JPS58126961A - 炭素系高透磁率非晶質鉄合金 - Google Patents

炭素系高透磁率非晶質鉄合金

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JPS58126961A
JPS58126961A JP20762282A JP20762282A JPS58126961A JP S58126961 A JPS58126961 A JP S58126961A JP 20762282 A JP20762282 A JP 20762282A JP 20762282 A JP20762282 A JP 20762282A JP S58126961 A JPS58126961 A JP S58126961A
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JP
Japan
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alloy
atomic
amorphous
magnetic permeability
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP20762282A
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English (en)
Inventor
Takeshi Masumoto
健 増本
Akihisa Inoue
明久 井上
Shunsuke Arakawa
俊介 荒川
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Research Institute for Iron Steel and Other Metals of Tohoku University
Original Assignee
Research Institute for Iron Steel and Other Metals of Tohoku University
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本釦明は、高透磁性に慣れた炭素系非晶質鉄合金に関す
るものである。
通常、固体の金属・合金は結晶状態であるが、液体より
超急冷(冷却速度は合金の組成に依存するが、およそ1
0〜106”07秒である〕すれは液体に類似した周期
的原子配列を持たない非結晶構造の固体が得られる。こ
のような金属を非晶*金属あるいはアモ゛ルファス金属
と叶ぶ。−飯に、この釜の金禰は2種以上の元素からな
る合金であり、通常、遣移金輌元素と非金属元素の両者
の組合せよりなり、半金IIJhitは約16〜80原
千%程曳である。
本発明者等は先に′11iF開陥51−78920号に
より下記成分組成範囲を有する?にう磁率アモルファス
合金を開示した。
CI+  燐、炭素及びボロンのうち何れか1種または
2種以上を7〜85原十%と、鉄及びコバルトの何れか
l柚または2棹を98〜65原子%とを含むことを特徴
とする高透磁率アモルファス合金。
(2)  原子%で (イ) ニッケル50%以下、 (ロ)珪素25%以下、 (ハ) クロム及びマンガンの少なくともl檎15%以
下、 に) モリブテン、ジルコニウム、チタン、アルミニウ
ム、バナジウム、ニオブ、タンタル、タングステン、銅
、ゲルマニウム、ベリリウム及びヒスマスのうちから遺
はれた何れか14111または2棟以上10%以下、な
らびに (ホ) ブラセオヂム、ネオチム、プロメチウム、サマ
リウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジ
スプロシウム及びホルミウムのうちから選はれた何れか
1棟または2種以上を5%以下、 の前記(イ)、(ロ)、(ハ)、に)及び((ホ)の群
から燕はれた何れかl柚または2種以上の成分を台網で
5U%以下含有する前記(1)記載の尚白磁率アモルフ
ァス合金。
この合金は原料費、結晶化一度、蚊さ、強さ、脆化SI
L度等の点で禾だ十分には一足されていなかった。
本発明は、前記緒特性を有しながら、I#岨が容易でか
つ安価な炭素系高ろ磁牟非晶簀駄合金を提供することを
目的とするものである。すなわち本発明は実質的に下記
の式で不される成分組成よりなることを符倣とする炭1
g糸I%!力磁帯非晶實獣台金である。
FeaMcQ(1 (式中FeaはFeがa原子%、MoはCr 、 MO
+ Wのうちから遺はれる伺れかl槓または2e11以
上がC原子%、QdはCかdH子子宮含有れていること
をボし、aは64〜84、C1J 4〜l IJ 、 
dfj12〜26の範囲内にあり、a、C及びdの和は
実質的にlOoである。但しMがWのみよりなることは
ない。) 1116aMoQd (式中FeaはFeがam千%、M。はOr 、 MO
、wのうちから選はれる何れが1櫨または2種以上がC
原子%、QdはCがd原す%含有されていることを示し
、aは64〜84、Cは4〜10sdG;t12〜26
の1lliZlffl内にあり、a+X〜C及びdの和
は実質的に100であり、がっ見を婢成するCの一部か
4原子%以下のNでkmされてなるもの。
(If L、 MかWのみよりなることはない。)本発
明者等は、押金−元素として炭素(またはその一部を菟
素で直侠)を含む鉄合金か広い組成軛囲で容易に非晶質
化し、しかも唆れた高透磁率の符牲を持つ安価な合金で
あることを#規に知見して、本発明を完成したのである
次に本光゛明を評細に説明する。
これまで良く知られている非晶質合金において廉価な合
金は鉄を主体としたものであり、例えばFf3@6P@
Os  Fe80B$10 %  Fe80”l5B8
 s  ”qsSllbBlo−Fe  sip   
ye  p  a  などのように鉄と非金75 15
10’   80 [1) 真元素P 、 B 、 Si 、 Oとの組合せであっ
た。しかるに、本発明者らは非晶質化するために8贅な
添加剤であるこれら半金属元素には各々−長一麹がある
ことを見出した。その効果を−めて第1表に示す。同表
中には狩性を◎(潰〕、○(良ン、×(可)でもって評
価しである。
同表より、Geは総ての点で好ましくなく、Pは原料費
、非晶質形成能、耐食性等の性質は良いか、それら以外
の性質は好ましくない。特に俗解中に有害ガスを莞生じ
、また加熱中に材料の脆化を促進するので聞−の多い元
素である。同表中SiおよびBは耐食性を低下させる作
用を有する点で好ましくなく、またBは原料費が高いと
いう欠点を有する。とくに、Cは磁束密度を最も低下さ
せな−い元素である。すなわち前記諸元素に対してCは
同表より明らかな如く総ての点において好ましい性質を
有する元素であることが判った。
かくして本発明者等は、非晶質化に奇手する前記半金属
中0だけを含む非晶質鉄合金について畦細に研死して不
発明を完成したのである。
一般に、非晶質合金は液体状態から憩連に冷却すること
によって得られるが、このために種々の冷却方法が考え
られている。例えはam回転する呻 1つの円板の外周圓上(第1図(〜)または高速にお互
に逆回転する2つのロールの聞(第1 図tb) )に
液体金属を連続にl!J出させて、回転円板または双ロ
ールの表面上で105〜106“C/秒程度の速度で急
冷凝固させる方法が公知である。また最近本発明者等が
発明した溶融金属から直接幅広11I帯板を製造する方
法ならびにその製造装置(特開昭51−125228号
、同5B−125229号)を用いることができる。
本発明の非晶質鉄合金も同様に液体状態から急遂に冷却
することによって得ることができ、上記の開方法によっ
て線または板状の不発明の非晶質合金を製造することが
できる。また、高圧カス(窒素、アルゴンガスなど)に
より液体金属を吹き地はし、対間する冷却用銅板上で微
粉状に急冷凝固させる例えはアトマイザ−などにより数
μm〜敏lOμm程度の非晶責合金粉末を製造すること
かでき、この合金は半金属としてOを、あるいはCの一
部の代替として4原子%以下のNで置換することもでき
、したがって従来の非晶質合金に較べて安価であるばか
りでなく、製造が容易であるため不発明の災素糸非晶貿
欽合金よりなる粉末、梅、あるいは板を工業的規模で製
造することがきる点において極めて有利である。なお本
発明合金にあっては通常の工業材料中に存在する程度の
杢純物、例えはP 、 Si 、 As 、 S 、 
Sb 、 Zn 、 Ou 。
A/などが小皺含まれても本発明の目的を達成すること
ができる。またMの”一部を10原子%以下のV 、 
Ta 、 Inまたは5原子%以下のNb 、 Ti 
、 Zrを含ませても本発明の目的を達成することがで
きるO 本発明の非晶質鉄合金は成分組成上から下記の諸グルー
プに大別することができる。
(〜 Fe −cr −c (b)  Fe −MO−0 (C)  re −cr −10−a (d)  Fe −Or −W −0 (Q)  Fe −MO−W −0 (f)  Fe−(3r−Mo−W−0次は本発明にお
いて、成分組成を限定する地山を説明する。
Feが64原子%より少ないと、磁化が低下し約200
0G以下となり、また84原子%より多いと非晶質合金
を容易に得ることが困難であるのでFeは64〜84原
子%の範囲内にする必要がある。
Qは12原子%より少ないが、あるいは26原子%より
多いと非晶質合金を得ることが困難であるのでQは12
〜26原子%の範囲内にする必要かある。
MoのCが10以上では磁化が低下し、約2oo。
0以上となり、また4以下では非晶質が得難いのでCは
4〜10の範囲内にする必要がある。またXがWのみよ
りなるときは、非晶質化することが出麹である。
またQの一部をNでri1侠する場合Nが4原子%より
多いと急冷凝固時にNか合金組織中に気泡として町出し
、合金の形状が恋化し、ai械的強度が低゛トするので
Nは4原子%以下にすることが有利である。
一般に非晶質合金は加熱することにより結晶化し、非晶
質合金の特徴である延性および靭性を失なうと共に潰れ
た烏透磁率特性も低下するので、結晶化温度(’rX)
が^い合金であることか実用上有利である。本発明の非
晶質合金のTXは大凡850〜550°Cの範囲内であ
り、CrlMo1W。
V 、 Ta 、 Mnの含有型の増加と共にTXが土
性する傾向があり、したがって本発明合金は高いTXを
有し、熱に対して安定な合金であることがわかる。また
硬さくHV)および破壊強度(σf)はそれぞれ800
〜950 DPNおよび280〜35θψ−2であり、
Or 、 MO、W 、 V 、 Ta 、 Mnの含
有型の増加と共に何れも上昇する。
また一般に非晶質鉄合金は結晶化温度より低温域でも脆
化してしまう欠点のあることが知られている。本発明者
等の研究によれは、非晶質鉄合金の脆化現象はその合金
中に含有される半金属元素の含有皺と種類に大きく依存
することを知見した。
梱々の半金属元素を含む非晶9M鉄合金と本発明のCを
含む非晶質鉄合金との脆化温度を比較した結果、本発明
合金の大部分は’ Fe5oPto合金よりもより高い
脆化m曳を持ち、脆化し麺く、従来脆化し難い合金とし
て知られているFe80”10合金にはは匹敵する脆化
温度を有することを知った。この性質は磁気特性を改善
するために結晶化温度以下で熱処理する際、合金を脆化
しない点で有利である。
以上のように、本発明合金においてaが64〜84、C
が4〜1o1dが12〜26の範囲内にある非晶質合金
は高=m率特性を有し、しかも本発明合金は原料費が安
く、結晶化温度、硬さ、強さ、脆化温度等の点で優れて
おり、新規な高透磁率合金である。第2表に本発明の前
記特性を有する合金と市販現用材料について比較して示
す。
、また本発明の高透磁率合金は結晶化温度及び脆化温度
が高いので、本発明者等が先に出願した特開昭51−7
8928号の高透磁率アモル7アース合金の磁気特性改
質方法を適用して、容易に結晶化温度以下で焼鈍処理す
ることができ、また必要により前記焼鈍処理を応力下及
びまたは磁場中でも行なうことかできる。これらの焼鈍
処理により例えは用途に応じて履歴曲線の形状を調整す
ることができる。本発明の高透磁率合金は従来の金属系
高透磁率材料が使用されている変圧器、モータ及び磁気
増幅器等の鉄心、あるいは音声用、録画用及びカードリ
ーダー川等のi気ヘッドのコア材、磁気フィルター、熱
センサーなどの梅林または板材本発明合金の1極F6.
、No80□8合金を第1図(〜の装置を用いて催0.
5譲、厚さ0.05路のフィラメント材とし、これを2
01B11il径の石英ガラス管の中央に5 cmだけ
詰めた。これに外部より約100エルステツドの磁場を
かけながら、石英ガラス管、中にya8o、粉末を2%
懸濁させた水溶液を1゜C婦の速度で流した。この方法
により、溶液中の強磁性粉末を98〜99%除去するこ
とができた。
すなわち、本合金はフィルターとして有用な材料である
以上本発明合金は、硬さ及び強さか大きく、耐食性に浚
れ、しかも高透磁率を有し、その上従来の非晶質合金に
比し、安価でかつ製造が容易である等の数々の特徴を有
し、多方面での使用がJ93侍される。
本発明の合金は用途により粉末、騙あるいは板にmaす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図帽、(b)はそれぞれ浴融合金を急冷することに
よる非晶質合金の製造装置の原理図である。 1・・・溶融金属、2・・・急冷凝固した非晶質合金の
線あるいは板、8・・・冷却用円板、4.1.ロール。 ! 第 (a)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L 下記の式で示される成分組成よりなる炭素系高透磁
    率非晶質鉄合金。 FeamcQd (式中Feaはyeがam千%、MoはOr 、 No
     。 Wのうちから透はれる何れか1種または2種以上かC原
    子%、Qdは0がd原子%含有されていることを示し、
    aは64〜84、Cは4〜10゜dは12〜26の範囲
    内にあり、a、C及びdの氾は実買的に100である。 但しXかWのみよりなることはない。) i 下記の式でボされる成分組成よりなる炭素系1%命
    磁亭非晶寅鉄合金。 FeamcQd (式中FeaはFeがam子%、Moはgr t MO
    eWのうちから遺ばれる何れが1櫨または2棟以上がC
    原子%、QdはCがd原子%含有されていることをボし
    、aは64〜84、cは4〜1O1dは12〜26の範
    囲内にあり、a。 b、a及びdの和は実質的に100であり、かつQt−
    41成するCの一部が4原子%以゛十のN’T’@侠さ
    れてなるもの。但し樋かWのみよりなることはない。)
JP20762282A 1982-11-29 1982-11-29 炭素系高透磁率非晶質鉄合金 Pending JPS58126961A (ja)

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JP53010397A Division JPS6026825B2 (ja) 1978-02-03 1978-02-03 高強度、高硬度、高結晶化温度、高脆化抵抗を有する含窒素炭素系非結晶質鉄合金

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286146A (ja) * 1985-10-14 1987-04-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 高耐食性,高強度,高耐摩耗性に優れる高透磁率非晶質合金とその合金の磁気特性の改質方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286146A (ja) * 1985-10-14 1987-04-20 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 高耐食性,高強度,高耐摩耗性に優れる高透磁率非晶質合金とその合金の磁気特性の改質方法

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