JPH0314027Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314027Y2 JPH0314027Y2 JP6710284U JP6710284U JPH0314027Y2 JP H0314027 Y2 JPH0314027 Y2 JP H0314027Y2 JP 6710284 U JP6710284 U JP 6710284U JP 6710284 U JP6710284 U JP 6710284U JP H0314027 Y2 JPH0314027 Y2 JP H0314027Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- insulator
- electrical equipment
- electrode
- shield
- Prior art date
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- Expired
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 8
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
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Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、油入電気機器のシールド装置に関
するものであり、さらに詳しくいうと、たとえ
ば、変圧器の高電界内に位置するブツシング用油
中シールド等の油入電気機器のシールド装置に関
するものである。
するものであり、さらに詳しくいうと、たとえ
ば、変圧器の高電界内に位置するブツシング用油
中シールド等の油入電気機器のシールド装置に関
するものである。
従来、たとえば変圧器の高電界内に位置するブ
ツシング用油中シールドは、第１図に示すよう
に、両辺が互いに対向して湾曲したシールド電極
１に絶縁物２を被覆して形成されていた。すなわ
ちシールド電極１に、水分を含みやわらかい状態
にある紙素材（以下湿紙と云う）を密着させて押
圧成形し、その後乾燥処理を行つて絶縁物２を形
成していた。
ツシング用油中シールドは、第１図に示すよう
に、両辺が互いに対向して湾曲したシールド電極
１に絶縁物２を被覆して形成されていた。すなわ
ちシールド電極１に、水分を含みやわらかい状態
にある紙素材（以下湿紙と云う）を密着させて押
圧成形し、その後乾燥処理を行つて絶縁物２を形
成していた。
しかし、以上の構成になる従来のものは、湿紙
をシールド電極１に密着させて押圧成形した後の
乾燥処理で絶縁物２は厚さ方向に収縮すると共に
径方向にも収縮し、第２図に示すようにシールド
電極１の内周側に絶縁物２との間にすきま、すな
わち油隙３ができる。そうして、シールド電極１
表面にこのような油隙３を生じると、この油隙３
の部分で部分放電を生じるおそれがあるという欠
点があつた。
をシールド電極１に密着させて押圧成形した後の
乾燥処理で絶縁物２は厚さ方向に収縮すると共に
径方向にも収縮し、第２図に示すようにシールド
電極１の内周側に絶縁物２との間にすきま、すな
わち油隙３ができる。そうして、シールド電極１
表面にこのような油隙３を生じると、この油隙３
の部分で部分放電を生じるおそれがあるという欠
点があつた。
この考案は、以上の点に鑑みてなされたもの
で、絶縁物とシールド電極間に絶縁物に密着した
絶縁物と共に収縮する可動電極を設けたことによ
り、絶縁改善を行つた油入電気機器のシールド装
置を提供する。
で、絶縁物とシールド電極間に絶縁物に密着した
絶縁物と共に収縮する可動電極を設けたことによ
り、絶縁改善を行つた油入電気機器のシールド装
置を提供する。
以下、この考案の一実施例をブツシング用油中
シールドについて説明する。第３図、第４図にお
いてシールド電極１の表面の一部もしくは全面に
シールド電極１の湾曲部に沿う可動電極４を、シ
ールド電極１と電気的に接続されるように配設
し、ついで、その表面に湿紙を押圧、密着して成
形したのち乾燥処理して絶縁物２を形成する。
シールドについて説明する。第３図、第４図にお
いてシールド電極１の表面の一部もしくは全面に
シールド電極１の湾曲部に沿う可動電極４を、シ
ールド電極１と電気的に接続されるように配設
し、ついで、その表面に湿紙を押圧、密着して成
形したのち乾燥処理して絶縁物２を形成する。
可動電極４としては、絶縁物２に密着して絶縁
物２と共に収縮する材料を選ぶのであるが、かか
る材料としては、金網もしくは無数の穴のあいた
穴あき金属箔のように湿紙とからみ合うものが好
適である。あるいはアルミパツククレープ紙と称
するアルミ箔に紙を貼着したものも考えられる。
アルミバツククレープ紙を使用した場合は、アル
ミ面をシールド電極１にして可動電極４とする
と、アルミパツククレープ紙の紙の面が湿紙とか
らみ合い、好ましい作用を得ることができる。ま
た接着剤を用いてアルミパツククレープ紙の紙の
面と湿紙を接着すると、絶縁物２との密着がよ
く、絶縁物２と共にする収縮性がさらによい可動
電極４が得られる。
物２と共に収縮する材料を選ぶのであるが、かか
る材料としては、金網もしくは無数の穴のあいた
穴あき金属箔のように湿紙とからみ合うものが好
適である。あるいはアルミパツククレープ紙と称
するアルミ箔に紙を貼着したものも考えられる。
アルミバツククレープ紙を使用した場合は、アル
ミ面をシールド電極１にして可動電極４とする
と、アルミパツククレープ紙の紙の面が湿紙とか
らみ合い、好ましい作用を得ることができる。ま
た接着剤を用いてアルミパツククレープ紙の紙の
面と湿紙を接着すると、絶縁物２との密着がよ
く、絶縁物２と共にする収縮性がさらによい可動
電極４が得られる。
以上の構成により、乾燥時、可動電極４は絶縁
物２に密着して絶縁物２と共に収縮するため、可
動電極４の高電界部に油隙ができにくくなり、油
隙による部分放電を防止して絶縁改善されたブツ
シング用油中シールドが得られる。また、第４図
に示すように、シールド電極１と可動電極４との
間に油隙３が生じたとしても、この油隙３は同電
位の導体で囲まれており、電界がないので放電の
おそれがない。
物２に密着して絶縁物２と共に収縮するため、可
動電極４の高電界部に油隙ができにくくなり、油
隙による部分放電を防止して絶縁改善されたブツ
シング用油中シールドが得られる。また、第４図
に示すように、シールド電極１と可動電極４との
間に油隙３が生じたとしても、この油隙３は同電
位の導体で囲まれており、電界がないので放電の
おそれがない。
第５図は他の実施例であり、シールド電極１の
変形に伴う構成を示す。また、上記以外の形状の
ものも種々考えられる。
変形に伴う構成を示す。また、上記以外の形状の
ものも種々考えられる。
以上のように、この考案は、湿紙の成形でなる
絶縁物とシールド電極との間に、シールド電極に
電気的に接続され絶縁物に密着して絶縁物と共に
収縮する可動電極を設けた簡単な構成により、シ
ールド装置の絶縁性能を著しく向上しうる効果が
ある。
絶縁物とシールド電極との間に、シールド電極に
電気的に接続され絶縁物に密着して絶縁物と共に
収縮する可動電極を設けた簡単な構成により、シ
ールド装置の絶縁性能を著しく向上しうる効果が
ある。
第１図は従来のものの一部断面正面図、第２図
は第１図の一部拡大断面図、第３図はこの考案の
一実施例の一部断面正面図、第４図は第３図の一
部拡大断面図、第５図はこの考案の他の実施例の
一部の一部断面正面図である。 １……シールド電極、２……絶縁物、３……油
隙、４……可動電極。なお、各図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。
は第１図の一部拡大断面図、第３図はこの考案の
一実施例の一部断面正面図、第４図は第３図の一
部拡大断面図、第５図はこの考案の他の実施例の
一部の一部断面正面図である。 １……シールド電極、２……絶縁物、３……油
隙、４……可動電極。なお、各図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両辺を対向して湾曲したシールド電極と、こ
のシールド電極の表面に湿紙を押圧成形したの
ち乾燥してなる絶縁物とでなる油入電気機器の
シールド装置において、前記シールド電極の少
なくとも湾曲部に沿つて前記絶縁物との間に前
記シールド電極と電気的に接続して配設され前
記絶縁物に密着して前記絶縁物と共に収縮する
可動電極を備えてなることを特徴とする油入電
気機器のシールド装置。 (2) 金網でなる可動電極を備えた実用新案登録請
求の範囲第１項記載の油入電気機器のシールド
装置。 (3) 穴あき金属箔でなる可動電極を備えた実用新
案登録請求の範囲第１項記載の油入電気機器の
シールド装置。 (4) アルミ箔に紙を貼着してなるアルミパツクク
レープ紙でなる可動電極を備えた実用新案登録
請求の範囲第１項記載の油入電気機器のシール
ド装置。 (5) シールド電極の一部に可動電極を配設した実
用新案登録請求の範囲第１項記載の油入電気機
器のシールド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6710284U JPS60179028U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | 油入電気機器のシ−ルド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6710284U JPS60179028U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | 油入電気機器のシ−ルド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60179028U JPS60179028U (ja) | 1985-11-28 |
| JPH0314027Y2 true JPH0314027Y2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=30600610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6710284U Granted JPS60179028U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | 油入電気機器のシ−ルド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60179028U (ja) |
-
1984
- 1984-05-10 JP JP6710284U patent/JPS60179028U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60179028U (ja) | 1985-11-28 |
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