JPH11500359A - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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JPH11500359A
JPH11500359A JP8525234A JP52523496A JPH11500359A JP H11500359 A JPH11500359 A JP H11500359A JP 8525234 A JP8525234 A JP 8525234A JP 52523496 A JP52523496 A JP 52523496A JP H11500359 A JPH11500359 A JP H11500359A
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JP
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strand
support device
gas
continuous casting
strand support
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JP8525234A
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トゥーネ,ハインリッヒ
ラメットシュタイナー,ハルマン
リンドルファー,ブルーノ
クリーマ,カール
ホーエンビッツラー,ゲーラルド
フルスト,クリスティアン
ブルゲアガー,ヘアベルト
アンゲラー,ラインホルト
ルーディガー,リチャード,ラリー
マレッキー,マイケル,デイビッド
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フースト−アルピーネ インドゥストゥリーアンラーゲンバウ ゲー エム ベー ハー
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Abstract

(57)【要約】 薄い金属ストリップ(1)を連続的に鋳造するための連続鋳造プラントには、溶解物オリフィス(5)を有する溶解物保持容器(4)が設けられ、これを過ぎて、ストランド(1)形成中の溶解物の薄い層(3)を受け取るために鋳造面(8)が可動であり、ストランド(1)を鋳造面(8)から引き継ぐストランド支持装置(9)が設けられる。ストランド支持装置(9)には、ひび割れの危険なしに金属ストリップ(1)を非常に高い鋳造速度で鋳造するために、ストランド(1)を支える、ほぼ平面的にしてほぼ水平な面(22)が設けられるともに、装置内に流れ込む、ガス移送手段に接続可能な、ガス通気チャネル(21)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 連続鋳造装置 本発明は、薄い金属ストリップ、特に厚さが20 mmを超えない、好適には1 ないし12 mmである鋼帯を連続的に鋳造するための連続鋳造プラントに関し、 溶解物オリフィスを設けた溶解物保持容器を備え、ストランド形成中に、薄い溶 解物の層を受け取るために鋳造面が溶解物オリフィスに沿って可動し、鋳造面か らストランドを引き継ぐストランド支持装置を備える連続鋳造プラントに関する 。さらにこのような種類の連続鋳造プラントを操作するためのプロセスに関する 。 冒頭に述べた種類の、金属ストリップを製造する連続鋳造プラントは、例えば EP−A−0 526 886によって知られる。この従来技術文書によると、 金属溶解物は、鋳造ローラ上かまたはリンクにより構成される連続クローラ上に 堆積され、ストリップ状ストランドシェルの形成後、鋳造ローラまたはクローラ から、連続運搬ベルトとして設計されるほぼ水平向きに設けたストランド支持装 置へと送られる。金属ストリップは、移送手段に送られる時点ではまだ溶解物に よって形成される上面を有さない。金属ストリップは、鋳造ローラまたはエンド レス・ベルトと接触していた底面のみが固化している。 運送手段には冷却機構が設けられている。このため、金属ストリップは移送手 段を離れる際には既に完全に固化している。連続ベルトとして設計された移送手 段は、メッシュまたは格子で形成され、ストランド、すなわち金属ストリップの 底面を集中冷却するために、メッシュまたは格子の間隙を通して、空気もしくは 水を吹きつけるかまたは引き入れる。鋳造面と 移送手段との間には、鋳造面と移送手段との間の間隙をつなぐために、定位置中 間支持体を設ける。 この種のプラントは、連続ベルトで形成された移送手段が、金属ストリップの 直接の鋳造域に配置されることが必要である多くの可動部品を有するという点で 好ましくない。これらの部品には苛酷な鋳造作業の際に重い負担がかかり、その 結果かなり摩耗する。また、移送手段のガイドローラのために、鋳造面と移送手 段の間には比較的広い間隙が必然的にできてしまい、これを中間支持体によって つなぐ必要があるという点がさらに好ましくない。 ここで、固化した薄い底面しか見られず、高温のためにまだ非常に柔らかい金 属ストリップを移送する際に困難が生じる。これは、金属ストリップの固化した 底面と中間支持体との間に生じる摩擦の力により金属ストリップの固化した底面 が非常にひび割れやすくなっているためである。通常設けられる耐火黒鉛プレー トまたは耐火材からなるプレートを中間支持体として配する場合には、この摩擦 力は特に大きい。 EP−A−0 526 886によれば、移送手段は静止した台で形成すること もでき、金属ストリップは駆動される支持ローラによってかかる台の上に移送さ れる。しかしながら、金属ストリップの厚さが薄くかつ寸法安定性が低いことか ら、支持ローラは半径を非常に小さくして互いになるべく近づけて置かなければ ならないため、ストリップをローラ上で支えることは実際にはほとんど不可能で ある。また、これ以外にも、鋳造面と移送手段との間、並びに支持ローラ同士の 間にも間隙ができる。これはローラの半径のせいであり、中間支持体でこれらの 間隙をやはりつながなけれ ばならず、その結果ストリップ内部にひび割れが生じる危険が生じる。 冒頭に述べた種の連続鋳造プラントは、EP−A−0 568 211によって も知られる。このプラントでは、剥離器を鋳造面に直接隣接して置いてストリッ プを鋳造面から引き継ぎ、後続に配した運搬台に運ぶ。剥離器と運搬台の両方を 定位置に配し、ほぼ水平方向に向ける。この場合も、鋳造面から外されるストリ ップは、熱くてしかも非常に柔らかく、生じる摩擦力によって非常にひび割れや すいため、その後でストリップの特に最初の部分が剥離器または運搬台に張りつ く可能性がある。その結果、ストリップが損傷するばかりでなく、鋳造作業が中 断される可能性もある。また、ストリップが膨張する可能性もある。 本発明は、上記の不都合や困難を防止することを目標とするとともに、冒頭に 説明した種類の連続鋳造プラント、ならびに鋳造面から外したときに非常に薄い ストランドシェルを有しながらもひび割れる危険がなく、高い鋳造生産性で金属 ストリップの鋳造を可能とする操作プロセスを提供することを目的とする。これ により、特に、高い鋳造速度での鋳造を行うことが可能になる。また、連続鋳造 プラントは、部分的に固化した金属ストリップと、鋳造面の下流に配したストラ ンド支持プラントとの間で特に効果的な熱伝導を行うことを可能としたため、速 い鋳造速度で鋳造を行っても金属ストリップはすばやく完全に固化する。 本発明によると、上記の目的は、ストランドを支持するとともにストランド中 に通じるガス通気チャネルを有し、ガス移送手段に接続可能であるほぼ平面的に してほぼ水平的な面をストランド支持装置に設けることで達成できる。 金属箔の製造プロセスは、EP−A−0 629 459によって知られる。こ の発明では、溶融金属をノズルから急冷ロールに注ぐと、液体金属は急冷ロール で即時に固化する。前記箔が急冷ロール外周面と接触した後、箔は空気を接線方 向に吹きつけることによって急冷ロールからはがされ、連続運搬ベルトによって 急冷ロールから運び去られる。空気を吸引することによって金属箔は連続運搬ベ ルトに吸いよせられ、かかる目的のために連続運搬ベルトは通気性を有する。前 記箔は25μm以内の厚さを有し、液体金属が衝突するとその後非晶質固化する 。固化した金属箔は、脆弱でありかつフラッタする傾向があり、またその限界重 量のために直ちに連続運搬ベルトおよび急冷ロールからはがれ落ちるが、このこ とは箔を連続運搬ベルトに吸いよせ、急冷ロールに箔を締めつけることで防ぐこ とができる。 ガス移送手段は、好ましくは、本発明に従い、ガス通気チャネルを通じて運搬 される不活性ガスまたは空気などのガスに大気圧を超える圧力を与える手段とし て構成される。その結果、ストランド支持装置の表面と金属ストリップの底面と の間に空気のクッションが形成され、このため金属ストリップが張りつきまたは 剥がれなくなるという危険がなく、故に、ストリップが横方向に波うったりまた はストリップが動かなくなる危険がなく、絶対安全な立上がり手順が可能になる 。 好適実施例によれば、ガス運搬手段は、ガス通気チャネルを通して運搬される ガスに負圧を与える手段として構成される。その結果、連続操作中、すなわち立 上がり後に、ストランド支持装置の上部表面に金属ストリップを軽く吸いよせて 、金属ストリップとストランド支持装置とを特別良好に 接触させ、これによって有効な冷却を確保することができる。この結果として、 高い鋳造率、すなわち速い鋳造スピードで鋳造を行うことや、完全に固化するま でに短い時間しか残っていない幾分厚めの金属ストリップを鋳造することが可能 となる。 本発明は、非常に単純な構造のストランド支持装置、すなわち固定して配置さ れるプレートとして形成されるために可動部品を有さないストランド支持装置に 対応することが可能である。 好適実施例によれば、ストランド支持装置は、高い熱伝導性を有する素材、特 に銅または銅合金からなり、好適には内部冷却機構、特に内部液体冷却機構が設 けられる。 好適実施例によれば、ストランド支持装置は、2つの構成要素、すなわち鋳造 面の方を向いてこれに直接接触するストランド剥離装置と、ストランド引き出し 方向で、鋳造面に隣接して配される冷却台とから構成され、ストランド剥離装置 および冷却台の両方にガス通気チャネルが設けられる。 ガス消費を低く押さえおよび/または低容量ガス移送手段で足るように、スト ランド支持装置には、好ましくはストランドの引き出し方向に延びかつストラン ドの長手方向の側端部を囲む側部ストッパーが設けられる。その結果、金属スト リップとストランド支持装置との間にガスクッションを作る際に側方からのガス の漏洩を大きく防止することができる。 ガス通気チャネルは、ストランドの表面へと通じる開口部で、ストランドを支 えるストランド支持装置の一表面の0.01ないし20%、好ましくは0.1な いし5%の合計断面積を占める。 ストランドの表面へと通じる開口部において、ガス通気チャネルは、好 ましくはそれぞれ1ないし50mm2、好適には3ないし20mm2の断面積を占める 。 ガス通気チャネルの開口部が支持装置と鋭角をなすと、ガスクッションの製作 上特に好ましいことは確かである。ガス通気チャネルの開口部は、ガスの流れが ほぼストランドの引き出し方向に動くように形成されるよう向けるのが好ましい 。この気流は、チャネル開口部で既に生じる。 ストランド支持装置の最初の部分に配し、ストランド支持装置表面に形成する ガス通気チャネルの開口部の断面積は、好適には、ストランド引き出し方向下流 に配されるストランド支持装置の部分におけるそれよりも大きくすることにより 、非常に重要な立上がり段階、すなわち金属ストリップが特に危険にさらされる 鋳造開始段階を容易にする。 好適実施例に従い、ストランド支持装置には、ストランド進行方向を横切って 配した冷却材チャネルを設け、これらの冷却材チャネルの少なくともいくつかが それぞれ、ストランド支持装置の側部に配される、分配主管として作用する冷却 材供給ダクトと、収集主管として作用する排水ダクトとに接続される。 ここでは、分配主管から発する冷却材チャネルは、好ましくはストランド支持 装置内を何度か通って導かれ、その後収集主管へと通じる。 金属ストリップが完全に固化する地点を定めるために、または冷却条件を変更 して金属ストリップの冶金上/技術上の性質に影響を与えるために、好ましくは 、ストランドの底面とストランド支持装置の間との圧力を、ガスを適切に吸収し かつ/または供給することによって調整する。 連続鋳造プラントの立ち上がりプロセスでは、溶解物保持容器から、溶 解物を、溶解物保持容器の溶解物オリフィスを過ぎて移動させた鋳造面上に連続 的に堆積させ、ストランドが連続的に形成される間に、溶解物は鋳造面上で固化 し、鋳造面から離れつつある、側面がまだ液状であり得るストランドが鋳造面か らストランド支持装置へと運搬され、そこで支えられるとともに冷却され、スト ランド支持装置と固化したストランド底面との間には特にストランドの最初の部 分でガスのクッションが形成される。 連続鋳造プラント作動中、溶解物保持容器から、溶解物を、溶解物保持容器の 溶解物オリフィスを過ぎて移動した鋳造面上に連続的に堆積し、ストランドが連 続的に形成される間に、溶解物は鋳造面上で固化し、鋳造面から離れつつある側 面がまだ液状であり得るストランドが、鋳造面からストランド支持装置へと運搬 され、そこで支えられるとともに冷却され、ストランド支持装置と固化したスト ランド底面との間には負圧が好適に生じ、その結果ストランドの底面とストラン ド支持装置の表面が特に良好に接触する。 好ましくはストランドの部分的にまたは完全に固化した底面と、ストランド支 持装置との間には、0.1ないし20mbar の大気を超える、好適には0.5な いし10mbar の気圧のガスクッションをプラントの周りに対して作る。 ストランドの固化した底面と、ストランド支持装置との間の負圧は、好ましく は1000mbar(真空)に及ぶものとし、好適には5ないし100mbar の間の 範囲内とする。 以下では、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は、本発 明の連続鋳造装置を部分的に断面で示す概要側面図であり、図2は、図1の詳細 を拡大スケールで示し、図3は、図1の線III−IIIに沿った断面図を同様に拡大 スケールで示す図である。図2と類似である図4は、部分的に変更した実施例を 示す図である。図5および図6は、概要図であり、一方(図5)は連続鋳造装置 の部分図を示し、他方(図6)は図5の線IV-IVに沿った断面を示す図である。 20mm 未満の厚さ2を有する金属ストリップ1を鋳造するために、溶解物3 を溶解物保持容器4から、かかる容器4の溶解物オリフィス5を通って、鋳造ロ ーラ6上に流す。内部冷却機構を設けた鋳造ローラ6では、非常に薄いストラン ドシェル7をまず作り、これを鋳造ローラ6の表面8から外し、ストランド支持 装置9が一般的に指定するストランド支持装置上に移す。ストランド支持装置9 には、尖った先端11が鋳造面の方をまっすぐ向いている楔型のストランド剥離 装置10が設けられる。 ストランド剥離装置は、鋳造面の直線母線13の最上部近傍領域にある鋳造面 に隣接している。これは、鋳造ローラの回転軸12を通る縦平面13に位置する 。ストランド剥離装置10の直後には、ストランド支持装置9を補う冷却台14 が設けられる。固化した底面を有する金属ストリップ1を受け取るストランド剥 離装置10の表面と、ストランド剥離装置の下流に配される冷却台14は両者と も、ほぼ水平方向に向けられる。 冷却台14に移された金属ストリップ1には、まだ液体面15が見られるが、 金属ストリップ1の固化したストランドシェル7は、冷却台14を移動するにつ れて厚みを増していき、最終的には冷却台14の位置16で完全な固化を遂げる 。 ストランド剥離装置10および冷却台14は、金属ストリップ1とストランド 支持装置9との間の良好な熱伝導を確保するために高い熱伝導性を有する素材、 好適には銅または銅合金からなる。ストランド剥離装置10および冷却台14の 両者とも、ストランド支持装置9の長手領域を横切って延びるチャネル17によ って形成される内部液体冷却機構が設けられる。チャネル17は、冷却材送り出 し機およびストランド支持装置9の長手方向領域に対して平行および側方に配し た排水ダクト18および19に連設される。図5および図6で見られるように、 複数のチャネル17のそれぞれが冷却材送り出しダクト18および冷却材排水チ ャネル19に流動的に連絡し、それぞれの冷却材チャネル17がストランド支持 装置9の中を曲がりくねって何度か導かれる。 また、ストランド剥離装置10および冷却台14の両者とも、同様に長手方向 を横切って延びるガスチャネル20が設けられ、そこからは冷却台14またはス トランド剥離装置10の表面22上の開口を有するガス通気チャネル21が出て いる。 冷却台およびガスチャネルのいずれも、ストランド支持装置9の長手方向領域 を横ぎって延びる必要はない。これらもまた、縦方向に、または縦方向に対して 望みのいかなる角度ででも延びてよい。ストランド支持装置9の長手方向に配置 されたガスダクト23を介して、ガスチャネルは、圧力および負圧の両方をチャ ネル20内に付与するように設計されたガス移送手段に接続することができる。 その結果、ガス通気チャネル21を通じて金属ストリップ1の底面と、冷却台1 4またはストランド剥離装置10の表面22との間に不活性ガスまたは空気など のガスを選択して吹きこむ ことが可能となる。 この結果、金属ストリップ1とストランド支持装置9との間の摩擦を、金属ス トリップ1が剥離器10の表面または冷却台14の表面に張りつくかまたは残る ことを防ぐ程度にまで削減することができる。このことは、まだ非常に柔らかい 金属ストリップ1の最初の部分をストランド剥離装置10を介して冷却台14上 に押し上げる立上がり時に、特に重要である。このように、ガスのクッションの 形成は、特に立上がり段階、すなわち鋳造開始段階で影響を受ける。これによっ て金属ストリップ1の重量のためにストランド支持装置9に作用する力は、削減 されるか、または相殺さえされ得る。ガスチャネルは、好適には不規則に配され 、規則正しい列で配置するのではない。これは、金属ストリップ1に望ましくな い傷跡や線がつき、または不均等となることを防ぐためである。 金属ストリップの端部領域、すなわちストランド支持装置9の長手方向に沿っ た端部には、好適にはストリップ24または同様の上部構造を設け、絞り効果が 得られるようにする。これにより、金属ストリップ1とストランド支持装置9の 間にガスのクッションを作るためのガス消費が低く押さえられる。 ガス通気チャネル21を通してガス(空気)を吸引して負圧を作ることにより 、ストリップの底面と、冷却台14またはストランド剥離装置10の表面22と の間には良好な接触が確立でき、このことは(金属ストリップ1が既に強度を増 しているので)、立上がり後はもはや有害ではなく、これによって金属ストリッ プ1と、冷却台14またはストランド剥離装置10との間に良好な接触があり、 熱伝導が集中的に行われ、その結果特別 に良好な冷却効果が得られる。その結果、高い鋳造率で鋳造することが可能にな る。 本発明では、鋳造操作の変更(金属ストリップの厚さ2の変更および/または 鋳造速度の変更)が可能であり、鋳造作業は問題なく続行される。 図3に示す実施例に従ってガス通気チャネル21を斜めに配することにより、 通気チャネル21を加圧するとストランド引き出し方向(鋳造の方向)25へと 移動する空気の流れが形成される。 本発明は、図面に示す例示的な実施例に制限されず、さまざまな面で変更を加 えることが可能である。例えば、鋳造ローラ6の代わりに鋳造ベルトなどの別の 装置を採り入れることが考えられる。ストランド支持装置9は正確に水平方向に 向ける必要はない。望みの厚さを有するストリップが確実にできるようにすれば よいだけである。ストランド支持装置9の全長に亘って、異なる強度でガスを供 給しまたは吸引するように、ガス通気チャネルのいくつかを別々のガス移送手段 に接続することが考えられる。また、いくつかのガスチャネルに大気圧よりも高 いガス圧を加え、同時に負圧を他のガス通気チャネルに加えることも考えられる 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンドルファー,ブルーノ オーストリア国,リンツ エー−4040,ク ラウゼンバッハシュトラーセ 44 (72)発明者 クリーマ,カール オーストリア国,アンツフェルデン エー −4053,センゼンシュトラーセ 14 (72)発明者 ホーエンビッツラー,ゲーラルド オーストリア国,エンツ エー4470,セヴ ェリヌスシュトラーセ 11 (72)発明者 フルスト,クリスティアン オーストリア国,リンツ エー−4020 シ ャウンベルガーシュトラーセ 5 (72)発明者 ブルゲアガー,ヘアベルト オーストリア国,リンツ エー−4020,リ ルケシュトラーセ 20 (72)発明者 アンゲラー,ラインホルト オーストリア国,リンツ エー−4040,ゲ ールゲヴェーグ 21 (72)発明者 ルーディガー,リチャード,ラリー アメリカ合衆国,ペンシルヴァニア州 15065,ナトローナ ハイツ,メルローズ アヴェニュー 1618 (72)発明者 マレッキー,マイケル,デイビッド アメリカ合衆国,ペンシルヴァニア州 16055,サーヴァー,ブライアウッド ド ライブ 102

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 薄い金属ストリップ(1)、特に20mm未満の厚さ、好適には1ないし1 2mmの厚さ(2)を有する鋼帯を連続的に鋳造するための連続鋳造プラントであ って、ストランド(1)を形成中に、薄い層の溶解物(3)を受け取るために鋳 造面(8)が可動である、溶解物オリフィス(5)を設けた溶解物保持容器(4 )を備えるとともに、鋳造面(8)からストランド(1)を引き継ぐストランド 支持装置(9)とを備え、ストランド支持装置(9)が、ストランド(1)を支 える、ほぼ平面的かつ水平な面(22)を有しかつその内部を通り、ガス移送手 段に接続可能であるガス通気チャネル(21)を有することを特徴とする連続鋳 造プラント。 2. 前記ガス移送手段は、前記ガス通気チャネル(21)を通じて運搬される 不活性ガスまたは空気などのガスに大気圧以上の圧力を付与する手段として形成 されることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造プラント。 3. 前記ガス移送手段は、前記ガス通気チャネル(21)を通じて運搬される ガスに負圧を与える手段として形成されることを特徴とする請求項1または2に 記載の連続鋳造プラント。 4. 前記ストランド支持装置(9)は、固定配置したプレート(10、 14)として形成されることを特徴とする請求項1ないし3の1つまたは複数に 記載の連続鋳造プラント。 5. 前記ストランド支持装置(9)が、高い熱伝導性の素材、特に銅または銅 合金からなることを特徴とする請求項1ないし4の1つまたは複数に記載の連続 鋳造プラント。 6. 前記ストランド支持装置(9)に、内部冷却機構(17)、特に内部液体 冷却機構を設けることを特徴とする請求項1ないし5の1つまたは複数に記載の 連続鋳造プラント。 7. 前記ストランド支持装置(9)に、前記鋳造面(8)を向いて直接これに 接触するストランド剥離装置(10)を設け、これに隣接した前記ストランド引 き出し方向(25)に冷却台(14)を配し、該ストランド剥離装置(10)お よび該冷却台(14)の両方にガス通気チャネル(21)を設けることを特徴と する請求項1ないし6の1つまたは複数に記載の連続鋳造プラント。 8. 前記ストランド支持装置(9)に、前記ストランド(1)の引き出し方向 に延びかつ当該ストランドの長手方向の側端部を囲む側部ストッパー(24)を 設けることを特徴とする請求項1ないし7の1つまたは複数に記載の連続鋳造プ ラント。 9. 前記ガス通気チャネル(21)が、前記ストランド支持装置(9)の前記 表面(22)に通じる開口部において、該ストランド(1)を支える該ストラン ド支持装置(9)の一表面の0.01ないし20%、好適には0.1ないし5% の合計断面積を占めることを特徴とする請求項1ないし8の1つまたは複数に記 載の連続鋳造プラント。 10.前記ガス通気チャネル(21)が、前記ストランド支持装置(9)の表面 (22)に通じる開口部において、それぞれ1ないし50mm2、好適には3ない し20mm2の断面積を占めることを特徴とする請求項1ないし9の1つまたは複 数に記載の連続鋳造プラント。 11.前記ガス通気チャネル(21)の開口部が前記ストランド支持装置(9) の前記表面(22)と鋭角をなすことを特徴とする請求項1ないし10の1つま たは複数に記載の連続鋳造プラント。 12.気流が実質的に前記ストランドの引き出し方向(25)に移動するように 前記ガス通気チャネル(21)の開口部を形成した請求項11に記載の連続鋳造 プラント。 13.前記ストランド支持装置(9)の最初の部分に配したガス通気チャネル( 21)によって該ストランド支持装置(9)の前記表面(22)に形成される開 口部の断面積が、ストランド引き出し方向(2 5)の下流に配されるストランド支持装置(9)の部分において得られるそれよ りも大きいことを特徴とする請求項1ないし12の1つまたは複数に記載の連続 鋳造プラント。 14.前記ストランド支持装置(9)に、ストランドの進行方向を横切って配し た冷却材チャネル(17)を設け、これらの冷却材チャネルの少なくともいくつ かがそれぞれ、分配主管として作用する冷却材供給ダクト(18)と、収集主管 として作用する冷却材排水ダクト(19)に接続され、これらは該ストランド支 持装置(9)の側部に配置されることを特徴とする請求項1ないし13の1つま たは複数に記載の連続鋳造プラント。 15.前記分配主管(18)から発する冷却材チャネル(17)は、前記ストラ ンド支持装置(9)を何度か通って導かれ、その後前記収集主管(19)に通じ ることを特徴とする請求項14に記載の連続鋳造プラント。 16.前記ストランドの底面と前記ストランド支持装置(9)の表面との間の圧 力が、制御目的で、ガスを適切に吸引しおよび/または送り出すことによって調 整されることを特徴とする請求項1ないし15の1つまたは複数に記載の連続鋳 造プラントを操作するためのプロセス。 17.溶解物保持容器(4)の溶解物オリフィス(5)を過ぎて移動された前記 鋳造面(8)上に、該溶解物保持容器(4)から溶解物(3)を連続的に堆積し 、ストランドが連続的に形成される間に該溶解物(3)は該鋳造面(8)上で固 化し、該鋳造面(8)から離れつつある側面がまだ液状であり得る該ストランド (1)が鋳造面(8)から該ストランド支持装置(9)へと運搬されて、そこで 支えられるとともに冷却され、該ストランド支持装置(9)と固化した該ストラ ンド(1)底面との間には特にストランドの最初の部分でガスのクッションがで きることを特徴とする請求項16に記載の、鋳造プラント立上げプロセス。 18.溶解物保持容器(4)の開口部(5)を過ぎて移動させた鋳造面(8)上 に、該溶解物保持容器(4)から溶解物(3)を連続的に堆積し、ストランドが 連続的に形成される間に該溶解物(3)は該鋳造面(8)上で固化し、鋳造面( 8)から離れつつある側面がまだ液状であり得る該ストランド(1)が該鋳造面 (8)から該ストランド支持装置(9)へと運搬されて、そこで支えられるとと もに冷却され、該ストランド支持装置(9)と固化したストランド(1)底面と の間には負圧が生じ、これにより該ストランド底面と該ストランド支持装置(9 )の表面(22)が特に良好に接触することを特徴とする請求項16に記載の、 鋳造プラント操作プロセス。 19.前記ストランド(1)の部分的にまたは完全に固化した底面と、前 記ストランド支持装置(9)との間には、0.1ないし20mbar の大気を超え 、好適には0.5ないし10mbar の圧力を示すガスクッションをプラントの周 りに対して作ることを特徴とする請求項16ないし18の1つまたは複数に記載 のプロセス。 20.前記ストランド(1)の固化した底面と、前記ストランド支持装置(9) との間には1000mbar まで、好ましくは5ないし100mbar の負圧ができる ことを特徴とする請求項16ないし19の1つまたは複数に記載のプロセス。
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