JPS58151559A - ヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定法 - Google Patents

ヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定法

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JPS58151559A
JPS58151559A JP3531582A JP3531582A JPS58151559A JP S58151559 A JPS58151559 A JP S58151559A JP 3531582 A JP3531582 A JP 3531582A JP 3531582 A JP3531582 A JP 3531582A JP S58151559 A JPS58151559 A JP S58151559A
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孝一 近藤
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    • G01N33/74Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving hormones or other non-cytokine intercellular protein regulatory factors such as growth factors, including receptors to hormones and growth factors
    • G01N33/76Human chorionic gonadotropin including luteinising hormone, follicle stimulating hormone, thyroid stimulating hormone or their receptors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒト絨毛性ゴナドトロピン(以下、1’−hC
GJと略称することもある)の酵素免疫測定法(以下、
rEIム」と略称することもある)に関するものである
従来、hCGのEIムについては次の2法が提案されて
いる。
1)競合法:酵素で標識した一定量のhcoを含有する
物質と、未知量のhCGを含有する物質とを抗hCG抗
体に対して競合的に結合させ、抗体と結合した酵素の酵
素活性もしくは抗体と結合しなかった酵素の酵素活性を
測定し、その測定結果を、予め既知量のhCGにおいて
同様にして得られ九結果と対比することにょ夛定量を行
う方法。
2)サンドイッチ法:未知量のhCGを含有する物質を
、抗110G抗体を用いて固定し、これに酵素で標識し
た抗体を結合させて、その酵素活性を測定し定量する方
法。
本発明者らは、上記1)の競合法においては特定のβ−
D−ガフクトシダーゼ標繊体と特定の抗体とを用いると
高感度で高特異性の微量定量が可能であることを見出し
た(特開昭56−138248号公報参1[)。を九上
記2)のサンドイツチ法においては、担体上に保時され
た抗体、抗原および標識剤を結合させた抗体を用いるK
IAにおいて、担体上に保持される抗体と標識剤を結合
する抗体とが互いに抗原決定部位を重複しない2種の抗
体でTo夛、該抗体のうち一方がhCGに特異的に反応
する抗体であることを特徴とするhCGのΣ工Aが高感
度、高精度、高特異性であることを鬼出した(特願昭5
5−144689)。
しかしながらこれらの方法においてもなお、約0、1−
2 me工U以下の微量hCGを精度よく測定すること
は難しく、悪性腫瘍のよプ確かな診断と経過観察あるい
は正常人におけるその生理学的意義を決定する上では、
更に感度の高い測定法が必要とされた。
本発明者らは上記の事情に鑑み、更に検討を電ねたとこ
ろ、上記特異抗体を用いるサンドイツチ法によるKIA
において、抗hCG抗体畑ik用いてβ−D−ガフクト
シダーゼと結合させることにより得られる抗体−酵素標
識体が高感度、高精度の微量定量を可能にすることを見
出した。これに基づいてさらに研究をした結果、本発明
を完成した。
本発明は、(1)担体上に保持された抗体、抗原および
標識剤を結合させた抗体を用いる免疫化学的測定方法に
おいて、担体上に保持される抗体と標識ll1ilを結
合させる抗体とが互いに抗原決定部位を重複しない2種
の抗体であ)、担体上に保持される抗体がヒト絨毛性ゴ
ナドトロピンに特異的に反応する抗体であシ、標識剤と
してβ−D−ガフクトVダーゼ會用いこれと抗体とをN
、N’−0−フェニレンジマレイミドで結合させたもの
を用いることを特徴とするヒト絨毛性ゴナドトロピンの
免疫化学的測定法および(2)  ■β−D−ガフクト
シダーゼと抗体とをN、N’−0−フェニレンジマレイ
ミドで結合させたもの、および ■β−D−ガフクトシダーゼに結合させる抗体と互いに
抗原決定部位を重複せずヒト絨毛性ゴナドトロピンに特
異的に反応する抗体を担体上に保持したものを含有する
ヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定試薬 である。
本発明において用いられる担体上に保持され九担体にお
ける担体としては、たとえば、ゲル粒子(例、アガロー
スゲル〔例、セファロース4B。
セファロース6B〔ファルマシア・ファインケミカル社
(スエーデン)製〕、デキヌトフンゲル〔例、セファデ
ックスG75 、セファデックスG100、セファデッ
クスG200(ファルマシア轡ファインケミカル社製)
〕、ポリアクリルアミトゲ〃〔例、パイオゲA/P30
.パイオゲ/I/P60、バイオゲ/L’P100(バ
イオラッド・ラボラトリーズ社(米国))〕、セルロー
ス粒子〔例、アビセpv<脆化成製)、イオン交換セル
ロース(例、ジエチルアミノエチルセルロース、カルボ
キシメチμセ〜ロース)〕、物理的吸着剤〔例、ガラス
(例、ガラス球、ガラスロンド、アミノアルキルガフス
球、アミノアルキルガラスロッド)。
シリコン片、スチレン系樹脂(例、ポリスチレンIsリ
スチレン粒子)〕、イオン交換樹脂(例、弱酸性陽イオ
ン交換樹脂〔例、アンバーライト■PC−50(ローム
・ハース社(米国)製)、ゼR−4B 、ダウエックス
3(ダウケミカル社(米国)製)〕)などが挙げられる
本発明における担体上に保持された担体における抗体は
、標識剤を結合させた抗体における抗体と互いに抗原決
定部位を重複しない21mの抗体であシ、担体上に保持
される抗体における抗体および標識剤を結合させる抗体
における抗体としては、その第1がhcoK特異的に反
応する抗体であればよい。
該hCGに特異的に反応する抗体としては、たとえば■
エンドクリノロジー(Endoorinology)。
第104巻(1979年)、第396頁に記載されてい
るような抗体が挙げられる。即ち、hCG−β鎖のC索
端側のhcG[特異的なペプチドと牛アルグミンや牛チ
ログロブリンなどキャリアー用タンパクとを1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
など水溶性力μポジイミドを用いて得た縮合物をフロイ
ントの完全アジュバントもしくは不完全アジュバントと
共に人以外の溢血動物たとえばウサギに頻回接種して抗
体を形成せしめ、これを採取することによりhcGK特
異的に反応する抗血清を得ることができる。
■ 特開昭56−138248に記載されえhCGに特
異的に反応する抗hCG抗体、すなわち担体上に不溶化
し九一般式(I) H−R−Pro−8er−Asp−Thr−Pro−工
1e−Leu−Pro−Gln−OH(I) 12   3456’/ 〔式中、RはAla−Pro−Pro−Prp−Bo 
r−Leu−Pro −8e r−Pro−Be r−
ArB−Le u−Pro−Glyで示されるペプチド
の14位のGlyを含む1〜14個の部分ペプチド鎖を
表わす。〕で表わされるぺ1チドに抗hCG抗体を含有
する体液を接触させ、ついで特異的に吸収され九抗hC
G抗体を溶出することによシ得られた抗hCG抗体が挙
げられる。
該hCGに特異的に反応する抗体としては、さらに、■
 前記一般式CI)で表わされるペプチドとキャリア用
タンパクと會グμタルアルデヒド(rGLAJと略称す
ることもある。)の存在下に縮合せしめた縮合生成物を
人以外の溢血動物に接種して抗体を形成せしめ、これを
採取することによシ得られた抗体が挙げられる。
ここにおいてキャリア用タンパクとは、単独では抗体産
生を誘導することができないベプタイドなどハプテン(
低分子量物質)に対する抗体を産生させる丸めにハプテ
ンと結合させて用いられるものをいい、その例としては
たとえば牛血清アルブミン、牛ガンマグロブリン、牛チ
ログロブリン。
破傷風トキソイド、ヘモシアニンおよびポリアミノ酸な
どが挙げられる。
一般式CI)で表わされるペプチドとキャリア用タンパ
クとtGLAの存在下に結合させるKは、公知の方法〔
例、ホルモン・アンド・メタポリツク拳リサーチ(Ho
rmone  and  Msta’boli。
Re5earoh ) 、第8巻(1976年)、第2
41頁〕によって実施し得る。一般式CI)で表わされ
るペプチドとキャリア用タンパクの使用量比は1対1な
いし2対1が適当であシ、反応pHは7.3前後が良好
な結果を与える場合が多い。を九反応に要する時間は2
〜6時間がよい場合が多いが、特に3時間が適当である
。この様にして作成した縮合生成物は常套手段で4℃前
後で水に対して透析し、凍結乾燥して保存することがで
きる。
以上の様にして製造した縮合生成物は人以外の温血動物
に接種される。
上記hCGに特異的に反応する抗体の製造に用いられる
人以外の温血動物としては、九とえば哺乳温血動物(例
、ウサギ、ヒツジ、ラット、マウス、モルモット、つV
1ウマ、ブタ)、鳥II(例、ニワトリ、ハト、アヒル
、ガチツク、ウズラ)などが挙げられる。
該縮合生成物を人以外の温血動物に接種する方法として
は、動物に接種する縮合生成物は抗体産生ずるに有効な
量でよく、たとえばウサギに1回2111を等春量(1
−)の生理食塩水およびフロイントの完全アジュバント
で乳化して、背部ならびに後肢率皮下に4週問おきに5
回接種すると抗体を産生させ得る場合が多い。
このようにして、溢血動物中に形成された抗体を採取す
る方法としては、たとえばウサギでは、通常最終接種後
7日から12日の関に耳静脈からamし、遠心分離して
血清として得られる。
bcGの特異抗体の製造に用いられる担体上に保持され
九抗雁における担体としては、前記したを応用し得るが
、たとえば“代@s、第8巻(1971年)、第696
頁に記載されているブロムシアン法、GLA法などが挙
げられる。また、よシ簡易な方法として鵠伸啼物理的に
担体表向に吸着させて屯よい。
前記一般式CI)で表わされるペプチドの具体例として
は九とえばhCG−βのC末端ペプチド(I ) (1
23−i 45 ) (H−Aia−Pro−Pro 
−Pro−8or−Leu−Pro−19er−Pro
−=Sor−Arg−L@u −Pro−Gly−Pr
o−8or−ム8p−Thr−Pro−工1e−Leu
−Pro−Gin−OH)が挙げられ、これはたとえば
−間開56−138248号公報に記載の方法によシ製
造することができる。
本明細書において、アミノ酸、ペプチド、保護基、活性
基、その他に関し略号で表示する場合、それらは工UP
AC−IUB  Comm1ssion on  Bi
olo −gioal  Nomenclatureに
よる略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくも
のであシ、その例を次に挙げる。また、アミノ酸などに
関し光学異性体がTo夛うる場合は、特に明示しなけれ
ばL体を示す亀のとする。
Aha :  アラニン Pro :  プロリン 3er :  セリン L@u:  ロイシン Arg :  アルギニン Qly :  グリシン Asp :  アスパラギン酸 ’[’hr :  スレオニン 11e :  イソロイシン Qln :  グルタミン 本発明で用いられる種々のペプチドは、べ1チド合成の
公知の常套手段で製造しうる。固相合成法、液相合成法
のいずれによってもよいが、液相合成法が有祠な場合が
多い。そのようなべ1チド合成の手段としては、たとえ
ば“ThθPθptid08″、第1巻(1966)、
8ahr8der on4  Lubke著、Aoad
emio  gr@te、 New York、 U、
8.A、  あるいは“ペプチド合成”、東屋ら督、丸
善株式会社(1975年)に記載された方法、たとえば
アジド法、クロフィト法、酸無水物法、混合無水物法、
DCC法、活性エステル法、ウッドワード試薬Xを用い
る方法、力〃ポジイミダゾール法、酸化還元法、DCC
/7デイテイプ(例、HONB、 HOBt。
HO8u )法などがあげられる。
本発明で用いられる標識剤を結合させた抗体における抗
体は、hCGに非特異的に反応するものであって、前記
担体上に保持された抗体と互いに抗原決定部位を重複し
ないものが用いられる。
該hCGに非特異的に反応する抗体の例としては、たと
えば、人尿より公知の方法で精製したhCGf:、人以
外の溢血動物に接種し’jhcGKjitする抗体を形
成せしめ、さらに塩析によシ得たγ−グロブリンー分を
hCG−βのC末端べ1チドを結合させた固相を充てん
したカラムを用いるアフィニティークロマトグラフィー
にかけて素通シ画分を得、さらにhCGを結合させた固
相を充てんしたカラムを用いるアフィニティークロマト
グツフィーで精製して得られた、ALHなど類似の構造
を有する蛋白ホルモンとも交叉反応を示す抗体などが挙
げられる。
標識剤であるβ−D−ガラクトシダーゼと抗体との結合
においては、N 、 N’−0−フェニレンジマレイミ
ド(以下、P’DMと略称することもある。)を用いて
結合させる。
結合させる方法としては、たとえば加藤らの方法〔ザ・
ジャーナル・オプ・イムノロジ(ThθJournal
  of’ I++munology )第116巻(
1976年)、+ 554頁〕によシ得られた抗体i’
ab’ フフグメントとPDMとをpH約5ないし8の
緩衝液中で約0℃ないし40℃の温度で約10分ないし
24時間反応させる。該緩衝液としては0.1M酢酸ナ
トリウム緩衝液(pH5,Q ) 。
0、1 M !Jン酸緩衝液(pH5,8)などが挙け
られる。
このようにして得られたマレイミド化抗体Fab’にβ
−D−ガラクトシダーゼを反応させるには両者を緩衝液
中で約0℃ないし40℃の温度でrJ10分ないし48
時間反応させることによって行なうことができる。該緩
衝液としてpH6,5の1mMエチレンジアミン四酢酸
ナトリウム塩を含む0.1輩リン酸緩衝液などが挙げら
れる。
β−D−ガラクトシダーゼと抗体とt−N、N’−0−
フェニレンジマレイミドを用いて結合させる具体例を以
下に述べる。
抗1cG抗体1gG!5るいはペプシン分解後、得られ
たF(a’b’)2画分をメμカプトエチμアミン類の
存在下で還元し、ゲ/I/濾過によって未反応物質を除
去する。こうして得られた抗hCG抗体工gGもしくは
Fa b’にIN 、 N’−〇−フェニレンジマレイ
ミドを反応させ、次いでゲル濾過によって低分子量物質
を除去したのち、得られたマレイミド型抗体にβ−D−
ガラクトシダーゼを反応させる。
こうして得られた反応生成物をゲル濾過によって精製し
、β−D−ガヲクトシダーゼと抗hCG抗体15Gもし
くはTab’の結合物を得る。
本発明の測定方法を以下に具体的に説明する。
まず、■:担体に保持された抗体に、測定すべきhCG
含有の分析対象物を加えて抗原抗体反応を行った後これ
に前記で得られ九β−D−ガラクトシダーゼと抗hCG
抗体IgGもしくはpab’との結合物を加えて反応さ
せる。
本発明の酵素免疫測定法において測定対象となるhcG
ft含む被検試料としては、尿、血清、血漿、髄液ある
いは各種臓器抽出物等が挙げられ、とりわけ尿、血清お
よび血漿が輪周される。
■:■で得られた反応生成物にβ−D−ガフクトシダー
ゼの基質として4−メチルクンペリフェリ〜−β−D−
ガラクトシドなどを加えて、遊離した4−メチルウンベ
リフェロンなどを螢光光度計で測定することによシ上記
の反応生成物の酵素活性を知る。
■:上上記−■の操作を既知量のhcGの標準溶液に対
し予め行い、hCG量と上記の螢光強度との関係を標準
曲線として作成しておく。
■:未知量のhCGt−含む分析対象物について得られ
九螢光強度を標準曲線にあてはめ、分析対象物中のh 
CG−含量を測定する。
本発明のサンドイツチ法によるhCGの免疫化学的測定
法に用いられる定量用キットとしては、主として (1)  担体上に保持された抗体 (2)  β−D−ガフクトシダーゼ標識された抗体(
3)約0ないし10工Uの標準hCG(4)上記(2)
〜(3)の試薬および被検試料の希釈に用いる緩衝液(
該試薬および該被検試料の希釈に用いることができる緩
衝剤であればいずれでもよいが、その−例としてはpH
約6ないし9のリン酸緩衝液ま六はグリシン緩衝液が挙
げられる。) (5)インキュベーシミン後、担体の洗浄に用いる緩衝
液(該担体の洗浄に用いることができる緩衝剤であれば
いずれでもよいが、その−例としてはリン酸緩衝液また
はグリシン緩衝液が挙げられる。) (6)  酵素基質(好ましくは4−メチルウンベリフ
エリμmβ−D−ガラクトシドまたはオμトニトロフエ
ニμ−β−D−ガラクトシド。
バフニトロフェニル−β−D−ガラクトシド入酵素基質
の溶解に用いる緩衝液(好ましくはリン酸M衝液)およ
び酵素反応停止に用いる緩衝液(好ましくは次酸緩衝液
ま九はグリシン緩衝液)が挙げられる。
上記のキットはたとえば下記の方法によシ使用するのが
好ましい。
標準hCGもしくは被検液約10ないし200μl に
試薬(4)t−加えて希釈し、一定量の試薬(1)を加
えて約0ないし40℃で約1ないし24時間反応させる
。試薬(5)で担体の洗浄後、試薬(2うの約10ない
し3001tlを加えたのち、約0ないし40℃で反応
させる。約1ないし24時間反応後、試薬(5)で洗浄
し担体上に結合しているβ−b−ガラクトシダーゼの活
性を測定する。すなわち酵紫基質液約10ないし100
0μmを加えて約20ないし40℃で約0.5ないし2
4時間反応させたのち、酵素反応を停止させ、反応液中
の吸光度もしくは螢光強度を測定する。
本発明の測定法によると、高感度でhCGi特異的に測
定することができる。
本発明によシ、他の類似したホルモン(たとえばヒト黄
体形成ホルモン)からの妨害を受けることなく高感度か
つ正確に測定できるので、絨毛性腫瘍やその他のhCG
産生腫瘍などの参断、予後管理に極めて有用な手段を提
供するものであ・る。
以下に、参考例および実施例を挙げて、本発明をさらに
具体的に説明する。
参考例1 抗体の製造 人尿より公知の方法で精製した約10,000工UAの
hco1ダを生理食塩水1耐に溶解し、これにフロイン
トの完全アジュバン)  (Freund’ecomp
1.ete  adjuvant 、″免疫の生化学”
、橘ら著、共立出版株式会社(1967年))1dを加
えてよく混和し乳剤を作り、これをウサギの両大腿部筋
内円および背部及下数箇所に注射する。
以上の操作’t−3週毎に5回行ない最終免疫後1週間
で採血しパイロットアツセイヲ実施する。その結果、h
CG−βのC末端べ1チド(I)にも親和性をもつ抗血
清N305Bを得た。
参考例2 特異抗hcG抗体の製造 b CG−βのC末端ペプチド(1)5ダを0.5M 
NaC1f含む0.1 M 1iaHcO38mKl#
解し、予めN / 1 、000 HCIで゛洗浄した
ブロムシアン活性化セファロース4B(ファルマシア・
ファイン・ケミカルズ社製)illに加え、5℃で一夜
攪拌した。反応終了後同じ0.5 M NaC1を含む
0.IMNaHCO3で十分に洗浄し、次いでMCIで
pH8に調整した0、5Mエタノールアミン10−を添
加シて室温で1時間反応させ友後、(1) I M I
Jacl 1に含む0.1M酢酸緩衝液(pH4,0)
 、 (2) l M NaC1′ft含む0.IMホ
ウ酸il衝液(pH3,0)および(3)Q、15M 
NaC1を含む0.02Mホウ酸緩衝液(pH8,0)
で順次洗浄しカラムに充填した。
参考例1で得られた抗血清a305B8mを1.51の
無水硫酸ナトリウムを用いて塩析沈澱させ、得られたγ
−グロブリン画分を1紀のペプチド(I)結合セフ7a
−ヌ4Bカラム(0,9x4c11)に付した。
した。次いで0.17Mグリシン−塩酸緩衝液(pi(
2,3)で溶出することKよってhCG−βのC末端ペ
プチド(1)と強い親和性をもつ特異抗体−N305B
Sを得た(蛋白量1.2ダ)。
参考例3 抗hCG−βのC末端べ1チド(I)抗体の製造 hCG−βのC末端ペプチド(I)25IIgおよび牛
チログロブリン(B’l’Gと略称する)501fを0
,2Mリン酸緩衝液(pH7,3)4@tに溶解し、5
%GLA水溶液4−を加えて室温で3時間攪拌後、4℃
で透析(水2A’X4 ) L、凍結乾燥して免疫原を
得た。このhCG−βのC末端ペプチド(I )−BT
G縮金物1.5■を生理食塩水0.751に溶解し、こ
れにフロイントの完全アジュバン)  (Freunど
s    oomplete    adjuvant
   )  Q、7 5mlを加えてよく混和し、乳剤
を作シ、これをウサギの両大腿部筋内円および背部皮下
数ケ所に注射した。以上の操作を4遍おきに4回行ない
蟻終免疫後1週間で採血し、遠心分離して抗血清を採取
し抗hcG−βのC末端ペプチド(I)に対する抗血清
1f313Bt得た。
次いで抗血清N313Bを常法によ)硫酸アンモニウム
で塩析させて得たγ−グロブリンー分を21111tD
bca(結合させたセファロース4Bカラム(直径Q、
 9 es 、長さ43)に付した。
0、15M NaT:’lを含む0.02Mホウ酸験衝
液(pH8,0)でカラムを洗浄し、次いで0.17M
グリシン−塩酸i1!衝液(DH2,3)で溶出するこ
とによって、hcoKi!和性の高い特異抗体N313
Bsy調製した。
参考例4 非特異抗hCG抗体の製造 参考例1で得られた抗血清N305Bについて硫酸アン
モニウム塩析し、5ダのhCG−βのC末端ペプチド(
I)i−結合させたセファロース4Bカラム(直径0.
9clI、Jlさ4α)のアフィニティークロマトグラ
フィーで素i11!0する抗体画分を調製した。次いで
この抗体画分t21vのhCG’i結合させたセファロ
ース4Bカラム(直径o、9CM、長さ41)に付した
。0.15 M NaC11含む0.02Mホウ酸緩衝
液(pH8,0)でカラムを洗浄し、次いで5 M M
gCl2で溶出することによってficGに親和性の高
い非特異抗体N305BGを調製した。
参考例5 抗体結合固相の調製 ポリスチレンボール(直径3.2 m 、 Preoi
slonplastics   Ba1l’  Co、
、  Chioago、  U、8.A、)1500個
に、参考例2ないし4に記載の抗体N305BS、N3
13BSあるいはN305 ’b aの30μs/g/
  o、o IM  NaC1−0,01Mリン酸緩衝
液(pH8,0) 301tを加え5℃で一夜インキユ
ベートシた。0,1%BAAを含む0.05Mリン酸緩
衝液(pH7,0)で洗浄したのち、用時まで冷所保存
した。
実施例1 β−D−ガヲクトVダーゼと抗hCGウサギ抗体N30
5BG(Fab’)との結合物によるhCGの測定 (1)β−D−ガラクトシダーゼー抗hCGウサギ抗体
N305BG(Fab’)結合物の製造参考例4で得ら
れた抗体N305BG  5ダに0.1岬のペプシンを
加え30℃で一夜反応後、セファデックスG−150カ
ラム(直径’l、 5 am 、長さ55cII)でM
alした。得られた抗体F(aν)2両分をβ−メルカ
プトエチルアミンで還元後、セファデックスG−25カ
ラム(直径0.9(1m、長さ553)に供し過剰の試
薬を除去した。次にPDM飽和溶液2 mlを添加し3
0℃で30分反応させたのち、反応混合液をセファデッ
クスG−25カラム(直径2.5ffi、長さ551)
で精製し九。得られたマレイミド化Fabにβ−D−ガ
ラクトシダーゼ溶液(5■/g+/)50μik添加し
5℃で一夜反応させた。反応終了後、0゜1襲牛血消(
以下、BSAと略称することもある。)、0.1%Na
N3゜1 !It M M3C12および0. l M
 NaC1t−含む0.02Mリン酸緩衝液(pH6,
5)を用いるセファロース6Bのカラムクロマトグラフ
ィーで精製し、酵素粘性ならびに抗体活性を有するフフ
クS/Bンを分取し、β−D−ガフクトシダーゼー抗h
CG抗体N305BG(Tab’)結合物を得た。
以下、本結合物の物性について述べる。
■本結合物はE工Aで用いる合成基質4−メチルウンベ
リフェリル−β−D−ガラクトシドやオルトニトロフェ
ニル−β−D−ガヲクトシド、パフニトロフェニル−β
−D−ガフクトシドを分解し、それぞれ4−メチルウン
ベリフエロンヤオμトニトロフェノール、バラニトロフ
ェノ−/I/l−遊離する。
■合成M 質4−メチルウンベリフェリル−β−D−ガ
ラクトシドを用いる時、本結合物のミカエリス定数はも
とのβ−D−ガラクトシダーゼと同じ値を示す。
■酵素活性の至適pHは6,5〜7,3である。
■酵素活性を有する本結合物の約90%以上がhCGと
の反応性を有し、その抗体活性は酵素活性と共に冷蔵保
存で6ダ月以上安定である。
■分子量は約65万で抗体Fab7’酵素の七μ比は約
2.0である。
■pH5−9の水性溶媒に易溶である。
■紫外吸収スペクト〃を第1図に示す。
■アミノ酸分析値を第1表に示す。
第1表 Ly8(リジン)              111
Arg           94 A8El           166Thr    
       119 Sθr110 Glu(グルレグミン龜綻)            
     215pro              
                 8 7G1y  
                         
 1 0 0*1a                
             1 3 3Val (バリ
ン)            114I−Leu52 Lθu                      
      159Tyr(チロシン)39 phe(フェニルアラニン)69 (注)Glyolne  IQQモル当)の各アミノ酸
の七〃数(2)β−D−ガフクトンダーゼー抗hCGウ
サギ抗体N 305 B G (Fab’ )結合物を
用いたhCGの定量 緩衝液A C0,I M NaC1,1mM MgCl
2.  O,1%牛血清アルブミン(BSAと略称する
こともある。)。
0.1%Na N3 を含む0.02Mリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7,0) ) 150μlにhCG含有
液50ttlを加え、更にポリスチレンボーμmhCG
特異抗体N305BS結合物を1個加えて室温で一夜反
応させた。反応終了後、0.0IM!Jン酸食填緩衝液
(pH7,0)でポリスチレンポーμをよく洗浄し、次
に緩衝液Aで希釈したβ−D−ガラクトシダーゼー抗h
CGウサギ抗体N 305 B G (Fab’ )結
合物200μlを加えて37℃で3時間反応させた。
反応終了後、再び0.01M!Jン酸食塩緩衝液(pH
7,0)でポリスチレンボ−A/’iよく洗浄し、ポリ
スチレンボーμに結合しているβ−D−ガラクトシダー
ゼ活性を測定した。結果は、第2図の一〇−で示される
jl−1例6 β−D−ガフクトシダーゼと抗hcGウサギ抗体H3O
5BBC工F5G)との結合物によるhCGの測定 (1)β−D−ガラクトシダーゼー抗hCGウサギ抗体
N5Q5BS(工gG)結合物の製造参考例2で得られ
た特異抗体N305B8 2岬を15!IIMのβ−メ
ルカプトエチ〃アミンで還元後、セファデックスG−2
5カラム(直径9.9c*。
長さ553)に供し、過剰のβ−メルカ1トエチルアミ
ンを除去した。次KPDM飽和溶液1.5膠tを添加し
30℃で30分反応させたのち、反応混合液をセファデ
ックスG−25カラム(直径0.9α、長さ55画)に
供し、過剰のPDMを除去した。得られたマンイミド化
抗体工gGにβ−D−ガラクトシダーゼ溶液(5”l/
ml ) 30μ!を添加。
し、5℃で36時間反応させた。反応終了後、0.1%
BSA、0.1%MhN3+ l ”M  MgCl2
および0. I M NaC1を含む0.02Mリン酸
緩衝液(p[(6,5)を用いるセファロース6Bのカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、酵素活性ならびに抗
体活性を有するフフクションを分取し、β−D−ガヲク
トシダーゼー抗hCG抗体N 305 B S(I$G
)結合物を得た。
本結合物の物性は次の項目(■および■)を除き、実施
例1で得られた結合物の物性(■、■。
■、■、■および■)と同一である。
■分子量は約80万で抗体工gG/#素のモル比は約1
.9である。
■アミノ酸分析値を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 L7B(リジン)          1101Ar 
           83 Asp           l 51Thr    
       125 Sθr          113 Glu(グ)レクミ:/In)           
          195Pro         
   95 Gly           100 Ala           115 7al(バリン)        114I−Lθu 
          52Leu          
 142 Tyr(チロリン)42 Pbe(7g=W了ン二ン)62 (注) Glyoin8100モル当夛0各アミノ酸の
モル数(2)β−D−ガラクトシダーゼー抗hCGウサ
ギ抗体N305BS(IgG)結合物を用いたhCGの
定量 実施例1−(2)記載のポリスチレンボーA’−h C
G特異抗体N305BS結合物およびβ−D−ガフクト
シダーゼー抗hcGウサギ抗体N305BG(Fa’b
’ )結合物の代りに、それぞれポリスチレンボール−
hCG非特異抗体N5Q5BG結合物およびβ−D−ガ
ラクトシダーゼー抗hCGウサギ抗体N305BS(工
gG)結合物を用いて、実施例1−(2)と同様に処理
して測定した。結果は第2図の−一で示される。
参考例7 β−D−ガヲクトシダーゼと抗hCGウサギ抗体N31
3BS(工gG)との結合物によるhCGの測定 (1)β−D−ガフクトシダーゼー抗hCGウサギ抗体
N313B8(IgG)結合物の製造墾考例G−(1)
におけるN5(15BSの代シK、参考例3で得られた
N313BSを用いて、参考4B 6− (1)と同様
に処理してβ−D−ガフクトシダーゼー抗hCGウサギ
抗体N313BS (IgG)結合物を得た。
本結合物の物性は次の項目(■および■)を除き、実施
例1で得られた結合物の物性(■、q)。
■、■、■および■)と同一である。
■分子量は約80万で抗体rgo/酵素のモル比は約1
.6である。
■アミノ酸分析値は第3表に示される。
(以下余白) 第3表 IJ8(リジン)          105rg84 Asp           155 ’l”hr           122Ser   
        115 Qlu(ダiV7z)m>             
    192Pro            88 Gxy           100 、Ala           l 15Val (バ
リン)         114■−Lθu     
      53、l、eu           1
40’I’yr (チロシン)41 phθ(フェニμアラニン)60 (注)Glycine  100モル当りの各アミノ酸
のモル数(2)  β−D−ガフクトシダーゼー抗kl
cGウサギ抗体N31N313BS(I結合物を用い九
hCGの定量 賽才例6−(2)記載のβ−D−ガヲクトシダーゼー抗
hCGウサギ抗体N30N305BS(I結合物の代り
に、β−D−ガラクトシダーゼー抗hCGウサギ抗体N
31N313BS(I結合物を用いて、実施例1−(2
)と同様に処理して第2図の結果を得た(−・−又゛爪
コバる)。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図はそれぞれ抗hCG抗体pab’−
β−D−ガラクトシダーゼ結合物および抗hCG抗体I
gG−β−D−ガヲクトシダーゼ結合物の紫外吸収スベ
ク)/L”を表わす。第2図はhCGの標準曲線を表わ
し、−〇−は抗fi Cに抗体N305BG(Fab’
)−β−D−ガラクトシダーゼ結合結合用いた実施例1
の結果を、−−は抗hCG抗体N305BS(工gG)
−β−D−ガフクトシダーゼ結合結合用いたtP考例6
の結果を、−・−は抗hCG抗体N313BS(工gG
)−β−D−4フクトンダーゼ結合物を用い九事専例7
の結果をそれぞれ表わす。 光 炙 竿 1 凶 淡天(nm) hcG  (mlU ) 灰養(nm)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)担体上に保持された抗体、抗原および標識剤を結
    合させた抗体を用いる免疫化学的測定方法において、担
    体上に保持される抗体と標識剤を結合させる抗体とが互
    いに抗原決定部位を重複しない2種の抗体であシ、担体
    上に保持される抗体がヒト絨毛性ゴナドトロピンに特異
    的に反応する抗体でl)、標識剤としてB−D−ガフク
    トシダーゼを用い、これと抗体と1kH、N’−0−フ
    ェニレンジマレイミドで結合させ九ものを用いること全
    特徴とするヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定
    法。
  2. (2)■β−D−ガフクトシダーゼと抗体とをN。 N′−〇−フェニレンジマレイミドで結合させ友もの、
    および ■β−D−ガラクトシダーゼに結合させる抗体と互いに
    抗原決定部位を重複せずヒト絨毛性ゴナドトロピンに特
    異的に反応する抗体を担体上に保持し友ものを含有する
    ヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定試薬。
JP3531582A 1982-03-05 1982-03-05 ヒト絨毛性ゴナドトロピンの免疫化学的測定法 Granted JPS58151559A (ja)

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DK76983A DK76983A (da) 1982-03-05 1983-02-22 Fremgangsmaade og reagens til immunkemisk bestemmelse af humant choriogonadotropin
CA000422283A CA1196280A (en) 1982-03-05 1983-02-24 Immunochemical assay of human chorionic gonadotropin and reagent therefor
EP83102071A EP0088368A3 (en) 1982-03-05 1983-03-03 Immunochemical assay of human chorionic gonadotropin and reagent therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53101522A (en) * 1976-12-10 1978-09-05 Erba Carlo Spa Improved enzyme binding immune analysing method
JPS5716355A (en) * 1980-04-25 1982-01-27 Hoffmann La Roche Immunological method

Patent Citations (2)

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