JPS5813653A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS5813653A
JPS5813653A JP56110804A JP11080481A JPS5813653A JP S5813653 A JPS5813653 A JP S5813653A JP 56110804 A JP56110804 A JP 56110804A JP 11080481 A JP11080481 A JP 11080481A JP S5813653 A JPS5813653 A JP S5813653A
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polycaprolactone
polyethylene terephthalate
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Yoshinari Ogawa
小川 善也
Noriyuki Akagi
則行 赤木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は樹脂組成物に関し、y<詳しくは成形性2寸法
安定性、外観特性等に優れかつ機械的特性の改善された
成形物を形成する高結晶性のポリエチレンテレフタレー
ト樹脂組成物に関する。
ポリエチレンテレフタレート樹脂は機械的性質、耐薬品
性、電気的特性、耐熱性等に優れた性質を有しており、
電気絶縁部品、自動車部品勢に広く用いられている。ま
たこれらの種々の特性は各種添加剤例えばガラス繊維、
炭素繊維等の如き繊維状強化剤や難燃剤等の機能付与剤
を添加することKより11!に改□良され、その応用領
域が拡められている。
ところで、ポリエチレンテレフタレート樹脂は結晶性高
分子であるが、この種の高分子は種々の特性が結晶化度
合に大きく依存するという特徴があり、例えば寸法精度
、熱変形温度を向上させるためには結晶化度を高める必
要がある。
それ故、ポリエチレンテレフタレート樹脂の結晶化を促
進する手段として種々の方策が提案されている。
例えば部分的に結晶化した状態で得られた成形物を、後
加熱処理によって結晶化を進行せしめる方法や、結晶化
を促進する液体に浸漬する方法が提案されている。しか
し、これらの方法は成形後に後加工を必要とし、かつま
たかかる後加工時に成形物が変形しやすいという欠点が
あや、必ずしも望まれる手段ではない。
また、成形加工時に結晶化をより進行せしめる為通常1
40℃・位に加熱した全屋内に溶融樹脂を注入し、固化
する方法が提案されている。
霞 しかし、この方法は金型を高温に保持する必要があり、
このため加熱媒体を用いるが、成形作業の安全や省エネ
ルギー藺において好ましくなく、又成形サイクルが比較
的長くなる欠点がある。
これらの点を改良する方法として、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂の結晶化を促進させる効果のある各種の結
晶核剤の添加による改良がなされている。例えばメルク
、カーボンブラック、グラファイト等の如き無機固体物
質或は有機モノカルボン酸の金属塩の如き化合物が有効
な結晶核剤として添加されている。
しかし、この結晶核剤を添加するととKよって成形サイ
クルの短縮化がかなりの程度可能となっているが、十分
であるとは言えない。例えばポリエチレンテレフタレー
ト樹脂に結晶核剤を添加せしめても成形時の金型温度を
85〜lu’6℃に保持した場合には、成形時の結晶化
速度が速くないことに起因して1111iIj1性が可
成り一くなり、これを避けるためには長時間金型内に放
置して冷却する必要がある。更にまた、斯様にして得ら
れた成形品の結晶化は十分進んでいないために、肉薄の
成形物のときには耐熱性が劣抄、例えばかかる成形物を
高温雰囲気のもとで使用したときにはl!!に結晶化が
進行して寸法が変化するという欠点を有している。
本発明者は、かかるポリエチレンテレフタレート樹脂の
欠点を改良し、fに従来技術の問題点の改善について検
討した結果、特定範囲にある数平均分子量の、好ましく
は末端封鎖されている、ポリカプロラクトンと核剤とを
組合せて配合するととKより、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂成形時の金型温度を110℃以下の低い状態に
保っても高い生産性で成形が可能となり、かつその成形
物は優れ九寸法安定性を有すること、更に末端封鎖され
ているポリカブロックトンは実質的に活性基を有しない
のでポリエチレンテレフタレート樹脂の重合度を低下さ
せることも少なく、従ってこれに起因する組成物の物性
低下が防止できることも見出した。この末端封鎖された
ポリカプロラクトンと核剤との組合せは比較的低い金型
温度でも十分な結晶化度を示す成形品を成形できる利点
があるが、一方好適な成形条件の範囲が狭く、例えば成
形時の樹脂の熔融温度が高いときや、成形゛シリンダー
内での滞留時間が長くなったとき等に耐熱性や強度の低
下現象があられれ易いことがその後O検討によって明ら
かとなった。この現象は恐ら〈ポリカプロラクトンとポ
リエチレンテレフタレート樹脂との間で、成形過程にエ
ステル交換が起りポリマーの分子配列状態が変化するこ
とに起因するものと推測される。
本発明者は、これらの点を考慮しつつ更に引き続き検討
を重ねた結果、ポリカプロラクトン。
核剤及び特定の夛ん化合物を組合せてポリエチレンテレ
フタレート樹脂に配合することにより、110℃以下の
比較的低い金型温度においても高い生産性で成形が可能
であり、かつ高度に結晶化した成形物が得られると共に
広範囲の成形条件で成形できる組成物の得られることを
知見し、本発明に到達した。  □ すなわち、本発明は (4)ポリエチレンテレフタレート樹脂100重量部当
シ、 (尋充てん剤0〜200重量部、 (0)数平均分子量が20000以下のポリカプロラク
トンα1〜30重量部、 (D)結晶促進性付与量の核剤、及び (6)一般式(D 、 (li) X−P−Z      ・・・・・0)1 x−p−z      ・・・・・(11)で表わされ
るりん化合物の少なくとも一種α01〜2重量部 ::・ を配合してなることを特徴とする樹脂組成物である。
、本発明において用いられるハ)成分のポリエチレンテ
レフタレート樹脂とは、酸成分としてプレ7タルatた
はそのエステル形成性誘導体を用い、グリコール成分と
してエチレングリコールまたはそのエステル形成性誘導
体を用いて得られるポリエチレンテレフタレートを主た
る対象とするが、そのテレフタル酸成分及び/又はエチ
レングリコール成分の一部を共重合成分で置き換えたも
のでも良い。かかる共重合成分としては例えば、イノ7
タル酸、フタル酸;テトテプロム7タル酸、デトラプΩ
ムチレフタル酸の如きハロゲン置換フタル酸類;メチル
テレフタル鹸、メチルイソフタル酸の如きアルキル置換
フタル酸類;λ6−ナフタリンジカルボン酸。
類; 44/−ジフェニルジカルボン酸、亀4′−ジフ
ェニルジカルボン酸の如きジフェニルジカルボン酸類:
 4t 4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸類;コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸、デカジカルボン酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸ナトの如き脂肪族または脂環族ジカルボン
酸類;トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、ジエチレンクリコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツール等の如き脂肪族または脂環族ジオール類;
ハイドロキノン、レゾルシン勢のごときジヒドロキシベ
ンゼン類;λ2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等のご
ときビスフェノール類;ビスフェノール11エチレング
リコールの如きグリコールとから得られるエーテルジオ
ールなどの如き芳香族ジオール類;C−オキシカプロン
斡、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシエトキシ安息酸等
の如きオキシカルボン酸類等があけられる。
これらの共重合成分は−alまたは二種以上用いること
ができ、またその割合は全ジカルボン酸(オキシカルボ
ン酸はその半分量がカルボン酸ぺして計算)当9to七
ルー以下、1fiKx。
モル−以下であることが好ましい。
[K、上述のポリエチレンテレフタレートに分岐成分、
例えばトリカルバリル酸、トリメリシン酸、トリメリッ
ト酸のごとき三官能、もしくはピロメリットaの如き四
官能のエステル形成能を有する酸、及び(または)グリ
セリン。
トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット等の如き
三官能もしくは四官能のエステル形成能を有するアルコ
ールを、LOモル係以下、好ましくはα5モル−以下、
fLK好ましくはα3モル−以下の割合で共重合せしめ
ても良い。
本発明で用いられるポリエチレンテレフタレート樹脂の
極限粘度は、オルソクロロフェノール溶媒を用い35℃
にて測定したとき、α35以上、更に#1a4s以上、
特にα50以上であることが好ましい。もつとも0)成
分の充てん剤として繊維状強化剤例えばガラス繊維を用
いる1 ときには1、この極限粘度り17):限をα9以下、更
にはα8以下とするのが好ましい。
上述のポリエチレンテレフタレート樹脂は通常の製造一
方法、例えば熔融重合反応またはこれと固相重合反応と
を組合せる)法等によって製造することができる。
本発明において用いられる(6)成分の充てん剤として
は、ガラス繊維、アスベスト、炭素繊維。
芳香族ポリアミド繊維、チタン酸カリウム繊維。
硫酸カルシウム繊維、スチール繊維、セラミックス繊維
、ボロンウィスカー等の如き繊維状物;マイカ、シリカ
、タルク、炭酸カルシウム、ガラスピーズ、ガラスフレ
ークス、クレー、ウオラストナイト等の如き粉状9粒状
或いは板状の無機フィラーが例示される。
これらの充てん剤は、通常補強材9表面改質材として、
或いは電気的、熱的その他の特性改質を目的として配合
されるが、これらの充てん剤のうち特にガ、、ラス繊維
を本発明の俤)成分として用いるときKは単なる補強用
充てん剤として。□□。、、、′:、・’&6f、□オ
、。Ji! + & ff O))成分の結晶化促進効
果の作用と相まって高度な耐熱変形安定性を奏する〇 かかる目的のために用いられる(2)成分とじてのガラ
ス繊維は、一般Klt脂の強化用に用いるものならば特
に限定はない。たとえば長繊維タイプ(ガラスロービン
グ)や短繊維状のチョツプドストランド、ミルドファイ
バーなどから選択して用いることができる。またガラス
繊維は集束剤(例えばポリ酢酸ビニル、ポリエステル集
束剤等)、カップリング剤(例えばシラン化合物、ボラ
ン化合物等)、その他の表面処理剤で処理されていても
良い。更にまた、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂
で被覆されていても良い。通常、長繊維タイプのガラス
繊維は樹脂とのブレンド前又はブレンド後に所望の長さ
に切断されて用いられるが、この使用態様も1′本発明
においては有用である。
本発明において(6)成分の添加は、添加によ″′鼠効
果発現や過剰添加によるポリエチレンテレフタレート樹
脂本来のすぐれた特性の損失や成形上の間1141に流
動性の低下などを考慮してきめられ、その配合量はポリ
エチレンテレフタレート樹脂100重量部当り伸)成分
の総量が200重量部をこえないことが望ましい。また
(9)成分を添加するときKはこの添加量を5重量部以
上とするのが好ましい。(6)成分の添加量が200重
量部を超える場合には、組成物の熔融流動性が著しく劣
り、外観の良好な成形品を得ることが出来ず、更に又(
6)成分添加に伴う強度や耐熱性その他の特性に対する
向上効果は飽和に達する九めKt#fましくない。
本発明において用いられる(0)成分のポリカプロラク
トンは、数平均分子量が2(LOOO以下のポリカプロ
ラクトンである。ポリカプロラクトンは、通常カチオン
又はアニオン開始剤を触媒とした1−カプロラクトンの
開環重合によって得られる。本発明者の研究結果によれ
ば、後述する核剤との組合わせによってポリエチレンテ
レフタレート樹脂の結晶化を原著に促進させる作用効果
を発現すること、しかも、この結晶化促進効果はポリカ
プロラクトンの分子量によって大きく影□響され、数平
均分子量がzooooより大きい分子量ポリカプロラク
トンを配合し九ときには、全く或いは殆んど結晶化促進
効果を奏さないのに対し2(1000以下の小さい数平
均分子量のポリカプロラクトンを配合すると顕著な結晶
化促進の作用効果を示することか明らかとなった。
1−カプロラクトンのg*重合に用いる重合開始剤とし
ては、例えばn−へΦシルアルコール、n−ヘプチルア
ルコール、n−オクチルアルコール、n−ノニルアルコ
ール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコールナト
の一価アルコール;例えばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、エチルエチレングリコール。
2−メチル−Lz−10)(フジオール。ピナコール、
β−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール+L4
−シllaへ中サンジメタツール等のグリコール類;・
例、えばグリセリン。
Lλ3−ブタントリオール、L2.3−ペンタントリオ
ール等の三価アルコール類;例えば工IJトリット、ペ
ンタエリスリトール等の四価アルゴール類;例えば安息
香酸、p−メチル安息香酸、ラウリン酸、ミリシン酸等
の一価カルポン酸類;例えばイソフタル酸、フタル酸、
′テレフタル酸、2.6−ナフタリンジカルぎン酸、4
4′−ジフェノキシエタンジカルボン酸、コハク酸。
アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカジカルボ
ン酸、シクロへ中サンジカルボン酸等の二価カルボン酸
類;例えばトリカルバリル酸。
トリメリシンI1.)リメリット酸等の三価カルボン酸
類;例えばピロメリット酸等の四価カルボン酸*:例え
ばl−オキシカルボン酸、ヒトC” ’F V xトキ
シ安息香酸等のオキシカルボン酸類などを例示すること
ができる。更に又、これらの重合開始剤を用いて1−カ
プロラクトンを開環重合する際の反応を促進せしめる触
媒として、公知の開環触媒であるテトラオクチル錫。
−、”l’、Il ジフェニル錫ジフウ歳−ト等の錫系触媒やflン酸テト
2ブチルの如きチタン系触媒を用いることが好ましい。
斯様にして得られるポリカプロラクトンの末端基の種類
は使用する重合開始剤の種類によって異り、アルコール
類ではヒドロキシル基、カルボン酸類ではカルボキシル
基、オキシカルボン酸類や水ではヒドロキシル基とカル
ボキシル基の両方が末端基となる。これらのうち1重合
開始剤としてグリコール類を用いたものが好ましい。 
      ・         □本発明においては
、ポリカプロラクトンはその全末端基の少くとも50%
、好ましくは70憾以上を封鎖した亀のが好ましい。ポ
リカプロラクトンの末端基はすべて封鎖されているのが
理想であり、特に好ましい。この封鎖には、ポリカプロ
ラクトンの末端カルボキシル基または末端水酸基の活性
をなくすものであれば任意の一価の化合物が用いられる
。封鎖には、例えばエステル結合、エーテル結合、9レ
タン結合。
アミド結合等が用いられるが、エステル結合による封鎖
が好ましい。エステル結合による封鎖に用いられる化合
物としては、例えば末端基がヒドロキシル基の場合には
、−価のカルボン酸類またはそのエステル形成性誘導体
であり、また末端基が′カルボキシル基の場合には一価
のアルコール類またはそのエステル形成銹導体を示すこ
とができる。゛この一価カルボン酸類または□そのエス
テル形成性誘導体としては、例えば酢酸、プロピオン酸
、酪酸、吉草酸、カプロン酸。
ヘプタン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
安息香酸、トルイル酸、ジメチル安息”香酸すエチル安
息香酸、クミン酸、λ&45−デトー□メ゛チル安息香
酸等のカルボン酸類やこれ□らの酸無水□物、酸ハライ
ドなどが例示され、更にはこれらのカルボン酸類のエス
テル誘導体、例えば′酢@7エ□ニル、カプロン酸エチ
ル、安息香酸メチル、トルイル酸エチル等が挙げられる
t+−価アルコール類又はそのエステル形成性−導□体
□と1しては例えばメチルアルコール、工(ル□アルコ
ール、n−7’ロビルアルコール、イノプ□ロビルアル
コール、イノブチルアルコール。
n−アミルアルコール、ラウリルアルコール等のアルコ
ール類や、これらのハロ炭鹸エステル票やカルボン酸エ
ステル類等が挙げられる。
ポリカプロラクトンと一価のアルコール類もしくはその
エステル形成性誘導体或いは一価のカルボン酸類もしく
はそのエステル形成性誘導体との反応によって末端を封
鎖したポリカプロチクトンを得るには公知のエステル化
反応を用いることができ、これKより容易に得ることが
できる。
この末端封鎖されたポリカプロラクトの特ニ好ましいも
のとしては、一般式OiD [n”ao+o+OHI+*ao+、o)、R”モ00
+O+””sh ■+ntOR’す、  、、−Gil
tで表わされるポリカプロラクトンである。前記一般式
において、Rロ がグリコールによる場合、W1社Oと
なり、mは2となり、R”Cl0−は封鎖に用い九−価
カルメン酸の残基を表わす、+1九R”  がジカルボ
ン酸による場合、飄はOとなり、m′は2となり、−O
R″串 は封鎖に用いた一価アルコールの残基を表わす
。1!Kt九、R”  がオ中ジカルボン酸による場合
、m、+11’はlとカリ、R”00−社封鎖に用い九
−価カルボン酸の残基。
−oa1& は封鎖に用゛いた一価アルコールの残基を
表わすつ 斯様にして得られる末端の封鎖されたポリカブロックト
ンの場合も、後述する核剤との組合わせKよってポリエ
チレンテレ7タV−)樹脂の結晶化を顕著に促進させる
作用効果を発現するが、鎖結晶化促進効果は末端の封鎖
されたポリカプロラクトンの分子量によって大きく影響
され、数平均分子量が2ooooより大きい場合には全
く或い社殆んど結晶化促進効果を奏さ飯゛:11 いのに対しgod’oo以下の小さい数平均分子量の末
Ia新鎖ポリカプロラクトンを配合すると顕著な結晶化
促進の作用効果を示す。
従って本発明において用いられるポリカプロラクトンの
数平均分子量は2へ000以下、好ましくは1(LOO
O以下、より好ましくは&Goo以下が適尚である。も
つとも末端の封鎖されていないポリカプロラクトンの場
合には、この数平均分子量は200以上%l!にはSO
O以上とするのが好ましい。
ポリカプロラクト/の配合量はポリエチレンテレフタレ
ート樹脂100重量部当り11〜30重量部、好ましく
はα5−.15重量部である。この量がα1重量部より
少いと本発明の目的である結晶化促進には実質上効果が
なく、また30重量部よりも多くなると該効果が増大さ
れないばかりか逆IC!!1度低下をもたらすなどの不
利な点がでてくるので好ましくない。
本発明において用いられるの)成分の核剤はポリエチレ
ンテレフタレート樹脂の結晶核剤として一般に用いられ
ている公知の化合物が主たる対象となるが、これらに特
定されるものではない。例えば特公昭44−7542号
公報記載の炭素粉、中性粘度1周期律表第n族金属の酸
化物。
硫−塩、燐酸塩、けい−塩、蓚酸塩、ステアリン酸塩、
安息香酸塩、サリチル酸塩、I!!石鹸塩;特公昭45
−26222号公報記載の黴細なピロ7エライト;特公
昭46−71110号会報記載の二酸化チタン;特公昭
46−2111177号会報記載の安息香酸す)Qラム
;特公昭4 y−jogs号公報記載のタルク、石膏;
特公i@4?−13187号公報記載のモンタンワック
ス塩、モンタンワックスエステル塩;特公昭47−14
502号公報記載のテレフタル酸リチウム、ステアリン
酸ナトリウム、安息香酸カリウム:特公昭47−258
50号会報記載の窒化硼素:特公昭47−27141号
公報記載の有機スルホン金属塩、41会昭47−zyt
ao4!会報記載の飽和第3モノカル&ylll混和物
の中性又は一部中和した塩又はニスデル塩;特公昭47
−8!485.4874097.4@−401111号
公報記載のモノ又はポリカルボン酸のナトリウム、リチ
ウム、又はバリウム塩:*公@411−12861号会
報記載のアルカリ土類金属又はチタニウム、ダルマ二タ
ム、アンチモン、タングステン、マンガンの金属グリコ
レート;特公昭4 S −26225号会報記−のa−
オレフィンとα、β−不飽和カルポン酸塩とからなるイ
オン性共重合体などが挙げられioこれらの核剤として
用いられる化合物の中で特K(0)成分のポリカプロラ
クトンとの組合せでポリエチレンテレフタレート樹脂の
結晶化速度を促進させる効果の大きいものは、平均粒径
が20s以下のタルク、カルボン酸の周期律表第tit
たは第朧族から選ばれ九金属の塩及びα−オレフィンと
a、β−不飽和カルボン酸塩とからなるイオン性共重合
体である。
If!Ktた、これらの核剤のうちでタルクを用い九場
合が後述する(至)成分のシん化合物添加に基づく熱安
定性効果が十分発現されるために最も好ましい。
前記カルボ/酸の周期律表第■族または第履族から選ば
れた金属の塩としでは、例えば酢酸。
プロピオン酸、カプロン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、ベヘニン讃、モンーモノカルボン酸の
金属塩;シェラ酸、アジピン酸、コハク鐵、セバシン−
、マレイン酸、7マル酸等の脂肪族ジカルボン酸の金属
塩;安息香酸、テレフタル酸、フタル酸等の芳香族カル
ボ/酸の金属塩等を挙けることができる。これらの金属
塩としては、Ha、 K、 Li等の周期律表第1族の
金属塩、Mge Ca、 Ba Zm等のi属塩が好適
である。1にこれらカルボン酸の金属塩はすべてのカル
ボキシル基が塩である必要はなく、一部のカルボキシル
基が中和され、残9が酸又はエステルの形で残存してい
ても良い。
また―−オvフィンと6.β−不飽和カルボン酸塩とか
らなるイオン性共重合体は公知の方法によって得ること
ができ、その製造法は例えtf411公115ss−8
8104会報に記載されてiる方法がある。 ・じ イオン性共重合体としては下記構造式で示される単位を
有するポリマーを使用することが好ましい。   ゛ 一 〇 ことでR+:H,Q石〜O+*H*s 、 Co山9R
鵞 :   H,OH黍 、  C意HeMe”: 1
価の金属のイオン。
Me++:2価の金属イオン。
Me+++:3価の金属イオン。
!、 7及びnは整数を表わす。
g−ytvy4yとa、β−不飽和ジカルボン酸の塩よ
りなるイオン性共重合体、例えばエチレ/−マレイン酸
との、又はエチレン−イタコン績との共重合体で、1〜
3価の金属の金属イオンを含む共重合体を使用すること
もできる。
またイオン性共重合体としてグラフト共重合体を使用す
ることも出来る。かかる共重合体は例えばα、β−不飽
和カルボン酸エステルをポリオレフィンにグラフト結合
させ、これをケン化し、次いで水−化アルカリ金属と反
応せしめることkよって得ることができる。この共重合
体のオレフィン含量は少くともSO型重量あることが好
ましい。特に好都合なのはオレフィン含量が80〜99
重量慢の共重合体である。
更Kまたイオン性共重合体として下記の単位を含むポリ
マーを使用することができる。
(ロ) ÷OHt−OH+ x 4 ζこでRs : H,OBs〜Cutfims、 Os
e@R,:H,OHHa Q*Hm Ra :  H,OHs 、  0tHsRa:H,O
Hs〜C+tH電s X、 7及び2は整数を表わす。
このイオン性共重合体のオレフィン含量は少くとも50
重量−であることが好ましい。特に好都合なのはオレフ
ィン含量が80−90重量%の共重合体である。エステ
ル成分とイオン性成分との総量は少くとも10重量%で
、イオン性成分はイオン性共重合体の全量の少くとも3
−であることが好ましい。全てのカルボキシル基が金属
イオンによって中和されている必要は41iKないが、
カルボキシル基の少くともtoeが金属イオンによって
中和されていることが13゜泰C#J纂 冑、金属イオンとしては上述の特公昭39−6810号
公報に記載されたものは全て使用することができるが、
特に好都合なのはアルカリ金属イオン殊にナトリウムイ
オンである。特に好都合な共重合体はエチレンとメタア
クリル酸とからなり、アルカリ金属イオン殊にナトリウ
これらの核剤の配合量は、核剤の種類や形状等によって
その効果を発現させる量が異るため一率に規定すること
はできないが、通常ポリエチレンテレフタレート樹脂(
ト)に対して量も少ない場合にはα05重量%、最も多
い場合には10重量−の範囲から選ばれる。核剤の種類
、形状等によって選ばれる好ましい添加量は、例えば特
公昭44−7542 、45−26222 。
45−26225.4   二  −?’  i   
s’  o’   :   4  6   ”2991
7.47−3025.47−13137 。
47−14502 、4 ’I −25850、47−
27142,47−27780,47−32435。
48−4097.48−4098.48−128614
等に記載されている量である。しかして、核剤の添加量
が少なすぎる場合には核剤としての効□84.門五ず・
1、*Km、、tt*<  t、at−’c、核剤とし
ての作竺□効果が増大されることがないばかりか、むし
ろ強度その他の特性面で悪い結果を与え□る場合がある
本発明において用いられる(尊成分のりん化合物は下記
一般式(1) 、 (i)で表わされるりん化合物であ
る。
上式中の一価の炭化水素換基としては、炭素数12以下
のアルキル基、アラルキル基、アリール基等が好ましい
。アルキル基としてはメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル。
ペンチ、ルウヘキシル、シクロヘキシル、オクチル、デ
シル等が例示され、またアリール基としてはフェニル、
ナフチル、メチルフェニル、フェニルフェニl’、臭素
化フェニル等カ例示すしる。更にまたアラルキルとして
はベンジルが例示される。シん化合物の具体−とじては
、例えばリン酸、リン酸トリメチル、リン酸メチルジエ
チル、リン酸トリエチル、リン酸トリインプロピル、リ
ン酸トリブチル、リン酸トリフェニル等のリン酸エステ
ル;亜すン酸、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチ
ル、亜リン酸トリフェニル等の亜リン酸エステル;フォ
ス7オン酸、フェニルフォス□7オン#、フェニルフォ
ス7オン酸フェニル等の7オスフオン酸類及びそots
s体:フオスフイン酸、フェニル7オスフイン酸、ジメ
チルフォスフイン酸等の7オスフイン酸類及びその誘導
体等があげられる。これらのうちで本籍KW1ましいも
のはI+リン酸トリメチル、(亜)リン酸トリフェニル
等の如き(亜)リン酸エステルである。これらのりん化
合物は単独使用または二種以上を併用することができる
りん化合物の配合量はポリエチレンテレフタレート樹脂
100重量部当シα01〜2重量部であることが望まし
い。この量がα01重量部未満では熱安定性の改善効果
が少なく、また2重量部を超える量を配合してもこの作
用効果が増大されるととがないばかりか、逆に強度等に
悪影響を及ばずので好ましくない、 本発明の樹脂組成物を得るのに任意の配合方法を用いる
ことができる。通常とからの配合成分はより均一に分散
させることが好ましく、その全部もしくは一部を同時K
或は別々K例えばプレンダー、ニーダ−、ロール、押出
m等の如き混合機で混合し均質化させる方法や混合成分
の一部を同時に或いは別々K例えばプレンダー。
ニーダ−90−ル、押出機等で混合し、更に残りの成分
を、これらの混合機或いは押出機で混合し、均質化させ
る方法を用いることができる。
更に、本発明の(0)成分であるポリカブロラクトンは
ポリエチレンテレフタレート樹脂中に練り込んで用いる
ことが好ましいことである。
最も一般的な方法は予めトライブレンドされた組成物を
更に加熱した押出機中で溶融混練して均質化したあと、
針金状に押出し、次いで所望の長さに切断して粒状化す
る方法である。斯様にして作られた樹脂組成物は通常充
分乾燥された状11に保たれて成形機ホッパーに投入さ
れ、成形に供される。また他の方法としては例えばポリ
エチレンテレフタレート樹脂製造時、縮重合前、縮重合
後或いはその途中で他の成分を添加、混合する方法があ
げられる。特に充てん材としてガラス繊維を用いる場合
にはその混線時の破砕を極力防止し、また組成物製造時
の作業性を向上させる目的で、他の成分と一緒に押出機
中で溶融混練させることなく、トライブレンドしても良
く、例えば押出機で作られたガラス繊維未含有のポリエ
チレンテレフタレート粒状物と所定量のガラスチョツプ
ドストランドもしくはあらかじめ調整されたガラス繊維
高含有の熱可塑性樹脂と共゛に混合した組成物を成形機
ホラ/(−に投入し、:11□ご形に供することもでき
る?本発明の樹脂−゛成、物には、!!に他の特性向上
を目的として種々の添加剤を配合することができる。こ
の様な添加剤としては例えば、難燃性改良を目的として
、デカブロモビフェニルエーテル、オクタブロモビフェ
ニルエーテル、ヘギナプロモピフェニルエーテル、ハロ
ゲン化ホリカーボネートオリゴマ−(例えば臭素化ビス
フェノールA’l)原料として製造されたポリカーボネ
ートオリゴマー)、ハロゲン化エポキシ化合物等の如き
ハロゲン含有化合物:赤シん、燐化合物、ホスホン酸ア
ミドの如きりん一窒素化合物など:#l燃助剤(例えば
三酸化アンチモン。
硼酸亜鉛等)等が挙げられる。II!には耐熱性向上を
目的として、ヒンダードフェノール化合物。
硫黄化合物等の如き酸化防止剤或いは熱安定剤を添加す
ることもできる。また溶融粘度安定性。
耐加水分解性改良等の目的には、各種のエポキシ化合物
を添加しても喪い。エポキシ化合物としては、例えばビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンを反応させて得ら
れるビスフェノ−WA型エポキシ化合物、各種グリコー
ルやグリセロールとエビクロヒドリンとの反応からなる
脂肪族グリシジルエーテル、ノボラック樹脂とエピクロ
ルヒドリンより得られるノボラック型エポキシ化合物、
脂環族化合物から得られる脂環族化合物型エポキシ化合
物などが好ましく、特に好≠しいエポキシ化合物として
はビスフェノ、−ルム型エポキシ化合物及び低分子量ポ
リエチレングリコールのジグリシジルエーテルが挙げら
れる。その他の添加剤としては紫外線吸収剤。
酸化防止剤1着色剤、滑剤、帯電防止剤9発泡剤等が例
示される。
また少量の割合で他の熱可塑性樹脂、例えばステロール
樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン。
ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂。
ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン等:II!1硬化
性樹脂例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂。
不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等:更には軟
質熱可塑性樹脂、例えばエチレン−酢111L’ニル共
重合体、、ポリエステルエラストマー7等を添加しても
良い。
本発明の樹脂組成物は一般の熱可塑性樹脂の成形機によ
って通常の方法で容J&に成形することが可能である。
しか龜、極めて良好な結晶性を有しており従来品に比較
して一層広範囲の金型温度で優れた成形性を有し且つ得
られた成形品の寸法安定性は著しく優れている。
以下実施例により本発明を詳述する。伺、実施例中の各
種特性の測定は以下の方法によった。
また実施例中記載のポリエチレンテレフタレートの極限
粘度はオルソクロロフェノール溶を中35℃にて測定し
た値である。更Kまた部は重量部を意味する。
(1)  熱変形温度: ム8’rM−D648により、荷重264PsilCて
測定した。
(2)  静的強度: 引張試験・・・・ ム8TM D−638に準拠。
−は試験・・・・ ム8TM・D−790に準拠。
゛″**、     、、、、。
内寸法が縦11011m+”横110順、厚み2■の平
板金mKて平板を成形し、次の弐により成形収縮率、熱
収縮率を計算した。
但し成形品寸法とは成形後25℃の室温で48時間放置
後の寸法であり、熱処理後寸法とは上記成形品を120
℃で2時間アニーリングした後25℃の室温で48時間
放置後の寸法である。
実施例1〜4及び比較例1〜2 13(1℃にて5時間乾燥した極限粘度α65のポリエ
チレンテレフタレートのチップに、長さ8111+のガ
ラスチョツプドストランド、数平均分子量1159Gの
末端封鎖ポリカプロラクト/及び各種の核剤、木表−1
に示す量割合で添1t。
vfiプレンダーi’ tl□用いて均一に混合した。
得られた混合物を65■φの押出機でバレル温度270
℃にて熔融混練し、ダイスから吐出されるスレッドを冷
却、切断して成形用ペレットを得た。
次いで、このペレットを130℃で5時間熱風乾燥した
あと5オンスの射出成形機に物性測定用試験片モールド
を取り付けてシリンダー温I11!270℃、金型温度
85℃、射出圧力800〜/cd、冷却時間20秒及び
全サイクル35秒の成形条件で試験片を成形し尼。
これらの結果を表−1に示す。
崗ここで使用した末端封鎖ポリカプロラクトンは、e−
カプロラクトン100部に重合開始チル酸部a09部を
添加し、180℃に加熱し、この温度で6時間攪拌重合
させ、得られ九ポリカプロラクトンに無水酢酸2&4部
を添加し、再び加熱して130℃に温度を保ち且つ反応
によって留出する酢酸を系外に除きながら2時間攪拌反
応せしめ、更にその後過剰の無水酢酸を減圧で除去する
ことによって得たものである。
コノ末端封鎖ポリカプロラクトンの水酸基価は1、TI
8に−1557に準拠して測定した値で2以下であった
また、イオン性共重合体はエチレン90部とメタアクリ
ル酸10部とからの共重合体であって、そのカルボキシ
ル基がナトリウムイオンで中和されているものであり、
このメルトインデックスはA8TM D−1238−5
7’rにより測定した値讐αl f / l O分以下
9粒度300〜so。
μであった。
上記表−IKて明らかなように、本発明の(0)成分、
@成分のいずれが欠けても成形組成物はその結晶化度が
低く、従って低い熱変形温度と大きい熱収縮率のもので
あるのに対し、本発明による(0)成分と(ロ)成分を
組合せて配合するととKよ)成形組成物は結晶化が促進
され、熱変形温度が高く且つ熱処理による収縮率も低く
1表面外観の良いものが得られることが判る。
実施例5〜7及び比較例3〜5 140℃にて4時間乾燥した極限粘度0,70のポリエ
チレンテレフタレートに、長さ3順のガラスチ冒ツブト
ストランド、核剤としての作用を奏するタルク、トリフ
ェニル7オスフエート及び各種の末端封鎖ポリカプロラ
クトンをそれぞれ表−2に示す量割合で添加混合し、実
施例−1と同じ条件にて押出して成形用ペレットを得、
次いで試験片を成形した。
斯様にして得られた成形品について熱変形温度、収縮率
2表間外観及び強度等の特性を測定した。この結果を表
−2に示す。
淘ここで使用した末端封鎖ポリカプロラクトン(変性P
OL−ム)は、末端基がヒドロキシル基である市販のポ
リカプロラクトン(ダイセル(株)製;商品名グラフセ
ル”205.数平均分子量s s o ) t’o o
部に安息香酸メチルio。
部及び酢酸マンガンα14部を添加し、100〜210
℃に加熱し且つ反応によって留出するメタノールを系外
に除きながら10時間攪拌反応せしめ、更にその後過剰
の安息香酸メチルを減圧で除去するととKよって得た(
水酸基価2以下)。
一方、末端封鎖ポリカプロラクトン(変性POL−B 
)は両末端基がヒドロキシル基である市販のポリカプロ
ラクトン(ダイセル(株)製;商品名プラクセル+z 
t 2 、sk平均分子量t”160 ”) l O0
部に安息香−メチル80部、/酢酸マンガン62部を添
加し、前記変性PCTJ−ムの場合と同じ操作を行うこ
とによって得た(水酸基価2以下)。
更に又、末端封鎖ポリカプロラクトン(変性POIJ−
0)は末端基がヒドロキシル基である市販のポリカプロ
ラクトン(ダイセル(株)製;商品名プラクセルH−4
.数平均分子量5oooo )ioo部に安息香酸メチ
ル30部及び酢酸マンガンa1部を添加して変性POL
−ムと同じ操作を行なうととKよって得た(水酸基価2
以下。
数平均分子量5oooo )。
表−2の結果かられかるように数平均分子量が5ooo
oの末端封鎖ポリカプロラクトン(変性POL−C)を
添加しても熱変形温度は並、〈且つ熱収縮率が大きく、
結晶化促進の効果のない仁とがわかる(比較例−3)。
更に変性POL−Aを多量に配合した場合(比較例−4
)Kは結晶化促進の効果はあるものの大きな強度低下を
きたすことがわかる。
これらに比べて本発明の組成物によると結晶化度も高く
、表面外観も嵐好な成形品が得られ淘、比較例−5は実
施例6の組成中トリフェニル7オス7エートを添加しな
い組成態様である。この系では成形時の成形シリンダ一
温度を270℃で成形した場合には熱変形温度も高く、
表面外観の嵐好な成形物が得られ、成形物強度も実施例
−6の系とほぼ同等の高い強度値を示すが、成形シリン
ダ一温度を290℃に設定して成形した場合には引張強
度1曲は強度とも大きな強度低下を示す。
これに対して本発明による実施例−6では成形シリンダ
一温度を290℃に上げても270℃の場合と殆んど同
程度の強度値を示し1.成形時の熱安定性に優れている
ことがわかる。
実施例8 130℃にて5時間熱風乾燥した極限粘度α64のポリ
エチレンテレフタレー)64部。
長さ31111のガラスチョツプドストランド10部。
タルク(タルカンパウダーpxm、 (株)林化成)2
0@、)リアエールフォスファイト15部及び末端封鎖
ポリカプロラクトン(変性POL−D)1部を混合し、
実施例−1と同様な操作条件で成形用ベレットを得た。
次いで、この成形用ベレットを用いて実竺9例−1と同
様にして成形を行つ九・     1111 冑ことて使用した変性PCL −Dは次の方法によって
作った。即ち末端基がヒドロキシル基である市販のポリ
カプロラクトン(ダイセル(株)製;商品名プラクセル
 208.水酸基価136)100部にメチルパラトル
ニー)120部及び酢酸マンガンα18部を添加し、1
90〜210U[加熱攪拌し、反応によって留出するメ
タノールを系外に除きながら10時間反応せしめ、更に
その後過剰のメチルパラトルエートを減圧で除去すると
とKよって得たく数平均分子量1020、水酸基価5)
斯様にして得られた成形品は光沢があり、極めて良好な
外観を呈していた。また熱変形温度。
収縮率9強*ti次の通りであった。
熱変形温度:   198℃ 成形収縮率:     (L9− 熱収縮率 :0.メチ 引張強度 :    1130Kp/cd曲げ強度 :
   1520Kg/cd実施例9 140℃にて4時間熱風乾燥した極限粘度a6sのポリ
エチレンテレフタレートのチップ6s部、長さ3.0ガ
ラスチョツプドストランド10部、タルク(タルカンノ
(ウダーPKN 。
(株)林化成)5部、ガラスフレークス(平均粒930
0メツシユ)30部、燐酸トリメチルa、S部及び末端
封鎖ポリカプロラクトン(変性POL−1)4部を混合
し、実施例−1と同様な条件で成形用ベレットを得た。
次いで、この成形用ベレットを用いて実施例−1と同様
にして成形を行った。
斯様にして得られた成形品の外観は光沢°があり、極め
て良好であった。また熱変形温度、収縮率1強度は次の
通シである。
熱変形温度:   208℃ 成形収縮率Htan 熱収縮率 :    a1畳 引張強y  :    tzzo!/cd曲げ強度 :
   tsaoKr/cd賞ここで使用した変性pc’
h −icは次の】法によって作った。即ち末端基がヒ
ドロキシル基である市販のポリカプロラクトン(ダイセ
ル(株)製;商品名プラクセルφSOS、水酸基価30
5)100部に安息香酸メチル148部及び酢酸マンガ
ンα19部を添加し、実施例−5の変性POL−ムと同
様な操作全行って得た(数平均分子量860.水酸基価
lt)。
実施例−10〜1グ 14’O℃にて4時間乾燥した極限粘度α70のポリエ
チレンテレ7タレー)6LS部、長さ3■のガラスチョ
ツプドストランドa os を核剤としてのタルクS部
、実施例5で用いたと同じ末端封鎖ポリカプロラクトン
(変性pQL−ム)3部及び表−3に示す各種りん化合
物αS部を混合し、実施例−1と同じ条件で押出して成
形用ペレットを得、次いで試験片を成形した。
斯様にして得られた成形品について、熱変形一度、収縮
率゛9表面外観及び強度等の特性を測定しえ。その結果
を表−3,に示す。
手続補正書 昭和57年2月lZ日 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭  56−110804   号2、発明の名称 樹脂組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市東区南本町1丁目11番地 (300)帝人株式会社 代表者 給 末 知 夫 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L (4)ポリエチレンテレフタレート樹脂101)重
    量部当り、 (2)充てん剤0〜200重量部、 (Q数平均分子量が2(1(100以下のポリカプロラ
    クト711〜30重量部、 (2)結晶促進性付与量の核剤、及び (E)一般式(1) 、 (II) x−p−z     ・・・・・(1)1 X−P−Z     ・・・・・(ii)(である  
                  」で表わされるりん化合
    物の少なくとも一種αO1〜2重量部 を配合してなることを特徴とする樹脂組成物。 1 ポリカプロラクトンが数平均分子量20000以下
    であり、かつ全末端基の少なくと屯50慢が封鎖されて
    いるポリカプロラクトンであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の樹脂組成物。 λ ポリカプロラクトンが一般式0iD(R”co÷o
    +cs+sao+no)!ni1%co÷0÷abす5
    coin’OR’” ]mt・・・・・・01・ で表わされ、数平均分子量が20000以下のポリカプ
    ロラクトンであることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の樹脂組成物。 ζ 11) k化合物がりん酸エステル又は亜りん酸エ
    ステルであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の樹脂組成物。
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