JPS58136819A - 合成樹脂ガツトの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂ガツトの製造方法に関するものであり
、詳しくはテニスやバドミントン等のラケットに張設す
る合成樹脂ガツトの製造方法に関するものである。

従来、テニスやバドミントン用プツトは羊腸等から作ら
れた動物質の天然ガツトが用いられてきた。しかしなが
ら、天然ガツトは打球音９反発力。

球の滑り止め効果等は優れているが、耐久性に乏しく高
価であるため、多くは合成樹脂ガラ）Ｃ＃つてきている
。合成−ｎ＠ガツトとしては芯体になる太い合成ｔＭ脂
モノフィラメントの周囲に多数の細い合成樹脂モノフィ
ラメントを捲き付けて接着樹脂で接着し、その表面に区
に樹脂コーティング処理を施したものが用いられている
。接着樹脂としては接着性に優れたフェノール系樹種が
主に用いられている。ところが、フェノ−ｐ系樹脂で接
着加工された合成樹脂ガツトはフェノ−〃系慟脂特有の
嫌な匂いが残り、テニスやバドミントンのプレイヤーに
不快感を与える。−に、フェノ−〜系樹脂はガツトを形
成している合成４　ｈＭ　　モノフィラメントを侵すた
め、ガツトの強力低下を招き耐久性を失うという欠点が
ある。

このような＃ｄ旨線加工れた合成樹脂ガツトは芯体とな
る太いモノフィラメントの周囲に細いモノフィラメント
を４ぎ付けているので、芯体と４き付けたモノフィラメ
ントは接着樹脂で一体となるように強く接着する必要が
ある。芯体・と倦き付けたモノフィラメントの接着性が
弱いとガツトの耐λ性が著しく劣るため、芯体の周囲に
細いモノフィラメントを捲き付けた上に樹脂加工してよ
り接ｔｉｔ　ｉ％を膚化している。ところが、喝いモノ
フィラメントを捲き付けた上Ｉｃ樹幡加工を施すと１合
成−帽ガットに必要な４き付はモノフィラメントによる
必り目からなる凹凸が小さくなり、ガツト表面の４１＃
Ａ抵抗が小さくなり、打球時の球の捕捉が＋光分でドラ
イブやスピン。等が掛りにくい等の欠点を生じる。

本哨明は、これ等の欠点を解消するものであって、その
目的とするところは合成樹脂モノフィラメントの有する
強力が低下することがなく、シかもゲット表面に凹凸を
有する撚り目を深く形成せしめて表面摩擦を大きくして
打球の際ドライブやスピン等の幼果を充分にＲ１揮する
ことができる合１戊粛鑵ガツトの製造方法を提供するも
のである。

すなわち１本発明は熱町鳴性合成樹膚を溶融押出して表
面に凹凸を有する未配向モノフィラメントを杉成し、冷
却固化した後に延伸し、しかる後にリブツクス率２〜２
０９６下で１メートル当り５崎１００回に加Ｉ威しなが
ら熱！・固定することを特徴とする合成樹脂ガツトの製
造方法を要旨とするものである。

以下９本発明を詳Ｊｆ［Ｉに説明する。

本発明において熱り理性合成樹脂としてはポリアミド、
ポリエステル、ポリプロピレン１１１Ｍ等を挙げること
ができ、特にゲリアミド樹脂は合成樹脂ガツトに好まし
い物性を有している。

本発明においてはます熱可曖性合成樹脂を溶融押出して
表面に凹凸を有する断面の未配向モノフィラメントを形
成する。例えば第１図に示すような歯車状の凹凸を有す
る断面を有し長手方向に平行な山部と谷部とを有する表
面が凹凸状の未配向モノフィラメントとする。しかる後
に公知の方法によって冷却固化し、延、伸する。延伸に
際しては通常延伸後のモノフィラメントの繊度が１　、
０００〜２０．０００デニールとなるようにし、用途に
よって適宜繊度を選択する。例えばバドミントン用は約
４　、０００デニール、軟式テニス用は約１２，０００
デニール、硬式テニス用は約１６．０００デニー〃とす
る。

次いで延伸されたモノフィラメントはリラックス率２〜
２０％の下で儒糸磯にて撚数５〜１０ＯＴ／Ｍで加熱さ
れ、熱固定される。このようにして得られたゲットは第
２図に示すように撚りによって表向に斜めの凹凸が形成
されている。上記の処理によってモノフィラメントに撚
が付与されるとともに撚が固定される。また、このリラ
ックス下の熱固定によってモノフィラメントはガツトに
適した憤伸噌、熱収縮特性を有するようになる。例えば
延伸後のモノフィラメントの鵬騰水収縮率は１５〜２５
％櫂渡であるが、上記の処理によって低くなり１例えば
５％以下になる。また、延伸後のモノフィラメントの切
断伸度は１０〜３０ｇ６を示すがこれは上記の処１によ
って増大する。

本箔明においてモノフィラメントを加熱するときの撚数
は５、〜１００、Ｔ／Ｍとすることが必要であって、４
数は少なくでも多くても適当でない。撚数が５　Ｔ／Ｍ
未満では撚り一果が不充分であってガツトの表面の！川
西が少なく、テニスやバドミントンのラケット用ガツト
として用いたときに球の捕捉が不充分であり１球がスリ
ラグし易くなる。一方撚数が、１００　Ｔ／Ｍを超える
と無理な撚りが掛かることになりガツトの引張強力、耐
摩耗性、耐祠曲疲労性等の物性が低下し、耐久性が低下
し易くなる。

しかるに撚数を５〜１００　Ｔ／Ｍとすると打球の際の
球の捕捉を好ましくすることができ、しかもガツトの耐
久性が低下することが少ないものである。

また、熱固定時のリラックス率はガツトをラケットに張
る際の張力コントロー〃、打球の際の打球音や打球度発
性に微妙な影響を与える。リラックス率が２９６未満で
は初期張力が高−ぎてラケットに張りずらく、また打球
の際の反発力が強過ぎて好ましくない。一方、リラック
ス率が２０９６を超えると、熱固定中にモノフィラメン
トの弛みが生じ易く操業性が頷くなり、またガツトの弾
力性不足となって捕球時の打音が悪くなるとともに打球
の反発力も不足し、しかもラケットに張られたガツトに
ゆるみが生じ易くなる。したがって、リラックス率２〜
２０ｇ６の下で熱固定するとテニスやバドミントン用の
ガツトとして適した物性を示すようになる。

熱ＩＡＩ　ｒｆ時の熱処理温度は熱角嘲性合成樹脂の融
点よりも１５〜７５℃低い温庫、好ましくは＠可塑性合
成は樹の融点よりも２０〜５０℃低い温度であり０ 本発明においては１紀のように表面に凹凸を有するモノ
フィラメントを加熱するので、モノフィラメントの表面
の凹凸が加熱によって斜行され。

燃り目による凹凸すなわち得手方向に対して所定の角膚
で傾斜した凹凸を有する合成樹脂ガツトを得ることがで
きるものであり、またリラックス率に熱固定を施すので
、撚り目による凹凸が深く鮮やかに１留しているもので
ある。

したがって、得られた合成［１１１ガツトは表面摩４が
大きくなり、打球の際の球の捕捉も充分なものであって
、打球音、ドライブ、スピン等も天然力゛ット並に優れ
たものであり、またガツトの強力も同４ａ度の従来の合
Ｉｉ！樹脂ガツトよりも高く１例えば１０〜２０％桿度
の高い強力を示すものである。

しかも１本発明は従来のように芯体にＩＩＩＩＩｔ１毛
ノフイフメモノフィラメントり、＊着したり、樹脂コー
ティング等を施す必要もないので、ＫＲ単かつ安価なコ
ストにて製造することができるものである。

次に、実施例によって本発明を具体的に説明するが１本
発明はこれによって何ら制限されるものではない。

実施例 ナイロン６樹叫を溶融押出機で断面が第１図、に示すよ
うな歯数１２個の歯車状モノフィラメントを押出し、常
法によって冷却固化した後、延伸して＊　８１５，５０
０　ｆニールのモノフィフメン）ヲｌｌ九このモノフィ
ラメントを撚糸機で４０　Ｔ／Ｍに加熱しながらリラッ
クス率１０％、熱固定温度１９５ｃで加工し、　　１６
，０００デニ−Ｕの合成ｍ脂ガラトを得た。

得られた合成ＩＩ）ＩＮガツトの品質特性を市販品と比
較したところ下記の表のような結果が得られた。

この表からも明らかなように本発明のガツトは・よイが
従来の市販品より優れており、これを硬式ｔニス用ラケ
ットに張ってポー〃を打ったところ打球音やボールのコ
ントロールも天然ガツト並に優れたものであった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の米−向モノフィラメントのｍ−の一面
図、第２図は本発明の方法によって得られた会或樹鑵ガ
ツトの一例の側面図である。 特許出願人　ユニチカ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｕｌ　Ｍ　ＩＪＴ　ＩＩ性合成樹脂を溶融押出して表面
   に凹凸を存する未配向モノフィラメントを形成し、冷却
   固化した後に嫌伸し、しかる磯にリラックス率２〜２０
   ９６下で１メートμ当り５〜１００回に加熱しなから熱
   固定することを特徴とする合成樹脂ガツトの製造方法。