JPS5811703B2 - ジキキロクサイセイソウチニ オケル カセツトリダツソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録再生装置のカセット上下機構に付加
したカセット離脱装置に関するものである。

従来の磁気記録再生装置のカセット上下機構に就いて第
１図−ａ及びｂを参照し乍ら説明する。

カセットａは、その内部に供給り一ル、巻取りリール（
共に図示せず）、磁気テープｂ等を具備する現在市販さ
れているものである。

前記カセットａを保持するケースＣは、支持軸ｄ（左右
に２本有る）に固定されたモーター等（図示せず）の駆
動力により該支持軸ｄの上下動に伴い上昇、下降する。

前記支持軸ｄの軸受けｅは、シャーシｊに固定されてい
る。

スイッチｆ及びｇは、前記ケースＣの上限及び下限位置
を検出し、スイッチｈは前記カセットａが前記ケースＣ
に完全に挿入された事を検出する。

前記ケースＣ及びカセットａが下降した時、前記カセッ
トａの位置を決定する位置決めピン１は、シャーシｊに
固定されている。

引き出しピンには、前記カセットａが下降完了後膣カセ
ット取出より前記磁気テープｂを引き出し、回転ヘッド
、固定ヘッド、キャプスタン（全て図示せず）等に巻き
付ける。

引き続き第１図−ａ及びｂの動作を説明する。

カセットａがケースＣに挿入されスイッチｈが導通後他
のモードスイッチ（図示せず）が押されると、モータ（
図示せず）の駆動力に依り支持軸ｄが下降を開始し、ス
イッチｇが導通する事に依り下降を停止させる。

この時、カセツ）ａは位置決めピンｊに依り位置決定さ
れ、シャーシｊには、供給リール、巻取りリール台（図
示せず）等が具備されており、該カセットａ内のリール
が該Ｊ−ル台に装填される。

又、この状態より引き出しピンｋが出て行けば、ローデ
ィングモードとなる。

カセットａ′は下降完了の状態を示す。

次に下降完了位置からカセットａ′を上昇させるには、
別上昇スイッチ（図示せず）の導通信号に依るモータ（
図示せず）等の駆動力に依り、支持軸ｄを上昇させ、ス
イッチｆの導通に依り上昇を停止させる。

この状態でカセットａを取り出す。現方式のメカニズム
では、カセットａを上昇完了位置より手で取り出す為掴
み代としてケースＣをカセットａの奥行き寸法より小さ
くする必要がある。

使用者にとっては、掴み代が大きい方がカセットａの取
り出し及び挿入が容易な事は言うまでも無いが、ケース
Ｃの寸法にも限度がある。

以上述べた欠点に鑑み、本発明に於いては上昇完了時点
でカセットを自動的に前方向に押し出す機構を付加する
ことに依り、上記欠点を取り除くものである。

次に、本発明の一実施例を図面を参照し乍ら説明する。

第２図−ａ及びｂに於いて、供給リール、巻取リール、
磁気テープ（全て図示せず）等を具備した公知の磁気記
録再生用カセット１は、ケース２に保持され、シャーシ
４に固定された軸受け（図示せず）は、モータ（図示せ
ず）等の駆動により上昇・下降可能な支持軸３に固定さ
れている。

押し出しレバーＡ６．Ｂ１１は前記ケース２の固定軸１
０の回りに回動可能である。

前記押し出しレバーＡ６．Ｂ１１には、各々その先端部
に固定軸８及びローラー９が具備されている。

又、押し出しレバーＡ６．Ｂ１１は、各々スプリング７
゜１２に依り矢印方向に付勢され、前記ケース２の切断
部で固定軸８に依り停止しているが、カセット１が挿入
されれば二点鎖線で示された位置迄スプリング７．１２
に逆って回動させられる。

次に第２図＝ａ中の点線Ａ内を第３図−ａ及びｂを用い
て説明する。

押し出しレバーＡ６には、その先端部に長孔部６ａがあ
り、押し出しレバーＢ１１上のロックピン１４が挿入さ
れ該押し出しレバーＡ６．Ｂ１１が同時に回動する様に
なっている。

又、押し出しレバーＢ１１にはピン１３がかしめられて
いる。

ロックレバ−１５は該ケース２の固定軸１７の回りに回
動可能で、その一部に角形の孔１５ａ及びピン１８を中
心に回動可能なロック解除レバー２０を具備している。

又、ロックレバ−１５は圧縮スプリング２１で矢印ａ方
向に付勢されている。

ロック解除レバー２０は一方をロックレバ−１５、他方
をロック解除レバー２０自身に固定されたスプリング１
９により矢印す方向に回動可能であるが、該ロック解除
レバー２０の一端で長孔部を有するロッド１６に依り、
ピン１３を介して押し出しレバーＢ１１に依り、第３図
−ａ及びｂの如く規制されている。

又、ロック解除レバー２０の他端には、突起２０ａがあ
る。

又、シャーシ４にはロック解除レバー２０の先端が入る
のに充分大きな孔４ａを有している。

第２図以下では、第１図で説明したカセット検出スイッ
チ、カセット上昇位置、下降位置検出スイッチ、カセッ
ト位置決め軸、テープ引き出しピン等を省略したが、本
発明は第１図の内容に第２図以下の内容を付加したもの
であるので、説明上は何ら問題のないのは明白である。

次に動作説明を行う。

第２図に於いて、カセット１を挿入し、１′の位置迄挿
入して行くとローラー８を介して押し出しレバーＡ６．
Ｂ１１が固定軸５，１０の回りをスプリング７．１２に
坑し一点鎖線の位置迄回動する。

次に第２図−ａの点線Ａ内の詳細図、第３図及び第４図
を用いて説明する。

第３図は、押し出しレバーＡ６．Ｂ１１が回動される前
の状態を示しているが、この状態でロックレバ−１５は
圧縮スプリング２１に依り矢印ａ方向に回動しようとし
ているがピン１４に当って回動しない。

又、ロッド１６によりロック解除レバー２０は、スプリ
ング１９に抗して実線状態迄引っ張られている。

此ｉの状態より、カセット１を挿入して行き押し出しレ
バーＡ６．Ｂ１１を一点鎖線（第１図の一点鎖線に同じ
）の位置迄回動するとピン１４がロックレバ−１５の角
孔１５ａに入りロックレバ−１５は矢印ａ方向に回動さ
れ、押し出しレバーＡ６゜Ｂ１１をロックする。

又、ロック解除レバー２０も当初ロッド１６で引っ張ら
れていたが、押し出しレバーＢ１１上のピン１３の移動
に伴いスプリング１９の力に依り矢印す方向に回動可能
となり、シャーシ４上の孔ｉ４ａと第４図の実線で示す
如く当接する。

なお、ピン１３の移動量はロック解除レバー２０の先端
部の移動量よりも大きく、カセット１挿入完了位置では
ロッド１６はその先端長孔部でピン１３と遊動する。

２ 次に、第４図の状態よりモーター（図示せず）等の
駆動力に依り、カセット１及びケース２が支持軸３に従
い下降して行き位置決めスイッチ（図示せず）等の導通
に依り下降を停止する。

下降完了位置は第４図の一点鎖線でシャーシ４の位置イ
を示す。

此の状態で種々のモード（例えばローディング、アンロ
ーディグ等）が可能となる。

次に、此の状態よりカセット取り出しスイッチ（図示せ
ず）等の信号に依りモータ（図示せず）等の駆動力によ
り、ケース支持軸３が上昇を開始しカセット１及びケー
ス２が一体となり上昇しシャーシ４が４／の位置迄来る
と、ロック解除レバー２０の先端突起部２０ａがシャー
シ４の孔４ａの端に引っかかりロックレバ−１５を反時
計方向へ回動せしめる。

此の後なおもケース２は上昇を続は第３図のロック解除
レバー２０（一点鎖線で示す）とロックレバ−１５が第
３図で示す様な関係になると、押し出しレバーＢ１１上
のピン１４がロックレバ−１５上の角孔１５ａより抜け
る為、スプリング７．１２の力に依り押し出しレバーＡ
６、Ｂ１１は回動せられ、カセット１は第２図に示す１
′の位置迄移動させられる。

この時押し出しレバーＢ１１上のピン１３に連結されて
いるロンド１６に依りロック解除レバー２０は第３図の
実線で示す状態に戻る。

なお、此の動作中もケース２は上昇を続け、上限検出ス
イッチ（図示せず）の動作に依り停止する。

その時のシャーシ４は実線で示す４の位置にある。

従って、又、続いてカセット１を挿入すれば前記説明で
も明白な様に同一の動作が出来るのは言う迄もない。

又、カセット１がケース２に無い状態で該ケース２を下
降させても何ら支障は無いのも言う迄もない。

以上述べた如く、本発明に於いては従来のものに簡単な
機構を追加することに依り、使用者にとってカセットの
装着及び離脱操作を容易ならしめる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図−ａ及びｂは、従来のカセット離脱装置の平面図
及び側面図、第２図−ａ及びｂは、本発明に依る実施例
の全体図の平面図及び側面図、第３図及び第４図は、第
２図−ａ中の点線Ａ内の詳細図で、第３図ａ−ｃはカセ
ット挿入未完状態を、第４図−ａ及びｂはカセット挿入
完了状態を示す。 １・・・・・・カセット、２・・・・・・ケース、６．
１１・・・・・・押し出Ｌレバー、１５・・・・・・ロ
ックレバ−１２０・・・・・・ロック解除レバー、２１
・・・・・・圧縮スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 磁気記録再生装置でカセットを該装置本体内のカセ
   ット保持装置に挿入後カセットがモーター等の駆動力に
   より自動的に降下しリール台等に嵌合する装置に於いて
   、固定部材が設けられた一対の押し出しレバーと、該押
   し出しレバーを一方向に附勢する弾性材と、上記固定部
   材と係合する保合部を有し弾性材の力に抗して上記押し
   出しレバーをロックするロックレバ−と、該ロックレバ
   −に一端が回動自在に連結され、また他端には突起を有
   しカセット上昇時に押し出しレバーに設けられた固定部
   材とロックレバ−に設けられた係合部とのロックを解除
   するロック解除レバーと、該ロック解除レバーと押し出
   しレバーを連結する手段と、カセット上昇時上記ロック
   解除レバーに設けられた突起を係止する係止手段とを備
   え、カセット取出し時保持装置の上昇によりロック解除
   レバーの突起が係止手段に係止されてロックレバ−と押
   し出しレバーのロックが解除されるようにしたことを特
   徴とする磁気記録再生装置に於けるカセット離脱装置。