金の連続
鋳造装置が、溶融合金の炉10を有するものとして示さ
れている。ノズル12は、固化のため、前述す合金パッ
ドルを移動冷却基体又は部材上に排出する。第1図の装
置では、移動はルト14が基体であり、ノズル12によ
って炉10から排出される溶融合金16を受は取る。
例えば、約1300℃の初期温度から溶融合金を急冷す
るために、冷却装置18が、ベルト14と接触して示さ
れている。図示したベルト14の代りに、急速回転する
冷却ホイールを設けても良く、それに対して本発明の原
理を容易に適用できることが理解されるべきである。
冷却装置18は、ベルト14の下側を冷却し、順次、ベ
ルトの上面に担持された溶融合金16を冷却し、固化す
る。この構成は、なかでも鋳造から得られるフィラメン
トの品質の重要度によって決められる。以下では、鋳造
面と呼ぶはルトの上面にどんな汚れものでもあると、特
に、フィルムフィラメントを生産する場合、フィラメン
トの品質は極めて低下する。前述したように、以下では
反対面と呼ぶ鋳造面と反対側の冷却部材の表面に、例え
ば水のような冷却剤を吹きつけることによって、従来は
ベルトを冷却していた。本発明は、冷却部材の鋳造面と
反対側の面からのどんな汚れものの混入も、特に冷却剤
の混入を除去する積極的な手段を提供し、それによって
、生産されるフィラメントの品質を改善する。
第1図において、ベルト14は一対のロール20.22
を回る無端ループを形成している。ロールの一方は、電
動機(図示せず)のような駆動手段によって駆動される
。冷却装置18は、一対のスタンド”24.26に支持
されている。
前述したように、この装置は、溶融アモルファス合金を
急冷する冷却部材として作用するベルトを冷却するため
に使用する。ベルトが矢印28の方向に移動する時、合
金は、冷却効果に応じて固化し、ガラス状の金属フィラ
メント60(第1図。
第2図)を形成する。
このフィラメントは、ベルト14の速度によって決まる
適当な高速でフィラメントを受は取って巻くように駆動
される巻取リール32に巻回される。
本発明では、ベルト14を冷却するために使用される冷
却剤は、水であるが、他の流体も使用できる。この水は
、管64と継手66(第1図参照)Kよって冷却装置1
8に供給される。ベルトによって加熱された使用済み冷
却剤は、処分のため水だめ68に集められる。
第6A図、第6B図を参照すると、本発明の冷却装置が
、より詳細に示されており、ベルト140反対面に冷却
剤を吹きつける複数のノズル42を備えた冷却室を形成
する箱状囲い40を備えている。第3A−3B図、第4
A−4B図及び第5図に示されたマニホールド66が継
手66に接続され、加圧冷、却剤を、ノズル42へ供給
している。
本発明の実施例の構造の利点は、アモルファス磁気金属
融成物の急冷に必要であるような、そして冷却剤の核の
ある沸騰によってのみ利用可能な速い熱伝達速度の達成
である。
冷却室における核のある沸騰を達成するために、ベルト
は、冷却剤の沸点より高い温度でなげればならない。
表面に対して直接吹きつけられた冷却剤は、それが衝突
した表面から自由に落下できることが望ましい。冷却水
の沸点より高い冷却状態では、ベルトの温度は100℃
を越え、第3A−3B図の構造によって、全ての要件が
満足されるので、ノズル42からの連続した高圧スプレ
ーを通してベルトが進む時に、ベルトに対する冷却剤の
有利な核のある沸騰が生ずる。
本発明の鋳造装置によって生産されるフィラメントを高
品質にするために、反対面からベルトの鋳造面への冷却
剤又は他の汚れものの浸出又は移動が防止されなければ
ならない。このような移動は、本発明によれば、鋳造面
と反対面との間の圧力差即ち圧力勾配によって積極的に
止められる。
この圧力勾配は、冷却箱即ち囲い40の少なくとも一部
分の排気によって得られる。この目的のために、排気ロ
ー遺体44が設けられる。これらの構造体は、第5図、
第6図に詳細に示されており、後述する。
第3A図、第4A図を参照すると、ベルト14は、冷却
室への入口の所の一対のアイト9ラロール46によって
長さ方向に案内される。囲いの中につくられる真空を維
持するために、入口シール及び底部ワイパ48が設けら
れる。これは、上流端で、ベルト14から境界層の空気
が入るのを防ぐ。
調節可能に配置された担体で、シールプレートの50,
52が、ベルト140両側に設けられ、こうして冷却装
置の全長を通じた囲い40の頂部(ベルト14を除く)
を形成している。プレート50.52は、プレートの横
断方向調節ノツチ56を貫通する複数の調節ボルト54
によって横方向に調節される(第4A図、第4B@、第
5図参照)。
ボルト54は、囲い40の一対の永久固定されたつばプ
レー)58.60に取り付けられる。調節ボルト54は
、つばプレー)58.60の下側のナツト62によって
保持される。
ベルトの反対面(底面)は、細長いシール68によって
保持される。ガイPとしても働くこのシールは、調節可
能な案内プレート50.52の溝に取り付けられるのが
好ましい。このシールを形成する適当な材料は、ポリテ
トラフルオロエチレン(テフロン)である。このシール
68は低摩擦係数を有し、従ってその上をベルトが容易
に摺動可能で、囲い40の頂部を効果的に密封する。ガ
イド68の頂部表面は、線接触するように中高にされて
、より効果的な密封ができるように、その線に沿って圧
力を増している。
動作中は、加圧冷却剤は、マニホールド66によって、
ベルト14の反対面に吹きつけるノズル42を通して供
給される。この冷却剤は、反対面に対して核のある沸騰
を行い、その結果、冷却剤の蒸気と滴が形成され、こう
してベルト14を効果的に冷却する。
排気口構造体44による負圧の形成により、ベルト14
は、前述のシール68に保持される。はルト14が速(
動りシールに沿ってどのような僅かの開口が存在しても
、ベルト14の縁の周りでは漏れは生じない。これは、
即座の空気流が(第5図と第6図の流線矢印参照)冷却
剤に掃く力を及ぼし、これが冷却剤を囲い40の中に引
き戻すからである。このため、はルト、プーリ、ロール
への冷却剤の移行が防止される。
勿論、正圧即ち大気圧より高い圧力を鋳造面に加えるこ
と、或いは正圧を鋳造面に、負圧を反対面に加えること
によっても同様の結果が得られる。
鋳造面が、反対面より高い圧力になるように、ベルト1
4のような冷却部材を形成、する基板の両面に圧力勾配
を加えることは、望ましい掃除作用を与える。このよう
な圧力勾配は、シールのどんな欠陥個所でも、或いはは
ルトが振動して、瞬間的にその縁がシール68から浮き
上がってしまったどんな個所でも、冷却剤を囲いの中へ
引き戻す。
こうして、本発明は1、冷却装置の囲いをしつかりシー
ルするだけでなく、冷却剤を、冷却室内に閉じ込めてお
く積極的な掃除作用を与える。落下する滴と凝縮された
蒸気は、適当な集収と再循環のために、囲い40に集め
られて、水だめ38に流れる(第3B図参照)。
第5図、第6図を参照すると、ベルト14がより詳細に
断面が示されており、これは、望ましくは銅合金から成
り、鋳造面及び反対面72.74を有する本体即ち基板
70から成っている。真空口構造体44は、管76によ
って負圧源に接続され、入ロア8と接続路80を形成し
ている。接続路78を真空に接続すると、基板700反
対面74に隣接した囲い40の上側領域82から蒸気が
排出される。また、これら2つの図の矢印で示すように
、大気圧は、周囲の空気が細長t・シール68の欠陥を
通ってこの領域に入る通路を誘起する。
前述のことから明らかなように、第6図に示された蒸気
は、基板の反対面にノズル42によって吹きつけられた
冷却剤の核のある沸騰によって一部形成される。比較的
小量の冷却剤が使用されるが、この冷却剤は、高圧で望
ましくは4O−801b%nで、かつ高速で吹きつけら
れる。このため、ベルトの反対側74に対して、液体膜
を通して新しい液を最大限浸透させることができる。気
化の潜熱が利用されて、熱伝達プロセスを最適化する。
排気口構造体44によって得られる真空は、冷°却剤の
吹きつけの衝撃に抗して、ベルト14を所定位置に保持
する。
更に、比較的小寸法のオリフィスノズルが使用されて、
冷却剤の一定流量を維持しながら、スプレージェット速
度を増加する。
本発明の開発中に得られた実験結果は、冷却剤圧力の増
加による吹きつけ速度の増加に応じて熱伝達が増加し、
改善されたことが観察されたことを示している。また他
の結果は、同等の圧力増加なしに単に冷却剤流量を増や
すことは、熱伝達特性にたいした改善を与えないことを
示している。
従って、より高圧の冷却剤と共に、比較的小さいノズル
14の使用により、より効果的な冷却装置が得られ、こ
のため所望の冷却速度を達成するために、小さな熱伝達
面を必要とする。
ノズル吹きつけ速度の増加で観察された熱伝達増加は、
ベルト面における吹きつけによってもたらされるごしご
しこする作用で説明が可能である。
特K、冷却プロセス中につくられたどんな蒸気も、高速
スプレーによってより効果的にごしごしこすって離れて
いく。こうして、熱伝達効率を妨げるいかなる蒸気膜も
、ベルトからごしごしこすり取られて、効果的な冷却が
行われる。
吹きつけられる冷却剤は1面74に吹きつける時、露点
温度より高いことが望ましい。実際、冷却剤は、鋳造面
72に凝縮が生じないようにするために、約75℃に加
熱されるのが望ましく、こうして鋳造面にどんな汚れが
付着するのも避けられる。
前述したように、鋳造アモルファス合金には、急速な冷
却が必要とされる。1加熱された”冷却剤、即ち約75
℃の水を使用すると、急冷に適したベルト面の状態が促
進されることが見出された。
本発明によれば、冷却装置との接触からベルト14が離
れて行く前に、残留冷却剤を反対面74から全てとり除
くために、多数のかき板84が、端部真空室86に隣接
して設けられる。室86の真空による過剰冷却剤及び蒸
気膜の機械的除去に剤が鋳造面に入り込むことはなく、
製造されたフィラメントの品質に悪影を与えない。かき
板84がないと、液体膜がベルト面に捕捉され、冷却装
置の次の工程中、吹きつけられた冷却層は、この膜を通
して浸透しなければならなくなる。こうして、捕捉され
た膜は、核のある沸騰の効率を下げることによって、冷
却装置の有効な熱伝達速度を小さくしてしまう。
第6B図、第4B図で見るように、薄いステンレススチ
ール板で構成されるのが望ましいかき板84は、留め具
88によって穴あきプレート90に固定される。残留冷
却剤と膜をより積極的に取り除くために1かき板84は
、ベルト14の移動方向とは反対方向を向いているのが
望ましい。かき板84とベルト14とのなす角度は、残
留冷却剤を最大限に除去するために、相当鋭角である。
推奨される角度は約20°である。
更に第6Bで解るように、室86は、穴あきプレート9
0の支持壁92と、傾斜底面94を有している。かき板
84によってはルト14の反対面から除去されたどんな
冷却剤も、穴96を通して底面94に落下し、支持壁9
2の開口98を通して水溜め38に流れる。
前述したように、かき板84によって、ベルトの縁の周
りや、鋳造面上に冷却剤が拡散しないようにするために
、室86は低圧に維持される。従って、鋳造面と反対面
との間の差圧による逆流空気は、ベルト14の鋳造面の
方へではなく、室86の方へ冷却剤を強制還流させる。
前述の結果を達成するために、別々の排出構造体が室8
6に設けられる。推奨実施例では、全体のスプレー室の
圧力を下げる排気口構造体44は、同様に室86の圧力
も下げる。この低圧は、壁92の開口98によって室8
6に通じている。
こうして、前述のことは、連続鋳造において、冷却剤が
有効利用される装置、また製造されたフィラメントの品
質を改善する乾燥鋳造面を有する装置について述べてい
る。これらの結果は、吹きつけ冷却が行われる室を少な
(とも一部冷却すること虻より、冷却基板の反対面から
どんな残留冷却剤もかき落として除去することにより、
更に冷却剤を加圧、加熱し、小径ノズルオリフィスを通
しで吹きつiることにより達成される。
他の差圧値も有効であるが、ベルトの鋳造面と反対面の
間は、約2.洗m1.fの差圧であることが望ましい。
また、ベルトの移動方向との反対向きのかき板は、20
°の傾きの方向であることが良いが、他の傾きの方向も
、本発明の範囲に含まれる。
前述のことは、図示によって、限定なしに、本発明の推
奨実施例を述べている。本発明の等価な変形例が当業者
により得られるこ、とが解る。本発明の可能な一変形例
は、はルトの下面を排気するよりもむしろ、どんな冷却
剤も強制的に還流させるように、ベルトの縁の周りに配
置された空気ジェットを使用するものである。このよう
な構造体は、それにもかかわらず、°圧力勾配、即ち差
圧を生じさせ、反対面の方へ冷却剤を強制的に戻す。
このような修正、変形、均等物は、本発明が正当に、法
的に権利附与された全ての均等物の利益を得るために解
釈する場合、特に特許請求された本発明の範囲内にある
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による冷却装置を備えた連続(ルト鋳
造装置の立面図すなわち側面図。 第2図は、第1図の構造体におけるベルト及びその上に
形成された固化金属フィラメントを示す図。 第6A図、第6B図は本発明による冷却装置の一部断面
の詳細立面図。 第4A図、第4B図は、本発明による冷却装置の一部除
いた平面図。 第5図は、第4A図の[5−5に沿った本発明による冷
却装置の断面図。 第6図は、第5・図の一部を形成する真空部分の拡大図
。 1090.炉    12・・・ノズル  14・・・
ベルト16・・・溶融合金 18・・・冷却装置 20
.22・・・ロール24.26・・・支柱 50・・・
金属フィラメント62・・・巻取リール64・・・管 
   ′56・・・継手68・・・水溜め  40・・
・囲い   42・・・ノズル44・・・排気口構造体
  46・・・アイビラロール48・・・ワイノ1! 
 50.52・・・シールプレート54・・・調整ポル
)    6B・・・シール70・・・基板   84
・・・かき板  86・・・真空室11Z面の浄*Pg
存に変更なし) rT目j FT亜I 第1頁の続き 0発 明 者 ジュリアン・ハワード・カシユニツク アメリカ合衆国ニューヨーク州 11230プルツクリン・バーロー ・ドライブ31 0発 明 者 エリ・ローゼンタール アメリカ合衆国ニューヨーク州 11230プルツクリン・イースト ・セブンス・ストリート1037 1’  明 者゛ ジエームズ・ラッセル・ハッパード アメリカ合衆国ニューシャーシ ー州07828グツド・レイク・マ ウント・オリブ・ロード39 0発 明 者 クリスチャン・ジョン・ジングラ− アメリカ合衆国ニューシャーシ ー州07876サツカサナ・エイラ ンド・アベニュー303 手続補正書 昭和42年力月、23日 特許庁未官若杉和夫殿 1、事件の表示 昭和47年特許願第 2/ユtp2号 2、発明の名称 事件との関係  特許出願人 住所 7作 7″りaH・コー汀、′シーショ/4、代理人 別紙の通り (向、tQ 努1っ41ヨ更ttしλ手続
補正書 昭和58年、3月2 日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第212592号 2、発明の名称 6、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名称  アライド・コーポレーション 4、代理人 5、補正の対象 全文訂正明細書 1、発明の名称〕 移動する冷却体基板の冷却方法及び装置2、特許請求の
範囲 1、 固化させるべき溶融した材料を受ける延展面とそ
の反対側にある反対面を有する移動する冷却部材上で、
前記材料を連続延展する方法において、前記延展面上に
おける圧力を、前記反対面上における圧力よりも大きく
するために、前記冷却部材を横切って圧力勾配を与える
段階と、前記反対面に冷却剤を吹きつける段階とから成
り、前記圧力勾配によって、前記反対面から前記延展面
への冷却剤の流れが防止される冷却部材の冷却方法。 2、固化させるべき溶融した材料を受ける延展面とその
反対側にある反対面を有する移動する冷却部材上で、固
化させるべき溶融した材料を連続延展する装置において
、前記延展面における圧力が、前記反対面における圧力
より高くなるように前記冷却部材を横切って圧力勾配を
生じさせる加圧手段と、前記反対面に冷却剤を吹きつけ
る吹きつけ手段とを備え、前記圧力勾配によって前記加
圧手段が、前記反対面から前記延展面への冷却剤の移動
を防止する冷却部材の冷却装置。 3、a)反対面に対して冷却剤を吹きつける吹きつけ手
段。 b)前記反対面から残留冷却剤を除去するかき落し手段
。 C)移動する冷却部材の一方の面と密閉接触する囲い。 d)前記反対面から延展面へ冷却剤が移動するのを防止
するため、前記囲いに圧力勾配を加える加圧手段 から成る固化させるべき溶融した材料を受ける延展面と
反対面を有する移動する冷却部材を備えた連続延展装置
の冷却装置。 4、前記吹きつけ手段が、前記反対面に冷却剤を吹きつ
ける一連のノズルから成る特許請求の範囲第3項記載の
冷却装置。 5、前記ノズルが、前記囲い内に配置され、上方に向い
ている特許請求の範囲第4項記載の冷却装置。 6、前記かき落し手段が、前記囲いの中に配置されてい
る特許請求の範囲第5項記載の冷却装置。 Z 前記かき落し手段が、前記移動する冷却部材の移動
方向と反対を向いた、薄く、比較的硬い材料からなる少
なくとも一枚のシートから構成されている特許請求の範
囲第6項記載の冷却装置。 8、前記かき落し手段が、前記反対面に対して約20°
の角度をなす少なくとも一枚のステンレススチール製シ
ートから構成されている特許請求の範囲第7項記載の冷
却装置。 9 前記吹きつけ手段が、前記部材に沿って延びるマニ
ホールドと、前記反対面の方を向いた前−記マニホール
ド上の複数のノズルを備え、それによって、前記部材を
冷却するために、複数のスプレージェットを供給する特
許請求の範囲第8項記載の冷却装置。 3、発明の詳細な説明〕 本発明は連続延展プロセスで使用される移動冷却体表面
の冷却に関する。特に、本発明は、基板の第一の面が急
冷させて固化させるべき溶融した材料を受け、冷却剤は
基板の第二の面に吹きつけられ、冷却剤と第一の面との
接触は防止されているような冷却方法および装置に関す
る。 金属延展の分野においては、ナラシムハンの米国特許第
4,142,571号で示されるような、溶融金属が、
炉からノズルを通して移動する冷却体表面上に噴出され
る連続金属延展法が知られている。 アモルファス合金のストリップ、シート、帯板。 或いは丸棒、角棒のような金属フィラメントを延展製造
するのに使用される延展装置は、移動する冷却体或いは
基板として、移動冷却ベルトか環状冷却ロールを備えて
いる。 移動冷却基板が、溶融材料を受ける面と反対側の面で冷
却されるものは従来から知られている。 例えば、バズレットの米国特許第2,383,310号
では、溶解した金属が、主冷却リング5の外面上に排出
され、このリングを冷却するため、リングの内面に多数
のノズル38−1を通して加圧水バズレットの米国特許
では、金属と冷却水との接触を避ける必要性が認識され
ているが、講じられた唯一の方策は、ロールよりも幅広
の平らなリングを設けることの他に、冷却リングが移動
するロールに面取り部を設け、それによって溶融金属と
接触せずに水を流し去らしてしまうことであった。しか
しながらこのような方策は、冷却水が、リングの外面に
達するのを積極的に防止する有効な手段を与えるもので
はない。従って、バズレットの米国特許では、リング外
面の方へ冷却水かにじみ出ることに起因する冷却水と金
属間の接触の有害な影響を経験した。 オルソンの米国特許第3,976.117号は、その第
14図において、延展装置で使用される移動ベルトの下
面に向けられた冷却剤のスプレィを示している。ベルト
の上面は、溶融金属を固化させるための冷却面となって
いる。しかしながら、延展されるべき金属の素質に悪影
響を及ぼさないように、冷却水が上面に全く浸出しない
ようにする手段は何も施されていない。ベルトから液体
を除去することについての唯一の開示は、洗浄液の除去
に関してであり、そこでは、固化すべき金属を受けるベ
ルトの同じ表面から洗浄液を除去するために、ゴム製の
そうじ器が使用されている。 従って、従来のものでは、冷却剤の中に見出される水分
或いは他の汚染物が、移動基板の冷却面の方へ移行して
、接触しないようにする適当な方策を提供することはで
きない。このような欠陥は、汚染された、低品質の延展
リボン、すなわち、フィラメントを造ることとなる。 従って、本発明の目的は、上述した従来の欠点を解消し
、連続延展において、移動冷却面を冷却するのに使用さ
れる冷却剤によるフィラメントの汚染をなくすことによ
り、品質の良いフィラメントを製造する方法及び装置を
提供することである。 更に本発明の目的は、移動基板の一方の面に対して吹き
つけられた冷却剤が、その面から反対側の面へ移行し、
固化される材料と接触してこれに悪影響を与えろ可能性
を減らすことである。 更に本発明の他の目的は、移動冷却基板の両面間に圧力
差を生じさせ、それによって、面の一方に対して吹きつ
けられた冷却液体が、その面から他方の面へ移行するの
を防ぐことである。 更に本発明の他の目的は、冷却基板の冷却剤が吹きつけ
られる下面と接触し、そこから残留冷却剤を除去するた
めのかき落し刃を設け、それと共に、基板を横切る圧力
差の使用によって、基板の他方の面に除去された液体が
行くのを防止することである。 本発明の他の目的は、基板を冷却する装置内の下面に吹
きつけられた冷却剤を保持するために連続延展プロセス
において、移動冷却基板の下面に加えられる真空を使用
することである。吹きつけノズルの近傍の真空と、冷却
剤かき落し刃の使用により、吹きつけられた冷却剤また
はかき落し刃により除去された冷却剤が基板の他方の面
へ行くのを防ぐことができる。 これら、及び他の目的によれば、本発明は固化させるべ
き溶融した材料の連続延展装置の移動冷加俸のための冷
却手段を提供する。この冷却体は、例えば、移動ベルト
のような一対の対向した面を有する基板である。この冷
却手段は、冷却体を形成する基板の両面間に圧力差を生
じさせる加圧手段を備えている。吹きつけ手段は、低圧
に露出された基板の一方の面に冷却剤を吹きつけるよう
に設けられ、それによって、その面から他方の面へ冷却
剤が流れるのを防止する。 更に本発明は、基板の一方の面に対して冷却剤を吹きつ
ける複数のノズルを備えた、連続延展装置の移動冷却体
の冷却手段を提供する。吹きつけられた面から残留冷却
剤を除去するために、かき落し手段が設けられ、更に、
ノズル、かき落し手段用に密閉された囲いが設けられる
。この囲いの排気をするために、排気手段が設けられ、
それによって、基板の吹きつけられた面から他方の面へ
冷却剤が流れるのを防止するために、冷却剤に作用する
圧力勾配を生じさせる。 この囲いは、ポリテトラフルオロエチレンで形成した細
長いシールによって、基板の吹きつげられた面に対して
密閉され、かき落し手段は、基板の吹きつけ面と接触し
、その移動方向と反対向きのステンレススチール製の複
数のシートで構成するのが望ましい。使用される冷却剤
は、大気圧に対する露点より高い温度の水が望ましく、
基板の両面間の圧力勾配は約1.5〜4 cm Hfi
である。 本発明の前述した目的及び他の目的、特徴、利点は、添
付図面と共に、本発明を実施するための最良の実施態様
についての以下の説明を参照することにより、より明ら
かになるであろう。 本発明は、固化すべき溶融し攪練された素材(以下、バ
ラドルという)を、容器のノズルから動く冷却体上に排
出する方法によるどのようなフィラメント延展にも利用
できる。本発明は、特に、アモルファス金属合金の延展
装置に適しているが、パラドルは、高速で動く担体上で
急冷される必要がある。 例えば、アモルファス金属の合金の延展には、約105
〜10”C/ seeの冷却速度が必要であることが知
られている。従って、短時間におけるバラドルの固化が
確保され、一度移動速度が知られると簡単に計算できる
移動冷却体の移動間隔で得られる。 第1図を参照すると、こうしたアモルファス合金の連続
延展装置が、溶融合金のPloを有するものとして示さ
れている。ノズル12は、固化のため、前述の合金パラ
ドルを移動冷却基体又は部材上に排出する。第1図の装
置では、移動ベルト14が基体であり、ノズル1?によ
って炉1oがら排出される溶融合金16を受は取る。 例えば、約1600℃の初期温度から溶融合金を急冷す
るために、冷却装置18が、ベルト14と接触して示さ
れている。図示したベルト140代りに、急速回転する
冷却ホイールを設けても良く、それに対して本発明の原
理を容易に適用できることが理解されるべきである。 冷却装置18は、ベルト14の下側を冷却し、順次、ベ
ルトの上面に担持された溶融合金16を冷却し、固化す
る。この構成は、なかでも、延展によって得られるフィ
ラメントの品質の重要度を考慮して決められたのである
。延展面と呼ぶベルトの上面に汚れがあると、それがど
のような汚れであっても、特に、フィルムフィラメント
を生産する場合、フィラメントの品質は極めて低下する
。 前述したように、反対面と呼ぶ冷却体の延展面とは反対
側の表面に、例えば、水のような冷却剤を吹きつけるこ
とによって、従来はベルトを冷却していた。本発明は、
冷却体の延展面と反対側の面からのあらゆる汚れものの
混入を、特に冷却剤の混入を除去する積極的な手段を提
供し、それによって、生産されるフィラメントの品質を
改善する。 第1図において、ベルト14は、一対のロール20.2
2を回る無端ループを形成している。ロールの一方は、
電動機(図示せず)のような駆動手段によって駆動され
る。冷却装置18は、一対のスタンド24.26に支持
されている。 前述したように、この装置は、溶融アモルファス合金を
急冷する冷却体として作用するベルトを冷却するために
使用する。ベルトが矢印28の方向に移動する時、合金
は、冷却効果に応じて同化し、ガラス状の金属フィラメ
ント30(第1図。 第2図)を形成する。 このフィラメントは、ベルト14の速度によって決まる
適当な高速でフィラメントを受は取って巻くように駆動
される巻取リール62に巻回される。 本発明では、ベルト14を冷却するために使用される冷
却剤は水であるが、他の流体も使用できる。この水は、
管64と継手ろ6(第1図参照)によって冷却装置18
に供給される。ベルトによって加熱された使用済み冷却
剤は、処分のため水だめ38に集められる。 第6A図、第6B図を参照すると、本発明の冷却装置が
より詳細に示されており、ベルト14の反対面に冷却剤
を吹きつける複数のノズル42を備えた冷却室を形成す
る箱状囲い40を備えている。第3A−3B図、第4A
−4B図及び第5図に示されたマニホールド66が継手
66に接続され、加圧冷却剤を、ノズル42へ供給して
いる。 本発明の実施例の構造の利点2は、アモルファス磁気金
属融成物の急冷に必要であるような、そして冷却剤の核
のある沸騰によってのみ利用可能な速い熱伝達速度の達
成である。 冷却室における核のある沸騰を達成するために、ベルト
は、冷却剤の沸点より高い温度でなければならない。 表面に対して直接吹きつげられた冷却剤は、それが衝突
した表面から自由に落下できることが望ましい。冷却水
の沸点より高い冷却状態では、ベルトの温度は100℃
を越え、第3A−3B図の構造によって、全ての要件が
満足されるので、ノズル42からの連続した高圧スプレ
ーを通してベルトが進む時に、ベルトに対する冷却剤の
有利な核のある沸騰が生ずる。 本発明の延展装置によって生産されるフィラメントを高
品質にするために、反対面からベルトの延展面への冷却
剤又はその他の汚れものの浸出又は移動が防止されなけ
ればならない。このような移動は、本発明によれば、延
展面と反対面との間の圧力差即ち圧力勾配によって積極
的に止められる。この圧力勾配は、冷却箱即ち囲い40
の少なくとも一部分の排気によって得られる。この目的
のために、排気口構造体44が設けられる。これらの構
造体は、第5図、第6図に詳細に示されており、後述す
る。 第6A図、第4A図を参照すると、ベルト14は、冷却
室への入口の所の一対のアイドラロール46によって長
さ方向に案内される。囲いの中につくられる真空を維持
するために、入口シール及び底部ワイパ48が設けられ
る。これは、上流端で、ベルト14から境界層の空気が
入るのを防ぐ。 調節可能に配置された担体で、シールプレートの50.
52が、ベルト14の両側に設けられ、こうして冷却装
置の全長を通じた囲い40の頂部(ベルト14を除()
を形成している。プレート50.52は、プレートの横
断方向調節ノツチ56を貫通する複数の調節ボルト54
によって横方向に調節される(第4A図、第4B図、第
5図参照)。 ボルト54は、囲い40の−°対の永久固定されたつげ
プレート58.60に取り付けられる。調節ボルト54
は、つげプレート58.60の下側のナツト62によっ
て保持される。 ベルトの反対面(底面)は、細長いシール68によって
保持される。ガイドとしても働くこのシールは、調節可
能な案内プレー)50.52の溝に取り付けられるのが
好ましい。このシールを形成する適当な材料は、ポリテ
トラフルオロエチレン(テフロン)である。このシール
68は低摩擦係数を有し、従って、lの上をベルトが容
易に摺動可能で、囲い400頂部を効果的に密封する。 ガイド68の頂部表面は、線接触するように中高にされ
て、より効果的な密封ができるように、その線に沿って
圧力を増している。 動作中は、加圧冷却剤はマニホールド66によってベル
ト14の反対面に吹きつけるノズル42を通して供給さ
れる。この冷却剤は、反対面に対して核のある沸騰を行
い、その結果、冷却剤の蒸気と滴が形成され、こうして
ベルト14を効果的に冷却する。 排気口構造体44による負圧の形成により、べルト14
は、前述のシール68に保持される。ベルト14が速く
動くシールに沿ってどのような僅かの開口が存在しても
、ベルト14の縁の周りでは漏れは生じない。これは、
即座の空気流が(第5図と第6図の流線矢印参照)冷却
剤に掃く力を及ぼし、これが冷却剤を囲い40の中に引
き戻すからである。このため、ベルト、プーリ、ロール
への冷却剤の移行が防止される。 勿論、正圧即ち大気圧より高い圧力を延展面に加えるこ
と、或いは正圧を延展面に、負圧を反対面に加えること
によっても同様の結果が得られる。 延展面が、反対面より高い圧力になるように、ベルト1
4のような冷却部材を形成する基板の両面に圧力勾配を
加えることは、望ましい掃除作用を与える。このような
圧力勾配は、シールのどんな欠陥個所でも、或いはベル
トが振動して、瞬間的にその縁がシール68から浮き上
ってしまったどんな個所でも、冷却剤を囲いの中へ引き
戻す。 こうして、本発明は、冷却装置の囲いをしつかりシール
するだけでなく、冷却剤を、冷却室内に閉じ込めておく
積極的な掃除作用を与える。落下する滴と凝縮された蒸
気は、適当な収集と再循環のために、囲い40に集めら
れて、水だめ38に流れる(第6B図参照)。 第5図、第6図を参照すると、ベルト14がより詳細に
断面が示されており、これは、望ましくは銅合金から成
り、延展面及び反対面72.74を有する本体即ち基板
70かも成っている。真空目構造体44は、管76によ
って負圧源に接続され、入ロア8と接続路80を形成し
ている。接続路78を真空に接続すると、基板700反
対面74に隣接した囲い40の上側領域82がら蒸気が
排出される。また、これら2つの図の矢印で示すように
、大気圧は、周囲の空気が細長いシール68の欠陥を通
ってこの領域に入る通路を誘起する。 前述のことから明らかなように、第6図に示された蒸気
は、基板の反対面にノズル42によって吹きつけられた
冷却剤の核のある沸騰によって一部形成される。比較的
小量の冷却剤が使用されるが、この冷却剤は、高圧で、
望ましくは4O−801bs/inで、かつ高速で吹き
つけられる。このため、ベルトの反対側74に対して、
液体膜を通して新しい液を最大限浸透させることができ
る。気化の潜熱が利用されて、熱伝達プロセスを最適化
する。 排気口構造体44によって得られる真空は、冷却剤の吹
きつけの衝撃に抗して、ベルト14を所定位置に保持す
る。 更に、比較的小寸法のオリフィスノズルが使用されて、
冷却剤の一定流量を維持しなが1ら、スプレージエツー
ト速度を増加する。 本発明の開発中に得られた実験結果は、冷却剤圧力の増
加による吹きつけ速度の増加に応じて熱伝達が増加し、
改善されたことが観察されたことを示している。また他
の結果は、同等の圧力増加なしに単に冷却剤流量を増や
すことは、熱伝達特性にたいした改善を与えないことを
示している。 従って、より高圧の冷却剤と共に、比較的小さいノズル
14の使用により、より効果的な冷却装置が得られ、こ
のため所望の冷却速度を達成するために、小さな熱伝達
面を必要とする。 ノズル吹きつけ速度の増加で観察された熱伝達増加は、
ベルト面における吹きつけによってもたらされる強い摩
擦作用で説明が可能である。特に、冷却プロセス中につ
くられたどんな蒸気も、高速スプレーによってより効果
的に強い摩擦作用を起し、ごしごしこすって離れていく
。こうして、熱伝達効率を妨げるいかなる蒸気膜も、ベ
ルトからごしごしこすり取られて、効果的な冷却が行わ
れる。 吹きつけられる冷却剤は、面74に吹きつける時、露点
温度より高いことが望ましい。実際、冷却剤は、延展面
72に凝縮が生じないようにするために、約75℃に加
熱されるのが望ましく、こうすることによって、延展面
にいかなる汚れが付着することも避けられる。 前述したように、延展アモルファス合金には、急速な冷
却が必要とされる。ゝ加熱された“ 冷却剤、即ち約7
5℃の水を使用すると、急冷に適したベルト面の状態が
促進されることが見出された。 本発明によれば、冷却装置との接触からベルト14が離
れて行く前に、残留冷却剤を反対面74から全てとり除
くために、多数のかき板84が、端部真空室86に隣接
して設けられる。室86の真空による過剰冷却剤及び蒸
気膜の機械的除去により、ロール20.22等との接触
を通しても冷却剤が延展面に入り込むことはなく、製造
されたフィラメントの品質に悪影響を与えない。かき板
84が無いと、液体膜がベルト面に捕捉され、冷却装置
の次の行程中、吹きつけられた冷却層は、この膜を通し
て浸透しなければならなくなる。こうして、捕捉された
膜は、核のある沸騰の効率を下げることによって、冷却
装置の有効な熱伝達速度を小さくしてしまう。 第6B図、第4B図で見るように、薄いステンレススチ
ール板で構成されるのpt望ましいかき板84は、留め
具88によって穴あきプレート90に固定される。残留
冷却剤と膜をより積極的に取り除くために、かき板84
は、ベルト14の移動方向とは反対方向を向いているの
が望ましい。かき板84とベルト14とのなす角度は、
残留冷却剤を最大限に除去するために、相当な鋭角とす
ることが好ましく、推奨される角度は約20°である。 更に第3B図で解るように、室86は、穴あきプレート
90の支持壁92と、傾斜底面94を有している。かき
板84によってベルト14の反対面から除去されたどん
な冷却剤も、穴96を通して底面94に落下し、支持壁
92の開口98を通して水溜め38に流れる。 前述したように、かき板84によって、ベルトの縁の周
りや、延展面上に冷却剤が拡散しないようにするために
、室86は低圧に維持される。従って、延展面と反対面
との間の差圧による逆流空気は、ベルト14の延展面の
方へではな(、室86の方へ冷却剤を強制還流させる。 前述の結果を達成するために、別々の排出構造体が室8
6に設けられる。推奨実施例では、全体のスプレー室の
圧力を下げる排気口構造体44は、同様に、室86の圧
力も下げる。この低圧は、壁920開口98によって、
室86に通じている。 こうして、前述のことは、連続延展において、冷却剤が
有効利用される装置、また、製造されたフィラメントの
品質を改善する乾燥延展面を有する装置について述べて
いる。これらの結果は、吹きつけ冷却が行われる室を少
なくとも一部冷却することにより、冷却基板の反対面か
らどんな残留冷却剤もかき落して除去することにより、
更に、冷却剤を加圧、加熱し、小径ノズルオリフィスを
通して吹きつけることにより達成される一部の差圧値も
有効であるが、ベルトの延展面と反対面の間は、約2.
5 cm 埒 の差圧であることが望ましい。また、ベ
ルトの移動方向との反対向きのかき板は、20°の傾き
の方向であることが良いが、他の傾きの方向も、本発明
の範囲に含まれる。 以上は、図示した本発明の推奨実施例を述べたものにす
ぎず、この実施例によって発明が限定されるものではな
い。本発明の等価な多数の変形例が当業者により得られ
ることは自明である。本発明の可能なもうひとつの変形
例は、ベルトの下面を排気するよりもむしろ、どんな冷
却剤も強制的に還流させるように、ベルトの縁の周りに
配置された空気ジェットを使用するものである。このよ
うな構造体もまた、圧力勾配、即ち差圧を生じさせ、反
対面の方へ冷却剤を強制的に戻すことができる。このよ
うな修正、変形、均等物は、本発明が、正当に、法的に
権利を附与された全ての均等物の利益を得るために解釈
する場合、特に特許請求の範囲に記載された本発明の技
術的範囲内にあるとされるべきことはいうまでもない。 4、図面の簡単な説明 第1図は、本発明による冷却装置を備えた連続ベルト延
展装置の立面図すなわち側面図。 第2図は、第1図の構造体におけるベルト及びその上に
形成された同化金属フィラメントを示す図。 第6A図、第3B図は、本発明による冷却装置の一部断
面の詳細立面図。 第4A図、第4B図は、本発明による冷却装置の一部除
いた平面図。 第5図は、第4A図の線5−5に沿った本発明による冷
却装置の断面図。 第6図は、第5図の一部を形成する真空部分の拡大図。 10・・・炉、       12・・ノズル、14・
・・ベルト、     16・・・溶融合金、1B・・
・冷却装置、     20.22・・・ロール、24
.26・・・支柱、    ろ0・・・金属フィラメン
ト、62・・・巻取リール、    34・・・管、6
6・・・継手、       68・・・水溜め、40
・・・囲い、42・・・ノズル、 44・・・排気口構造体、   46・・・アイドラロ
ール、48・・・ワイパ、50,52・・・シールプレ
ート、54・・・調整ホルト、68・・・シール、70
・・・基板、      84・・・かき板、86・・
・真空室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融した、固化する材料を受ける鋳造面と反対面を
    有する移動する冷却部材上で、前記材料を連続鋳造する
    方法において、前記鋳造面における圧力を、前記反対面
    における圧力よりも大きくするために、前記冷却部材を
    横切って圧力勾配を与える段階と、前記反対面に冷却剤
    を吹きつける段階とから成り、それによって、前記反対
    面から前記鋳造面への冷却剤の流れが防止される冷却部
    材の冷却方法。 2、溶融した、固化する材料を受ける鋳造面と反対面を
    有する移動する冷却部材上で溶融した固化する材料を連
    続鋳造する装置において、前記鋳造面における圧力が、
    前記反対面における圧力より高くなるように前記冷却部
    材を横切って圧力勾配を生じさせる加圧手段と、前記反
    対面に冷却剤を吹きつける吹きつげ手段とを備え、それ
    によって前記加圧手段が、前記反対面から前記鋳造面へ
    の冷却剤の移動を防止する冷却部材の冷却装置。 3、a)反対面に対して冷却剤を吹きつける吹きつけ手
    段。 b)前記反対面から残留冷却剤を除去するかき落とし手
    段。 C)移動する冷却部材の一方の面と密閉接触する囲い。 d)前記反対面から鋳造面へ冷却剤が移動するのを防止
    するため、前記囲いに圧力勾配を加える加圧手段。 から成る溶融した固化する材料を受ける鋳造面と反対面
    を有する移動する冷却部材を備えた連続鋳造装置の冷却
    装置。 4、前記吹きつけ手段が、前記反対面に冷却剤を吹きつ
    ける一連のノズルから成る特許請求の範囲第6項記載の
    冷却装置。 5、前記ノズルが、前記囲い内に配置され、上方に向い
    ている特許請求の範囲第4項記載の冷却装置。 6.前記かき落とし手段が、前記囲いの中に配置されて
    いる特許請求の範囲第5項記載の冷却装置。 7、前記かき落とし手段が、前記移動する冷却部材の移
    動方向と反対を向いた、薄く、比較的硬い材料からなる
    少な(とも一枚のシートから構成されている特許請求の
    範囲第6項記載の冷却装置。 8、前記かき落とし手段が、前記反対面に対して約20
    °の角度をなす少なくとも一枚のステンレススチール製
    シートから構成されている特許請求の範囲第7項記載の
    冷却装置。 9、前記吹きつげ手段が、前記部材に沿って延びるマニ
    ホールドと、前記反対面の方を向いた前記マニホールド
    上の複数のノズルを備え、それによって、前記部材を冷
    却するために、複数のスプレージェットを供給する特許
    請求の範囲第8項記載の冷却装置。
JP21259282A 1981-12-04 1982-12-03 移動する冷却体基板の冷却方法及び装置 Expired JPS6051935B2 (ja)

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