JPS5811247Y2 - 花瓶の固定具 - Google Patents

花瓶の固定具

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Publication number
JPS5811247Y2
JPS5811247Y2 JP1980036970U JP3697080U JPS5811247Y2 JP S5811247 Y2 JPS5811247 Y2 JP S5811247Y2 JP 1980036970 U JP1980036970 U JP 1980036970U JP 3697080 U JP3697080 U JP 3697080U JP S5811247 Y2 JPS5811247 Y2 JP S5811247Y2
Authority
JP
Japan
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bottom plate
vase
clamping pieces
synthetic resin
tightening
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980036970U
Other languages
English (en)
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JPS56140363U (ja
Inventor
長次郎 津久井
Original Assignee
明和プラスチックス工業有限会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 明和プラスチックス工業有限会社 filed Critical 明和プラスチックス工業有限会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は花瓶、特に合成樹脂製の花瓶を安定させるため
の熱可塑性合成樹脂からなる緊締枠を備えせしめて構成
した花瓶の固定具に関するものである。
従来、葬式の祭壇に飾る花瓶は倒れないようにするため
に、特に合成樹脂製の花瓶は軽量で僅かな外的影響で倒
れ易いので、紐等で緊縛しているのが通常であるが、こ
のように紐で緊縛する作業は手間のかかる面倒なもので
あるばかりでなく不体裁で景観を損ねてしまっていた。
そこで、紐で緊縛する代りに緊締具に嵌合させて花瓶を
安定固定させる手段が考えられ、この緊締具としては金
属製のものと合成樹脂製のものとが考えられるが、金属
材は花瓶の表面を傷つけ易いので不向きであり、合成樹
脂材は弾力性及び剛性に乏しいために引張り、曲り、剪
断応力に対する回復力が弱いばかりでなく弾撥力に欠け
るために満足な緊締力が得られ難い。
即ち、熱可塑性合成樹脂は、例えば、帯板状体を折り曲
げる場合には内側が異常に圧縮された外側が異常に引張
られるので塑性領域を超えたところで破損し、したがっ
て曲げ部の曲率範囲に対して限界があり、その結果満足
な緊締力が得られないばかりでなく、曲げ部に無理な力
が加えられて破損し易く、更には取り着は取り外しの頻
度の激しい場合に曲げ部に加えられる負担が大きく曲げ
部での破損を生じ易い欠点がある。
此の様に、熱可塑性合成樹脂は弾力性、剛性、及び弾撥
力の三つを同時に備えた緊締具として熱可塑性合成樹脂
製構造体を形成することは困難とされている。
本願考案は上記の点に鑑みてなされたもので、熱可塑性
合成樹脂により弾力性、剛性及び弾撥力の三つを同時に
備えさせ花瓶を起立維持する緊締力並びに保持力を有す
る緊締枠として熱可塑性合成樹脂製構造体を形威し、こ
の熱可塑性合成樹脂製緊締枠の構造体を台板に固着設置
せしめて構成した花瓶の固定具を提供せんとするもので
ある。
以下図面によって本考案実施の一例を説明すると、緊締
枠1は熱可塑性合成樹脂により一体成型され、この緊締
枠1は平板状の底板部2の外周縁全体を稍々下方へ傾斜
する周縁部3を有し、この周縁部3より一定間隔を置い
て複数枚の挟着片部4を折り曲げて一体的に突設垂立せ
しめ、この挾着片部4は横巾を広くする花弁状型として
横軸方向内側へ所定の弧度で彎曲する円弧面5を有し、
挟着片部4の基部で底板部2の周縁部3より同一傾斜角
度で僅かな長さ延長させて後に緩ろく大きいカーブを有
して上方へ略半円状に彎曲する曲げ部6を設けると共に
この曲げ部6より曲げ部6と反対側へ円弧形に反り返え
らせて挟着片部4を垂立させ更に挟着片部4の上端部7
を挟着片部4の円弧面5より外側へ反り返らせて形成せ
しめ、この緊締枠1の底板部2の中央部に透孔2′を貫
通穿設すると共に台板8に軸孔8′を貫通穿設し、螺子
軸9を底板部2の透孔2′より台板8の軸孔8′に貫通
させて挿着し、台板8の裏面に突出した螺子軸9にナツ
ト9′を螺着せしめて緊締枠1を台板8に螺子締めによ
り緊締自在に固定設置せしめて構威し、花瓶10を緊締
枠1の複数枚の挟着片部4間に嵌合緊締自在せしめる。
本考案は上記のような構成であるから、花瓶10を緊締
枠1に設置する場合には、花瓶10を台板8に備えられ
た緊締枠1に嵌合させ、そしてナツト9′を螺子軸9に
螺子締めする。
ナツト9′の螺子締めにより緊締枠1の底板部2が台板
8に押圧され、曲げ部6の弾性機能により挟着片部4が
花瓶10の外面に密着緊締せしめられる。
また、花瓶10を緊締枠1から取り外す場合には、ナツ
ト9′を緩ることにより底板部2の台板8に対する押圧
力が解除され、曲げ部6の塑性力により挟着片部4は花
瓶10の外面を密着する緊締力が緩められ、花瓶10を
緊締枠1から容易に取り外すことができる。
そして曲げ部6は底板部2の周縁部3の傾斜角に合せて
延長させた後に彎曲させているので緩ろく大きなカーブ
を備えさせて形成することができ、その結果曲げ部6は
大きなゆとりを備えて形成され、花瓶10を嵌め込む場
合に挟着片部4を開く時に曲げ部6にかかる負担は局部
的な狭い個所に集中することなく曲げ部6の全体で受け
ることになり曲げ部6に無理な力が加えられることが無
く曲げ部6の弾撥力は十分に確保することができる。
しかも挟着片部4の上端部7は外側に反りを備えたこと
により花瓶10を嵌め込む際の挟着片部4の開く角度を
小さくして曲げ部6に対する負担を減少させ、花瓶10
を激しい頻度で取り着は取り外ししても曲げ部6を破損
させることなく弾撥力を維持させることができる。
そして花弁状型の広い横巾を備えた挟着片部4は熱可塑
性合成樹脂の性質と相俟って柔和で密着性を備え優れた
握持力を有する。
そして更に横方向の円弧面5により挟着片部4の強度を
向上させる。
そして、緊締枠1に嵌合した花瓶10は極めて安定した
状態で設置されると同時に外観も体裁が良い。
従って本考案は挟着片部に優れた弾撥力を備えさせると
同時に取り着は取り外しの頻度の激しい場合でも弾撥力
を損なうことなく十分な挟着力を保持する熱可塑性合成
樹脂製構造体に戊る緊締枠を提供し、そして花瓶を傷つ
けることなく、シがも体裁良く祭壇に安定させて飾るこ
とができ、そして更に熱可塑性合成樹脂は型造りも容易
で量産可能である等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係るもので、第1図は斜視図、第2図は縦
断面図、第3図は平面図、第4図は底面図、第5図は花
瓶を嵌合設置して示す使用状態図である。 1・・・・・・緊締枠、2・・・・・・底板部、3・・
・・・・周縁部、4・・・・・・挟着片部、5・・・・
・・円弧面、6・・・・・・曲げ部、7・・・・・・上
端部、8・・・・・・台板、9・・・・・・蝶螺子、1
0・・・・・・花瓶。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成樹脂材により、底板部の外周より一定間隔
    を置いて複数枚の花弁状型の挟着片部を一体的に備えせ
    しめて成る緊締枠において、前記底板部は外周縁に所定
    角度で下方へ傾斜する傾斜周縁部を有せしめ、前記複数
    枚の挟着片部はそれぞれの基部を底板部の傾斜周縁部よ
    り同一角度で一体に延長すると共に緩い大きなカーブで
    上方へ略半円状に湾曲する曲げ部を有して突設形成せし
    め、底板部の中央部に透孔を貫通穿設し、螺子軸を底板
    部の透孔に貫通させ且台板に貫通挿着しナツトにより螺
    着緊締自在せしめて構成した花瓶の固定具。
JP1980036970U 1980-03-22 1980-03-22 花瓶の固定具 Expired JPS5811247Y2 (ja)

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JP1980036970U JPS5811247Y2 (ja) 1980-03-22 1980-03-22 花瓶の固定具

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JP1980036970U JPS5811247Y2 (ja) 1980-03-22 1980-03-22 花瓶の固定具

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JPS56140363U JPS56140363U (ja) 1981-10-23
JPS5811247Y2 true JPS5811247Y2 (ja) 1983-03-02

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ID=29632547

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528671U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138949U (ja) * 1977-04-06 1978-11-02

Patent Citations (1)

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JPS528671U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21

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JPS56140363U (ja) 1981-10-23

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