JPS6225156B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6225156B2
JPS6225156B2 JP54011561A JP1156179A JPS6225156B2 JP S6225156 B2 JPS6225156 B2 JP S6225156B2 JP 54011561 A JP54011561 A JP 54011561A JP 1156179 A JP1156179 A JP 1156179A JP S6225156 B2 JPS6225156 B2 JP S6225156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibiotic
meoh
nax
soluble
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54011561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55104297A (en
Inventor
Eiji Higashide
Seiichi Tanida
Masayuki Muroi
Mitsuko Asai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP1156179A priority Critical patent/JPS55104297A/ja
Priority to US06/113,131 priority patent/US4292309A/en
Priority to CA000344284A priority patent/CA1152915A/en
Priority to NL8000627A priority patent/NL8000627A/nl
Priority to DE19803003359 priority patent/DE3003359A1/de
Priority to FR8002163A priority patent/FR2447932A1/fr
Priority to IT67162/80A priority patent/IT1133059B/it
Priority to ES488171A priority patent/ES8107303A1/es
Priority to GB8003650A priority patent/GB2042502B/en
Publication of JPS55104297A publication Critical patent/JPS55104297A/ja
Publication of JPS6225156B2 publication Critical patent/JPS6225156B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P1/00Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
    • C12P1/06Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using actinomycetales
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/365Nocardia

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規抗生物質C−14482B1、B2およ
びB3ならびにその製造法に関する。 本発明者らは多種類の土壌および植物など自然
界から試料を採取して、それらから分離される微
生物およびその人工変異株について、その生産す
る抗生物質を検索し、ある種の微生物が新規な抗
生物質を生産すること、該微生物はノカルデイア
属に属すること、該微生物を適宜な栄養培地で醗
酵制御しながら培養することにより該抗生物質を
培養物中に蓄積させ得ることを知り、さらに研究
した結果、本発明を完成した。 すなわち本発明は、(1)抗生物質C−14482B1
B2、B3およびそれらの塩および (2)ノカルデイア属に属する抗生物質C−
14482B1、B2および/またはB3生産菌(以下、
「抗生物質C−14482B生産菌」または「C−
14482B生産菌」と略称することがある。)を培地
に培養し、培養物中に抗生物質C−14482B1、B2
および/またはB3(以下、「抗生物質C−
14482B」又は「C−14482B」と略称することも
ある。)を生成蓄積せしめ、これを採取すること
を特徴とする抗生物質C−14482B1、B2および/
またはB3の製造法に関する。 本明細書においては、抗生物質C−14482B1
B2、B3をそれぞれ「C−14482B1」、「C−
14482B2」、「C−14482B3」と、略称することも
ある。 本発明の方法に用いることができる微生物とし
ては、本発明者らが抗生物質生産菌の探索中に分
離した放線菌の一種ノカルデイアsp.No.C−
14482IFO13725株(「IFO13725株」と略称するこ
ともある。)およびこれを新株として通常の変異
手段により得られた変異株ノカルデイアsp.No.C
−14482IFO13887株(「IFO13887株」と略称する
こともある。)が挙げられる。下記に示すように
新しいタイプのノカルデイア属に属する新菌種で
ある。 IFO13725株の菌学的諸性質をシヤーリングお
よびゴツトリーブの方法〔インターナシヨナル・
ジヤーナル・オブ・システマテイツク・バクテリ
オロジー(International Journal of Systematic
Bacteriology)、第16巻、313頁〜340頁、1966
年)〕に準じて検討し、28℃、21日間にわたつて
観察した結果は下記の通りである。 (1) 形態的特徴 基生菌糸は無色ないし淡黄または橙黄色を示
し、寒天培地上および液体培地中ともによく伸
長し、分岐する。基生菌糸の直径の多くは0.5
〜1.2μmであり、培養後期に桿菌状、長桿菌
状または分岐した菌糸状に分断する。本菌は、
種々の分類用培地上でよく生育し、気菌糸は基
生菌糸上に発育するが、多くの束状体(50〜
180μm×400〜1500μm)を形成し、それらの
上に発育しているように観察されることが多
い。気菌糸の形状の多くは屈曲状または直線状
を示し、まれにゆるい螺旋状を示すものも見ら
れる。本菌の成熟した培養を検鏡すると胞子が
連鎖状になつていると考えられるものは少な
く、いわゆる分生子または胞子の形成は少な
い。それらの培養表面から採取した菌懸濁液に
ついて検鏡した所、長楕円形(0.5〜1.2μm×
4.8〜6.8μm)および楕円形(0.8〜1.2μm×
1.5〜4μm)の分裂細胞または分節胞子様の
ものが多く観察され、電子顕微鏡による観察で
はその表面は平滑であつた。また気菌糸の発育
は一般的に貧弱であり多くの培地上では3〜7
日培養までは比較的発育しているが、10日以上
培養すると観察されなくなることがある。 なお、本菌は液体培地で培養すると運動性を
有する時期があり、運動性を有する時の菌糸は
桿菌状、それが分岐した菌糸または長桿菌状、
その連鎖したものおよびそれらの分岐した多形
態性の形状を示す。またこれらを電子顕微鏡に
よつて観察するとそれらの細胞周辺に多くの長
い鞭毛が観察される。 (2) 菌体組成 本菌株をISPNo.1の改変培地中で28℃、66〜
90時間振盪培養して、十分生育し、静止期にな
つた菌体を集め洗滌した。上記菌体をビー・ベ
ツカーらの方法〔アプライド・マイクロバイオ
ジー(Applied Microbiology)、12巻、421
頁、1964年〕およびエム・ビー・ルシバリエー
の方法〔ジヤーナル・オブ・ラボラトリー・ア
ンド・クリニカル・メデイシン(Journal of
Laboratory and Clinical Medicine)71巻、
934頁、1968年〕に従つて菌体細胞中のジアミ
ノピメリン酸および糖組成を検した結果、前者
はメソ体であることが認められ、後者について
はガラクトースおよびアラビノースに相当する
スポツトの存在が認められた。またビー・ベツ
カーらの方法〔アプライド・マイクロバイオロ
ジー(Applied Microbiology)、17巻、236
頁、1965年〕に従つて細胞壁を調製し、ジアミ
ノピメリン酸、糖およびアミノ酸を検すると以
下の通りであつた。すなわちジアミノピメリン
酸はメソ体が検出され、糖は多量のガラクトー
スの存在が認められたが、アラビノースは検出
されなかつた。またアミノ酸についてはグルタ
ミン酸、アラニンは明療に検出されたが、リジ
ン、グリシンは極く微量しか検出されなかつ
た。 (3) 分類用培地上の諸性質 本菌株は各種培地上で、いずれも比較的よく
発育し、その基生菌糸は培養初期無色ないし淡
黄色で、その後、淡黄褐色または黄褐色を示
す。またほとんどの分類用培地中に可溶性色素
を生成しないが、2、3の培地中に微褐色の可
溶性色素を生成する。気菌糸は粒状で、一般に
は中程度に発育し、白色ないし黄色または淡黄
褐色を示す。これらの気菌糸は多くの培地上で
は長期間(約2週間以上)培養すると消失した
状態となり、基生菌糸表面が光沢を帯びて来
る。本菌株の多種分類用培地上における諸性状
は第1表に示した通りである。 第1表:IFO13725株の分類用培地上の諸性質 (イ) 庶糖・硝酸塩寒天培地 生育(G):貧弱、薄く発育、無色 気菌糸(AM):極く僅か、白色 可溶性色素(SP):なし (ロ) グルコース・硝酸塩寒天培地 G:貧弱、薄く発育、無色 AM:極く僅か、白色 SP:なし (ハ) グリセロール・硝酸塩寒天培地 G:中程度、無色ないし淡黄色(3eaまたは
2ga)※または明黄色(3ia)※束状体形成 AM:極く僅か、白色ないし淡黄色(3ea)
※ SP:なし (ニ) ブドウ糖・アスパラギン寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ga)※ AM:貧弱、淡黄色(3ea)※ SP:なし (ホ) グリセロール・アスパラギン寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ga)※ AM:中程度、白色ないし淡黄褐色(2ea)
※ SP:なし (ヘ) 栄養寒天培地 G:中程度、無色ないし淡黄褐色(2ca)※
または黄色(3ga)※ AM:なし SP:なし (ト) リンゴ酸カルシウム寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ga)※また
は明黄色(3pa)※、束状体形成 AM:貧弱、白色 SP:なし (チ) 酵母エキス・麦芽エキス寒天培地 G:豊富、無色ないし黄色(3ga)※または
明黄褐色(3la)※、束状体形成 AM:中程度、白色ないしクリーム色
(3ca)※または淡黄色(3ea)※ SP:微黄褐色 (リ) オートミール寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ga)※また
は淡黄褐色(2ca)※ AM:中程度、白色ないし淡黄色(3ea)※
またはクリーム色(3ca)※ SP:なし、または微黄褐色 (ヌ) でん粉寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3gaまたは
2ga)※ AM:貧弱、白色ないし淡黄色(3ea)※ SP:なし (ル) ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ig)※また
は明黄褐色(3la)※ AM:なしまたは貧弱、白色 SP:微黄褐色 (オ) チロジン寒天培地 G:中程度、無色ないし黄色(3ig)※また
は明黄褐色(3la)※、束状体形成 AM:貧弱、クリーム色(3ca)※または明
黄褐色(3la)※ SP:淡黄褐色(紫色を帯びる) ※:カラー・ハーモニー・マニユアル・第4
版、(コンテイナー・コーポレーシヨン・オ
ブ・アメリカ、1958年発行)による色名記号 (4) 生理的性質 本菌株の生理的性質は第2表に示した通りで
ある。すなわち生育温度範囲は12℃ないし38℃
また寒天培地(ISPNo.2)上で気菌糸をよく着
生する温度範囲は20℃ないし35℃である。 第2表:IFO13725株の生理的性状 生育温度範囲:12℃〜38℃ 気菌糸着生温度:20℃〜35℃ ゼラチン液化:非常に弱い でん粉加水分解:陽性 硝酸塩還元能:陽性 ミルク・ペプトン化:陽性 ミルク・凝固:陰性 カゼイン分解能:陽性 メラニン様色素形成: (ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地):陰
性 (チロジン寒天培地):陰性 チロジン分解能:陽性 キサンチン分解能:陰性 ヒポキサンチン分解能:陰性 リゾチーム耐性:陽性 食塩耐性:2% (5) 各種炭素源の利用性 プリーダムおよびゴツトリーブの方法〔ジヤ
ーナル・オブ・バクテリオロジー(Journal of
Bacteriology)56巻、107頁、1948年〕に記載
されている培地およびそれに酵母エキス(デイ
フコ製)を0.1%添加した基礎培地を用いて、
各種炭素源の利用性を検し、それらの結果を第
3表に示した。 第3表:IFO13725株の炭素源利用性 炭素源 生 育 D−キシロース + %※ L−アラビノース − + D−グルコース % % D−ガラクトース % % D−フラクトース % % L−ラムノース % + D−マンノース % % シユークロース % % マルトース + % トレハロース % % ラフイノース ± − メリビオース ± ± i−イノシトール − ± D−ソルビトール − ± D−マンニトール % % グリセロール % % 可溶性でん粉 + % 対 照 − − ※:酵母エキス0.1%添加基礎培地 注:%:豊富な発育 %:比較的良好な発育 +:発育を認める ±:僅かに発育する −:発育しない (6) その他の諸性質 前述「(2)菌体組成」に示した方法で菌体を集
め、これらをジエー・マーマーらの方法〔ジヤ
ーナル・オブ・モレキユラー・バイオロジー
(Journal of Molecular Biology)3巻、208
頁、1961年)に準じてDNAを調製し、DNAの
G−C(グアニン−シトシン)含量を検すると
約71モル%であつた。 本菌株の栄養菌糸をグラム染色すると陽性で
あつた。 以上述べたIFO13725株の諸性質をエス・エ
ー・ワツクスマン著、ジ・アクチノミセテス
(The Actinomycetes)第2巻、ザ・ウイリアム
ス・アンド・ウイルキンス・カンパニー発行、
1961年、アール・イー・ブツフアナン・アンド・
エヌ・イー・ギボンス編、バージーズ・マニユア
ル・オブ・デターミネーテイブ・バクテリオロジ
ー(Bergey’s Manual of Determinative
Bacteriology)第8版、1974年およびその他の文
献に従つて検索した。 本菌株は上記したように(1)培養後期に桿菌また
は長桿菌状に分断し、それらの分岐した形態のも
のが観察される。(2)分生子または胞子の明瞭な形
態が少ない。(3)寒天培地上のコロニーの表面は皮
状を示し、一般細菌のように光沢を示すことが多
い。(4)菌糸のG−C含量は約71モル%である。そ
の他の諸性質から本菌株は大別するとノカルデイ
ア(Nocardia)属のグループに属すると考え
られるが、分類用培地上の諸性質、生理的諸性
質、運動性細胞および細胞壁組成などから既知菌
株の中には上記諸性質を有する種は見出されず、
新菌種と同定された。 本菌株IFO13725株は、財団法人発酵研究所に
IFO13725として、工業技術院微生物工業技術研
究所に受託番号第4130号として、ジ・アメリカ
ン・タイプ・カルチヤー・コレクシヨン(The
American Type Culture Collection)(米国)に
ATCC−31309としてそれぞれ寄託されている。 一般に、ノカルデイア属菌は、その性状が変化
しやすく、自然的にまた変異剤によつて変異を起
し得る。たとえばX線、ガンマー線、紫外線等の
放射線の照射単胞子分離、種々の薬剤を含有する
培地上での培養、その他の手段で変異させて得ら
れる多くの変異株、あるいは自然に得られる突然
変異株等であつても、上記した菌学的性状または
下記に化した様な菌学的性状との比較において実
質的に別種とするに足らず、しかもC−14482B
を生産する性質を有するものはすべて本発明方法
に利用し得る。たとえば、C−14482B生産株を
種々の変異処理することにより、淡黄色ないし淡
黄褐色または褐色の可溶性色素を生成するもの、
基生菌糸が無色のもの、赤褐色ないし橙赤色を示
すもの、黄緑色の基生菌糸または可溶性色素を生
成するもの、豊富な白色の気菌糸を生成するもの
および菌糸が分断し易い変異株が得られる。 例えばIFO13725株を親株として通常の変異手
段により抗生物質C−14482Bを有利に生産する
変異株としてIFO13887株が得られた。本菌株は
親株に比べてC−14482Bを多量に生産し得る能
力を有し、分類学的諸性質は親株と、生理的性状
に於て第4表に見られるような性質以外は、同様
である。
【表】 IFOO13887株は、財団法人発酵研究所に
IFO13887として、工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託のため昭和54年1月24日付書留引受番
号482−148にて同所宛送付され受託番号第4779号
として、ジ・アメリカン・タイプ・カルチヤー・
コレクシヨン(The American Type Culture
Collection)(米国)にATCC−31487として、そ
れぞれ寄託されている。 IFO13887株を得る具体的方法としては、親株
IFO13725株をイーストエキス・マルトエキス寒
天(ISP−2)等の平板上で32℃、4日間培養
し、生育した菌糸を集め、0.05M−リン酸バツフ
アーに懸濁し、これを紙過した後、変異誘起
処理を行う。例えば、この液に生菌数が2%程
度になるように紫外線を照射し、直ちにリンコマ
イシン10μg/mlを含むイーストエキス・マルト
エキス寒天平板に塗布し、32℃で6日培養し、
生成したコロニーの中からIFO13887株が得られ
た。 本変異株を抗生物質生産用培地に接触し、通常
の方法により培養すると、培養液中の抗生物質C
−14482B1、B2およびB3の生産量はいずれも親株
のそれより増加していることが認められた。 新菌種ノカルデイアsp.No.C−14482は、たと
えば、以下の特性を有する。 (1) グラム陽性 (2) 基生菌糸は直径0.5〜1.2μmで良く伸長し、
その一部が桿菌状、長桿菌状に分断し、運動性
を示す。(但し変異株は分断の少ないものおよ
び顕著に分断するものもある。) (3) 気菌糸の着性はその菌株の性質により異な
る。すなわち通常は白〜黄色の気菌糸を着生す
るが、変異株の場合はほとんど着生しない。 (4) 気菌糸を液体培地に浮遊させ、適温に約30分
静置すると運動性菌糸が観察される。 (5) 細胞壁中にmeso−ジアミノピメリン酸およ
びガラクトースを有する。 C−14482B生産菌の培養に用いられる培地は
該菌が利用し得る栄養源を含むものなら、液状で
も固状でもよいが、大量を処理するときには液体
培地を用いるのがより適当である。培地には、C
−14482B生産菌が同化し得る炭素源、消化し得
る窒素源、無機物質、微量栄養素が適宜配合され
る。炭素源としては、たとえばブドウ糖、乳糖、
シヨ糖、麦芽糖、デキストリン、でん粉、グリセ
リン、マンニトール、ソルビトール、油脂類
(例、大豆油、ラード油、チキン油など)、n−パ
ラフインその他が、窒素源としては、たとえば肉
エキス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コー
ン・スチープ・リカー、ペプトン、棉実粉、癈糖
蜜、尿素、アンモニウム塩類(例、硫酸アンモニ
ウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢
酸アンモニウムなど)その他が用いられる。さら
にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ
ウムなどを含む塩類、鉄、マンガン、亜鉛、コバ
ルト、ニツケルなどの金属塩類、リン酸、ホウ酸
などの塩類や酢酸、プロピオン酸などの有機酸の
塩類が適宜用いられる。その他、アミノ酸(例、
グルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、リジ
ン、メチオニン、プロリンなど)ペプチド(例、
ジペプチド、トリペプチドなど)、ビタミン類
(例、B1、B2、ニコチン酸、B12、Cなど)、核酸
類(例、プリン、ピリミジン、その誘導体など)
等を含有させてもよい。もちろん培地のPHを調節
する目的で無機または有機の酸、アルカリ類、緩
衝剤等を加え、あるいは消泡の目的で油脂類、表
面活性剤等の適量を添加してもさしつかえない。 培養の手段は静置培養でも振盪培養あるいは通
気撹拌培養法等の手段を用いてもよい。大量の処
理には、いわゆる深部通気撹拌培養によるのが望
ましいことはいうまでもない。培養の条件は培地
の状態、組成、菌株の種類、培養の手段等によつ
て一定しないのは当然であるが、それらは通常20
℃〜32℃の温度で、初発PHを中性付近に選沢する
のがよい。とりわけ培養中期の温度は、25℃〜28
℃、また初発PHは6.5〜7.5の条件が望ましい。培
養期間も前記の諸条件により一定しないが、所望
の抗生物質濃度が最大となるまで培養するのがよ
い。これに要する時間は液体培地を用いる振盪培
養または通気撹拌培養の場合は通常72〜192時間
程度である。 このようにして培養物中に生成された抗生物質
C−14482Bを分離、採取するには、微生物の代
謝物をその微生物の培養物から採取するのに通常
使用される分離手段が適宜利用され得る。 例えば、抗生物質C−14482Bは弱塩基性を示
し、ハロゲン化炭化水素やアルコール類にかなり
溶けるので、これらの性質を利用する手段を適宜
組合わせて採取することができる。 培養物中、抗生物質C−14482Bは主に培養
液中に含まれるが、本物質が酸性水により溶けや
すいことや、酸性側で安定性が良いことを考慮し
て、培養液を塩酸、硫酸などの無機酸又はシユウ
酸、酢酸などの有機酸で弱酸性として過して菌
体を別した後、培養液を中性又は弱塩基性と
して水と混和しない有機溶媒を使用して分離採取
することが出来る。抽出に適当な有機溶媒として
は、アルコール類(例えば、n−ブタノール、i
−ブタノール)やハロゲン化炭化水素類(例え
ば、クロロホルム、メチレンクロリド)が挙げら
れるが、脂肪酸エステル類(例えば、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル)やケトン類(例えば、メチル、
イソブチルケトン)なども、塩化ナトリウムや硫
酸アンモニウムなどで塩析しつつ抽出すれば、か
なり回収される。 このようにして有機溶媒に抽出された本抗生物
質C−14482Bは、希鉱酸水溶液、希有機酸水溶
液又は酸性の緩衝液などによつて水層に転溶さ
れ、精製される。 又、菌体中に含まれる該抗生物質C−14482B
は菌体を取後、アセトン、メタノール等の水と
任意に混和する有機溶媒或いは希鉱酸水又は両者
の混合液によつて菌体から抽出される。 更に、場合によつては菌体を含む培養液を弱酸
性とし、これに、アセトン、メタノール等の水と
任意に混和する有機溶媒を加えて撹拌、抽出し、
過後、減圧濃縮して留去してから、培養液と
同様に処理することができる。 培養液から本抗生物質C−14482Bを採取す
る方法としては、吸着剤を用いて活性物質を吸着
させた後、適当な溶媒で溶出させることもでき
る。吸着剤としては、例えば、非イオン交換性多
孔性樹脂、アンバーライトXAD−2、XAD−4
(ローム・アンド・ハース社製、米国)、ダイヤイ
オンHP−10、HP−20(三菱化成社製)や活性炭
が挙げられ、溶出溶媒としては含水アルコール類
(例えば、含水メタノール、含水n−プロパノー
ル、含水i−ブタノールなど)、或いは含水アセ
トン又はこれらの溶液に希鉱酸などを加えて酸性
とした液が適当であるが、酢酸エチルやクロロホ
ルムのような有機溶媒、或いはこれらと水との混
合溶媒(例えば、水飽和酢酸エチルや酢酸エチル
飽和の水など)によつても溶出される。 また、該抗生物質C−14482Bは、その弱塩基
性を利用して陽イオン交換樹脂、陽イオン交換セ
ルロース或いは陽イオン交換セフアデツクスなど
の陽イオン交換体に吸着させた後、各種溶出剤で
溶出される。陽イオン交換樹脂としては、アンバ
ーライトIRC−50、IR−120(ローム・アンド・
ハース社製、米国)、ダウエツクス50(ダウケミ
カル社製、米国)など、陽イオン交換セルロース
としては、例えばCM−セルロース(ワツトマン
社、英国)、又陽イオン交換セフアデツクスとし
ては、CM−セフアデツクスC−25(フアルマシ
ヤ社製、スウエーデン)などが挙げられる。 吸着された活性物質をイオン交換体から溶出さ
せるには、希塩酸などの希鉱酸水溶液、塩化ナト
リウム、ギ酸アンモニウム、酢酸アンモニウム等
の塩類水溶液、希アンモニア水、希ピリジン水な
どの塩基水溶液及びこれらとメタノール、アセト
ンなどの水溶性有機溶媒との混合溶媒などが用い
られる。 培養液中の活性各成分及び不純物の含量や組成
比に応じて上に挙げた精製法を適宜組合わせるこ
とにより純度の高い目的成分を得ることができ
る。更に高純度の精製品を得るには、シリカゲル
(例えば、西独メルク社製、西独ウエールム社
製、米国ダビソン社製など)、アルミナ(例え
ば、西独メルク社製、西独ウエールム社製)など
の吸着剤或いは非水溶媒性デキストランゲル例え
ばセフアデツクスLH−20(フアルマシア社製
(スウエーデン)などが適宜利用される。 展開溶媒としては、シリカゲルの場合は、例え
ばハロゲン化炭化水素(クロロホルム、メチレン
クロリドなど)、アルコール類(メタノール、エ
タノールなど)、特にこれら両者の混合液、例え
ばクロロホルム・メタノールの混液、酢酸エチル
などのエステル類とアルコール類との混合液等通
常の有機化合物の分離に用いられる溶媒が利用さ
れる。 更に精製分離する手段としては、例えば分配率
の差を利用する方法や吸着剤を利用する方法が挙
げられる。 即ち、C−14482B生産菌の一つである
IFO13725株の培養液中には、しばしば類似の性
質を有する幾つかの活性成分が同時に生産される
場合がある。すなわちC−14482A1(特願昭52−
93875)、C−14482B1、B2およびB3などが挙げら
れる。これらを互いに分離するには、たとえば次
の分離精製手段が利用できる。 分配率の差を利用する方法としては、2液層に
分離する二種の溶媒に対する各成分の分配率の差
を利用する分配法、或いは向流分配法、或いはセ
ルローズパウダーなどを担体とする分配クロマト
グラフイーなどが挙げられる。 例えば、クロロホルムとPH8.0の水との間では
C−14482B1、B2はクロロホルム層への溶解性の
方が大きいが、C−14482A1に比べると分配率は
小さく、逆にPH5の水とクロロホルムとの間では
C−14482B1、B2が水層に移行するのに対しC−
14482A1はクロロホルム層にもかなり残る。 また、吸着剤として例えば、シリカゲルを使用
する場合、C−14482B1、B2およびB3の混合物を
シリカゲル(西独メルク社製、西独ウエールム社
製など)のカラム或いは薄層クロマトグラフイー
に付し、例えばクロロホルム・メタノールの混合
溶媒で展開すると、C−14482A1とC−
14482B1、B2、B3とが分離される。 また、C−14482A1とC−14482B1、B2、B3
はアンバーライトXAD−2(ローム・アンド・
ハース社製、米国)のカラムクロマトグラフイー
において、酸性での吸着性に差が認められるの
で、これを利用して分離することもできる。 C−14482B1、B2及びB3は更に酢酸エチル−メ
タノールの混合溶媒系などで、シリカゲル(西独
メルク社、西独ウエールム社製など)の薄層クロ
マトグラフイーに付すと、相互に分離され、
B1、B2及びB3の精製品が得られる。また、特に
C−14482B1が主成分として培養液中にかなり多
量に存在する場合には、C−14482B1、B2、B3
互の分離手段たるシリカゲルの薄層クロマトグラ
フイーや、C−14482A1との分離手段たるシリカ
ゲルやXAD−のカラムクロマトグラフイー等
の工程を省略して単に粗物質をクロロホルム又は
アセトン−ヘキサンなどから結晶化することによ
り単離することもできる。 このようにして精製分離された抗生物質C−
14482B1、B2及びB3のうち、C−14482B1はアセ
トン−ヘキサン又はクロロホルムから赤褐色の結
晶として得られるが、クロロホルムからのものは
通常約1モルのクロロホルムを結晶溶媒として含
有する。C−14482B2及びB3は微量成分で結晶と
しては得られず、通常赤褐色の無定形粉末として
得られる。 C−14482B2は精製中にC−14482B1などに変
化し易いので低温で注意深く精製しても結晶とし
て単離し難いが、溶液中などでB1に変化し易い
ことなどから化学構造上の相関は不明だが、B1
とは類似した化合物と推定される。 しかし、C−14482B2とC−14482B1はシリカ
ゲルの薄層クロマトグラム上、明らかに差が認め
られる。即ち、溶媒系(1)では、C−14482B1のRf
が0.37に対しC−14482B2は0.43、溶媒系(2)では
C−14482B1のRfが0.31に対し、C−14482B2
Rfは0.23である。 後期の実施例1〜4で得られたC−14482B1
結晶(アセトン−ヘキサンから結晶化したもの)
及びC−14482B2、B3の諸性質は次の通りであ
る。 (a) C−14482B1; () 元素分析値(%)(アセトン−ヘキサン
から結晶化し、室温で30時間以上減圧乾燥し
たもの): C 55.61±1.0 H 6.31±0.5 N 13.64±1.0 () 融点:300℃以上 () 比旋光度: 測定不能(エタノール中) () 紫外及び可視部吸収スペクトル(第1
図): λMeOH nax(E1cn)213±3nm(592±60
) λMeOH nax(E1cn)283±3nm(227±25
) λMeOH nax(E1cn)496±3nm(50.1±1
0) () 赤外部吸収スペクトル(第2図)
(KBr)主要ピーク(cm-1): 3580、3420、3175、2950、2900、2840、
1685、1650、1610、1455、1395、1345、
1330、1250、1230、1175、1110、1075、
1025、1000、965、940、915、855、825、
780、760 () 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、クロロホルム、メチレン
クロリド、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール。 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 () 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応
(徐々に青色となる)、過マンガン酸カリウ
ム試薬を脱色。 () 酸性、中性、塩基性の区別: 弱塩基性 () 色: 暗赤色ないし赤褐色。 () 安定性: 80℃1時間加熱でPH3、4、5ではやゝ不
安定、PH6でかなり不安定、PH7、8では不
安定。 (XI) 薄層クロマトグラフイー;シリカゲル
(スポツトフイルムf、東京化成製): (1) クロロホルム−メタノール(9:1)、
Rf0.37 (2) 酢酸エチル−メタノール(1:1)、
Rf0.31 (XII) 塩の形成: C−14482B1は弱塩基性物質であるので塩
酸、硫酸、リン酸などの無機酸、ギ酸、酢
酸、コハク酸、マロン酸、酒石酸、クエン
酸、マレイン酸、グルコロン酸、アスコルビ
ン酸、ラクトビオン酸、グルコヘプトン酸、
グルタミン酸、アスパラギン酸、メタンスル
ホン酸等の有機酸と水溶性の塩を形成し、ま
た、ピクリン酸、ピクロロン酸、ステアリン
酸などと水に難溶性の塩を形成する。これら
の塩は溶媒中C−14482B1のfree baseに直接
当量の酸を加えてつくことが出来るが、ま
た、実施例2に示すようにイオン交換樹脂を
利用してつくることも出来る。例えばアンバ
ーライトIRA−400、IRA−402、IR−45(ロ
ーム・アンド・ハース社)、或いはダウエツ
クス1×2(ダウケミカル社)等の陰イオン
交換樹脂の塩形、例えばCl形、リン酸形、
酢酸形等を利用してつくることが出来る。 また、有機溶媒中で、例えば、非水溶媒性
陰イオン交換樹脂アンバーリストA−21(ロ
ーム・アンド・ハース社製)などの塩形、例
えばCl形、酢酸形等のカラムを通すことに
よつてつくることができる。 特に水溶性の塩は、注射剤として静脈注
射、筋肉注射、皮下注射剤として用いること
ができ有用である。また、安定性も塩基形よ
り良く、薬剤として使用するのに好都合であ
る。 (b) C−14482B2; () 元素分析値(%)(室温で30時間以上減
圧乾燥したもの): C 57.40±1.0 H 6.51±0.5 N 13.44±1.0 () 融点:300℃以上 () 紫外及び可視部吸収スペクトル: λMeOH nax214.5±3nm(E1cn555±60) λMeOH nax283±3nm(E1cn207±25) λMeOH nax499±nm(E1cn55.8±10) () 赤外部吸収スペクトル(KBr)(第3
図)主要ピーク(cm-1): 3430、2940、2890、1680、1650、1625、
1590、1480、1450、1390、1340、1250、
1175、1110、1075、1055、1025、995、960、
940、905、855、825、 () 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール、クロロホルム。 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 () 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応
(徐々に青色となる)、過マンガン酸カリウ
ム試薬を脱色。 () 酸性、中性、塩基性の区別: 弱塩基性 () 色: 暗赤色ないし赤褐色。 () 薄層クロマトグラフイー;シリカゲル
(スポツトフイルムf、東京化成製): (1) クロロホルム−メタノール(9:1)、
Rf0.43 (2) 酢酸エチル−メタノール(1:1)、
Rf0.23 () 塩の形成: C−14482B1と同様の無機酸、有機酸と塩
を形成する。 (c) C−14482B3; () 元素分析値(%)(室温で30時間以上減
圧乾燥したもの): C 58.74±1.0 H 6.64±0.5 N 14.31±1.0 () 融点:300℃以上 () 紫外及び可視部吸収スペクトル: λMeOH nax214±3nm(E1cn214±3nm62
0±60) λMeOH nax283±3nm(E1cn251±25) λMeOH nax492±3nm(E1cn55.6±10) () 赤外部吸収スペクトル(KBr)(第4
図)主要ピーク(cm-1): 3430、2940、2890、1680、1650、1630、
1595、1450、1340、1320、1250、1175、
1105、1075、1020、995、935、905、825 () 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール、クロロホルム。 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 () 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応
(徐々に青色となる)、過マンガン酸カリウ
ム試薬を脱色。 () 酸性、中性、塩基性の区別: 弱塩基性 () 色: 暗赤色ないし赤褐色。 () 薄層クロマトグラフイー;シリカゲル
(スポツトフイルムf、東京化成製): (1) クロロホルム−メタノール(9:1)、
Rf0.20 (2) 酢酸エチル−メタノール(1:1)、
Rf0.18 () 塩の形成: C−14482B1と同様の無機酸、有機酸と塩
を形成する。 以下に、実施例1〜4で得られた抗生物質C−
14482Bの生物活性を示す。
【表】
【表】
【表】 上記したように本抗生物質C−14482Bはグラ
ム陰性および陽性菌、および抗硫性菌に対し強い
発育阻止能を有するので、第5、6表に示した細
菌に対する抗細菌剤として有用なものである。ま
た本物質はRプラスミツドの除去剤としての有用
性および強い核酸合成阻害剤であることの可能性
から抗腫瘍剤としての有用性が期待される。 本抗生物質C−14482Bを殺菌剤、消毒剤また
は外用薬として食器、手術用器具、鳥かご、人の
手などの消毒に使用することができる。第5、6
表に示したような細菌に対して殺菌剤または消毒
剤として使用する場合には、たとえば本抗生物質
1mgを1000mlないし2000mlの水に溶解して、溶剤
として約10分間侵すことにより使用することがで
きる。また外用薬として使用するにはたとえば本
抗生物質C−14482Bの0.05mgを白色ワセリン10g
に均一になるように混和したものを軟膏剤として
使用することができる。 具体的な使用法としては、局所外用薬として、
C−14482B0.05mgを白色ワセリン10gに混和した
軟膏剤をたとえばスタフイロコツクス・アウレウ
スによつてひきおこされる化濃の治療に用いられ
る。また、前記第5表または第6表に示される微
生物によつて、たとえば人の手にひきおこされた
化濃の治療に、上記軟膏剤を、1日4回約0.02g
〜0.2gを塗布する。 抗生物質C−14482B1、B2及びB3は特有の物理
化学的及び生物学的性質を有し、これ迄に知られ
ているストレペトミセス属、ノカルデイア属、ミ
クロモノスポラ属等の放線菌や、細菌、カビ等の
代謝物、抗生物質の中には類似の性質を有するも
のは見当らない。但し、本発明者らが、特願昭52
−93875で明らかにした抗生物質C−14482A1
は幾つかの性質、例えば紫外及び可視部吸収スペ
クトル或いは生物学的性質がかなり近似している
が、その他の性質、例えば薄層クロマトグラフイ
ーのRf値、元素分析、赤外部吸収スペクトル等
において明らかに差が認められるので、C−
14482B1、B2及びB3は、新規抗生物質であると考
えられる。 以下実施例をあげて、本発明をさらに詳しく説
明する。なお、パーセント(%)は、とくにこと
わりのないかぎり、重量/容量パーセント(W/
V%)を表わす。 実施例 1 イーストエキストラクト−マルトエキストラク
ト斜面寒天培地に培養した抗生物質C−14482B
生産菌ノカルデイアsp.No.C−14482IFO13887株
を、200ml容三角フラスコ内の、グルコース2
%、可溶性デンプン3%、生大豆粉1%、コーン
ステイープリカー1%、ポリペプトン0.5%、
NaCl0.3%、CaCO30.5%、PH7.0を含む40mlの種
培地に接種し、28℃、48時間回転振盪機上で培養
し、種培養液を得た。得られた種培養液の0.5ml
を200ml容三角フラスコ内のデキストリン5%、
コーンスチープリカー3%、ポリペプトン0.1
%、CaCl21%、CaCO30.5%、PH7.0を含む40mlの
主培地に移植し、28℃、66時間回転振盪機上で培
養した。この培養液はエシエリヒア・コリK−
12IFO3301およびプロテウス・ミラビリス
IFO3849を検定菌とし、C−14482B1を標準品と
して寒天希釈法で検定すると10μg/mlの生産力
価を示した。 実施例 2 実施例1で得た種培養液の10mlを種培地500ml
を含む2容坂口フラスコに移植し、28℃、48時
間往復振盪機上で培養した。この培養液の1を
種培地100を含む200ステンレス・スチールタ
ンクに接種し、28℃、通気100/分、撹拌200回
転/分で48時間培養し、種培養液を得た。得られ
た種培養液を、移植率10%で実施例1に示した主
培地1500を含む2000容ステンレス・スチール
タンクに移植し28℃、通気1000/分、撹拌150
回転/分(1/3DT)内圧1Kg/cm2の条件で90時間
培養した。得られた培養液は、実施例1の検定法
で5μg/mlの生産力価を示した。 実施例 3 実施例2で得られた培養液1160を希硫酸でppm
5.0とし、ハイフロスーパーセル(ジヨンズ・マ
ンビル社、米国)35Kgを加えて過して得られた
培養液1180をPH6.0としてダイヤイオンHP−
10(三菱化成社、日本)100のカラムに通し、
300の水で洗つた後、80%(V/V)MeOH水
400で溶出する。 溶出液をPH4.5として減圧濃縮してメタノール
を留去後、濃縮液60をPH8.0として、iso−ブタ
ノール20で3回抽出する。抽出iso−ブタノー
ル層を合わせて、N/200−塩酸35で2回転溶
し、水層を合わせて、PH4.5で減圧下に濃縮して
iso−ブタノールを留去し、残る水溶液40のPH
を6.0としてダイヤイオンHP−10のカラム25に
吸着させる。 カラムを水75で洗つた後、80%(V/V)メ
タノール水100で溶出し、溶出液のPHを4.5とし
て減圧濃縮する。濃縮液2のPHを8.0とし、ク
ロロホルム0.7で5回抽出する。抽出液を合併
し1迄減圧濃縮した後、N/50−塩酸0.5で
2回転溶する。塩酸水層1のPHを8.0とし、再
びクロロホルム0.5で5回抽出し、クロロホル
ム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、低温で減圧
濃縮すると粗物質()7.7gが得られた。 粗物質7.7gをMeOH13mlに溶解し、0.1N−塩
酸80ml及び水160mlを加えて撹拌後、過し、
液に水を加え、更にPHを6.0に調整した後、アン
バーライトXAD−2(ローム・アンド・ハース
社製、米国)のカラム500mlに通す。カラムを5
%(V/V)メタノール水1.5で展開し、最初
に溶出される活性区分700mlをPH8.0として
CHCl3300mlで5回抽出し抽出液を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧濃縮して析出する結晶性物
質を取し、乾燥するとC−14482B1の粗結晶
849mgが得られた。このうち700mgをアセトン−n
−ヘキサンから再結晶するとC−14482B1の精結
晶360mgが得られた。又、その母液からも更に60
mgのC−14482B1の結晶が回収された。 前記C−14482B1の粗結晶の母液からは、C−
14482B1、B2、B3等の活性物質を含む混合物1.6g
が回収された。 一方、最初のHP−10のカラムから溶出された
活性区分400の濃縮液60をiso−ブタノールで
抽出した残りの水層50を更に濃縮してiso−ブ
タノールを留去後、アンバーライトIRC−50(H
型)10のカラムに通し、水洗後、0.2N−塩酸
120で溶出する。 溶出液をPH6.0としてダイヤイオンHP−10のカ
ラム25に吸着させ、水75で洗浄後、80%
(V/V)MeOH水100で溶出し、溶出液をPH
4.5として減圧濃縮し1.6とする。濃縮液をPH8.0
とし、クロロホルム0.8で5回抽出し、抽出液
を合併して無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮する
と、C−14482B1を含む粗物質()2.5gが得ら
れた。 この粗物質()からも先と同様に、アンバー
ライトXAD−2のカラムで精製することにより
C−14482B1の結晶とC−14482B1、B2、B3を含
む混合物が得られる。 次に、C−14482B2については前記粗物質
()から得られたC−14482B1の精結晶の母液
を濃縮、乾固し残渣をCHCl3少量で抽出し、可溶
部を再び濃縮乾固する。得られたC−14482B1
B2を含む混合物を低温でシリカゲル(西独メル
ク社、HF254)の薄層クロマトグラフイー(溶媒
系;酢酸エチル−メタノール(3:2))に付
し、C−14482B2に相当する区分をかき取り、エ
タノール抽出する。抽出液を濃縮後、10℃以下で
Sephadex LH−20(スウエーデン、フアルマシ
ア社)のカラムクロマトグラフイーに付し、エタ
ノールで展開し、C−14482B2相当区分を集めて
濃縮すれば、C−14482B2の精製品10mgが得られ
た。 又、C−14482B1粗結晶の母液区分1.6gについ
ても、シリカゲル(西独メルク社、HF254)の薄
層クロマトグラフイーをクロロホルム−メタノー
ル(9:1)及び酢酸エチル−メタノール(3:
2)で繰返し行なつた後、Sephadex LH−20
(フアルマシア社、スウエーデン)のカラムクロ
マトグラフイーに付すとC−14482B2及びB3精製
品各々10mg及び4mgが得られた。 実施例 4 実施例3で得られたC−14482B1の結晶40mgを
メタノール2mlに溶かし、非水溶媒性陰イオン交
換樹脂アンバーリストA−21(Cl型;ローム・
アンド・ハース社、米国)のカラム6.5mlに通
し、赤色の活性区分を集めて濃縮後、水に置換し
て凍結乾燥すると、C−14482B1の塩酸塩の粉末
39mgが得られた。 紫外部吸収スペクトル:λMeOH nax214nm(E
1cn
507)、281nm(E1cn187)、497nm(E
cn

43.2) 元素分析(室温で乾燥したもの)(実測値):C
50.27、50.67;H 6.14、6.27;N 12.06、
11.49;Cl 7.07、7.26 実施例 5 イーストエキス−マルトエキス斜面寒天培地に
培養した抗生物質C−14482B生産菌ノカルデイ
アsp.No.C−14482IFO13725株を、実施例1と同
様の方法で培養して得た培養液について、実施例
1と同様に検定すると、C−14482B1、B2および
B3の混合物として0.5μg/mlの生産力価を示し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質C−14482B1の紫外及び可視
部吸収スペクトルを、第2図は抗生物質C−
14482B1の赤外部吸収スペクトルを、第3図は抗
生物質C−14482B2の赤外部吸収スペクトルを、
第4図は抗生物質C−14482B3の赤外部吸収スペ
クトルを、それぞれ表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の性状を有する抗生物質C−14482B1
    B2、B3およびそれらの塩; (a) 抗生物質C−14482B1: (1) 元素分析値(%)(アセトン−ヘキサンか
    ら結晶化し、室温で30時間以上減圧乾燥した
    もの): C 55.61±1.0 H 6.31±0.5 N 13.64±1.0 (2) 融点:300℃以上 (3) 紫外及び可視部吸収スペクトル: λMeOH nax(E1cn)213±3nm (592±60) λMeOH nax(E1cn)283±3nm (227±25) λMeOH nax(E1cn)496±3nm (50.1±10) (4) 赤外部吸収スペクトル(KBr)、主要ピー
    ク(cm-1): 3580、3420、3175、2950、2900、2840、
    1685、1650、1610、1455、1395、1345、
    1330、1250、1230、1175、1110、1075、
    1025、1000、965、940、915、855、825、
    780、、760。 (5) 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、クロロホルム、メチレン
    クロリド、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 (6) 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応、過
    マンガン酸カリウム試薬を脱色。 (7) 酸性、中性、塩基性の区別:弱塩基性。 (8) 色:暗赤色ないし赤褐色。 (b) 抗生物質C−14482B2: (1) 元素分析値(%)(室温で30時間以上減圧
    乾燥したもの): C 57.40±1.0 H 6.51±0.5 N 13.44±1.0 (2) 融点:300℃以上 (3) 紫外および可視部吸収スペクトル: λMeOH nax(E1cn)214.5±3nm (555±60) λMeOH nax(E1cn)283±3nm (207±25) λMeOH nax(E1cn)499±3nm (55.8±10) (4) 赤外部吸収スペクトル(KBr)、主要ピー
    ク(cm-1): 3430、2940、2890、1680、1650、1625、
    1590、1480、1450、1390、1340、1250、
    1175、1110、1075、1055、1025、995、960、
    940、905、 (5) 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール、クロロホルム。 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 (6) 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応。過
    マンガン酸カリウム試薬を脱色。 (7) 酸性、中性、塩基性の区別:弱塩基性。 (8) 色:暗赤色ないし赤褐色。 (c) 抗生物質C−14482B3: (1) 元素分析値(%)(室温で30時間以上減圧
    乾燥したもの): C 58.74±1.0 H 6.64±0.5 N 14.31±1.0 (2) 融点:300℃以上 (3) 紫外および可視部吸収スペクトル: λMeOH nax(E1cn)214±3nm (620±60) λMeOH nax(E1cn)283±3nm (251±25) λMeOH nax(E1cn)492±3nm (55.6±10) (4) 赤外部吸収スペクトル(KBr)、主要ピー
    ク(cm-1): 3430、2940、2890、1680、1650、1630、
    1595、1450、1390、1340、1320、1250、
    1175、1105、1075、1020、995、935、905、
    825。 (5) 溶解性: 不溶:ヘキサン、石油エーテル。 僅溶:酢酸エチル、ジエチルエーテル、水。 可溶:エタノール、クロロホルム。 易溶:メタノール、ジメチルスルホキシド。 (6) 呈色反応: 陰性:ニンヒドリン、坂口反応。 陽性:ドラーゲンドルフ、バートン反応。過
    マンガン酸カリウム試薬を脱色。 (7) 酸性、中性、塩基性の区別:弱塩基性。 (8) 色:暗赤色ないし赤褐色。 2 ノカルデイア属に属する抗生物質C−
    14482B1、B2および/またはB3生産菌を培地に培
    養し、培養物中に抗生物質C−14482B1、B2およ
    び/またはB3を生成蓄積せしめ、これを採取す
    ることを特徴とする抗生物質C−14482B1、B2
    よび/またはB3の製造法。
JP1156179A 1979-02-02 1979-02-02 Antibiotic substance c-14482 b1, b2 and b3 Granted JPS55104297A (en)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1156179A JPS55104297A (en) 1979-02-02 1979-02-02 Antibiotic substance c-14482 b1, b2 and b3
US06/113,131 US4292309A (en) 1979-02-02 1980-01-17 Antibiotics C-14482 B1, B2 and B3
CA000344284A CA1152915A (en) 1979-02-02 1980-01-23 Antibiotics c-14482 b.sub.1, b.sub.2 and b.sub.3
NL8000627A NL8000627A (nl) 1979-02-02 1980-01-31 Antibiotica c-14482 b1, b2 en b3.
DE19803003359 DE3003359A1 (de) 1979-02-02 1980-01-31 Antibiotika c-14482 b tief 1 , b tief 2 und b tief 3
FR8002163A FR2447932A1 (fr) 1979-02-02 1980-01-31 Antibiotiques c-14482 b1, c-14482 b2 et c-14482 b3, et leurs sels, leur procede de preparation a partir du micro-organisme du genre nocardia, la culture utilisee, et medicaments contenant ces antibiotiques
IT67162/80A IT1133059B (it) 1979-02-02 1980-02-01 Antibiotici e procedimento per la loro produzione
ES488171A ES8107303A1 (es) 1979-02-02 1980-02-01 Un metodo para producir antibioticos c-14482 b1, b2 o b3
GB8003650A GB2042502B (en) 1979-02-02 1980-02-04 Antibiotics c-14482 b1,b2 and b3

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1156179A JPS55104297A (en) 1979-02-02 1979-02-02 Antibiotic substance c-14482 b1, b2 and b3

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55104297A JPS55104297A (en) 1980-08-09
JPS6225156B2 true JPS6225156B2 (ja) 1987-06-01

Family

ID=11781338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1156179A Granted JPS55104297A (en) 1979-02-02 1979-02-02 Antibiotic substance c-14482 b1, b2 and b3

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4292309A (ja)
JP (1) JPS55104297A (ja)
CA (1) CA1152915A (ja)
DE (1) DE3003359A1 (ja)
ES (1) ES8107303A1 (ja)
FR (1) FR2447932A1 (ja)
GB (1) GB2042502B (ja)
IT (1) IT1133059B (ja)
NL (1) NL8000627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131358U (ja) * 1987-02-18 1988-08-26

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645483A (en) * 1979-09-19 1981-04-25 Takeda Chem Ind Ltd C-15003phm and its preparation
DE3510795A1 (de) * 1985-03-25 1986-09-25 Udo Dr.med. 8400 Regensburg Ehrenfeld Mikrobieller extrakt (jomol), seine herstellung und seine verwendung als diagnostikum und arzneimittel. derivate des jomol
US7258079B2 (en) * 2005-10-17 2007-08-21 Ken Foster Apparatus and method for waterproofing game birds

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948992B2 (ja) * 1977-08-04 1984-11-30 武田薬品工業株式会社 抗生物質c−14482a↓1

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131358U (ja) * 1987-02-18 1988-08-26

Also Published As

Publication number Publication date
IT8067162A0 (it) 1980-02-01
FR2447932B1 (ja) 1984-01-27
JPS55104297A (en) 1980-08-09
DE3003359A1 (de) 1980-11-13
FR2447932A1 (fr) 1980-08-29
IT1133059B (it) 1986-07-09
GB2042502A (en) 1980-09-24
CA1152915A (en) 1983-08-30
DE3003359C2 (ja) 1987-10-01
ES488171A0 (es) 1980-12-16
US4292309A (en) 1981-09-29
NL8000627A (nl) 1980-08-05
ES8107303A1 (es) 1980-12-16
GB2042502B (en) 1983-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6253158B2 (ja)
US4460765A (en) Enzyme inhibitor produced by cultivation of streptomyces microorganisms
JPS5898091A (ja) トリエン系抗生物質およびその製法
DE2340005A1 (de) Beta-lactamaseinhibitoren und verfahren zu ihrer herstellung
JPS6225156B2 (ja)
US4792522A (en) Rigolettone antitumor complex
DE2833689C2 (ja)
DE2528984B2 (de) Bestatin, dessen Verwendung und Verfahren zu dessen Herstellung
JPS6010720B2 (ja) 抗生物質c―15003 p―4の製造法
US4686308A (en) Novel physiologically active substance MH435
EP0253413B1 (en) New antibiotics called "mureidomycins a, b, c and d" a process for their preparation and their therapeutic use
EP0468504A1 (en) A novel antibiotic, balhimycin, a process for its production and its use as pharmaceutical
CA1046965A (en) Naphthyridinomycin antibiotics from streptomyces
DD298276A5 (de) Verfahren zur herstellung von cyclosporin a
US5096817A (en) Process for producing antibiotics BU-3608 D and BU-3608 E
KR820001204B1 (ko) 항생물질 c-15003 p-3의 제조법
JPS6034556B2 (ja) 抗生物質c−15003
KR810001056B1 (ko) 항생물질 c-15003의 제조법
JPH0429356B2 (ja)
KR820001433B1 (ko) 항생물질 c-15003 p-4의 제조법
Higashide et al. Antibiotics C-14482 B 1, B 2 and B 3
KR810002039B1 (ko) 항생물질 c-14919e-1 및 e-2의 제조방법
JPH0337559B2 (ja)
KR830001245B1 (ko) 항생물질 마이코플라네신의 제조방법
US3907990A (en) Antibiotics zervacin I and zervacin II and process for preparing the same