JPS5813808Y2 - カ−テンレ−ルのジヨイント - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカーテンレールのジヨイントに関するものであ
る。

従来カーテンレールのジヨイントは使用上及び外観上の
観点から中継ぎの状態で使用せられている。

従って下面長手方向に切溝を形成して該切溝の両側縁内
面を軌条面としたものすなわちいわゆる下向きカーテン
レールにあっては普通ジヨイント素材の肉厚がカーテン
レール素材の肉厚とほぼ同一の肉厚に形成されているの
で、ジヨイント両端において段差を生じ、そのためラン
ナーの走行を妨げてカーテンの開閉に円滑性を欠き、ま
た段差部を乗り降する際に騒音を発生する等の欠点があ
る。

本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、カーテンレー
ルに内接する相似形で薄板製のジヨイント本体と該ジヨ
イント本体に内接し且軌条部を除いた厚板製の補強ジョ
インＩ・とから成り、カーテンレールをジヨイントした
場合に軌条面はジヨイント本体の薄肉により段差の形成
を極めて僅少にし、以てランナーの走行を円滑に行わし
めてカーテンの開閉を円滑ならしめ併せて段差によるラ
ンナーの乗り随時における騒音を無くシ、且継ぎ部分が
強固に接続し得るようにしたものである。

以下本考案の実施例を図面について説明する。

図中１１．ｌｂはカーテンレールで゛、第５図に示すよ
うに下面中央長手方向に透溝２を形成して該透溝の両側
端縁を内向き下方に傾斜させて突縁３ａ、３ｂを突設し
て該突縁内側に水平面とした軌条部４ａ、４ｂとしたも
のでいわゆるＤ形と称せられるカーテンレールである。

５はジヨイントで゛、カーテンレールに内接するように
相似形に形成した薄肉製のジヨイント本体６と該ジヨイ
ント本体に内接し且軌条部を除いた厚肉製の補強ジヨイ
ント７とから成り、それぞれ上壁面両端に形成した上方
への突きだし８ａ、８ｂと９ ａ 、９ ｂとを合致さ
せて一体的に結合して成るものである。

尚図中１０８．１０ ｂはジヨイント本体６の軌条部１
１ ａ、１１ ｂの両端部に形成したランナーの軌条へ
の乗り入れ度合を順次行うための拡開部でその端縁は弧
状に形成されている。

そしてジヨイントの肉厚はジヨイント本体６を０．１ｍ
ｍ、補強ジヨイント７を０．４とした。

尚図中１２はランナー、１３ ａ 、１３ ｂは突縁で
ある。

上記のように構成された本考案のジヨイントはカーテン
レールｌａ、ｌｂの接続部に挿入してこれを接続するも
のであるが、その態様は第２図及び第５図に示すように
ジヨイント本体６がカーテンレール１ａ及び１ｂに内接
し、その内側に補強ジヨイント７が存在するので接続は
充分強固に行われ、ランナー１２の走行についてはジヨ
イント本体６の肉厚がＱ、１ｍｍ程度であるため段差に
よる揺動がなくなり極めて円滑に走行してカーテンの開
閉を軽快に行わせ、従って段差を乗り降りする際に生ず
る騒音をなくすることができる。

本考案のカーテンレールジヨイントは上記のように厚板
と薄板とを結合させて厚板で補強を行い薄板の軌条部分
でランナーを走行させるようにしたのでジヨイント部分
でのランナーの走行を円滑にし、且レールの切断面のパ
リ及びレール間のすき間による段差を防ぐことができ、
さらに継目の補強が強固に行われる等の諸効果を奏し、
カーテンレールのジヨイントとして効適する。

尚実施例ではＤ形し−ルについて説明したがＣ形し−ル
にも適用することは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るジヨイントの斜面図、第２図は同
正面図、第３図は同下面図、第４図は第２図Ａ−Ａ線の
拡大縦断面図、第５図は第４図のジヨイントをレールの
ジヨイントとして用いたときの断面図である。 ｌａ、ｌｂ・・・・・・カーテンレール、２・・・・・
・透溝、３ａ。 ３ｂ・・・・・・突縁、４ ａ 、４ ｂ・・・・・・
軌条部、５・・・・・・ジョインＩ・、６・・・・・・
ジヨイント本体、７・・・・・・補強ジョイン）、８ａ
、８ｂ・・・・・・突きだし、９ ａ 、９ ｂ・・・
・・・突きだし、１０ ａ 、１０ ｂ・・・・・・拡
開部、ｌｌａ、ｌｌｂ・・・・・・軌条部、１２・・・
・・・ランナー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カーテンレールに内接する相似形で薄板製のジヨイント
   本体と該ジヨイント本体に内接し、軌条部を有しない厚
   板製の補強ジヨイントとから成り、両者を一体的に結合
   して成ることを特徴とするカーテンレールのジヨイント
   。