JPS58126935A

JPS58126935A - 焼結鉱の焼けむら減少方法

Info

Publication number: JPS58126935A
Application number: JP945682A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Natsumi; 夏見　敏彦; Daisuke Oiyama; 老山　大輔; Takayuki Ooshima; 大島　位至; Koshikibu Nakamura; 中村　紅式部
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1982-01-26
Filing date: 1982-01-26
Publication date: 1983-07-28
Also published as: JPS6010096B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、連続式焼結機の排鉱部断面のパレット幅方向
複数区画の検出値により焼結原料層の）くレット幅方向
通気度分布を調整する、焼結鉱の焼けむら減少方法に関
する。

連続式焼結機において焼結鉱を製造する際、パレット幅
方向の通気性に差がある場合、火焔前線の進行速度の差
から焼結機排鉱部において部分的な未焼成部が発生した
や、または赤熱部層厚に差が生じ、いわゆる焼けむらを
生ずる。この焼けむらの発生は、焼結鉱の歩留の低下お
よび燃料原単位の増加を招来する。

従来、焼結機排鉱１１Ｋテレビカメラを設置し、排鉱部
パレット上の焼結鉱断面の赤熱部を監視し、パレット移
動速度を調整するととによシ焼結完了点を適正位置に制
御する方法が、特公１８４３−２９８４５、特開昭５６
−１６６２８で提案されている。

これらの方法は、パレット進行方向における焼結完了点
の適正制御はできても、パレットの幅方向の焼けむらを
防止すること杜できなかった。

本発明紘、焼結機排鉱部パレット上の焼結鉱断面の赤熱
部のパレット幅方向の分布を検出することによってパレ
ット幅方向の焼けむらを定量的に検知し、この検出値に
よってパレット上の焼結原料のパレット幅方向の通気性
分布を調整し、パレット幅方向の焼けむらを減少する方
法を提供するもので、焼結歩留の向上および燃料原単位
の低減を図ることを目的とする。

本発明の要旨とするところは、焼結機排鉱部パレット上
の焼結鉱断面をパレット幅方向に複数区画に区分し、そ
の区画ごとに赤熱部分の断面比率を検出して数量化し、
この数量化した値の一定時間の平均値が予め設定した設
定値範囲内にあるように焼結原料層のパレット幅方向通
気度分布を調整することを特徴とする焼結鉱の焼けむら
減少方法に存する。

第１図は本発明方法の実施例の制御系統図、第２増は第
１図のＡ−Ａ矢視、第３図は焼結機排鉱部の一部切欠平
面図、第４図（ａ）、（ｂ）は焼結機排鉱部において露
出した焼結鉱断面を例示したものである。

図において、１は焼結原料ホッパ、２は焼結原料フィー
ダ、３は焼結原料通気度調整装置、４は点火炉、５は連
続式焼結機、６は焼結鉱、７は排気ダクト、８は排気フ
ァン、９は煙突、ｌＯは焼結機排鉱部、１１社排鉱フー
ドである。

焼結機排鉱部１０においては、焼結鉱６が割裂落下し、
焼結鉱６の断面１６が逐次露出し、テレビカメラ等によ
ってその断面１６を常時監視することができる。本発明
は、第３図、第４図に例示するようにこの焼結鉱露出断
面１６をパレット幅方向に複数区画１６ａ、１６ｂ、１
６ｃ、１６ｄ。

・・・に区分し、各区画ごとの明るさく照度）を検出す
る。この明るさ検出には１台または数台のＩ、１’。

■、１２を用いれによい。第１図に示す画像分析装置１
３はこのＩ、Ｔ、Ｖ、の検出し九画偉を分析して排鉱部
赤熱部の断面比率を数量化し、電算機１４に入力する。

画像分析装置１３は、例えば予め設定された排鉱部赤熱
部に対応する照度によって赤熱部断面比率を分析し数量
化することができる。

焼結鉱露出断面１６をパレット幅方向に複数区画に区分
する方法は、１台または複数台のＩ、Ｔ、Ｖ。

１２によって位置側または時刻別に区画ごとに検出する
方法によってもよく、また、画像分析装置１３において
区画分析する方法でもよい。区画数は任意に定めること
ができる。

複数区画１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、・・・の各赤熱部比
率は数量化されて電算機１４に入力され記憶される。電
算機１４は、一定時間ごとに上記記憶した情報の平均値
を演算し、定量的にパレット輻方向の焼結鉱の焼けむら
を判断する。

各区画ごとの上記平均値が焼けむらの度合に対応して予
め設定された設定範囲を逸脱すれば、電算機１４は制御
信号を出力し、焼結原料通気度調整装置３を作動させて
焼結原料層の充填！ＩＩＩ！を調整し、通気度を調整す
る。

焼結原料通気度調整装置３は、第１図、第２図に例示す
るように、点火炉４の前段に配設され、パレット１５０
幅方向の通気度分布を任意に調整できるように構成され
る。

この通気度調整装置３としては、充填密度の調整効果の
大きい振動式加圧装置等をパレット幅方向に複数個独立
に並設することが好ましい。振動式加圧装置は、焼結原
料層上面を加圧する加圧体２１を取付架台２０から弾性
吊下具２２を介して上下動自在に吊下し、加振機２３を
装着した装置であって、加圧体２１の垂直位置また紘加
振機２３の加振力を調整することによシ焼結原料層を加
圧する加圧力を増減させることができる。

パレット幅方向に並設された振動式加圧装置３はそれぞ
れ電算機１４からの制御信号によって垂直位置または加
振力が制御され、焼結原料層の通気度分布を調整する。

以上のようにして通気度分布を調整された焼結鉱は、一
定時間抜焼結鉱排鉱部において検出装置１２．１３．１
４によって焼けむらを確認され、必要な場合にはさらに
通気度調整が行なわれる。

かくして本発明方法によシ、焼結鉱のパレット幅方向の
焼けむら減少をはかることができ、焼結歩留が向上し、
燃料原単位が低減する効果を得ることができる。

次に本発明の実施例をあげて、さらに効果を明らかにす
る。

実施例生産量６０００ｔ／日のＤＬｆｉ焼結機のパレット幅方
向を５区画に区分し、第１図〜第３図に示す装置および
制御系統によや焼結操業を行なった。

本発明方法実施前にはパレット幅方向の通気の不均−に
よりパレット幅方向の火炎速度の違いから、排鉱部にお
いて例えば第４図（ｂ）に示すような赤熱部層厚の不均
一および未焼成部分の発生があった。

第４図（ａ）、（ｂ）において、１７は焼結部、１８は
赤熱部、１９は未焼成部を示す。未焼成部１９に含まれ
る炭材は焼結機排鉱部以降の１糧において赤熱焼結鉱と
接触し燃焼するので粉鉱石の焼結になんら寄与せず消費
され燃料原単位上昇の原因となる。また赤熱部１８０層
厚は焼結鉱品質（常温強度、高温性状）と強い関係があ
り、赤熱部１８０層厚のばらつきにエリ焼結鉱品質のば
らつきを招来する。

本実施例では通気度分布調整装置３として、００−４Ｋ
の振動モーターを加圧体に装着した装置５台をパレット
上に並設し、排鉱部における赤熱部検出値の３０分ごと
平均値によシ、各加圧体の加圧力を０．３〜ｓ、ｓｋｇ
／ｃｄに調整しながら焼結操業を行なった。

その結果、排鉱部の断面は第４図（りＫ示すような状態
に保たれ、次の成績を得た。

本発明により、焼結機排鉱部のパレット幅方向焼けむら
状況を的確かつ定量的に検出しパレット幅方向の通気性
分布調整が効果的に行なわれることとなり、焼けむらが
減少し、成品焼結鉱の品質の改善と燃料原単位の低減が
連成された。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の制御系統図、第２図は第１図
のＡ−Ａ矢視図、第３図は排鉱部の一部切欠平面図、第
４図は排鉱部における焼結鉱断面の例示である。１・・・焼結原料ホッパ２・・・焼結原料フィーダ３・・・焼結原料通気度調整装置４・・・点火炉　　　　５・・・連続式焼結機６・・・
焼結鉱　　　　７・・・排気ダクト８・・・排気ファン
　　９・−煙　央１０・・・焼結機排鉱部　１１・・・排鉱フード１２、
・・Ｉ、Ｔ、Ｖ、１３・・・画像分析装置１４・・・電
算機　　　１５・・・パレット１６・・・焼結鉱の露出
断面１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、−−−１・・・焼結鉱露出両
画の区分された区画１７・・°焼結部　　　１８・・・赤熱部１９・・・未
焼成部　　２０・・・取付架台２１・・・加圧体　　　
２２・・・弾性吊下具２３・・・加振機第１図第２図第３図１や　第４図　　や（α）（ｂ〕

Claims

【特許請求の範囲】

１　焼結機排鉱部パレット上の焼結鉱断面をパレット幅
方向に複数区画に区分し、誼区分された区画ととに赤熱
部分の断Ｉｉ比率を検出して数量化し、該数量化した値
の一定時間の平均値が設定範囲内にあるように焼結原料
層の７（レフト幅方向通気、度分布を調整することを特
徴とする焼結鉱の焼けむら減少方法。