JPS61126092A - 抗生物質tm−591 - Google Patents

抗生物質tm−591

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JPS61126092A
JPS61126092A JP59246575A JP24657584A JPS61126092A JP S61126092 A JPS61126092 A JP S61126092A JP 59246575 A JP59246575 A JP 59246575A JP 24657584 A JP24657584 A JP 24657584A JP S61126092 A JPS61126092 A JP S61126092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibiotic
ethanol
reaction
results
acidic
Prior art date
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Pending
Application number
JP59246575A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Yamagishi
山岸 三千男
Taku Mizutani
卓 水谷
Sadafumi Omura
大村 貞文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗生物質に関する。
従来の技術 本発明の抗生物質は構造不明の新規の物質であリ、比較
すべき公知の抗生物質は見当らない、。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、グラム陽性細菌と一部の真菌・に対し
増殖抑制作用を示す新規の抗生物質を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本発明の目的物質を生産する菌株は、本発明者らが秋田
県由利郡金浦町の土壌より新たに分離した菌株であり、
微生物の名称「ストレプトパーティ/リウム・エヒメン
セ(Strepetoverticilliumehi
msnse) T M −591Jおよび微生物寄託番
号「微工研菌寄第7847 号(FIRM P−784
7)Jとして工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れておシ、この菌株を培養して得られる本発明の目的物
質を抗生物質TM−591と命名した。
この菌株の菌学的性状を以下に示す。
1、形 態 栄養菌糸は合成寒天培地および天然寒天培地においてよ
く発達し、不規則に分岐するが通常!′i涛壁を有しな
い。気菌糸はえ一トミール寒天培地。
グ’l −t +7 7・アスパラギン寒天培地および
麦芽冴寒天培地などでわずかに形成される。顕微鏡で観
察すると、気直系の分岐方法は車軸分岐で気菌糸の先端
は輪生状(Biverticillus )を呈する。
胞子は通常10個前後の連鎖が認められる。胞子の表面
は、しわを有せず、はとんど平滑である。胞子の形状は
円筒状で、その大きさは1.2−1.6X 2.8− 
i2μである。菌核、胞子のう、べん毛胞子は観察され
ない。
U、培地上での生育状態 各種培地上に30℃で14日間培養した時の生育状態に
ついての肉眼的観察結果を第1表に示す。
第1表 生育状S ■、生理的性質 (1)生育温度範囲 オートミール寒天培地上において20〜37℃の範囲で
良好に生育する。10℃以下、40℃以上の温度範囲で
は生育しiい。
(2)生化学的性質 a)好気性、嫌気性の区別 : 好気性b)ゼラチンの
液化    : 陽性 C)脱脂乳の凝固     ・ 陰性 d)脱脂乳のペプトン化  二湯性 e)スターチの加水分解  : 陽性 f)メラニン様色素生成  : 陽性 (3)炭素源の利用 (プリド・・ム・ゴツトリーブ寒天培地上)利用する。
D−グルコース、D−7ラクトース、/ユクロース、L
−ラムノー ス、D−マルトース、マノノース。
D−マンニット、サリ//、スタ ーチ。
わずかに利用する: L−アラビノース、D−キノロー ス、ガラクトース、ラフィノース。
ラクトース、イヌリ/、イノ/ト・ −ル。
以上の性状から本M株が放線菌に属することば明らかで
あり、上記諸性状をx、 s、 p、 Vジ・イ/ター
ナ/ヨナル畳ストレプトミセス〜プロジェクト」、バー
ジ−著「マニーアル・オブ・ディターミナティブ・バク
バリオロン−」第8版(1974年)およびワックスマ
ン著「ジ・アクチノミセテス」第2巻(1961年)に
報告されている多くの既知菌種と比較した結果、本菌株
はストレプトパーティ/リウム瞭エヒメンセ(Str8
ptOVθrtici−11ium ehimense
 )に最も近い性状を示していた。
以上の結果より本菌株はストレプトパーティ7リウム・
エヒメ/セと種を同じくするものと判定し、本菌株をス
トレプトパーティゾリウム・エヒメンセ TM−591
と命名した。
抗生物質TM−591の生産は大略一般の発酵生産物を
生産する場合に進じ、各種の栄養物質を含む培地でrM
−s9+株を好気的条件下で培養することにより行う。
培地は主として液体培地を用い災素源七してはグルコー
ス、シュクロース、廃糖蜜、スターチなどを単独か、ま
たは混合して用いる。窒素源としては瑚二謳ス、オート
ミール、尊母エキス、大豆扮、ポリペブト7などを単独
か、または混合して用いるっその他、本菌株の生育を助
は抗生物質TM−5?+の主型を促進する有機物および
漂機塩を適当に添加することができる。消泡剤としては
、アデカノール、ノリコンなどを用いることができる。
培養方法は秀とう培養9通気かくばん培養などの好気培
養が適しており、pH4〜8,25〜55℃で3〜6日
間、望ましくはP)(6〜7.28〜30℃で5日間培
養するっ この培養により生産された抗生#IJ質TM−591全
M離するには、発酵生産物を採取する一般的な方法に差
じて行えばよい。抗生物質T M −591は主に慕体
内に蓄積されるので、たとえば次の方法が効果的である
。すなわち、培養終了後、遠Iシ・分離または、濾過て
より分離した菌体かも抗生物質Ty−591を低級アル
コール、アセトンなどの有機溶媒で抽出し、この抽出液
を濃縮後、酢酸エチル、ベンゼノ、クココホルムなどの
非水m a有機溶媒に転溶し、これを屑綿して/コツプ
状とする。この70ツブを再度ベンゼ/、酢酸エチル。
71トン、エタノールなどの有機@媒に溶解し、ソリ力
ゲル(和光紬薬、ワコーゲル:−200)テ用いたカラ
ムクロマトグラフィーおよび七7丁デ、クスLH−20
(商品名、ファルマ7ア社製)を用いたゲル濾過に付す
ことにより抗生物質TM−591を精製、単離すること
ができる。
以上の精製方法で単離された抗生物質TM−591は下
記の理化学的性質を有している。
理化学的性質 a)外 観    白色粉末 b)m、 p.63〜66℃ 0)元素分析値  C°6五7B% H; 9.609
にd)分子量     SIMS :  m/’Z  
651(’、丁−1−:コa)e)分子式    C3
4H6o Oo。
f)比旋光1度    (α)、 ==+2 a 4°
(C=Q、5.エタノール) g)紫外M吸収スペクトル エタノール中(IW/m/)で測定した結果を第1図に
示す。
h)赤外線吸収スペクトル KBr錠中で測定した結果を第2図に示す。
1)1H−NMRスペクトル CDCl3中400 MHzで測定した結果を第3図に
示す。
j)”c−NMRスペクトル CDCtJ中+ OOMHzで測定した結果を第4図に
示す。
k)溶剤に対する溶解性 水に不溶、メタノール、エタノール、アセトン、アセト
ニトリル、 酢酸エチル、ベンゼン。
クロロホルム、ニーf h ic 可溶。
1)呈色反応 二/ヒl−”l)7.塩化第二鉄反応:陰性。
バニリン−硫酸、ヨード反応 :陽性。
m)塩基性、酸性、中性の区別4 酸性。
作   用 抗生物質TM−591は、グラム陽性細菌と一部の真菌
に対し増殖抑制作用を有する。
以下、試験例を挙げ抗生物質TM−591の作用を具体
的に説明する。
試験例 日本化学療法学会法に準じ、細菌には抗生物質TM−5
91を加えたパート4フフ12M/寒天培地を用い、カ
ビ、酵母には同様に処理したサブロー寒天培地を用い、
抗生物質TM−591のM工C(最小発育阻止濃度)を
測定した。
その結果を第2表に示す。
第2表  抗  菌  作  用 1    ; スタフィロコパス・アウレウス FDA  209P1
 1.56  i発明の効果 工発明の目的物・質である抗生物;fT M −591
は、以上の諸性状を有し、細菌と一部の真夏に有効で新
規な抗生物質であり、医薬、農薬および飼料添加剤とし
て頁用である。なお、必要に応じてナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルンユウム塩などに替え用いることができる
実施例 以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 (1)  グルコース 2%、オートミール 2%、肉
エキス 0.5%1食塩 15%、炭酸力ルンウム0.
25%、硫酸第二鉄 0.04%、塩化マンガン0.0
4%からなるP)17の無菌液体培地にTM−591株
を接種し、30℃ 72時間かくばん振とう培養し種培
養液とした。
次に内容量200tの培養夕/りを用いて、種培養と同
じ組成の無菌培地120tに前記種培養液2tを接種し
、30℃ 96時間かくはん通気培養した。培養終了後
、遠心分離機で上澄液と菌体に分けた。
得られた菌体をアセトン 15tで2回抽出し、この抽
出液を合わせ濃縮してアセトンを除去した。
得られた水溶液を等量のベンゼンで2回抽出し、このベ
ンゼン区分を合わせ、無水硫酸す) IJウムで脱水後
、濃縮してかっ色シロップを得た。
このンロノプをベンゼン300−に溶解し、ベンゼンで
調整したシリカゲル〔ワコーゲルC−200(商品名、
和光紬薬製)〕の〕500−カラに吸着サセた。ベンゼ
ン600rntで洗浄後、ベンゼンーアセト/(60:
40)750−で溶出を行い、その区分を除く。次いで
ペンゼ/−アセト/(40:60)で溶出を行い、この
区分を集めて濃縮乾固し、粗粉末600ηを得た。
(2)前項(1)で得た粗粉末をアセトニトリル−エタ
ノール(85:15)混合溶媒10rdに溶解した。
この溶液をこれと同じ混合溶媒を溶離液とした逆相分配
分取高速液体クロマトグラフィー〔使用装置、ウォータ
ーズ社製システム6000A;カラム゛ヌクレオシルア
018(ナーゲル社製)を充填したステンレスカラム(
20■X250w)Jを用いて活性区分を分取した。得
られた活性区分を集め、濃縮乾固後、更にエタノールに
溶解し、セファテア クスI、 H−20(商品名: 
7アルマシア社製)ヲ用い、エタノールでゲル濾過を行
い、得られた活性区分を集め、濃縮乾固して白色粉末と
して抗生物質TM−591200’9を得た。
m、p、63〜66℃
【図面の簡単な説明】
第1図はエタノール溶液で測定した抗生物質TM−59
1の紫外線吸収スペクトル、第2図は、KBr錠で測定
した抗生物質TM−591の赤外線吸°収スペクトル、
第3図はCDCl3中、400 MHzで測定した抗生
物質TM−591のI H−NMRスペクトル、第4図
はcDct3中、100 MHzで測定した抗生物質T
M−591の130− NMRスペクトルをを示す。 特許出願人  大正製薬株式会社 代理人 弁理士  北  川  富  造オ 11!!

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記の理化学的性質を有する抗生物質TM−591
    。 a)外観 白色粉末 b)m.p. 63〜66℃ c)元素分析値 C:63.78% H:9.60% d)分子量 SIMS:m/z651(M+Na)^+ e)分子式 C_3_4H_6_0O_1_0 f)比旋光度 〔α〕^2^6_D=+20.4°(c
    =0.5、エタノール) g)紫外線吸収スペクトル エタノール中(1mg/ml)で測定した結果を第1図
    に示す。 h)赤外線吸収スペクトル KBr錠中で測定した結果を第2図に示す。 i)^1H−NMRスペクトル CDCl_3中、400MHzで測定した結果を第3図
    に示す。 j)^1^3C−NMRスペクトル CDCl_3中、100MHzで測定した結果を第4図
    に示す。 k)溶剤に対する溶解性 水に不溶、メタノール、エタノール、アセトン、アセト
    ニトリル、酢酸エチル、ベンゼン、クロロホルム、エー
    テルに可溶。 l)呈色反応 ニンヒドリン、塩化第二鉄反応:陰性。 バニリン−硫酸、ヨード反応:陽性。 m)塩基性、酸性、中性の区別:酸性。
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