JPS5813821B2 - 冷媒蒸発器における液体噴射弁装置 - Google Patents

冷媒蒸発器における液体噴射弁装置

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JPS5813821B2
JPS5813821B2 JP53135682A JP13568278A JPS5813821B2 JP S5813821 B2 JPS5813821 B2 JP S5813821B2 JP 53135682 A JP53135682 A JP 53135682A JP 13568278 A JP13568278 A JP 13568278A JP S5813821 B2 JPS5813821 B2 JP S5813821B2
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pressure vessel
pressure
evaporator
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、圧力容器を閉鎖し、変位可能である第1の
圧力面に作用しかつ蒸発器の特性量に依存して連続的に
可変である媒体の蒸気圧および反対の方向に作用するバ
ネの力および場合によっては第2の圧力面に作用する蒸
発器の圧力に依存して平衡状態をとる閉鎖部材を有する
冷媒蒸発器における流体噴射用の弁装置に関する。
蒸気を発生する液体で部分的に充填された感知器を備え
ている温度調整膨張弁は既に知られているっこの膨張弁
は蒸発器の出口に備えられた過熱区間の終端部に設けら
れている。
したがって感知器内には測定温度に対応する蒸気圧が設
定される。
この蒸気圧は蒸発器入口に設けられた弁に取付けられて
いる圧力容器内にも発生しており、ダイヤフラムまたは
ベローとして形成することができる第1の圧力面に作用
する。
該圧力面の他側には調節可能なバネの力および蒸発器の
圧力が作用する。
このような膨張弁においては、静的過熱の量即ち弁が開
放し始める温度差はバネで設定することができる。
しかしながらこのような過熱の適当な調整は取付け場所
においでしか実施できない。
異なった弁の開放特性、例えば勾配が異なった特性曲線
を得たい場合には、噴射ノズルを弁座と共に変えなけれ
ばならないが、このためには弁全体を交換するかあるい
は少なくともノズルアツセンブリを交換する必要がある
さらに溢流型蒸発器の集液部に設けられた感知器が加熱
体を備えでいる冷却装置用の温度調整用レベル制御装置
も知られている。
この場合、該加熱体は蒸気発生液体を加熱するものであ
る。
感知器が流体冷媒によって濡されると多量の熱が奪われ
る。
その結果液体充填レベルに依存して感知器内、したがっ
てまた温度調整弁の圧力容器内には2つの異なった蒸気
圧が設定される。
しかしなかからこの場合には2位置制御しか可能ではな
い。
さらに膨張流体が充填されている膨張室の一方の側が弁
軸に連結されたピストンによって閉鎖されている加熱装
置等のための温度調整弁も周知である。
流体内には加熱素子および/または冷却素子が浸漬され
ており、これら素子は、温度制御したがってまた膨張液
体の容積を制御するために、制御装置を介して膨張室に
設けられたサーモスタットからエネルギを供給される。
膨張流体の温度は温度感知器によって測定されて制御装
置に送られる。
弁の復帰はバネによって行なわれる。本発明の課題は、
いろいろな運転条件に極めて自由に対応できる冒頭に述
べた形式の弁装置を提供することにある。
上に述べた本発明の課題は次のようにして達成される。
即ち、蒸気圧を設定するために圧力容器に制御裟置から
電流を供給される加熱装置を設けそして蒸気圧に応ずる
温度をモニタするために温度感知器を設け、媒体を次の
ように選択する、即ちその温度が平衡状態を惹起する蒸
気圧において弁内の冷媒および/または周囲の空気の温
度よりも高くなるように選択し、そして上記制御装置に
蒸発器特性量および圧力容器内の蒸気圧間の関数関係を
変化するための素子を設けることによって解決される。
液体一蒸気充填部を有する連続的に調整可能な周知の温
度調整弁においては、蒸気圧と測定温度との間に一定不
変の関数関係が存在するが、介在装置として制御装置を
用いれば個々の使用目的に一層よく適した関数関係を測
定温度と圧力容器内の蒸気圧との間に設定することが可
能となる。
このようにすれば勾配であれ、静的過熱の大きさであれ
弁の特性曲線を変化するのにいろいろな可能性が得られ
る。
また弁を2つ以上の蒸発器特性量に依存して制御するこ
とが可能であり、それにより、蒸発器の最適な充填を可
能にする完全に新規な制御方式が得られる。
さらに別の手段として圧力容器内のモニタ温度感知器の
影響因子を変えたり制御回路の比例領域の幅を変えるこ
となどが考えられる。
ここで重要なことは、これら全べての作用要素を遠隔操
作することができ、かつ弁と所属の感知器との間隔(こ
れは従来では毛細管の許容長さによって制限されていた
)を完全に任意に選択できることである。
制御装置と組合せることによって唯一の型の弁を従来よ
りも非常に多数の使用目的に適合させることができ、例
えば同一のノズルを大きな出力範囲に亘って使用すると
か、同一の弁を非常に多数の異なった冷媒に用いること
ができることにより製造上大きな利点が得られる。
また同一の圧力容器を異なった弁に対して用いることも
可能である。
要するに著しく高い生産性と低い在庫量が達成されるの
である。
動作範囲25℃ないし45℃有利には30℃ないし40
℃の範囲内の媒体の温度は、冷媒の温度よりも高くする
のが好ましい。
特に周囲温度よりも高くすべきである。
このようにすれば大きな応答速度が得られる。
それにも拘らず供給される熱量は無条件的に必要とされ
る量よりも大きくなることはない。
さらに、応答速度は、圧力容器を金属製の熱伝導橋絡部
を介して弁のハウジングと接続することにより高めるこ
とができる。
さらにまた圧力容器の外部に冷却リブを設けることもで
きる。
加熱装置は抵抗線の螺旋として形成することができる。
この線は比較的大きな放熱表面積を有する。
その代りに、またはそれに付加してPTC−抵抗体(正
の温度係数を有する抵抗体)を使用することもできる。
このようにすれば、電力供給が過度に高くなった場合に
自動的に電流の制限を行なえるという利点が得られる。
さらにまた電力トランジスタを用いてその損失電力で媒
体を加熱しでもよい。
また圧力容器の周りに高周波コイルを設けて媒体を誘導
加熱することも可能である。
導電性の媒体の場合には、加熱装置として2つの電極を
用いこれら電極間に可変の交流を印加することも町能で
ある。
同様にして加熱装置の代りに冷却装置、例えば低温ばん
だ接合部が圧力容器内に配置されているペルチェ素子を
用いることもできる。
但しこの場合には、圧力容器内の媒体の温度は、冷媒の
温度または周囲空気の温度よりも低くなるようにしなけ
ればならない。
これに関連して弁に熱伝導橋絡部を設け、および/また
は圧力容器に外部リブを設けるのが望ましい。
好ましい実施例においては、媒体は液相と蒸気相とを有
しており、液相が圧力容器内に在って、そして加熱また
は冷却装置およびモニタ温度感知器は完全に液相内に配
設されるようにする。
その場合、液体表面の温度は、蒸気室の大きさと同程度
に蒸気圧に影響を与える温度である。
上記のような要素を液体内に配設することによってより
良好な熱伝導が保証される。
圧力容器は、その2分1よりもかなり大きな容積まで、
特に70%まで液相で満たすことができる。
このようにすれば弁を任意の位置に配置して、その場合
加熱または冷却装置および温度感知器はほぼ中心部に設
けることによって常に液相内部に存在することになる。
例えば、約20〜25dの容積を有する圧力容器が好ま
しい。
容器は、例えばほぼ球状の形態を有することができる。
媒体は、また固体の吸着剤および気体の吸着物質を有す
ることができる。
このような吸着剤を充填すれば、気体が温度に依存して
吸着剤から放出される。
この場合にも蒸気圧は実質的に温度だけに依存する。
モニタ温度感知器としては、NTC抵抗体また熱電素子
が好ましい。
これにより、制御装置に負帰還接続が設けられ冷媒また
は周囲空気からの妨害成分を迅速に除去することができ
る。
電力トランジスタのベースーエミツター路をモニタ温度
感知器として使用するのが特に有利である。
このようにすれば、加熱装置および温度感知器を1つの
部材に組合せることができるからである。
したがって取付けは簡単になり、温度測定の信頼性は高
くなり、さらに過度に高い電力供給に対する安全性も確
保される。
本発明の別の実施例においては圧力容器は多極の引出し
線を有し、その場合温度感知器は第1の極と第2の極と
に接続し、一方加熱抵抗器は第3極と第4の極かまたは
圧力容器のアースに接続する。
例えば多極引出し線は差込みピンを有し、これラ差込み
ピンはガラスのような絶縁材料によって絶縁されて圧力
容器の皿状のカバーを貫通している。
このようにして取付けは簡単になる。なぜならば全べて
の回路要素をこれら差込みピンに取付けることができ、
しかる後ちにカバーを圧力容器の壁に熔接できるからで
ある。
特に有利な実施例においては、制御装置に外部温度感知
器55接続され、この感知器は、蒸発器の出口に設けら
れて温度の変化で連続的に変化する電気信号を発生する
この信号は直接制御装置において電気的に処理すること
ができる。
さらに制御装置は、弁開放特性曲線の出発点をシフトで
きる設定抵抗器を備えることが可能である。
さらにまた弁開放特性曲線の勾配を変えることができる
設定抵抗器を有することもできる。
このようにすればそれだけで数多の適応の可能性が得ら
れる。
制御装置には、蒸発器の入口に設けた第2の外部温度感
知器を接続するのが特に有利である。
制御装置においで、これら2つの感知器間の温度差を評
画することにより、既述の第2の圧力面に蒸発器圧力を
作用させる必要はない。
したがって蒸発器圧力を導びく相応の導管を省略するこ
とができる。
上記第1の外部温度感知器は、蒸発器出口の過熱区間の
終端部に設け、そして帰還信号を発生するもう1つの温
度感知器を該過熱区間の始端部に設けることができる。
このようにすれば蒸発器出口に場合によりあらわれる液
体は早期に検出される。
そして負帰還結合により、場合によりあらわれる振動は
減衰できる。
さらに制御装置には、蒸発器出口の吸込ガス導管内に設
けられた少なくとも1つの液体一蒸気感知器を接続する
ことができる。
これは、過熱区間の始端部において蒸発器の後流側で流
出管内に第1の液体一蒸気感知器を設け、その終端部に
第2の液体一蒸気感知器を設けて、該第2の感知器は湿
った蒸気の場合に過熱された蒸気の時とは異なった信号
を発生するようにし、上記2つの感知器間に温度感知器
を設けるようにして実施するのが好ましい。
外部温度感知器としては、通常の抵抗感知器、Niまた
はpt感知器または熱電素子を使用することができる。
吸込管中で用いる場合にはNTC一抵抗体(負の温度係
数の抵抗体)および小さなNi感知器が適している。
溢流型の蒸発器においでは、制御装置に蒸発器内の液位
を測定して、液位の変動で連続的に変化する電気信号を
発生するレベル感知器を接続すると好適である。
このようにすれば弁の開放位置を液位に依存して設定す
ることができる。
さらにまた制御装置には、弁の閉鎖部材の位置を検出し
て、この位置の変化で連続的に変化する電気信号を発生
する位置検出器を接続することができる。
このようにすれば制御を安定化する帰還結合が得られる
レベル感知器および位置感知器は、信号発生器の点では
同一の構造にすることができる。
例えば、ポテンショメータを用いるとか自己誘導を利用
する等々が考えられる。
特に好ましい実施例においては、圧力容器と弁ハウジン
グの上側の部分を1つのユニットとして形成し、交換可
能な弁座組立体を備えた弁ハウジングの下側部分に分離
可能に結合する。
このようにすれば、同一の圧力容器を異なった弁座また
はノズル組立体または異なった弁ハウジングの下側部分
と組合せることができる。
圧力容器は、メンプランダイヤフラムの下側に、弁ハウ
ジングと連結するためのネジ部分を有することができる
このようにすれば、同一の圧力容器をいろいろな弁と組
合せて使用することが可能である。
これによって相当の合理化が達成される,本発明による
弁は、主弁に対するパイロット弁として有利に使用する
ことができる。
この場合には、主弁のカバー上に弁を取付けて、ハウジ
ングおよび主弁のカバーにパイロット通路を設けること
ができる。
制御装置は任意の構成とすることができるが、しかしな
がら次のような部材を有するのが好ましい。
即ち、a)外部温度感知抵抗器およびポテンショメータ
を有する第1のブリッジ回路、ならびに該ブリッジ回路
の対角点電圧を設定抵抗器を介して供給される第1の増
幅器と、 b)モニタ温度感知抵抗器と較正用ポテンショメータを
有する第2のブリッジ回路、ならびに該ブリッジ回路の
対角点電圧を供給される第2の増幅器と、 C)上記第1および第2の増幅器の出力信号が加算され
る2つの調整可能な抵抗器を有する加算回路と d)該加算回路によって給電される第3の増幅器と、加
熱または冷却装置に直列接続された後置接続の電流調整
器とである。
上に述べた実施例によれば、重要な制御に関する問題が
解決される。
なお、別の観点基準を考慮するための別の手段を設ける
ことも可能である。
次に図面を参照し本発明の実施例について詳細に説明す
る。
温度調節膨張弁1は冷却装置の蒸発器3の入口2に設け
られている。
蒸発器3の出口は、吸込導管5を介してコンプレツサ6
と接続している過熱区間4によって形成されている。
コンブレツサ6は凝縮器7を経て再び膨張弁に至ってい
る。
この膨張弁は流入室9および流出室10を有するハウジ
ング8を備えている。
流入室9と流出室10との間にはノズルとも称すること
ができる弁座11が設けられている。
所属の閉鎖部材12は、一方ではネジ部材14によって
調整町能であるバネ13に押圧され、他方では押圧板1
5を介して圧力容器17内の蒸気圧Pfの加わるメンブ
ラン16に当接しでいる。
メンプランの下側の室18にはべロ一要素19が設けら
れておって、とのべロ一要素19は、凝縮器圧力が弁機
能に対して何ら影響を及ぼさないように弁軸20を囲繞
閉鎖している。
圧力容器17はメンプラン16ならびにネジ部22を備
えたフランジ21と一体に形成されでいる。
従って圧力容器17は弁ハウジング8から捩り回して取
り外し、別の弁ハウジングに螺着することができる。
圧力容器17は上部を皿型部材24によって閉鎖されて
いるカプセル23を備えている。
該皿型部材には3つのピン25,26および27が貫通
して設けられている。
これ等ピンは皿型部材の貫通孔内にガラス絶縁体28に
よって保持されておって、眠気引出し線29が形成され
ている。
圧力容器17内には液体相30aおよび蒸気相30bを
有する2相の媒体30が存在する。
液相内には線支持体32によって保持されている加熱螺
旋線の形の加熱抵抗体31が設けられている。
さらに液相内には応答温度感知器として用いられるNT
C一抵抗体33が設けられている。
この感知器はピン25および26と接続されており、他
方加熱抵抗休31はピン27およびアースとしての働き
をする圧力容器17と接続されている。
アースおよびピンは4つの導体34を介して制御装置3
5に接続しており、この制御装置35は目標値設定用の
回転ノブ36を備えている。
さらに制御装置には3つの外部温度感知器が接続されて
いる。
1つの感知器37は過熱区間4の終端に設けられており
、別の感知器38は該区間4の始端に設けられている。
さらに別の感知器39が蒸発器の入口に設けられている
この構成によって次のような動作が達成される。
感知器37および39によって測定された温度の差が過
熱温度の正確な尺度となる。
制御装置35を用いて加熱抵抗体31の加熱による充填
液30の温度、従ってまた蒸気圧Pfを次のような値に
保持する。
即ち膨脹弁1が、所望の過熱温度がほぼ一定に保持され
る開放位置をとるような値に保持される。
感知器38を用いることによって、突発的な冷却要求が
あり、それに対応して弁1が開いている場合には、この
感知器38が冷却される時に既に閉鎖課程が開始する。
と言うのは過熱区間4の始端においては冷媒蒸気によっ
て冷媒液滴が連行されているからである。
種々な弁の大きさ、異なった取付け場所および種々な冷
媒に対応させるために、制御装置35においてそれに対
応した種々な設定を行なうことができる。
これについては第5図および第6図を参照して追って説
明する。
この点と関連して特に重要なのはメンプランもしくはダ
イヤフラム16を下側から蒸発器圧力によって押圧する
必要がない点である。
と言うのは感知器39がそれに代って類似の影響を受け
るからである。
第2図には第1図の変形実施例が示されている,第2図
中第1図に示した部材に対応する部分には第1図のもの
と同じ参照数字が用いられている。
温度調整膨脹弁40はハウジング下部41を有し、該ハ
ウジング下部内には弁座42を支持するノズル・アツセ
ンブリ43が設けられておって、ハウジング上部44に
より固定保持されている。
このハウジング上部にはフランジ45によって圧力容器
17が一体的に結合されている。
このようなハウジング上部は種々なノズル・アツセンブ
リ43および種々のハウジング下部41に対して使用す
ることができる。
閉鎖部材46は軸47を有しており、該軸47はバネ4
8の作用を受けると共に、押圧板49を介してダイヤフ
ラム16に当接している。
このダイヤフラム16は上側から容器17内の蒸気圧P
fを受けると共に下側から室50内の圧力Pvを受ける
この室50は接続支持部44aを介して蒸発器に接続さ
れている。
蒸発器の出口は管51によって形成されており、該管5
1内には3つの感知器52 ,53および54が配設さ
れている。
これ等感知器は接続導体55を介して制御装置35に接
続されている。
感知器52、および54は純二点動作で以って冷媒が過
熱されているか、あるいはまた湿潤状態にあるかを検出
する。
感知器53は冷媒の温度を検出する。
この測定結果および制御装置35における設定から各動
作状態に対し蒸発器3の最適な充填をもたらす蒸気圧P
fを発生することができる。
上の実施例においては、液相30a内に電力トランジス
タ56が設けられておって、このトランジスタにはその
電力損失で充填液30の加熱が行なわれるように電流が
供給される。
同時にこのトランジスタのベースーエミツタ路における
電圧降下を温度感知器として用いることができる。
と言うのはこの電圧降下は例えばシリコン・トランジス
タの場合0. 0 2 V/’Cで変化するからである
第3図に示す実施例においては、サーボ制御される主弁
57が本発明によるパイロット弁58によって制御され
る。
この装置は例えば第1図に示した弁1の代りに冷却装置
に組み込むことができる。
圧力容器17はパイロット弁58のハウジング上部59
と共に1つのユニットに形成されている。
上部とハウジング下部60との間にはノカレ・アツセン
ブリ61が設けられておって、このノズル・アツセンブ
リは閉鎖部材63のための弁座62を支持している。
所属の弁軸64はバネ65から押圧されそして上部はベ
ロー66により囲繞されておって、押圧板49を介しダ
イヤフラム16に当接している。
パイロット弁の出口は接続部67によって蒸発器に接続
されている。
主弁57はハウジング68を備えており、その上部はパ
イロット弁58のハウジング下部60により覆われてい
る。
主弁57はさらに弁閉鎖部材γ1のための弁座10を有
するノズル・アツセンブリ69を備えている。
閉鎖部材71はピストン72に連結されてBり、該ピス
トンはバネ73の作用および室74,75間の圧力差の
影響を受ける。
室75は絞り76を介して入口室9と連通しており、か
つ別の絞り77を介して室74に接続されている。
室74は同時にパイロット弁の流入室を形成している。
バネ73と閉鎖部材63との間には支持板78が設けら
れている。
圧力容器17内の予め定められた蒸気圧Pfにより、閉
鎖部材63に対し所定の位置が与えられている場合には
、冷媒は絞り76,77およびパイロット弁58の弁座
62を経て蒸発器に流入する。
冷媒の量、従って絞り77における圧力降下はパイロッ
ト弁の開度に依存する。
ピストン72は、上記圧力降下にピストンの作用表面積
をかけた値がバネ73の力に対応する平衡位置をとる。
このようにして主弁57はパイロット弁58に追従する
圧力容器17にはさらに冷却リブ17aが設けられてい
る。
それ故冷却に当っては熱は熱伝導橋絡部を介してパイロ
ット弁58に導びかれるばかりでなく、周囲の空気にも
放出される。
第4図に示す実施例においてはサーボ制御される主弁7
9には、溢流型蒸発器81への供給のためにパイロット
弁80が設けられている。
液体室82ならびに蒸気室83はそれぞれの導管を介し
てレベル検出器84に連結されている。
該レベル検出器84は接極子86を備えたフロート85
を有している。
該接極子は電磁コイルの形の信号発生器87内に延びで
いる。
電磁コイルは導線88を介して制御装置35に接続され
ている。
類似の信号発生器89が主弁79の閉鎖部材9Gに連結
している接極子91によって作動される。
この接極子91は位置発生器92に用いられておって、
この位置発生器92は導線93を介して制御装置35に
接続されている。
なお主弁79は既に述べた主弁57と全く同様に構成さ
れている。
即ちハウジング94、弁座96を有するノズル・アツセ
ンブリ95、ピストン97、バネ98および2つの絞り
99および100を備えている。
ピストンの上側の室101は同時にパイロット弁80の
流入室となっている。
室101はカバー102によって閉鎖されており、この
室内にはパイロット通路103が設けられておって、こ
の通路103は弁ハウジング94Gこ形成されたパイロ
ット通路104を介して流出室10に接続されている。
カバー102に螺着することができるパイロット弁のハ
ウジング105内には偏心通路および中心通路107が
設けられておって、後者は弁軸によって貫通されている
閉鎖部材108は弁座109と協働する。
バネ110は弁軸を押圧する。上記の実施列においても
主弁はパイロット弁の変化に追従する。
パイロット弁は容器17内の蒸気圧Pf,ダイヤフラム
16の下側の蒸発器圧力P ならびにバネ110に依存
して調整される。
このようにして全体的にはカスケード制御の目的で多数
の帰還結合が設けられることになる。
まずバネ98は主弁79のピストン97とパイロット弁
80の閉鎖部材108との間の帰還結合バネを形成する
さらに位置検出器92は位置信号を発生し、レベル検出
器84は制御装置35に対して液位信号を発生する。
最後に第3の帰還結合が温度感知器33によって形成さ
れており、これにより周囲温度や弁を流れる冷媒に起因
する冷却状態の変化に基づく外乱が補償される。
第1図に示した実施例において、簡単のために感知器3
7および39だけが設けられているものと仮定して過熱
温度Δtの関数として流量Qを描いた弁特性曲線を得る
ことができる。
所定の設定に対して予め定められた静的過熱aで特性曲
線Aが得られる。
制御装置35における調整によって、この静的過熱を減
少する(b)こともできればまた大きくする(c)こと
もでき、それによって平行にシフトされた特性曲線Bな
らびにCが得られる。
さらに制御装置35を用いて特性曲線の勾配を変えるこ
とができ、それによって特性曲線DおよびEが得られる
もちろん静的過熱および特性曲線の勾配を同時に変動す
ることもできる。
第6図には第1図に示した制御装置の回路例が示されて
いる。
第1のブリッジB1は前置抵抗器R1およびR2を用い
て正および負電圧用の端子いおよびV一間に接続されて
いる。
このブリッジはその1つの辺に感知器39に相応する温
度依存可変抵抗器R3と静的過熱を設定するのに用いら
れるポテンショメータR4と感知器37に相応する温度
依存性の抵抗器R5を備えている。
別の辺には2つの固定抵抗器R6およびR7が設けられ
ており、これ等抵抗器はブリッジB1のアース基準点に
接続されている。
2つの対角点電圧はそれぞれ抵抗5R8およびR9を介
して第1の増幅器A1の2つの入力端に印加される。
抵抗器R8は調節町能であって、それにより増幅率を変
え、以って特性曲線の勾配を変えることができる。
反転入力側は抵抗器R10、可変抵抗器R11および固
定抵抗器R12を介してアース基準点に接続されている
抵抗器R10およびR11間からコンデンサC1設定抵
抗器R13および固定抵抗器R14の直列回路が分岐し
ておって、アース基準点に到っている。
第2のブリッジB2が前置抵抗器R15およびR16を
使用して電源V+およびV一間に設けられている。
このブリッジの1つの辺には感知抵抗器30に相応する
温度依存性の抵抗器R16、較正用ポテンショメータR
17および固定抵抗器R18が設けられており、他の辺
は2つの抵抗器R19およびR20で構成されておって
、これ等2つの抵抗器間の接続点がアース基準点となっ
ている。
ブリッジの対角点は抵抗器のR21およびR22を介し
て第2の増幅器A2の入力側に接続されており、該増幅
器A2には負帰還抵抗器R23が設けられている。
加算回路Sの2つの可変抵抗器R24およびR25を介
して2つの増幅器A1およびA2の出力信号は第3の増
幅器A3の1つの入力側に印加される。
該増幅器A3の他の入力側は抵抗器R26を介してアー
ス基準点に接続されている。
この増幅器A3の出力側は抵抗5 R 2 7を介して
2つのトランジスタTr1およびTr2のダーリントン
回路から成るトランジスタ増幅器に接続されている,ト
ランジスタTr2のコレクターエミツタ路に直列に加熱
抵抗体R28が設けられており、この抵抗体R28は抵
抗体29に相応する。
エミツタ電位は抵抗器R29を介して増幅器A3の反転
入力端に帰還される。
この回路によれば2つの演算増幅器A1およびA2から
増幅器A3の非反転入力側に印加される加算された電圧
に比例する電力の増幅が可能である。
可変抵抗器R24およびR25を用いて、2つのブリッ
ジB1およびB2からの影響量を異なったウエートで評
価することができる。
抵抗器R11およびR13によって増幅器A1に比例係
数および積分定数を設定することができる。
要するにこのような仕方で積分コンデンサC1に非常に
大きな値を必要とすることなく制御が可能となる。
ポテンショメータR4には回転つまみ36を設けること
ができる。
また設定抵抗器R8にも第2の回転つまみを設けること
ができる。
抵抗器R11およびR43を用いて制御定数を変化する
ために相応の調整つまみを設けることができるが、しか
しながらまたこの調整を適応制御形式で自動的に行なう
ことも可能である。
そのためには温度感知器33として熱電素子を用いるか
、あるいはまた加熱抵抗体32の代りに電力トランジス
タ56を用いれば、回路構成はほとんど変更する必要は
ない。
また加熱装置の代りに冷却装置を使用する場合にも回路
全体の構成にはほとんど変更を要しない。
同じことは制御特性を変化するために別の感知器を設け
、この感知器が抵抗5R11およびR13と同じように
作用できるようにした場合にも当はまる。
【図面の簡単な説明】
第1図は強制通流型蒸発器のための制御装置およびそれ
に関連の感知器を備えた本発明による温度調節用膨脹弁
を示し、第2図は本発明による弁の変形実施例を示し、
第3図は強制通流型蒸発器のサーボ制御される主弁のた
めのパイロット弁として用いられる本発明による弁を示
し、第4図は溢流型蒸発器のサーボ制御される主弁のた
めのパイロット弁として用いられる本発明による弁を示
し、第5図は強制通流型蒸発器の運転における弁特性曲
線を示すグラフそして第6図は本発明において用いられ
る制御装置の回路例を示す電気回路図である。 1・・・・・・温度調節膨脹弁、3・・・・・・蒸発器
、4・・・・・・過熱区間、5・・・・・・吸込導管、
6・・・・・・コンプレツサ、8,44,59,105
・・・・・・弁ハウジング、9・・・・・一流入室、1
0・・・・・・流出室、16・・・・・・ダイヤフラム
、17・・・・・・圧力容器、24・・・・・・皿型部
材、25,26,27−・・・・・差込みピン、29・
・・・・・引出し部、30・・・・・・媒体、31,5
6・・・・・・加熱装置、33,56・・・・・・温度
感知器、35・・・・・・制御装置、39・・・・・・
外部温度感知器、43・・・・・・弁座アツセンブリ、
51・・・・・・流出管、57,79・・・・・・主弁
、73,110・・・・・・バネ、80・・・−・・パ
イロット弁、81・・・・・・蒸発器、84・・・・・
・レベル感知器、86・・・・・・接極子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧力容器を閉鎖し、変位可能である第1の圧力面に
    作用しかつ蒸発器の特性量に依存して連続的に可変であ
    る媒体の蒸気圧および反対の方向に作用するバネの力に
    依存して平衡状態をとる閉鎖部材を有する冷媒蒸発器に
    おける流体噴射用の弁装置において、前記圧力容器17
    に蒸気圧を設定するために、制御装置35から電流を供
    給される加熱装置31、56を設けると共に、蒸気圧(
    Pf)に応ずる温度をモニタするために温度感知器33
    、56を設け、そして前記媒体30を次の韮うに選択す
    る、即ちその温度が平衡状態を惹起する蒸気圧において
    、弁内の冷媒の温度および/または周囲の空気の温度よ
    りも高くなるように選択し、さらに前記制御装置に蒸発
    器特性量と前記圧力容器内の蒸気圧との間の関数関係を
    変化するための素子R5,R8を設けたことを特徴とす
    る弁装置。 2 動作範囲25℃ないし45℃、好ましくは30℃な
    いし40℃にある前記媒体30の温度が冷媒の温度より
    も高い特許請求の範囲第1項に記載の弁装置。 3 前記動作範囲にある媒体30の温度が周囲温度より
    も若干高い特許請求の範囲第2項に記載の弁装置。 4 加熱装置が抵抗線の螺旋体31から形成されている
    特許請求の範囲第1項記載の弁装置。 5 加熱装置がPTC抵抗体によって形成されている特
    許請求の範囲第1項記載の弁装置。 6 加熱装置が電力トランジスタ56によって形成され
    ている特許請求の範囲第1項記載の弁装置。 7 モニタ温度感知器が電力トランジスタ56のベース
    ーエミツタ路によって形成されている特許請求の範囲第
    6項に記載の弁装置。 8 圧力容器を閉鎖し、変位可能である第1の圧力面に
    作用しかつ蒸発器の特性量に依存して連続的に可変であ
    る媒体の蒸気圧および反対の方向に作用するバネの力お
    よび第2の圧力面に作用する蒸発器に依存して平衡状態
    をとる閉鎖部材を有する冷媒蒸発器における流体噴射用
    の弁装置において、前記圧力容器17に蒸気圧(Pf)
    を設定するために、制御装置35から電流を供給される
    冷却装置を設けると共に、蒸気圧(Pf)に応ずる温度
    をモニタするために温度感知器33,56を設けそして
    前記媒体30を次のように選択する、即ちその温度が平
    衡状態を惹起する蒸気圧において弁内の冷媒の温度およ
    び/または周囲の空気の温度よりも低くなるように選定
    し、さらに前記制御装置に蒸発器特性量と前記圧力容器
    内の蒸気圧との間の関数関係を変化するための素子R5
    ,R8を設けたことを特徴とする弁装置。 9 冷却装置がペルチェ素子によって形成されている特
    許請求の範囲第8項に記載の弁装置。 10媒体30が液相および蒸気相3 0 a ,3 0
    bを有し、前記液相も圧力容器17内にありそして冷
    却装置56およびモニタ温度感知器33,56が完全に
    前記液相内Cこ配設されている特許請求の範囲第8項に
    記載の弁装置。 11圧力容器1Tがその1よりもかなり大きく、特に約
    70%以上液相30aで満たされている特許請求の範囲
    第8項に記載の弁装置。 12媒体が固体の吸着剤および気相の吸着物質を有して
    いる特許請求の範囲第8項記載の弁装置。 13モニタ温度感知器33がNTC一抵抗体である特許
    請求の範囲第8項記載の弁装置。 14モニタ温度感知器33が熱電素子である特許請求の
    範囲第8項に記載の弁装置。 15圧力容器17が金属製の熱伝達橋絡部を介して弁ハ
    ウジング8,44,59,105と接続されている特許
    請求の範囲第8項に記載の弁装置。 16圧力容器17がさらに冷却リブ17aを備えている
    特許請求の範囲第8項に記載の弁装島17圧力容器17
    が多極の引出し線29を備えており、前記温度感知器3
    3は第1の極および第2の極に接続されそして前記加熱
    抵抗体31は第3の極および第4の極かまたは圧力容器
    のアースに接続されている特許請求の範囲第8項記載の
    弁装置。 18複極の引出し部29が差込みピン25,26.21
    を備え、該差込みピンは絶縁材料28例えばガラスによ
    って絶縁されて圧力容器17の皿状のカバー24を貫通
    している特許請求の範囲第8項記載の弁装置。 19前記制御装置35が設定抵抗器R4を備えでおって
    、該設定抵抗器で弁装置の開放特性曲線A.B,Cの出
    発点が変位町能である特許請求の範囲第8項に記載の弁
    装置。 20前記制御装置35が設定抵抗器R8を備えており、
    該設定抵抗器R8で弁装置の開放特性曲線C,D,Eの
    勾配を変えることができる特許請求の範囲第19項記載
    の弁装置。 21前記制御装置35が前記圧力容器17内の蒸気圧力
    (Pf)を前記2つの温度感知器37.39間の温度差
    の関数としで設定する特許請求の範囲第8項記載の弁装
    置。 22前記圧力容器17がダイヤフラム16の下側に前記
    弁ハウジング8と結合するためのネジ部22を備えてい
    る特許請求の範囲第8項記載の弁装置。 23前記制御装置35が(a)外部温度感知抵抗器R5
    およびポテンショメータR4ならびに対角点電圧が設定
    抵抗器R8を介して供給される増幅器A1を有する第1
    のブリッジ回路B1と、(b)モニタ温度感知抵抗器R
    16および較正用ポテンショメータR17ならびに対角
    点醒圧を供給される第2の増幅器A2を有する第2のブ
    リッジ回路B2と、(c)前記第1および第2の増幅器
    AI,A2の出力信号を加算する2つの設定可能な抵抗
    器R24,R25を備えた加算回路Sと、(d)前記加
    算回路から入力を受ける第3の増幅器A3を有し、該増
    幅器A3には加熱または冷却装置128と直列に接続さ
    れた電流調整器T I,T 2が後置接続されてい
    る特許請求の範囲第8項記載の弁装置。
JP53135682A 1977-11-03 1978-11-02 冷媒蒸発器における液体噴射弁装置 Expired JPS5813821B2 (ja)

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