JPS5913190B2 - 抗生物質c−11924f−1 - Google Patents

抗生物質c−11924f−1

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JPS5913190B2
JPS5913190B2 JP52007026A JP702677A JPS5913190B2 JP S5913190 B2 JPS5913190 B2 JP S5913190B2 JP 52007026 A JP52007026 A JP 52007026A JP 702677 A JP702677 A JP 702677A JP S5913190 B2 JPS5913190 B2 JP S5913190B2
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JP
Japan
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antibiotic
reaction
culture
methanol
strain
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JP52007026A
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徹 長谷川
満子 浅井
和徳 波多野
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Priority to FR7801806A priority patent/FR2378043A1/fr
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Publication of JPS5913190B2 publication Critical patent/JPS5913190B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07GCOMPOUNDS OF UNKNOWN CONSTITUTION
    • C07G11/00Antibiotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • A61P31/06Antibacterial agents for tuberculosis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質C−11924F−1の製造法
に関する。
本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的として多数
の土壌試料から微生物を分離し、その産生する抗生物質
を分離探索した結果、ある種の微生物が新規な抗生物質
を産生すること、該微生物はストレプトバーテイシリウ
ム属に属すること、該微生物を適宜の培地に培養するこ
とにより該抗生物質を培養物中に蓄積させうることを知
わ、この抗生物質を抗生物質C−11924F−1と称
30することにした。
抗生物質C−11924F−1(以下、「C−1192
4F−1」と略称する。
)の生産菌は、上記したようにストレプトバーテイシリ
ウム属に属するが、たとえば本発明者らが岐阜県下呂の
土35壌から分離したストレプトバーテイシリウム・シ
ンナモネウム/fl6C−11924(Strepto
ve−rti−cilliumcinnamoneu用
層C−11924)株cウー(以後[屋C−11924
株]と略称する。
)は本発明の方法に最も有利に供用される菌の1例であ
る。本菌株は財団法人発酵研究所にIFCl37l3と
して、工業技術院微生物工業技術研究所にFERM−P
/163837としてそれぞれ寄託されている。7f6
C−11924株の菌学的諸性質をシャーリングおよび
ゴツトリープの方法(インターナシヨナル・ジヤーナル
・オブ・システマテイツク・バクテリオロジ一(Int
ernatiOnalJOurnalOfSystem
aticBacteriOlOgy):第16巻・第3
13〜340頁・1966年)に従つて検討し、3週間
にわたつて観察した結果は、下記のとおジである。
※※(1)形態的特徴 胞子形成菌糸は輪生状を示す。
円柱形または指骨形(0.5〜0.7X0.9〜1.1
μ)の胞子を着生し、その表面は平滑である。(2)培
養上の所見 本菌株は、白黄色から桃灰色ないし桃紫灰色を帯びた棉
状ないしビロード状の気菌糸を着生する。
基生菌糸は、黄色ないし黄褐色を呈し、可溶性色素はほ
とんど形成しない。メラノイド系色素の生成は認められ
ない。本菌株の各種培地上の培養所見、生理的性状訃よ
び炭素源の同化粧は、それぞれ別表1〜3に示すとおシ
である。
以上の諸性質をもとに、エス・エィ・ワツクスマン著:
ジ・アクチノミセテス(TheActinO−Myce
tes) 第2巻・1961年、ザ・ウイリアムズ・ア
ンド・ウイルキンス・カンパニー、イ・ 1ビ一・シヤ
ーリング・アンド・デイ・ゴツトリーブ著:インターナ
シヨナル・ジヤーナル・オプ・システマティク・バクテ
リオロジ一(Interna一TlOnalJOurn
alOfSystematicBacteriOlOg
y)、18巻、69頁、1968年、同、18巻、27
9頁、1968年、同、19巻、391頁、1969年
、同、22巻、265頁、1972年、アール・ロツテ
イら著:ギオルナーレ・デイ・ミクロビオロギア(Gl
OrrlalediMicrObiOlOgia)、1
7巻、1〜60頁、1969年訃よびバージエイズ・マ
闘ニユアル・オブ・デターミネーテイブ・バクテリ′
オロジ一(BergeysMannualOfDete
rminati一VeBacteriOlOgy)第8
版(ザ・ウィリアムズ・アンド・ウイルキンス・カンパ
ニー 1974年)を参照したところ、S).C−11
924株は、スト ンレプトバーテイシリウム・シンナ
モネウム(StreptOverticilliumc
innamOneum)、ストレプトバーテイシリウム
・ハチジヨエンセ(StreptOverticill
iumhachijOense)に類似している。
そこで本菌を、財団法人発酵研究所保存jの既知菌種ス
トレブトバーティシリウム・シンナモネウム IFO−
12852(ISP5OO5)、ストレプトミセス・シ
ンナモメウス・フオルマアザコルタ(StreptOm
ycescinnamOmeusfazacOluta
)IFO−1236311.ストレプトバーテイシリウ
ム・シンナモネウム・フオルマ・アザコルタ(Stre
ptOverticilllumcinnamOneu
mfazacOluta〕、ストレプトミセス・ハチジ
ョェンシス(StreptOmyceshachijO
ensisIFO−12782(ISP5ll4)(ス
トレプトバーテイシリウム・・・チジヨエンセ Str
eptOvert一IcilliumhachijOe
nse)と同一条件下で、各種分類培地上で培養し比較
した。第4表に示すごとく、X).C−11924株と
これら3菌種は、気菌糸の色調、生理的性状、炭素源の
利用性等、よく類似している。しかし、ストレブトマイ
セス・ハチジヨエンセは、グリセン・アスパラギン寒天
培地、チロシン寒天培地に生育出来ない点で./F6.
C一11924株と異る。涜C−11924株は、基生
菌糸が、うす黄からにぶ黄の点、ミルクのペプトン化を
する点から、ストレプトマイセス・シンナモメウス・フ
オルマ・アザコルタにより類似していると考えられる。
しかし、この菌はチロシン寒天培地上で生育出来ない点
で涜C−11924株と異る。その他、腐C−1192
4株は、グリセリン・硝酸塩寒天培地上でうすいオリー
ブ色の気菌糸を着生する点でこれらの既知菌種と異る。
以上の点から、./16.C−11924株は、ストレ
プトバーテイシリウム・シンナモネウムの1菌株と同定
し、ストレプトバーテイシリウム・シンナモネウム滝C
−11924と称する。他方、7f6C−11924株
の生産する新規抗生物質C−11924物質はいわゆる
フレオマィシンーブレオマイシン群抗生物質に属するの
で、この群の抗生物質生産菌と/F6C−11924株
との比較を以下に行なつた。
すなわち、フレオマイシンーブレオマイシン生産菌スト
レプトミセス・バーティシルス(Stre一PtOmy
cesverticillus)ジヤーナル・オブ・ア
ンテイビオテイクス12巻Allll頁、1959年、
19巻A、200〜209頁、1966年)は気菌糸が
白色から灰色ないし緑味灰色を示す点で.46C−11
924株と異なる。
その他、ストレプトミセス・フラボビリディス(Str
8PtOmyc一EsflavOviridis)(特
開昭48−22687)、ゾルバマイシン生産菌ストレ
プトミセス・ビキニエンシス●バール・ゾルボネンシス
(StreptO一Mycesbikiniensis
varzOrbOnensis)(ジヤーナル・オブ・
バクテリオロジ一105巻、880〜885頁、197
1年)、YA−56XおよびY生産菌ストレプトミセス
・フミダス・バール・アンテイツモリス(Strept
OmyceshumidusvarantitumOr
is)(ジヤーナル・オブ・アンティビオティクス26
巻、70〜76頁、1973年)、XK−49−1B−
2生産菌ストレプトスボランギニウム・ビオラセオクロ
モゲネス(StreptOspOranginumvi
OlaceOchrOmOgenes)(特開昭49−
42896)}よびSS−70A}よびB生産菌ストレ
プトミセス・オリボグリゼウス(StreptOmyc
esOlivOgriseus)(特開昭51−156
93)は胞子形成菌糸その他の形態的性質から属を異に
するのでA6.C−11924株とは明らかに異なる。
/I6.C−11924株は、他のストレプトバーテイ
シリウム属の場合と同様に、その性状が変化しやすく、
たとえば紫外線、エツクス線、放射線、人工変異剤など
を用いる人工的変異手段で容易に変異しうるものであ漫
、このような変異株であつても、C−11924F−1
の生産能を有するものは、すべて本発明の方法に使用す
ることができる。
本発明の方法において、洗C−11924株が培養され
る培地は、液状でも固状でもよいが、液状の培地がより
便宜的に用いられ、また表面培養、振盪培養法によつて
もよいが、深部培養方法がよシ有利に用いられる。
培地中にはA6C−11924株が同化しうる炭素源、
たとえばでんぷん、グルコース、デキストリン、グリセ
リン、シェークロース卦よびn−パラフィン、アルコー
ル類(例、メタノール)など、窒素源としては、たとえ
ば有機窒素源としてコーン・スチープ・りカー、大豆粉
、綿実粉、ペプトン、肉工キズなど無機窒素源としては
塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、尿素などを使用し得る。その他、必要に応じて無機
塩類たとえばナトリウム、カリウム マグネシウム、カ
ルシウムまたは燐を含む塩類、重金属塩類たとえば鉄、
マンガン、亜鉛、コバルト、銅、ニツケルなどの塩類、
消泡剤たとえば大豆油、ラード油、チキン、オイル、シ
リコン油、アクトコールなどを適宜添加してもよい。液
体培養に際しては、培地のPHは中性付近特にPH6〜
8が好ましい。培養温度は2『C〜30℃、培養時間は
90〜140時間が望ましい。培養経過にともなう生産
力価の経時変化は、サルモネラ・テイフイムリウム(S
almOnellaty…一ImuriumIFOl2
529)を試験菌とするペーパ一・ディスク法(検定培
地:トリブテイカーゼ・ソー・アガ一、BBL製)によ
り測定できる。本発明によジ得られるC−11924F
−1は、銅を含有する塩基性ペプチド抗生物質で、培養
液中よりの抽出精製にあたつては、一般によく用いられ
る手段によつて、有効物質を分離、採取、精製する。
すなわち、減圧濃縮、凍結乾燥、溶媒抽出、透析、活性
炭、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤、アンバーラィト
XAD−2、ダイヤイオンHP−10等のマクロポーラ
ス非イオン系の合成吸着剤、弱酸性イオン交換樹脂、ゲ
ル済過剤、あるいはイオン交換ゲル淵過剤等を、適且、
任意の順序に組み合わせて、また反復して利用すること
ができる。精製法の一汐1としては、C−11924F
−1は、培養戸液中に含まれるので、ケイソウ土等の淵
過助剤を用いて培養液より菌体を除き、淵過中の有効成
分を、ダイヤイオンHP−10(三菱化成製)のカラム
を通して樹脂に吸着させる。
充分の水洗を行なつた後、カラムからの溶離には親水性
溶媒、たとえばアセトン、メチルエチルケトン等の低級
ケトン類、メタノール、エタノール、イソプロパノール
、n−プロパノール、n−ブタノール等の低級アルコー
ル類等の単独、または混合溶媒と水との混合液が用いら
れる。有効区分を減圧濃縮して、含有有機溶媒類を除き
、ゲル済過剤を用いて分子篩クロマトグラフィ一を行う
。まず、セフアデツクスLH−20のカラムを用いて、
含水アルコールにて展開し溶媒可溶性不純物を除去し、
有効区分を減圧濃縮後、凍結乾燥し粗粉末を得る。この
粗粉末をさらに精製するにあたつては、イオン交換ゲル
済過剤を用いたクロマトグラフイ 5一がもつとも有効
であるが、このものが塩基性物質であるため、CM−セ
フアデツクスC−25が有利に使用される。粗粉末を、
希薄ギ酸アンモニア溶液にとかし、CM−セフアデツク
スC−25に吸着させ、ギ酸アンモニアの濃度勾配によ
ジ溶 j出を行う。ギ酸アンモニア濃度0.32〜0.
37モルに単一ピークとして溶出される有効区分を集め
、HP−10カラムに吸着させ、含水アルコールで溶出
して脱塩を行い、凍結乾燥すると、C−11924F−
1が得られ、このものはペーパー 4クロマトグラフイ
一上、単一物質である。このようにして得られたC−1
1924F−1の理化学的性状を次に示す。
1.外観:青色無定型粉末 2.元素分析値: C:40.81、40.87、40.55H: 5,7
2、 5.02、 5.55N:16.35、16.
58、16.40S: 3.95、 3.97、
3.50Cu: 3.64、 3.46、 3.29
3.分解点:195℃以上(明瞭な分解点を示さない)
4.分子量: (1)蒸気圧侵透法 1.0X103(蒸留水)(自)
分子内に銅1分子を含有するとして計算した場合の分子
量 18505、紫外部吸収スペクトル 第1図に示す如く、水溶液中で243nm±2(E1%
167±16)および297nm士1CTrL2(E1
%55±6)に極大吸収を有する。
1(1771 6.赤外線吸収スペクトル KBr錠で測定したものを、第2図に示す。
主要赤外線吸収スペクトルを以下に示す(a「り。33
50、292011715、1650、1625、16
0011550、1520、1450、1370、13
45、10901106011005、 98007.
溶解性:水に易溶。
メタノールに可溶。エタノールに難溶。酢酸エチル、酢
酸ブチル、クロロホルム、ベンゼン、シクロヘキサン
エチルエーテルおよび石油エーテルに不溶。8.呈色反
応: 坂口反応、ニンヒドリン反応、エールリツヒ反応、ドラ
ゲンドルフ反応、過マンガン酸カリウムおよびグレイツ
クーレイバツク試薬に陽性。
9.安定性: 中性で安定。
アルカリ性でやや不安定。酸性で不安定。10.酸性、
中性、塩基性の区分:塩基性物質11.ペーパークロマ
トグラフィ(上昇法)のRf値溶媒系 C
−11924F−1(1) 50%アセトン水
0.20(2) 75%フエノール
0.95(3) n一方ノーノレ酢酸 水(2:1:1
) 0.37 (4) n−ブタノ〒ル ピリジン酢酸 水(15:1
0:3:12) 0.18(5) n−カノール酢
酸 水 (4:1:5の上層) 0.13 (6) 3%塩化アンモン 0.82なお参
考として、YA−56−X,.YA−56−Y.SS−
70−A.SS−70−Bのペーパークロマトグラフイ
一のRf値を以下に示す。
次に、本物質を既知の抗生物質と比較する。
水溶性塩基性ペプチドで、銅を含有する抗生物質として
は、フレオマイシン群(イケカワ等:ジヤーナル・オブ
・アンテイビオテイクス17巻A、194頁、1964
年)、ブレオマィシン群(梅沢等:ジヤーナル・オブ・
アンティビオティクス19巻Al2OO頁、1966年
)、ゾルバマイシン、ゾルボノマイシンB1ゾルボノマ
イシンC(工・デイ一・アルゴデリス等:ジヤーナル・
オブ・アンテイビオテイクス24巻、543頁、197
1年)、YA−56−X,.YA−56−Y(伊藤等:
ジヤーナル・オブ・アンテイビオテイクス24巻、72
7頁、1971年)、XK一49−1−B−2(特開昭
49−42896)、SS−70−A,.SS−70−
B(特開昭51一15693)がある。C−11924
F−1の紫外部吸収に}ける、243mμと297mμ
の吸光度の比は3.04であるのに対し、ブレオマイシ
ン群、フレオマイシンC,D2,Flゾルボノマイシン
B,.XK一49−1−B−2はその比が1.1〜1.
3であるので、これらとC−11924F−1とは明ら
かに区別される。
ペーパークロマトグラフイ一に}いても、C一1192
4F−1は既知抗生物質とは異なることが分かる。
しかし、フレォマィシンDl,E,G,H,llゾルバ
マイシン、YA−56−X,.YA−56一Y.SS−
70−A.SS−70−Bの比は、2.7〜2.9であ
ジ、この点では類似している。
(なお、ジヤーナル・オブ・アンテイビオテイクス 2
6巻、77頁、1973年によれば、YA−56−xと
ゾルバマイシンとは同一物質であると報告されている。
)第3図にSS−70−B物質とC一11924F−1
の混合物のCM−セフアデツクスC−25クロマトグラ
フィ一の溶離パターンを示した。両者はそれぞれ独立の
ピークを示し、異なる物質であることは明らかである。
フレオマイシン群、YA−56−X,Y,SS−70−
Aとのちがいについては、特開昭51−15694の記
載によればそれらはすべてSS−70−Bより前に溶出
されてお゛り、C−11924F−1は第3図に示す如
く、SS−70−Bよりも後から溶出されるので、これ
らとも異なる物質であることがわかる。これまでに挙げ
た結果から、C−11924F−1は、既知のプレオマ
ィシンーJャ激Iマイシン系の抗生物質のいずれとも異な
る新規抗生物質であることが明らかである。
抗菌スベクトル トリプテイカーゼ・ソー・アガ一(BBL製)を検定培
地とする寒天希釈法によ)測定したC一11924F−
1の抗菌スペクトルは第5表に示した通りである。
毒性 マウスを使用した急性毒性試薬では、静脈内注射した場
合のLD5O値は約200η/Kgを示した。
本発明によつて得られる抗生物質C−11924F−1
は上記抗菌スペクトルからも明らかなように、グラム陰
性菌、陽性菌、結核菌卦よびかびに対し強い抗菌力を示
し、強力な殺菌作用を示す有用な物質である。たとえば
上記試験菌と同種の病源性菌の殺菌剤、消毒剤としても
有用なものであ]また、マウスの大腸菌感染症に治療効
果を示すことから補乳動物(例、マウス、ラツト、人な
ど)の上記細菌感染症の治療に有効な物質である。
抗生物質C−11924F−1を、殺菌剤、消毒剤とし
て使用する場合には、その用途に応じてたとえば5〜2
00μg/mlの液剤として使用することができる。ま
た、50Tf9の抗生物質C一11924F−1を10
gの白色ワセリンに充分混合した軟膏剤として使用する
こともできる。抗生物質C−11924F−1は、腫瘍
細胞たとえばザルコーマ180腹水腫瘍細胞を接種され
たマウスに投与すると、強い腫瘍細胞増殖阻止作用およ
び延命効果が認められる。したがつて、抗生物質C−1
1924F−1は、哺乳動物(例、ラツト、マウス、人
など)の腫瘍細胞を治療する抗腫瘍剤としても有用であ
る。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する
。実施例 1 可溶性でんぷん3%、ブドウ糖2%、生大豆粉1%、コ
ーン・スチープ・りカー1%、ペプトン0.5%、食塩
0.3%、炭酸カルシウム0.5%(PH7.O)から
なる培地500m1を21容の坂ロフラスコに分注、減
菌後、ストレブトバーテイシリウム・シンナモネウム滝
C−11924((IFO−13713)を接種し.2
8℃で40時間往復式振盪機上で培養した。
かくして得られた種培養物1.51をブドウ糖3%、可
溶性でんぷん2%、プロフロ2%、ペブトン0.5%、
食塩0.3%、炭酸カルシウム0.5%(PH7.O)
からなる培地1001を含む2001容タンクに移植し
、28℃で90時間通気攪拌培養(通気量100%、攪
拌200回転/分)した。上記で得られた培養液801
に、助剤としてケイソウ+1.51<gを加え、減圧ろ
過して炉液66′を得た。
戸液(PH7.5)をダイヤイオンHP一10(三菱化
成製)7.51のカラムを通過させ有効物質を吸着させ
る。301の水で洗浄後、301の20%メタノール溶
液で洗浄する。
溶出には40%メタノール251と90%メタノール2
52の濃度勾配法を用い、51づつの分画を行なつて、
C−11924F−1は、フラクシヨン3〜10で溶出
される。有効区分を集め、減圧濃縮してメタノールを除
去後、再度ダイヤイオンHP−100.51のカラムを
通過させ21の水で洗浄後、40%メタノール151と
90%メタノール1.51の濃度勾配法により溶出を行
なつた。0.31づつ分画を行い、有効区分は2〜8で
あつた。
この有効部を減圧濃縮後凍結乾燥すると、17gの粗粉
末が得られた。上記で得た粗粉末を、次に、セフアデツ
クスLH−20のカラムにて精製した。
すなわち、粗粉末10gを40%メタノール20m1に
とかし、不溶物を除去してから、あらかじめ40%メタ
ノールにてよく洗浄しておいたセフアデツクスLH一2
0900m1のカラムにのせ、40%メタノールにて展
開する。50m1づつ分画を行い、有効部は9〜11で
あつた。
凍結乾燥により、3.1gの粗粉末が得られた。この粗
粉末を、200m1の0.05Mギ酸アンモニウムにと
かし、CM−セフアデツクスC−25の130m1のカ
ラムに吸着さフせ、0.1Mギ酸アンモニウム200m
1で洗浄後、0.1M11−1.0M11のギ酸アンモ
ニウム濃度勾配法を用いる溶出を行つた。
有効物質は、ギ酸アンモニウム濃度0.32M〜0.3
7Mのところで溶出され、ダイヤイオンHP−1030
m1のカラムに吸着させ、充分の水洗を行つた後、20
%メタノールで溶出して脱塩をし、凍結乾燥して青色の
C−11924F−1の純品46ηを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、抗生物質C−11924F−1の紫外部吸収
スペクトル(水溶液にて測定)を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の物理化学的性質を有する抗生物質C−119
    24F−1:(a)外観:青色無定型粉末 (b)元素分析値: G、40.81、40.87、40.55H、5.72
    、5.02、5.55 N、16.35、16.58、16.40S、3.95
    、3.97、3.50 Cu、3.64、3.46、3.29 (c)分解点:195℃以上(明瞭な分解点を示さない
    。 )(d)分子量:1.0×10^3(蒸留水;蒸気圧浸
    透法)1850(分子内に銅1分子を含有するとして計
    算した場合) (e)紫外線吸収スペクトル ■243±2nm(E^1^%_1_c_m167±1
    6)■297±2nm(E^1^%_1_c_m55±
    6)(f)主要赤外線吸収スペクトル(KBr法)(c
    w^−^1):3350、2920、1715、165
    0、1625、1600、1550、1520、145
    0、1370、1345、1090、1060、100
    5、980o(g)溶解性:水に易容。 メタノールに可溶。エタノールに難溶。酢酸エチル、酢
    酸ブチル、クロロホルム、ベンゼン、シクロヘキサン、
    エチルエーテルおよび石油エーテルに不溶。(h)呈色
    反応:坂口反応、ニンヒドリン反応、エールリツヒ反応
    、ドラゲンドルフ反応、過マンガン酸カリウムおよびグ
    レイツク−レイバツク試薬に陽性。 (i)安定性:中性で安定。 アルカリ性でやや不安定。酸性で不安定。(j)酸性、
    中性、塩基性の区分:塩基性物質。 2 ストレプトバーテイシリウム属に属する抗生物物C
    −11924F−1生産菌を培地に培養し、培養物中に
    抗生物質C−11924F−1を生成蓄積せしめ、これ
    を採取することを特徴とする抗生物質C−11924F
    −1の製造法。
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