JPS58144309A - 果実の品質向上剤 - Google Patents

果実の品質向上剤

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JPS58144309A
JPS58144309A JP2827582A JP2827582A JPS58144309A JP S58144309 A JPS58144309 A JP S58144309A JP 2827582 A JP2827582 A JP 2827582A JP 2827582 A JP2827582 A JP 2827582A JP S58144309 A JPS58144309 A JP S58144309A
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JP
Japan
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fruit
quality
hydrolyzate
fruits
phosphate
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Yoshito Kitamura
北村 義人
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SHINKIYOU SANGYO KK
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SHINKIYOU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は果実の品質向上剤に関する。
果実、例えば、ミカンは過剰生産時代をむかえ、その栽
培体系は大量生産指向型から品質向上指向型、すなわち
、高品質生産型に変イヒしつつある。
しかしながら、ミカンは水年栽培作物(果樹作物)であ
るため、例えば、品種を変えるなど単年度で伴僧体系を
この変化に対応させることが困難である。そこで、この
変化に対応するため、単年度でミカンの品質を変化、向
上させる技術が要望されている。
かかる品質向上技術として、従来から種々の薬剤、肥料
などの使用が試みられ、その一部は実用化されており、
代表的な例としてはエチクロゼートの使用による品質向
上技術が挙げられる。しかしながら、エチクロゼートは
植物ホルモン剤であり、その連用が樹勢を弱めることが
あるなどの問題を有し、これと同等か、それ以上の品質
向り効果を有する植物ホルモン剤以外の品質向上剤の出
現が望まれている。
このような事情に鑑み、本発明者は植物ホルモン剤以外
のすぐれた品質向上剤を見出すべく鋭意研究を重ねた結
果、先に、褐藻の加水分解物が連用によっても樹勢を弱
めるなどの問題なしに、ミカンをはじめ各種の果樹、果
菜類の果実の肥大、着色を促進し、すぐれた品質向上効
果を発揮することを知り、すでに特許出願した(特願昭
55−133462号)。その後、さらに研究を続けた
ところ、意外にも、褐藻の加水分解物とリン酸塩を併用
すると、一層すぐれた品質向上技術を発揮することが判
明し、本発明を完成するにいたった。
すなわち、本発明は、有効成分として、褐藻の加水分解
物およびリン酸塩を配合してなる果実の品質同上剤を提
供するもので、本発明においては、品質向上効果等の観
点から、褐藻加水分解物1軍歌部に対して0.1〜3重
量部のリン酸塩を配合する。本発明によれば、該品質向
上剤を果樹、果菜類に散布することにより、その果実の
肥大と着色ならびに糖度を著しく促進でき、来車の重い
、品質の良好な甘い果実を安定して高収駈で得ることが
できる。
かくして、本発明の果実の品質向上剤は、基本的に、褐
藻加水分解物およびリン酸塩を前記の割合で水に溶解ま
たは分散させて得られる液剤形を呈する。
用いる原料褐藻としては、ヒバマタ目およびコンブ目に
属するもの、例えば、アスコフイラム・ノドサム(As
cophyllum nodosum )、フクス・セ
ラタス(Fucus 5erratus )−7クス・
ヘシク0ス(Fucus vesiculosus )
  などのノルウェー産ヒバマタ科、その他のヒバマタ
科、アスコセイラ科、ズルビレア科、ノテイア科、ヒマ
ンタリア科、ヤバネモク科、ホンダワラ科、ヒジキ科、
コンブ科、ワカメ科、アラメ科などのものが挙げられ、
これらは1種または2種以上を混合してもよく、ことに
、効果上の観点からノルウェー産ヒバマタ科のものが好
ましい。
これらの褐藻の加水分解物は、常法に従って、原料褐藻
をアルカリ加圧加水分解することによって得られる。例
えば、水洗、乾燥、粉砕した原木1褐藻lOにgに対し
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのごときアルカリの1〜3%(重量%、
以下同じ)水溶液150〜3504を加え、圧力2〜5
 Kg / cA、温度100〜200°Cで4〜8時
間加水分解を行なう。加水分解の度合は圧力、温度およ
び時間により調節でき、通常、2%のアルカリ水溶液を
用いる場合、3.5にg / dの圧力下、135″C
で6時間程度の加水分解で充分である。アルカリ加水分
解後、遠心分離し、ついでドラムフィルターでif” 
ノtLするような常法に従って加水分解液を分収し、r
’lr望により、リン酸、硫酸、塩酸などの酸で、■約
7〜5の中性〜弱酸性に調整する。
得られた加水分解液を固形分70〜95%に濃縮して本
発明で用いる褐藻の加水分解物とする。
用いるリン酸塩としては、市販品として入手しつるもの
でよく1例えば、リン酸水累二カリウム、リン酸二水素
カリウムなどが挙げられ、これらは単独でも、併用して
もよい。
本発明の果実の品質向上剤は、常法に従って褐藻の加水
分解物とリン酸水素二カリウムを水に溶解または分散さ
せて製造でき、所望(こより、褐藻以外の海藻類の加水
分解物や他の肥料成分、また、界面活性剤などの助剤を
添加してもよい。
通常、製造上、使用上の観点から、褐藻加水分解物10
〜40%およびリン酸塩、例えば、リン酸水素二カリウ
ム4〜30%を配合した原液状の液剤として製造し、使
用に際して水で200〜1000倍に稀釈するものが好
ましいが、本発明においては、該原液状のものをさらに
常法に従って乾燥して得られる粉末状等の固形の剤形の
、使用番こ際して適宜水に溶解または分散させる果実の
品質向上剤も包含する。
本発明の果実の品質向上剤はミカンやその他の柑橘類、
ブドウなどの果樹類、イチゴ、トマトなどの果菜類の果
実の品質向上に使用でき、ミカンの場合、満開後(80
%開花時)60日日月ら150日目0間に1重数回葉面
散布を行なう。実際の散布条件は、樹勢、天候などを考
1.&シて適宜決定することができる。
また、本発明の果実の品質向上剤は他の値物生長調節剤
や殺菌剤、殺虫剤などと混用することもできる。
つぎに、参考例および実施例を挙げて本発明をさらに詳
しく説明する。
参考例 ! 水洗、乾燥、粉砕したアスコフイラム・/ドサム10K
gに炭酸ナトリウムの2%水溶液250Cを加え、圧力
3.5Kg/cれ温度135℃で6時間加水分解した。
加水分解後、遠心分離し、ドラノ・フィルターで濾過し
て加水分解液2251固形分4.4%)を得た。これを
a縮し、固形分95%の加水分解物を得た。
実施例 参考例 で得られた加水分解物320 Kgおよびリン
酸水累二カリウム104にgを水576βに溶解して液
剤形の水溶性リン酸4%、水溶性カリ6%を含有する果
実の品質向上剤を得た。この品質向り剤は、使用時、水
で200〜1000倍、好ましくは、300〜500倍
に稀釈する。
実施例で得られた品質向上剤を用いてその品質向上効果
をつぎのとおりテストした。
成育良好で斉一な20年生早生温州ミカン成木3本を選
び1試験区とした。
満開60日l175日目釘よび90日l1こ各倍率に稀
釈した本発明の果実の品質向上剤を、各試験区ごとに均
一に散市し、収穫期に各試験区の果実の収量、来車、岩
田、果汁の成分を測定した。
物 対す6として、無施用区、褐藻加水”分間市区(参考例
の加水分解物を乾燥して得られる粉末を所定倍率に水で
稀釈して散布)およびリン酸水素二カリウム散布区(試
薬1級品を所定倍率に水で稀釈して散′f5)について
も同様にテストした。
結果をつぎの第1表〜第5表に示す。なお、結果はいず
れも、各区3本の樹木についてのモ均て示しである。
第1表 果実の収穫期別の採収量とその比率 注:0内の数値は合計採収用を100とした出合の比率
(%)を示す。
第2表 果実の発育および果汁中の糖度、酸 第3表 果皮のM色分布(各試験区ごとの全収穫果数に基く%)
(採収日目10月23日) 第4表 果実の品質分析(各樹10果当りのモ均)第1表に示す
ごとく5本発明の果実品質向上剤散布区では、いずれの
対照試験区と比較して10月20日収穫期で約20%の
収穫果の増加があり、果実の肥大、着色促進効果が明ら
かに認められる。
また、第3表から明らかなごとく、本発明品300倍散
布区において、無施用対照区にくらべて、yノl。
%の着色促進効果が認められ、第5表に示すごとく、満
開後130日目散布においても着色促進効果が認められ
る(果皮色調3値(赤色)の増加)。
また、第2表および第4表に示すごとく、本発明の果実
品質向上剤散布区では、対照区にくらべて果汁糖度が増
加し、食味が向上していることが明らかである。しかも
、褐藻加水分解物あるいはリン酸水素二カリウム単用区
よりも果汁糖度が増加しているところから、本発明の果
実品質向上剤においては、褐藻加水分解物とリン酸水素
二カリウムを併用することにより1両者の効果が相剰す
るものと考えられる。
これらのことから、本発明の果実品質向) 61+は温
州ミカンの果実の肥大、着色促進、糖の増77ILさら
には糖酸比の増加に対して著しい効果を発揮し、その総
合的品質を著しく向上させることが明らかである。
特許出願人神協産業株式会社 代理人弁理士青山 葆ほか2名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効成分として、褐藻の加水分解物および該加水
    分解物1重量部に対して0.1〜3重量部のリン酸塩を
    配合したことを特徴とする果実の品質向上剤。
JP2827582A 1982-02-23 1982-02-23 果実の品質向上剤 Granted JPS58144309A (ja)

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JP2827582A JPS58144309A (ja) 1982-02-23 1982-02-23 果実の品質向上剤

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JP2827582A JPS58144309A (ja) 1982-02-23 1982-02-23 果実の品質向上剤

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JPH0125721B2 JPH0125721B2 (ja) 1989-05-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508529A (ja) * 1992-07-07 1995-09-21 ラボラトワール・ゲマール・ソシエテ・アノニム 種子発芽および植物成長促進剤としてのラミナリン
JP2003238324A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Royal Industries Kk リンゴ葉摘み省力化方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508529A (ja) * 1992-07-07 1995-09-21 ラボラトワール・ゲマール・ソシエテ・アノニム 種子発芽および植物成長促進剤としてのラミナリン
US5750472A (en) * 1992-07-07 1998-05-12 Laboratoires Goemar S.A. Laminarin as a seed germination and plant growth accelerator
JP2003238324A (ja) * 2002-02-18 2003-08-27 Royal Industries Kk リンゴ葉摘み省力化方法

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