JPS58121794A - 抗生物質tt−52992,その製造法および微生物 - Google Patents

抗生物質tt−52992,その製造法および微生物

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JPS58121794A
JPS58121794A JP57003572A JP357282A JPS58121794A JP S58121794 A JPS58121794 A JP S58121794A JP 57003572 A JP57003572 A JP 57003572A JP 357282 A JP357282 A JP 357282A JP S58121794 A JPS58121794 A JP S58121794A
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JP
Japan
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antibiotic
medium
reagent
positive
pseudonocardia
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Application number
JP57003572A
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English (en)
Inventor
Toru Hasegawa
徹 長谷川
Susumu Shinagawa
品川 進
Seiichi Tanida
谷田 清一
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質TT−52992、その製造法お
よび微生物に関する。
本発明者らは多種類の土壌などの試料を採取して、それ
らから分離される微生物についてそれら微生物が新規な
抗生物質を生産すること、該微生物ハシュードノカμデ
ィア真に属すること、該微生物を適宜の栄養培地および
培養条件で培養するととにより該抗生物質を培養物中に
蓄積させ得ることを知シ、この新規抗生物質を抗生物質
TT−52992と称することにした。本発明はかかる
知見にもとすいてさらに研究した結果、完成されたもの
である。
すなわち本発明は、(1)抗生物質TT−52992゜
(2)Vニードツカμダイア属に属する抗生物質TT−
62992生産菌を培地に培養し、培養物中に抗生物j
lrTτ−62992を生成蓄積せしめ、これを採取す
ることを特徴とする抗生物質TT−62992の製造法
、および(tJ)シュークロース・ナイトレート寒天培
地上および酵母エキス・麦芽エキス寒天培地上で白色の
気菌糸を着生し、胞子はその大きさが約0.3−0.4
μmxQ、5〜1.6μmでその表面は平滑であ夛、生
育温度範囲は約13〜39℃で生育至適温度は約26〜
a8℃であシ、スターチの加水分解祉弱い陽性であり、
ゼラチンの液化、脱脂牛乳の凝固および脱脂牛乳のべ1
トン化はそれぞれ陽性であ)、メラニン様色素の生成は
陰性であ夛、かつL−アブビノース、D−キシロース、
D−7フクトース、シュークロース。
1−イ/Vト一μおよびD−マンニットのいずれかを単
−灰素源として利用するシュードノカルディア・ラグネ
ンシスである。
本願においては、抗生物質TT−52992を単にrT
T−52992Jと称することもある。
本発明において、TT−52992は、シュードツカy
ダイア属に属しT’!’−52992を生産する能力を
有する微生物を好気的に@養し、通常一体中にTT−6
2992を蓄積させ、これt作取するととによって製造
される。
該微生物の例としては゛、本発明者がフグナ湾(Lag
una  ae Bay ) (フイリツビン)の−土
壌から分離したT’I’−52992株が挙げられ、そ
の菌学的性質は次の通りである。
1)形態学的性質 合成および天然培地において、基生菌糸は尊大中によく
伸長し、ジグザグ状ないし緩かな波状を呈する。また、
各種分類培地上で白色の気−系を着生し、その成熟し九
菌糸を顕微鏡でm察すると、不規則な分岐が見られ、そ
の先に平均10個以上の胞子が直線状に連鎖している。
培養の経時的試料を走査電子顕微鏡で観察したところ、
いわゆるプラストスポア(Blastosporθ)の
形成段階で見られるアクロベタμ・パッディング(Ao
ropθtalbu+1ding)が認められた。胞子
の大きさは0,3〜0.4μva X Q、 5〜1.
6μmの円柱状であシ、その表面は平滑である。その他
、胞子のり、#!核等の特異な構造体は認められない。
2)培養性状 28℃、14日間培養後の各種培地上での性状は第1表
に示す通シである。
第1表TT−52992株の分類培地上での諸性質イ)
  シュークロース・ナイトレート寒天培地:生育(G
):中程度、しわを生ずる。淡黄色(2ea)” 気菌糸(AM):中程度、白色 可溶性色素(SP):なし 口) グルコース・アスバフギン寒天培地二G:中程度
、クリーム色(1!/Soa)AM:貧弱、白色 SP:なし ハ) グリセロ−〃・アスバフギン寒天培地:G:中程
度、淡黄色(21&) AM:中程度、白色 SP:なし 二) 栄養寒天培地 ※ G:中程度、ふじ色(9oa )ないし淡桃色(aOa
) AM:貧弱、白色 SP:なし ホ) カルシウム。マレート寒天検地;G:中程度、淡
黄色(2ea) AM:中程度、白色 SP:なし へ) 酵母エキス・麦芽エキス寒天培地:AM:中程度
、白色 spなし ト) オートミール寒天培地: G:中程度、無色 AM’中程度、白色 SP:なし チ) 無機塩・スターチ寒天培地: G:中程度、無色 AM:中程度、白色 SP:淡紫色(11Q&) す) ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地:G:中程度
、淡黄色(2@a) AM:なし SP=なし ヌ) チロシン寒天培地: G:中程度、淡黄色(gea) AM:中程度、白色 8P:なし 11:*ツーeハψモニー中マニュ7A’  第4版(
コンテイナー・コーポレーシミンー第1・アメリカ、1
958年発行)による色名記号’I’T−5299!株
の生理的性質は第2表に示す通シである。
第2表 イ) 生育温度範m:la”c〜ae℃生育至適温度 
26℃〜88℃ 口) 気菌糸着生温度:17℃〜87℃ハ) ゼフチン
液化:陽性 二) でん粉加水分解:&I性(弱い)ホ) 硝酸塩還
元能:陰性 へ)  H2Sの生育:陰性 ト)  ミルク・ベプFン化:陽性 チ) セルロース分解:陰性 り)  ミルク・凝固:陽性 ヌ) カゼイン分解能:lII性 /L/)  メラニン様色素形成:陰性オ) チロシン
分解能:陽性 ワ) キサンチン分解能:陽性(弱い)力) ヒボキサ
ンチン分解能:陽性 M) 食塩耐性ニア% り)*素源の利用性(グリドハム・ボラトリー1寒天培
地) 利用する(+): D−ソμビトール、1−イノシト−A/、D−マンニド
−A/、D−年Vロース、L−アフビノース、D−ガフ
クトース、D−グルコース、D−フフクトース、トリビ
オース。
マ〜トーヌ、シュークローヌ、ラクトース。
トレハロース、マンノース、 可溶性m粉。
グリセロ−〜 利用が疑わしい(±): 、L−フムノース、フフィノース、エスクリン。
すりVン 細胞の化学分析 細胞壁の組成ニ ジアミノピメリン酸はメソ型でグリシンを有せス、アラ
ビノース、ガラクトースを有する。
全曹体糖組成: アフビノース、ガラクトースを有スル。
fi/Vヱパリエ、!MA’S/エパリエ〔インターナ
VHすμ・ジャーナ〃・オグ・Vステマチイック・バク
テリオロジー(International  Jou
rnalof 8ystematia  Baoz@r
1o1og7)2Q巻、486〜448頁、1970年
)の分類によると、本願の細胞壁組成はIVWで、全菌
体の糖組成はム型である。又、モμダ/l/スカと4A
/ダA/スキー〔ジャーナル・オプ・ジエネヲA/−ミ
クロビオロジー(Journal  of  Qen@
ral  Miorobiology )71巻、77
−86頁、1972年〕の方法に準拠し、ミコー、II
L/gllll(LCN−ム)の検出を試みたが、認め
られなかつ九。以上の化学分析の結果から、零MFIV
ニードツカμディア属、サツカロモノスボフ属、サツカ
ロポリスメツ属、アクチノポリスlフ属、ミクロポリス
ボッ属のいずれかKIII4するものと考えられる。し
かし、形態的には、基生曹1      糸がジグザグ
状を呈し、気菌糸は10個以上の胞子lIAを有し、さ
らにグラストスボア様の構造を示すなどの特徴から、本
誌はVニードノカルディア属〔アμと−フ蜀ピュア・ミ
クロビオロギ−(Arahiv  fiir  lii
orobiologie ) 25巻。
87a−414頁、1957年〕K属する一菌株と考え
るのが妥当である。
シュートノカルダイアに属する公知の菌種としては、シ
ュートノカルダイア・サーモフイーフ(P、 th*r
mophila) (アルヒー7 、 ヒュ7− Eク
ロビオロギ−26巻、217a−414頁−(1937
年)、インターナV3す!・ジャーナル・オグ・Vステ
マテイク・バクテリオリジー21巻、29−43頁(1
971年) ) 、 V:L −ドノカμディプ・スビ
ノーサ(P、 8pin08a)〔インターナV!!す
〜・ジャーナ/L’−オプ・システマテイク台バクテリ
オロジ−21巻、29〜48頁(1971年)〕、シュ
ードノカルディア・ファステイデイオーサ(P、 fa
st141osa) (米国特許4.Oal、206(
1977年6月21日)〕。
Vニシュートノカルダイアズレア(p、azurea)
〔ジャーナ〜・オプ・アンチビオティクス(JOurf
i&l  Of  Antibiotlaa) a 2
巻、985〜994頁(1979年)〕、Vニシュート
ノカルダイアーモスビノーサ(P、 thermogp
lnosa)〔級生物学報 ゛18巻、8〜10頁(1
97ff4))。
シュートノカルダイア・メタノリグニカ (P。
u+ethsLnolignioa) (公開特許公報
 昭55−96091(1980年7月21日)〕、V
ニシュートノカルダイアウコテイス(P、 yukot
es)〔公開特許公報 昭55−96091(1980
年7月21日)〕の7種が知られている。TT−529
92株の性質を上記の会知薗種に関する文献記載事実あ
るいは標準菌株と比較すると、シュートノカルダイア・
スビノーサ及びシュートノカルダイア・サーモスピノー
サはそれぞれ胞子の表面構造がとげ状を呈し、明らかに
零曹とは区別される。iたVニードツカ〜ディアQサー
モフイーフは生育の至適温度が40〜60℃で、胞子の
大きさは2.5X1.6〜1.8μ目であり、本菌株と
は異なる。シュートノカルダイア・ファステイグイオー
サは胞子の大きさが4.5X1.2μであシ、又、無機
塩・スターチ寒天及びシュークロースψナイトv−ト寒
天以外の培地上では気菌糸を着生しないか或いは着生−
しても非常に芝しい。しかしながら、本菌株の胞子の大
きさは048〜0.4μm X Q、 5〜1.6μm
であシ、ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地以外の各種
合成及び複合培地上で中程度ないし時にはや覧貧弱な場
合もあるが、いずれにも気菌糸を着生する。従って、両
者は異なる。またシュートノカルダイア・アズレアはそ
のxi糸の色調が各種寒天培地上で白色から青色を呈し
、明らかに本菌株とは異なる。シュートノカルダイア・
メタノリグニカとシュートノカルダイア・ユウコテイス
はいずれも好湿性の菌種であシ、生育の至適温度はそれ
ぞれ86〜4aC,87〜47℃であり、緘素源の資化
性に於いて両者ともシュークロースの資化能を有せず、
本菌株と明らかに区別される。以上OようKTT−62
99!株は公知のVニードノカルディア属の−ずれの菌
種とも異なる新しい菌種であることが明らかにされたの
で、本菌株をその分離源である土壌の採取地にちなみシ
ュートノカルダイア・ラグネンシス(Paθudono
cardialagunensia)と命名し九。
本菌株TT−52992株は、当初Vニードラカルダイ
ア−エスピー(Pssuaonoaaraia  sp
、)&TT−52992として財団法人発酵研究所に昭
和56年11月24日に工ro  141a4として、
通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所に昭和56
年12月24日にFIRM P−6288としてそれぞ
れ寄託され、その後本菌株はシュードノカルディア―ラ
グネンシス(Psθu4onooardialagun
ensls) Na T T −52992と命名され
た。
一般に、シュードラカルブイア属菌は、その性状が変化
しやすく、自然的に又変異剤によって変異を起し得る。
九とえばX線、ガンマ−線、紫外線等の放射線の照射、
Ii々の薬剤を含有する培地上での培養、その他の手段
で変異させて得られる多くの変異株、あるいは自然に得
られる突然変異i     株等であっても抗生物質T
T−52992を生産する能力のある微生物はいずれ4
使用することができる。
本発明においては、Vニードノカルディア属に属するT
T−52992生産曹が培養されるが、培地としては通
常の微生物が利用し得る栄養物を含有する屯のを使用す
れば良い。すなわち、栄養源としてたとえばグルコース
、スターチ、グリセロール、デキストリン、Vニークロ
ース、水飴。
糖蜜などの炭素源、を九窒素源として、友とえは脱脂大
豆粉本しくは生大豆粉、コーン・スチープ・リカー、小
麦胚芽、綿実粉、酵母エキス、*酸アンモニウム、硝酸
アンモニウムなどの有機または無機窒素化合物がいずれ
も有効に利用される。また必要に応じて羨酸力A/¥ウ
ム、権化ナトリウム。
塩化カリウム、リン酸塩など無機複類を添加しても良い
。また菌の生育を助けTT−52992の生産を促進す
るような適宜の有機物や無機物を添加しても良い。
培養法としては一般の抗生物質生産方法と同様に行なえ
ば良く、液体培養法とくに深部通気培養法が好ましい。
培養に適するpHq約5〜9、温度は約24〜37℃で
あシ、多くの場合約28℃〜aO℃付近で培養される。
tた培養日数は通常約2〜7日間、好ましくは約8〜5
日間である。
本菌株によって生成される抗生物質TT−52992は
培養の条件によシ異なるが通常は菌体中に生成される。
本物質の力価測定はバチμス・サフチリス(Baoil
lua  su’bt111s) PCI219株を試
験菌と七てTT−52992を標準品として、トリグテ
イケース・ソイ寒天(BBL  パμティモア・バイオ
ロジカル社(BaltimoreBjologloal
s  Laboratories )$1)培地を用い
るカップ法またはベーパーディスク法により実施できる
このようにして培養された培養物を濾過tたは遠心分離
で菌体&[’i液とに分け、菌体にろ液と同量の50%
メタノ−μ水を加えて20〜25℃1時間攪拌して得喪
抽出液についてそれぞれBacillus  5ubt
ili8  PCI  21 mを試験菌とする前記の
方法に従って該抗生物質の含量が測定される。
培養物中に産生されたTT−52992を採取するには
本物質が脂溶性であるため、かかる微生物代謝物を採取
するために通常用いられる分離精製の方法が適宜利用さ
れる。たとえば不純物との溶解度の差を利用する手段、
活性度、マクロボーラス非イオン系樹脂、シリカゲル1
アルミナ等各種の吸着剤の吸着親和力の差を利用する手
段、イオン交換樹脂による不純物の除去手段のいずれ屯
がそれでれ単独で、また組合せであるいは反覆して利用
される。前記のようにT’l’−52992は通常は菌
体に含まれるので(1)濾過または遠心分離などで分離
した菌体から溶媒抽出するか、あるいは(2)ii体を
分離しない全培養物から溶媒抽出するかいずれの方法で
も使用しうる。菌体を分離して抽出する場合には以下の
方法で実施するのが有利である。すなわち菌体からの抽
出には水と混合する有機溶媒と水との混合物たとえばメ
タノール。
エタノールなどの低級アμコーlv類と水との混合物、
アセトンまたはメチμエチルケトンのようなケトン類と
水との混合物を使用して抽出するととができるが、通常
70外〜50%アセトン水またはメタノール水を用いる
のが有利である。すなわち菌体にその2〜8倍量の70
%アセトン水を加え室温で8時間攪拌することによって
菌体中のTT−52992は全て抽出される。抽出液中
の溶媒たとえばアセトンを減圧下に留去し、水性抽出液
を抽出に適当な溶媒を用いてTT−52992を溶媒層
に抽出する。溶媒としては水と混じらない有機溶媒でし
かもTT=52992を抽出し得る有機溶媒、たとえば
ブタノ−μ、イソゲタノールなどのアルコール類が用い
られる。抽出は弱酸性付近で行われ、好ましくはνHa
K調整した水性液からイソブタノ−〃を用いて行なわれ
る。抽出液は水、戻酸水素ナトリウム水、希塩酸水で順
次洗滌後再度水洗した後減圧濃縮斡1.  エーテル等
を加えて有効成分を析出させ、遠心分離あるいはp過に
よ#)TT−52992の種物質が得られ、     
 る。種物質の精製には種々の吸着クロマトグツフィー
が利用出来る。吸着剤としては抗生物質の吸着に一般に
使用される担体が使用でき、たとえば吸着性樹脂、シリ
カゲル、アルミナ等が使用できる。吸着性樹脂からTT
−52992を溶出するにハ低級アpコー〃類(例、メ
タノール、エタノ−A’、ブタノ−μあるいは低級ケト
ン類(例、アセトン、メチルエチルケトン)などのよう
な水と混合する有機溶剤と水との混合物を使用する。ま
た吸着剤としてシリカゲ〜を用いるときは、非極性溶媒
(例えばハロゲン化羨化水素、クロロホルム等)とメタ
ノ−μのような極性溶媒との混合比を変化させる(極性
溶媒の比率を増加させる)ことによシクロマトグフフイ
ー分離が行なわれる1またここに得られた粉末をさらに
精製するには、同じくシリカゲルを用いて溶媒として脂
肪酸エステμ、例えば酢酸エチルとメタノールとの混合
溶媒を用いるかまたは分子篩的効果を4つセファデック
、c (9sphaa@r) LH−20(ファμマV
ア社スウェーデン)等を担体としてメタノ−μ等のアル
コ−A/IIを展開溶媒として使用して精製出来る。
後述の実施例2で得られた抗生物質TT−52992の
結晶の物理化学的性状はつぎの通シである。
(1)元素分析(%):(五酸化リン上、60℃。
16時間減圧乾燥し九もの) C,63J1.  H8,69,M  4.79(2)
分子量:約840±40(C−NMRおよび元素分析値
より計算) (3)融点:191〜198℃(分解)(4)比旋光灰
:〔α)F + 226.8° (Q−0,5゜ジメチ
μホμムアミド) (5)紫外線吸収スペクトfi/: λご/−、fi/、)弓27B(96,8) 、857
(608)。
C85(905) 、a91i(870’)(6)赤外
線吸収スペクトfi/=(臭化カリウム錠。第1図参照
。主要ピークを以下に示す。)1720.1670.1
180.11010(c )(7)溶剤に対する溶解性
: 可溶ニジメチ〜ホ〃ムアミド、ジメチμスルホキナイド
、ピリジン 難溶:水、メタノ−μ、アセトン 不溶:ジエチμエーテμ9石油エーテ〜(8)呈色反応
: 陽性:ニンヒドリン反応、ベプタイド試薬、過マンガン
酸カリウム試薬 陰性:工−μリツヒ試薬 擬陽性:モーリツVユ試薬 (9)塩基性、酸性、中性の区別:両性物質顛物質の形
状と色:黄色針状晶 α1抗生物質T丁−62992の分子式は、C43−4
6■67〜フ3  ’3  °12〜13と推定される
・四薄層りロマトグヲフイー:(メルク社製シリカゲル
を使用) 溶媒          Rf プロパノ−〜・水      0,47(41) ブタノ−μ・酢酸・水    0,68(2:1:1) TT−62992は、常套手段によプ薬理学的に許容し
得る塩とすることもできる。級塩としてはたとえば塩酸
塩、トリエチルアミン塩などが挙げられる。
TT−52992はその紫外部吸収スペクトμからヘプ
タエン(heptarne)を発色団(りpモフオアー
)とし、マ喪赤外部吸収スペクト〜上1720as  
K?り)ンcoの吸収が認められる1+推定分子式で示
されるように、1分子中窒素8原子が含まれていること
から、アミノし糖体を含むヘプタエン・マクロライF 
(heptaens加aoroli(10)と推定され
る。
へ1タ工ン群抗生物質としては、種々の化合物か知られ
ている。たとえばトリ:1マインン(Triohomy
oin )、ベリマイシン(Perimyain)。
フルボマイシンCB’ulvomycin)、z< )
 リVン(Patrloln) 、アスコシンA 、 
B (Asoooin)などが挙げられるが、これらの
化金物の直素含量は約1〜8%であるのに対し、本抗生
物質’I’T−52992の窒素含量は約4.79%で
あること、またこれらの公知のへブタ千ン抗生物質の生
物活i     性のパターンと本抗生物質T’I’−
52992の生物活性のパターンとは全く異なっている
ことから、本抗生物質TT−52992は新規化合物と
考えられる。
各種微生物に対する最少阻止a度(MIC)を第8表に
示す。なおここにおいて、1hcobaatθr1ul
ntu’bsraulag1s  H3’7 Rvおよ
びMyoobaoteriumintraoellul
are  p −4gは5%牛血清添加キルヒナー培地
を使用した稀釈法にょ夛a7℃で2II4間@費後に、
その他OM7aobaoterlum属菌ハ3第グリセ
ロ−/V添加トリプティヶース・ソイ寒天(T8A、B
BL@l)を用いた稀釈法によって87℃で42時間後
に、一般細菌に対して#1TSAを用いた稀釈法によっ
て87℃で18時間後に、またカビ・酵母に対しては!
襲グμコース添加TSムを用いた稀釈法により28℃で
42時間後にそれぞれ判定した。
(以下余白) 第8表 (μg/g?) Eaaherichia ooli N工H,T JC
2〉100Proteus vu1garis工IPO
a045   >100PI3@uaomonas  
a@rug1noaa  IFO808G   ン10
0Baoillus 5ubtilis PC工219
  0.78Bacillus oereus工IPO
B614  0.789tapJlocoocua  
aureus FDA 209F    1.56My
cobacterium amegmatls  AT
CC6G?   too〜>to。
Myaobaoterium  phleiム’I’C
C192496,25]lllyaobaatbriu
m tuberculosis H;J7Rv  12
.5Myc+obaoterium 1ntraoel
lulare P−4812,5Candida  a
lbioans  IFO058a     >100
Sa1005aoaharo aerev1*1ae 
IFO0209)100Aaperg111us ni
ger工F04066  >100p6HIQilli
ulll Qhx”yBOg@num工FO4626>
100マウスを供試動物とした急性毒性試験でTT−6
2992を腹腔的注射投与した場合のLD5oは400
11f/に9以上であった。
本発明の抗生物質’I’T−62992は檎々の微生物
に対して抗菌活性を有するので、抗菌剤として用いるこ
とができる。
本抗生物質TT−52992は、これを10〜100μ
g/麿を程度の水溶液(液剤)とすることKよシ、鳥か
ごの消毒、9!験器具の消毒9人の手の消毒などに消毒
剤として直接塗布あるいは該溶剤に実験器具2人の手を
侵すことにより用いる仁とが出来る。
以下に実施例を挙げて本発明上さらに詳しく説明する。
なお、培地組成のパーセント(%)は重量/容量パーセ
ントを示す。
実施例! り〃コース2%。可sa殿sa%、コーン・スチーデ嗜
リカー1襲、生大豆粉1%、べ1トン0.5%1食塩0
. a%t CaCO3’ 0.5 % (pH7−0
)からなる培地500 @tを21’la坂ロフフスコ
に入れ、121℃で25分間滅菌したしたのち、シュー
ドツカμダイア・ラグネンシス庵TT−52992(I
Fo  141a4.FERMP−6288)を接種し
、28℃で2日間往復式振盪機上で培養した。得られた
培養液11を上記檎培地と同一組成の培地1001を含
む2001容タンクに移植し、28℃で2日間通気攪拌
培養(通気量、100%。
攪拌 200回転/毎分)を行なった。得られた17M
培IjH&501tシュークロース8%、コーン・スf
−7”−リカー2%、 CaC03o、 5%(pH7
,0)からなる培地1.00(IJを含tr2,0’0
01容317りに接種し、a日間通気攪拌培養(通気量
、100%;攪拌、200回転/毎分)を行った。以上
のようにして得られた培養液9201にハイフロス−バ
ーセル(米国 ジョンズ・マンヴイル・プロダクト社製
)10kgを加えて、オリーパ濾過器(日本 大機ゴム
KK製)を用いて濾過し、湿菌体79kQを集めた。こ
れに60%メタノ−/I/160番   1 1を加え攪拌抽出を60分行い加圧式沖讐届で濾過し抽
出メタノール液18(D7tliた。抽出液をtslt
で減圧濃縮し、濃縮液に希塩酸を加えてpH3,OK調
整後、イソブタノ−IV7.5f宛で2回抽出を行った
。得られた抽出イソブタノール(151)を8%炭酸水
素ナトリウム水51宛で2回洗滌後、N/60樵a17
.51宛で2回洗滌し、さらに水611宛で2回洗滌し
た。最後の洗液のpHが6以上であることをたしかめた
上で洗滌インブタノ−μをaooytで減圧濃縮した。
ここに得られた濃縮液にエータfi71.51を加えて
析出する沈澱を枦取乾燥すると3.8fの粗物質工が得
られた。このうち2.5fをメタノール:クロロホルム
(1:1)2Ls/に溶解後、シリカゲ/I/2yを加
えて混合し、減圧濃縮して溶媒を留去した。あらかじめ
用意されたシリカゲfi/(西独メルク社0.06〜0
.2鱈)カラム25011上に加え、クロロホルム:メ
タノール(4:1)250mで洗滌後、 同s媒i 1
 、クロロホルム二メタ/−/L’(2:1)Ilで溶
出し、50w1宛分画した。前述の方法で有効区分を検
出しフラクション番号18〜281でを集めて減圧濃縮
後、エーテルを加えて得られた沈澱を集め、乾燥すると
粗物質I11.4Nが得られた。ここに得られた粗物質
I11.4Fを9墓のメタノ−fi7に溶解し、あらか
じめ用意され九セファデックヌLH−200カラム50
0 ml上に注ぎ、メタノールで展開し、有効区分を集
めて、減圧濃縮を行った。濃縮液LyslK酢酸エチl
L’2m。
エータ/u2mを加えて放置すると黄色針状晶が晶出し
た。これを枦取乾燥するとTT−52992の黄色針状
晶18OI’Fが得られた。母液を濃縮後エーテルを加
えると無友形のTT−52992ののようにして得られ
た再結6品の融点は191〜193℃(分解)であった
実施例2 実施例1の方法で得られた培養液(9201)にメタノ
−μm、0OO1を加え室温て゛6o分間攪拌後、ハイ
フロス−バー七〜lo幻を濾過助剤として加え、オリ−
が−濾過器を用いて濾過した。ここに得られ九E液(1
8501)を減圧濃縮して500Jtで濃縮し、濃縮液
に稀塩酸を加えてpn8に調整後、酢酸エチA/aoo
lを加えて抽出し、これに可溶の不純物を除去後、イソ
ブタノール2601宛で2回抽出を行った。ここに得ら
れた抽出液を実施例1で得られた抽出液と同様に、8囁
戻酸水素ナトリウム水80g宛2回、N150塩酸12
0j宛2回、水801宛で2回洗滌後、洗滌イソブタノ
−μを約ao□wliで減圧濃縮し、エータ14/L5
gを加え析出する沈澱を枦取乾燥すると粗物質I5.2
fが得られ九。このうち3.9fを実施例1に準じて、
シリカゲルカラム、セファデックスLH−20カラムの
順に精製すると、精TT−62992黄色針状晶128
Wが得られ友。融点185〜187℃(分解)。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた抗生物質TT−52992
の赤外線吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕、結晶として次の理化学的性質を有する抗生物質
    TT−62992:  。 (1)元素分析(%):(五酸化リン上、60’C。 16時間減圧乾燥したもの) C63J±1 ■  8.5±0.5 N  4.8±0.5 (2)分子量: 840f40 (13C−MMRおよ
    U7C素分析値より計算) (3)比旋光度:〔α)F+!27° :1=20@(
    a=0.5.ジメチルホルムアミド) (4)紫外線吸収スベク)IL/: (メタノ−〃中吸
    収極大波長および吸光度 。1囁 ) 3 27B+2nm  (97flO) 867±2 nm  (608i6G)a85f!n=
      (906f9G) 89g=1=2nm  (870±90)(5)赤外線
    吸収スペクトμ:(臭化カリウム錠。 1 、主要ピーク) 1720.167G、18g0.1010(6)溶剤に
    対すゐ溶解性・: 可溶:s/メチルホ〜ムアミド、ジメチμスルフォキサ
    イド、ビーリジン 難溶:水、メタノ−p、アセトン 不溶ニジエチルエーテル、石油エーテルff)呈色反応
    : 陽性:二ンζドリン試薬、ぺ1タイド試薬、過マンガン
    酸カリウム試薬 陰性:エールリッヒ試薬 (8)塩基性、酸性、中性の区別;両性物質(9)物質
    の色;黄色 〔2〕、Vニードツカ〃ダイア属に属する抗生物質TT
    −62992生産菌を培地に培養し、培養物中に抗生物
    質TT−5299!を生成蓄積せしめ、これを採取する
    ことを特徴とする抗生物質TT−52992の製造法。 〔8〕、シュークローズ・ナイトレート寒天培地上およ
    び酵母エキス・麦芽エキス寒天培地上で白色の気菌糸を
    着生し、胞子はその大きさが約0.a〜0.4μ司X 
    O,6−1,6μmでその表面は平滑であり、生育温度
    範囲は約18〜89℃で生育至適温度は約25〜88℃
    であプ、スターチの加水分解は弱い陽性であシ、ゼラチ
    ンの液化、脱脂牛乳の凝固および脱脂牛乳のべ1トン化
    はそれぞれ陽性であり、メラニン様色素の生成状陰性で
    あり、かつL−アブビノース、D−キシロース、D−フ
    フクトース、シュークロース、1−イノ3/ ) + 
    #およびD−マンニットのいずれかを単一炭素源として
    利用スるシュードノカルディア・フグネンVス。
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