JPS58148762A - ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法 - Google Patents
ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法Info
- Publication number
- JPS58148762A JPS58148762A JP57031797A JP3179782A JPS58148762A JP S58148762 A JPS58148762 A JP S58148762A JP 57031797 A JP57031797 A JP 57031797A JP 3179782 A JP3179782 A JP 3179782A JP S58148762 A JPS58148762 A JP S58148762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyamide
- imide resin
- base material
- resin
- molded product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、とくに表面平滑性にすぐれたシート状耐熱基
材入りポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方
法に関するものである。
材入りポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方
法に関するものである。
Iリアミドイミド樹脂(以下FAIという)は。
耐熱性、耐薬品性、高温時における機械的特性。
そして電気的性質がすぐれておシ、含窒素高極性型合成
樹脂としてポリイミド樹脂などとともに近年とくに注目
を集めている。
樹脂としてポリイミド樹脂などとともに近年とくに注目
を集めている。
しかし、これらの合成樹脂は成形性に著しい難点があり
、その多くは含浸用フェス、電線被覆フェスあるいは絶
縁フィルムとしての用途であって、たとえば強化基材入
9積層板などとしての用途開発はかなり遅れているとい
うのが実情である。
、その多くは含浸用フェス、電線被覆フェスあるいは絶
縁フィルムとしての用途であって、たとえば強化基材入
9積層板などとしての用途開発はかなり遅れているとい
うのが実情である。
本発明は、 PAIの上述したすぐれた諸性質に着目し
、耐熱基材をもってさらに機械的性質を強化した耐熱材
料、絶縁材料あるいはプリント基板としての適用も可能
な表面平滑性にすぐれたFAI積層板を効率よく得るこ
とを目的とする。
、耐熱基材をもってさらに機械的性質を強化した耐熱材
料、絶縁材料あるいはプリント基板としての適用も可能
な表面平滑性にすぐれたFAI積層板を効率よく得るこ
とを目的とする。
すなわち、シート状耐熱基材入5FAI積層板の一方の
表面もしくは両表面に、基材を含まない少くとも20ミ
クロン以上の厚さを有するPAI層が設けられており、
眩FAI層はその表面あらさが10ミクロン以下であ
ることを特徴としたFAI積層板を提供するものであシ
、そして該積層板を効率よく製造する方法をここに開示
するものである。
表面もしくは両表面に、基材を含まない少くとも20ミ
クロン以上の厚さを有するPAI層が設けられており、
眩FAI層はその表面あらさが10ミクロン以下であ
ることを特徴としたFAI積層板を提供するものであシ
、そして該積層板を効率よく製造する方法をここに開示
するものである。
本発明でFAI#を層板とは、シート状の樹脂処理耐熱
基材を2枚以上重ね合わせて加熱加圧し、樹脂を硬化さ
せたのち後述する転写工程を経て得られるものをいうが
1例外として該樹脂処理耐熱基材1枚を用いて以下同様
の工程を経て得られるものを含めて積層板と呼ぶ。
基材を2枚以上重ね合わせて加熱加圧し、樹脂を硬化さ
せたのち後述する転写工程を経て得られるものをいうが
1例外として該樹脂処理耐熱基材1枚を用いて以下同様
の工程を経て得られるものを含めて積層板と呼ぶ。
本発明に使用されるFAIは、たとえば日本ロープイア
社のローデフタール、米国アモコ社のAIシリーズFA
I 、人日梢化社のAl630 、Al620 。
社のローデフタール、米国アモコ社のAIシリーズFA
I 、人日梢化社のAl630 、Al620 。
帝人社のタイ!600,670 など、おおむね固形
分が60ないし40重量%(以下いずれも重量%)のフ
ェスが用いられる。
分が60ないし40重量%(以下いずれも重量%)のフ
ェスが用いられる。
耐熱基材としては、ガラス、アスベスト、炭素などの無
機質繊維からなるりr1スまたは4−・ぐ−が用いられ
る。
機質繊維からなるりr1スまたは4−・ぐ−が用いられ
る。
FAI積層板は、これらの耐熱基材に上述したフェスを
樹脂固形分として少くとも40%が保有されるように含
浸塗布したのち加温して、フェスが樹脂固形分60〜8
0係、浴剤20〜40憾程度に濃縮されたものとなるよ
う溶剤を飛ばして樹脂処理基材を得、ついでこれを1枚
または2枚以上を重ね合わせだものをプレスの熱板間に
挾んで、加圧下に徐々に昇温させて浴剤を飛ばし硬化を
進める工程を経て得られる。
樹脂固形分として少くとも40%が保有されるように含
浸塗布したのち加温して、フェスが樹脂固形分60〜8
0係、浴剤20〜40憾程度に濃縮されたものとなるよ
う溶剤を飛ばして樹脂処理基材を得、ついでこれを1枚
または2枚以上を重ね合わせだものをプレスの熱板間に
挾んで、加圧下に徐々に昇温させて浴剤を飛ばし硬化を
進める工程を経て得られる。
本発明者の実験によれば、加熱温度はN−メチル−2−
ピロリドン浴剤(沸点204℃)の沸点以下で、175
〜195℃とすることが好しいことが分った。このよう
にして得た一次成形物中の残w俗剤は10%以下1通常
数%前後となる。
ピロリドン浴剤(沸点204℃)の沸点以下で、175
〜195℃とすることが好しいことが分った。このよう
にして得た一次成形物中の残w俗剤は10%以下1通常
数%前後となる。
これを電気炉などの加温装置に入れて、浴剤の沸点以上
の温度に徐々に加温して溶剤を飛ばすと硬化が進行し二
次成形物が得られる。
の温度に徐々に加温して溶剤を飛ばすと硬化が進行し二
次成形物が得られる。
本発明者の実験では、この加熱温度は大気中で600℃
を超えないことが好ましいことが分った。
を超えないことが好ましいことが分った。
ここで、二次成形物を得るに際して、プレスによる加熱
加圧成形工程と、電気炉などによる加温焼成工程とは、
必ずしも工程ケ分けて行なわなければならないことはな
い。
加圧成形工程と、電気炉などによる加温焼成工程とは、
必ずしも工程ケ分けて行なわなければならないことはな
い。
プレスを用いて最終工程まで進行させることもできるが
、焼成工程はきわめ一〇長時間を便すること、焼成工程
には加圧が必須要件ではないことから1通常、工程を分
離したほうが生産効率上好ましいという理由によるもの
である。
、焼成工程はきわめ一〇長時間を便すること、焼成工程
には加圧が必須要件ではないことから1通常、工程を分
離したほうが生産効率上好ましいという理由によるもの
である。
しかし、bずれにしても、このような工程を経て得られ
た二次成形物は、使用される耐熱基材の種類やグレード
にも左右されるが、同様の方法で得られたフェノール樹
脂積層板やメラミン樹脂積層板などと比較すると、その
表面あらさが著しくあらいという欠点がある。
た二次成形物は、使用される耐熱基材の種類やグレード
にも左右されるが、同様の方法で得られたフェノール樹
脂積層板やメラミン樹脂積層板などと比較すると、その
表面あらさが著しくあらいという欠点がある。
たとえば、厚さ0.1關1坪量969/d、密度が縦5
3本横48本からなるガラスクロスに、 FAIフェス
を含浸塗布し、 FAI固形分として59係とした樹脂
処理基材全周込て積層成形物としたものは、成形条件や
焼成条件を如何に制御しても、成形物の表面あらさを1
0数ミクロン以下とすることは不可能であった。
3本横48本からなるガラスクロスに、 FAIフェス
を含浸塗布し、 FAI固形分として59係とした樹脂
処理基材全周込て積層成形物としたものは、成形条件や
焼成条件を如何に制御しても、成形物の表面あらさを1
0数ミクロン以下とすることは不可能であった。
PAIの含浸塗布量を増すことは、成形物表面の樹脂層
が厚くなるから表面あらさの低減に効果がある筈である
という観点から種々実験を試みたが(イ)w面処理基材
を得るのにきわめて手間がかかること。
が厚くなるから表面あらさの低減に効果がある筈である
という観点から種々実験を試みたが(イ)w面処理基材
を得るのにきわめて手間がかかること。
(ロ)成形条件の設定がきわめて困難となり、艮好な表
面平滑性をもった成形物を得るには再現性に乏しいばか
シでなく。
面平滑性をもった成形物を得るには再現性に乏しいばか
シでなく。
(ハ)樹脂分布が不均一となった9、成形物に割れを生
じ易くなる。
じ易くなる。
などから、満足のゆく成形物を得ることはできなかった
。
。
これは、 PAIワニスの浴剤が高沸点(204℃)の
N−メチル−2−ピロリドンという特殊なものであるこ
とによる溶剤除去の困難さが成形条件の設定を一層困難
としていること、加熱時にFAI(厳密には高#縮PA
Iフェス)の溶液粘度の低下が著しくかつその状態が比
較的長く続くこと、使用している基材が比較的剛性の大
きい無機質繊維からなるものであることに加えて樹脂の
収縮が大きいこと、などがその理由として考えられる。
N−メチル−2−ピロリドンという特殊なものであるこ
とによる溶剤除去の困難さが成形条件の設定を一層困難
としていること、加熱時にFAI(厳密には高#縮PA
Iフェス)の溶液粘度の低下が著しくかつその状態が比
較的長く続くこと、使用している基材が比較的剛性の大
きい無機質繊維からなるものであることに加えて樹脂の
収縮が大きいこと、などがその理由として考えられる。
表面平滑性を問題としない用途であれば、ここに得られ
た二次成形物を積層板として使用しても構わないでおろ
うが、たとえば真空蒸着などによって表面に金属薄膜を
形成させて用する場合などでは、この表面あらさのあら
いことはきわめて問題である。
た二次成形物を積層板として使用しても構わないでおろ
うが、たとえば真空蒸着などによって表面に金属薄膜を
形成させて用する場合などでは、この表面あらさのあら
いことはきわめて問題である。
そこで1本発明者は種々の実験の結果、この二次成形物
表面に一種の「転写」技術を応用することにより8表面
平滑性にすぐれたFAI積層板を得ることに成功した。
表面に一種の「転写」技術を応用することにより8表面
平滑性にすぐれたFAI積層板を得ることに成功した。
すなわち、数10ミクロンないし200ミクロンオーダ
ーのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(以下P
ETフィルムという)に、FAIフェスを塗布し、つい
で塗布層のPAI固形分65〜aOS、 浴剤20〜6
5俤程度となるよう全体を加温乾燥した。
ーのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(以下P
ETフィルムという)に、FAIフェスを塗布し、つい
で塗布層のPAI固形分65〜aOS、 浴剤20〜6
5俤程度となるよう全体を加温乾燥した。
この状態におけるPAI層の被膜厚さは少くとも25ミ
クロン以上であることが必要である。通常50ないし1
00ミクロン程度とすることが好ましい。
クロン以上であることが必要である。通常50ないし1
00ミクロン程度とすることが好ましい。
FAIフェスを一回塗布して加温乾燥させたとき、もし
所望の厚さの被膜厚さのものが得られない場合は、二面
、三回の繰返し塗布を行なう。
所望の厚さの被膜厚さのものが得られない場合は、二面
、三回の繰返し塗布を行なう。
この乾燥状態のPAI被膜自体は#:弱で必って。
PETフィルムから引剥して使用しようとしても。
通常の取扱いに耐えられないほどのものであるが、 P
ETフィルムに被着されている状態では1手に附着した
り、裂けたり、あるいはPETフィルムから剥離したり
するなど通常の増扱いに支障を来たすことは全くない。
ETフィルムに被着されている状態では1手に附着した
り、裂けたり、あるいはPETフィルムから剥離したり
するなど通常の増扱いに支障を来たすことは全くない。
このようにして得られたFAI被膜を有するP E T
フィルムを、上述した焼成工程を経た二次成形物の表面
に、 FAI被膜が接触するようにして重ね合わせ、全
体をプレスの熱板に挾んで加熱加圧を行なう。
フィルムを、上述した焼成工程を経た二次成形物の表面
に、 FAI被膜が接触するようにして重ね合わせ、全
体をプレスの熱板に挾んで加熱加圧を行なう。
加熱温度は浴剤の節点(204℃)以下で1通常175
〜195℃、成形圧力は10〜4 DK9.4d 、保
持時間は10分前後である。
〜195℃、成形圧力は10〜4 DK9.4d 、保
持時間は10分前後である。
このような工程を経たFAI被膜は、 PETフィルム
表面から二次成形物表面への転写が行なわれており、
PETフィルムは二次成形物表面にFAI被膜を介して
緩く附着しているに過ぎない。
表面から二次成形物表面への転写が行なわれており、
PETフィルムは二次成形物表面にFAI被膜を介して
緩く附着しているに過ぎない。
この時点でPETフィルムを引剥して除去し、ついでこ
れをプレスeこ挾んで加圧状態で、あるいは無加圧の状
態で、上述した二次成形物を得る場合と同様、溶剤の沸
点以上でかつ300 ℃以下の雰囲気で、数時間ないし
10数時間を費して徐々に昇温させ硬化を進める。硬化
完了後、全体を常温にまで冷却すると表面平滑性にすぐ
れた本発明のPAI積層板が得られる。
れをプレスeこ挾んで加圧状態で、あるいは無加圧の状
態で、上述した二次成形物を得る場合と同様、溶剤の沸
点以上でかつ300 ℃以下の雰囲気で、数時間ないし
10数時間を費して徐々に昇温させ硬化を進める。硬化
完了後、全体を常温にまで冷却すると表面平滑性にすぐ
れた本発明のPAI積層板が得られる。
このようにして得られたFAI積層板の表面あらさけ、
4ないし8ミクロンであった。
4ないし8ミクロンであった。
この転写を行なうには、上述したように二次成形物表面
に施すことが必要である。
に施すことが必要である。
因みに、樹脂処理基材を重ね合わせて成形する段階、あ
るいは−次成形物を得た段階での材料の表面に転写を行
なっても、平滑な表面をもった積層板を得ることはでき
ない。これはFAIの成形。
るいは−次成形物を得た段階での材料の表面に転写を行
なっても、平滑な表面をもった積層板を得ることはでき
ない。これはFAIの成形。
とくに積層成形にあっては、溶剤の除去と硬化の進行と
がきわめて密接な係わり合いをもち、溶剤残存度が大き
く影響しているものと考えられる。
がきわめて密接な係わり合いをもち、溶剤残存度が大き
く影響しているものと考えられる。
以下実施例について説明する。
シート状耐熱基材として、厚さ0.1mm、坪量93f
/−2密度が縦53本横48本のガラスクロス(日東紡
績社製IB−10G−104J)を用い、FAIとして
、トリノリット酸無水物と芳香族ジアミシとの縮合重合
生成物をN−メチル−2−ピロリドン溶剤に溶かして得
た固形分が38係のフェス(大日精化社製rAI63D
J)を用いた。
/−2密度が縦53本横48本のガラスクロス(日東紡
績社製IB−10G−104J)を用い、FAIとして
、トリノリット酸無水物と芳香族ジアミシとの縮合重合
生成物をN−メチル−2−ピロリドン溶剤に溶かして得
た固形分が38係のフェス(大日精化社製rAI63D
J)を用いた。
このガラスクロスにFAIフェスを含浸塗布したのち、
熱風乾燥炉を通過させて溶剤を飛ばすという工程を少く
とも2回以上繰返して、FAI固形分50係、ガラスク
ロス35係、残留溶剤15係からなる樹脂処理基材を得
た。
熱風乾燥炉を通過させて溶剤を飛ばすという工程を少く
とも2回以上繰返して、FAI固形分50係、ガラスク
ロス35係、残留溶剤15係からなる樹脂処理基材を得
た。
これを3枚重ね合わせて、fレスの熱板間に挾み、成形
温度180℃、成形圧力10V4/i、保持時間5分を
要して加熱加圧したのち冷却し、−次成形物を得た。
温度180℃、成形圧力10V4/i、保持時間5分を
要して加熱加圧したのち冷却し、−次成形物を得た。
これをプレスから取出して、電気炉にて以下の条件で段
階的に昇温させて硬化を進めた。
階的に昇温させて硬化を進めた。
150℃ 2時間
170℃ 2時間
180℃ 2時間
220℃ 2時間
250℃ 4時間
このようにして得られた二次成形物は、引張強さ2.6
50匂/−2体積抵抗率4.4 X 1014Ω・α、
耐電圧64KV/aを示し、コールトノやンチング性に
もすぐれていたが1表面あらさは15〜20ミクロンと
大きいものであった。
50匂/−2体積抵抗率4.4 X 1014Ω・α、
耐電圧64KV/aを示し、コールトノやンチング性に
もすぐれていたが1表面あらさは15〜20ミクロンと
大きいものであった。
つぎに、別途に用意した厚さ125ミクロンのPETフ
ィルムの一方の面に、上記PAIワニスt[布し、熱風
乾燥炉を通過させて浴剤を飛ばし。
ィルムの一方の面に、上記PAIワニスt[布し、熱風
乾燥炉を通過させて浴剤を飛ばし。
PET表面に厚さ50〜60ミクロンのPAI被膜を有
するフィルムを得た。このFAI被膜中に残存する溶剤
は約28%であった。
するフィルムを得た。このFAI被膜中に残存する溶剤
は約28%であった。
このように処理して得たPETフィルムを、そのFAI
被膜が接触するように上記二次成形物表面に重ね合わ
せ、プレスの熱板間に挾んで成形温度180℃、成形圧
力201(z/cWl、保持時間10分を要して加熱加
圧をしたのち冷却した。
被膜が接触するように上記二次成形物表面に重ね合わ
せ、プレスの熱板間に挾んで成形温度180℃、成形圧
力201(z/cWl、保持時間10分を要して加熱加
圧をしたのち冷却した。
この工程で、 PET表面のPAI被膜は二次成形物表
面に転写が行なわれ、該被膜は二次成形物表面に一体に
固着した。
面に転写が行なわれ、該被膜は二次成形物表面に一体に
固着した。
これをプレスから取出してPETフィルムを除去し、電
気炉にて上述した二次成形物を得る硬化条件と同一条件
で段階的に昇温せしめて転写被膜の硬化を進めた。
気炉にて上述した二次成形物を得る硬化条件と同一条件
で段階的に昇温せしめて転写被膜の硬化を進めた。
この工程を経て得られた積層板の物性値は、上述した二
次成形物の値とほとんど変らないが1表面あらさは著し
く改善され、測定の結果1表面あらさ10ミクロン以下
、平均6ミクロンの表面平滑性にすぐれた積層板が得ら
れた。
次成形物の値とほとんど変らないが1表面あらさは著し
く改善され、測定の結果1表面あらさ10ミクロン以下
、平均6ミクロンの表面平滑性にすぐれた積層板が得ら
れた。
硬化処理は、上述したようにきわめて長時間を要するが
1本発明では温度制御以外に雰囲気調整は行なわず大気
中で処理した。ただし、中性もしくは不活性雰囲気、あ
るいは大気を遮断した雰囲気内での硬化は、得られる積
層板の色相の変化も少く一層好ましbものである。
1本発明では温度制御以外に雰囲気調整は行なわず大気
中で処理した。ただし、中性もしくは不活性雰囲気、あ
るいは大気を遮断した雰囲気内での硬化は、得られる積
層板の色相の変化も少く一層好ましbものである。
以上説明したように1本発明は転写技術を応用すること
によって、従来不可能であった表面あらさが1uミクロ
ン以下の、きわめて表面平滑性にすぐれた耐熱基材入り
積層板を得ることができたのである。
によって、従来不可能であった表面あらさが1uミクロ
ン以下の、きわめて表面平滑性にすぐれた耐熱基材入り
積層板を得ることができたのである。
特許出願人 オイレス工業株式会社
Claims (4)
- (1)シート状耐熱基材入り破りアミドイミド樹脂積層
板の一方の表面もしくは両表面が、基材を含まない少く
とも20ミクロン以上の厚さを有するポリアミドイミド
樹脂層で覆われており、該樹脂層はその表面あらさが1
0ミクロン以下であることを特徴としたポリアミドイミ
ド樹脂積層板。 - (2)(イ)シート状耐熱基材にポリアミドイミド樹脂
フェスを含浸塗布し、これを加温して溶剤の大部分を除
去したのち該樹脂処理基材の一枚を用いるかあるいは二
枚以上を重ね合わせ、該浴剤の沸点以下の温度で加熱加
圧して一次成形物を得、ついで該−次成形物を加圧もし
くは無加圧の状態で浴剤の沸点以上であって300℃以
下の温度に徐々に昇温させ、樹脂を硬化させて二次成形
物を得る工程。 (ロ)ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの表面
にポリアミドイミド樹脂フェスを一様に塗布し、全体を
加温して該塗布層から溶剤の大部分を除去し、未硬化の
ポリアミドイミド樹脂層が一様に被着形成されたポリエ
チレンテレタレート樹脂フィルムを得る工程。 (ハ)上記(イ)によって得た二次成形物表面に、上記
(ロ)によって得たポリエチレンテレフタレート樹脂フ
ィルムを、該表面に被着形成されているポリアミドイミ
ド樹脂層を接触させて重ね合わせ、全体をプレスによっ
て上記溶剤の沸点以下の温度で加熱加圧して該樹脂層を
転写する工程。 に)転写されたポリアミドイミド樹脂層からポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムを引剥して除去する工程
。 (ホ)ついで、加圧もしくは無加圧の状態で、上記溶剤
の沸点以上であって300℃以下の温度に徐々に昇温さ
せて該転写樹脂層を硬化させる工程。 以上(イ)(ロ)(ハ)に)および(ホ)の工程からな
91表面が基材を含まない少くとも20ミクロン以上の
厚さを有するポリアミドイミド樹脂層で覆われ、該樹脂
層はその表[fllあらさが10ミクロン以下であるこ
とを特徴とした表面平滑性にすぐれたポリアミドイミド
樹脂積層板の製造方法。 - (3)シート状耐熱基材がガラス城維、アスベスト繊維
、炭素慎維などの無機質繊維からなるクロスまたはに−
・セーであることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
載のポリアミドイミド樹脂積層板の製造方法。 - (4)ポリアミドイミド樹脂ワニス中の浴剤が、N−メ
チル−2−ピロリドンであることを特徴とする特許請求
の範囲第2項記載のポリアミドイミド樹脂積層板の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57031797A JPS58148762A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57031797A JPS58148762A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58148762A true JPS58148762A (ja) | 1983-09-03 |
JPS646951B2 JPS646951B2 (ja) | 1989-02-07 |
Family
ID=12341057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57031797A Granted JPS58148762A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58148762A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015534919A (ja) * | 2012-11-15 | 2015-12-07 | エランタス ピー・ディー・ジー インコーポレイテッドElantas Pdg, Inc. | 複合絶縁フィルム |
-
1982
- 1982-03-02 JP JP57031797A patent/JPS58148762A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015534919A (ja) * | 2012-11-15 | 2015-12-07 | エランタス ピー・ディー・ジー インコーポレイテッドElantas Pdg, Inc. | 複合絶縁フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS646951B2 (ja) | 1989-02-07 |
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