JPS5811870B2 - N、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ〔b,f〕チエピン−10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体の製造法 - Google Patents
N、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ〔b,f〕チエピン−10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体の製造法Info
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- JPS5811870B2 JPS5811870B2 JP11405875A JP11405875A JPS5811870B2 JP S5811870 B2 JPS5811870 B2 JP S5811870B2 JP 11405875 A JP11405875 A JP 11405875A JP 11405875 A JP11405875 A JP 11405875A JP S5811870 B2 JPS5811870 B2 JP S5811870B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は新規なN、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ
(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキル)アミ
ンのN−オキシド誘導体の製造法に関するものであり、
これを式で示すと次の通りである。
(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキル)アミ
ンのN−オキシド誘導体の製造法に関するものであり、
これを式で示すと次の通りである。
(式中、Xはハロゲン、Aは低級アルキレン基、R1お
よびR2は低級アルキル基をそれぞれ意味する) この発明で原料として使用するアミン誘導体(I)は公
知物質であって、例えば昭和47年特許出願公告第28
998号に記載の方法で製造することができる。
よびR2は低級アルキル基をそれぞれ意味する) この発明で原料として使用するアミン誘導体(I)は公
知物質であって、例えば昭和47年特許出願公告第28
998号に記載の方法で製造することができる。
この発明の方法はアミン誘導体(I)を酸化することに
より行なわれる。
より行なわれる。
アミン誘導体は前記の一般式(I)で示され、詳細には
ふっ素、塩素、臭素、よう素のようなハロゲンをXとし
て有し、メチレン、メチルメチレン、エチレン、プロピ
レン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン
等の直鎖または分岐鎖状の低級アルキレン基をAとして
有し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル等の直鎖または分
岐鎖状の低級アルキル基をR1およびR2として有する
化合物を意味する。
ふっ素、塩素、臭素、よう素のようなハロゲンをXとし
て有し、メチレン、メチルメチレン、エチレン、プロピ
レン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン
等の直鎖または分岐鎖状の低級アルキレン基をAとして
有し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル等の直鎖または分
岐鎖状の低級アルキル基をR1およびR2として有する
化合物を意味する。
この発明の酸化方法としては、例えばC12゜Br2等
のハロゲン、イソシアヌル酸クロライド、フェニルヨウ
ドジクロライド等のハロゲン化合物、過沃素酸、過硫酸
等の無機過酸、過安息香酸、メタクロル過安息香酸、過
義酸、過酢酸、クロル過酢酸、トリフルオル過酢酸等の
有機過酸もしくはそれらの塩類、過酸化水素、ウレア・
ハイドロジエンパーオキサイド等の酸化剤を使用する方
法が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、
アミンをそのN−オキシドに変換する際に用いられるす
べての酸化方法が適用できる。
のハロゲン、イソシアヌル酸クロライド、フェニルヨウ
ドジクロライド等のハロゲン化合物、過沃素酸、過硫酸
等の無機過酸、過安息香酸、メタクロル過安息香酸、過
義酸、過酢酸、クロル過酢酸、トリフルオル過酢酸等の
有機過酸もしくはそれらの塩類、過酸化水素、ウレア・
ハイドロジエンパーオキサイド等の酸化剤を使用する方
法が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、
アミンをそのN−オキシドに変換する際に用いられるす
べての酸化方法が適用できる。
この反応においては、周期律表第V族すまたは第■族す
に含まれる金属を分子中に含む化合物、例えばタングス
テン酸、モリブデン酸、バナジン酸およびこれらの酸の
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム
、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩との有機塩、その他五酸化バナジウム等の存在下に反
応を行なうと有利に進行する場合が多い。
に含まれる金属を分子中に含む化合物、例えばタングス
テン酸、モリブデン酸、バナジン酸およびこれらの酸の
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム
、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩との有機塩、その他五酸化バナジウム等の存在下に反
応を行なうと有利に進行する場合が多い。
この反応は通常溶媒中で行なわれることが多い。
溶媒としては、例えばエタノール、クロロホルム、ジク
ロロメタン、ベンゼン、ピリジン、水、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、義酸、酢酸
等のこの反応に悪影響を与えない溶媒はすべて使用する
ことができる。
ロロメタン、ベンゼン、ピリジン、水、テトラヒドロフ
ラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、義酸、酢酸
等のこの反応に悪影響を与えない溶媒はすべて使用する
ことができる。
この反応の温度は特に限定されないが、室温ないし加熱
下で行なわれることが多い。
下で行なわれることが多い。
この発明の方法で得られるN、N−ジアルキル−N−(
ジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキ
ル)アミンのN−オキシド誘導体(II)は常法により
塩酸、硫酸等の無機酸との塩、マレイン酸、フマール酸
、修酸、酒石酸等の有機酸との塩に導ひくことができる
。
ジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキ
ル)アミンのN−オキシド誘導体(II)は常法により
塩酸、硫酸等の無機酸との塩、マレイン酸、フマール酸
、修酸、酒石酸等の有機酸との塩に導ひくことができる
。
この発明の方法で生成するN、N−ジアルキル−N−(
ジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキ
ル)アミンのN−オキシド誘導体(II)およびその塩
類は常法に従って単離、採取される。
ジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシアルキ
ル)アミンのN−オキシド誘導体(II)およびその塩
類は常法に従って単離、採取される。
この発明で得られるN、N−ジアルキル−N−(ジベン
ゾ〔b、f)チェピン−10−イルオキシアルキノ)ア
ミンのN−オキシド誘導体(II)およびその塩類は新
規物質であり、トランキライザー作用を有し医薬として
有用である。
ゾ〔b、f)チェピン−10−イルオキシアルキノ)ア
ミンのN−オキシド誘導体(II)およびその塩類は新
規物質であり、トランキライザー作用を有し医薬として
有用である。
次に、この発明の方法を実施例により説明する。
実施例
N、N−ジメチル−N −(2−(8−クロロジベンゾ
(b、f)チェピン−10−イルオキシ)エチル〕アミ
ン6.64.!il’を99%エタノール60m1に溶
解した溶液に30%過酸化水素2.2Iを加え、5時間
還流する。
(b、f)チェピン−10−イルオキシ)エチル〕アミ
ン6.64.!il’を99%エタノール60m1に溶
解した溶液に30%過酸化水素2.2Iを加え、5時間
還流する。
反応液から溶媒を留去した後、油状の残渣をアセトンと
n−ヘキサンの混液で処理して結晶化し、次いでアセト
ンから再結晶すると、N、N−ジメチル−N−C2−(
8−クロロジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオ
キシ)エチル〕アミンのN−オキシド5.4gを得る。
n−ヘキサンの混液で処理して結晶化し、次いでアセト
ンから再結晶すると、N、N−ジメチル−N−C2−(
8−クロロジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオ
キシ)エチル〕アミンのN−オキシド5.4gを得る。
これを常法によりマレイン酸で処理してマレイン酸塩に
導き、メタノールから再結晶すると、mp17・2〜1
76℃(分解)のN、N−ジメチル−N−(2−(8−
クロロジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシ
)エチル〕アミンのN−オキシドのマレイン酸塩5.1
を得る。
導き、メタノールから再結晶すると、mp17・2〜1
76℃(分解)のN、N−ジメチル−N−(2−(8−
クロロジベンゾ(b、f)チェピン−10−イルオキシ
)エチル〕アミンのN−オキシドのマレイン酸塩5.1
を得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Xはハロゲン、Aは低級アルキレン基。 R1およびR2は低級アルキル基をそれぞれ意味する) で示されるアミン誘導体を酸化して一般式(式中、X、
A 、R4およびR2は前と同じ意味)で示されるN、
N−ジアルキル−N−(ジベンゾ(b、f)チェピン−
10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導
体またはその塩類を得ることを特徴とするN、N−ジア
ルキル−N =(ジベンゾ(b、f)チェピン−10−
イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体のH
進法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11405875A JPS5811870B2 (ja) | 1975-09-19 | 1975-09-19 | N、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ〔b,f〕チエピン−10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11405875A JPS5811870B2 (ja) | 1975-09-19 | 1975-09-19 | N、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ〔b,f〕チエピン−10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5236680A JPS5236680A (en) | 1977-03-22 |
JPS5811870B2 true JPS5811870B2 (ja) | 1983-03-04 |
Family
ID=14627964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11405875A Expired JPS5811870B2 (ja) | 1975-09-19 | 1975-09-19 | N、N−ジアルキル−N−(ジベンゾ〔b,f〕チエピン−10−イルオキシアルキル)アミンのN−オキシド誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811870B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06300297A (ja) * | 1993-04-09 | 1994-10-28 | Nepon Kk | 複数熱源無圧温水機 |
-
1975
- 1975-09-19 JP JP11405875A patent/JPS5811870B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5236680A (en) | 1977-03-22 |
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