JP2015534919A - 複合絶縁フィルム - Google Patents

複合絶縁フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2015534919A
JP2015534919A JP2015542823A JP2015542823A JP2015534919A JP 2015534919 A JP2015534919 A JP 2015534919A JP 2015542823 A JP2015542823 A JP 2015542823A JP 2015542823 A JP2015542823 A JP 2015542823A JP 2015534919 A JP2015534919 A JP 2015534919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
amide
poly
imide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015542823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015534919A5 (ja
Inventor
ジェームズ マレー トーマス
ジェームズ マレー トーマス
ジェラルド ウィンクラー マーク
ジェラルド ウィンクラー マーク
エス ラワル ヘータ
エス ラワル ヘータ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elantas PDG Inc
Original Assignee
Elantas PDG Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US13/678,470 external-priority patent/US10253211B2/en
Application filed by Elantas PDG Inc filed Critical Elantas PDG Inc
Publication of JP2015534919A publication Critical patent/JP2015534919A/ja
Publication of JP2015534919A5 publication Critical patent/JP2015534919A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B27/10Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of paper or cardboard
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/12Layered products comprising a layer of synthetic resin next to a fibrous or filamentary layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/28Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising synthetic resins not wholly covered by any one of the sub-groups B32B27/30 - B32B27/42
    • B32B27/281Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising synthetic resins not wholly covered by any one of the sub-groups B32B27/30 - B32B27/42 comprising polyimides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/34Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyamides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
    • B32B5/02Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by structural features of a fibrous or filamentary layer
    • B32B5/024Woven fabric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2262/00Composition or structural features of fibres which form a fibrous or filamentary layer or are present as additives
    • B32B2262/10Inorganic fibres
    • B32B2262/101Glass fibres
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/30Windings characterised by the insulating material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

ベース支持層とベース支持層に施された部分硬化ポリ(アミド)イミド層とを含む可撓性で自己支持形の絶縁フィルムが提供される。該複合絶縁フィルムは、電動機のコンポーネントに絶縁を与えるためにスロットライナとして使用されてもよい。複合絶縁フィルムの部分硬化ポリ(アミド)イミド層は、電動機の運転により発生した熱でさらに硬化されてもよい。

Description

電気絶縁用途における使用のための複合絶縁フィルムが開示される。該複合絶縁フィルムは、ベース支持層に施された部分硬化ポリ(アミド)イミドの層を含む。
ポリ(アミド)イミドに基づく樹脂コーティング組成物は、可撓性で耐久性のフィルムを形成し、ワイヤエナメル、ワニス、ラミネート用接着剤、塗料などとして特に有用である。このようなポリ(アミド)イミドベースのコーティング組成物は、220℃程度の長期高温性能で特に知られており、これは、それらの他の品質に加えて、それらをマグネットワイヤエナメル用などの電気絶縁用途に特に有用にする。これは、このような高く連続的な耐熱性を有さない通常のポリエステルおよびポリエステルイミドベースのコーティング組成物と比較した場合である。
ポリ(アミド)イミドは、一般的に比較的高価な有機溶媒を用いて調製され、アミドイミドコーティングの経済的使用は妨げられてきた。したがって、あまり高価でないポリエステルまたはポリエステルイミドベースのコートの上にオーバーコートとしてこのようなポリ(アミド)イミド組成物を使用することが通例であった。
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムは、それらの機械的および電気的特性、ならびに比較的低い製造コストを考慮して電気絶縁フィルムとして広く使用されている。しかしながら、PETフィルムは、低い耐熱性を有し、したがって、絶縁階級Bまたはそれより低くランク付けされている。ポリアラミドフィルム、例えば、NOMEXという商標の下でDu Pontから市販されているものは、PETフィルムと比較して優れた耐熱性を示すが、誘電破壊の問題が報告されている。
ポリ(アミド)イミドフィルムは、それらを電気絶縁材料として適したものにする、機械的特性、熱的特性、耐磨耗性、および耐薬品性を示す。ポリ(アミド)イミドフィルムは、ポリアラミドフィルムおよびポリエステルフィルムと比較していくつかの優れた物理的特性を示す一方で、コストおよび自立形フィルムの特性の考慮すべき問題は、電気絶縁用途のためのポリ(アミド)イミドフィルムの商業化を妨げてきた。
したがって、当技術分野で必要とされているものは、機械的特性、熱的特性、耐摩耗性、および耐薬品性の適切な組合せを示す費用効果的な電気絶縁材料である。
本要約の項では、複合絶縁フィルム、ならびに調製および使用の方法の基本的な理解を読者に与えるために本開示の要約を提供することが意図される。この要約の項は、複合フィルムならびに調製および使用の方法の開示の外延的概要を構成することは意図するものではなく、また、複合フィルムまたは方法の鍵となる/欠かせない要素を特定するものではなく、本開示の範囲を線引きするものでもない。本要約の項の唯一の目的は、以下に提示されるより詳細な説明への導入として単純化された形で、本明細書で開示される一部の概念を提示することである。
ベース支持層;および部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層を含む、可撓性で自己支持形の複合フィルムが提供される。
ある例示的実施形態によれば、ベースポリマー層;および部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層を含む、可撓性で自己支持形の複合フィルムが提供される。
また、ベース支持層を準備すること、前記ベース支持層上にポリ(アミド)イミドフィルム層をキャストすること、および前記ポリ(アミド)イミドフィルム層を部分硬化させることを含む、可撓性で自己支持形の複合フィルムの調製方法も開示される。
ある例示的実施形態によれば、ベースポリマー層を準備すること、前記ベースポリマー層上にポリ(アミド)イミドフィルム層をキャストすること、および前記ポリ(アミド)イミドフィルム層を部分硬化させることを含む、可撓性で自己支持形の複合フィルムを調製する方法が提供される。
ベース支持層と前記ベース支持層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および前記複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む、電動機または変圧器に絶縁を与える方法がさらに提供される。
ある例示的実施形態によれば、ベースポリマー層と前記ベースポリマー層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および前記複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む、電動機または変圧器に絶縁を与える方法がさらに提供される。
絶縁されるべきコンポーネント、およびベース支持層と前記コンポーネントに隣接する前記ベース支持層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを備える、電動機または変圧器がさらに提供される。
絶縁されるべきコンポーネント、およびベースポリマー層と前記コンポーネントに隣接する前記ベースポリマー層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを備える、電動機または変圧器がさらに提供される。
スロットを内部に有する電動機コンポーネントを準備すること、およびベース支持層と前記ベース支持層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを前記スロットに挿入することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに提供される。
スロットを内部に有する電動機コンポーネントを準備すること、およびベースポリマー層と前記ベースポリマー層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを前記スロットに挿入することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに提供される。
未硬化キャスト高分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの熱機械分析(TMA)を示すグラフである。 完全硬化キャスト高分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの熱機械分析(TMA)を示すグラフである。 未硬化高分子量ポリ(アミド)イミドフィルムについての変調示差走査熱量測定分析(mDSC)を示すグラフである。 高分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの第一加熱サイクルについてのリバーシングおよびノンリバーシングヒートフロー成分を示す、示差走査熱量測定分析(mDSC)を示すグラフである。 硬化高分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの第二加熱サイクルについて示すリバーシングヒートフロー成分を示す、示差走査熱量測定分析(mDSC)を示すグラフである。 未硬化キャスト低分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの熱機械分析(TMA)を示すグラフである。 完全硬化キャスト低分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの熱機械分析(TMA)を示すグラフである。 低分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの第一加熱サイクルについてのリバーシングおよびノンリバーシングヒートフロー成分を示す、変調示差走査熱量測定分析(mDSC)を示すグラフである。 硬化低分子量ポリ(アミド)イミドフィルムの第二加熱サイクルについて示すリバーシングヒートフロー成分を示す、示差走査熱量測定分析(mDSC)を示すグラフである。
可撓性で自己支持形の複合絶縁フィルムが開示される。複合絶縁フィルムは、ベース支持層と、ベース支持層の表面と隣接して接触している部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む。複合絶縁フィルムのある例示的実施形態によれば、部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース支持層の表面上にキャストされる。
ある実施形態によれば、複合絶縁フィルムは、ベースポリマー層と、ベースポリマー層の表面と隣接して接触している部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む。複合絶縁フィルムのある例示的実施形態によれば、部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベースポリマー層の表面上にキャストされる。
部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース支持層の表面から剥離され、接着剤の使用によって第2のベース支持層の表面にラミネートされ得る。これは、より熱的に安定な、または経済的なベース支持層、例えば、ガラスクロス、不織布材料、有機紙、および無機紙の使用を可能にする。
限定することなく、かつ単に例示として、複合絶縁フィルムのベース支持層は、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、例えば、ポリエステルテレフタレート(PET)またはポリエステルナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリスルホンフィルム、ガラスクロス、不織布材料、無機紙、有機紙、またはポリエーテルイミドフィルムから選択されてもよい。ある例示的実施形態によれば、複合絶縁フィルムのベース支持層は、ポリエステルフィルムを含む。この実施形態によれば、複合絶縁フィルムは、ベースポリエステルフィルム層の少なくとも一部の上に施された、またはそうでなければ堆積された、ポリ(アミド)イミドフィルム層を有する、ポリエステルのベース支持層を含む。
ポリエステルのベース支持層を含み、かつベース支持層の上に施されたポリ(アミド)イミドフィルム層を有する複合絶縁フィルムは、約2ミルから約20ミルの厚さを有してもよい。ある例示的実施形態によれば、複合絶縁フィルムは、約2.5ミルから約16ミルの全体厚さを有してもよい。複合絶縁フィルムの部分硬化ポリ(アミド)イミド層は、約0.1から約5ミルの厚さを有してもよい。ある例示的実施形態によれば、複合絶縁フィルムのポリ(アミド)イミド層は、約0.5から約2ミルの厚さを有しても良い。ポリ(アミド)イミド層は、ポリエステル層の対向する表面の一方または両方に施されてもよい。複合フィルムの薄い性質は、可撓性、電動機スロットに挿入されるのに十分な構造一体性を示し、約220℃までの熱指数(thermal index)を示す。
可撓性で自己支持形の複合絶縁フィルムは、ベース支持層を準備すること、およびベース支持層の表面上にポリ(アミド)イミド層を施すことを含む方法によって調製されてもよい。
ある実施形態によれば、複合フィルムは、ベースポリマーフィルム層を最初に準備すること、およびベースポリマーフィルム層の表面上にポリ(アミド)イミドフィルム層をキャストすることによって調製されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベースポリマー層の1つの主表面上にキャストされる。しかしながら、他の例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド層は、ベースポリマー層の対向する主表面の両方の上にキャストされてもよい。次いで、ポリ(アミド)イミド層(単数)またはポリ(アミド)イミド層(複数)は、部分硬化される。これは、電動機のスロットへの挿入に適したフィルムとする構造一体性を有する、可撓性で自己支持形の複合フィルムを与える。
複合絶縁フィルムを調製する方法は、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリスルホンフィルム、有機紙、無機紙、またはポリエーテルイミドフィルムから選択されるベース支持層を準備することを含む。ある実施形態によれば、該方法は、約2ミルから約14ミルの厚さを有する、ポリエステルフィルムのベース支持層を選択または調製することを含む。ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベースポリエステルフィルム層の表面に施される。一例として、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベースポリエステルフィルム層の表面上にキャストされる。ポリ(アミド)イミドは、約0.5ミルから約2ミルの厚さを得るようにベースポリエステル層の上にキャストされてもよい。ポリ(アミド)イミド層は、ポリエステルベース層の対向する表面の一方または両方の上にキャストされてもよい。
ポリ(アミド)イミドフィルム層が、ベースポリエステル層の表面上にキャストされると、ポリ(アミド)イミド層は、部分硬化されて、可撓性で自己支持形である複合絶縁フィルムを得る。ポリ(アミド)イミドフィルム層は、その層を約100℃から約260℃の温度で約20秒間から約60分間加熱することによって部分硬化されてもよい。代替として、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、その層を約150℃から約180℃の温度で約1分間から約10分間加熱することによって部分硬化されてもよい。
ある実施形態によれば、複合フィルムは、ガラスクロスを含むベース支持層を最初に準備すること、およびポリ(アミド)イミドフィルム層をベースガラスクロス層の表面上にキャストすることによって調製されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベースガラスクロス層の1つの主表面上にキャストされる。しかしながら、他の例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド層は、ベースガラスクロス層の対向する主表面の両方の上にキャストされてもよい。次いで、ポリ(アミド)イミド層(単数)またはポリ(アミド)イミド層(複数)は、部分硬化される。これは、電動機のスロットへの挿入に適したフィルムにする構造一体性を有する、可撓性で自己支持形の複合フィルムを与える。
ある実施形態によれば、複合フィルムは、不織布材料を含むベース支持層を最初に準備すること、およびポリ(アミド)イミドフィルム層をベース不織布材料層の表面上にキャストすることによって調製されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース不織布材料層の1つの主表面上にキャストされる。しかしながら、他の例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド層は、ベース不織布材料層の対向する主表面の両方の上にキャストされてもよい。次いで、ポリ(アミド)イミド層(単数)またはポリ(アミド)イミド層(複数)は、部分硬化される。これは、電動機のスロットへの挿入に適したフィルムにする構造一体性を有する、可撓性で自己支持形の複合フィルムを与える。
ある実施形態によれば、複合フィルムは、無機紙を含むベース支持層を最初に準備すること、およびポリ(アミド)イミドフィルムをベース無機紙層の表面上にキャストすることによって調製されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース無機紙層の1つの主表面上にキャストされる。しかしながら、他の例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド層は、ベース無機紙層の対向する主表面の両方の上にキャストされてもよい。次いで、ポリ(アミド)イミド層(単数)またはポリ(アミド)イミド層(複数)は、部分硬化される。これは、電動機のスロットへの挿入に適したフィルムにする構造一体性を有する、可撓性で自己支持形の複合フィルムを与える。
ある実施形態によれば、複合フィルムは、有機紙を含むベース支持層を最初に準備すること、およびポリ(アミド)イミドフィルム層をベース有機紙層の表面上にキャストすることによって調製されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース有機紙層の1つの主表面上にキャストされる。しかしながら、他の例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド層は、ベース有機紙層の対向する主表面の両方の上にキャストされてもよい。次いで、ポリ(アミド)イミド層(単数)またはポリ(アミド)イミド層(複数)は、部分硬化される。これは、電動機のスロットへの挿入に適したフィルムにする構造一体性を有する、可撓性で自己支持形の複合フィルムを与える。
キャストされた部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層は、ベース支持層の表面から剥離され、接着剤の使用によって第2のベース支持層の表面にラミネートされ得る。これは、より熱的に安定なまたは経済的なベース支持層、例えば、ガラスクロス、不織布材料、有機紙、および無機紙の使用を可能にする。接着剤は、種々の材料のものであり得る。感圧接着剤および熱硬化性接着剤が使用され得る。部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムをベース支持層に接着させるために水性、溶媒型、または無溶媒接着剤が可能な材料である。接着剤は、部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムの上面、またはベース支持層のいずれかに施すことができる。次いで、2つの層は、圧力によって、および加熱とともにまたは加熱なしで、一緒にラミネートされる。次いで、最初のベース支持層は、接着剤でラミネートされた部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムおよび第2のベース支持層から除去または剥離され得る。
代替として、部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層は、最初にベース支持層から剥離され、次いで、接着剤で第2のベース支持層にラミネートされ得る。接着剤は、種々の材料のものであり得る。感圧接着剤および熱硬化性接着剤が使用され得る。部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムをベース支持層に接着するために水性、溶媒型、または無溶媒接着剤が可能な材料である。接着剤は、部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムの上面、またはベース支持層のいずれかに施すことができる。次いで、2つの層は、圧力によって、および加熱とともにまたは加熱なしで、一緒にラミネートされる。
複合絶縁フィルムを調製するために使用されてもよい塩基性樹脂としてのポリ(アミド)イミドに制限はない。例えば、極性溶媒中トリカルボン酸無水物とジイソシアネートとの直接反応で得られる、または極性溶媒中トリカルボン酸無水物をジアミンと反応させて、イミド結合を導入し、次いで、通常の方法でジイソシアネートによるアミド化を行うことによって得られるポリアミドイミドが使用され得る。さらなる例示的な方法は、極性溶媒中トリカルボン酸無水物クロリドとジアミンとの反応である。
フィルム形成性層のためのこの塩基性樹脂の調製に使用され得るトリカルボン酸無水物として、トリメリット酸無水物が一般に使用される。種々のカルボン酸無水物がポリ(アミド)イミドの製造において使用される。これらのカルボン酸無水物としては、限定されないが、トリメリット酸無水物(TMA);2,6,7−ナフタレントリカルボン酸無水物;3,3’,4−ジフェニルトリカルボン酸無水物;3,3’,4−ベンゾフェノントリカルボン酸無水物;1,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸無水物;2,2’,3−ジフェニルトリカルボン酸無水物;ジフェニルスルホン3,3’,4−トリカルボン酸無水物;ジフェニルイソプロピリデン3,3’,4−トリカルボン酸無水物;3,4,10−ペリレントリカルボン酸無水物;3,4−ジカルボキシフェニル3−カルボキシフェニルエーテル無水物;エチレントリカルボン酸無水物;1,2,5−ナフタレントリカルボン酸無水物が挙げられる。
トリカルボン酸無水物の量の一部は、それを反応させるときにテトラカルボン酸無水物で置き換えられてもよい。この場合のテトラカルボン酸無水物として、例えば、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、または同様のものが使用され得る。さらに、トリカルボン酸無水物の量の一部は、別の酸または酸無水物、例えば、トリメリット酸、イソフタル酸、アジピン酸、マレイン酸、またはテレフタル酸で置き換えられてもよい。
トリカルボン酸無水物と反応させ得るジイソシアネートの非限定的例としては、芳香族ジイソシアネート、例えば、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびトリレンジイソシアネートが挙げられ、ジアミノの例には、芳香族ジアミン、例えば、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,2−エチレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、および4,4’−ジアミノベンゾフェノンが挙げられる。
ある実施形態によれば、ポリ(アミド)イミド樹脂は、複合絶縁フィルムを調製するために1種または複数の他の相溶性樹脂と組み合わせて使用されてもよい。例えば、限定することなく、ポリ(アミド)イミド樹脂は、複合絶縁フィルムを調製するために1種または複数の以下の相溶性樹脂と組み合わせて使用されてもよい:ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリエーテルケトン、フェノキシ樹脂、およびそれらの組合せ。
さらなる相溶性樹脂が、複合絶縁フィルムの様々な異なる性能特性を改善するためにポリ(アミド)イミド樹脂と組み合わせて使用されてもよい。例えば、1種または複数のさらなる樹脂が、得られる複合絶縁フィルムの接着性、熱耐久性、および/または可撓性を改善するためにポリ(アミド)イミド樹脂と組み合わせて使用されてもよい。ある例示的実施形態によれば、ポリ(アミド)イミドフィルムは、アルミニウムへの得られる複合絶縁フィルムの接着性を改善するためにポリエーテルスルホンと組み合わせて使用されてもよい。例えば、限定することなく、ポリエーテルスルホンは、ポリ(アミド)イミドと約1重量パーセントから約99重量パーセントの量でブレンドされてもよい。
本開示はまた、電動機または変圧器に絶縁を与える方法を含む。電動機または変圧器に絶縁を与える方法は、ベース支持層とベース支持層上に部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む。
ある実施形態によれば、電動機または変圧器に絶縁を与える方法は、ガラスクロスを含むベース支持層とベースガラスクロス層上に部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む。
ある実施形態によれば、電動機または変圧器に絶縁を与える方法は、不織布材料を含むベース支持層とベース不織布材料層上に部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む。
ある実施形態によれば、電動機または変圧器に絶縁を与える方法は、無機紙を含むベース支持層とベース無機紙層上に部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む。
ある実施形態によれば、電動機または変圧器に絶縁を与える方法は、有機紙を含むベース支持層とベース有機紙層上に部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること、および複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入することを含む。
以下の非限定的なアミンは、単独でまたは混合物中で有用であり得る:p−キシレンジアミン、ビス(4−アミノ−シクロヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、3−メチル−ヘプタメチレンジアミン、4,4’−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,11−ジアミノ−ドデカン、1,2−ビス−(3−アミノ−プロポキシ)エタン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、3−メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、1,4−ジアミノ−シクロ−ヘキサン、1,12−ジアミノ−オクタデカン、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサジアゾール、HN(CHO(CHO(CHNH、HN(CH)S(CHNH、HN(CHN(CH)(CHNH、メタ−フェニレンジアミン、パラ−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルプロパン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルメタンベンジジン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノ−ジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノ−ジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルエーテル、2,6−ジアミノ−ピリジン、ビス(4−アミノ−フェニル)ジエチルシラン、ビス(4−アミノ−フェニル)ジフェニルシラン、[ビス(4−アミノ−フェニル)ホスフィンオキシド、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、ビス(4−アミノ−フェニル)−N−メチルアミン、ビス(4−アミノブチル)テトラメチルジシロキサン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノ−ビフェニル、3,3’−ジメトキシベンジジン、2,4−ビス(ベータ−アミノ−t−ブチル)トルエントルエンジアミン、ビス(パラ−ベータ−アミノ−t−ブチル−フェニル)エーテル、パラ−ビス(2−メチル−4−アミノ−フェニル)ベンゼン、パラ−ビス(11,1−ジメチル−5−アミノ−ペンチル)ベンゼン、m−キシレンジアミン、およびポリメチレンポリアニリン。
任意のポリイソシアネート、すなわち、2個以上のイソシアネート基を有する任意のイソシアネートは、ブロック化されていようとブロック化されていなかろうと、ポリアミドイミドの製造において使用され得る。単独でまたは混合物中で有用であるポリイソシアネートとしては、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,5−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、3,5−トリレンジイソシアネート4−クロロ−1,3−フェニレンジイソシアネート、1−メトキシ−2,4−フェニレンジイソシアネート、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−フェニレンジイソシアネート、1,3,5−トリエチル−2,4−フェニレンジイソシアネート、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−フェニレンジイソシアネート、1−メチル−3,5−ジエチル−6−クロロ−2,4−フェニレンジイソシアネート、6−メチル−2,4−ジエチル−5−ニトロ−1,3−フェニレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート、4,6−ジメチル−1,3−キシリレンジイソシアネート、1,3−ジメチル−4,6−ビス−(b−イソシアナトエチル)−ベンゼン、3−(a−イソシアナトエチル)−フェニルイソシアネート、1−メチル−2,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジエトキシ−4,4−ビフェニレンジイソシアネート、1,1−ビス−(4−イソシアナトフェニル)シクロヘキサン、4,4’−ジイソシアナト−ジフェニルエーテル、4,4’−ジイソシアナト−ジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジイソシアナト−ジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジメチルジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジクロロジフェニルメタン、4,4’−ジイソシアナト−ジフェニルジメチルメタン、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリイソシアナト−トリフェニルメタン、2,4,4’−トリイソシアナト−ジフェニルエーテル、2,4,6−トリイソシアナト−1−メチル−3,5−ジエチルベンゼン、o−トリジン−4,4’−ジイソシアネート、m−トリジン−4,4’−ジイソシアネート、ベンゾフェノン−4,4’−ジイソシアネート、ビウレットトリイソシアネート、およびポリメチレンポリフェニレンイソシアネートが挙げられる。
絶縁されるべきコンボーネント;およびベース支持層と、絶縁されるコンポーネントに隣接して位置する、ベースフィルム層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムを備える、電動機または変圧器がさらに開示される。複合絶縁フィルムは、スロットライナを有する通常の3相固定子において使用されてもよい。固定子は、筐体内に位置し、中心部にロータを有する。固定子上の金属材料は、コアを構成する。適切に形作られたスロットライナ(例えば、Cのように形作られた、など)がスロットに挿入される。次いで、コアと銅巻き線との間の絶縁バリアとして複合絶縁フィルムライナを用いて、銅コイルがスロットに挿入される。銅をスロット中で動き回らないように保持するために、当技術分野で「ウェッジ」と呼ばれる、スロットライナの逆(やはりC形)である第2の材料片が挿入される。
複合電気絶縁フィルムは、二次加工特性について試験された。この材料は、スリット化、ダイカット、シート化、およびそうでなければ加工される能力において優れた性能を示した。小さい部分のドラッグナイフ切断も、問題ありで行うことができた。この材料のレーザ切断も、問題またはNOMEX系材料に通常伴うチャー(char)なしで行われた。自動化プロセスにおけるウェッジの形成も調べ、複合フィルムは、引っ掻きまたは剥離なしで自動ラインにおける折返し(cuffing)および挿入に関して十分によい性能を示した。モータスロットにおけるワイヤ挿入は、他の公知材料と比較して最小限の抵抗を示した。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。ベース支持層と、該ベース支持層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む、可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。ベースポリマーフィルム層とベースポリマーフィルム層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。ガラスクロスを含むベース支持層とベースガラスクロス層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。不織布材料層を含むベース支持層とベース不織布材料層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。無機紙層を含むベース支持層とベース無機紙層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
スロットを有する電動機コンポーネントを準備することを含む、電動機に絶縁を与える方法がさらに開示される。有機紙層を含むベース支持層とベース有機紙層上の部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層とを含む可撓性で自己支持形の複合フィルムが、スロットに挿入される。
以下の実施例は、複合絶縁フィルムおよび方法をさらに詳細に説明し、および例証するために示される。以下の実施例は、複合絶縁フィルムまたは調製の方法を限定するものと決して解釈されるべきでない。
高分子量ポリ(アミド)イミドの合成
熱電対、水コンデンサ、窒素入口、および空気駆動式ブレード攪拌機を備えた3Lフラスコに、916.7gのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を撹拌下に添加した(窒素流量0.5L/分)。トリメリット酸無水物(107.2g、0.558モル)およびジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(153.5g、0.614モル)を撹拌下に添加した。この反応混合物を93℃に加熱し、その温度で約1時間保持し、次いで、120℃に加熱し、約1時間保持した。次いで、反応混合物を138〜150℃に加熱し、粘度をG−H管でモニターした(粘度測定のためにフラスコから15gの試料を抜き、NMP中20gに希釈した)。粘度がZに達したとき、加熱を止め、300gのNMPを添加した。100℃で冷却後、4.4gのn−ブタノールおよび90.7gのNMPを添加した。反応生成物の分析は、15.9%の固体(200℃で2時間後)および25℃で2751cpsの粘度を示した。
中間分子量ポリ(アミド)イミドの合成
熱電対、水コンデンサ、窒素入口、および空気駆動式ブレード攪拌機を備えた3Lフラスコに、916.7gのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を撹拌下に添加した(窒素流量0.5L/分)。トリメリット酸無水物(107.2g、0.558モル)およびジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(153.5g、0.614モル)を撹拌下に添加した。この反応混合物を93℃に加熱し、1時間保持し、次いで、120℃に加熱し、1時間保持した。次いで、反応混合物を138〜150℃に加熱し、粘度をG−H管でモニターした(粘度測定のためにフラスコから15gの試料を抜き、NMP中20gに希釈した)。粘度がSに達したとき、加熱を止め、300gのNMPを添加した。100℃で冷却後、4.4gのn−ブタノールおよび90.7gのNMPを添加した。反応生成物の分析は、15.4%の固体(200℃で2時間後)および25℃で506cpsの粘度を示した。
低分子量ポリ(アミド)イミドの合成
熱電対、水コンデンサ、窒素入口、および空気駆動式ブレード攪拌機を備えた3Lフラスコに、500.1gのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を撹拌下に添加した(窒素流量0.5L/分)。トリメリット酸無水物(124.2g、0.646モル)およびジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(161.6g、0.646モル)を撹拌下に添加した。この反応混合物を93℃に加熱し、1時間保持し、次いで、120℃に加熱し、1時間保持した。粘度をG−H管でモニターした(粘度測定のためにフラスコから45gの試料を抜き、NMP中66gに希釈した)。粘度がZに達したとき、加熱を止め、125gのNMPを添加した。100℃で冷却後、2.3gのメタノールおよび165gのNMPを添加した。反応生成物の分析は、25.4%の固体(200℃で2時間後)および25℃で2402cpsの粘度を示した。
この樹脂溶液をガラス支持体上にキャストし、150℃で60分間部分硬化させ、続いて260℃で20分間完全硬化させた。硬化された、低分子量、中間分子量、および高分子量のポリ(アミド)イミドフィルムの特性を以下の表1Aおよび表1Bに示す。
硬化フィルム特性
表1Aに報告した引張り強さおよび引張りモジュラスの硬化フィルム特性は、−ASTM D−882−91方法Aに従って得た。
エルメンドルフ引裂き強さは、ASTM D−1922−89に従って得た。
グレーブス引裂き強さは、ASTM−D−1004−90に従って得た。
未硬化フィルム特性
スロットコーティング法を用いて、ポリ(アミド)イミド樹脂溶液をベースPETポリエステルフィルム(100ミクロン)の前面および裏面上にキャストした。次いで、この複合フィルムをオーブン中175℃でおよそ2分間乾燥させて、溶媒をすべて除去し、PETフィルムの前面と裏面の両方の上に12.5ミクロンの部分硬化PAI層を残した。未硬化ポリ(アミド)イミドの層を含めて、ポリエステルフィルムの層を含む複合絶縁フィルムの機械的特性(伸び、引張りモジュラス、引張り強さ)および引裂き強さを、以下の表2Aおよび表2Bに示す。
ポリ(アミド)イミド層をPETベースから除去し、変調示差走査熱量測定により硬化状態について調べた(図3)。非可逆的ヒートフロー事象であるブロードな発熱が50〜200℃で見られる(図4)。これは、硬化事象が恐らくはこれらの条件下で起こっていることを示唆する。第2の加熱は、完全硬化フィルム特性を示す、およそ270℃のガラス転移を示す(図5)。
部分硬化フィルムも、熱機械分析(TMA)により確認される。部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルムのTMAは、115〜127℃の潜在性ガラス転移を示す(図1)。完全硬化フィルム(260℃で30分間)は、この方法によりおよそ250〜270℃でガラス転移を示す(図2)。図6〜図9は、PETベースポリマー上にキャストされた低MwPAIフィルムの同じ熱分析を示す。
表2Aで報告した引裂き強さの特性は、ASTM D624に従って得た。
引張り強さおよび引張りモジュラスの引張り特性は、ASTM D638に従って得た。
部分硬化ポリ(アミド)イミドの層を含めて、PETフィルムの層を含む複合絶縁フィルムの体積抵抗率を、以下の表3に示す。
体積低効率値は、ASTM D257に従って得た。
部分硬化ポリ(アミド)イミドの層を含めて、ポリエステルフィルムの層を含む複合絶縁フィルムの誘電破壊を、以下の表4に示す。
誘電破壊値は、ASTM D−115に従って得た。
未硬化ポリ(アミド)イミドの層を含めて、ポリエステルフィルムの層を含む複合絶縁フィルムを、耐薬品性試験にかけた。耐薬品性試験の結果を、以下の表5に示す。材料を以下の溶媒/溶液のそれぞれに1日間沈めた。次いで、物理的変化について材料を観察した。
ベースガラスクロス層上のポリ(アミド)イミド
スロットコーティング法を用いて、シリコーン離型剤(100ミクロン)とともに、ベースPETポリエステルフィルムの前面上にポリ(アミド)イミド樹脂溶液をキャストした。次いで、複合フィルムをオーブン中175℃でおよそ2分間乾燥させて、溶媒を除去し、PETフィルムの前面の両方の上に25ミクロンの部分硬化PAI層を残した。次いで、Dow Corning 282接着剤をスロットダイコーティング法によりPAIフィルム表面に塗布した。次いで、複合フィルムをオーブン中150℃でおよそ2分間乾燥させて、溶媒をすべて除去し、PAIフィルムの上面に12.5ミクロンの接着剤を残した。次いで、100ミクロンのガラスクロスをPAI/PETベース支持体に圧力によってラミネートした。次いで、PET層を除去し、ガラスクロスにラミネートされたPAIフィルムを残した。電気的特性を試験して、5250ボルトの誘電破壊を得た。機械的強さは、本来のガラスクロスに等しかった。
複合絶縁フィルム、ならびに調製および使用の方法を様々な例示的実施形態に関連して説明してきたが、他の同様の実施形態が用いられもよいか、または本明細書で開示された同じ機能をそれから逸脱することなく果たすために説明された実施形態に対して、変更および付加がなされてもよいことが理解されるべきである。様々な実施形態が所望の特性を得るために組み合わされてもよいので、上で説明された実施形態は、必ずしもその代替にあるとは限らない。したがって、複合絶縁フィルムおよび方法は、いずれか単一の実施形態に限定されるべきでなく、むしろ添付の特許請求の範囲の列挙に従う幅および範囲において解釈されるべきである。

Claims (20)

  1. ガラスクロス、不織布材料、無機紙、または有機紙から選択されるベース支持層;および
    部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層
    を含む、可撓性で自己支持形の複合絶縁フィルム。
  2. 前記部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層が、前記ベース支持層の1つの主表面上にキャストされる、請求項1に記載の複合絶縁フィルム。
  3. 前記部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層が、前記ベース支持層の対向する両方の主表面上にキャストされる、請求項1に記載の複合フィルム。
  4. 前記ベース支持フィルム層が、ガラスクロスを含む、請求項2に記載の複合絶縁フィルム。
  5. 前記複合フィルムの厚さが、約2.5ミルから約16ミルである、請求項1に記載の複合絶縁フィルム。
  6. 前記部分硬化ポリ(アミド)イミド層の厚さが、約0.5〜2ミルである、請求項1に記載の複合絶縁フィルム。
  7. 前記フィルムが、約220℃までの熱指数を示す、請求項1に記載の複合絶縁フィルム。
  8. 可撓性で自己支持形の複合フィルムを調製する方法であって、
    ガラスクロス、不織布材料、無機紙、および有機紙から選択される第1のベース支持層を準備すること;
    ポリ(アミド)イミドフィルム層を、前記ベース支持層の少なくとも1つの対向する主表面上にキャストすること;および
    前記ポリ(アミド)イミドフィルム層を部分硬化させること
    を含む方法。
  9. 部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層を、前記第1のベース支持層の1つの主表面上にキャストすることを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層を、前記第1のベース支持層の両方の主表面上にキャストすることを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記ポリ(アミド)イミドフィルム層を前記ベース支持層上にキャストすることが、約0.5ミルから約2ミルの厚さを有するポリ(アミド)イミド層をキャストすることを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記ポリ(アミド)イミドフィルム層が、前記層を約100℃から約260℃の温度で約20秒間から約60分間加熱することによって部分硬化される、請求項8に記載の方法。
  13. 前記部分硬化ポリ(アミド)イミドフィルム層を前記ベース支持層から剥離すること、および前記フィルム層を第2のベース支持層にラミネートすることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記第2のベース支持層が、ガラスクロス、不織布材料、無機紙、および有機紙からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ラミネートすることが、前記フィルム層を前記第2のベース支持層に接着剤によってラミネートすることを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記接着剤が、感圧接着剤および熱硬化性接着剤から選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2のベース支持フィルム層が、ガラスクロスを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の可撓性で自己支持形の複合フィルムを準備すること;および
    前記複合フィルムを電動機スロットまたは変圧器に挿入すること
    を含む、電動機または変圧器に絶縁を与える方法。
  19. 絶縁されるべきコンポーネント;および
    前記コンポーネントに隣接して位置する請求項1〜17のいずれか一項に記載の可撓性で自己支持形の複合フィルム
    を備える、電動機または変圧器。
  20. スロットを有する電動機コンポーネントを準備すること;および
    請求項1〜17のいずれか一項に記載の可撓性で自己支持形の複合フィルムを前記スロットに挿入すること
    を含む、電動機に絶縁を与える方法。
JP2015542823A 2012-11-15 2013-11-15 複合絶縁フィルム Pending JP2015534919A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/678,470 2012-11-15
US13/678,470 US10253211B2 (en) 2011-05-12 2012-11-15 Composite insulating film
PCT/US2013/070324 WO2014078665A1 (en) 2012-11-15 2013-11-15 Composite insulating film

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015534919A true JP2015534919A (ja) 2015-12-07
JP2015534919A5 JP2015534919A5 (ja) 2020-05-28

Family

ID=50731719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015542823A Pending JP2015534919A (ja) 2012-11-15 2013-11-15 複合絶縁フィルム

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP2919985B1 (ja)
JP (1) JP2015534919A (ja)
CN (2) CN110014715A (ja)
BR (1) BR112015011001B1 (ja)
ES (1) ES2957174T3 (ja)
HU (1) HUE063239T2 (ja)
MX (1) MX2015005990A (ja)
PL (1) PL2919985T3 (ja)
TW (1) TWI613680B (ja)
WO (1) WO2014078665A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108842520A (zh) * 2018-06-05 2018-11-20 瑞安复合材料(深圳)有限公司 一种耐高温高导热槽绝缘复合材料及其制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58148762A (ja) * 1982-03-02 1983-09-03 オイレス工業株式会社 ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法
JPS58197604A (ja) * 1982-05-12 1983-11-17 日立化成工業株式会社 複合シ−ト
US4521956A (en) * 1983-07-11 1985-06-11 General Electric Company Method for making a transformer having improved space factor
JPH07264787A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Hitachi Ltd 複合薄膜絶縁体、及びその製造方法、並びにその複合薄膜絶縁体を用いた回転電機
JP2002272043A (ja) * 2001-03-05 2002-09-20 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置
JP2007130898A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Toyobo Co Ltd 耐熱絶縁紙及びその製造方法
WO2009145179A1 (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 三井金属鉱業株式会社 多層フレキシブルプリント配線板の接着層形成用の樹脂組成物
US20100282488A1 (en) * 2007-12-28 2010-11-11 Haibin Zheng Polyimides and fluoropolymer bonding layer with improved internal adhesive strength
WO2011040399A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 日立化成工業株式会社 樹脂組成物並びにこれを用いたプリプレグ、樹脂付き金属箔、接着フィルム及び金属箔張り積層板

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3453292A (en) * 1964-07-07 1969-07-01 Sumitomo Electric Industries Method of manufacturing tetracarboxylic acid dianhydride
FR2163383B1 (ja) * 1971-12-17 1974-06-07 Rhone Poulenc Sa
US4377652A (en) * 1978-02-17 1983-03-22 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Polyamide-imide compositions and articles for electrical use prepared therefrom
US4503124A (en) * 1982-05-05 1985-03-05 General Electric Company Corona-resistant wire enamel compositions and conductors insulated therewith
JPS6266933A (ja) * 1985-09-19 1987-03-26 三菱化学株式会社 積層ポリイミドフイルム
JP2581949B2 (ja) * 1988-03-10 1997-02-19 タキロン株式会社 耐熱性フィルム並びにその製造方法
US5460890A (en) * 1991-10-30 1995-10-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Biaxially stretched isotropic polyimide film having specific properties
CN1286222C (zh) * 2002-07-19 2006-11-22 唐民乐 一种绝缘环
KR101185644B1 (ko) * 2004-01-16 2012-09-24 제이에스알 가부시끼가이샤 절연막 형성용 조성물 및 그의 제조 방법, 및 실리카절연막 및 그의 형성 방법
JP5096314B2 (ja) * 2005-04-20 2012-12-12 ロフォ ハイ テック フィルム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 透明なポリアミドフィルム
JP4822854B2 (ja) * 2006-01-18 2011-11-24 株式会社有沢製作所 フレキシブルプリント配線板用ポリアミドイミド樹脂、並びに該樹脂を用いた金属張り積層板、カバーレイ、フレキシブルプリント配線板、及び樹脂組成物
WO2007108472A1 (ja) * 2006-03-22 2007-09-27 Hitachi Chemical Company, Ltd. ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂の製造方法及び硬化性樹脂組成物
CN101097802A (zh) * 2006-06-30 2008-01-02 上海置信电气股份有限公司 一种非晶合金变压器的铁心结构
CN101221833B (zh) * 2007-12-20 2011-07-27 株洲南车时代电气股份有限公司 一种复合绝缘材料及其加工方法
US8884163B2 (en) * 2008-05-14 2014-11-11 Nexans Skin cured PTFE wire and cable
CN101640443A (zh) * 2009-07-31 2010-02-03 四川东风电机厂有限公司 一种风力发电机使用的绝缘技术
US20120103661A1 (en) * 2009-08-20 2012-05-03 Haruhiko Narusawa Electrical insulating sheet and method for manufacturing the same
JP5303537B2 (ja) * 2010-11-12 2013-10-02 日東電工株式会社 ポリアミドイミド樹脂組成物および該ポリアミドイミド樹脂組成物を用いた絶縁シート
US20120211258A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-23 Hitachi Cable, Ltd. Polyamide-imide resin insulating coating material and insulated wire using the same

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58148762A (ja) * 1982-03-02 1983-09-03 オイレス工業株式会社 ポリアミドイミド樹脂積層板ならびにその製造方法
JPS58197604A (ja) * 1982-05-12 1983-11-17 日立化成工業株式会社 複合シ−ト
US4521956A (en) * 1983-07-11 1985-06-11 General Electric Company Method for making a transformer having improved space factor
JPH07264787A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Hitachi Ltd 複合薄膜絶縁体、及びその製造方法、並びにその複合薄膜絶縁体を用いた回転電機
JP2002272043A (ja) * 2001-03-05 2002-09-20 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機、及びこの回転式圧縮機を備えた空気調和装置
JP2007130898A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Toyobo Co Ltd 耐熱絶縁紙及びその製造方法
US20100282488A1 (en) * 2007-12-28 2010-11-11 Haibin Zheng Polyimides and fluoropolymer bonding layer with improved internal adhesive strength
WO2009145179A1 (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 三井金属鉱業株式会社 多層フレキシブルプリント配線板の接着層形成用の樹脂組成物
WO2011040399A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 日立化成工業株式会社 樹脂組成物並びにこれを用いたプリプレグ、樹脂付き金属箔、接着フィルム及び金属箔張り積層板

Also Published As

Publication number Publication date
EP2919985A1 (en) 2015-09-23
TW201432727A (zh) 2014-08-16
TWI613680B (zh) 2018-02-01
ES2957174T3 (es) 2024-01-12
EP2919985B1 (en) 2023-07-05
CN105050811A (zh) 2015-11-11
CN110014715A (zh) 2019-07-16
MX2015005990A (es) 2015-12-01
BR112015011001A2 (pt) 2017-07-11
PL2919985T3 (pl) 2024-01-15
EP2919985A4 (en) 2015-12-16
BR112015011001B1 (pt) 2022-06-28
BR112015011001A8 (pt) 2018-09-11
HUE063239T2 (hu) 2024-01-28
WO2014078665A1 (en) 2014-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282224B2 (ja) 複合絶縁フィルム
US20090277666A1 (en) Heat-resistant resin varnish, heat-resistant resin films, heat-resistant resin composites, and insulated wire
JP5092452B2 (ja) 改質ポリアミドイミド樹脂、これを用いた接着剤およびプリント回路基板
US10253211B2 (en) Composite insulating film
JP5829696B2 (ja) 絶縁電線
JP2008016266A (ja) 絶縁電線
JP5099577B2 (ja) 耐熱性樹脂ワニス、耐熱樹脂フィルム、及び耐熱樹脂複合体
JP2013033669A (ja) 多層絶縁電線及びそれを用いた電機コイル、モータ
JP2012233123A (ja) ポリイミド樹脂ワニス及びそれを用いた絶縁電線、電機コイル、モータ
JP2015534919A (ja) 複合絶縁フィルム
JP2012234625A (ja) 絶縁電線及びそれを用いた、電機コイル、モータ
JP4997690B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂付き基材及び導体層張り積層板
JP5407059B2 (ja) 絶縁電線
JP5829697B2 (ja) 絶縁電線
JP2012243614A (ja) 絶縁電線及びそれを用いた電機コイル、モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190305

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190604

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190604

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190611

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20190618

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190705

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20190709

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20191029

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200114

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20200413

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200414

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200825

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201222

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210105

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210209

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210209