JPS5811525Y2 - 電動鉋におけるカツタ−ブロツク - Google Patents
電動鉋におけるカツタ−ブロツクInfo
- Publication number
- JPS5811525Y2 JPS5811525Y2 JP17896578U JP17896578U JPS5811525Y2 JP S5811525 Y2 JPS5811525 Y2 JP S5811525Y2 JP 17896578 U JP17896578 U JP 17896578U JP 17896578 U JP17896578 U JP 17896578U JP S5811525 Y2 JPS5811525 Y2 JP S5811525Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter block
- correction
- balance
- center
- electric plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電動鉋におけるカッターブロックに関する。
電動鉋におけるカッターブロック1は、第1図に示す如
く、前定盤2と後定盤3間の窓孔4部分において、図示
しない機枠に回転自在に軸支されて、図示しないモータ
により駆動回転されるもので、欠円形状に設けられて、
欠内部を刃物受は部5.5′となし、該刃物受は部5,
5′上に切削刃6,6′を刃物押え7,7′を介してボ
ルト8,8′着して成ることは周知である。
く、前定盤2と後定盤3間の窓孔4部分において、図示
しない機枠に回転自在に軸支されて、図示しないモータ
により駆動回転されるもので、欠円形状に設けられて、
欠内部を刃物受は部5.5′となし、該刃物受は部5,
5′上に切削刃6,6′を刃物押え7,7′を介してボ
ルト8,8′着して成ることは周知である。
このカッターブロック1は、電動鉋として高い切削精度
を得る為には円滑に駆動回転されなければならないから
、機枠への軸支には細心の注意が必要であることは勿論
のこと、その為にはカッターブロック自体が軸方向及び
円周方向並びに半径方向全てにおいて重量がバランスさ
れていなければならない。
を得る為には円滑に駆動回転されなければならないから
、機枠への軸支には細心の注意が必要であることは勿論
のこと、その為にはカッターブロック自体が軸方向及び
円周方向並びに半径方向全てにおいて重量がバランスさ
れていなければならない。
しかし特殊形状である為頭初からバランスされた状態に
製作することは困難である為、一般にはバランス修正穴
を穿孔することによってバランス修正を行っている。
製作することは困難である為、一般にはバランス修正穴
を穿孔することによってバランス修正を行っている。
このバランス修正穴は、切削時に発生する切削屑等が詰
まって、修正されたバランスがくずれないように一般に
は、切削刃6で覆われるところの刃物受は部5に設けら
れるものであるが、従来のカッターブロックによると第
2図に示す如く、修正位置決めを行わずにバランス修正
穴9はランダムに開けである為、バランス修正には、カ
ッターブロックが特殊形状であることもあって、角度調
整ゲージ等の治具を必要とし、又修正作業にかなりの熟
練を必要とし且つ非能率的であるばかりかバランス修正
精度も悪かった。
まって、修正されたバランスがくずれないように一般に
は、切削刃6で覆われるところの刃物受は部5に設けら
れるものであるが、従来のカッターブロックによると第
2図に示す如く、修正位置決めを行わずにバランス修正
穴9はランダムに開けである為、バランス修正には、カ
ッターブロックが特殊形状であることもあって、角度調
整ゲージ等の治具を必要とし、又修正作業にかなりの熟
練を必要とし且つ非能率的であるばかりかバランス修正
精度も悪かった。
即ち図において、例えば角度αにアンバランス量G(m
g)がある時、このアンバランス量は半径rとする円周
上に存在するが、実際の修正面はAの位置での修正とな
るので、アンバランス量を正確に修正することは困難で
ある。
g)がある時、このアンバランス量は半径rとする円周
上に存在するが、実際の修正面はAの位置での修正とな
るので、アンバランス量を正確に修正することは困難で
ある。
又このA位置での修正で致命的な欠点は、バランス修正
穴9の中心が円の中心即ちカッターブロック1の中心に
向って切削するものではなく、刃物受は部のX面に垂直
に切削する為、穴9の深さによって修正角度が拡がり、
修正誤差を生じ、ベクトルの位置がずれる原因になるこ
とであった。
穴9の中心が円の中心即ちカッターブロック1の中心に
向って切削するものではなく、刃物受は部のX面に垂直
に切削する為、穴9の深さによって修正角度が拡がり、
修正誤差を生じ、ベクトルの位置がずれる原因になるこ
とであった。
そこで本考案は上述従来の事情に鑑みて検討の結果、バ
ランス修正位置を、カッターブロック本体の中心で直角
に交わる2直線上の刃物受は部に設定し、ベクトル合成
により簡単な計算によってバランス修正を確実且正確に
行なうことのできるカッターブロックを得たものである
。
ランス修正位置を、カッターブロック本体の中心で直角
に交わる2直線上の刃物受は部に設定し、ベクトル合成
により簡単な計算によってバランス修正を確実且正確に
行なうことのできるカッターブロックを得たものである
。
以下本考案の実施例を示した図面について詳述する。
尚説明の便宜上図において従来例と同一符号は同一部材
及び同一部分を示す。
及び同一部分を示す。
第3図において、円周の対称位置を欠円して平らな刃物
受は部5,5′を対称に設けた欠円形状を有するカッタ
ーブロック本体1′の上記刃物受は部5.5′には、上
記カッターブロック本体1′の中心Oで直角に交わる2
直線a、a’上に位置させて4個の座グリ10.10’
、10”、10”’を設け、この各座グリを修正位置と
するものである。
受は部5,5′を対称に設けた欠円形状を有するカッタ
ーブロック本体1′の上記刃物受は部5.5′には、上
記カッターブロック本体1′の中心Oで直角に交わる2
直線a、a’上に位置させて4個の座グリ10.10’
、10”、10”’を設け、この各座グリを修正位置と
するものである。
上記座グリ10.10’、 10”、 10”’は、カ
ッターブロック本体1′の長軸方向における直線b−b
’に対して上記2直線a、a’が図において上下対称に
、且つ2直線a、a’のなす角度βが90°になるよう
に予め設定して設けてあって、各座グリ10.10’、
10”。
ッターブロック本体1′の長軸方向における直線b−b
’に対して上記2直線a、a’が図において上下対称に
、且つ2直線a、a’のなす角度βが90°になるよう
に予め設定して設けてあって、各座グリ10.10’、
10”。
10″の面11.11“は直線aに対して、文面11’
、11””は直線a′に対して夫々直角に設けてあり、
各修正位置において、図示の如く、図示しないドリルに
よって穿孔されるバランス修正穴9,9が仮想円Cの中
心即ち、カッターブロック本体1′の中心Oに向かう様
に上記座グリ10 、10’、 10”、 10”’は
設けてなるものである。
、11””は直線a′に対して夫々直角に設けてあり、
各修正位置において、図示の如く、図示しないドリルに
よって穿孔されるバランス修正穴9,9が仮想円Cの中
心即ち、カッターブロック本体1′の中心Oに向かう様
に上記座グリ10 、10’、 10”、 10”’は
設けてなるものである。
しかして上記構成において、予め設定して設けである座
グリ10・・・・・・の面11・・・・・・に対しドリ
ルを直角にあて1バランス修正穴9を加工すれば、当該
バランス修正穴9はカッターブロック本体1′の中心に
向けて形成されるので、修正角度αに誤差を生じること
はない。
グリ10・・・・・・の面11・・・・・・に対しドリ
ルを直角にあて1バランス修正穴9を加工すれば、当該
バランス修正穴9はカッターブロック本体1′の中心に
向けて形成されるので、修正角度αに誤差を生じること
はない。
しかし修正量は、カッターブロック本体1′が欠円形状
などの特殊な形状である為、実際修正する量は、半径r
と、中心Oから座グリ10・・・・・・までの距離Zと
の比の割合で補正係数を乗じなくてはならない。
などの特殊な形状である為、実際修正する量は、半径r
と、中心Oから座グリ10・・・・・・までの距離Zと
の比の割合で補正係数を乗じなくてはならない。
即ちカッターブロックのバランス修正は、図においてX
=cos a G、 Y =tan a Xの一般式
によるベクトル合成により、簡単な計算によって正確に
行うことができる。
=cos a G、 Y =tan a Xの一般式
によるベクトル合成により、簡単な計算によって正確に
行うことができる。
以上説明したように本考案のカッターブロックによれば
、カッターブロックのバランス修正を簡単な計算によっ
て正確に且つ精度良く、シかも能率的に行うことができ
ると共に、切削刃取外し後のバランスくずれも低減でけ
、更に構造簡単であって製作容易であるから安価に実施
できる等の実用的効果がある。
、カッターブロックのバランス修正を簡単な計算によっ
て正確に且つ精度良く、シかも能率的に行うことができ
ると共に、切削刃取外し後のバランスくずれも低減でけ
、更に構造簡単であって製作容易であるから安価に実施
できる等の実用的効果がある。
第1図は電動鉋におけるカッターブロックの一使用例を
示した縦断面図、第2図は従来のカッターブロックを示
した側面図、第3図は本考案に係るカッターブロックを
示した側面図である。 1・・・・・・カッターブロック、1′・・・・・・カ
ッターブロック本体、5.5′・・・・・・刃物受は部
、9・・・・・・バランス修正穴、10.10’、10
″、10“′・・・・・・座グリ、a、a’−・・・・
・カッターブロック本体の中心で直角に交わる直線、O
・・・・・・カッターブロック本体の中心。
示した縦断面図、第2図は従来のカッターブロックを示
した側面図、第3図は本考案に係るカッターブロックを
示した側面図である。 1・・・・・・カッターブロック、1′・・・・・・カ
ッターブロック本体、5.5′・・・・・・刃物受は部
、9・・・・・・バランス修正穴、10.10’、10
″、10“′・・・・・・座グリ、a、a’−・・・・
・カッターブロック本体の中心で直角に交わる直線、O
・・・・・・カッターブロック本体の中心。
Claims (1)
- 側面が欠円形状を有するカッターブロック本体1′の刃
物受は部5,5′に、前記カッターブロック本体の中心
Oで直角に交わる2直線a、a’上にバランス修正穴9
・・・・・・を穿孔可能に前記2直線と直角に座グリ1
0.10’、 10”、 10”’を夫々設けて戊るこ
とを特徴とする電動鉋におけるカッターブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17896578U JPS5811525Y2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 電動鉋におけるカツタ−ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17896578U JPS5811525Y2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 電動鉋におけるカツタ−ブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5596705U JPS5596705U (ja) | 1980-07-04 |
JPS5811525Y2 true JPS5811525Y2 (ja) | 1983-03-04 |
Family
ID=29189935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17896578U Expired JPS5811525Y2 (ja) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | 電動鉋におけるカツタ−ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811525Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-28 JP JP17896578U patent/JPS5811525Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5596705U (ja) | 1980-07-04 |
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