JPS5812650B2 - ジキヘツドノセイゾウホウ - Google Patents

ジキヘツドノセイゾウホウ

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Publication number
JPS5812650B2
JPS5812650B2 JP6079975A JP6079975A JPS5812650B2 JP S5812650 B2 JPS5812650 B2 JP S5812650B2 JP 6079975 A JP6079975 A JP 6079975A JP 6079975 A JP6079975 A JP 6079975A JP S5812650 B2 JPS5812650 B2 JP S5812650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
track width
gap
core
magnetic material
Prior art date
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Expired
Application number
JP6079975A
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English (en)
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JPS51135630A (en
Inventor
中川祥次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS51135630A publication Critical patent/JPS51135630A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フエライト等の硬くて比較的もろい性質を持
つ磁性体を使用したビデオヘッドの如き狭トラック幅ヘ
ッドの製造法にかかるものである。
通常、ホットプレスフエライト、単結晶フエライト等の
フエライト系磁性体は高周波領域での損失が少ないため
VTR等のメガヘルツ帯の高周波で動作する磁気記録再
生装置の記録再生ヘッドとして広く使用されている。
これらのヘッドは例えば第1図に示すように、薄板状磁
性コア1と巻線用窓2を設けた薄板状磁性コア1′とが
所定の幅の非磁性体のギャップ3を介して対向し、両者
のコアが巻線窓部に充填されたガラス4あるいはバツク
コア部のガラス6により一体接合した構成が基本となっ
ている。
この場合、フエライト系磁性体は高硬度であり耐摩耗性
に優れた性質を示すもののテープヘッドの相対速度が数
m/sec〜数十m/secに達し、かつトラック幅が
、数+μm〜数百μm程度と狭いために、一層の耐摩耗
性の向上を図るため、トラック幅を形成するギャップ3
近傍を除いたコア部7,7′は所要の耐摩耗が得られ、
かつコアの能率を高めるようにトラック幅より厚<Wc
とする事が行なわれている。
しかしフエライト磁性体は金属磁性体に比べれば、もろ
く、砕け易い性質を持つため、長時間のテープ走行によ
り、コア端部での欠けが生じ易い。
そのために記録再生トラック幅wTに係るギャップ部で
のコアの欠けを防止するため、フエライトの機械的性質
が似ており、かつ両者の接合力(一体性)に優れたガラ
スをギャップ近傍のトラック幅規制部8a,8a′に溶
融充填する事が行なわれている。
このような構造のヘッドを能率的に製造するため、従来
、例えば、次の如き方法が行なわれている。
第1は磁気ヘッドの半体を構成する直方体状の強磁性体
ブロックのギャップ形成面10を第2図に示すように研
磨するものである。
第2はギャップ形成面の縁端部に、第3図に示すように
、所要のトラック幅WTを形成する突出部11を残すよ
うに、ダイヤモンドホイール等でギャップ面10に垂直
な切溝12を多数設ける。
なお、溝12は、完成ヘッドのガラス充填部8b,8b
’を形成するものである。
第3は第4図に示すようにヘッドの他方の半体を構成す
る直方体状の強磁性体ブロック9′の一面10′に、完
成ヘッドにおける巻線窓2を構成するための切溝13を
設け、その後ギャップ突合せ面10′を研磨する。
第4は前記の両コアブロックを第5図の如く所定のギャ
ップ幅gを保って対向させる。
所要のギャップ幅gを得る手段としては、例えばギャッ
プ突合せ部の両縁に高融点の硬いスペーサ14を介在さ
せるか、あるいは工程の前段階においてギャップ突合せ
面io,io’に非磁性層を予め設けておく事が行なわ
れる。
このように両ブロックを一体に保持した状態で高温の炉
内で切溝12部に溶融ガラスを充填させるものである。
この時、両ブロックの接着強度を高めるため、必要に応
じて巻線窓用溝13の上部あるいは後部ギャップの下部
に設けた切欠溝15部に溶融ガラスを充填する。
第5はガラス材で一体化されたコアブロックを第6図お
よび第7図のように所要のコア厚みWcの幅で、ガラス
充填部12の中央部で切断し、多数のヘッドを得るもの
である。
以上のような従来の製造方法では、直方体コアブロック
のギャップ形成面に、所要のトラック幅を残すように、
多数の切溝を加工しているが、トラック幅が数+μm程
度に狭くなった場合には、第8図のように溝加工を行な
う加工機械例えばダイヤモンドカッターのホイール16
(図では外周式刃の例を示す)の回転時の刃先の振動に
よる切溝12の側壁17,17’への圧力あるいは多結
晶フエライト等では磁性粒子の粒界における機械的強度
の不安定性のため、トラック幅形成部11が折損したり
、粒子が脱落する等使用不能トランク18が生じヘッド
製造の歩どまりは極めて悪くなる。
これらの影響を少なくする方法として溝の深さLg1
幅Dを小さくする事が考えられるが、Lに関しては、ガ
ラス充填部での不要な再生効果を生ぜしないために最長
記録波長として数十μmまで使用するVTRでは0.1
〜0.2mm程度以上は必要であり、Dについて刃先の
丸みによるトラック幅の変化が所要のギャップ深さ0.
05〜0. 1 mmの範囲で一定となることおよび第
6図におけるブロック切断後のヘッド前面研磨仕上げの
ための研磨見込量のため0.3mm程度は必要となり、
トラック幅が数+μm程度の場合には、トラック幅形成
部11が薄板状となり折損する事を避ける事は非常に困
難であり歩留まりが低くなる。
また切溝の断面形状を第9図のようにテーパ状としトラ
ック幅形成部11の根本を厚くし補強する方法も考えら
れるが、加工機械のテーパ状刃先による切溝の切込深さ
によりトラック幅が変化し、溝加工後に、トラック幅修
正のためにギャップ面10の研磨工程が必要となり、ま
た補強効果を増すためテーパの角度θを大きくすれば、
コア間のピツチPが大きくなり1本のコアブロックから
取出せるヘッド数が減少し、製造の歩留まりが低下する
本発明は、上記のようなコア折損の問題を無くし、能率
のよいヘッド製造法を提供するものである。
以下本発明の詳細について図面とともに説明する。
第10図〜第16図に本発明の実施例を示すものである
まず第10図のように、前記の折損やチツピングが生じ
ない程度の所要のトラック幅より充分広い突出部11を
残すように、ブロック9の端部に切溝12を一定のピン
チで設ける。
次に前記切溝部に第11図のようにガラス20を溶融充
填し突出部11を補強する。
次に第12図のように、所要のトラック幅WTに等しい
コア厚みを残すように、前記ガラス充填部20とコアと
の境界部分に切溝21を設け不要コア部を除去する。
この時コアの一側面はガラス充填部により補強されてい
るためコアのチツピングや折損は充分防止される。
切溝のピッチは第10図の場合と同一にとれば1本のコ
アブロック内のトラック幅は同一となる。
トラック幅が20〜60μmの場合ガラス補強部を含む
全厚さを50〜100μmにすれば折損、チツピングは
ほぼ完全に防止できることがわかった。
次に第13図のように、前記切溝21に第11図の場合
と同質のガラス材を溶融充填する。
次に巻線窓用溝23を設けた他方の半休コアブロック2
2とを第14図のように所定のギャップ長を保って対向
させ、ギャップ窓上方部23およびバックギャップ下方
の切溝24にガラスを溶融させて左右コアフロックを接
合する。
なお、第14図ではトラック面を表示するため実際のガ
ラス接合時とは上下を逆転させて示している。
この場合、接合用ガラスはトラック補強ガラスを再溶融
させないためより融点の低いガラス材を使用する必要が
ある。
第15図に本発明の他の実施例を示す。
イ図のように所要のトラック幅より広く、チツピング、
折損等が生じない程度の充分な厚さを持つ突出部11を
残すように一定のピッチで幅Wgの切溝12を設ける。
次に口図のように該切溝12にガラスを溶融させ充填す
る。
ギャップ面、ヘッド上面部に残る不要ガラス部を除去す
る。
次に八図のように、両側をガラス補強された磁性体部1
1の中央部を、両端部に所要のトラック幅部25.26
が残るように切溝27を一定のピッチで設けてゆく。
切溝間の幅Wの突出部は幅Wgのガラス補強部と、トラ
ック幅の2倍のコア厚さで構成されるため、初期に設け
たガラス補強幅Wgを折損等が生じない厚みとなすこと
により、第8図のように、トラック幅に等しい厚さの突
出部のみを残す方法に比べ、チツピング、折損等が著し
く改善される。
さらに二図のように切溝27にガラスを溶融,充填させ
る事により、所要のトラック部の両側をガラスで補強さ
れた狭トラックヘッド用のコアブロックが得られる。
なお本発明では、切断時の補強のための充填材としては
、必ずしもガラスを用いる必要はなく例えば第15図の
口の工程において、硬質ワックスのように再加熱により
溶融除去可能なもの、あるいは溶剤により除去可能な樹
脂を仮充填するなどの補強を行なう。
八の切溝工程を終えた後、それらの仮補強材を除去し、
その後二の工程において充分な耐摩耗性、強度を有する
ガラス材を溶融,充填する事も可能である。
また本発明は、以上の例に示したようにギャップ付近の
みを補強する形状のものに限らず、例えば第16図イか
らへのようにギャップ形成されたコアブロックのテープ
接触面に一定ピッチの切溝を設け、所要のトラック幅規
制を行ない、その後ガラスを切溝部に溶融充填させ補強
部を構成する方法にも全く同様の考え方が適用できるこ
とはいうまでもない。
以上のように本発明においては、数+μm程度の狭トラ
ック幅切断加工時に、上記のように第1工程で所要トラ
ック幅より幅広に磁性体部を残すように加工し磁性体除
去部に非磁性材を充填し磁性体部を補強する事により第
2工程で磁性体部の一部を除去加工する際のチツピング
等の発生を著しく減少させる事ができ、狭トランクヘッ
ドの製造の歩留まりを著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来ヘッドの斜視図、第2図〜第8図は従来の
ヘッド製造法の説明図、第9図は改良された従来ヘッド
の製造法の説明図、第10図〜第14図は本発明の一実
施例の磁気ヘッドの製造法の説明図、第15図イー二は
本発明の他の実癩例の製造法の説明図、第16図イーへ
は本発明の他の実症例の製造法の説明図である。 9・・・・・・ブロック、11・・・・・・突出部、1
2・・・・・・切溝、20・・・・・・ガラス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくともギャップ近傍のトラック形成部にトラッ
    ク幅より幅広の磁性体部を残すように磁性体の一部を除
    去し、前記除去部分にガラスまたはワックスまたは樹脂
    よりなる非磁性材料を充填し磁性体部を補強する第1の
    工程と、少なくとも前記の補強された磁性体部の一部を
    除去して、所要のトラック幅となるように形成し、前記
    除去部にガラスよりなる非磁性材料を充填して前記トラ
    ック形成部の側部を補強する第2の工程とを有すること
    を特徴とする磁気ヘッドの製造法。
JP6079975A 1975-05-20 1975-05-20 ジキヘツドノセイゾウホウ Expired JPS5812650B2 (ja)

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US4279102A (en) * 1978-07-24 1981-07-21 Magnetic Peripherals Inc. Method of manufacturing narrow track ferrite head cores
JP6180876B2 (ja) * 2013-10-02 2017-08-16 株式会社ディスコ 切削装置及びウエーハの切削方法

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