JPS5812061B2 - 病原性微生物を濃縮分離するための方法および装置 - Google Patents

病原性微生物を濃縮分離するための方法および装置

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JPS5812061B2
JPS5812061B2 JP50011968A JP1196875A JPS5812061B2 JP S5812061 B2 JPS5812061 B2 JP S5812061B2 JP 50011968 A JP50011968 A JP 50011968A JP 1196875 A JP1196875 A JP 1196875A JP S5812061 B2 JPS5812061 B2 JP S5812061B2
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ゴードン・リー・ドーン
ジヨウズイフ・マクグラシヤン・ヒル
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JEI KEI ANDO SUUZUIERU WADORI RISAACHI INST ANDO PURADO BANKU
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    • B01L3/508Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
    • B01L3/5082Test tubes per se
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は病原性微生物の検出に関する。
別の面から見ると、本発明は病原性微生物を含むサンプ
ル液と処理用液とを混合し、それからサンプル液から微
生物を選択的に抽出するために使用される新規な装置に
関する。
さらに別の見方をすれば、本発明は敗血症を診断するた
めの新規な方法ならびに装置に関する。
病原性微生物が血中に存在することによってひき起され
る敗血症は知られている伝染病の甲で最もゆゆしいもの
の1つである。
抗生物質および抗菌剤という対抗手段が存在するにもか
かわらず、敗血症の死亡率はほぼ25%に達する。
さらにショックが併発する時には死亡率は増加して60
%以上に達する。
衰弱を伴う病気にかかっている患者、大手術を受けた患
者、免疫抑圧剤もしくは抗がん剤を摂る患者はとりわけ
敗血症にかかり易い。
初期において適切な抗生物質療法を施すことが敗血症と
闘う際に重要である。
従って、医者ができるだけすみやかに患者が敗血症であ
るかどうかを知るだけでなく感染源微生物の正体とその
微生物の抗生物質に対する感受性とを知ることが絶対必
要である。
かくして、敗血症の正しい診断は患者の血液の非常に迅
速かつ能率的な定量分析に依存する。
患者の血液もしくはその他の体液の定量分析の間サンプ
ル液が実験室環境からの病原菌によって汚染されないこ
とが絶対必要である。
3つの分析方式が体液中に存在する微生物の定量に従事
利用されている。
その分析方式とは液状ブイヨン培養法、いわゆるボア・
プレート(pour−plate)法および固状マトリ
ックス・フィルターを使用するろ過性である。
これらの方式はいずれも欠陥をもち、いずれによっても
血液サンプル甲の微生物を迅速に検出することはできな
い。
概して、液状ブイヨン法は定量的でなく、ボア・プレー
ト法ならびに固状マトリックス・フィルターを使用する
ろ過性は開放方式であって外部からの汚染たとえば実験
室の空気および人員による病原菌の培養基への導入を受
ける。
最近、サンプル液内の微生物の存在を定量するための改
善された方法および装置が開発された。
この方法は非常に迅速かつ定量的である。
そのような方法が特開昭49−110822号に開示さ
れている。
この改善された病原性微生物検出法によれば、体液たと
えば血液のサンプル〔好ましくは溶血している血液のサ
ンプル〕を外界からしゃ断された無菌ゾーン中の液状フ
ィルター媒体上に置く。
このフィルター液状媒体はサンプル液よりも高い密度を
もち、そしてサンプル液から病原性微生物を選択的に受
は入れるような無菌の水溶液からなる。
それから、前記の外界からしゃ断された無菌ゾーンを遠
心分離しサンプル液をフィルター液状媒体に押しつけて
病原性微生物を選択的にその中に取り入れそれによって
体液サンプルから分離する。
ついで、病原性微生物を含むフィルター液状媒体をサン
プル液の残留物から分離し、液状フィルター媒体を部分
に分けて培養条件下に置く。
前記の改善された方法は病原性微生物をサンプル液から
分離するための非常に迅速かつ能率的な手順を提供する
ただし、好ましい方法としては、液状フィルター媒体を
含む排気されている遠心分離ゾーン内にサンプル液をさ
し入れる前に、サンプル液と溶血剤および抗凝固剤とを
混合する。
液状フィルター媒体の中には前処理および(または)溶
血剤中のあるものと不相容性を示すものがある。
金部は、この2つの材料を長期にわたって無菌遠心分離
管中に一緒にしておくことは不可能であった。
故に、閉鎖系中へ新たにそう入することによる付加的混
合行為が必要になり、サンプル液が外界から汚染される
という可能性があった。
本発明の1つの実施態様により、液状フィルター媒体を
含む排気された遠心分離管中に無菌的に溶血剤を導入し
、それによって遠心分離処理直前。
に血液サンプルもしくはサンプル液と溶血剤とを混合し
、次に遠心分離によって液状フィルター媒体によって病
原性微生物を選択的にサンプル液のそれ以外の部分から
分離することからなる前記の改善された方法に使うため
の装置を提供する。
本;発明により改善された装置は一般に、第1の端部と
第2の端部とをもつ排気した遠心分離室を含む細長い遠
心分離管、前記第1端部を封じることができる第1の注
射可能な閉鎖部材と前記第2端部を封じることができる
第2の注射可能な閉鎖部材、弓および前記第2の注射可
能な閉鎖部材と連通的に前記の細長い遠心分離室の第2
の端部に取付けられた、処理液たとえば溶血剤を含む囲
い込まれた端部小室からなり、この端部小室は上記の処
理剤を無菌的に前記端部小室から前記第2の注射可能閉
鎖部材をへて前記遠心分離室部片に移すための注射部材
を含む。
1つの特定な実施態様においては、前記の注射部材は前
記端部小室内を往復運動するよう置かれた管状の針から
なり、それはその進行方向端部の近くに第1開口部をも
ちその胴体に第2開口部をもち、前記小室内を前記第2
の注入可能な閉鎖部材の方向に進められる時にその針が
第2の注射可能な閉鎖部材を通過しそしてその第1開口
部が排気した空間と連通しその間その第2開口部は前記
端部小室との連通状態を維持するようになっている。
前記注射部材はまた前記の針を発動させる部材をもつ。
本発明の1つの好ましい実施態様においては排気した空
間をもつ部屋はまたサンプル液よりも大きな密度をもち
サンプル液から選択的に病原性微生物を受入れるような
水性フィルター媒体を包含する。
そして端部小室は溶血剤たとえば精製されたサポニン抽
出物と場合によりその他の材料たとえば抗凝固剤および
(もしくは)酸素補集剤たとえばアスコルビン酸および
(もしくは)チオグリコール酸塩との水溶液を含有する
そのような材料は充分安定であって、オートクレーブを
行う条件の下で分解したりその他の有害な影響を受けた
りしないことが好ましい。
本発明の別の実施態様によれば、前記の遠心分離および
混合用容器は第1の注射可能な閉鎖部材の厚みを貫徹す
るのに充分だけ長くそして実質的に前記水性フィルター
媒体中に入りこむほどは長くない針をもっている注射器
部材を排気した部屋から水性フィルター媒体を取り出す
ために備えているものが好ましい。
本発明は図面を研究することによって一層容易に理解で
きる。
第1図は本発明における1つの好ましい遠心分離および
混合用容器の断面図である。
第2図は上部端部小室内で発動位置にある針を示す、第
1図の装置の断面図である。
第3図は底部閉鎖部材を通してサンプル液を装置中に注
入しているところを示す、第1図の装置の断面図である
第4図は下部閉鎖部材を貫通する針をへて水性フィルタ
ー媒体を取り出しているところを示す、第3図の装置の
断面図である。
第5面は本発明のもう1つの実施態様の断面図である。
第6図は発動位置にある針を示す、第5図の実施態様の
断面図である。
本発明の病原性微生物を濃縮分離するための改善された
遠心分離および混合用装置は、特開昭4−9−110,
822に記載されている病原性微生物検出法を遂行する
ための改善された手段を与えるものである。
以下に、各個の図面を参照しながら第1−4図に示され
る新規な遠心分離および混合用装置を詳細に説明する。
第1図に示されるように、混合および遠心分離用装置1
0は、下端部を密封して封じている注射可能閉鎖部材1
4と上端部を密封して封じている注射可能閉鎖部材16
とをもつ細長い管状遠心分離容器部片12からなる。
さらに、注射可能閉鎖部材16の上端部はキャップ部材
18によって囲まれている。
図示されるように、キャップ部材18は遠心分離容器片
12の上部のまわりに置かれたねじ山22と操作的に係
合するねじ山20をになっている。
一般に、キャップ部材18は注射可能閉鎖用部材16の
外縁を受けている肩24の近辺で円筒体開口部の内置上
にねじ山20をになっている円筒体からなる。
さらに、肩24の外方端部は空どう26の開口部を形成
する。
この空どうは短かい円筒状であることが好ましい。
空どう26の上端部は壁28によって囲まれている。
押しボタン部材32の棒30は開口部33を通って延び
端部壁28中に達する。
さらに、棒30はその進行方向端部上に管状の針34を
になっている。
図示されるように、管状の針34はとがったベベル端部
36とその側壁を貫く開口部38とからなる。
さらに、弾性をもつ座金40は管状の針34の上端部の
周りにこしんまりと置かれて、管状針34の開口部38
上方の空どう26内部を密封している。
遠心分離容器部片12はガラスまたは硬いプラスチック
たとえばポリカーボネートまたはポリプロピレンから作
ることができ、キャップ部材18は硬いプラスチックか
ら作ることができる。
注射可能の閉鎖部材14にはゴム製の自己防漏式せんを
使用してもよい。
注射可能の閉鎖部材16の進行方向端部は円すい台状の
凹み部14aをになっている。
注射可能のウェブ14bは円すい台状の凹み部14aの
底部を形成する。
注射可能の閉鎖部材16としては注射可能のゴム製自己
防漏式せんを使用してもよい。
注射可能の閉鎖部材16のてっぺんは凹み部16aをに
なっており、注射可能の閉鎖部材16の進行方向端部は
凹み部16hをになっている。
もし望むならば、注射可能の閉鎖部材14と16とは同
一の基礎的形状をもつものであってよい。
ただ、注射可能の閉鎖部材16がその頂部に凹み部16
aをもち、注射可能の閉鎖部材14がその進行方向端部
中に円すい台状の凹み部14aをもっていることが望ま
れる。
遠心分離容器部片12の無菌内容物は液状フィルター媒
体42と完全もしくは不完全な真空であってよい排気さ
れた空間部44とからなる。
空間部44は、注射可能の閉鎖部材14と16とが遠心
分離容器部片12内の開口部から外れてしまうような過
大な圧力が内部に蓄積することなく遠心分離容器が注射
可能の閉鎖部材14と16とを貫通する注射によって既
知の量の液体を受は入れることができるように、予め定
められた値の、大気圧よりも低い圧力に保たれる。
液状フィルター媒体42は前記の特開昭49−110.
822号に記載されている病原性微生物検出用の液状フ
ィルター媒体のいずれであってもよく、一般には懸濁し
ている微生物に対して毒性を示さない任意の溶質の水溶
液からなり、赤血球および白血球もしくは血球の破片を
懸濁させるのに充分なだけ高い密度をもつ。
溶質は非イオン性であることが好ましい。
液状フィルター媒体は血液より高い、たとえば約1.0
6 g/ccよりも大きい密度をもち、血球もしくは血
球細片を懸濁させしかもなお病原性微生物を受は入れる
さらに、液状フィルター媒体は少量の熱に敏感なゲル化
剤を含有するのが好ましい。
液状フィルター媒体42(こ使用し得る適当な溶質は糖
類たとえばスクロース、グルコース、マルトース、フラ
クトース、マニトール、ソルビ) −ルなどである。
一般に、液状フィルター媒体42は糖類を少くとも約り
0%重量含有すべきであり、糖類をその飽和限度まで含
有してよい。
好ましくは、糖類は液状フィルター媒体中に約40ない
し約50重量%含まれる。
一般に、糖類とりわけスクロースが液状フィルター媒体
42のための好ましい溶質である。
何故ならば、スクロースは、液状フィルター媒体を生理
的pHすなわち6.0−7.0に保つことができ、さら
に糖類はゼラチンと混合した時にオートクレーブ作用に
耐えるからである。
作られた溶液が赤血球および赤血球の破片よりもより濃
密でかつ病原性微生物に対して無毒性である限り、本発
明の領域内のいかなる溶質を使用シテもよい。
その他の適当な材料の1つとして普通ハイペイク・ナト
リウム(Hypaque Sodium)の名で知られ
る薬品すなわちC1、H3■3N2Na04(3,5−
ジアセトアミド−2、4、6−トリヨード安息香酸のナ
トリウム塩)が挙げられる。
この材料は前記の糖類と同じ濃度で水溶液として使用で
きる。
本発明の領域内において水性液状フィルター媒体を作る
のに使用し得る溶質の別のクラスの1つとして、赤血球
もしくは赤血球の破片の通過をさえぎるに充分なだけ小
さい病原性微生物の通過をゆるすに充分なたけ大きい細
孔寸法をもつ液状ゲル構造を水性媒質中に生ずることが
できる巨大分子溶質が挙げられる。
適当な巨大分子溶質の1例はその可溶化した網目全体に
わたって微孔性開口をもつ水溶性の橋かけ結合重合体で
ある。
適当な水溶性重合体の1つとして、約300,000〜
約500,000の重量平均分子量と約0.17dl/
、9の固有粘度と+56.5°の比旋光度〔a〕20と
をもち、かつ1重量係以下の量で透析可能の物質を含有
するスクロースとエビクロロヒドリンとの共重合体が挙
げられる。
適当なそのような重合体の1つが米国ニューシャーシー
のファーマシア・ファイン・ケミカルズ社(Pharm
acia Finc ChemicalstInc、)
から[フィニルJ(、”FICOLL”)という商標名
で販売されている。
本発明の領域内で使用し得るもう1つのそのような重合
体は約io、ooo〜約200.000好ましくは約5
0,000の重量平均分子量をもつデキストランである
これらの重合体は、本発明方法に従って水に溶かした時
に病原性微生物の液状フィルター媒体として機能し、そ
して明白に、可溶化した網目全体にわたって約1ミクロ
ンから約7ミクロンの範囲内の微孔性開口をもつ。
この水溶性重合体もしくは巨大分子溶質は約10〜約4
0重量係さらに好ましくは約20〜約30重量係の濃度
で水溶液中に存在するのが好ましい。
「熱感受性のゲル化剤」という用語は、一般に室温より
も低い温度でフィルター媒体水溶液42をゲル化するが
病原性微生物に無害なより高温度、たとえば約50℃よ
りも低く一般にはたかだか約42℃の温度において液化
するような任意の薬剤を意味することを理解して頂きた
い。
熱感受性ゲル化剤として適当なのは前記の溶液や分析さ
るべきサンプルに無害のものならばいずれでもよい。
適当なゲル化剤としてはゼラチン、すなわち皮、じん帯
、けん、骨等を水中で煮沸することによってコラーゲン
から得られるたん白質が挙げられる。
熱感受性ゲル化剤は任意の適当量、たとえばフィルター
媒体42の約0.5ないし約5重量係使用することがで
きる。
さらに、注目すべきことは、空どう26は任意の便宜な
形状のものであってよいが、好ましくは円い横断面積を
もち、短かい円筒形であって概して注射可能の閉鎖部材
16の凹み部16aと整合していることである。
かくして、押しボタン・部材32の棒30によってにな
われる管状の針34は空どう26内を軸方向に動き、そ
して弾力性座金部材40は管状針34の開口部38上部
の1点においてシールされている空どう26の上部を維
持する。
さらに、記すべきことは、管状針34の開口部38とベ
ベル端部36との間の空間は注射可能のウェブ16Cの
厚みよりもわずかに大きくて、押しボタン部材32が−
ばいに伸びた時にベベル端部36に近接する開口部が注
射可能のウェブ16Cを通過して遠心分離容器部片12
の空間部44内に達し、他方開口部38は空どう26と
連通ずるようになっていることであって、これらは第2
図に示されている。
管状針34のこの位置は、凹み部16a内に含まれるも
しくはそれによってになわれる液体46が空間部44内
部のより低い圧力の作用によって遠心分離装置部片12
に流入し、それから開口部38をへて針34の管状体と
ベベル端部16aに近接する開口部とを通過することを
許す。
処理用溶液46は、病原性微生物がそれから分離される
前にそれによってサンプル流体を処理することが望まれ
る任意の適当な成分を含有することができる。
本発明の1つの特定な実施態様においては、処理用溶液
46は血液の溶血剤の水溶液からなる。
任意の適当な溶血剤が微生物に無害な水溶液中で利用さ
れ得る。
適当な溶血剤の1つとして無害なサポニン水溶液が挙げ
られる。
注目すべきことは、多くのサポニンが病原性微生物に毒
性を示すと考えられているが、特開昭50−12130
0号に記載されているように、今まで毒性をもつサポニ
ンと考えられてきたサポニンから毒性成分を除去するた
めの新規な方法が開示されていることである。
一般的に言って、毒性あるサポニン材料は前記の特開昭
50−121,300号に記載されている発明方法に従
って無毒化することができ、その結果得られる純粋物質
を本発明方法の領域において使用し得る。
市販のサポニン剤中には毒性を有しないものもあり、こ
れらもまた言うまでもなく本発明の領域において使用し
得る。
さらに、水性溶液は抗凝固剤および(または)酸素補集
剤を含有してもよい。
好ましい抗凝固剤の例としてはポリアネトール・スルホ
ン酸ナトリウム(SPSまたはヘパリンがあげられる。
ポリアネトール・スルホン酸ナトリウムが好まれるのは
、それが抗凝固剤として作用するばかりでなくまた、か
粗性白血球および単核細胞の食細胞的活動ならびに血清
の通常の抗細菌活動を抑制するからである。
次に第1〜4図を参照しながらそこに示されている装置
の用途を詳述する。
液状フィルター媒体。42はたとえばスクロース50重
量%とゼラチン1.5重量%とを含有する水溶液1.5
mlからなることができる。
処理用溶液46は任意の適当な成分たとえば溶血剤およ
び(または)抗凝固剤および(または)。
酸素補集剤を任意の望ましい濃度で含有してよい。
血液サンプルの量に対して充分な任意量の抗凝固剤およ
びこの血液サンプルを溶血するために充分な任意量の溶
血剤を使用してよい。
たとえば、非毒性サポニン約12重量%とポリアネトー
ル・ス。
ルホン酸ナトリウム約2重量%とを含有する水溶液0.
3 mlを使用することができる。
最初に、遠心分離および混合用装置部片10を、フィル
ター液状媒体42が下降して注射可能の閉鎖部材14に
接触するよう、第1図に示すように直立させる。
・次に装置10を適当な冷却用ユニットたとえば冷凍機
甲において、ゼラチンがフィルター液状媒体42を固化
させるのに充分なたけ冷やす。
たとえば、管を4°Cまで冷やしてよい。
次に、押しボタン・部材32を第2図に示されるような
丁合に押し下げて、それによりベベル端部36に近接す
る開口部が排気された空間部44と連通しかつ開口部3
8が空どう26と連通状態に留まるような丁合に管状針
34のベベル端部36が注射可能のウェブ16Gを貫通
するようにする。
この動作により空どう26の内部は、排気された空間部
44内部に維持されているより低い圧力の作用を受け、
その結果処理用溶液46は開口部38と管状針34の胴
体とを通過し、ベベル端部36に近接する開口部から排
気された空間部44中に入り、それから固化したフィル
ター液状媒体42上に層46aとしてたい積する。
次に、サンプル液たとえば血液サンプル(たとえば8m
1)を皮下注射用針52をもつ注射器部片50内に入れ
る。
それから、第3図に概略を示すような丁合に血液サンプ
ルを遠心分離用容器部片12の内部に注入する。
針52は注射可能の閉鎖部材14のウェブ14bを貫通
し、凝結している水性液状フィルター媒体42を通過す
る。
それから注射器部材50のプランジャーを押し下げて、
血液サンプルを凝結した液状フィルター媒体42上に沈
積させ、処理用溶液46との乱流的混合をひき起し、混
合物48を形成させる。
注意すべきことは、血液サンプルを遠心分離容器部片1
2甲に注入してから溶液46を添加してもよいことであ
る。
しかしながら、血液サンプルとのより良好な混合を促進
するために溶液46は最初に加えるのが好ましい。
排気した空間部44中に流入し処理用溶液46と乱流的
に混合する血液によってひき起される乱流によってフィ
ルター液状媒体42の状態を乱されることはなく、後者
は固状の層として底部に留まる(第3図参照)。
これが終ったら、第4図に示すようにキャップ部材18
のねじをゆるめて装置10の上部から取り外すことがで
きる。
血液サンプルを溶血剤を含有する処理用溶液46と混合
すると、血球細胞が分解され、従って赤血球および(も
しくは)りんば球の捕獲作用(trapping ef
fect )が生じる可能性は最小限説なる。
この捕獲作用とは、一般的に言って、遠心分離操作中に
赤血球またはりんば球が液状フィルター媒体42の上面
にたい積し、たい積した細胞が遠心分離操作中に沈降す
る病原性微生物を捕え、それによって病原性微生物が液
状フィルター媒体に到達することが妨げられることを意
味する。
その上、処理用溶液46内部のポリアネトール・スルホ
ン酸ナトIJウムは、−たん血液サンプルと混合される
と、抗凝固剤として作用しかつ顆粒性白血球および単核
細胞の食細胞的活動ならびに血清の通常の抗細菌活動を
抑制する。
次に、皮下注射針部材52を注射可能の閉鎖部材14と
凝結した液状フィルター媒体42を含有する遠心分離容
器部片12とから引き出し、それから処理用溶液(第3
図に層48として示される)と混合された血液サンプル
を直立位置においてゼラチンを融解しかつ液状フィルタ
ー媒体42を液化させるのに充分なだけ加熱する。
遠心分離用容器部片12は、血液サンプル中に存在する
かもしれない病原性微生物を破壊せずしかもゼラチンを
液化するのに充分な温度まで加熱される。
たとえば、図面に示される位置において、遠心分離用容
器部材12を水浴に浸すことによって約37〜42℃に
セットされた温度まで加熱することができる。
液状フィルター媒体42内のゼラチンが液化し、今や病
原性微生物に対して液状フィルター媒体として機能し得
る液化されたフィルター水溶液を生ずる。
病原性微生物の血液サンプルの残部からの分離は、遠心
分離用容器部材12を適当な遠心分離装置内におき、そ
れを病原性微生物を血液サンプル中の残りの諸成分から
分離するのに充分な遠心力の作用下におくことによって
達成される。
遠心分離の速度と時間とは遠心分離用容器部片12の構
成材料と遠心分離装置の型式とに依存して広く変動する
遠心分離は、重力の約100〜約6,000倍好ましく
は約1400〜5000倍の加速度を遠心分離用容器部
片12に付加することによって都合良く達成できる。
適当な方法の1つは、この好ましい実施態様において記
述される特定の系に2000〜4000Gの加速度を1
0〜20分間付与するバケツ振回し式遠心機ローターを
使用することである。
前記のように遠心分離用容器部片12を遠心分離にかけ
てから、短かい皮下注射針56をもつ無菌の注射器部材
54をして第4図に示すように注射可能閉鎖部材14の
注射可能ウェブ14bを貫通せしめる。
図示の如く、皮下注射針部材56は針をして注射可能の
ウェブ14bを通過せしめかつヘヘル端部36をして液
状フィルター媒体42中に達せしめるのに十分な位置に
ストップ54aをもっている。
これが達成されてから、注射器部材54は液状のフィル
ター媒体42を遠心分離用容器部材12の内部から引き
出し、かくして媒体は容器内に残ったサンプル溶液混合
物48から離れる。
注意すべきは、もう1つの方法としてもつと長い皮下注
射針を注射器部材54に着け、針を遠心分離用容器部片
12の内部に通して液状フィルター媒体42とサンプル
流体層48との界面をわずかに越える点まで到達せしめ
最初にサンプル流体層を管から取り除くこともできると
いうことである。
この場合、サンプル層が排除されるに伴って無菌の空気
が増加的に遠心分離用容器部片12の内部に押し込まれ
得るように、最初プランジャーを後退させて注射器を無
菌の空気で満たして置くべきである。
その後に液状フィルター媒体42を取り除くことができ
る。
液状フィルター媒体42を引き出す注射器部材54の作
用のために、液状フィルター媒体と病原性微生物とは完
全に混合されて概して均等にその注射器の内部に分布す
る。
分散した病原性微生物を含有するこの液状42をついで
適当なバクテリア生育用培地上にひろげる。
適当なバクテリア生育用培地は前記の特開昭49−11
0,822号に述べられている。
例えば、病原性微生物を含有する液状フィルター媒体1
’/mlがある場合、血液・寒天培地をのせたプレート
上に上記媒体0.2 mlを置き、それを好気性ふんい
気中において37℃の温度で培養し得る。
もう1つの血液・寒天培地をのせたプレート上に前記水
溶液0.2 mlを受けて、それをろうそくびん(ca
ndle jar)甲において37℃で培養し得る。
もう1つの血液・寒天培地をのせたプレート上に前記水
溶液0.2 m1.を受けて、それをけん気性環境下に
おいて37°Cで培養し得る。
前記溶液の別の0.2 mlをサブロー寒天培地をのせ
たプレート上において、それを好気性環境下において2
5°Cで培養し得る。
前記溶液の別の0.2 mlをEMB(エオシン・メチ
レンブルー染料)培地をのせたプレート上において、そ
れをろうそくびん中において37℃で培養し得る。
前記溶液の別のQ、 5 mlを液状チオグリコレート
培地中において、それを37℃で培養し得る。
培地に集落が見られるかどうか毎日それらを検査する。
血液1ml当りの病原性微生物数は、集落の数に補正因
子を乗することによって決定し得る。
この補正因子は与えられた微生物の回収率、使用された
血液および液状フィルター溶液の各々の容積、およびプ
レート上におかれた最終混合物の量を考慮に入れたもの
である。
前記の一般的例においては補正因子は1.56である。
第5および6図においては、本発明の別の実施態様を示
す遠心分離および混合用装置10aが示されている。
図示されているように、遠心分離装置10aはキャップ
部材70を除けば装置10と全く同一のものである。
装置10a中に示されるように、キャップ部材70はそ
の内壁にねじ山部72をもちその端壁75に不動的に取
り付けられた管状針74をもつ囲まれた円筒形のキャッ
プ部材である。
管状針74は管状針34と同一の基本。的形状をもち、
1つの開口部をもつベベル状先端部76とその中部に位
置する第2の開口部とからなる。
図示されるように、キャップ部材70が第5図に示すよ
うな第1の位置にある時には、管状針74のベベル端部
76は注射可能閉鎖部材16゜の凹み部16a内に保た
れる処理用溶液46中に位置する。
プラスチック製スl−IJツブ(細長い片〕80は熱な
どによってキャップ部材70の外側下端リップと遠心分
離用容器部片12によってζこなわれる外側下端ねじ山
部22と番こ一致した形状を。
とる、ような熱可塑性もしくは熱硬化性材料から作るこ
とができる。
そうすれば、貯蔵および取扱いの間中閉鎖部材70は間
違いなく第5図に示されるその第1位置に維持される。
もしも処理用溶液46を液状フィルター媒体42上に沈
積させることが望まれ。
るならば、その時はキャップ部材70を下方に回転運動
させてそれによりストリップ80を変形させ、第6図に
示すように力ずくで管状針74のベベル端部76をして
注射可能閉鎖部材16を貫通せしめる。
そうすると、注射可能閉鎖部材16と端壁75との間に
形成される空所と排気された空間部44との間に連通状
態が生じ、それによって処理用溶液46は管状針74の
開口部78をへて遠心分離用容器部片12の内部に入る
ことになる。
以下本発明をその好ましい実施態様に開脚して説明した
が、本明細書を読めば当業者には前記の態様にさまざま
の変更を加えるこさは容易であり、本発明は以下に整理
して示される発明の構成要件に含まれるような実施態様
をすべて包含するものであることは言うまでもない。
(1)注射針部材が端室内において後退した第1位置か
ら伸長した第2位置まで往復運動するように位置せしめ
られた管状針からなり、前記管状針はその先端に近接し
た第1の開口部とその胴部を貫通する第2の開口部とを
有して、管状針がその第1位置から第2位置に進められ
た時にそれが第2の注射可能な閉鎖部材を通り過ぎて排
気された空間と連通し、それによって前記端部小室が管
状針部材の第1および第2の開口部を介して前記の排気
された空間と連通するようになっている、特許請求の範
囲2に記載の装置。
(2)端部小室が第2の注射可能閉鎖部材と遠心分離用
容器部片の第2の端部に取り外し可能的に取り付けられ
ている中空なキャップ部材との間に形成されている、前
項(1)に記載の装置。
(3)キャップ部材が遠心分離用容器部片の第2の端部
とねじ込み式に係合している、前項(2)に記載の装置
(4)管状針部材が端部小室内で第2の注射可能閉鎖部
材と整合してキャップ部材から垂下し、そして遠心分離
用容器部片の第2の端部上にねじ込み式に係合している
キャップを回転することtこよって前記管状針部材がそ
の伸長位置に前進せしめられる、前項(3)に記載の装
置。
(5)管状針部材が端部小室内のプランジャ一部材上に
第2の注射可能閉鎖部材と整合するよう位置せしめられ
ている、前項(3)に記載の装置。
(6)注射針部材が、密封された端部小室内部に第2の
注射可能閉鎖部材と整合するよう位置せしめられかつそ
の先端に近接した第1の開口部とそれからある間隔をお
いてその側壁を貫通している第2の開口部とをもつ管状
の針部材と、その管状針部材を第2の注射可能閉鎖部材
の方向に充分に前進した位置まで進めて、その先端と前
記の第1の開口部とが前記の第2の注射可能閉鎖部材を
通り過ぎて排気された空間内に達しそして前記の第2の
開口部は第2の部屋内に留まるようにする部材と、 からなる、前記特許請求の範囲3に記載の装置。
(7)端部小室が第2の注射可能閉鎖部材と遠心分離用
容器部片の第2の端部に取り外し可能的に取り付けられ
ている中空なキャップ部材との間に形成されている、前
項(6)に記載の装置。
(8)キャップ部材が遠心分離用容器の第2の端部とね
じ込み式に%合している、前項(7)に記載の装置。
(9)管状針部材が端部小室内で第2の注射可能閉鎖部
材と整合してキャップ部材から垂下し、そして遠心分離
用容器の第2の端部にねじ込み式に%合しているキャッ
プ部材を回転することによって前記管状針部材がその伸
長位置に前進せしめられる、前項(8)に記載の装置。
(10)管状針部材が端部小室内のプランジャ一部材上
に第2の注射可能閉鎖部材と整合するよう位置せしめら
れている、前項(8)に記載の装置。
(11)熱に感性ゲル化剤を効果的な少量、水溶液の約
1ないし約5重量%使う前項(8)に記載の装置。
(12)熱感性ゲル化剤としてゼラチンを使用する、前
項(11) に記載の装置。
(13)水溶液として糖類の水溶液を使用する、前項(
12)に記載の装置。
(11)糖類としてスクロースを使用する、前項(13
)に記載の装置。
(15)水溶液としてスク°ロースを少なくとも40重
量%を含有するものを使用する前項(14)に記載の装
置。
(16)水溶液が可溶化された網目全体にわたって微孔
性開口をもつ巨大分子溶質の水溶液であり、それらの開
口はサンプル流体から病原性微生物を選択的に通過せし
めるのに充分なサイズをもつ、前項(12)に記載の装
置。
(17)巨大分子溶質として、約300,000ないし
約500,000の分子量と〔α)20−+56.5°
の比旋光度とをもつエビクロロヒドリン−スクロース共
重合体を使用する、前項(16)に記載の装置。
(18)巨大分子溶質として約10,000ないし約2
.000,000の分子量をもつデキストランを使用す
る、前項(16)に記載の装置。
(19)体液として血液を使用し、処理用流体として溶
血剤を使用する、前記特許請求の範囲1に記載の方法。
(20)液状フィルター媒体として非イオン性糖類の水
溶液を使用する、前項(19)に記載の方法。
(2り非イオン性糖類としてスクロースを使用する、前
項(20)に記載の方法。
(22)液状フィルター媒体として糖類を少なくとも約
40重量%含有する。
ものを使用する前項(20)に記載の方法。
(23)液状フィルター媒体が可溶化された網目全体に
わたって微孔性開口部をもつ巨大分子溶質の無菌化水溶
液からなり、それらの開口部はサンプル流体から病原性
微生物を選択的に通過せしめるのに充分なサイズをもつ
、前項(19)に記載の方法。
(24)液状フィルター媒体として、約300,000
ないし約500,000の分子量と〔α〕20=−+−
56.5°の比旋光度とを、もつエビクロロヒドリン−
スクロース共重合体の水溶液を使用する、前項(23)
に記載の方法。
(25)水溶液として共重合体を約10ないし約40重
量%含有するものを使う前項(24)に記載の方法。
(26)液状フィルター媒体として約10,000ない
し約2,000,000の分子量をもつデキストランの
水溶液を使用する、前項(23)に記載の方法。
(27)水溶液としてデキストランが約10ないし約4
0重量%の量存在するものを使う前項(26)に記載の
方法。
’(28)病原性微生物を含有する水性フィルター媒体
を徹底的にかきまぜ、それからそのかきまぜられた重合
体水溶液を前記病原性微生物用培地上にかぶせることを
包含する、前項(19)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の混合物および遠心分離用装置の1実施
例を示す断面図である。 第2図は上部室内で発動位置にある針を示す、第1図の
装置の断面図である。 第3図は底部閉鎖部材を通して装置中に注入されるサン
プル液を示す、第1図の装置の断面図である。 第4図は下部閉鎖部材を貫通する針をへて取り出される
水性フィルター媒体を示す、第3図の装置の断面図であ
る。 第5図は本発明の別の実施態様の断面図である。 第6図は発動位置にある針部材を示す、第5図の実施態
様の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)体液サンプルよりも高い密度をもつが体液サン
    プルから選択的に病原性微生物を受は入れることができ
    そして熱感受性のゲル化剤を含有する、前記病原性微生
    物に対して非毒性の材料の水溶液を、フィルター媒体と
    して、遠心分離用管部片に設けた第1の注射可能区域と
    第2の注射可能区域との間に供給し、 また、 前記の第2の注射可能区域内に設けた密封された端部小
    室内に体液サンプルを処理するための流体を供給し、 (b)前記のフィルター媒体が前記の第1の注射可能区
    域上に静止するように前記の遠心分離用管部片を位置さ
    せ、そして遠心分離用管部片を冷やして前記の熱感受性
    ゲル化剤の固化により前記のフィルター媒体を固化させ
    、 (c)前記の第2の注射可能区域と前記端部小室との間
    に注射針部材を貫通させて前記の体液サンプル処理用流
    体を前記の遠心分離用管部片中に注入して、前記の体液
    サンプル処理用流体を前記の固化したフィルター媒体上
    に置き、 (d)前記の第1の注射可能区域と前記の固化したフィ
    ルター媒体とを貫通して別の注射針部材を刺し、この注
    射針部材を通して体液サンプルを前記の遠心分離用管部
    片中に注入して、前記の体液サンプルを前記の固化した
    フィルター媒体上で前記の体液サンプル処理用流体と混
    合し、(e) 前記の遠心分離用管部片を加熱して、
    前記の熱感受性ゲル化剤の液化によりフィルター媒体を
    液化させ、 (f)前記の遠心分離用管部片を遠心分離にかけること
    によって、前記の体液サンプル混合物を前記の液化フィ
    ルター媒体に押付は前記の病原性微生物を前記の体液サ
    ンプル混合物から選択的に分離してフィルター媒体中に
    送り、そして、(g) 得られた病原性微生物含有フ
    ィルター媒体を残りの体液サンプル混合物から分離する
    、−ことからなる、サンプル流体から病原性微生物を濃
    縮分離する方法。 2(a)第1の端部と第2の端部とをもち、大気圧より
    も低い圧力に維持した排気した空間を含有する部屋から
    なる、細長い囲まれた遠心分離用容器部片と、 (b) 前記の遠心分離用容器部片の前記第1端部を
    密封可能に閉鎖する第1の注射可能な閉鎖部材と、 (C) 前記の遠心分離用容器部片の前記第2端部を
    密封可能に閉鎖する第2の注射可能な閉鎖部材と、 (d) 前記の第2の注射可能閉鎖部材と連関して前
    記の遠心分離用容器部片に取付けた、注射可能の流体を
    含有する囲まれた端部小室を区画する、キャップ部材と
    、 (e) 前記の囲まれた端部小室を区画するキャップ
    部材上に取付けてあり、外力をかけると前記の第2の注
    射可能閉鎖部材を貫通し前記の流体を前記の端部小室か
    ら前記の排気された空間中に送る注射針部材と、 からなる、 遠心分離によりサンプル流体から病原性微生物を濃縮分
    離するための装置。 3(a)第1の端部と第2の端部とをもち、大気圧より
    も低い圧力に維持した排気した空間とこれに隣接して、
    サンプル流体よりも高い密度をもつがサンプル流体から
    選択的に病原性微生物を受は入れることができそして熱
    感受性のゲル化剤の効果的な少量を含有する、前記病原
    性微生物に対して非毒性の材料の無菌化水溶液とを含有
    する、細長い囲まれた遠心分離用容器部片と、(b)
    前記の細長い遠心分離用容器部片の前記第1端部を密
    封可能に閉鎖する第1の注射可能な閉鎖部材と、 (C) 前記の細長い遠心分離用容器部片の前記第2
    端部を密封可能に閉鎖する第2の注射可能な閉鎖部材と
    、 (d) 前記の第2の注射可能閉鎖部材と連関して前
    記の遠心分離用容器部片に取付けた、注射可能な流体を
    含有する囲まれた端部小室を区画する、キャップ部材と
    、 (e) 前記の囲まれた端部小室を区画するキャップ
    部材上に取付けてあり、外力をかけると前記の第2の注
    射可能閉鎖部材を貫通し前記の流体を前記の端部小室か
    ら前記の排気された空間中に送る注射針部材と、 からなる、 遠心分離によりサンプル流体から病原性微生物を濃縮分
    離するための装置。
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