JPS58114941A - 紙を主体とした管状容器の製法及びこの製法により造られた紙を主体とした容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙を主体とした管状容器の製法−関するもので
、その構成は紙の内面にアルミ箔を、更にこのアルミ箔
の内面と紙の外面にヒートシール可能なプラスチック層
例えばポリエチレン層を形成して成る素材を円筒状に丸
めてその両端をヒートシールすると共に底をプラスチッ
クにて形成する際に、この底を形成すると同時に容器本
体に接着するもので、容器本体製造の能率化と耐水性の
向上を図ったものである。

紙を主体とした容器の利用は金属缶の廃棄に伴う環境汚
染の問題から、今後飛躍的に増加するものと考えられる
。

従来の紙を主体とした管状容器であって底及び口金に金
属を用いたものは底及び口金に対して端縁を＃上路カー
ルして結合している。

したがって、製造手段が複雑化すると共に内容物を充填
した容器を外部から水で冷却するとカール部分に露出し
た紙の断面から水が浸透して紙が膨大化したりラミネー
トに障害が発生したりする。

このため、紙製の容器の場合には用途に制限がある０ 本発明は斯かる欠点のない紙を主体、とじた管状容器の
製法を提案するもので、その実施例を詳記すると以下の
とおりである。

先ず、容器本体１を形成する素材の構成は第１図に示す
ように紙２の内面にアルミ箔層３を、更にこの内面と紙
の外面にポリエチレン層（ヒートシール層）４を形成し
て成るものである。

この素材を用いて丸め、その両端を第２図に示すように
重ね合わせてヒートシールする。このヒートシールに際
して、第３図に示すようにヒートバー５．５′のヒート
シール圧を通常より高めに設定しておき、溶けたポリエ
チレン４が流れ出て紙２の断面をａに示すように覆い、
断面が露出しないようにする。なお、ヒートシール温度
を高めに設定してもよい。このようにすると、容器の内
外において紙の断面から水が浸透する心配がなくなる。

なお、ポリエチレン４の溶出を多量にするため、ヒート
シール部分の層を厚くしておいてもよいＯ 上記のようにして円筒状に形成した容器本体１はそのま
までは真円性がない。そこで、これに真円性を附与する
と同時に底を形成する。この手段は底全体をプラスチッ
クにて形成するもので、第３図に示すように底を形成す
る金型６内に前記容器本体１の下縁１′を挿入し、ポリ
エチレンを材料とした底７を射出成形する。このように
すると、底７は成形と同時に下縁１′に接着する。

なお、ポリエチレンを材料とした底７の場合、ガスバリ
ヤ−性がないため、この底７内にアルミ箔層を形成する
ことが必要である。

この手段としては第５図（イ）、（ロ）、（ハ）の方法
が考えられる。即ち、打ち抜き成形したアルミ箔（両面
にポリエチレン層を貼り合わせである）１１を成形時に
金型６内に運び込み、底７内に鋳込んでしまう方法であ
る。このようにするとガスバリヤ−性が出るので、長期
保存性が保障できる。

次に上記のようにして底７を形成した容器本体はそのま
まであると日側即ち上縁１′側が紙の剛性により西洋菜
状は変形している。そこで、この変形を防止するため、
本発明は第６図に示すように行ってしまう。

以上の製法により造られた容器を示したのが第７図であ
り、内容物を充填したのちは環状体８の上に密封用の蓋
１０をヒートシールする。

本発明は以上のようにして紙を主体とした管状容器を製
造するもので、底７はその成形時に同時に容器本体１の
下縁１′と接着し、底成形能率が向上する。□この点は
容器本体１の上縁１′に形成する環状体９についても同
じである。

よって、本発明によれば真円性のある、そしてガスバリ
ヤ−性のある紙製容器′を能率的に生産することができ
ると共に容器のコストも安くなる効果がある。又、容器
本体の断面において紙２が露出しないので、水分の浸透
に関する心配はなくなり、紙を主体とした容器を多方面
において利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に利用されろ紙（素材）の断面図、第２
図は容器本体の断面図、第３図は容器本体の貼り合わせ
部の断面図、第４図は底成形の説明図、第５図（イ）、
（ロ）、（ハ）はアルミ箔を鋳込んだ底の構造を示す実
施例図、第６図は容器本体の上縁に形成する環状体成形
の説明図、第７図は本発明に係る容器の断面図である。 １・・・・・　容器本体、２・・・・・　紙、３・・・
・・　アルミ箔、４・・・・・　ポリエチレン層、５．
５′・・・・・ヒートシールバー、６．８・・・・・金
型、７・・・・・　底、９・・・・・環状体、１０・・
・・・蓋、１１・・・・・　アルミ箔。 特許出願人　村　永　幸　男 第１図 ム 第２図 第３図 第４図 （ハ） 　１１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　紙の内面にアルミ箔層を、更にこの内面にヒートシ
   ール用のプラスチック層を形成すると共に紙の外面にも
   ヒートシール用のプラスチック層を形成して成る素材を
   円筒状に形成してその両端を重ねて貼り合わせ、この貼
   り合わせにより形成された容器本体をプラスチック底成
   形用の金型内に挿入し、プラスチック製の底を成形する
   際に、この成形と同時に容器本体との接着を行う紙を主
   体ととした管状容器の製法。 ３　内外面にヒートシール用のプラスチック層を形成し
   て成る容器本体の上口縁にプラスチックの環状体を装着
   する際にこの環状体の成形金型内に上口縁を挿入し、こ
   のプラスチックの環状体の成形と同時に上口縁に対して
   環状体を接着する紙を主体とした管状容器の製法。 ４　紙を丸めてその両端をヒートシール法により接着す
   る際にヒートシール圧を所Ｙ以上に設定してこのヒート
   シール圧により溶出したプラスチックの製法。 ５　紙の内面にアルミ箔層を形成すると共にこの内面及
   び紙の外面にヒートシール可能なプラスチック層を形成
   した素材を丸めてその両端をヒートシールすることによ
   り容器本体を形成し、この容器本体の下縁には成！ＫＬ
   ！Ｊ！！、Ｍ−を同時に行ったプラスチック製の底を、
   上縁には底と同じように成形と接着を同時に行った環状
   体を形成して成る紙を主体とした容゛器。 ６　底の成形時にアルミ箔を一体に鋳込んで成形して成
   る特許請求の範囲第５項記載の紙を主体とした容器。