JPS581502A - 合板の製造方法 - Google Patents
合板の製造方法Info
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- JPS581502A JPS581502A JP10105281A JP10105281A JPS581502A JP S581502 A JPS581502 A JP S581502A JP 10105281 A JP10105281 A JP 10105281A JP 10105281 A JP10105281 A JP 10105281A JP S581502 A JPS581502 A JP S581502A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はベニヤ単板の接着技術を改良した合板の製造方
法に関する。
法に関する。
従来1合板製造工程におけるベニヤ単板(以下、単板と
称す)の接着技術において、パンクあるいは接着力不足
等の接着不良を起こす最大の原因は、単板の乾燥状態、
即も単板の含水率に起因していることは周知のとおりで
ある。
称す)の接着技術において、パンクあるいは接着力不足
等の接着不良を起こす最大の原因は、単板の乾燥状態、
即も単板の含水率に起因していることは周知のとおりで
ある。
ところが、乾燥処理後の単板の含水率を全ての単板につ
いて均一にすることは現在のところ不可能であり1大小
様々なバラツキが存在している。特に近年の原木事情の
悪化は、乾燥しにくい樹種、乾燥しゃすい樹種の著しい
混在を招来し、過乾燥による過大な単板収縮、アバレ並
びに、半乾燥による接着不良など、多くの問題を生産現
場で顕在化しつつある。
いて均一にすることは現在のところ不可能であり1大小
様々なバラツキが存在している。特に近年の原木事情の
悪化は、乾燥しにくい樹種、乾燥しゃすい樹種の著しい
混在を招来し、過乾燥による過大な単板収縮、アバレ並
びに、半乾燥による接着不良など、多くの問題を生産現
場で顕在化しつつある。
よって、これらの現状並びに将来への対応は含水率のバ
ラツキに全く左右されない、あるいは左右されにくい実
用的接着技術の開発なくしては成りたたないのが、その
実情で、併せてこの問題を根本的に解決するに、後述す
る本発明の如く必要に応じて含水率の高い所謂生単板の
接着をも可能にする技術が望まれていtコ。
ラツキに全く左右されない、あるいは左右されにくい実
用的接着技術の開発なくしては成りたたないのが、その
実情で、併せてこの問題を根本的に解決するに、後述す
る本発明の如く必要に応じて含水率の高い所謂生単板の
接着をも可能にする技術が望まれていtコ。
ところで1含水率の高い単板の接着技術についてである
が、これまでに1例えば1特公昭54−8929号公報
(発明の名称二合板の製造方法)が存在する。公報によ
ると1 この接着技術は公知の汎用接着剤をして、含水
率15%以上の単板に塗布し、塗布した接着剤をゲル化
が生起する時点まで乾燥してから含水率の低い申板を重
ね合わせて熱圧締することを要旨とするところが、開示
されている諸結果はいずれも良好な成果を表示してはい
るものの、該技術には次の様な問題点が内在していた。
が、これまでに1例えば1特公昭54−8929号公報
(発明の名称二合板の製造方法)が存在する。公報によ
ると1 この接着技術は公知の汎用接着剤をして、含水
率15%以上の単板に塗布し、塗布した接着剤をゲル化
が生起する時点まで乾燥してから含水率の低い申板を重
ね合わせて熱圧締することを要旨とするところが、開示
されている諸結果はいずれも良好な成果を表示してはい
るものの、該技術には次の様な問題点が内在していた。
即ち、塗布した接着剤を前記した通りの時点まで乾燥し
ようとして乾燥装置を設備し、所定の温度と時間とから
成る乾燥条件を設定しても、含水率の低い単板の場合は
それより過乾燥に、あるいは逆に高い単板の場合は不充
分となり、所望の程度。
ようとして乾燥装置を設備し、所定の温度と時間とから
成る乾燥条件を設定しても、含水率の低い単板の場合は
それより過乾燥に、あるいは逆に高い単板の場合は不充
分となり、所望の程度。
すなわち接着剤がゲル化を生起する時点乃至はそれ以内
に全ての単板をして乾燥し得ないばかりか、それに伴っ
て熱圧締後の接着強度も著しくバラツキ、極めて不安定
になるというものである。
に全ての単板をして乾燥し得ないばかりか、それに伴っ
て熱圧締後の接着強度も著しくバラツキ、極めて不安定
になるというものである。
このことは、開示された実施例における乾燥条件が、対
象とする単板の含水率に応じて種々設定され、高含水率
であればある程、乾燥条件を大にしていることからも明
らかなように、塗布した接着剤の乾燥程度が、単に設定
した乾燥条件だけにより決定されるものでなく、主とし
て単板の含水率に大きく左右されるという現象に起因し
ている。そして、基本的に高含水率の単板はど塗布した
接着剤中の水分をより多く除去することを必要としてい
ることからすれば。
象とする単板の含水率に応じて種々設定され、高含水率
であればある程、乾燥条件を大にしていることからも明
らかなように、塗布した接着剤の乾燥程度が、単に設定
した乾燥条件だけにより決定されるものでなく、主とし
て単板の含水率に大きく左右されるという現象に起因し
ている。そして、基本的に高含水率の単板はど塗布した
接着剤中の水分をより多く除去することを必要としてい
ることからすれば。
それに適した乾燥条件下では、混在する低含水率の単板
は当然のことながらゲル化が生起する時点を大きく越え
てしまう。例えば、指先で強く触れても全くへとつかな
い状態にまで至ってしまうのである。これでは、乾燥し
た接着剤が重ね合わせた側の単板への浸透性に欠け、熱
圧締後の合板に多くの接着不良を招来する。従って、1
本の原木にあっても辺材と芯材部との含水率差が例えば
、80〜12(1,あるいは1枚の単板にあっても場所
によって通常著しく差異あることは周知の通りで、而も
種々の原木をして安定した品質の合板を製造せんとする
現状からすれば、Cの種技術の叙上の欠点は大量生産形
態を営む合板製造の実務において何とも克服し難く、い
まだに低位なものであった。
は当然のことながらゲル化が生起する時点を大きく越え
てしまう。例えば、指先で強く触れても全くへとつかな
い状態にまで至ってしまうのである。これでは、乾燥し
た接着剤が重ね合わせた側の単板への浸透性に欠け、熱
圧締後の合板に多くの接着不良を招来する。従って、1
本の原木にあっても辺材と芯材部との含水率差が例えば
、80〜12(1,あるいは1枚の単板にあっても場所
によって通常著しく差異あることは周知の通りで、而も
種々の原木をして安定した品質の合板を製造せんとする
現状からすれば、Cの種技術の叙上の欠点は大量生産形
態を営む合板製造の実務において何とも克服し難く、い
まだに低位なものであった。
本発明は、前記した解決課題に対して、叙述の欠点を有
する接着技術を改善し、容易に生産現場で実用可能なる
ものと成し、単板の含水率に、より影響されにくい接着
技術を提供するもので、その詳細を述べれば次の通りで
ある。
する接着技術を改善し、容易に生産現場で実用可能なる
ものと成し、単板の含水率に、より影響されにくい接着
技術を提供するもので、その詳細を述べれば次の通りで
ある。
即ち9本発明方法は、前記公報にも開示されている如く
、塗布した接着剤中の水分を積極的に乾燥除去して1含
水率の高い単板の接着をも可能ならしめんと指向するこ
と同じではあるが塗布した接着剤を乾燥するに、指触乾
燥(接着技術にあって常用される用語であり、指先で軽
く押してべとつかなくなるときの乾燥状態)程度以上に
乾燥し、更に重ね合わせる単板への接着剤の浸透を図る
べく、他の単板を重ね合わせる前に前記乾燥した接着剤
層に微量の水を塗布して、その表層を湿潤して後重ね合
わせて熱圧締することを要旨とするものである。
、塗布した接着剤中の水分を積極的に乾燥除去して1含
水率の高い単板の接着をも可能ならしめんと指向するこ
と同じではあるが塗布した接着剤を乾燥するに、指触乾
燥(接着技術にあって常用される用語であり、指先で軽
く押してべとつかなくなるときの乾燥状態)程度以上に
乾燥し、更に重ね合わせる単板への接着剤の浸透を図る
べく、他の単板を重ね合わせる前に前記乾燥した接着剤
層に微量の水を塗布して、その表層を湿潤して後重ね合
わせて熱圧締することを要旨とするものである。
詳述すると、まず、単板の接着面には2例えば尿素樹脂
、メラミン樹脂、フェノール樹脂、水性ビニールウレタ
ン樹脂、またはこれらの共縮合樹脂、混合樹脂などを主
体とする公知の合板(5) 用接着剤を塗布する。通常、この種接着剤は水溶性であ
り、水並びに、必要に応じて充填剤。
、メラミン樹脂、フェノール樹脂、水性ビニールウレタ
ン樹脂、またはこれらの共縮合樹脂、混合樹脂などを主
体とする公知の合板(5) 用接着剤を塗布する。通常、この種接着剤は水溶性であ
り、水並びに、必要に応じて充填剤。
増量剤、可塑剤1硬化剤等を加えて配合し、液状にして
スプレー、カーテンコーター、スプレッダ−等の塗布手
段で塗布する。塗布量は、単板厚さ、接着剤組成にもよ
るが1通常技術よりは幾分少な目で足り、概ね一接着面
当り8〜209/平方尺とし、また、その他公知の水性
熱硬化型接着剤、あるいは基本配合以外の公知の特殊配
合なども適宜適用とする。
スプレー、カーテンコーター、スプレッダ−等の塗布手
段で塗布する。塗布量は、単板厚さ、接着剤組成にもよ
るが1通常技術よりは幾分少な目で足り、概ね一接着面
当り8〜209/平方尺とし、また、その他公知の水性
熱硬化型接着剤、あるいは基本配合以外の公知の特殊配
合なども適宜適用とする。
次いで、前記工程で塗布した接着剤を乾燥する。乾燥手
段としては、必要に応じて送風設備を設けた各種コンベ
ア、トレイ類、加熱を伴うものとして加熱室、熱風乾燥
装置、直接作用するものとして加熱熱板、加熱ロール、
あるいはそれらの組み合わせ装置を用いる。乾燥程度は
指先で軽く触れてみて1はぼべとつかない状態。
段としては、必要に応じて送風設備を設けた各種コンベ
ア、トレイ類、加熱を伴うものとして加熱室、熱風乾燥
装置、直接作用するものとして加熱熱板、加熱ロール、
あるいはそれらの組み合わせ装置を用いる。乾燥程度は
指先で軽く触れてみて1はぼべとつかない状態。
乃至はそれ以J二に1即ち指触乾燥程度以上の状態とす
る。
る。
このように乾燥する乾燥条件としては、接着剤(6)
の塗布量1組成、単板含水率などにも左右されるが1例
えば加熱室を用いる場合で概ね20〜200’C,1−
(資)分程度で足る。より具体的目安として望しくは、
1liI記温度と時間との積が2000〔°C×分〕
以下程度で設定する。傾向的には。
えば加熱室を用いる場合で概ね20〜200’C,1−
(資)分程度で足る。より具体的目安として望しくは、
1liI記温度と時間との積が2000〔°C×分〕
以下程度で設定する。傾向的には。
高温加熱下での乾燥を採用すれば、塗布した接着剤は、
水分蒸散に加え、それと並行して進行する樹脂の縮合反
応による硬化がより進んjご状態で1前記指触乾燥根度
以」二の状態に至る一方低温度下では該縮合反応が抑制
された状態で乾燥される。いずれも採用すること可能で
あるが好しくは100?:以下、更には約50〜60′
C以下とし、併せて加熱した熱風を送る所謂熱風乾燥装
置を用いる。その場合は熱風の流速、流量を高めて短時
間内で処理する方が有利で、約15分以内が好しい。ま
た接着剤を塗布する直前の単板がドライヤー等による加
熱処理直後であって。
水分蒸散に加え、それと並行して進行する樹脂の縮合反
応による硬化がより進んjご状態で1前記指触乾燥根度
以」二の状態に至る一方低温度下では該縮合反応が抑制
された状態で乾燥される。いずれも採用すること可能で
あるが好しくは100?:以下、更には約50〜60′
C以下とし、併せて加熱した熱風を送る所謂熱風乾燥装
置を用いる。その場合は熱風の流速、流量を高めて短時
間内で処理する方が有利で、約15分以内が好しい。ま
た接着剤を塗布する直前の単板がドライヤー等による加
熱処理直後であって。
いまだに高温状態中にある場合は、該単板の保有熱で塗
布しtコ接着剤乾燥に貢献する場合もあり、そのような
場合は、主として送風装置の送風だけでも比較的短時間
で叙述の乾燥状態が得れる。勿論、熱風ならばなお更短
時間内で処理でき、必要に応じて積極的に叙述の予備加
熱を実施する。次いで、乾燥した接着剤層に微量の水を
塗布する。即ち、先に塗布しjコ接着剤層は前記工程に
て充分に水分が除去されるとともに当然のことながら、
その表面が内部に比べて最も乾燥が進行しているので、
そのまま他の単板を重ね合わせて熱圧締したところで、
その浸透性に欠け、少なからずや前記問題を惹起するの
であるが1当該工程において塗布する水は、微量ではあ
っても、前記表面を含む表層を適度にi!ii!潤し活
性化するとともに該接着性を著しく良好に可成するので
ある。ここで塗布する水は1単に水だけでも足りるが、
必要に応じて公知の硬化剤1例えば2日刊工業新聞社発
行の[ユリア・メラミン樹脂](昭和58年2月10日
発行第3版)の第84頁乃至第86頁に記載されている
ような成分からなるものを添加、水溶した水を用いるこ
ともでき、あるいはホルムアルデヒド水溶液、その他、
湿潤を促進する添加剤などを加えIこものを使用又は併
用することもできる。し)ずれにしても、塗布する水の
量は概ね8 Q/平平方根程度以下足り1望しくは0.
5〜5g/平方尺程度とし、常温よりは沸点以下の高温
にして、スプレー、その他の塗布手段で塗布するのがよ
い。
布しtコ接着剤乾燥に貢献する場合もあり、そのような
場合は、主として送風装置の送風だけでも比較的短時間
で叙述の乾燥状態が得れる。勿論、熱風ならばなお更短
時間内で処理でき、必要に応じて積極的に叙述の予備加
熱を実施する。次いで、乾燥した接着剤層に微量の水を
塗布する。即ち、先に塗布しjコ接着剤層は前記工程に
て充分に水分が除去されるとともに当然のことながら、
その表面が内部に比べて最も乾燥が進行しているので、
そのまま他の単板を重ね合わせて熱圧締したところで、
その浸透性に欠け、少なからずや前記問題を惹起するの
であるが1当該工程において塗布する水は、微量ではあ
っても、前記表面を含む表層を適度にi!ii!潤し活
性化するとともに該接着性を著しく良好に可成するので
ある。ここで塗布する水は1単に水だけでも足りるが、
必要に応じて公知の硬化剤1例えば2日刊工業新聞社発
行の[ユリア・メラミン樹脂](昭和58年2月10日
発行第3版)の第84頁乃至第86頁に記載されている
ような成分からなるものを添加、水溶した水を用いるこ
ともでき、あるいはホルムアルデヒド水溶液、その他、
湿潤を促進する添加剤などを加えIこものを使用又は併
用することもできる。し)ずれにしても、塗布する水の
量は概ね8 Q/平平方根程度以下足り1望しくは0.
5〜5g/平方尺程度とし、常温よりは沸点以下の高温
にして、スプレー、その他の塗布手段で塗布するのがよ
い。
尚一度の接着剤塗布に次いで、乾燥を行い、再度接着剤
を塗布し1再び乾燥するというように塗布と乾燥とを何
回か繰返して、より均一に接着剤層の乾燥を図る場合で
あっても、最後の乾燥並びに4次に行う水の塗布は前記
したとおりとする。また1重ね合わせんとする単板の固
接着面に接着剤を塗布してのら、乾燥し2本発明を実施
する際は1少なくともいずれか一方の接着剤層に水を塗
布する。
を塗布し1再び乾燥するというように塗布と乾燥とを何
回か繰返して、より均一に接着剤層の乾燥を図る場合で
あっても、最後の乾燥並びに4次に行う水の塗布は前記
したとおりとする。また1重ね合わせんとする単板の固
接着面に接着剤を塗布してのら、乾燥し2本発明を実施
する際は1少なくともいずれか一方の接着剤層に水を塗
布する。
しかして、常道乃至は従来技術とほぼ同様に単板相互を
クロスしjこり(普通合板)、あるいは繊維方向を同じ
くして(平行合板)−1重ね合わせ、必要ならばコール
ドプレスにて冷圧し。
クロスしjこり(普通合板)、あるいは繊維方向を同じ
くして(平行合板)−1重ね合わせ、必要ならばコール
ドプレスにて冷圧し。
熱圧締して合板を得るのであるが1本発明方法(9)
は前記従来技術と比較して次の点が改善される。
即ち、従来技術にあっては、一度の接着剤塗布で1しか
も該接着剤が重ね合わせた相手の単板へも浸透して所定
の接着力を発揮する程度に。
も該接着剤が重ね合わせた相手の単板へも浸透して所定
の接着力を発揮する程度に。
すなわち、乾燥不足でもなく、過乾燥でもないというよ
うな極めて許容幅の小なる領域でのみ成立し、それ故に
t 1: 、そのような際疾い接着剤の乾燥を、単板の
含水率に大きく左右されつつ良好に行うことの困難によ
って、製造現場では敷底実用し難いものであったのに対
し1本発明では所定状態以上に乾燥すれば足り、而も。
うな極めて許容幅の小なる領域でのみ成立し、それ故に
t 1: 、そのような際疾い接着剤の乾燥を、単板の
含水率に大きく左右されつつ良好に行うことの困難によ
って、製造現場では敷底実用し難いものであったのに対
し1本発明では所定状態以上に乾燥すれば足り、而も。
例え乾燥むら乃至は乾燥しすぎることがあっても、微量
ではあるが水を塗布することによって直接相手の単板と
接触する接着剤表層が、その内部と比へてより浸透しや
すい状態に、いずれも再度湿潤、活性化させるものであ
るので、先に塗布しtコ接着剤の乾燥程度は著しくその
幅を広げて許容され、それに伴って所定の処理条件下で
許容し得る単板含水率のバラツキ領域をも一挙に拡大し
得た実用的工法と成ったものであ(10) 以下1本発明方法を実施例に基づき興体的番こ説明する
。尚、1部」とあるのは1重量部」の意である。
ではあるが水を塗布することによって直接相手の単板と
接触する接着剤表層が、その内部と比へてより浸透しや
すい状態に、いずれも再度湿潤、活性化させるものであ
るので、先に塗布しtコ接着剤の乾燥程度は著しくその
幅を広げて許容され、それに伴って所定の処理条件下で
許容し得る単板含水率のバラツキ領域をも一挙に拡大し
得た実用的工法と成ったものであ(10) 以下1本発明方法を実施例に基づき興体的番こ説明する
。尚、1部」とあるのは1重量部」の意である。
実施例
厚さ84闘、大きさBorn平方のラワン中板で含水率
が10%、25%、40%、60チ180%、100%
のものを用意し、夫々の中板両面に尿素樹脂接着剤とし
て松栄化学工業株式会社製ニスレジン(品番5E−5)
100部、小麦粉ρ部、水17部塩化アンモニウム04
部の配合から成る接着剤を1接着画につき169/平方
尺の割合でスプレツタ−を尾いて塗布し、これを風速4
m/8で温1a140 ’Cの熱風乾燥装置で7分間乾
燥して前記接着剤を乾燥し1次いで1接着面につき2
g/平方尺の割合でスプレーにて水を微量塗布し1厚さ
1゜8部1ml含水率10%のラワン表裏板を重ね合わ
せて8に9/cdで8分間熱圧締して8ブライ合板を製
造した。
が10%、25%、40%、60チ180%、100%
のものを用意し、夫々の中板両面に尿素樹脂接着剤とし
て松栄化学工業株式会社製ニスレジン(品番5E−5)
100部、小麦粉ρ部、水17部塩化アンモニウム04
部の配合から成る接着剤を1接着画につき169/平方
尺の割合でスプレツタ−を尾いて塗布し、これを風速4
m/8で温1a140 ’Cの熱風乾燥装置で7分間乾
燥して前記接着剤を乾燥し1次いで1接着面につき2
g/平方尺の割合でスプレーにて水を微量塗布し1厚さ
1゜8部1ml含水率10%のラワン表裏板を重ね合わ
せて8に9/cdで8分間熱圧締して8ブライ合板を製
造した。
前記実施例で製造した2類合板をJASに定められた温
冷水浸せき試験法に基づいて接着力試験を行い、その結
果を第1図の如く中板含水率別にして図表で表示したか
1図中、1は前記実施例に係る試験結果、2は比較実験
例として前記特公昭54−8929号発明を後記の通り
追試して得tコ試験結果である。
冷水浸せき試験法に基づいて接着力試験を行い、その結
果を第1図の如く中板含水率別にして図表で表示したか
1図中、1は前記実施例に係る試験結果、2は比較実験
例として前記特公昭54−8929号発明を後記の通り
追試して得tコ試験結果である。
比較実験例
厚さ8.4gm、大きさ30α平方のラワン中板で含水
率力10%、25%、40%、60%、80%、100
%のものを用意し、夫々の中板両面に実施例1と同じ接
着剤をして一接着面につき16Q/平方尺の割合でスプ
レッダ−を用いて塗布し、これを100’cの加熱室に
4分間放置して接着剤を乾燥し9次いで厚さ1,3i+
1.含水率10チのラワン表裏板を重ね合わせて実施例
1と同様に冷圧、熱圧締して3プライ合板を製造した。
率力10%、25%、40%、60%、80%、100
%のものを用意し、夫々の中板両面に実施例1と同じ接
着剤をして一接着面につき16Q/平方尺の割合でスプ
レッダ−を用いて塗布し、これを100’cの加熱室に
4分間放置して接着剤を乾燥し9次いで厚さ1,3i+
1.含水率10チのラワン表裏板を重ね合わせて実施例
1と同様に冷圧、熱圧締して3プライ合板を製造した。
病で、第1図に示した試験結果によっても。
本発明方法が所定の製造条件下で許容し得る単板含水率
のバラツキ領域を広く有した実用的工法であることは明
らかであるが1該領域をより高含水率の方へ1あるいは
逆に低含水率の方へ移行したい場合は主として前記塗布
した接着剤の乾燥条件を変更すれば良い。乾燥条件をよ
り大とすれば、より高含水率の単板を対象としてまた小
とすれば、より低含水率の単板を対象として本発明は実
用されるのである。
のバラツキ領域を広く有した実用的工法であることは明
らかであるが1該領域をより高含水率の方へ1あるいは
逆に低含水率の方へ移行したい場合は主として前記塗布
した接着剤の乾燥条件を変更すれば良い。乾燥条件をよ
り大とすれば、より高含水率の単板を対象としてまた小
とすれば、より低含水率の単板を対象として本発明は実
用されるのである。
しかし、いずわにしても、単板含水率に少なからずやバ
ラツキが存在するのが実情であるので設定した製造条件
下では、前記指触乾燥以下の状態に乾燥されるものも発
生する。けれど、たとえその様なものが発生しても2次
いで塗布する水は微量故に特に問題は生じない。むしろ
。
ラツキが存在するのが実情であるので設定した製造条件
下では、前記指触乾燥以下の状態に乾燥されるものも発
生する。けれど、たとえその様なものが発生しても2次
いで塗布する水は微量故に特に問題は生じない。むしろ
。
実際には指触乾燥乃至はそれより幾分乾燥ぎみの状態を
標準的な乾燥状態として、乾燥条件を設定するのが望し
い。一方、接着力自体の増減に関しては5+として接着
剤組成、塗布量等を変更すれば、ある程度は所望通りに
操作することができる。
標準的な乾燥状態として、乾燥条件を設定するのが望し
い。一方、接着力自体の増減に関しては5+として接着
剤組成、塗布量等を変更すれば、ある程度は所望通りに
操作することができる。
この様に本発明においては、必要に応じて。
生単板、半乾燥単板、あるいは含水率15%以下(13
) のものに焦点を定め、所定の工程で従来技術と比較して
著しく良好にして合板を製造すること可能であること確
かであるが5重ね合わせんとする単板については望まし
くは、含水率30%以下、更には5〜20%のものを使
用する。しかしいずれにしても、仕上り合板の含水率が
JASの規格に近づくことを期待するならば1本発明の
実施にあっても1全くの生単板を使用して1はるか規格
外の゛高含水率合板を製造するよりは接着剤を塗布し、
中板又は表裏板として使用する生単板を一担、120〜
400℃程度の加熱ロール又は熱板等によって、あるい
は、その他の公知の乾燥装置によって予め乾燥処理し、
少なくとも接着面表層の含水率を低下させ、望しくは。
) のものに焦点を定め、所定の工程で従来技術と比較して
著しく良好にして合板を製造すること可能であること確
かであるが5重ね合わせんとする単板については望まし
くは、含水率30%以下、更には5〜20%のものを使
用する。しかしいずれにしても、仕上り合板の含水率が
JASの規格に近づくことを期待するならば1本発明の
実施にあっても1全くの生単板を使用して1はるか規格
外の゛高含水率合板を製造するよりは接着剤を塗布し、
中板又は表裏板として使用する生単板を一担、120〜
400℃程度の加熱ロール又は熱板等によって、あるい
は、その他の公知の乾燥装置によって予め乾燥処理し、
少なくとも接着面表層の含水率を低下させ、望しくは。
単板内部とに含水率差を有する状態にある時に本発明方
法によって少rt くとも塗布しt二接着剤の乾燥を終
え1合板を製造するのがよい。加えて、仕上り合板の接
着力についても、必らずしもJASの規格内に収める必
要もなく、所望の品質に至る実施例を採用すればよい。
法によって少rt くとも塗布しt二接着剤の乾燥を終
え1合板を製造するのがよい。加えて、仕上り合板の接
着力についても、必らずしもJASの規格内に収める必
要もなく、所望の品質に至る実施例を採用すればよい。
この様な(14)
合板でも接着強度も増す傾向にある また、従来通りに
乾燥し、その他の前処理を誰して、J AS規格内の良
質合板を製造できることはいうまでもない。
乾燥し、その他の前処理を誰して、J AS規格内の良
質合板を製造できることはいうまでもない。
この様に1本発明方法は1合板製造工程に於ける接着技
術に係り、実用化し得なかっj二従来技術の問題点を、
新たな技術思想によって払拭することにより、含水率の
バラ・ツキに影響されにくい実用的接着技術を完成した
もので、それにより含水率管理の容易化をはじめ、乾燥
に伴う収縮、アバレなどの実正り損失要因等、前記諸問
題を一挙に解決して、現状並びに将来への対応に著しく
寄与することが確かである。
術に係り、実用化し得なかっj二従来技術の問題点を、
新たな技術思想によって払拭することにより、含水率の
バラ・ツキに影響されにくい実用的接着技術を完成した
もので、それにより含水率管理の容易化をはじめ、乾燥
に伴う収縮、アバレなどの実正り損失要因等、前記諸問
題を一挙に解決して、現状並びに将来への対応に著しく
寄与することが確かである。
尚、第2図の図表についCであるが1図は番号毎に本発
明の前記以外の実施例を示したものである。また、接着
剤組成の樹脂の項で11は尿素樹脂(具体的には松栄化
学工業株式会社製エスレシノ5E−5)、MUはメラミ
ノ尿素共m合樹脂(具体的には松栄化学工業株式会社製
エスレジノ5A−30)である。接着しtこ単板の枚数
では番号8.7,8.9が5プライでその池は3プライ
である。
明の前記以外の実施例を示したものである。また、接着
剤組成の樹脂の項で11は尿素樹脂(具体的には松栄化
学工業株式会社製エスレシノ5E−5)、MUはメラミ
ノ尿素共m合樹脂(具体的には松栄化学工業株式会社製
エスレジノ5A−30)である。接着しtこ単板の枚数
では番号8.7,8.9が5プライでその池は3プライ
である。
第1図は、従来の合板製造方法と本発明での合板製造方
法とに於て、接着力の比較を示す図表で■は本発明での
合板製造方法によるもので■は従来の合板製造方法によ
るものである。又第2図は3本発明での合板製造方法の
製造条件を示す図表である。 特許出願人 株式会社名南製作所 手続補正書(6聞) 昭和56年 8月31日 1、事件の表示 昭和56年特許願第101052号
2 発明の名称 令扱っ製産−カユh1 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 474 電話(0562)47−22
11居 所 愛知県大府市梶田町三F目130番地名
称 株式会社 6南製作所 5、補正の対象 8B1「奢4文− 6補正の内容 明壕tB 者6)45cンZζ1擾(り
正−・)ハ正−)¥1゜泡し1、明軸暫のヲソ害−t”
Vバ白髪はネ^゛]−π1てI”ML・
法とに於て、接着力の比較を示す図表で■は本発明での
合板製造方法によるもので■は従来の合板製造方法によ
るものである。又第2図は3本発明での合板製造方法の
製造条件を示す図表である。 特許出願人 株式会社名南製作所 手続補正書(6聞) 昭和56年 8月31日 1、事件の表示 昭和56年特許願第101052号
2 発明の名称 令扱っ製産−カユh1 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 474 電話(0562)47−22
11居 所 愛知県大府市梶田町三F目130番地名
称 株式会社 6南製作所 5、補正の対象 8B1「奢4文− 6補正の内容 明壕tB 者6)45cンZζ1擾(り
正−・)ハ正−)¥1゜泡し1、明軸暫のヲソ害−t”
Vバ白髪はネ^゛]−π1てI”ML・
Claims (1)
- ベニヤ単板の接着面に接着剤を塗布し1次いで、塗布し
tコ接着剤を指触乾燥程度以」二に乾燥し1更に他のベ
ニヤ単板を重ね合イ〕せる前に前記乾燥した接着剤層に
微量の水を塗布してその表層を湿潤して後重ね合わせて
熱圧締することを特徴とする合板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105281A JPH0246361B2 (ja) | 1981-06-28 | 1981-06-28 | Gohannoseizohoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105281A JPH0246361B2 (ja) | 1981-06-28 | 1981-06-28 | Gohannoseizohoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS581502A true JPS581502A (ja) | 1983-01-06 |
JPH0246361B2 JPH0246361B2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=14290343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105281A Expired - Lifetime JPH0246361B2 (ja) | 1981-06-28 | 1981-06-28 | Gohannoseizohoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246361B2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-28 JP JP10105281A patent/JPH0246361B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246361B2 (ja) | 1990-10-15 |
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