JPS5811499B2 - ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金 - Google Patents
ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS5811499B2 JPS5811499B2 JP2949278A JP2949278A JPS5811499B2 JP S5811499 B2 JPS5811499 B2 JP S5811499B2 JP 2949278 A JP2949278 A JP 2949278A JP 2949278 A JP2949278 A JP 2949278A JP S5811499 B2 JPS5811499 B2 JP S5811499B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- core material
- aluminum alloy
- alloy
- brazing sheets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はプレージングシートの芯材用アルミニウム合
金に関する。
金に関する。
アルミニウム構造物のろう付けには、アルミニウム又は
その合金からなる芯材上に、ろう材（一般にＡｌ−６〜
１２％Ｓｉ合金）を皮材として設けたいわゆるブレージ
ング−シートが用いられている。
その合金からなる芯材上に、ろう材（一般にＡｌ−６〜
１２％Ｓｉ合金）を皮材として設けたいわゆるブレージ
ング−シートが用いられている。
ろう付けは、Ａｌ−Ｓｉ合金ろう（Ｓｉ６〜１３％程度
）を用いた場合、一般に６００〜６１０℃前後の温度で
行なわれるが、浸漬ろう付では溶融フラックス浴中に構
造物を浸漬する前に、ろう材の固相温度以下の比較的高
温で長時間の予熱が必要であり、また通常の炉中ろう付
でもとくに大型構造物では、しばしばろう付前の予熱が
行なわれる。
）を用いた場合、一般に６００〜６１０℃前後の温度で
行なわれるが、浸漬ろう付では溶融フラックス浴中に構
造物を浸漬する前に、ろう材の固相温度以下の比較的高
温で長時間の予熱が必要であり、また通常の炉中ろう付
でもとくに大型構造物では、しばしばろう付前の予熱が
行なわれる。
このように予熱が行な９れる場合には、皮材中のＳｉが
芯材（一般にＡＡ３００３合金、ＡＡ６９５１合金など
）中へ拡散して、皮材中のＳｉの不足を来すなどの現象
もあり、接合不良を生じる。
芯材（一般にＡＡ３００３合金、ＡＡ６９５１合金など
）中へ拡散して、皮材中のＳｉの不足を来すなどの現象
もあり、接合不良を生じる。
また、ろう付は前に予熱が行われない場合にも、例えば
フィン材にブレージング・シートを用いた場合には板厚
が非常に薄いので、構造物の自重や治具の重さにより、
ろう付は時にフィンが座屈し、その結果ろう付は後の寸
法が所定の範囲に入らないことがある。
フィン材にブレージング・シートを用いた場合には板厚
が非常に薄いので、構造物の自重や治具の重さにより、
ろう付は時にフィンが座屈し、その結果ろう付は後の寸
法が所定の範囲に入らないことがある。
この発明は従来のプレージングシートの前記問題点を解
決することを目的としてなされたものであり、その要旨
とするところは、Ｍｎ、０．４〜１．５％、ＳｉＯ，６
５〜１．６％を必須合金成分として含み、残部アルミニ
ウムからなることを特徴とするプレージングシートの芯
材用アルミニウム合金にあり、上記成分を組合せた芯材
を用いることにより耐座屈強度およびろう付は性のすぐ
れたプレージングシートが得られる。
決することを目的としてなされたものであり、その要旨
とするところは、Ｍｎ、０．４〜１．５％、ＳｉＯ，６
５〜１．６％を必須合金成分として含み、残部アルミニ
ウムからなることを特徴とするプレージングシートの芯
材用アルミニウム合金にあり、上記成分を組合せた芯材
を用いることにより耐座屈強度およびろう付は性のすぐ
れたプレージングシートが得られる。
０．４〜１．５％のＭｎは合金に対してとくに強度およ
び耐食性を与えるとともにろう付は性を向上させる。
び耐食性を与えるとともにろう付は性を向上させる。
Ｍｎが０．４％より少ないとこれらの効果が認められな
い。
い。
１．５％をこえると巨大なＡｌ−Ｍｎ系化合物が形成さ
れて圧延加工性を阻害する。
れて圧延加工性を阻害する。
Ｓｉは皮材中のＳｉの芯材中への拡散を抑制し、Ｍｎと
ともにプレージングシートのろう付は性を良好にすると
ともに座屈強度を向上させる。
ともにプレージングシートのろう付は性を良好にすると
ともに座屈強度を向上させる。
Ｓｉが０．６５％未満では皮材中のＳｉが芯材へ拡散す
るのを防止する効果が少なく、良好なろう付は接合が得
られない。
るのを防止する効果が少なく、良好なろう付は接合が得
られない。
また座屈強度向上効果も少ない。
１．６％をこえると融点を低下させ、ろう付は時に芯材
が溶融するおそれがある。
が溶融するおそれがある。
なお主要合金成分であるＭｎ、Ｓｉの他に、機械的性質
の向上、濡れ性の改良などを目的として、例えばＴｉ１
Ｂ、Ｚｒ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｍｇ１Ｚｎ。
の向上、濡れ性の改良などを目的として、例えばＴｉ１
Ｂ、Ｚｒ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｍｇ１Ｚｎ。
Ｃｕ、Ｆｅなどが微量含まれてもよい。
実施例
Ａｌ−１，２％Ｍｎ−１％Ｓｉ合金およびＡｌ−１，２
％Ｍｎ−１％５ｉ−０．１％Ｔｉ合金を芯材とし、両面
に皮材Ａｌ−７，５％Ｓｉを被覆したブレ−ジングシー
トフィン材（板厚０．１６ｍｍ、皮率１０％）をコルゲ
ート加工し、純アルミニウムの扁平蛇行管を組合せて熱
交換器モデルを組立て、６０５℃で３分間炉中ろう付け
を行なったところ、Ｓｉの芯材への拡散は認められず、
きわめて良好なろう付は接合が得られた。
％Ｍｎ−１％５ｉ−０．１％Ｔｉ合金を芯材とし、両面
に皮材Ａｌ−７，５％Ｓｉを被覆したブレ−ジングシー
トフィン材（板厚０．１６ｍｍ、皮率１０％）をコルゲ
ート加工し、純アルミニウムの扁平蛇行管を組合せて熱
交換器モデルを組立て、６０５℃で３分間炉中ろう付け
を行なったところ、Ｓｉの芯材への拡散は認められず、
きわめて良好なろう付は接合が得られた。
またこの熱交換モデルではフィンが座屈せず、形状の変
形はなかった。
形はなかった。
一方Ａｌ−１，２％Ｍｎ−０，３％Ｓｉ合金を芯材とし
、両面に皮材Ａｌ−７，５％Ｓｉを被覆したプレージン
グシートフィン材（板厚０．１６ｍｍ、皮率１０％）を
用いて同様の熱交換器モデルを組立て、同じ条件で炉中
ろう付けを行なったところ、ところどころ接合不良部が
認められ、又、熱交換器の自重および治具の重量のため
ろう付は中に著しく変形した。
、両面に皮材Ａｌ−７，５％Ｓｉを被覆したプレージン
グシートフィン材（板厚０．１６ｍｍ、皮率１０％）を
用いて同様の熱交換器モデルを組立て、同じ条件で炉中
ろう付けを行なったところ、ところどころ接合不良部が
認められ、又、熱交換器の自重および治具の重量のため
ろう付は中に著しく変形した。
Claims (1)
- Ｉ Ｍｎ０．４〜１．５％、ＳｉＯ，６５〜１．６％を
必須合金成分として含み、残部アルミニウムからなるこ
とを特徴とするプレージングシートの芯材用アルミニウ
ム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2949278A JPS5811499B2 (ja) | 1978-03-15 | 1978-03-15 | ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2949278A JPS5811499B2 (ja) | 1978-03-15 | 1978-03-15 | ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54121213A JPS54121213A (en) | 1979-09-20 |
| JPS5811499B2 true JPS5811499B2 (ja) | 1983-03-03 |
Family
ID=12277562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2949278A Expired JPS5811499B2 (ja) | 1978-03-15 | 1978-03-15 | ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5811499B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61179198A (ja) * | 1985-11-26 | 1986-08-11 | 株式会社東芝 | 縦形アイロン収納ケ−ス |
| JPS61179200A (ja) * | 1985-11-26 | 1986-08-11 | 株式会社東芝 | アイロン収納ケ−ス |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5837376B2 (ja) * | 1980-04-10 | 1983-08-16 | 住友軽金属工業株式会社 | フイン用アルミニウム合金 |
| JPS5719351A (en) * | 1980-07-04 | 1982-02-01 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Kk | Rolled aluminum plate with high strength and its manufacture |
| JPS62158850A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用Ａｌ合金フイン材 |
| JPS62174344A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-07-31 | Mitsubishi Alum Co Ltd | すぐれた耐垂下性および室温強度を有する熱交換器用Ａｌ合金 |
| JPS63118044A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-23 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐食性にすぐれた熱交換器用高強度Ａｌ合金ブレ−ジングシ−ト |
-
1978
- 1978-03-15 JP JP2949278A patent/JPS5811499B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61179198A (ja) * | 1985-11-26 | 1986-08-11 | 株式会社東芝 | 縦形アイロン収納ケ−ス |
| JPS61179200A (ja) * | 1985-11-26 | 1986-08-11 | 株式会社東芝 | アイロン収納ケ−ス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54121213A (en) | 1979-09-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5811499B2 (ja) | ブレ−ジングシ−トの芯材用アルミニウム合金 | |
| JP3360026B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートのろう付け方法 | |
| JPH04263033A (ja) | 熱交換器用アルミニウムクラッド材 | |
| JPH1180870A (ja) | 強度および耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP3205410B2 (ja) | 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金ブレージングシート | |
| JP4263160B2 (ja) | アルミニウム合金クラッド材並びにそれを用いた熱交換器用チューブ及び熱交換器 | |
| JPH11315337A (ja) | ろう付け管形成用アルミニウム合金ブレージングシートおよびろう付け管 | |
| JP3164413B2 (ja) | アルミ製熱交換器部品の接合用材料とその接合方法 | |
| JPH0615701B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラツド材 | |
| JPH0261536B2 (ja) | ||
| JP2011000610A (ja) | 熱交換器用チューブ向けアルミニウム合金クラッド材およびそれを用いた熱交換器コア | |
| JP2000026931A (ja) | ろう付け管形成用アルミニウム合金ブレージングシートおよびろう付け管 | |
| JPH0688695A (ja) | アルミ製熱交換器用複合チューブとその製造方法 | |
| JP2749660B2 (ja) | アルミニウム製熱交換器 | |
| JP3164409B2 (ja) | アルミ製熱交換器用複合チューブとその製造方法 | |
| JP2783921B2 (ja) | 低温ろう付けアルミニウム合金製熱交換器 | |
| JP2933382B2 (ja) | 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金クラッド材 | |
| JPH05125477A (ja) | フイン用アルミニウム合金クラツド材 | |
| JP3246970B2 (ja) | アルミニウム製熱交換器用複合材 | |
| JPH04297541A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JPH02142672A (ja) | アルミニウム製熱交換器の製造方法 | |
| JPS5823197B2 (ja) | アルミニウムノ フラツクスナシロウヅケヨウロウゴウキン | |
| JPH04198448A (ja) | 熱交換器用高強度高耐食性アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP2862691B2 (ja) | アルミニウム部材の低温ろう付用ろう材 | |
| JPH0254735A (ja) | アルミニウムブレージングシート |