JPS58109512A - 補強ポリブタジエンゴムの製造法 - Google Patents

補強ポリブタジエンゴムの製造法

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JPS58109512A
JPS58109512A JP20810781A JP20810781A JPS58109512A JP S58109512 A JPS58109512 A JP S58109512A JP 20810781 A JP20810781 A JP 20810781A JP 20810781 A JP20810781 A JP 20810781A JP S58109512 A JPS58109512 A JP S58109512A
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前原 信則
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宇多田 紀文
Yasushi Oda
泰史 小田
Hidetomo Ashitaka
芦高 秀知
Hideo Ishikawa
石川 英雄
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、沸騰n〜ヘキサン不不溶分5〜3束 関するものである。
1、3−ブタジェンをシス−1,4重合触媒の存在下に
重合して得られるシス−1.4ポリブタジエンは,タイ
ヤその他のゴム製品の原料として大量に製造されている
。シス−1.4ポリブタジエンから得られたゴム製品の
物理的性質が,特に反発弾性の良いこと1発熱量の小さ
いこと,耐摩耗性の優れていることなどの点で天然ゴム
からの製品よりも優れていることが,シス−1.:令ポ
リブタジェンの大雪に使用されている理由の一つである
。しかしながら、シス−1.4ポリブタジエンは,これ
から得られたゴム製品の引裂強度が小さく,耐屈曲(3
) 亀裂成長特注が小さいという欠点を有している。
このシス−1.4ポリブタジエンの有了る欠点を改門し
たポリブタジェンゴムとして,■,3ーブタジェン紫シ
スー1. 4重合触媒の存在下に重合してシス−1,4
ポリブタジエンを生成させ,続いて1。
2重合触媒の存在下に1.3−ブタジェンを重合するこ
とによって得られる新規なポリブタジェンが提案された
(特公昭4’;l−17666号公報)。
上記公報には,加硫すると引裂強度が大きく耐屈曲亀裂
成長特性が優れたポリブタジェンの製造実験例が記載さ
れている。
しかし、上記公報に記載されているポリブタジェンの製
′造法は,1.2重合触媒の一成分として二硫化炭素以
外いる方法であり,この二硫化炭素は1、2重合槽に添
加されており9重合反応終了後二誠化炭素を1.3−ブ
タジェンや不活性有機溶媒と。
特に1,3−プタジ汗5、ンと蒸留によっては完全に分
1へ)。
離することか困難であり,一方,二硫化炭素は水分の不
存仕丁にノ・ロゲン含有の有機アルミニウム化食物と接
触すると,特にコバルト化合物の共存(4) 下では, 1ii11反応を起こしやすく,この副反応
で生成する副反応生成物が1,3−ブタジェンのシス−
1、4重合を著るしく阻害するため,二硫化炭素の取扱
いがむつかしく,そのため前記ポリブタジェンの製造葡
実用化することが困難であった。
そこで、この発明者らは,上記の優れた物性を有するポ
リブタジェンゴムの連続的な製造法を提供することを目
的として鋭意研究した結果,この発明を完成した。
すなわち、この発明は,不活性有機溶媒、中で1。
3−ブタジェンをシス−1,4重合し,ついで1.2重
合する方法において。
(a)  1.3−ブタジェンと不活性有機溶媒と,前
記1、 3−ブタジェンと不活性有機溶媒との会計量1
を当り20ミリモル以下の割合の二硫化炭素とを混合し
(b)  得られた混合液中の水分の濃度を調節し。
(C)  ついで、シス−1.4重合触媒の一成分であ
る一般式 A4!RnX3−yl (たたし、Rは炭素数1〜6のアルキル基,)(5) 工二ル基またはシクロアルキル基であり,Xはハロゲン
原子であり,nは1.5〜2の数字である)で表わされ
るハロゲン含有の有機アルミニウム化合物とシス−1,
4重合触媒の曲の一成分であるコバルト化合物とを添加
し。
得られた溶液を攪拌混合してシス−1.4ポリブタジエ
ン全生成させ。
(d)  得られた重合反応混合液に,前記二硫化炭素
以外の1.2重合触媒の一成分である一般式(ただし、
Rは前記と同じである)で表わされる有機アルミニウム
化合物と,場合により1.2重合触媒の他の一成分であ
るコバルト化合物とr添加し。
得られた浴液を攪拌混合して沸#nーヘキサン不溶分5
〜30重量%と沸騰nーヘキサン可可溶分9御〜70 ジェンゴムを生成させ。
(θ)得られた重合反応混合物に重合停止剤′t−添加
して1.3−ブタジェンの重合を停止した後,固(6) 形分であるポリブタジェンゴムを分離取得し。
(f)  残部の未反応の1.3−ブタジェンと不活性
有機溶媒と二硫化炭素とを含有する混合物から。
蒸留によって、二硫化炭素と1,3−ブタジェンあるい
は不活性有機溶媒とを分離することなく。
1.3−ブタジェンと不活性有機溶媒と二硫化炭素とを
留分として取得し、これらを前記の(a)工程に循環さ
せる。
ことを特徴とする補強ポリブタジェンゴムの製造法に関
するものである。
この発明の方法によれは、シス−1,4重合時の重合系
に二硫化炭素を存在させるにも拘らず、シス−1,4重
合は悪影響を受けず、また重合反応終了後に二硫化炭素
を分離除去する必要がないため二硫化炭素の分離設備が
不要となり、二硫化炭素を再循環して使用することがで
き、さらに、l、2重合槽の人口においてすてに二硫化
炭素の濃度が均一になっているため1.2重合触媒によ
る1、3〜ブタジエンの重置反応が均一となり、1.2
重合槽内でのポリマーの付着量が減少し、連続運転時間
(7) を長くすることができる。
この発明の方法においては、’(a)工程に2いて。
■、3−ブタジェンと不活性有機溶媒と、前記1.3〜
ブタジエンと不活性有機溶媒との合剖量1を当り20ミ
リモル以下の割合、好ましくは0.01〜10ミリモル
の割合の二硫化炭素とを混合することが必要である。混
合する1、2重合触媒の一成分である二硫化炭素の量が
前記の量より多くても。
1.2重合触媒の重合活性は向上せずむしろ二硫化炭素
の未回収量が増大するので好ましくない。
前記の不活性有機溶媒としては、シス−1,4ポリブタ
ジエンを溶解しつる有機溶媒であれば特に制限はないが
、ベンゼン、トルエン、キシレンナどの芳香族炭化水素
、n−へブタン、n−ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、
シクロヘキサレ、シクロペンタンなどの脂環族炭化水素
、およびそれら(Dハロ)7ン化物1例えば塩化メチレ
ン、クロルベンゼンなどが挙(4られる。
不活性有機溶媒と1,3=ブタジエンとの割合は。
不活性有機溶媒と1.3−ブタジェンとの合計量に(8
) 対する1、3−ブタジェンの割合が3〜40重Ji%で
あることが好ましい。
この発明の方法においては、 (b)工程において。
前述のようにして得られた混合液中の水分の濃度を調節
する。この発明の方法において、混合液中に既に所定量
の水が存在する場合には次の(0)工程に移ることがで
きる。水分は、混合液Jt中に0゜5〜5ミリモルの濃
度で含有されることが好ましい。水分の(濃度を調節す
る方法としては、それ自体公知の方法が採用できる。
この発明の方法においては、1,3−ブタジェンと不活
性有機溶媒と二硫化炭素との混合液中の水分の濃度を調
節した後、好ましくは混合液を10℃以下に冷却した後
、(C)工程において、前記の一般式AεRnX3−H
で表わされるハロゲン含有の有機アルミニウム化合物お
よびコバルト化合物を添加し、得られた溶液を攪拌混合
し1.3−ブタジェンを重合してシス−1,4ポリブタ
ジエンを生成させる。この発明の方法においては1重合
系にハロゲン含有の有機アルミニウム化合物およびコバ
ルト(9) 化合物を添加する前に、前述のようにして、あらかじめ
水分の@kVを調節しておき、所定量の水分と二硫化炭
素とを均一に混合しておくこと示必要であり、これによ
って前述の二硫化炭素の副反応を抑制することができ、
1.3−ブタジェンのシス−1,4重合時〔(C)工程
〕に重合系に二硫化炭素が存在するにも拘らず、高収率
でシス−1,4ポリブタジエンを得ることができるので
ある。
シス−1,4重合触媒のアルミニウム成分である前記の
一般式AeRoX3−n で表わさ7)1.るハロゲン
含有の有機アルミニウム化合物としては、ジエチルアル
ミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムモノブ
ロマイド、ジイソブチルアルミニウムモノクロライド、
エチルアルミニウムセスキクロライドなどを挙げること
ができる。
シス−1,4重合触媒の池の一成分であるコバルト化合
物は、使用する不活性有機溶媒にol溶なものであれば
どのようなものでもよい。例えば、このようなコバルト
化合物としては、コバル) (II)アセチルアセトナ
ート、コバルト([)アセチルアセト(10) ナートなどのコバルトのβ−ジケトン錯体、コバルトア
セト酢酸エチルエステル錯体のようなコバルトのβ−ケ
ト酸エステル錯体、コバルトオタトエート、コバルトナ
フテネ−)、  コバルトベンゾエートなどの炭素数6
以上の有機カルボン酸のコバルト塩、塩化コバルトピリ
ジン錯体、塩化コバルトエチルアルコール錯体ナトのハ
ロゲン化コバルト錯体などを挙げることができる。
この発明の方法において、シス−1,4重合触媒の使用
量は、l、3−ブタジェン1モルに対シて。
ハロゲン含有の有機アルミニウム化合物が0.1ミリモ
ル以上、 ’%に0.5〜50ミリモル、コバルト化合
物が0.001ミIJモル以上、特に0.005ミリモ
ル以上であることが好ましい。また、コバルト化合物に
対するハロゲン含有の有機アルミニウム化合物のモル比
(U/CO)は5以上、特に15以上であることが好ま
しい。
11・、) この発明の方法においてシス重合の重合温度は。
−20〜so’c、特に5〜50℃が好ましく9重合圧
力は常圧または加圧のいずれでもよく1重合時間(シス
重合槽内での平均滞留時間)は触媒濃度。
モノマー濃度9重合温度などによって異なるが通常10
分〜10時間の範囲が好ましい。また、シス重合はシス
重合槽内にて溶液を攪拌混合して行なう。シス重合に用
いる重合槽としては、高粘度液攪拌装置付きの重合槽1
例えば1%公昭40−2645号公報に記載されている
装置を用いることができる。
前記のシス重合は、シス−1,4構造含有率90%以上
、特に95%以上で、トルエン30℃の固有粘度Lη〕
−ッが15〜8.特に1.5〜5でめるシス−1,4ポ
リブタジエンが生成するように行なうのが好ましい。〔
η〕:ソニを適当な値にするために、公知の分子量調節
剤9例えば、シクロオクタジエン、アレンなどの非共役
ジエン類、またはブテン−1のようなα−オレフィンを
使用することができる。また、シス重合時のゲルの生成
を抑制するために公知のゲル防止剤を使用することもで
きる。
この発明の方法においては、 (d)工程において。
シス重合工程で得られたシス−1,4ポリブタジエン、
シス−1,4重合触媒および二硫化炭素を含有する重合
反応混合液に、前記二硫化炭素以外の1゜2重合触媒の
一成分である一般弐AI R3で表わされる有機アルミ
ニウム化合物と、場合により1.2重合触媒の他の一成
分であるコバルト化合物とを添加し、得られた溶液を攪
拌混合して1.3−ブタジェンを重合し、沸騰n−ヘキ
サン不不溶分5〜3市 る。
1、2重合触媒のアルミニウム成分である前記の一般弐
AI R8で表わされる有機アルミニウム化合物として
は,トリエチルアルミニウム、トリメチルアルミニウム
、トリイソブチルアルミニウム。
トリフェニルアルミニウムなどを挙けることかでさる。
1、2重合触媒のコバルト成分としては,前記のシス−
1,4重合触媒の一成分であるコバルト化合物として挙
けられたものと同じものが挙げられる。
(13) 1、2重合触媒の使用量は.触媒も成分の種類および組
合せ,並びに重合条件によって相違するが。
1、3−ブタジェン1モル当り,コバルト化合物が0、
005ミリモル以上,特に0.01〜5ミリモル。
有機アルミニウム化合物が0.1ミlJモル以上5%に
0.5〜50ミリモル、二硫化炭素がo.ooiミリモ
ル以上,特に0.01−10ミリモルであることが好ま
しい。
この発明の方法において,シス重合触媒のコバルト化合
物と1.2重合触媒のコバルト化合物とが同一である場
合には,シス重合時に,l,2重合にも必要な量のコバ
ルト化合物を合わせて添加し。
1、2重合時には有機アルミニウム化合物音添加するだ
けにする条・沖を選ぶこともできる。また1  112
重合に用いる二硫化炭素の量が(a)工程で混合した二
誠化炭素の量だけでは不充分でりるときには。
(d)工程よりも前の工程において5例えば、(b)工
程の水分の濃度を調節するときに追加の二硫化炭素を加
えてもよい。
この発明の方法において,1,2重合の重合温度(14
) は、−20〜80C1特に5〜50℃が好ましく。
重合圧力は常圧または加圧のいずれでもよく9重合時間
は10分〜10時間の範囲が好ましい。また、l、2重
合は1.2重合槽にて、溶液を攪拌混合して行なう。1
,2重合に用いる重合槽としては。
1.2重合中に重合反応混合物がさらに高粘度となり、
ポリマーが重合槽内に付着しやすいので5%公昭4C1
−2645号公報に記載されているような掻取り部材を
備えた重合槽を用いることが好ましい。
■、2重合の猷1重合系における1、3−ブタジェンの
濃度は3〜35重量係であることが好ましい。
この発明の方法においては、 (、)工程において。
前記の(、i)■程:1,2重合工程で得られたポリブ
タジェンゴム、未反応の1,3−ブタジェン、二jif
HB炭素、コバルト化合物、有機アルミニウム化合物お
よび不活性有機溶媒を含有する重合反応混合物□ を、好−ましくけ重合停止槽に供給し、この重合反応混
合物に9重合停止剤ヲ添加して重合を停止した後、固形
分であるポリブタジェンゴムを分離取得する。
前記の重合停止剤としては、前述の一般弐AQRnx3
−o  で表わされるハロゲン含有の有機アルミニウム
化合物および一般弐Ae R,で表わされる有機アルミ
ニウム化合物と反応する化合物であればよく1例えば、
メタノール、エタノールナトのアルコール、水、塩酸、
硫酸などの無機酸、酢酸。
安息香酸などの有機酸、モノエタノールアミンやアンモ
ニア、あるいは塩化水素ガスなどが挙げられる。これら
は、単味で重合反応混合物に添加してもよく、水、アル
コールに混合して流加してもよい。
1、3−ブタジェンの重合を停止した後9重合反応混合
物にメタノールなどの沈殿剤を加えるか。
あるいはフラッジ−(水蒸気を吹きこむかあるいは吹き
こまずしてM媒r蒸発除去了る)し固形分である重合坏
を析出させ1分離乾燥してポリブタジェンゴムを得るこ
とができる。このポリフタジエンゴムには、■、3−ブ
タジェンの重合を停止した後の重6−反比、混合物のる
いはポリフタジエンゴムのスラリーなどに老化防止剤を
添加する方法などによって、老化防止剤を配合すること
が好ましい。
この発明の方法によって得られるポリブタジェンゴムは
、沸騰n−ヘキサン不溶分か5〜30重量慢であり、沸
騰n−ヘキサン可溶分が95〜70重量係であり、沸騰
n−ヘキサン不溶分の融点が180〜215℃である。
この発明の方法においては、(f)工程において。
重合反応混合物から固形分であるポリブタジェンゴム全
分離俄得した残部の、未反応の1.3−ブタジェンと不
活性有機溶媒と二硫化炭素とt含有する混合物(通常回
収溶剤といわれる)から、蒸留によって、二硫化炭素と
1,3−ブタジェンあるいは不活性有機溶媒とを分離す
ることなく:、1.3−ブタジェンと不活性有機溶媒と
二硫化炭素とを留分として取得し、これらを前記の(a
)工程に循環させる。
前記の蒸留の際に、使用した不活性有機溶媒が二硫化炭
素よりも、非常に高い沸点を有している(17) 場合には1例えば、2つの蒸留塔を用いて、第1の蒸留
塔によって大部分の二硫化炭素を含有する1、3−ブタ
ジェンを留分として得、第2の蒸留塔によって場合によ
り少量の二硫化炭素金言有する不活性有機溶媒を留分と
して得る操作によって。
または1つの蒸留塔を用いて、1,3−ブタジェンと不
活性有機溶媒と二硫化炭素と全留分として得る操作によ
って、二硫化炭素と他の2成分9%に1.3−ブタジェ
ンとを分離することなく、二硫化炭素k 言*−rる1
、3−ブタジェンと不活性有機溶媒とを留分きして取得
し、これらを前6ピの(a)工程に循環させる。
あるいは、使用した不活性有機溶媒が二硫化炭素に近い
沸点をMしている場合(例えば、不活性有機溶媒として
塩化メチレンを用いた場合)には。
第1の蒸留塔によって場合により少量の二硫化炭素を含
有する1、3−ブタジェンを留分として得、第2の蒸留
塔によって大部分の二硫化炭素を含有する不活性有機溶
媒を留分として得る操作によって。
筐たけ、1つの蒸留塔によって、l、3〜プタジエ(1
8) ンと不活性有機溶媒と二硫化炭素と紫留分として得る操
作によって、二硫化炭素と他の2成分、特に不活性有機
溶媒とを分離することなく、二硫化炭素を含有する1、
3−ブタジェンと不活性有機溶媒とを留分として取得し
、これらを前記の(a)工程に循環させる。
上記のようにして回収された1、 3−ブタジェンと不
活性有機溶媒と二硫化炭素とは、補充の1.3−ブタジ
ェンと混合して使用される。
以下、この発明の方法を実施するさいに不活性有機溶媒
としてベンゼンのような1,3−ブタジェンよりも高い
沸点を有する溶媒を用いたー態様を示す第1図のフロー
シートを用いて、この発明をさらに説明する。ただし、
この発明は以下の記載に限定されるものではない。
第1図において、フレッシュ1,3−ブタジェンタンク
lから導管20により送入された1、3−ブタジェンと
、精製された回収溶剤タンク2から導管21により送入
された精製された回収溶剤(1゜3−ブタジェンと不活
性有機溶媒と二硫化炭素との混合液)とが混合機3にて
混合される。得られた混合液は導管22を経て混合機4
に導かれる。
混合液には、導管23から適当量の水が供給され。
導管24から場合により補充の二硫化炭素が供給される
(図面には示してないが、補充の二蝕化炭素は導管30
中に供給してもよい。)。混合機4において1.3−ブ
タジェンと不活性有機溶媒と二硫化炭素との混合液と水
と、場合により補充の二硫化炭素とは均一に混合された
後、導管25を経てシス−1,4重合槽5に導かれる。
捷だ、シスー]、4重合槽5には、導管26から、シク
ロオクタジエンのような分子量調節剤が、導管27から
T P Lのようなゲル防止剤が、導管28からハロゲ
ン含有の有機アルミニウム化合物が、導管29からコバ
ルト化合物がそれぞれ供給される。シス−1,4重合槽
5では、溶液を攪拌混合し1.3−ブタジェンを重合し
てシス−1,4ポリブタジエンを生成させる。
シス−1,4重合槽5で得られた重合反応混合液は、導
管30を経て1,2重合槽6に供給される。
また、前記の1,2重合槽6には、導管31からコバル
ト化合物が、導管32から一般式AεR3で表わされる
有機アルミニウム化合物がそれぞれ供給される。得られ
た溶液を攪拌混合して1.3−ブタジェンを重合し、沸
騰n−ヘキサン不不溶分5〜3束 る。1.2重合槽6中で1,3−ブタジェンを重合す・
るさいに、不活1生有機溶縄に不溶なポリマーが析出し
てき,かつ得られる重合反応混合物が高粘度となるため
,l,2重合槽としては掻取り部材を備えた攪拌機付き
の重合槽が好適に使用される。
1、2重合槽6で得られた重合反応混合物は,導管33
を経て重合停止槽40に供給され,ついで導管35を経
て補強ポリブタジェンゴム分離装置7に供給される。ま
た、前dピの重合反応混合物には5重合停止槽40にお
いて導管34から重合停止剤を供給して1. 3−ブタ
ジェンの重合を停止する。前記の補強ポリブタジェンゴ
ム分離装置7としては,それ@1体公知の装置1例えは
スチームス(21) トリッパ=とl″ii過器組合せた装置か使用される。
補強ポリブタジェンゴム分離装置7によって。
重合反応混合物から,固形分である補強ポリブタジェン
ゴム8と,未反応の1.3−ブタジェット不活性有機溶
媒と二硫化炭素とを官有する液体の混合物とが分離され
る。
補強ポリブタジェンゴム分離装置7によって固形分であ
る補強ポリブタジェンゴムを分離した残部の前記の液体
の混合物は,導管36τ経て蒸留装置9に供給される。
との蒸留装置9(1つの蒸留塔でもよく,2つの蒸留塔
でもよい)によって。
二硫化炭素と1.3−ブタジェンと不活性有機溶媒とが
留分として分離され,これらは導管37を経て,精製さ
れた回収溶剤タンク2に供給される。
また、蒸留装置9から高沸点物10が分離除去される。
この発明の方法によると,最終ゴム製品にしたときに優
れた物性を示す補強ポリブタジェンゴムを連続的に製、
乎することができる。
仄に実施例→示す。実施例の記載において,補(22) 強ポリフタジエンゴムの沸騰n−ヘキサン不溶分は、2
2の補強ポリブタジェンゴムに200m1のn−ヘキサ
ンに室温で溶解させた後、不溶分を4時間ツクスレー抽
出器によって抽出し、抽出残分全真室乾燥し、その重量
を精秤して求めたものである。また、沸騰n−ヘキサン
可溶分は、上記のようにして得られた。n−ヘキサン溶
解分およびツクスレー抽出器による抽出器からn−ヘキ
サンを蒸発除去した後、真空乾燥し、その重量を精秤し
て求めたものである。また、補強ポリブタジェンゴムの
n−ヘキサン可溶分およびシス−1,4重合後のポリブ
タジェンのシス−1,4構造含有率は赤外吸収スペクト
ル(irt)により測定し、n〜へキサン不溶分の1,
2−構造含有率は核磁気共鳴スペクトル(NMR)によ
り測定し、n−ヘキサン不溶分の一点は自記差動熱量計
(DSC)による吸熱曲線のピーク温度により決定した
また、補強ポリブタジェンゴムのn−ヘキサン可溶分お
よびシス−1,4重合後のポリブタジェンの極限粘度(
η〕については30℃、トルエン中でノ 測定した値であり、補強ポリブタジェンゴムのn−ヘキ
サン不溶分の還元粘度ηap/Cについては。
135゛C,テトラリン中で測定した値である。
また、溶液11」の二硫化炭素の含有量は1株式会社日
立製作所製の炎光光度検出器を持つガスクロマトグラフ
ィ〜を使用し、充填剤としてクロモソルダ102ケ用い
て測定し、算出した。
実施例 1.3−ブタジェン全23.’i’重量裂、二硫化炭素
を10 In9/lの濃度で含有するベンゼンの浴液が
ら脱水塔により水分を除き、得られた溶液に水分を38
m9(2,1ミリモル)71 の割合で添加後、攪拌翼
イ・1の混合槽で混合し溶解させた。この溶液を。
−3°Cに冷却後、内容積201のリボン型攪拌翼付の
ステンレス製オートクレーブで外筒に温度調部用のジャ
ケットを備え、−40℃のC4()12′7に溶液を該
ジャケットに循環させたシス−1,4重合槽に毎時50
7の割合で供給し、ジエチルアルミニウムモノクロライ
ドを毎時25.5r、1.5−シクロオクタジエンを毎
時6o、oy、TpL(ジラウリル−3,3′−チオジ
プロピオネート)を毎時7.0p。
コバルトオクトエートを毎時253 tny供給し1重
合温度40℃、平均滞留時間24分間にて攪拌混合下に
1.3−ブタジェンをシス−114重合した。
このシス−1,4重合による1時間当りのポリブタジェ
ン生成量は3.20Kgであり、このポリブタジェンは
、シス−1,4構造含有率が98%以上であり、〔η〕
が1.7であり、200メツシユの金網を用いて測定し
たゲル分がo、o2%であった。
シス−1,4重合槽で得られた重合反応混合液を。
シス−1,4重合槽と同じ型の重合槽である1、2重合
槽に毎時50tの割合で連続的に供給し、トリエチルア
ルミニウムを毎時27.01?、  コバルトオクトエ
ートを毎時840m9供給し1重合温度40℃、平均滞
留時間24分間にて攪拌混合下に1.3−ブタジエンヲ
1.2重合した。得られた重合反応混合物を攪拌翼付混
合槽に連続的に供給し、これに2,6−ジ第3ブチル−
4−メチルフェノール?ゴムに対して1PHR加え、さ
らに少量のメタノールを混入して重合を停止した。この
混合物を。
(25) 攪拌翼付の溶剤蒸発槽(スチームストリッパー)に毎時
120tで供給し、熱水および4 Kg/c4 Gの飽
和水蒸気を供給し、混合物を熱水中に分散さゼ。
溶剤を蒸発させた。
蒸発槽からスラリーを抜き出し、水と分散ポリブタジェ
ンの屑(クラム)とを分離した後、クラムを常温で真空
乾燥して補強ポリブタジェンゴムを得た。
14時間連続的に重合して9重合時間1時間当り平均3
.’60に9の補強ポリブタジェンゴムが得ら、れた。
この補強ポリブタジェンゴムは+%ln−ヘキサン不溶
分か11.3重量係であり、沸騰n−ヘキサン不溶分は
融点が206℃であり、η5p10が2.0 (cu/
y )であり、1,2−構造含有率が93.0%であり
、沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造言有率が
97.1%であり、〔η〕が1.7であった。
重合反応終了後、1.3〜ブタジエンのベンゼン浴液を
毎時50tの割合で30分間流した後1重合槽内の攪拌
翼および内壁に付着しているポリマ(2b) −をかきおとし、真空乾燥して付着ポリマーを得た。付
着ポリマー電は、シス重合槽では18v(うちゲル分が
8r)、1.2重合槽では952であった。
一方、蒸発槽から蒸発した溶媒は冷却凝縮して水相と溶
剤層とに分離後、得られた溶剤(回収溶剤という)から
、以下のようにして1.3−ブタジェンとベンゼンと二
硫化炭素とを回収した。
]、]3−ブタジェを16.1重量饅、二硫化炭素2.
12 my/ tの割合で含有する前記の回収溶剤5O
atから、蒸留によって高沸点物を除き9重合溶剤とし
9重合溶剤を再使用した。前記蒸留により9回収溶剤中
の二硫化炭素と1.3−ブタジェンとベンゼンとが回収
された。
【図面の簡単な説明】
l:フレノシュ1.3−ブタジェンタンク、2:精製さ
れた回収溶剤タンク、3,4:混合機、5:シスー1.
4重合槽、6:1,2重合槽、7:補強ポリブタジェン
ゴム分離装置、8:補強ポリブタジェンゴム、9:蒸留
装置、10:高沸点物、20〜37:導管、40:重合
停止槽 第1図は、この発明の方法を実施するさいに不活性有機
溶媒としてベンゼンのような1,3−ブタジェンの沸点
よりも高い沸点を有する不活性有機溶媒を用いたー態様
を示すフローンートの概略図である。 特許出願人 宇部興産株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 不活性有機溶媒中で1.3−ブタジェンをシス−1,4
    重合し、ついで1.2重合する方法において。 (a)  1.3−ブタジェンと不活性有機溶媒と、前
    記1、3−ブタジェンと不活性有機溶媒との合計蓋lt
    当り20ミリモル以下の割合の二硫化炭素とを混合し。 (b)  得られた混合液中の水分の濃度を調節し。 (C)  ついで、シス−1,4重合触媒の一成分であ
    る一般式 AERnX3−n (ただし、Rは炭素数1〜6のアルキル基、)工二ル基
    またはシクロアルキル基であり、Xはハロゲン原子であ
    り、nは1.5〜2の数字である)で表わされる・・ロ
    ゲン含有の有機アルミニウム化合物とシス−1,4車合
    触媒の池の一成分であるコバルト化合物とを疵加し。 ′ζ− ′得られた溶液〒攪拌混合してシス−1,4ポリ/ (1) ブタジェンを生成させ。 (d)  得られた重合反応混合液に、前iビニ硫化要
    素以外の1,2重合触媒の一成分である一般式%式% (たたし、Rは前記と同じである)で表わされる有機ア
    ルミニウム化合物と、場合により1.2重合触媒の他の
    一成分であるコバルト化合物とを添加し。 得られた溶液を攪拌混合して沸騰n−ヘキサン不溶分5
    〜30重量%と沸騰n〜ヘキサン可溶分95〜70重を
    係とからなる最終ポリブタジェンゴムを生成させ。 (e)  得られた重合反応混合物に重合停止剤を添加
    して1.3−ブタジェンの重合を怜止した後、固形分で
    ある小リプタジエンゴムを分離取得し。 (f)  残部ノ未反応の1,3−ブタジェンと不活性
    有機溶媒と二硫化炭素とを含有する混合物から。 蒸留によって、二硫化炭素と1,3−ブタジェンのるい
    は不活性有機溶媒とを分離することなく。 l、8−ブタジェンと不活性有機溶媒と二硫化炭(2) 素とを留分として取得し、これらを前記の(a)工程に
    循環させる。 ことを特徴とする補強ポリブタジェンゴムの製造法0
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