JPS5813641B2 - かつら用フイラメント - Google Patents

かつら用フイラメント

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JPS5813641B2
JPS5813641B2 JP14718778A JP14718778A JPS5813641B2 JP S5813641 B2 JPS5813641 B2 JP S5813641B2 JP 14718778 A JP14718778 A JP 14718778A JP 14718778 A JP14718778 A JP 14718778A JP S5813641 B2 JPS5813641 B2 JP S5813641B2
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JP
Japan
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filament
filaments
wig
protrusions
types
Prior art date
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Expired
Application number
JP14718778A
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English (en)
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JPS5576102A (en
Inventor
三原三郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kagaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Kagaku Co Ltd filed Critical Toyo Kagaku Co Ltd
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Publication of JPS5576102A publication Critical patent/JPS5576102A/ja
Publication of JPS5813641B2 publication Critical patent/JPS5813641B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、かつら用フィラメントに関し、特にた結果、
フィラメントの見掛けを太くし、それでいて軽いフィラ
メントであることがカール性を良くすることを発見する
と共に、前記提案に係るフィラメントと異種の断面形状
をなす別種のフィラメントを適宜混合することによって
不足したカール性ヲ補いロングスタイル,カールの少な
いショートスタイルはもとよりカールを強くしたスタイ
ルにも適する極めてバランスのとれたかつら用フィラメ
ントの開発に成功したのである。
即ち、本発明は断面形状が放射方向に偶数個の突起を有
したフィラメントAと、同じく断面形状が放射方向に奇
数個の突起を有したフィラメントBと、断面が略円形を
なす二若しくは三本の単位フィラメントを隣り合せにし
て隣接したもの同志の接点が該単位フィラメントの半径
に略等しい幅で接続したフィラメントCの各断面形状を
異にした三種類のフィラメントを適宜混合したことを特
徴とするかつら用フィラメントを提供せんとするもので
、上記三種のフィラメントが上記の如く断面をなすこと
によって見掛けの太さを大にし、且つ軽くしてカール性
を良好ならしめると共に、放射方向に偶数個の突起を有
するフィラメントAと二若しくは三本の単位フィラメン
トを連設してなるフィラメントCがカールセットしたと
き素直な方向性を示し、又放射方向に奇数個の突起を有
したフイラメントBが不規則な方向性を出すことによっ
て極めてバランスのとれたかつら用フィラメントが得ら
れる。
以下、本発明を図面につき詳述すると、第1図は三種の
フイラメントA,B,Cのそれぞれの断面形状を示した
もので、フイラメントAは同図イに示した如く放射状に
8個の突起a・・・・・・を有し、またフィラメントB
は同図口に示されるように放射状に5個の突起b・・・
・・・を有している。
これらフイラメントA,Bはそれぞれの突起a,bを略
同一の大きさに揃えると共に、各々隣接して設けられる
突起の周面を円弧面1・・・・・・,2・・・・・・に
形成し、且つ隣り合った突起の接続点を同一率曲の凹弧
面1′・・・・・・,2′・・・・・・に形成して実質
的に各フィラメントA,Bの外周面が波形の曲面を形成
するようにしてある。
他方、フィラメントCは第1図ハに示す如く断面円形状
をなす二本の単位フィラメントc’ , c’を隣り合
せに接続3してその接続部の幅を該単位フィラメントC
b略半径に等しい長さにすると共に、接続部の両谷部4
,4を凹弧面とするもので、このフィラメントCは先に
開示した実公昭48−6940号公報に記載のかつら用
フィラメントと同一の構成に係るものである。
これら断面形状を異にした三種のフィラメントA,B
,Cは各々40〜80デニールの繊度に形成され、且つ
相互にはフィラメントAについて38〜45%、フィラ
メントBは22〜27%、フィラメントCについては3
0〜35%の割合で混合される。
尚、製品としての具体的な比率は後述するように、所望
する製品のタイプに合せてその混合比率が決定される。
この様に各断面形状を異にして形成される三種のフイラ
メントA ,B ,Cは上記混合比率で人工膚皮に植毛
され、かつらに成形される。
その後周知の方法でカールセソトし所望のヘアスタイル
に仕上げられるが、このときフィラメントAは前述の如
く偶数個の突起aを放射方向に有することから、熱セッ
トによって強制的に屈曲されると、その屈曲方向に対し
て左右の突起数が同数となって均衡するため、その屈曲
方向に素直に従いおだやかなウエーブが得られる。
そして、同様にフィラメントCについても単位フィラメ
ント相互の接続部を基点にそのいずれかの谷部側に屈曲
することから素直なウエーブが得られるが、放射方向に
奇数個の突起bを有したフィラメントBはその軸心を基
点として屈曲方向に対する左右のバランスが取り苦いた
め、常にいずれかの方向に片寄りを生じて方向が変化し
、素直なウエーブが得られないことになる。
即ち、混合された各フィラメントのうち、フイラメント
AとCはカールセットに対して素直なウエーブを形成す
るのに対してフィラメントBは無方向にウェーブを形成
し、所謂くせ毛状となって他のフィラメントに絡むこと
になる。
従って、本発明のフィラメントによれば、フィラメント
A,Cが単独で使用された場合、フィラメント相互の干
渉が小さく、このため単純なカールウエーブが付けられ
るが、更にこれに無方向に屈曲するフイラメントBが混
合して上記単純なウエーブに変化を付与することから、
より入毛に近い不規則性が加味され自然な頭髪状を呈す
ると共に、フィラメントBの絡みによって他のフイラメ
ントA,Cのウエーブ方向に変化を与えるため毛分れが
なく、またカールの保持力を向上させることになる。
特に、この種従来の合成樹脂製のかつら用フィラメント
は素材特有の単調さから、入毛特有の不規則性を作り出
すことができなかったが、フィラメントBの混合によっ
て適度の不規則性が加えられ、更にこのフイラメントB
の不規則な屈曲方向によって逆毛を作り出すことが可能
であり、そのヘアスタイルは多様化し、任意のスタイル
を調整することが可能となった。
ところで、上記三種のフィラメントの混合比率は前記し
た範囲で混合されるが、その具体的な比率は上記各フィ
ラメントの特性を考慮して所望する製品によって決定さ
れる。
即ち、ロングスタイルヤ、ショートスタイルの様にカー
ルが比較的単純でおだやかなものについてはフィラメン
トA及びCの混合比率を大にし、反面カールの強く現わ
れるスタイルにはフィラメントBの混合率を大にする如
く、それぞれの特性を考慮して増減することになる。
たゞこの場合フィラメントBの混合が50%を超えると
、フィラメントの相互の絡みが強くなり、自然なウェー
ブを作り出し苦くなると共に、櫛通しが極端に悪くなる
のでそれ以下に抑える必要がある。
尚、各フィラメントの上記混合は均一な混合が得られる
様にフィラメントの成形時に行うのが適当であり、この
実施例では第2図に示した如くノズル5に第1図に示し
た各フイラメントA,B,Cと同一断面形をなす多数の
オリフィス6,7,8を適当な間隔をおいて交互に配列
し、同時に溶融紡糸することによって行うようにしてい
る。
勿論、この場合上記オリフイスは各フィラメントの混合
比率に応じてその個数及び総面積が決定されることは言
うまでもない。
次に本発明のかつら用フィラメントの一実施例を表を以
て示す。
尚、表中のノズル断面形状は第1図に示す各フィラメン
トと同一であり、ここではフィラメントA,B,Cを以
て表示する。
また、ノズルは第2図に示したものを使用した。
上記表に示した実施例の製品につきウイッグ加工性及び
仕上り状態を試験したところ (イ)ウイッグ加工性 ハツクリング(櫛通し) 良好 ウエフテング(植毛性) 良好 スキンパート(仕上り性) 良好 (口) ウイッグ仕上り カール及びウエーブ状態 良好 (特にカールが均一に表われ、保持 性に優れる) ブラッシング ショートスタイルにおいて良好、15c
m以上のロックにおいて多 少難点 感触性 従来品に比較して良好 艶 入毛に近い光沢を有する。
色 多少不鮮明である。
スタイル ロングスタイルにおいて多少ブラッシングに
難点があるが、ショート スタイルにおいては良好であり毛分 れがない。
の結果が得られた。
以上説明した如く、本発明は各断面形状を異にした三種
のフィラメントを適宜混合してなるかつら用フィラメン
トに係るもので、各フィラメントの特性を活しつつ相互
に抑制させて入毛に近いフィラメントとしたもので、ウ
イッグ加工性に優れると共に仕上りが極めて良好である
特に本発明のかつら用フィラメントは三種のフィラメン
トが前記断面形状をなすことによって乱反射し、光学的
に合成樹脂特有の光沢を消して入毛に近い艶を出すと共
に、嵩高であり、腰が強く、櫛通しが良い等の利点を有
する。
そして、ロングスタイルを始めカール性に優れることか
ら、各種のヘアスタイルを容易に作り出すことができ、
且つカールの保持力に優れることから、型崩れがなくか
つら用フィラメントとして極めて好都合である。
尚、前記実施例ではフィラメントAについて突起を8個
としたが、これに限定されるものではなく、屈曲時に軸
心を中心に左右が均衡すればよく従って4〜10個程度
の偶数個であればよい。
また、フイラメントBについてはこれとは逆に不均衡に
なればよいので、5個に限られることなく、3個であっ
ても、また7、9個であってもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るかつら用フィラメントの一実施例を
示したもので、第1図は各フィラメントの拡大断面図、
第2図はノズルの部分拡大平面図である。 A,B,Cは混合される各フィラメント、a,bはフィ
ラメントの突起である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面形状が放射方向に偶数個の突起を有したフィラ
    メントAと、同じく奇数個の突起を有したフィラメント
    Bと、断面が略円形をなす二若しくは三本の単位フィラ
    メントが隣り合せになっており、隣接するもの同志の接
    点が該単位フィラメントの半径に略等しい幅で接続した
    フィラメントCの三種のフィラメントを適宜混合してな
    ることを特徴とするかつら用フィラメント。 2 三種のフィラメントA,B,Cの混合比率が、フィ
    ラメントAについて38〜45%、フィラメントBにつ
    いて22〜27%、フィラメントCについて30〜35
    %であるように混合したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のかつら用フィラメント。 3 三種のフイラメントA,B,Cの繊度が、各各40
    〜80デニールであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のかつら用フィラメント。
JP14718778A 1978-11-30 1978-11-30 かつら用フイラメント Expired JPS5813641B2 (ja)

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JP14718778A JPS5813641B2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 かつら用フイラメント

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JPS5576102A JPS5576102A (en) 1980-06-09
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