JPS5814562Y2 - バリスタ - Google Patents
バリスタInfo
- Publication number
- JPS5814562Y2 JPS5814562Y2 JP9213979U JP9213979U JPS5814562Y2 JP S5814562 Y2 JPS5814562 Y2 JP S5814562Y2 JP 9213979 U JP9213979 U JP 9213979U JP 9213979 U JP9213979 U JP 9213979U JP S5814562 Y2 JPS5814562 Y2 JP S5814562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- varistor
- outer periphery
- electrodes
- lead wires
- insulating sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は沿面放電防止を目的としてリード線引出部構造
を改良した板状のバリスタに関する。
を改良した板状のバリスタに関する。
一般に小形で板状のバリスタとしてはセラミック粉末を
板状に成形焼結してなるバリスタ素子の表裏両面に外周
辺を残して一対の電極を形成し、該電極にリード線を取
着し、しかるのち外装を施してなるものである。
板状に成形焼結してなるバリスタ素子の表裏両面に外周
辺を残して一対の電極を形成し、該電極にリード線を取
着し、しかるのち外装を施してなるものである。
しかしてこれらバリスタにおける電極の厚さはごく薄い
ためリード線が外周辺に接触することを避は得ない実状
にあり、そのため外周辺を通し沿面放電現象が発生し絶
縁破壊をひき起こす欠点をもっている。
ためリード線が外周辺に接触することを避は得ない実状
にあり、そのため外周辺を通し沿面放電現象が発生し絶
縁破壊をひき起こす欠点をもっている。
従来これらの欠点を除去する対策として外周辺にガラス
などの絶縁材料を塗布する手段がとられているが、特に
バリスタ素子の形状が小形の場合には絶縁材料を塗布す
る作業がきわめて困難であり有効な対策とはいえなかっ
た。
などの絶縁材料を塗布する手段がとられているが、特に
バリスタ素子の形状が小形の場合には絶縁材料を塗布す
る作業がきわめて困難であり有効な対策とはいえなかっ
た。
そのため実開昭54−41545号公報に開示されてい
る、すなわち第1図A、Bに示すように表裏両面に外周
辺1a、lbを残して電極2a、2bを形成したバリス
タ素子3の前記電極2a、2bにリード線4を取着する
場合、該リード線4の前記外周辺1a、lbに接触する
部分に絶縁物5を被覆してなるものも提案されているが
、リード線4の外周辺1a、lbとに接触する部分にの
み絶縁物5を被覆する作業は困難であり、電極2a、2
bと接続すべき部分に絶縁物が被覆されていた場合その
分だけ電極との接触面積が少なくなり、結局バリスタの
電気的特性を劣化してしまう危険性をもっていた。
る、すなわち第1図A、Bに示すように表裏両面に外周
辺1a、lbを残して電極2a、2bを形成したバリス
タ素子3の前記電極2a、2bにリード線4を取着する
場合、該リード線4の前記外周辺1a、lbに接触する
部分に絶縁物5を被覆してなるものも提案されているが
、リード線4の外周辺1a、lbとに接触する部分にの
み絶縁物5を被覆する作業は困難であり、電極2a、2
bと接続すべき部分に絶縁物が被覆されていた場合その
分だけ電極との接触面積が少なくなり、結局バリスタの
電気的特性を劣化してしまう危険性をもっていた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、少なくとも
リード線とバリスタ素子外周辺部との接触間に絶縁シー
トを配設することによって沿面放電を防止した特性良好
な特に高圧用に顕著な効果を奏するバリスタを提供する
ことを目的とするものである。
リード線とバリスタ素子外周辺部との接触間に絶縁シー
トを配設することによって沿面放電を防止した特性良好
な特に高圧用に顕著な効果を奏するバリスタを提供する
ことを目的とするものである。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
すなわち第2図A、Hに示すようにセラミック粉末をた
とえば円板状に成型焼結してなるバリスタ素子11の表
裏両面に外周辺12a、12bを残して銀ペーストなど
を塗布して電極13 a 、13 bを形成する。
とえば円板状に成型焼結してなるバリスタ素子11の表
裏両面に外周辺12a、12bを残して銀ペーストなど
を塗布して電極13 a 、13 bを形成する。
つぎに第3図に示すようにスプリングアクション加工し
たU字形のリード線14で挾みハンダデツプ加工しリー
ド線14とバリスタ素子11とを接続する。
たU字形のリード線14で挾みハンダデツプ加工しリー
ド線14とバリスタ素子11とを接続する。
しかしてリード線14と外周辺12 a 、12 bと
の接触間それぞれにたとえばシリコン、エポキシ、フェ
ノール、ガラス、アスベスト、セラミックなどを薄いシ
ート状に加工した絶縁シート15を挾む。
の接触間それぞれにたとえばシリコン、エポキシ、フェ
ノール、ガラス、アスベスト、セラミックなどを薄いシ
ート状に加工した絶縁シート15を挾む。
この場合該絶縁シート15の先端は前記バリスタ素子1
1の外周縁16と同一または該外周縁16より若干突出
するように配設する。
1の外周縁16と同一または該外周縁16より若干突出
するように配設する。
しかるのち合成樹脂などを被覆して外装(図示せず)を
施して最後にリード線14のU字形先端を切断してなる
ものである。
施して最後にリード線14のU字形先端を切断してなる
ものである。
以上のように構成してなるバリスタによればリード線1
4が接触する外周辺12a、12b部に絶縁シート15
が配設しており該絶縁シート15は合成樹脂によってそ
の部分に固定されるためリード線14と外周辺12 a
、12 bが直接に接触することはない。
4が接触する外周辺12a、12b部に絶縁シート15
が配設しており該絶縁シート15は合成樹脂によってそ
の部分に固定されるためリード線14と外周辺12 a
、12 bが直接に接触することはない。
したがって当初設定した各電極13 a 、13 b間
の沿面距離を有効にそのまま生かすことが可能であり沿
面放電の発生はなく絶縁破壊の危険性を回避できる。
の沿面距離を有効にそのまま生かすことが可能であり沿
面放電の発生はなく絶縁破壊の危険性を回避できる。
また絶縁シート15の配設はリード線14が接触する外
周辺12 a 、12 b部とリード線14間に挾み込
むだけの簡単な作業であるためリード線14と電極13
a、13bそれぞれを接続した後でも、あるいは接続す
る前でも電極13 a 、13 bとリード線14の接
触面積を確実に設定どおり確保でき、従来例で指摘した
ような接触面積の減少によるバリスタ特性劣化の原因を
除去することができるなどの利点をもっている。
周辺12 a 、12 b部とリード線14間に挾み込
むだけの簡単な作業であるためリード線14と電極13
a、13bそれぞれを接続した後でも、あるいは接続す
る前でも電極13 a 、13 bとリード線14の接
触面積を確実に設定どおり確保でき、従来例で指摘した
ような接触面積の減少によるバリスタ特性劣化の原因を
除去することができるなどの利点をもっている。
なお絶縁シート15配設の箇所を上記実施例ではリード
線14と接触する外周辺12a、12bの一部分のみに
それぞれ挾み込むようにした構造に限定して説明したが
第4図A。
線14と接触する外周辺12a、12bの一部分のみに
それぞれ挾み込むようにした構造に限定して説明したが
第4図A。
Bに示すようにリード線16が接触する表裏両側の外周
辺17 a 、17 b部を一枚の絶縁シート18にて
包み込むようにした構造でも同様の効果を得ることがで
きる。
辺17 a 、17 b部を一枚の絶縁シート18にて
包み込むようにした構造でも同様の効果を得ることがで
きる。
以上述べたように表裏両面に外周辺を残して電極を形成
してなる板状のバリスタ素子の前記電極にリード線を接
続してなるバリスタにおいて少なくともリード線と外周
辺部との間に絶縁シートを配設することによって沿面放
電による絶縁破壊不良のない信頼性の高いバリスタを提
供することができる。
してなる板状のバリスタ素子の前記電極にリード線を接
続してなるバリスタにおいて少なくともリード線と外周
辺部との間に絶縁シートを配設することによって沿面放
電による絶縁破壊不良のない信頼性の高いバリスタを提
供することができる。
第1図A、Bは従来例に係るバリスタを示すものでAは
その正断面図、Bはその側断面図、第2図A、B〜第3
図は本考案の一実施例に係るもので第2図Aはバリスタ
を示す正断面図、第2図Bはバリスタを示す正断面図、
第2図Bはバリスタを示す側断面図、第3図は第2図A
、Bに示すバリスタを構成するリード線を示す正面図、
第4図A、Bは本考案の他の実施例に係るバリスタを示
すものでAはその正断面図、Bはその側断面図である。 11・・・・・・バリスタ素子、12 a 、12 b
、17 a 、17 b・・・・・・外周辺、13
a 、13 b・・・・・・電極、14.16・・・・
・・IJ−ド線、15・・・・・・絶縁シート。
その正断面図、Bはその側断面図、第2図A、B〜第3
図は本考案の一実施例に係るもので第2図Aはバリスタ
を示す正断面図、第2図Bはバリスタを示す正断面図、
第2図Bはバリスタを示す側断面図、第3図は第2図A
、Bに示すバリスタを構成するリード線を示す正面図、
第4図A、Bは本考案の他の実施例に係るバリスタを示
すものでAはその正断面図、Bはその側断面図である。 11・・・・・・バリスタ素子、12 a 、12 b
、17 a 、17 b・・・・・・外周辺、13
a 、13 b・・・・・・電極、14.16・・・・
・・IJ−ド線、15・・・・・・絶縁シート。
Claims (1)
- セラミック粉末を板状に成形焼結してなるバリスタ素子
と、該バリスタ素子の表裏両面に外周辺を残して形成し
た一対の電極と、該電極にそれぞれ取着した一対のリー
ド線と、該リード線と前記外周辺の接触部間に挾み込ん
だ絶縁シートとを具備したことを特徴とするバリスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9213979U JPS5814562Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | バリスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9213979U JPS5814562Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | バリスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS569702U JPS569702U (ja) | 1981-01-27 |
JPS5814562Y2 true JPS5814562Y2 (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=29325154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9213979U Expired JPS5814562Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | バリスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814562Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0634371B2 (ja) * | 1984-01-19 | 1994-05-02 | 松下電器産業株式会社 | チツプ型サ−ジ吸収器 |
JPH039311Y2 (ja) * | 1984-09-20 | 1991-03-08 |
-
1979
- 1979-07-03 JP JP9213979U patent/JPS5814562Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS569702U (ja) | 1981-01-27 |
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