JPS5812331B2 - 金属間化合物磁石 - Google Patents
金属間化合物磁石Info
- Publication number
- JPS5812331B2 JPS5812331B2 JP49123784A JP12378474A JPS5812331B2 JP S5812331 B2 JPS5812331 B2 JP S5812331B2 JP 49123784 A JP49123784 A JP 49123784A JP 12378474 A JP12378474 A JP 12378474A JP S5812331 B2 JPS5812331 B2 JP S5812331B2
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- JP
- Japan
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- intermetallic compound
- powder
- rare earth
- metal
- compound magnet
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- Expired
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は希土類金属間化合物磁石粉末にさらに融点が4
00℃以上の金属の銅あるいは銀合金を添加し、高強度
化したことを特徴とする金属間化合物磁石に関するもの
である。
00℃以上の金属の銅あるいは銀合金を添加し、高強度
化したことを特徴とする金属間化合物磁石に関するもの
である。
従来、希土類金属間化合物磁石は粉末焼結法で作られる
ものが多かった。
ものが多かった。
しかしながら、粉末焼結法は、主に希土類金属とコバル
トの組成比をコントロールする液相焼結法で焼結温度は
1100〜1250℃と比較的高かった。
トの組成比をコントロールする液相焼結法で焼結温度は
1100〜1250℃と比較的高かった。
また、希土類金属とコバルトからなる金属間化合物が主
体であるため、焼結体は硬く脆いため、加工上難点があ
り用途に制限があった。
体であるため、焼結体は硬く脆いため、加工上難点があ
り用途に制限があった。
本発明は、かかる欠点を除去するもので結合剤に融点が
400℃以上の金属の銅あるいは銀合金の粉末を添加し
て焼結することにある。
400℃以上の金属の銅あるいは銀合金の粉末を添加し
て焼結することにある。
希土類金属間化合物粉末にこれらの金属あるいは合金粉
末を添加することによって、該希土類金属と例えばco
からなる化合物の硬質、脆性を防止し強靭にすることを
目的としている。
末を添加することによって、該希土類金属と例えばco
からなる化合物の硬質、脆性を防止し強靭にすることを
目的としている。
金属の銅は、融点が1083℃で、希土類金属間化合物
粉末との焼結時の漏れ性にすぐれている。
粉末との焼結時の漏れ性にすぐれている。
また銀合金とは、融点が660℃以上の、例えばJIS
BAg1〜8に相当する銀ロウ合金を示し、その組成は
銀、銅、亜鉛、カドミウム、ニッケルを主体として構成
されている。
BAg1〜8に相当する銀ロウ合金を示し、その組成は
銀、銅、亜鉛、カドミウム、ニッケルを主体として構成
されている。
これらの粉末を結合剤として金属間化合物粉末に添加す
ることにより、焼結温度を低減し、粉末を高密度化でき
ると共に、焼結後の機械的強度を向上させて加工性にす
ぐれた金属間化合物磁石を得ることができる。
ることにより、焼結温度を低減し、粉末を高密度化でき
ると共に、焼結後の機械的強度を向上させて加工性にす
ぐれた金属間化合物磁石を得ることができる。
また添加する結合剤の量は重量比でo.5%以上ないと
機械的性質改善効果が少ない。
機械的性質改善効果が少ない。
それは、希土類金属間化合物粉末の粒子間結合強化作用
、すなわち結合剤自身の液相焼結効果が開始するために
必要な量は0.5%以上で且つ35係以上になると磁気
性能の低下を来たすのでこれまでとした。
、すなわち結合剤自身の液相焼結効果が開始するために
必要な量は0.5%以上で且つ35係以上になると磁気
性能の低下を来たすのでこれまでとした。
以下、実施例から本発明を詳述する。
実施例 1
希土類金属のSmが重量比で34%、残部がCoで、実
質的にSmCo5組成になるよう、高周波真空溶解炉で
溶解、鋳造した。
質的にSmCo5組成になるよう、高周波真空溶解炉で
溶解、鋳造した。
得られた塊状SmCo5を湿式ボールミル(トルエンを
使用)中で約500g粉砕し、粒度30〜50μの粗粉
末を作った。
使用)中で約500g粉砕し、粒度30〜50μの粗粉
末を作った。
次に、このSmCO5粗粉末と、重量比で5係のCu(
純度99.5%)粉末を別のボールミル中で混合粉砕し
、最終的に粒度5〜12μの微粉末を作った。
純度99.5%)粉末を別のボールミル中で混合粉砕し
、最終的に粒度5〜12μの微粉末を作った。
得られた混合粉末を印加磁界150000eの磁場中で
圧粉成形し、20lxlo’m/mの試料を得た。
圧粉成形し、20lxlo’m/mの試料を得た。
その時の成形圧力は1.5”/crAであった。
次に高純度Aγガス(純度99.99%)を用いて銅の
融点直上の1050℃×30分加熱し焼結を行なった。
融点直上の1050℃×30分加熱し焼結を行なった。
なお冷却は100℃/hの速度で行なった。
この永久磁石の特性は次の通りであった。
上記から明らかなように機械的性質特に抗折力が、従来
の永久磁石が10kg/一m2程度であるのに対して著
しく向上し、高強度永久磁石化されていることがわかる
。
の永久磁石が10kg/一m2程度であるのに対して著
しく向上し、高強度永久磁石化されていることがわかる
。
従来の永久磁石は、金属間化合物で焼結を行なうため、
本質的に硬く、脆いため、使用する場合形状、組み立て
などに制限があった。
本質的に硬く、脆いため、使用する場合形状、組み立て
などに制限があった。
本発明合金は強度が高いため精密で複雑な形状の加工が
容易である。
容易である。
また磁石の製品への組込みも、従来は接着して取り付け
られていたが精度、作業性などの難点があったのに対し
本発明合金によれば、機械的性質、特に靭性があるため
組み込みは軸への打ち込みのような機械的方法が可能で
、精度、作業性など大巾に向上できる特徴がある。
られていたが精度、作業性などの難点があったのに対し
本発明合金によれば、機械的性質、特に靭性があるため
組み込みは軸への打ち込みのような機械的方法が可能で
、精度、作業性など大巾に向上できる特徴がある。
実施例 2
重量比でSm23%、残部がCoとFeからなる原料を
高周波真空溶解炉で熔製し、鋳造した。
高周波真空溶解炉で熔製し、鋳造した。
組成はSm2(CO,Fe),7になるように行なつた
。
。
この試料は実施例1と同様条件で粗粉末にし、次に重量
比で10係のhgロウ粉末(JIs.Bag−8相当)
を添加、粒度5〜10μに調整し、微粉末を作った。
比で10係のhgロウ粉末(JIs.Bag−8相当)
を添加、粒度5〜10μに調整し、微粉末を作った。
圧粉成形条件はプレス圧1.5t/im2磁界1500
00e,形状20χ×15lm/mの試料を得た。
00e,形状20χ×15lm/mの試料を得た。
さらに焼焼条件は1080℃×30分、Aγガスを用い
て非酸化性雰囲気中で行なった。
て非酸化性雰囲気中で行なった。
得られた永久磁石は次のような特性であった。
本実施例はR2CO17系永久磁石合金に適用したもの
で、実施例1よりもさらに高強度化が計られた。
で、実施例1よりもさらに高強度化が計られた。
従って、加工性、特に穴明け加工、16〜5$m/mの
細い棒状、2m/m以下の薄い板状等の永久磁石を容易
に作ることができる。
細い棒状、2m/m以下の薄い板状等の永久磁石を容易
に作ることができる。
以上、実施例に詳述したごとく、本発明は希土類金属間
化合物粉末にさらに焼結結合剤に各種の遷移金属または
遷移金属合金を用い、且つ碧点が400℃以上である条
件を満たせば、従来の希土類金属間化合物永久磁石合金
にはない新しい性質、すなわち高い強度が現出され、工
業上極めて有益なものである。
化合物粉末にさらに焼結結合剤に各種の遷移金属または
遷移金属合金を用い、且つ碧点が400℃以上である条
件を満たせば、従来の希土類金属間化合物永久磁石合金
にはない新しい性質、すなわち高い強度が現出され、工
業上極めて有益なものである。
Claims (1)
- 1 希土類金属(Sm,Y,Pr,Nd,La,Ceま
たはミツシュメタル)およびCoを主成分とする金属間
化合物粉末に、融点が400℃以上の金属の銅あるいは
銀合金の粉末を重量比で0.5〜35係添加して焼結し
たことを特徴とする金属間化合物磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49123784A JPS5812331B2 (ja) | 1974-10-25 | 1974-10-25 | 金属間化合物磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49123784A JPS5812331B2 (ja) | 1974-10-25 | 1974-10-25 | 金属間化合物磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5149118A JPS5149118A (ja) | 1976-04-28 |
JPS5812331B2 true JPS5812331B2 (ja) | 1983-03-08 |
Family
ID=14869198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49123784A Expired JPS5812331B2 (ja) | 1974-10-25 | 1974-10-25 | 金属間化合物磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812331B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5245523A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-11 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Rare earths-cobalt magnet and its production process |
JPS5247514A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-15 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Process for producing magnet consisting of rare earth elements and cob alt |
JPS5393114A (en) * | 1977-01-26 | 1978-08-15 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Manufacture of rare earth element-cobalt magnet |
JPS556481A (en) * | 1978-06-29 | 1980-01-17 | Seiko Epson Corp | Production of permanent magnet material |
JPS62284028A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-12-09 | Tohoku Metal Ind Ltd | 希土類磁石の製造方法 |
JPS62284027A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-12-09 | Tohoku Metal Ind Ltd | 希土類磁石の製造方法 |
JPH02156051A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 永久磁石材料 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4866524A (ja) * | 1971-12-14 | 1973-09-12 | ||
JPS4932194A (ja) * | 1972-07-25 | 1974-03-23 |
-
1974
- 1974-10-25 JP JP49123784A patent/JPS5812331B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4866524A (ja) * | 1971-12-14 | 1973-09-12 | ||
JPS4932194A (ja) * | 1972-07-25 | 1974-03-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5149118A (ja) | 1976-04-28 |
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