JPS5811182B2 - ホウソウメンセイゾウホウ - Google Patents
ホウソウメンセイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5811182B2 JPS5811182B2 JP50096750A JP9675075A JPS5811182B2 JP S5811182 B2 JPS5811182 B2 JP S5811182B2 JP 50096750 A JP50096750 A JP 50096750A JP 9675075 A JP9675075 A JP 9675075A JP S5811182 B2 JPS5811182 B2 JP S5811182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiled noodles
- sorbitol
- ascorbic acid
- zouhou
- mensei
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Noodles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は長期保存に適する包装茹麺の製造方法に関する
ものであって、常法によって製造された茹麺を酒石酸、
ソルビットおよびL−アスコルビン酸の混合水溶液に浸
漬し茹麺のPHを4.5以下にした後、合成樹脂等の袋
に密封しこれを加熱殺菌することを特徴とするものであ
る。
ものであって、常法によって製造された茹麺を酒石酸、
ソルビットおよびL−アスコルビン酸の混合水溶液に浸
漬し茹麺のPHを4.5以下にした後、合成樹脂等の袋
に密封しこれを加熱殺菌することを特徴とするものであ
る。
従来の長期保存例は過酸化水素を殺菌料として使用した
ためその使用量に制限があり人体に有害であるおそれが
ある。
ためその使用量に制限があり人体に有害であるおそれが
ある。
又茹麺を乳酸に浸漬した後これを包装加熱する方法があ
り長期保存には適するが異臭および酸味を除去し得ず食
味を著しく低下し商品価値を向上し難い欠陥があった。
り長期保存には適するが異臭および酸味を除去し得ず食
味を著しく低下し商品価値を向上し難い欠陥があった。
本発明は上記欠陥に鑑みなされたものであって、本発明
を実施例について説明すると、先ず酒石酸とソルビット
(D−ソルビットC6H1406) (甘味料)および
L−アスコルビン酸(CaHsOa)(ビタミンC)の
3者を混合(酒石酸およびL−アスコルビン酸にソルビ
ットを少くとも5%以上添加)した水溶液を製造し、常
法によって製造した茹麺を上記水溶液に30〜60秒間
浸漬することによって茹麺のPHを4.5以下に低下さ
せることができる。
を実施例について説明すると、先ず酒石酸とソルビット
(D−ソルビットC6H1406) (甘味料)および
L−アスコルビン酸(CaHsOa)(ビタミンC)の
3者を混合(酒石酸およびL−アスコルビン酸にソルビ
ットを少くとも5%以上添加)した水溶液を製造し、常
法によって製造した茹麺を上記水溶液に30〜60秒間
浸漬することによって茹麺のPHを4.5以下に低下さ
せることができる。
その後、合成樹脂等の袋に密封しこれを蒸気又は熱湯中
において約30分間加熱殺菌を施すものである。
において約30分間加熱殺菌を施すものである。
上記酒石酸酸によって茹麺のPHを4.5以下に低下さ
せると茹麺の防腐効果は第1表に示すように90日以上
となり長期保存の目的を達成することができるがその茹
麺には強い酸味と異臭が残留し食用には供し難いもので
ある。
せると茹麺の防腐効果は第1表に示すように90日以上
となり長期保存の目的を達成することができるがその茹
麺には強い酸味と異臭が残留し食用には供し難いもので
ある。
ところが上記の酸味および異臭はD−ソルビットなる甘
味料を少くとも5%添加することによって除去されるば
かりでなく風味を増加し食味を向上させることができる
。
味料を少くとも5%添加することによって除去されるば
かりでなく風味を増加し食味を向上させることができる
。
ところがD−ソルビットを混合すると上記酒石酸が稀釈
されてPHを4.5以下に低下させ難い。
されてPHを4.5以下に低下させ難い。
そこでL−アスコルビン酸(ビタミンC)を添加するこ
とによって上記PHを4.5以下に低下させることがで
きると共にL−アスコルビン酸には異臭がないしその酸
味は上記ソルビットによって除去される。
とによって上記PHを4.5以下に低下させることがで
きると共にL−アスコルビン酸には異臭がないしその酸
味は上記ソルビットによって除去される。
又上記ソルビットはL−アスコルビン酸(ビタミンC)
の安定剤であり、かつL−アスコルビン酸は密封包装袋
内の酸素と結合して酸素を消失させるから包装袋内の菌
の繁殖を抑制することができ茹麺の保存効果を助長する
ことができる。
の安定剤であり、かつL−アスコルビン酸は密封包装袋
内の酸素と結合して酸素を消失させるから包装袋内の菌
の繁殖を抑制することができ茹麺の保存効果を助長する
ことができる。
この第1表は茹麺のPHを下げることによって防腐効果
に何のような変化があるかを試験したものである。
に何のような変化があるかを試験したものである。
−・・・食用適、+・・・一部腐敗、廿・・・中程度の
腐敗、+・・・全面腐敗。
腐敗、+・・・全面腐敗。
(実験例)
酒石酸およびL−アスコルビン酸にソルビットを添加し
た溶液(PH43に調整)に茹麺(うどん)を浸漬し、
茹麺(うどん)のPHを45以下に保持し、その後これ
を合成樹脂の袋に入れ密封し加熱殺菌した。
た溶液(PH43に調整)に茹麺(うどん)を浸漬し、
茹麺(うどん)のPHを45以下に保持し、その後これ
を合成樹脂の袋に入れ密封し加熱殺菌した。
このようにした装入茹麺をパネルによる官能検査で酸味
テストおよび異臭テストを実施した結果は次の第2表お
よび第3表のとおりである。
テストおよび異臭テストを実施した結果は次の第2表お
よび第3表のとおりである。
上記第2表、第3表の試料は酸味、異臭テストとも同一
の茹麺を使用した。
の茹麺を使用した。
パネルは男10名(22オ〜60才)、女10名(18
才〜55才)で構成したものである。
才〜55才)で構成したものである。
本発明は上述の方法によったので、過酸化水素を殺菌料
として使用する必要がなくきわめて衛生的であると共に
、長期保存に適し、かつ酸味および酸臭(異臭)を除去
し得て食味良好な包装茹麺を容易に製造し得るものであ
る。
として使用する必要がなくきわめて衛生的であると共に
、長期保存に適し、かつ酸味および酸臭(異臭)を除去
し得て食味良好な包装茹麺を容易に製造し得るものであ
る。
Claims (1)
- 1 常法によって製造された茹麺を酒石酸、ソルビット
およびL−アスコルビン酸の混合水溶液に浸漬し茹麺の
PHを4.5以下にした後、合成樹脂等の袋に密封しこ
れを加熱殺菌することを特徴とする包装麺製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50096750A JPS5811182B2 (ja) | 1975-08-08 | 1975-08-08 | ホウソウメンセイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50096750A JPS5811182B2 (ja) | 1975-08-08 | 1975-08-08 | ホウソウメンセイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5221344A JPS5221344A (en) | 1977-02-17 |
JPS5811182B2 true JPS5811182B2 (ja) | 1983-03-01 |
Family
ID=14173338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50096750A Expired JPS5811182B2 (ja) | 1975-08-08 | 1975-08-08 | ホウソウメンセイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811182B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811831B2 (ja) * | 1978-05-26 | 1983-03-04 | 東洋製罐株式会社 | 密封包装食品 |
JPH02186955A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-23 | House Food Ind Co Ltd | 包装麺の製造方法 |
-
1975
- 1975-08-08 JP JP50096750A patent/JPS5811182B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5221344A (en) | 1977-02-17 |
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