JPS58107252A - ガス硬化鋳型の造型方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘結剤を含有した鋳物砂を用いて中子鋳型を造
型するのに好適なガス硬化鋳型の造型方法に関する。

従来、模型箱内への鋳物砂の充填はブローイング方式に
よって行われているが、模型箱がブローイング圧力によ
って開かれないようにするために、クランプ装置を必要
とし、又模型箱出体もブローイング圧力に耐え得るもの
でなければならないため、模型箱を木型で製作すること
に難点があった。

また、プラス圧の硬化ガスを模型箱内の鋳物砂中に通気
させるようにしていたため、模型箱の合せ面等からガス
漏れを起す心配があった。

本発明はこれらの問題点に鑑みて成されたものであって
、模型箱のクランプ装置を必要とせず、しかも木型の模
型箱でも充分使用でき、またガス漏れの心配のないガス
硬化鋳型の造型方法を提供することを目的とするもので
ある。

と右型（３）を型合せしてなる割り型模型箱で、この模
型箱（１）の型合せ面には、上部に砂供給口（４ａ）を
備えたキャビティ部（４）が形成されている。

左型（２）及び右型（３）の側部には、それぞれ中空室
（５）が形成しであるとともに、キャビティ部（４）の
表面には該中空室（５）に連通して通気孔（６）が多数
個穿設されている。

また、各中空室（５）の外壁面には、それぞれ吸気口（
７）が設けられ、各吸気口（７）には導管（８）主配管
（９）及び開閉弁（１０）を介して減圧装置（１１）が
連通接続されていて、減圧装置（１１）を作動し開閉弁
（１０）を開くと、キャビティ部（４）内は主配管（９
）、導管（８）、吸気口（７）、中空室（５）及び通気
孔（６）を介して負圧作用が及ぼさ口るようになってい
る。

（１２）は筒体（１２ａ　）と、この筒体（１２ａ）内
に放射状に配設された図示されないリムによって垂設支
持されたマンドレル（１２ｂ）と、から成る模型体で、
筒体（１２ａ）とマンドレル（１２ｂ）との間には、砂
吹込み口となる開口部が前記リムによって扇型状に区画
されて設けられている。

該模型体（１２）は前記砂吹込み口を砂供給口（４ａ）
に位置させるとともに、マンドレル（１２ｂ）をキャビ
ティ部（４）の略中央部に挿入して載置されていて、キ
ャビテイ面とマンドレル（１２ｂ）との間に形成された
空間部には、鋳物砂（１３）が充填されている。さらに
、模型体（１２）の上面には、下部開口部にスライドゲ
ート（１４）を備えたホッパ（１５）が内部に鋳物砂（
１３）を貯留して載置されている。

該スライドゲー）　（１４）の内部には、スライド板（
１４ｋ）が図示されない開閉シリンダの作動により、摺
動移動自在に設けられ、鋳物砂の供給を遮断できるよう
になっている。（１６）は第２図に示す如く中央部が凹
状になるようにキャビティ部（４）内に充填された鋳物
砂（１３）の上面に該鋳物砂（１３）を覆うようにして
置かれたカバ一部材で、該カバ一部材（１６）は中央部
にガス供給孔（１７）を備えていて、該ガス供給孔（１
７）には、導管（１８）及び開閉弁（１９）を介してガ
ス発生装置（２０）が連通接続されている。

このように構成されたものは、模型箱（１）の上面に、
模型体（１２）を、キャビティ部（４）内にマンドレル
（１２ｂ）を挿入しかつ前記砂吹込み口を砂供給口（４
ａ）に位置させて載置するとともに、さらに該模型体（
１２）の上面には、鋳物砂（１３）を貯留したホッパ（
１５）を載置した状態において、減圧装置’　（１１）
が作動し開閉弁（１０）を開（と、キ・ビナ４部（４）
内は、主配管（９）、導管（８）、中空室（５）及び通
気孔（６）を介して負圧作用が及ぼされる。

この状態において、図示されない開閉シリンダが作動し
てスライド板（１４ａ）を開くと、ホッパ（１５）内の
鋳物砂（１３）はスライドゲート（１４）及び模型体（
１２）の開口部を経てキャビティ部（４）表面とマンド
レル（１２ｂ）との間に形成された空間部に吸引充填さ
れる。

次いで、減圧装置（１１）の作動停止後、ホッパ（１５
）とともに模型体（１２）が取除かれると、キャビティ
部（４）内の鋳物砂（１３）は中央部が凹状に形成され
る。そして、該鋳物砂（１３）上面に、カバ一部材（１
６）を前記四部にガス供給孔（１７）を位置して載置す
るとともに、再び、減圧装置（１１）を作動して開閉弁
（１０）　、主配管（９）、導管（８）、吸気口（７）
、中空室（５）及び通気孔（６）を介してキャビティ部
（４）内に負圧作用を及ぼしながら、開閉弁（１９）を
開くと、ガス発生装置（２０）から硬化ガスが導管（１
８）及びガス供給孔（１７）を経て前記凹部内に流入さ
ｎ１該硬化ガスはキャビティ部（４）内の鋳物砂（１３
）中を通過して該鋳物砂（１３）を硬化する。

一方、鋳物砂（１３）中を通過した硬化ガスは通気孔（
６）、中空室（５）、吸気口（７）、導管（８）、主配
管（９）及び開閉弁（１０）を経て減圧装置（１１）に
付設された中和槽（図示せず）に導入され中和された後
、大気中に排気される。

その後、減圧装置（１１）の作動を停止するとともにカ
バ一部材（１６）を除去し模型箱（１）を型開きしてガ
ス硬化鋳型を取出す。以後前記操作を繰返す。

尚、前記実施例においては、ホッパ（１５）の下部開口
部をスライドゲート（１４）によって開閉するようにし
たが、スライドゲート（１４）の替りに開閉弁を使用す
るようにしてもよい。

以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、
キャビティ部内に充填された鋳物砂の中央部を凹状にし
たから、鋳物砂の消費量が少なくて済み、また硬化速度
が速くなって生産性が向上するとともに、中子鋳型の重
量が低減されてその後の処理が容易になり、さらに注湯
後の崩壊性が良いため、砂再生が容易になり、また吸引
をかけながら鋳物砂の充填及び硬化ガスのガツシングを
行うようにしたため、割り型模型箱のクランプ装置が不
要となるとともに、硬化ガスの洩れを防止することがで
き、さらには模型箱の材質は木型等の強度の弱いもので
良いなど、いろいろな効果を有し、この種の業界に寄与
する効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の実施例を示す工程説明図で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キャビティ部の表面に吸引装置に連通する通気孔を穿設
   されかつ上部に砂供給口を備えた模型箱の上面に、上・
   下に貫通する砂吹込み口を有し下面にマンドレルを垂設
   支持した模型体の該砂吹込み口を前記砂供給口に位置さ
   せるとともに、前記マンドレルをキャビティ部内に挿入
   するようにして載置する工程と、前記模型体の上面に、
   下端開口部に開閉装置を備えたホッパを前記砂吹込み口
   に連通可能に載置するとともに、前記吸引装置の作動に
   より、前記キャビティ部表面に穿設された通気孔を介し
   て該キャピテイ部内を負圧化し、該キャビテイ面とマン
   ドレルとにより画成された空間部に、前記開閉装置を開
   いてホッパ内に貯留されたガス硬化性の鋳物砂を前記空
   間部に吸引充填する工程と、前記吸引装置の作動を停止
   し前記模型箱上面から模型体及びホッパを除去したあと
   、ガス供給孔を備えたカバ一部材を、中央部が凹状にさ
   れた鋳物砂上面に該凹部に前記ガス供給孔を位置させて
   載置するとともに、該ガス供給孔にガス発生装置を連通
   接続し前記吸引装置を再び作動して前記ガス発生装置か
   ら硬化ガスを前記ガス供給孔を経て前記凹部内に吸入し
   キャビティ部内の鋳物砂中を通過させて該鋳物砂を硬化
   する工程と、からなるガス硬化鋳型の造型方法。